JPH07173437A - テープ剥離剤組成物 - Google Patents
テープ剥離剤組成物Info
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- JPH07173437A JPH07173437A JP31790293A JP31790293A JPH07173437A JP H07173437 A JPH07173437 A JP H07173437A JP 31790293 A JP31790293 A JP 31790293A JP 31790293 A JP31790293 A JP 31790293A JP H07173437 A JPH07173437 A JP H07173437A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 皮膚面に貼付使用する粘着テープもしくはシ
ートを剥離除去する際に、角質層の剥離損傷や脱脂白化
による適用皮膚面に対する皮膚刺激を生じないテープ剥
離剤組成物を提供する。 【構成】 脂肪酸由来のアルキル基もしくは脂肪族アル
コール由来のアルキル基の少なくとも一方の炭素数が1
1〜16の高級アルキル基であり、しかも両アルキル基
の合計炭素数が24以下の脂肪族エステルを含有する。
好ましくは低級アルコールのような低沸点有機溶剤で希
釈することが効果的である。
ートを剥離除去する際に、角質層の剥離損傷や脱脂白化
による適用皮膚面に対する皮膚刺激を生じないテープ剥
離剤組成物を提供する。 【構成】 脂肪酸由来のアルキル基もしくは脂肪族アル
コール由来のアルキル基の少なくとも一方の炭素数が1
1〜16の高級アルキル基であり、しかも両アルキル基
の合計炭素数が24以下の脂肪族エステルを含有する。
好ましくは低級アルコールのような低沸点有機溶剤で希
釈することが効果的である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープ剥離剤組成物に関
し、詳しくは皮膚面に貼付して使用する粘着テープやシ
ートを角質層に損傷を与えずに剥離、除去することがで
きるテープ剥離剤組成物に関するものである。
し、詳しくは皮膚面に貼付して使用する粘着テープやシ
ートを角質層に損傷を与えずに剥離、除去することがで
きるテープ剥離剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から皮膚表面に貼着使用する粘着テ
ープもしくはシート(以下、粘着テープ類という)とし
ては、救急絆創膏や巻絆、ドレッシング、貼付薬など種
々のものが市販されている。このような粘着テープ類は
確実に貼着するために適度の皮膚接着性を必要とする
が、皮膚接着性が強すぎたり、長時間にわたる貼着使用
においては粘着テープ類を剥離する際に皮膚表面の角質
層までも剥離してしまい、発赤や紅斑などの皮膚刺激を
伴うことがある。皮膚表面に存在する角質層は皮膚内の
保湿性を維持したり、外部からの細菌などの侵入を防ぐ
ためのバリア性を有するものであるが、このように損傷
すると本来有する機能を発揮しないようになる。
ープもしくはシート(以下、粘着テープ類という)とし
ては、救急絆創膏や巻絆、ドレッシング、貼付薬など種
々のものが市販されている。このような粘着テープ類は
確実に貼着するために適度の皮膚接着性を必要とする
が、皮膚接着性が強すぎたり、長時間にわたる貼着使用
においては粘着テープ類を剥離する際に皮膚表面の角質
層までも剥離してしまい、発赤や紅斑などの皮膚刺激を
伴うことがある。皮膚表面に存在する角質層は皮膚内の
保湿性を維持したり、外部からの細菌などの侵入を防ぐ
ためのバリア性を有するものであるが、このように損傷
すると本来有する機能を発揮しないようになる。
【0003】とくに肘や膝、踵等のテーピング固定する
ような粘着包帯やスポーツテープの場合には同一部位に
繰り返し貼付することが多く、上記皮膚刺激が発現しや
すい。従って、このようなおそれのある場合には貼付部
位に非粘着性のアンダーテープを予め巻き付けておき、
その上から粘着テープ類を巻回するという操作を行って
いるが、使用するにおいて極めて煩瑣である。
ような粘着包帯やスポーツテープの場合には同一部位に
繰り返し貼付することが多く、上記皮膚刺激が発現しや
すい。従って、このようなおそれのある場合には貼付部
位に非粘着性のアンダーテープを予め巻き付けておき、
その上から粘着テープ類を巻回するという操作を行って
いるが、使用するにおいて極めて煩瑣である。
【0004】一方、角質損傷を起こさずに粘着テープ類
を剥離する方法として、貼着した粘着テープ類の上から
液状の剥離剤を適用、浸透させ、粘着力を低下させる方
法が提案されている。例えば、特開昭56−38370
号公報には、非刺激性かつ非乾燥性の揮発性メチルシロ
キサンを適用する方法が開示されている。また、特開昭
60−124676号公報には、芳香族炭化水素類、ケ
トン類、ハロゲン化炭化水素類、エチレングリコールエ
ステル類またはジエチレングリコールエステル類、酢酸
エステル類、低級一価または二価アルコール類のうち、
1種以上を混合してなる剥離剤が開示されている。さら
に、特開昭61−271369号公報では、炭素数2〜
4の低級アルコールと、炭素数6〜10のパラフィン系
溶剤および/またはシクロヘキサンからなり、特定の溶
解パラメータを有する剥離剤が開示されている。
を剥離する方法として、貼着した粘着テープ類の上から
液状の剥離剤を適用、浸透させ、粘着力を低下させる方
法が提案されている。例えば、特開昭56−38370
号公報には、非刺激性かつ非乾燥性の揮発性メチルシロ
キサンを適用する方法が開示されている。また、特開昭
60−124676号公報には、芳香族炭化水素類、ケ
トン類、ハロゲン化炭化水素類、エチレングリコールエ
ステル類またはジエチレングリコールエステル類、酢酸
エステル類、低級一価または二価アルコール類のうち、
1種以上を混合してなる剥離剤が開示されている。さら
に、特開昭61−271369号公報では、炭素数2〜
4の低級アルコールと、炭素数6〜10のパラフィン系
溶剤および/またはシクロヘキサンからなり、特定の溶
解パラメータを有する剥離剤が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記剥
離剤を適用するタイプでは、皮膚に対して毒性を有しな
いだけでなく、少なくとも粘着テープ類に用いられてい
る粘着剤と親和性を有するか、または親和性がなくても
粘着テープ類と皮膚貼着面との接着界面に充分に浸透し
て皮膚接着性を低下させる必要がある。上記特開昭56
−38370号公報に記載の揮発性メチルシロキサンは
シリコーン系粘着剤には親和性を有するが、アクリル系
やゴム系の粘着剤とは親和性が低く剥離選択性を有する
と共に、揮発性であるので充分に浸透する前に揮散して
しまい、所望の効果を確実に発揮できないおそれがあ
る。
離剤を適用するタイプでは、皮膚に対して毒性を有しな
いだけでなく、少なくとも粘着テープ類に用いられてい
る粘着剤と親和性を有するか、または親和性がなくても
粘着テープ類と皮膚貼着面との接着界面に充分に浸透し
て皮膚接着性を低下させる必要がある。上記特開昭56
−38370号公報に記載の揮発性メチルシロキサンは
シリコーン系粘着剤には親和性を有するが、アクリル系
やゴム系の粘着剤とは親和性が低く剥離選択性を有する
と共に、揮発性であるので充分に浸透する前に揮散して
しまい、所望の効果を確実に発揮できないおそれがあ
る。
【0006】また、特開昭60−124676号公報や
特開昭61−271369号公報に記載の剥離剤は、各
種粘着剤との親和性は良好であるが、被着体が皮膚面で
はなく紙や布、プラスチックなどに対するものであるの
で、皮膚に対する毒性面での考慮に欠けている。特にこ
のような剥離剤を用いると皮膚表面の角質層を脱脂して
角質層を乾燥させるので、角質剥離が生じなくても皮膚
ダメージを与えてしまうものである。
特開昭61−271369号公報に記載の剥離剤は、各
種粘着剤との親和性は良好であるが、被着体が皮膚面で
はなく紙や布、プラスチックなどに対するものであるの
で、皮膚に対する毒性面での考慮に欠けている。特にこ
のような剥離剤を用いると皮膚表面の角質層を脱脂して
角質層を乾燥させるので、角質剥離が生じなくても皮膚
ダメージを与えてしまうものである。
【0007】従って、本発明は皮膚に対する毒性がほと
んどなく安全であり、しかも皮膚の角質層に乾燥や剥離
損傷などのダメージを与えることなく、簡単に貼着した
粘着テープ類を剥離することができるテープ剥離剤組成
物を提供することを目的とする。
んどなく安全であり、しかも皮膚の角質層に乾燥や剥離
損傷などのダメージを与えることなく、簡単に貼着した
粘着テープ類を剥離することができるテープ剥離剤組成
物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するために検討を重ねた結果、酢酸エチルや酢酸ブ
チルなどのアルキル基の炭素数の少ない低級脂肪酸の低
級アルコールエステルでは皮膚の角質層の乾燥を招く
が、脂溶性の高い特定の脂肪酸エステルを用いることに
よって、角質乾燥や損傷を生じずに粘着テープ類を剥離
することができることを見い出し、本発明を完成するに
至った。
達成するために検討を重ねた結果、酢酸エチルや酢酸ブ
チルなどのアルキル基の炭素数の少ない低級脂肪酸の低
級アルコールエステルでは皮膚の角質層の乾燥を招く
が、脂溶性の高い特定の脂肪酸エステルを用いることに
よって、角質乾燥や損傷を生じずに粘着テープ類を剥離
することができることを見い出し、本発明を完成するに
至った。
【0009】即ち、本発明は下記(化2)にて示される
脂肪酸エステルを含有するテープ剥離剤組成物を提供す
るものである。
脂肪酸エステルを含有するテープ剥離剤組成物を提供す
るものである。
【0010】
【化2】
【0011】(但し、RおよびR’はアルキル基であっ
て、少なくとも一方が炭素数11〜16であり、両アル
キル基の合計炭素数は24以下の整数を示す。) 本発明のテープ剥離剤組成物は、上記(化2)にて示さ
れる比較的脂溶性の高い脂肪酸エステルを含有すること
によって、皮膚面に貼付する粘着テープ類、所謂医療用
粘着テープ類における粘着剤と良好な相溶性を呈するよ
うになる。また、脂溶性を有するので皮膚に適用した場
合に適度な油性を付与することができ、皮膚角質層の過
度な乾燥を防止し、適度な湿潤状態を維持することがで
きる。
て、少なくとも一方が炭素数11〜16であり、両アル
キル基の合計炭素数は24以下の整数を示す。) 本発明のテープ剥離剤組成物は、上記(化2)にて示さ
れる比較的脂溶性の高い脂肪酸エステルを含有すること
によって、皮膚面に貼付する粘着テープ類、所謂医療用
粘着テープ類における粘着剤と良好な相溶性を呈するよ
うになる。また、脂溶性を有するので皮膚に適用した場
合に適度な油性を付与することができ、皮膚角質層の過
度な乾燥を防止し、適度な湿潤状態を維持することがで
きる。
【0012】このような脂肪酸エステルとしては、具体
的には脂肪酸由来のアルキル基もしくは脂肪族アルコー
ル由来のアルキル基の少なくとも一方の炭素数が11〜
16の高級アルキル基であり、両アルキル基の合計炭素
数が24以下であるという条件を満足するエステルであ
る。好適な脂肪酸エステルとしては、例えばミリスチン
酸エチル、ミリスチン酸イソプロピルなどのミリスチン
酸エステル、パルミチン酸イソプロピルなどのパルミチ
ン酸エステル、ラウリン酸ヘキシルなどのラウリン酸エ
ステルなどが挙げられ、これらのうち一種もしくは二種
以上を混合して用いることができる。
的には脂肪酸由来のアルキル基もしくは脂肪族アルコー
ル由来のアルキル基の少なくとも一方の炭素数が11〜
16の高級アルキル基であり、両アルキル基の合計炭素
数が24以下であるという条件を満足するエステルであ
る。好適な脂肪酸エステルとしては、例えばミリスチン
酸エチル、ミリスチン酸イソプロピルなどのミリスチン
酸エステル、パルミチン酸イソプロピルなどのパルミチ
ン酸エステル、ラウリン酸ヘキシルなどのラウリン酸エ
ステルなどが挙げられ、これらのうち一種もしくは二種
以上を混合して用いることができる。
【0013】また、本発明の組成物にはエタノールやイ
ソプロパノールなどの低級アルコール類、アセトンなど
の低沸点有機溶剤を任意の量で含有させることができ
る。これらのうち皮膚刺激性が少なく消毒液などにも用
いられている低級アルコール類を用いることが好まし
い。上記脂肪酸エステルは常温下では通常は液体である
ので、他の成分を配合せずにそのまま本発明の組成物と
して用いることができるが、粘着テープ類を剥離する際
に粘着剤を溶解、可塑化して凝集破壊するので、たとえ
粘着テープ類を剥離できても適用皮膚面に糊残り現象を
生じる場合がある。従って、実用上は希釈溶剤として低
沸点有機溶剤を用いることが好ましい。沸点が90℃以
下の有機溶剤を用いることによって、粘着テープ類に適
用した場合に有機溶剤が比較的速やかに揮散して粘着剤
中に脂肪酸エステルが浸透しやすくなるという効果を発
揮する。
ソプロパノールなどの低級アルコール類、アセトンなど
の低沸点有機溶剤を任意の量で含有させることができ
る。これらのうち皮膚刺激性が少なく消毒液などにも用
いられている低級アルコール類を用いることが好まし
い。上記脂肪酸エステルは常温下では通常は液体である
ので、他の成分を配合せずにそのまま本発明の組成物と
して用いることができるが、粘着テープ類を剥離する際
に粘着剤を溶解、可塑化して凝集破壊するので、たとえ
粘着テープ類を剥離できても適用皮膚面に糊残り現象を
生じる場合がある。従って、実用上は希釈溶剤として低
沸点有機溶剤を用いることが好ましい。沸点が90℃以
下の有機溶剤を用いることによって、粘着テープ類に適
用した場合に有機溶剤が比較的速やかに揮散して粘着剤
中に脂肪酸エステルが浸透しやすくなるという効果を発
揮する。
【0014】効果的な低沸点有機溶剤の配合量は、本発
明の組成物中の前記脂肪酸エステルの濃度が0.1〜5
0重量%、好ましくは10〜30重量%程度の範囲にな
るように調製する。0.1重量%に満たない場合は、充
分な角質剥離防止効果を得がたく、50重量%を超える
と角質剥離防止効果において増量効果が見られず不経済
的であると共に、前記したように粘着剤層を凝集破壊す
るおそれがある。
明の組成物中の前記脂肪酸エステルの濃度が0.1〜5
0重量%、好ましくは10〜30重量%程度の範囲にな
るように調製する。0.1重量%に満たない場合は、充
分な角質剥離防止効果を得がたく、50重量%を超える
と角質剥離防止効果において増量効果が見られず不経済
的であると共に、前記したように粘着剤層を凝集破壊す
るおそれがある。
【0015】さらに、本発明の剥離剤組成物には上記脂
肪酸エステルや低沸点有機溶剤以外に、保湿成分、香
料、酸化防止剤、麻酔剤、皮膚栄養剤、抗菌剤、鎮痛消
炎剤、消毒剤などを必要に応じて任意の量で配合するこ
とができる。
肪酸エステルや低沸点有機溶剤以外に、保湿成分、香
料、酸化防止剤、麻酔剤、皮膚栄養剤、抗菌剤、鎮痛消
炎剤、消毒剤などを必要に応じて任意の量で配合するこ
とができる。
【0016】本発明のテープ剥離剤組成物は外科用テー
プ、粘着包帯、自着性包帯、カバーシート、ドレッシン
グ、創傷被覆材、スポーツテープ(テーピングテープな
ど)、貼付薬(ハップ剤やプラスターなど)のような医
療用粘着テープもしくはシートに適用することができ
る。具体的には紙や布、プラスチックフィルムなどから
主としてなる各種支持体の表面に、アクリル系やゴム
系、ビニルエーテル系、セルロース系などの医療用とし
て公知の粘着剤を塗布形成してなる粘着テープ類が挙げ
られる。また、支持体の形状としては無孔シートだけで
なく、多孔シートや紙、織布、不織布、編布、伸縮布な
どを用いることができる。なお、剥離剤組成物を適用し
た場合、支持体背面からの含浸しやすさや、側面から貼
着界面への浸透のしやすさの点からは、後者の如き多孔
シートや布類を支持体として用いた粘着テープ類に適用
することが好ましい。
プ、粘着包帯、自着性包帯、カバーシート、ドレッシン
グ、創傷被覆材、スポーツテープ(テーピングテープな
ど)、貼付薬(ハップ剤やプラスターなど)のような医
療用粘着テープもしくはシートに適用することができ
る。具体的には紙や布、プラスチックフィルムなどから
主としてなる各種支持体の表面に、アクリル系やゴム
系、ビニルエーテル系、セルロース系などの医療用とし
て公知の粘着剤を塗布形成してなる粘着テープ類が挙げ
られる。また、支持体の形状としては無孔シートだけで
なく、多孔シートや紙、織布、不織布、編布、伸縮布な
どを用いることができる。なお、剥離剤組成物を適用し
た場合、支持体背面からの含浸しやすさや、側面から貼
着界面への浸透のしやすさの点からは、後者の如き多孔
シートや布類を支持体として用いた粘着テープ類に適用
することが好ましい。
【0017】本発明のテープ剥離剤組成物は以上のよう
な構成からなるものであり、その使用に際してはそのま
ま液状物をハケなどで塗布する方法、浸漬法や、エアゾ
ル法やエアレス法、霧吹きなどのような噴霧法によっ
て、所望の粘着テープ類の表面に適用することができ
る。
な構成からなるものであり、その使用に際してはそのま
ま液状物をハケなどで塗布する方法、浸漬法や、エアゾ
ル法やエアレス法、霧吹きなどのような噴霧法によっ
て、所望の粘着テープ類の表面に適用することができ
る。
【0018】
【実施例】以下に本発明のテープ剥離剤組成物の実施例
を示し、さらに具体的に説明する。なお、本発明の技術
的思想を逸脱しない範囲で種々応用できることは云うま
でもない。
を示し、さらに具体的に説明する。なお、本発明の技術
的思想を逸脱しない範囲で種々応用できることは云うま
でもない。
【0019】実施例1 粘着シートとして5cm×5cmの大きさの透明IVH
(intravenous hyperalimentation )プロテクター(日
東電工社製、商品名:パーミエイド、支持体:ポリウレ
タン、粘着剤:アクリル系)をヒト前腕部に10分間貼
付した。
(intravenous hyperalimentation )プロテクター(日
東電工社製、商品名:パーミエイド、支持体:ポリウレ
タン、粘着剤:アクリル系)をヒト前腕部に10分間貼
付した。
【0020】次いで、貼付した粘着シートの表面にパス
ツールピペットを用いてパルミチン酸イソプロピルを1
滴滴下(約0.02ml)し、1分後に粘着シートを皮
膚表面から剥離除去した。
ツールピペットを用いてパルミチン酸イソプロピルを1
滴滴下(約0.02ml)し、1分後に粘着シートを皮
膚表面から剥離除去した。
【0021】剥離除去した粘着シートは風乾したのち、
染色液(ゲンチアナバイオレット1.0重量%、ブリリ
アントグリーン0.5重量%混合水溶液)に10分間浸
漬して剥離した角質層を染色し、水洗、乾燥して粘着剤
の露出表面を観察した。
染色液(ゲンチアナバイオレット1.0重量%、ブリリ
アントグリーン0.5重量%混合水溶液)に10分間浸
漬して剥離した角質層を染色し、水洗、乾燥して粘着剤
の露出表面を観察した。
【0022】その結果、パルミチン酸イソプロピルを滴
下した部位の粘着剤面には角質がほとんど付着しておら
ず、滴下しなかった部位の粘着剤面には角質層が明らか
に付着していた。また、滴下部位の皮膚の乾燥現象も見
られなかった。
下した部位の粘着剤面には角質がほとんど付着しておら
ず、滴下しなかった部位の粘着剤面には角質層が明らか
に付着していた。また、滴下部位の皮膚の乾燥現象も見
られなかった。
【0023】比較例1 実施例1と同様にして粘着シートを貼付し、パルミチン
酸イソプロピルの代わりにヘキサメチルシロキサンを用
いて、実施例1と同様の操作を行った。
酸イソプロピルの代わりにヘキサメチルシロキサンを用
いて、実施例1と同様の操作を行った。
【0024】その結果、ヘキサメチルシロキサンの滴下
部位も非滴下部位にも角質層が付着しており、角質層の
損傷が見られた。また、ヘキサメチルシロキサンは滴下
1分後には揮発しており、剥離剤としての効果を全く発
揮しないものであった。
部位も非滴下部位にも角質層が付着しており、角質層の
損傷が見られた。また、ヘキサメチルシロキサンは滴下
1分後には揮発しており、剥離剤としての効果を全く発
揮しないものであった。
【0025】比較例2 実施例1と同様にして粘着シートを貼付し、パルミチン
酸イソプロピルの代わりに酢酸エチルを用いて、実施例
1と同様の操作を行った。
酸イソプロピルの代わりに酢酸エチルを用いて、実施例
1と同様の操作を行った。
【0026】その結果、実施例1と同様、酢酸エチルの
滴下部位には角質層が付着していなかったが、滴下部位
の皮膚が乾燥して白化していた。
滴下部位には角質層が付着していなかったが、滴下部位
の皮膚が乾燥して白化していた。
【0027】実施例2 ミリスチン酸イソプロピル15gとエタノール(沸点7
8.5℃)35gを混合してスプレー瓶(市販の噴霧
器)に入れ、本発明のテープ剥離剤組成物とした。
8.5℃)35gを混合してスプレー瓶(市販の噴霧
器)に入れ、本発明のテープ剥離剤組成物とした。
【0028】一方、粘着シートとして1.5cm×3.
7cmの大きさの綿布粘着包帯(日東電工社製、商品
名:サルバチオCBテープ、粘着剤:合成ゴム系)をヒ
ト前腕部に10分間貼付した。
7cmの大きさの綿布粘着包帯(日東電工社製、商品
名:サルバチオCBテープ、粘着剤:合成ゴム系)をヒ
ト前腕部に10分間貼付した。
【0029】上記にて得た剥離剤組成物を粘着包帯の上
から、支持体の綿布が均一に濡れるようにスプレーして
1分後に、粘着包帯をゆっくりと180度ピール剥離し
た。
から、支持体の綿布が均一に濡れるようにスプレーして
1分後に、粘着包帯をゆっくりと180度ピール剥離し
た。
【0030】剥離除去した粘着包帯は実施例1と同様の
操作によって粘着剤の露出表面を染色して観察したとこ
ろ、ほとんど角質層が剥離していないことが判明した
(図1参照。なお、図1においてスポット状の部分は粘
着剤の穿孔部分であり、剥離した角質層ではない。)。
操作によって粘着剤の露出表面を染色して観察したとこ
ろ、ほとんど角質層が剥離していないことが判明した
(図1参照。なお、図1においてスポット状の部分は粘
着剤の穿孔部分であり、剥離した角質層ではない。)。
【0031】比較例3 実施例2においてミリスチン酸イソプロピルを加えず、
エタノールのみをスプレーして、実施例1と同様の操作
を行った。その結果、角質層の剥離が顕著に観察され、
エタノールは剥離剤としての効果をほとんど発揮しない
ことが判明した(図2参照)。
エタノールのみをスプレーして、実施例1と同様の操作
を行った。その結果、角質層の剥離が顕著に観察され、
エタノールは剥離剤としての効果をほとんど発揮しない
ことが判明した(図2参照)。
【0032】実施例3 剥離剤組成物としてミリスチン酸イソプロピル15gと
イソプロピルアルコール(沸点82.5℃)35gとの
混合液からなる剥離剤組成物を用いた以外は、実施例2
と同様に10分間貼付、剥離操作を行い、皮膚面に人工
的にダメージを与えた。この操作を1回として10回繰
り返し、貼付前の皮膚表面と、10回繰り返し貼付、剥
離後の皮膚表面の経時的なダメージ度の変化を色彩色度
計CR−200(ミノルタ社製)を用いて、皮膚の赤み
の程度(a値)で測定した。その結果を図3に示す。
イソプロピルアルコール(沸点82.5℃)35gとの
混合液からなる剥離剤組成物を用いた以外は、実施例2
と同様に10分間貼付、剥離操作を行い、皮膚面に人工
的にダメージを与えた。この操作を1回として10回繰
り返し、貼付前の皮膚表面と、10回繰り返し貼付、剥
離後の皮膚表面の経時的なダメージ度の変化を色彩色度
計CR−200(ミノルタ社製)を用いて、皮膚の赤み
の程度(a値)で測定した。その結果を図3に示す。
【0033】比較例4 実施例3において剥離剤組成物を用いなかった以外は、
実施例3と同様にして皮膚のダメージ度を測定し、その
結果を図3に併記した。図3から明らかなように、本発
明の剥離剤組成物による効果は顕著である。
実施例3と同様にして皮膚のダメージ度を測定し、その
結果を図3に併記した。図3から明らかなように、本発
明の剥離剤組成物による効果は顕著である。
【0034】実施例4 剥離剤組成物として酢酸ドデシル5gとイソプロピルア
ルコール45gとの混合液をスプレー瓶(市販の噴霧
器)に入れ、本発明の剥離剤組成物とした。
ルコール45gとの混合液をスプレー瓶(市販の噴霧
器)に入れ、本発明の剥離剤組成物とした。
【0035】一方、粘着シートとして15cm×5cm
の大きさの伸縮布粘着包帯(日東電工社製、商品名:サ
ルバチオEB(H)テープ、粘着剤:合成ゴム系)を、
毛の多い脛部に3時間貼付した。
の大きさの伸縮布粘着包帯(日東電工社製、商品名:サ
ルバチオEB(H)テープ、粘着剤:合成ゴム系)を、
毛の多い脛部に3時間貼付した。
【0036】上記にて得た剥離剤組成物を粘着包帯の上
から、支持体の綿布が均一に濡れるようにスプレーして
30分後に、粘着包帯をゆっくりと180度ピール剥離
した。その結果、剥離時に毛を引張って痛みを感じるこ
とはなく、スムースに粘着包帯を剥離することができ、
ほとんど皮膚刺激を与えなかった。
から、支持体の綿布が均一に濡れるようにスプレーして
30分後に、粘着包帯をゆっくりと180度ピール剥離
した。その結果、剥離時に毛を引張って痛みを感じるこ
とはなく、スムースに粘着包帯を剥離することができ、
ほとんど皮膚刺激を与えなかった。
【0037】
【発明の効果】本発明のテープ剥離剤組成物は、以上の
ように脂溶性の高い特定の脂肪酸エステルを用いている
ので、皮膚表面に貼付した粘着テープやシートに対して
剥離除去前に適用すると、角質層を剥離損傷したり脱脂
乾燥させることなく、簡単に剥離除去することができる
ものである。特に、同一部位に対して繰り返し貼付、剥
離する場合には皮膚刺激性が発現しやすいので、皮膚刺
激低減の要望が強かったが、本発明の剥離剤組成物はこ
のような要望に対しても充分応えることができるもので
ある。
ように脂溶性の高い特定の脂肪酸エステルを用いている
ので、皮膚表面に貼付した粘着テープやシートに対して
剥離除去前に適用すると、角質層を剥離損傷したり脱脂
乾燥させることなく、簡単に剥離除去することができる
ものである。特に、同一部位に対して繰り返し貼付、剥
離する場合には皮膚刺激性が発現しやすいので、皮膚刺
激低減の要望が強かったが、本発明の剥離剤組成物はこ
のような要望に対しても充分応えることができるもので
ある。
【図1】 本発明の実施例2において剥離除去した粘着
包帯の粘着剤薄膜の露出表面の拡大写真である。
包帯の粘着剤薄膜の露出表面の拡大写真である。
【図2】 比較例3において剥離除去した粘着包帯の粘
着剤薄膜の露出表面の拡大写真である。
着剤薄膜の露出表面の拡大写真である。
【図3】 本発明の実施例3および比較例4における貼
付前の皮膚表面と、10回繰り返し貼付、剥離後の皮膚
表面の経時的なダメージ度の変化を、皮膚の赤みの程度
(a値)で測定した結果を示すグラフである。
付前の皮膚表面と、10回繰り返し貼付、剥離後の皮膚
表面の経時的なダメージ度の変化を、皮膚の赤みの程度
(a値)で測定した結果を示すグラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】実施例3 剥離剤組成物としてミリスチン酸イソプロピル15gと
イソプロピルアルコール(沸点82.5℃)35gとの
混合物からなる剥離剤組成物を用いた以外は、実施例2
と同様に5分間貼付、剥離操作を行い、皮膚面に人工的
にダメージを与えた。この操作を1回として10回繰り
返し、貼付前の皮膚表面と、10回繰り返し貼付、剥離
後の皮膚表面の経時的なダメージ度の変化を色彩色度計
CR−200(ミノルタ社製)を用いて、皮膚の赤みの
程度(a値)で測定した。その結果を図3に示す。
イソプロピルアルコール(沸点82.5℃)35gとの
混合物からなる剥離剤組成物を用いた以外は、実施例2
と同様に5分間貼付、剥離操作を行い、皮膚面に人工的
にダメージを与えた。この操作を1回として10回繰り
返し、貼付前の皮膚表面と、10回繰り返し貼付、剥離
後の皮膚表面の経時的なダメージ度の変化を色彩色度計
CR−200(ミノルタ社製)を用いて、皮膚の赤みの
程度(a値)で測定した。その結果を図3に示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】上記にて得た剥離剤組成物を粘着包帯の上
から、支持体の綿布が均一に濡れるようにスプレーして
30秒後に、粘着包帯をゆっくりと180度ピール剥離
した。その結果、剥離時に毛を引っ張って痛みを感じる
ことはなく、スムースに粘着包帯を剥離することがで
き、ほとんど皮膚刺激を与えなかった。
から、支持体の綿布が均一に濡れるようにスプレーして
30秒後に、粘着包帯をゆっくりと180度ピール剥離
した。その結果、剥離時に毛を引っ張って痛みを感じる
ことはなく、スムースに粘着包帯を剥離することがで
き、ほとんど皮膚刺激を与えなかった。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記(化1)にて示される脂肪酸エステ
ルを含有するテープ剥離剤組成物。 【化1】 (但し、RおよびR’はアルキル基であって、少なくと
も一方が炭素数11〜16であり、両アルキル基の合計
炭素数は24以下の整数を示す。) - 【請求項2】 さらに低沸点有機溶剤を含有する請求項
1記載のテープ剥離剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31790293A JP3510910B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | テープ剥離剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31790293A JP3510910B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | テープ剥離剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07173437A true JPH07173437A (ja) | 1995-07-11 |
JP3510910B2 JP3510910B2 (ja) | 2004-03-29 |
Family
ID=18093333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31790293A Expired - Fee Related JP3510910B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | テープ剥離剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3510910B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0864331A3 (de) * | 1997-03-14 | 2000-09-20 | Beiersdorf Aktiengesellschaft | Darreichung zur Reduzierung der Klebkraft von Klebebändern |
JP2002167568A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Nippon Fuirin Kk | 水性粘着剤リムーバー |
KR100517431B1 (ko) * | 2002-11-27 | 2005-09-29 | 한국타이어 주식회사 | 이형제 조성물 |
JP2009506190A (ja) * | 2005-08-31 | 2009-02-12 | キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド | 医療用接着剤を除去するための方法 |
JP2011190420A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-09-29 | Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd | ウレタン粘着剤 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6145627B2 (ja) * | 2013-05-01 | 2017-06-14 | アルケア株式会社 | 皮膚粘着剤用剥離組成物 |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP31790293A patent/JP3510910B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
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EP0864331A3 (de) * | 1997-03-14 | 2000-09-20 | Beiersdorf Aktiengesellschaft | Darreichung zur Reduzierung der Klebkraft von Klebebändern |
JP2002167568A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Nippon Fuirin Kk | 水性粘着剤リムーバー |
JP4699599B2 (ja) * | 2000-11-30 | 2011-06-15 | 日本フイリン株式会社 | 水性粘着剤リムーバー |
KR100517431B1 (ko) * | 2002-11-27 | 2005-09-29 | 한국타이어 주식회사 | 이형제 조성물 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3510910B2 (ja) | 2004-03-29 |
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