JPH0717370Y2 - 集塵機 - Google Patents
集塵機Info
- Publication number
- JPH0717370Y2 JPH0717370Y2 JP4605991U JP4605991U JPH0717370Y2 JP H0717370 Y2 JPH0717370 Y2 JP H0717370Y2 JP 4605991 U JP4605991 U JP 4605991U JP 4605991 U JP4605991 U JP 4605991U JP H0717370 Y2 JPH0717370 Y2 JP H0717370Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hopper
- processing chamber
- dust
- powder
- fine powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
- Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、集塵処理した粉体を粗
粉体と微粉体とに分離して回収することができる集塵機
に関するものである。
粉体と微粉体とに分離して回収することができる集塵機
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、工場等において発生した粉塵処
理をするためのバグフィルター式の集塵機において、集
塵機のハウジング内へ吸気されたガス流が直接フィルタ
ーに当たることなく方向を変化させ、フィルターへの粉
塵負荷を低減させる目的で吸気口の近辺にバッフルプレ
ートを設けることは公知であるが、従来の集塵機におい
てはハウジングの底部は１個のホッパーに形成されてい
るので、前記バッフルプレートで分離された粗粉体とフ
ィルターで分離された微粉体とが同一ホッパー内へ収納
され同時に排出されるものであった。この結果、排出さ
れた粉体を粗粉体と微粉体とに分離したうえで再利用す
る場合等には粗粉体と微粉体との分離に手数を要し、特
に、最近においては集塵処理した粉体を利用してダクト
管等の浄化用粒体を生産する技術等も提案されており、
集塵処理した粉体を粗粉体と微粉体とに自動的に分離し
て回収することができる集塵機の開発が強く望まれてい
た。
理をするためのバグフィルター式の集塵機において、集
塵機のハウジング内へ吸気されたガス流が直接フィルタ
ーに当たることなく方向を変化させ、フィルターへの粉
塵負荷を低減させる目的で吸気口の近辺にバッフルプレ
ートを設けることは公知であるが、従来の集塵機におい
てはハウジングの底部は１個のホッパーに形成されてい
るので、前記バッフルプレートで分離された粗粉体とフ
ィルターで分離された微粉体とが同一ホッパー内へ収納
され同時に排出されるものであった。この結果、排出さ
れた粉体を粗粉体と微粉体とに分離したうえで再利用す
る場合等には粗粉体と微粉体との分離に手数を要し、特
に、最近においては集塵処理した粉体を利用してダクト
管等の浄化用粒体を生産する技術等も提案されており、
集塵処理した粉体を粗粉体と微粉体とに自動的に分離し
て回収することができる集塵機の開発が強く望まれてい
た。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記のような
要望に応えて、ハウジング内へ吸気されたガス流を有効
に分散させることによりフィルターへの粉塵負荷を低減
させることができるとともに、集塵処理した粉体を粗粉
体と微粉体とに自動的に分離して回収することができる
集塵機を提供することを目的として完成されたものであ
る。
要望に応えて、ハウジング内へ吸気されたガス流を有効
に分散させることによりフィルターへの粉塵負荷を低減
させることができるとともに、集塵処理した粉体を粗粉
体と微粉体とに自動的に分離して回収することができる
集塵機を提供することを目的として完成されたものであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本考案の集塵機は、ハウジング内にバッフ
ルプレートにより区画される粗粉体集塵用の第１処理室
と、微粉体集塵用の第２処理室を形成するとともに、ハ
ウジングの底部を前記第１処理室の下方に位置する粗粉
体排出用の第１ホッパーと、第２処理室の下方に位置す
る微粉体排出用の第２ホッパーとに形成したことを特徴
とするものである。
めになされた本考案の集塵機は、ハウジング内にバッフ
ルプレートにより区画される粗粉体集塵用の第１処理室
と、微粉体集塵用の第２処理室を形成するとともに、ハ
ウジングの底部を前記第１処理室の下方に位置する粗粉
体排出用の第１ホッパーと、第２処理室の下方に位置す
る微粉体排出用の第２ホッパーとに形成したことを特徴
とするものである。
【０００５】
【作用】このような集塵機においては、ハウジング内へ
吸気されたガス流がバッフルプレートにより分散されて
フィルターへの粉塵負荷が有効に低減され、また、バッ
フルプレートに当たるガス流中の粉塵のうち粒径の大き
な粗粉体は該バッフルプレートにより分離されて粗粉体
集塵用の第１処理室の直下に落下し第１処理室の下方に
位置する第１ホッパーに収納されるとともに、ガス流と
ともに第２処理室に送られた粒径の小さな微粉体は微粉
体集塵用の第２処理室においてフィルターにより集塵処
理されたうえ第２処理室の下方に位置する第２ホッパー
に収納され、従って、粗粉体と微粉体とは自動的に分離
され別々に回収されることとなる。
吸気されたガス流がバッフルプレートにより分散されて
フィルターへの粉塵負荷が有効に低減され、また、バッ
フルプレートに当たるガス流中の粉塵のうち粒径の大き
な粗粉体は該バッフルプレートにより分離されて粗粉体
集塵用の第１処理室の直下に落下し第１処理室の下方に
位置する第１ホッパーに収納されるとともに、ガス流と
ともに第２処理室に送られた粒径の小さな微粉体は微粉
体集塵用の第２処理室においてフィルターにより集塵処
理されたうえ第２処理室の下方に位置する第２ホッパー
に収納され、従って、粗粉体と微粉体とは自動的に分離
され別々に回収されることとなる。
【０００６】
【実施例】次に、本考案を図示の実施例について詳細に
説明する。図面は鋳物工場で使用されるバグフィルター
式の集塵機を示すもので、ハウジング１の側面には集塵
用フード（図示せず）に連通する含塵ガスの吸気口２が
設けられており、また上方部のクリーンサイドの一端に
は排気口３が設けられている。
説明する。図面は鋳物工場で使用されるバグフィルター
式の集塵機を示すもので、ハウジング１の側面には集塵
用フード（図示せず）に連通する含塵ガスの吸気口２が
設けられており、また上方部のクリーンサイドの一端に
は排気口３が設けられている。
【０００７】前記ハウジング１の吸気口２の近辺には導
入されるガス流を均一に分散するための多孔板等よりな
るバッフルプレート４が取付けられており、該バッフル
プレート４により吸気口２を含む側の粗粉体集塵用の第
１処理室５と、多数のフィルター６を有する微粉体集塵
用の第２処理室７とが下方部において連通された状態に
区画形成されている。また、前記ハウジング１の底部は
第１処理室５の下方に位置してバッフルプレート４によ
り分離落下した粗粉体を収納する第１ホッパー８と、第
２処理室７の下方に位置して第２処理室７で集塵した微
粉体を収納する第２ホッパー９とが形成されており、第
１ホッパー８には粗粉体を排出するための排出装置8a
が、また、第２ホッパー９には微粉体を排出するための
排出装置9aが設けられている。
入されるガス流を均一に分散するための多孔板等よりな
るバッフルプレート４が取付けられており、該バッフル
プレート４により吸気口２を含む側の粗粉体集塵用の第
１処理室５と、多数のフィルター６を有する微粉体集塵
用の第２処理室７とが下方部において連通された状態に
区画形成されている。また、前記ハウジング１の底部は
第１処理室５の下方に位置してバッフルプレート４によ
り分離落下した粗粉体を収納する第１ホッパー８と、第
２処理室７の下方に位置して第２処理室７で集塵した微
粉体を収納する第２ホッパー９とが形成されており、第
１ホッパー８には粗粉体を排出するための排出装置8a
が、また、第２ホッパー９には微粉体を排出するための
排出装置9aが設けられている。
【０００８】なお、前記の第１処理室５と第２処理室７
とは図１に示されるように各々１個ずつ設けられるもの
の他、図２に示されるように中央部に第１処理室５を形
成してその両側に２つの第２処理室７、７を形成し、第
１処理室５の下方に位置して粗粉体排出用の第１ホッパ
ー８を設けるとともに、両第２処理室７、７の下方に位
置してそれぞれ微粉体排出用の第２ホッパー９を設ける
こともできる。
とは図１に示されるように各々１個ずつ設けられるもの
の他、図２に示されるように中央部に第１処理室５を形
成してその両側に２つの第２処理室７、７を形成し、第
１処理室５の下方に位置して粗粉体排出用の第１ホッパ
ー８を設けるとともに、両第２処理室７、７の下方に位
置してそれぞれ微粉体排出用の第２ホッパー９を設ける
こともできる。
【０００９】このように構成されたものにおいては、含
塵ガス流が吸気口２よりハウジング１の第１処理室５内
に導入されるとガス流は多孔性のバッフルプレート４に
衝突して流れ方向が均一に分散されるとともに、ガス流
中の粒径の大きな粗粉体がバッフルプレート４において
分離されて第１処理室５の直下にある第１ホッパー８内
に収納されることとなる。一方、前記バッフルプレート
４を通過して第２処理室７へ導入されたガス流は多数の
フィルター６により濾過処理された後、清浄ガスとして
排出口３より排気されることとなるが、この場合にはガ
ス流中の粗粉体が既に除去処理されているうえに流れ方
向も均一に分散されているので、フィルター６にかかる
負荷が極力小さくなっており効率的な濾過処理が行える
こととなるとともに、フィルター６によって集塵された
粒径の小さな微粉体のみは第２処理室７の直下にある第
２ホッパー９内に収納されることとなる。
塵ガス流が吸気口２よりハウジング１の第１処理室５内
に導入されるとガス流は多孔性のバッフルプレート４に
衝突して流れ方向が均一に分散されるとともに、ガス流
中の粒径の大きな粗粉体がバッフルプレート４において
分離されて第１処理室５の直下にある第１ホッパー８内
に収納されることとなる。一方、前記バッフルプレート
４を通過して第２処理室７へ導入されたガス流は多数の
フィルター６により濾過処理された後、清浄ガスとして
排出口３より排気されることとなるが、この場合にはガ
ス流中の粗粉体が既に除去処理されているうえに流れ方
向も均一に分散されているので、フィルター６にかかる
負荷が極力小さくなっており効率的な濾過処理が行える
こととなるとともに、フィルター６によって集塵された
粒径の小さな微粉体のみは第２処理室７の直下にある第
２ホッパー９内に収納されることとなる。
【００１０】このように本考案においては、集塵機のハ
ウジング内へ吸気されたガス流中の粉塵のうち粒径の大
きな粗粉体は第１処理室５において分離されて第１処理
室５の直下にある第１ホッパー８内に収納されるととも
に、粒径の小さな微粉体は第２処理室７において濾過処
理されて第２処理室７の直下にある第２ホッパー９内に
収納され、粗粉体と微粉体とがケーシング１内で別々の
ホッパーに分離回収されることとなり、各ホッパーから
は粒径の揃った粉体として必要に応じて適宜排出される
こととなる。
ウジング内へ吸気されたガス流中の粉塵のうち粒径の大
きな粗粉体は第１処理室５において分離されて第１処理
室５の直下にある第１ホッパー８内に収納されるととも
に、粒径の小さな微粉体は第２処理室７において濾過処
理されて第２処理室７の直下にある第２ホッパー９内に
収納され、粗粉体と微粉体とがケーシング１内で別々の
ホッパーに分離回収されることとなり、各ホッパーから
は粒径の揃った粉体として必要に応じて適宜排出される
こととなる。
【００１１】
【考案の効果】以上の説明からも明らかなように本考案
は、ハウジング内へ吸気されたガス流を有効に分散させ
てフィルターへの粉塵負荷を低減させることができると
ともに、集塵処理した粉体を粗粉体と微粉体とに自動的
に分離して回収することができるものであり、更には、
各ホッパーの排出装置が同一粒径の粉体のみを排出する
ので排出効率を高めることができるという利点もある。
よって、本考案は従来の問題点を一掃した集塵機として
その実用的価値は極めて大きいものである。
は、ハウジング内へ吸気されたガス流を有効に分散させ
てフィルターへの粉塵負荷を低減させることができると
ともに、集塵処理した粉体を粗粉体と微粉体とに自動的
に分離して回収することができるものであり、更には、
各ホッパーの排出装置が同一粒径の粉体のみを排出する
ので排出効率を高めることができるという利点もある。
よって、本考案は従来の問題点を一掃した集塵機として
その実用的価値は極めて大きいものである。
【図１】本考案の実施例を示す一部切欠正面図である。
【図２】その他の実施例を示す一部切欠正面図である。
【符号の説明】 １ ハウジング ４ バッフルプレート ５ 第１処理室 ７ 第２処理室 ８ 第１ホッパー ９ 第２ホッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０７Ｂ 7/04
Claims (1)
- 【請求項１】 ハウジング(1) 内にバッフルプレート
(4) により区画される粗粉体集塵用の第１処理室(5)
と、微粉体集塵用の第２処理室(7) を形成するととも
に、ハウジング(1) の底部を前記第１処理室(5) の下方
に位置する粗粉体排出用の第１ホッパー(8) と、第２処
理室(7) の下方に位置する微粉体排出用の第２ホッパー
(9) とに形成したことを特徴とする集塵機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4605991U JPH0717370Y2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 集塵機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4605991U JPH0717370Y2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 集塵機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0588759U JPH0588759U (ja) | 1993-12-03 |
| JPH0717370Y2 true JPH0717370Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=12736445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4605991U Expired - Lifetime JPH0717370Y2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 集塵機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717370Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3267514B2 (ja) * | 1996-08-13 | 2002-03-18 | 株式会社栗本鐵工所 | バグフィルタ装置 |
| JP2010089027A (ja) * | 2008-10-09 | 2010-04-22 | Us Urasaki Kk | 集塵機 |
| JP2012115793A (ja) * | 2010-12-02 | 2012-06-21 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | 集塵装置 |
| JP6015191B2 (ja) * | 2012-07-24 | 2016-10-26 | 新東工業株式会社 | 吸引フード |
| CN105127099B (zh) * | 2015-09-30 | 2017-12-08 | 韶关市丰一工贸有限公司 | 一种无网式谷物风分离装置 |
| JP6324601B1 (ja) * | 2016-11-24 | 2018-05-16 | 日本碍子株式会社 | マニホールド |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP4605991U patent/JPH0717370Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0588759U (ja) | 1993-12-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19951006 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |