JPH07173319A - イソシアネートをベースとする重合体フオームに適した、環状脂肪族炭化水素を含む非ハロゲン発泡剤 - Google Patents

イソシアネートをベースとする重合体フオームに適した、環状脂肪族炭化水素を含む非ハロゲン発泡剤

Info

Publication number
JPH07173319A
JPH07173319A JP6330958A JP33095894A JPH07173319A JP H07173319 A JPH07173319 A JP H07173319A JP 6330958 A JP6330958 A JP 6330958A JP 33095894 A JP33095894 A JP 33095894A JP H07173319 A JPH07173319 A JP H07173319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foam
azeotrope
cyclopentane
foams
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6330958A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2531937B2 (ja
Inventor
Kaneyoshi Ashida
包義 芦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshinbo Industries Inc, Nisshin Spinning Co Ltd filed Critical Nisshinbo Industries Inc
Publication of JPH07173319A publication Critical patent/JPH07173319A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2531937B2 publication Critical patent/JP2531937B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/04Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent
    • C08J9/12Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent by a physical blowing agent
    • C08J9/14Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent by a physical blowing agent organic
    • C08J9/149Mixtures of blowing agents covered by more than one of the groups C08J9/141 - C08J9/143
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2203/00Foams characterized by the expanding agent
    • C08J2203/12Organic compounds only containing carbon, hydrogen and oxygen atoms, e.g. ketone or alcohol
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2203/00Foams characterized by the expanding agent
    • C08J2203/14Saturated hydrocarbons, e.g. butane; Unspecified hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2375/00Characterised by the use of polyureas or polyurethanes; Derivatives of such polymers
    • C08J2375/04Polyurethanes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オゾン破壊係数がゼロであり、地球温暖化係
数がゼロであり、発泡効率が良く、そのため相対的に低
密度のフォームを得ることができ、又発泡成分との相容
性に優れており、得られるフォームの熱伝導率が低く、
比較的コストが低い発泡剤を用いてイソシアネートをベ
ースとする重合体フォームを製造する。 【構成】 イソシアネートをベースとする重合体フォー
ムを製造する方法であって、該フォームの物理的発泡剤
としてハロゲンを含まない有機液体を使用し、該有機液
体は、標準大気圧で約15℃乃至約80℃の範囲内の極
小沸点を有する正の共沸混合物を含有し、そして5〜7
個の炭素原子を含有する環状脂肪族炭化水素と、4個の
炭素原子を含有する脂肪族エーテル、2〜5個の炭素原
子を含有する脂肪族カルボン酸、4個の炭素原子を含有
する脂肪族ケトン及びそれらの混合物から成る群より選
ばれる化合物とから構成されていることを特徴とする方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡剤として、特定の
タイプの、ハロゲンを含まない共沸混合物を使用するイ
ソシアネートをベースとする重合体フォーム(poly
mericfoams)の製造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】重合体
フォームは、反応体の重合が起こるにつれてセル構造を
発生する発泡剤を使用して製造される。ポリウレタンフ
ォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、ポリウレアフ
ォーム及びポリアミドフォーム、混成フォームのような
種々のイソシアネートをベースとするフォーム並びに熱
可塑性フォーム、例えば、ポリスチレンフォーム、ポリ
エチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム及びフェノ
ールフォームのための物理的発泡剤として、トリクロロ
モノフルオロメタン(CFC−11)が最も多い頻度で
使用されてきた。
【0003】しかしながら、十分に認識された成層圏で
のオゾン破壊問題(ozone depletion
problem)のため、すべての種類のクロロフルオ
ロカーボン(CFCs)は、世界的規制によって199
5年の終わりまでに廃止されなければならない。その目
的を達成するために、近年代替する物理的発泡剤が開発
されたが、限定的にしか成功していない。
【0004】イソシアネート基との反応により二酸化炭
素ガスを発生する水のような化学的(又は反応性)発泡
剤は、このようなCFCを含まない発泡剤の1つのクラ
スを構成する。しかしながら、水は、硬質フォームの発
泡剤としては下記の欠点を有している。スコーチを引き
起こすことがある相対的に高い発熱、高いシステム粘度
(system viscosity)、高い熱伝導
率、薄いスキン形成による金属支持体への不十分な接
着、低い寸法安定性(収縮)等。軟質フォームの場合
に、発泡剤としての水の欠点としては、変色及び火災の
危険を生じることがある相対的に高い発熱及び高いシス
テム粘度が挙げられる。更に、このような発泡剤ではイ
ンテグラルスキンフォーム(integral ski
n foam)の製造は非常に困難であり、そのため、
特定の高価なポリオールが必要である。他の化学的発泡
剤としては、エノール化可能な化合物(K.Ashid
a,International Progress
in Urethanes,Eds.,Inc.[19
80],p.153]、ポリカルボン酸(Doerge
に対する米国特許第5,057,547号)特定のアル
デヒド又はケトン(Gillisに対する米国特許第
5,079,271号)が挙げられる。
【0005】物理的(又は非反応性)発泡剤は、別の種
類の代替発泡剤を構成する。このような物理的発泡剤は
オゾン破壊ポテンシャル(ODP)を示しそしてHCF
Cs(ハイドロクロロフルオロカーボン、例えば、HC
FC 141b、CCl2FCH3)、HFCs(ハイド
ロフルオロカーボン、例えば、HFC−356、C44
6)、PFCs(パーフルオロハイドロカーボン、例
えば、PF−5050,C512)及びHFCEs(ハ
イドロフルオロカーボンエーテル、例えば、E−24
5、CF3CH2OCH3)を包含する。物理的発泡剤は
重合体形成の発熱反応により発泡作用を果たす。故に発
泡剤の沸点が低ければ低い程、同じモル量の発泡剤で得
られるフォーム密度は低い。低密度フォームを得るため
に、低沸点液体が望まれる。更に、それらの原料コスト
は他の代替発泡剤の原料コストより高く、それ故、商業
的に適用するためのポテンシャルは疑わしい。
【0006】最近、n−ペンタン及びシクロペンタン
が、ヨーロッパの国々では硬質ウレタンフォームの物理
的発泡剤として使用されてきた(例えば、E.E.Ba
ll,Proceedings of the Pol
yurethanes World Congress
1993,Vancouver,Canada,Oc
t,10−13,1993,p.10参照)。しかしな
がら、その発泡剤は極性がなく、また他の成分との相容
性が悪いため、これを適用するためには特別な発泡処方
が必要である。
【0007】塩化メチレンは、通常、水との共発泡剤
(co−blowing agent)として軟質ウレ
タンフォーム用に広く用いられる発泡剤である。しかし
ながら、例えば、フォームの潰れ又は粗大セルフォーム
のような種々の加工上の問題のため硬質ウレタンフォー
ムで使用するのは適当ではない。故に、商業的適用は今
日まで報告されていない。
【0008】塩化メチレンとペンタンのブレンドもポリ
イソシアヌレートフォームの製造に使用された(米国特
許第4,898,893号)。しかしながら、この発泡
剤は、フォームの潰れ、粗大セル又はオープンセル構造
のような硬質ポリウレタンフォームの製造において問題
が生じる。使用されてきた他の種類の物理的発泡剤は、
液体二酸化炭素である(Doyle et alに対す
る米国特許第5,120,770号)。この発泡剤は高
圧発泡装置が必要であるという欠点を有する。
【0009】硬質ウレタンフォームの発泡剤として8
5:15乃至60:40のシクロペンタン:アセトン容
量比を有するアセトン/シクロペンタンの組み合わせの
使用がソライヤーに対する米国特許第3,558,53
1号に示される。しかしながら、得られるフォーム密度
はCFC−11で発泡したフォームの密度よりも高くて
望ましくない。Doergeに対する米国特許第5,0
57,547号に記載の2−メチルブタンとHCFC1
41b(1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン)、及
び、Proceedings of SPI 33rd
annualPolyurethane Techn
ical/Marketing Conferenc
e,Sept.30−Oct.3,1990,p.82
に開示されたトリクロロフルオロメタンとメチルホルメ
ートのようなハロゲン含有共沸混合物も発泡剤として知
られている。しかしながら、これらの後者の2種類の共
沸混合物はハロゲンを含有しており、そのためやはりO
DPの問題を提起するという欠点を有する。
【0010】
【課題を解決するための手段】環状脂肪族炭化水素を含
むハロゲン非含有発泡剤が、イソシアネートをベースと
する重合体フォームの製造に使用される。このフォーム
は、標準大気圧で約15℃乃至約80℃の範囲内の極小
沸点を有する正の共沸混合物(positive az
eotrope)である有機液体の作用によって反応体
の同時の発泡により製造される。有機液体の共沸成分混
合比は、通常、理想的な共沸混合物(ideal az
eotrope)の比から±約20重量%の範囲内にあ
るが、その範囲はより広くすることができる。トリクロ
ロモノフルオロメタン(CFC−11)と共にこれまで
使用されたフォーム処方は、本発明を実施するのに十分
適している。
【0011】ハロゲンを含まない発泡剤の使用により、
本発明は、ゼロオゾン破壊ポテンシャル(zero o
zone depletion potential
(ODP)、ゼログローバル温暖化ポテンシャル(ze
ro global warming potenti
al)(GWP)、及びCFC−11に比較して、相対
的に高い発泡効率並びに相対的に低い原料コストという
利点を有する。更に、発泡剤としての本発明の意図する
共沸混合物は、共沸混合物のそれぞれ個々の成分で発泡
したフォームよりも相対的に低い熱伝導率を有するフォ
ームを与える。
【0012】意図したハロゲン非含有発泡剤は、少なく
とも2種の化合物により構成され、その1つは5〜7個
の炭素原子を含有する環状脂肪族炭化水素であり、他方
は4個の炭素原子を含有する脂肪族エーテル、2〜5個
の炭素原子を含有する脂肪族カルボン酸エステル、4個
の炭素原子を含有する脂肪族ケトン及びそれらの混合物
から成る群の1員である。
【0013】イソシアネートをベースとする重合体フォ
ームは、当業界で周知された処方及び加工技術に従って
製造される、ポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレ
ートフォーム、ポリウレアフォーム、ポリオキサゾリド
ンフォーム等であることができる。例えば、ポリウレタ
ンフォームは、発泡剤の作用により同時に発泡される発
泡成分としてのポリオールとポリイソシアネートの反応
により製造される。
【0014】本発明は、前述のイソシアネートをベース
とする重合体フォームの物理的発泡剤としてハロゲンを
含まない有機液体を用いることを意図する。これらの有
機液体は、標準大気圧で約15℃乃至約80℃の範囲内
の極小沸点を有する正の共沸混合物を含有する。約15
℃以下の沸点は、例えば、比較的高い蒸気圧のため蒸発
による材料ロスが起こるなどの、加工中の取り扱いの問
題を生じるので、望ましくない。約80℃を越える沸点
は発泡効率を減少させそして望ましくない高い密度を生
じることがある。標準大気圧で約15℃乃至約45℃の
範囲内の極小沸点が好ましい。標準大気圧での特に好ま
しい極小沸点は約20℃乃至約40℃である。
【0015】本発明の意図するハロゲンを含まない発泡
剤は、一緒になって正の共沸混合物、即ち、最小沸点共
沸混合物を形成する化合物により構成される。一緒にな
って所望の共沸混合物を形成する化合物は、5〜7個の
炭素原子を含有する環状脂肪族炭化水素と、4個の炭素
原子を含有する脂肪族エーテル、2〜5個の炭素原子を
含有する脂肪族カルボン酸エステル、4個の炭素原子を
含有する脂肪族ケトン及びそれらの混合物から成る群の
1員である。
【0016】5〜7個の炭素原子を含有する環状脂肪族
(又は脂環式)炭化水素は飽和又は不飽和であることが
できる。飽和環状脂肪族炭化水素は、例えば、シクロペ
ンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン及びメ
チルシクロヘキサンである。不飽和環状脂肪族炭化水素
は、例えば、シクロペンテン、シクロヘキセン及び1,
3−シクロヘキサジエンである。
【0017】4個の炭素原子を含有する脂肪族エーテル
は、開鎖エーテル又は環状エーテルであることができ
る。脂肪族開鎖エーテルの例はエチルエーテルである。
脂肪族環状エーテルの例はフランである。
【0018】脂肪族ケトンの例は2−ブタノン(メチル
エチルケトン)である。
【0019】脂肪族カルボン酸エステルの例はメチルホ
ルメート、エチルホルメート、メチルアセテート及びエ
チルアセテートである。
【0020】理想的な共沸混合物の混合比(重量)の例
及びその沸点は下記のとおりである。
【0021】シクロペンタン/メチルホルメート=3
3.9/66.1(沸点=26℃)、 シクロペンタン/メチルアセテート=62.1/37.
9(沸点=43.2℃) シクロペンテン/メチルアセテート=72.3/27.
7(沸点=41.7℃) シクロペンタン/エチルホルメート=45/55(沸点
=42℃)、 シクロヘキサン/2−ブタノン=60/40(沸点=7
3℃)、 シクロヘキセン/2−ブタノン=53/47(沸点=7
3℃)。
【0022】本発明で使用されるべき発泡剤の混合比は
相対的に広い範囲内にあることができる。
【0023】本方法は、本明細書で述べたタイプの唯一
の理想的な共沸混合物(idealazeotrop
e)の使用に限定されるものではない。発泡剤として使
用される有機液体中の共沸混合物構成成分の重量比は、
理想的な共沸混合物組成(ideal azeotro
pe composition)から±約20%又はそ
れ以上の範囲内で変えることができる。好ましくは、そ
の変えることができる範囲は、理想的な共沸混合物組成
から±約10%以内であり、更に好ましくは、±約5%
以内である。
【0024】例えば、シクロペンタン/メチルホルメー
ト共沸混合物の場合には、フォーム製造のための発泡剤
として使用する理想的な共沸混合物混合比は33.9/
66.1であるが、混合比は第1図に示されたように、
それぞれ、14/86乃至54/46、好ましくは24
/76乃至44/56、更に好ましくは29/71乃至
39/61、という広いものであることができる。
【0025】本発明を実施するための発泡剤として使用
することを意図する特定の2成分共沸混合物の例は、 シクロペンタン/メチルホルメート シクロペンタン/エチルホルメート シクロペンタン/メチルアセテート シクロペンタン/2−ブタノン シクロペンタン/フラン シクロペンタン/テトラヒドロフラン シクロペンタン/エチルエーテル シクロペンテン/メチルホルメート シクロペンテン/エチルホルメート シクロペンテン/メチルアセテート シクロペンテン/2−ブタノン シクロペンテン/フラン シクロペンテン/テトラヒドロフラン シクロペンテン/エチルエーテル メチルシクロペンタン/エチルアセテート シクロヘキサン/メチルホルメート シクロヘキサン/エチルホルメート シクロヘキサン/メチルアセテート シクロヘキサン/エチルアセテート シクロヘキサン/2−ブタノン シクロヘキサン/フラン シクロヘキサン/テトラヒドロフラン シクロヘキサン/エチルエーテル シクロヘキセン/メチルホルメート シクロヘキセン/エチルホルメート シクロヘキセン/メチルアセテート シクロヘキセン/2−ブタノン シクロヘキセン/フラン シクロヘキセン/テトラヒドロフラン シクロヘキセン/エチルエーテル メチルシクロヘキサン/2−ブタノン 1,3−シクロヘキサジエン/エチルアセテート 本発明の意図するイソシアネートをベースとする重合体
フォームの発泡剤として共沸混合物及び/又は共沸混合
物含有混合溶媒をもちいることの利点は、下記のとおり
である。
【0026】(1)使用されるべき共沸混合物は、極小
沸点を有しており、そのため効率のよい発泡作用を与
え、それ故、相対的に低い密度のフォームを得ることが
できる。共沸混合物が相対的に低いフォーム密度を与え
ることは、シクロペンタン/メチルホルメート混合物に
ついて第1図に示される。
【0027】(2)共沸混合物発泡剤は、適当な極性を
有しておりそして発泡成分との相容性が良く、そのた
め、単一のアルカン発泡剤の使用により得られる場合よ
りも微細なセルのフォームを得ることができる。個々の
発泡剤成分の極性を釣り合わせることができ、結果とし
てフォームのセル構造は改良される。
【0028】(3)共沸混合物の沸点及び/又は極性が
CFC−11のそれと類似していることにより、本共沸
混合物は、CFC−11をベースとする処方の慣用の原
料を何ら変えることなく直接CFC−11に替わること
ができる。このような置換を行うための特別な処方の研
究は必要ではない。これは、重要な商業的利点でありそ
してシステム開発コスト及び時間の節約となる。例え
ば、インテグラルスキンフォームは、自動車の内装部品
に広く使用される。ODP問題により、これらのフォー
ムは、現在は、高価な、特定の原料及び特定の装置を用
いて発泡剤として水を使用して製造される。CFC−1
1で発泡するインテグラルスキンフォームに使用するも
のと同じか又は極めて類似した慣用の原料、処方及び加
工条件を容易に使用することができる。硬質ウレタンフ
ォーム及びイソシアヌレートフォームのためのCFC−
11をベースとする処方を、CFC−11の替わりに本
共沸混合物発泡剤で代替してそのまま使用することもで
きる。
【0029】(4)本共沸混合物で発泡したフォームの
他の大きな利点は、得られるフォームが第5図に見られ
るように共沸混合物のそれぞれの成分の場合より低い熱
伝導率を有するということにある。
【0030】(5)更なる利点は共沸混合物をベースと
するフォームシステムの相対的に低いコストである。一
般に、フォーム密度は、使用される発泡剤のモル数に比
例している。本発明の意図する共沸混合物は、CFC−
11及び他のフッ素化代替発泡剤、例えばHCFCs、
HFCs及びPFCsの分子量より低い分子量を有す
る。故に、本発明に従う共沸混合物で発泡したフォーム
は、匹敵するフォーム密度を得るのに少量の発泡剤です
む。更に、共沸混合物の単位コストはフッ素化された代
替発泡剤の単位コストより少ない。
【0031】本発明に従って製造されるイソシアネート
をベースとする重合体フォームは、ポリイソシアネート
由来の重合体の形成とガス発生を実質的に同時に行わせ
ることにより製造される。イソシアネートをベースとす
る重合体フォームには、ポリウレタンフォーム、ポリウ
レアフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、ポリオ
キサゾリドンフォーム、ポリアミドフォーム、ポリイミ
ドフォーム、ポリカルボジイミドフォーム及びそれらの
混成フォームが包含される。
【0032】ポリウレタンフォームは、本発明の意図す
るハロゲンを含まない共沸混合物発泡剤、整泡剤(su
rfactant)、触媒及び必要ならば核剤のような
添加剤の存在下に、ポリイソシアネートとポリオールと
の付加反応により製造される。ポリオールとポリイソシ
アネートの選択により、軟質フォーム、半硬質フォー
ム、硬質フォーム、その他を包含する種々のフォーム特
性が得られる。
【0033】ポリウレタンフォーム、ポリウレアフォー
ム、改質(modified)ポリイソシアヌレートフ
ォーム、ポリオキサゾリドンフォーム、ポリアミドフォ
ーム、ポリイミドフォーム、ポリカルボジイミドフォー
ムを包含する種々のイソシアネートをベースとする重合
体フォームは、D.Klempner and K.
C.Frisch.eds.,Polymeric F
oams,Chapter 6 by K.Ashid
a,Hanser Publications(199
1)に詳細に説明されている。
【0034】ポリウレアフォームは、本発明の意図する
発泡剤、整泡剤及び必要ならば架橋剤及び/又は触媒の
存在下に、アミン末端ポリエーテルとポリイソシアネー
トとの反応により製造される。
【0035】ポリイソシアヌレートフォームは、本発明
の意図する発泡剤、環状三量体化(cyclotrim
erization)触媒、整泡剤及び改質剤(mod
ifier)の存在下に、イソシアネート基の環状三量
体化により製造することができる。改質剤は、ポリオー
ル、ポリエポキシド、ポリカルボン酸、ポリアミン、第
二級芳香族ジアミン又は同様なものの少なくとも1種で
あることができる。ウレタン改質イソシアヌレートフォ
ームは、改質されたイソシアヌレートフォームの最も代
表的なものでありそしてAshidaに対する米国特許
第3,625,872号に記載されている。ポリオキサ
ゾリドン改質イソシアヌレートフォームは、Ashid
a等に対する米国特許第3,793,236号に開示さ
れている。ポリアミド改質イソシアヌレートフォーム
は、フランス特許第1,511,865号に開示されて
いる。ウレア改質イソシアヌレートフォームは、Pro
ceedings of the SPI−34th
Technical/Marketing Confe
rence,Oct.21−24,1992,atp.
331に開示されている。
【0036】未改質(unmodified)ポリアミ
ドフォームの製造は、触媒及び整泡剤の存在下にカルボ
キシル基末端ポリエステルオリゴマーとイソシアネート
基との反応により製造することができる。発泡剤は必要
ではない。何故ならば、アミドの形成は、二酸化炭素ガ
スの発生を伴うからである。しかしながら、アミド結合
を有するイソシアネート末端ポリエステル、即ち、イソ
シアネート末端プレポリマーを、本発明の意図する種類
の物理的発泡剤、整泡剤及び触媒の存在下に、フォーム
を製造するために使用することができる。
【0037】未改質ポリイミドフォームは、イミド形成
が二酸化炭素ガスの発生を伴うので、発泡剤なしに触媒
と整泡剤の存在下にカルボン酸ジ無水物とイソシアネー
ト基との反応により製造することができる。同様に、ポ
リカルボジイミドフォームは、整泡剤と触媒の存在下に
二酸化炭素の同時的発生を伴うイソシアネート基の重縮
合により製造することができる。しかしながら、イソシ
アネート末端線状プレポリマーを更に反応させて、カル
ボジイミドフォーム又はカルボジイミド含有イソシアヌ
レートフォームを形成することができる。これらの場合
は物理的発泡剤を必要としそして本発明の意図する発泡
剤は、この目的に著しく適している。
【0038】イソシアネートをベースとするハイブリッ
ドフォームには、ポリウレタン−ポリイソシアヌレート
フォーム、ポリオキサゾリドン−ポリイソシアヌレート
フォーム、ポリウレタン−ポリイミドフォーム、ポリア
ミド−ポリウレタンフォーム等が包含される。イソシア
ネートをベースとするハイブリッドフォームの例として
は、ポリウレタン/不飽和ポリエステルフォーム、及び
Frischに対する米国特許第5,091,436号
に記載のポリウレタン/ビニルエステルフォームが挙げ
られる。
【0039】ポリウレタンフォームの製造は一般に当業
界で周知されており、多くの本、例えば、Polyur
ethanes,Chemistry and Tec
hnology,Part 1,and Part
2,by J.H.Sauners and K.C.
Frisch,Interscience Publi
shers(1962),Polyurethane
Handbook,Edited by Guenth
er Oertel,Carl HanserVerl
ag(1985),The ICI Polyuret
hane Book,2nd Edition,Edi
ted by George Woods,John
Wiley & Sons(1990)、Flexib
le Polyurethane Foams,Edi
ted by R.Herrington,and H
ock,The Dow Chemical Comp
any(1991)、Handbook of Pol
ymeric Foamsand Foam Tech
nology,Edited by D.Klempn
er and K.C.Frisch, Hanser
Publishers(1991)に述べられてい
る。
【0040】イソシアネートをベースとする重合体フォ
ームシステムは、少なくとも2つの成分から成る。共沸
混合物含有発泡剤は、成分と非反応性であるため、いず
れかの成分に加えることができる。例えば、ウレタンフ
ォームの場合には、共沸混合物含有発泡剤は、ポリオー
ル及びポリイソシアネート成分のいずれか1つ又は両成
分に加えることができる。
【0041】核剤は、所望により、比較的微細なセルを
有するフォームを生成させるために、いずれのフォーム
配合物にも加えることができる。加えることができる核
剤の量は、全発泡成分100部当たり約1重量部乃至1
0重量部の範囲にある。好適な核剤のいくつかの例は、
ポリエチレン、ポリプロピレン又はシリカの超微細粉
末、例えば1−5ミクロンの寸法のもの、及び液状核
剤、例えば、パーフルオロアルカン、例えば、C
512、C614、C716、C511NOであり、これら
は発泡成分中に乳化することができる。得られるフォー
ムは非常に微細なセルを有しており、それ故高い断熱特
性を達成できる。
【0042】
【実施例】本発明を更に下記の実施例により説明する。
【0043】実施例1及び2 ドリル撹拌器を用いてカップ発泡方法によりフォームを
製造した。純粋なシクロペンタン及び工業用グレードの
シクロペンタンを、それぞれ、発泡剤として使用した。
【0044】 配合(重量部) 実施例1 実施例2 ポリエーテルポリオール(a) 300 300 シリコーン整泡剤(b) 4.5 4.5 t−アミン触媒(c) 6.0 6.0 ジブチル錫ジラウレート 0.9 0.9 シクロペンタン 16.2 0 工業用グレードシクロペンタン(d) 0 16.2 メチルホルメート 31.2 31.2 ポリメリックイソシアネート(e) 271 271 フォーム特性 密度、kg/m3 34.5 31.3 lb/cu.ft 2.15 1.95 熱伝導率、 mW/(m.K) 24.4 24.3 注 (a) OH価:360 (b) ポリ(シロキサン−アルキレンオキシド) (c) トリエチレンジアミン−ジエチレングリコール
溶液 (d) 70%シクロペンタン、30%イソプレン (e) 平均官能基数:2.7、 NCO%:31.
5。
【0045】実施例3及び4 発泡剤として、2種類の、シクロペンタンをベースとす
る2成分系共沸混合物を使用して、実施例1及び2の場
合と同じ方法を用いてフォームを製造した。
【0046】 配合(重量部) 実施例3 実施例4 ポリエーテルポリオール(a) 200 200 シリコーン整泡剤(b) 3.0 3.0 t−アミン触媒(c) 2.0 2.0 ジブチル錫ジラウレート 0.3 0.3 シクロペンタン 28.0 22.6 フラン 6.8 0 メチルアセテート 0 13.6 ポリメリックイソシアネート(d) 181 181 発泡剤のモル/100gのポリオール 0.25 0.25 フォーム特性 密度、kg/m3 32.6 32.5 熱伝導率、 mW/(m.K) 25.1 25.8 注 (a)、(b)、(c)は実施例1及び2の場合と同じ
であり、(d)は実施例1及び2の(e)と同じであ
る。
【0047】シクロペンタン対フランの混合比を一連の
実験で変えそして生成したフォームの観測された密度を
示した。発泡剤の総量を0.25モル/100gポリオ
ールで一定に保った。これらのデータを第3図に示す。
【0048】実施例5 発泡剤として、シクロペンテン、不飽和脂環式炭化水素
をメチルアセテートと共に使用して、実施例1及び2の
場合と同じ方法を用いてフォームを製造した。配合(重量部) ポリエーテルポリオール(a) 100 シリコーン整泡剤(b) 1.5 t−アミン触媒(c) 2.0 ジブチル錫ジラウレート 0.3 シクロペンテン 12.6 メチルアセテート 4.8 ポリメリックイソシアネート(d) 90.3 発泡剤のモル/100gのポリオール 0.25フォーム特性 密度、kg/m3 30.2 注 (a)、(b)、(c)及び(d)は実施例4の場合と
同じであった。
【0049】実施例6 シクロペンタン対メチルホルメートの種々の混合比で、
ドリル撹拌器を用いてカップ発泡方法によフォームを製
造した。下記のデータは、得られるフォームの密度及び
熱伝導率に対するシクロペンタン/メチルホルメートの
混合比の影響を示す。結果を、第1図及び第5図でもグ
ラフで示す。発泡剤の量は0.25モル/ポリオール1
00gで一定に保った。
【0050】
【表1】
【0051】注 (a)、(b)、(c)及び(d)は実施例4の場合と
同じであった。
【0052】NA:クラックの入ったフォームのため得
られない。
【0053】シクロペンタン/メチルホルメート共沸混
合物を用いて製造したフォームの熱伝導率は、発泡剤と
してn−ペンタン/メチルホルメート共沸混合物を用い
て製造したフォームよりも相対的に低い熱伝導率を示す
ことにも留意された。
【0054】実施例7 比較の目的で、シクロペンタン対アセトンの種々の混合
比でドリル撹拌器を用いてカップ発泡方法によりフォー
ムを製造した。フォーム処方を下記に示す。
【0055】
【表2】
【0056】注 (a) OH価:360 (b) ポリ(ジメチルシロキサン−アルキレンオキシ
ド) (c) トリエチレンジアミン−ジエチレングリコール
溶液 (d) 平均官能基数:2.7、NCO%:31.5 すべてのフォームはクラックを有していた。アセトン5
0モル%以上では、得られるフォームは、大きなクラッ
クを有しておりそして密度の決定は困難であった。
【0057】実施例8及び9 共沸混合物発泡剤を用いて下記に示されたようなインテ
グラルスキンフォームを製造した。モールド寸法:20
0×200×25mm。モールド温度:30℃。
【0058】 配合(重量部) 対照 実施例8 実施例9 ポリオールA(a) 160 160 160 ポリオールB(b) 50 50 50 1,4−ブタンジオール 2.0 2.0 2.0 t−アミン触媒(c) 2.2 2.2 2.2 CFC−11(d) 27.4 0 0 シクロペンタン 0 4.4 11.2 メチルホルメート 0 8.2 0 フラン 0 0 2.8 液体MDI(e) 87.0 87.0 87.0 フォーム特性 平均密度、kg/m3 297 303. 307. lbs/cu.ft 18.6 19.0 19.2 注 (a)ポリエーテルポリオール;当量(Equiv.w
eight)=1002、平均官能基数=3 (b)グラフト化されたポリエーテルポリオール;当量
=2040、平均官能基数=4 (c)トリエチレンジアミン−ジエチレングリコール溶
液 (d)トリクロロフルオロメタン (e)カルボジイミド改質MDI 約2mmの厚さのインテグラルスキンを有するフォーム
が得られた。
【0059】実施例10 発泡剤として、それぞれ、対照としてのCFC−11及
びシクロペンタン/メチルホルメートの混合物を用いて
慣用のカップ発泡方法により軟質ポリウレタンフォーム
を製造した。
【0060】 配合(重量部) 対照 実施例10 ポリエーテルポリオールA(a) 100 100 シリコーン整泡剤(b) 2.0 2.0 t−アミン触媒(c) 0.5 0.5 ジブチル錫ジラウレート 0.1 0.1 水 3.0 3.0 CFC−11 14.0 0 シクロペンタン 0 2.2 メチルホルメート 0 4.2 TDI(80/20異性体) 40.7 40.7 反応プロフイル クリーム時間、秒 17 16 ライズ時間(rise time)、秒 98 93 フォーム特性 平均密度、kg/m3 20.5 22.8 lbs/cu.ft 1.28 1.42 注 (a)当量(Equiv.weight)=1002、
平均官能基数=3 (b)ポリ(ジメチルシロキサン−アルキレンオキシ
ド) (c)トリエチレンジアミン−ジエチレングリコール溶
実施例11、12及び13 下記の如く発泡剤として、シクロペンタンとメチルホル
メートの混合物又はHCFC141bを用いて慣用のカ
ップ発泡方法によりウレタン改質イソシアヌレートフォ
ームを製造した。
【0061】
【表3】
【0062】注 (a)当量=239 (b)トリエチレンジアミン−ジエチレングリコール溶
液 (c)ポリ(ジメチルシロキサン−アルキレンオキシ
ド) (d)ポリメリックイソシアネート;当量比=137実施例14 異なる混合比のシクロヘキサン(CHX)/メチルホル
メート(MFT)混合物を用いて慣用のカップ発泡方法
によりフォームを製造した。混合比とフォーム密度との
関係を示しそして第6図にグラフで示す。
【0063】
【表4】
【0064】実施例15 シクロペンタン/メチルフォルメートの混合比に対する
フォーム密度と熱伝導率との関係を調べるため、下記の
処方に従いシクロペンタン/メチルフォルメートの混合
比を変えて、ドリル撹拌機を用い、カップ発泡法により
フォームを作り、その密度及び熱伝導率を測定した。そ
の結果を下表に示す。フォームの熱伝導率は発泡方向に
対して垂直方向で測定した。
【0065】
【表5】
【0066】実施例16 シクロペンタン/メチルアセテートの混合比に対するフ
ォーム密度と熱伝導率との関係を調べるため、下記の処
方に従いシクロペンタン/メチルアセテートの混合比を
変えて、ドリル撹拌機を用い、カップ発泡法によりフォ
ームを作り、その密度及び熱伝導率を測定した。その結
果を下表に示す。なお、フォームの熱伝導率は発泡方向
に対して垂直方向で測定した。
【0067】
【表6】
【0068】実施例17 発泡剤としてシクロペンタン/メチルフォールメート混
合物とn−ペンタン/メチルフォールメート混合物のそ
れぞれを用いた場合のフォーム特性を比較するため、下
記の処方に従い、ドリル撹拌機を用い、カップ発泡法に
よりフォームを作り、その密度及び熱伝導率を測定し
た。その結果を下記に示す。なお、フォームの熱伝導率
は発泡方向に対して垂直方向で測定した。
【0069】
【表7】
【0070】前記説明及び実施例は説明のためのもので
あり、限定と見なすべきではない。本発明の精神及び範
囲内の更に他の変更が可能であり、当業者には容易に与
えられるであろう。
【0071】
【発明の効果】本発明の共沸混合物発泡剤は、イソシア
ネートをベースとする重合体フォームを製造するための
発泡剤として用いる場合には、オゾン破壊係数がゼロで
あり、地球温暖化係数がゼロであり、発泡効率が良く、
そのため相対的に低密度のフォームを得ることができ、
又発泡成分との相容性に優れており、得られるフォーム
の熱伝導率が低く、CFC−11のフォーム処方に直接
適用することができそして比較的コストが低いという利
点を有する。
【0072】本発明の主たる特徴及び態様を要約すれば
以下のとおりである。
【0073】1.イソシアネートをベースとする重合体
フォームを製造する方法であって、該フォームの物理的
発泡剤としてハロゲンを含まない有機液体を使用し、該
有機液体は、標準大気圧で約15℃乃至約80℃の範囲
内の極小沸点を有する正の共沸混合物を含有し、そして
5〜7個の炭素原子を含有する環状脂肪族炭化水素と、
4個の炭素原子を含有する脂肪族エーテル、2〜5個の
炭素原子を含有する脂肪族カルボン酸、4個の炭素原子
を含有する脂肪族ケトン及びそれらの混合物から成る群
より選ばれる化合物とから構成されていることを特徴と
する方法。 2.フォームがポリウレタンフォームである、上記1の
方法。
【0074】3.フォームが硬質ポリウレタンフォーム
である、上記1の方法。
【0075】4.フォームがインテグラルスキンフォー
ムもしくは軟質ポリウレタンフォームである、上記1の
方法。
【0076】5.フォームが改質されたイソシアヌレー
トフォームである、上記1の方法。
【0077】6.フォームがウレタン改質ポリイソシア
ヌレートフォームである、上記1の方法。
【0078】7.該共沸混合物が約15℃乃至約45℃
の範囲内の極小沸点を有する、上記1の方法。
【0079】8.該共沸混合物が約20℃乃至約40℃
の範囲内の極小沸点を有する、上記1の方法。
【0080】9.環状脂肪族炭化水素がシクロペンタン
である、上記1の方法。
【0081】10.共沸混合物がシクロペンタンとメチ
ルホルメートの混合物である、上記1の方法。
【0082】11.共沸混合物がシクロペンタンと2−
ブタノンとの混合物である、上記1の方法。
【0083】12.共沸混合物がシクロペンタンとフラ
ンの混合物である、上記1の方法。
【0084】13.共沸混合物がシクロペンタンとメチ
ルアセテートの混合物である、上記1の方法。
【0085】14.環状脂肪族炭化水素がシクペンテン
である、上記1の方法。
【0086】15.環状脂肪族炭化水素がシクロヘキサ
ンである、上記1の方法。
【0087】16.環状脂肪族炭化水素がシクロヘキセ
ンである、上記1の方法。
【0088】17.5〜7個の炭素原子を含有する環状
脂肪族炭化水素と2〜5個の炭素原子を含有する脂肪族
カルボン酸エステルにより構成された、標準大気圧で約
15℃乃至約80℃の範囲内の極小沸点を有する正の共
沸混合物であるハロゲンを含まない発泡剤の作用により
発泡させることを含む、イソシアネートをベースとする
重合体フォームの製造方法。
【0089】18.該正の共沸混合物がシクロペンタン
とメチルホルメートにより構成される、上記17の方
法。
【0090】19.該正の共沸混合物がシクロペンタン
とエチルホルメートにより構成される、上記17の方
法。
【0091】20.該正の共沸混合物がシクロペンタン
とメチルアセテートにより構成される、上記17の方
法。
【0092】21.該正の共沸混合物がシクロヘキサン
とメチルホルメートにより構成される、上記17の方
法。
【0093】22.5〜7個の炭素原子を含有する環状
脂肪族炭化水素と4個の炭素原子を含有する脂肪族ケト
ンにより構成された、標準大気圧で約15℃乃至約80
℃の範囲内の極小沸点を有する正の共沸混合物であるハ
ロゲンを含まない発泡剤の作用により発泡させることを
含む、イソシアネートをベースとする重合体フォームの
製造方法。
【0094】23.該正の共沸混合物がシクロヘキサン
と2−ブタノンにより構成される、上記22の方法。
【0095】24.該正の共沸混合物がシクロヘキセン
と2−ブタノンにより構成される、上記22の方法。
【0096】25.該正の共沸混合物がシクロペンタン
と2−ブタノンにより構成される、上記22の方法。
【0097】26.該正の共沸混合物がシクロペンテン
と2−ブタノンにより構成される、上記22の方法。
【0098】27.5〜7個の炭素原子を含有する環状
脂肪族炭化水素と4個の炭素原子を含有する脂肪族エー
テルにより構成された、標準大気圧で約15℃乃至約8
0℃の範囲内の極小沸点を有する正の共沸混合物である
ハロゲンを含まない発泡剤の作用により発泡させること
を含む、イソシアネートをベースとする重合体フォーム
の製造方法。
【0099】28.該正の共沸混合物がシクロペンタン
とフランにより構成される、上記27の方法。
【0100】29.発泡中、核剤も存在させる、上記1
の方法。
【0101】30.核剤がパーフルオロペンタンであ
る、上記29の方法。
【0102】31.核剤が、発泡成分100部当たり約
1重量部乃至約10重量部の範囲の量で存在する、上記
29の方法。
【0103】32.該有機液体中の共沸混合物構成成分
の重量比が、理想的な共沸混合物組成から±約20%の
範囲内にある、上記1の方法。
【0104】33.該有機液体中の共沸混合物構成成分
の重量比が、理想的な共沸混合物組成から±約10%の
範囲内にある、上記1の方法。
【0105】34.該有機液体中の共沸混合物構成成分
の重量比が、理想的な共沸混合物組成から±約5%の範
囲内にある、上記1の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】発泡剤としてシクロペンタン(CPT)/メチ
ルホルメート(MFT)混合物を用いた場合に、ポリウ
レタンフォームの密度をシクロペンタンの量の関数とし
て表したグラフである。
【図2】発泡剤としてシクロペンタン(CPT)/メチ
ルエチルケトン(MEK)混合物を用いた場合に、ポリ
ウレタンフォームの密度をシクロペンタンの量の関数と
して表したグラフである。
【図3】発泡剤としてシクロペンタン(CPT)/フラ
ン(FRN)混合物を用いた場合に、ポリウレタンフォ
ームの密度をシクロペンタンの量の関数として表したグ
ラフである。
【図4】発泡剤としてシクロペンタン(CPT)/アセ
トン(ATN)混合物を用いた場合に、ポリウレタンフ
ォームの密度をシクロペンタンの量の関数として表した
グラフである。
【図5】シクロペンタン(CPT)とメチルホルメート
(MFT)の種々の混合物を用いて、ミリワット/メー
トル・ケルビン[mW/(m・K)]で表した得られる
熱伝導率に対する混合比の影響を表すグラフである。
【図6】発泡剤としてシクロヘキサン(CHX)/メチ
ルホルメート(MFT)混合物を用いた場合に、ポリウ
レタンフォームの密度をシクロヘキサンの量の関数とし
て表したグラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項19
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項20
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項21
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】イソシアネートをベースとする重合体フォ
ームは、当業界で周知された処方及び加工技術に従って
製造される、ポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレ
ートフォーム、ポリウレアフォーム、ポリオキサゾリド
ンフォーム等である。例えば、ポリウレタンフォーム
は、発泡剤の存在のもとにポリオールとポリイソシアネ
ートの反応により製造される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】ポリウレタンフォームは、本発明の意図す
るハロゲンを含まない共沸混合物発泡剤、整泡剤(su
rfactant)、触媒及び必要ならば気泡核生成
のような添加剤の存在下に、ポリイソシアネートとポリ
オールとの付加反応により製造される。ポリオールとポ
リイソシアネートの選択により、軟質フォーム、半硬質
フォーム、硬質フォーム、その他を包含する種々のフォ
ーム特性が得られる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】気泡核生成剤は、所望により、比較的微細
なセルを有するフォームを生成させるために、いずれの
フォーム配合物にも加えることができる。加えることが
できる気泡核生成剤の量は、全発泡成分100部当たり
約1重量部乃至10重量部の範囲にある。好適な気泡核
生成剤のいくつかの例は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン又はシリカの超微細粉末、例えば1−5ミクロンの寸
法のもの、及び液状の気泡核生成剤、例えば、パーフル
オロアルカン、例えば、C12、C14、C
16、C11NOであり、これらは発泡成分中に
乳化することができる。得られるフォームは非常に微細
なセルを有しており、それ故高い断熱特性を達成するこ
とができる。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イソシアネートをベースとする重合体フ
    ォームを製造する方法であって、 該フォームの物理的発泡剤としてハロゲンを含まない有
    機液体を使用し、該有機液体は、標準大気圧で約15℃
    乃至約80℃の範囲内の極小沸点を有する正の共沸混合
    物を含有し、そして5〜7個の炭素原子を含有する環状
    脂肪族炭化水素と、4個の炭素原子を含有する脂肪族エ
    ーテル、2〜5個の炭素原子を含有する脂肪族カルボン
    酸、4個の炭素原子を含有する脂肪族ケトン及びそれら
    の混合物から成る群より選ばれる化合物とから構成され
    ていることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 フォームがポリウレタンフォームであ
    る、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 フォームが硬質ポリウレタンフォームで
    ある、請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 フォームがインテグラルスキンフォーム
    もしくは軟質ポリウレタンフォームである、請求項1の
    方法。
  5. 【請求項5】 フォームが改質されたイソシアヌレート
    フォームである、請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 フォームがウレタン改質ポリイソシアヌ
    レートフォームである、請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 該共沸混合物が約15℃乃至約45℃の
    範囲内の極小沸点を有する、請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 該共沸混合物が約20℃乃至約40℃の
    範囲内の極小沸点を有する、請求項1の方法。
  9. 【請求項9】 環状脂肪族炭化水素がシクロペンタンで
    ある、請求項1の方法。
  10. 【請求項10】 共沸混合物がシクロペンタンとメチル
    ホルメートの混合物である、請求項1の方法。
  11. 【請求項11】 共沸混合物がシクロペンタンとメチル
    アセテートの混合物である、請求項1の方法。
  12. 【請求項12】 5〜7個の炭素原子を含有する環状脂
    肪族炭化水素と2〜5個の炭素原子を含有する脂肪族カ
    ルボン酸エステルにより構成された、標準大気圧で約1
    5℃乃至約80℃の範囲内の極小沸点を有する正の共沸
    混合物であるハロゲンを含まない発泡剤の作用により発
    泡させることを含む、イソシアネートをベースとする重
    合体フォームの製造方法。
  13. 【請求項13】 該正の共沸混合物がシクロペンタンと
    メチルホルメートにより構成される、請求項12の方
    法。
  14. 【請求項14】 該正の共沸混合物がシクロペンタンと
    メチルアセテートにより構成される、請求項12の方
    法。
  15. 【請求項15】 5〜7個の炭素原子を含有する環状脂
    肪族炭化水素と4個の炭素原子を含有する脂肪族ケトン
    により構成された、標準大気圧で約15℃乃至約80℃
    の範囲内の極小沸点を有する正の共沸混合物であるハロ
    ゲンを含まない発泡剤の作用により発泡させることを含
    む、イソシアネートをベースとする重合体フォームの製
    造方法。
  16. 【請求項16】 該正の共沸混合物がシクロペンタンと
    2−ブタノンにより構成される、請求項15の方法。
  17. 【請求項17】 5〜7個の炭素原子を含有する環状脂
    肪族炭化水素と4個の炭素原子を含有する脂肪族エーテ
    ルにより構成された、標準大気圧で約15℃乃至約80
    ℃の範囲内の極小沸点を有する正の共沸混合物であるハ
    ロゲンを含まない発泡剤の作用により発泡させることを
    含む、イソシアネートをベースとする重合体フォームの
    製造方法。
  18. 【請求項18】 該正の共沸混合物がシクロペンタンと
    フランにより構成される、請求項17の方法。
  19. 【請求項19】 発泡中、核剤も存在させる、請求項1
    の方法。
  20. 【請求項20】 核剤がパーフルオロペンタンである、
    請求項19の方法。
  21. 【請求項21】 核剤が、発泡成分100部当たり約1
    重量部乃至約10重量部の範囲の量で存在する、請求項
    19の方法。
  22. 【請求項22】 該有機液体中の共沸混合物構成成分の
    重量比が、理想的な共沸混合物組成から±約20%の範
    囲内にある、請求項1の方法。
  23. 【請求項23】 該有機液体中の共沸混合物構成成分の
    重量比が、理想的な共沸混合物組成から±約10%の範
    囲内にある、請求項1の方法。
  24. 【請求項24】 該有機液体中の共沸混合物構成成分の
    重量比が、理想的な共沸混合物組成から±約5%の範囲
    内にある、請求項1の方法。
JP6330958A 1993-12-10 1994-12-09 共沸混合物を使用したイソシアネ―トをベ―スとする重合体フオ―ムの製造方法 Expired - Fee Related JP2531937B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/165,362 US5336696A (en) 1993-12-10 1993-12-10 Halogen-free blowing agents that include cycloaliphatic hydrocarbons and are suitable for isocyanate-based polymeric foams
US165362 1993-12-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07173319A true JPH07173319A (ja) 1995-07-11
JP2531937B2 JP2531937B2 (ja) 1996-09-04

Family

ID=22598586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6330958A Expired - Fee Related JP2531937B2 (ja) 1993-12-10 1994-12-09 共沸混合物を使用したイソシアネ―トをベ―スとする重合体フオ―ムの製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5336696A (ja)
EP (1) EP0657495B1 (ja)
JP (1) JP2531937B2 (ja)
CN (1) CN1106838A (ja)
DE (1) DE69424633T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013231198A (ja) * 2006-02-22 2013-11-14 Pactiv LLC ポリオレフィンフォーム構造体、膨張性ビーズおよびポリオレフィンフォーム構造体を作るための方法

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5578652A (en) * 1995-02-17 1996-11-26 Exxon Chemical Patents, Inc. Method of producing rigid foams and products produced therefrom
US20030158277A1 (en) * 1995-07-03 2003-08-21 Blanpied Robert H. Method of producing rigid foams and products produced therefrom
US5866626A (en) * 1995-07-03 1999-02-02 Exxon Chemical Patents Inc. Method of producing rigid foams and products produced therefrom
US6306919B1 (en) 1995-07-03 2001-10-23 Exxonmobil Chemical Patents, Inc. Thermosetting plastic foam
DE19526979A1 (de) 1995-07-25 1997-01-30 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Hartschaumstoffen auf Isocyanatbasis
JP4199353B2 (ja) * 1998-12-24 2008-12-17 シンジーテック株式会社 基材上に多孔質被覆層を形成するための方法
US6420443B1 (en) 1999-09-09 2002-07-16 Crompton Corporation Additives for enhanced hydrocarbon compatibility in rigid polyurethane foam systems
JP3780770B2 (ja) 1999-09-30 2006-05-31 豊田合成株式会社 インテグラルスキンフォームの成形方法及び成形用ポリウレタン材料
GB2362889B (en) * 1999-09-30 2002-10-09 Toyoda Gosei Kk Polyurethane Formulation for Molding an Integral Skin Foam
US6866923B2 (en) 2000-11-15 2005-03-15 Atlas Roofing Corporation Thermosetting plastic foams and methods of production thereof using adhesion additives
US6753357B2 (en) * 2001-12-18 2004-06-22 Foam Supplies, Inc. Rigid foam compositions and method employing methyl formate as a blowing agent
SI1773902T1 (en) * 2004-08-04 2018-04-30 Foam Supplies, Inc. Residue of reactivity and degradation of the catalyst in the polyurethane foam
US20060052465A1 (en) * 2004-09-03 2006-03-09 Handa Yash P Thermoplastic foams made with methyl formate-based blowing agents
US7307105B2 (en) * 2004-09-03 2007-12-11 Pactiv Corporation Thermoplastic foams made with methyl formate-based blowing agents
US8309619B2 (en) 2004-09-03 2012-11-13 Pactiv LLC Reduced-VOC and non-VOC blowing agents for making expanded and extruded thermoplastic foams
US20060052466A1 (en) * 2004-09-03 2006-03-09 Handa Yash P Expanded and extruded thermoplastic foams made with methyl formate-based blowing agents
US7312253B2 (en) * 2004-09-03 2007-12-25 Pactiv Corporation Insulating thermoplastic foams made with methyl formate-based blowing agents
US20060089093A1 (en) * 2004-10-27 2006-04-27 Swisher Robert G Polyurethane urea polishing pad
US7412966B2 (en) * 2005-11-30 2008-08-19 Ford Global Technologies, Llc Engine output control system and method
ATE523552T1 (de) * 2006-12-14 2011-09-15 Pactiv Corp Expandierte und extrudierte biologisch abbaubare schäume mit reduzierter emission hergestellt unter verwendung von blähmitteln auf basis von methylformiat
US7977397B2 (en) * 2006-12-14 2011-07-12 Pactiv Corporation Polymer blends of biodegradable or bio-based and synthetic polymers and foams thereof
US9522973B2 (en) 2012-10-02 2016-12-20 Covestro Llc Polyurethane and polyisocyanurate rigid foams for roofing insulation
EP3387053B1 (en) 2015-12-08 2022-12-14 Holcim Technology Ltd Process for producing isocyanate-based foam construction boards
CN107501518B (zh) * 2017-09-12 2020-06-26 合肥华凌股份有限公司 聚氨酯泡沫及其制备方法和用途
US10870987B1 (en) 2017-12-04 2020-12-22 Firestone Building Products Company, Llc Isocyanate-based foam construction boards
CN108276546A (zh) * 2017-12-28 2018-07-13 青岛海尔股份有限公司 聚氨酯硬质泡沫塑料及其制备方法
CN108192065A (zh) * 2017-12-28 2018-06-22 青岛海尔股份有限公司 聚氨酯硬质泡沫塑料及其制备方法
CN109467665B (zh) * 2018-10-16 2021-04-09 上海东大聚氨酯有限公司 一种环保型组合聚醚、家用电器保温泡沫及其制备方法
CN109400839B (zh) * 2018-10-16 2021-06-04 上海东大聚氨酯有限公司 一种阻燃组合聚醚、阻燃聚异氰脲酸酯泡沫及其制备方法
CN109438649B (zh) * 2018-10-16 2021-04-09 上海东大聚氨酯有限公司 一种阻燃组合聚醚、聚异氰脲酸酯板材用保温材料及其制备方法
CN109438645B (zh) * 2018-10-16 2021-04-09 上海东大聚氨酯有限公司 一种环保型组合聚醚、太阳能热水器用保温材料及其制备方法
CN109438648B (zh) * 2018-10-16 2021-04-09 上海东大聚氨酯有限公司 一种组合聚醚、仿木装饰用聚氨酯泡沫及其制备方法
CN109593176B (zh) * 2018-11-12 2020-11-27 北京油宝新能科技有限公司 一种由酸封端的低聚物作为发泡剂制备的聚氨酯泡沫及其制备方法
WO2020099992A1 (en) * 2018-11-13 2020-05-22 Invista North America S.A R.L. Azeotropically-modified blowing agents for forming foams
CN112063004A (zh) * 2020-09-15 2020-12-11 长虹美菱股份有限公司 一种环保型高保温聚氨酯保温层及发泡方法
CN112574387A (zh) * 2020-12-14 2021-03-30 长虹美菱股份有限公司 一种低成本环保型聚氨酯发泡料及其发泡工艺

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1511865A (fr) * 1966-02-18 1968-02-02 Nisshin Boseki Kabushiki Kaish Procédé de préparation de mousses de matière plastique rigides et produits obtenus
US3625872A (en) * 1967-06-15 1971-12-07 Nisshin Spinning Flame-resistive polyurethane foam composition
US3558531A (en) * 1968-03-28 1971-01-26 Atomic Energy Commission Process for closed-cell rigid polyurethane foams
US3793236A (en) * 1971-02-12 1974-02-19 Mitsubishi Chem Ind Oxazolidone-modified isocyanurate resins
US3879315A (en) * 1973-06-18 1975-04-22 Union Carbide Corp Process for the preparation of flexible polyurethane foams in the presence of alkyl alkanoate blowing agents
IT1016145B (it) * 1973-06-26 1977-05-30 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd Poliuretano espanso resistente alla fiamma e procedimento per preparar lo
US4055521A (en) * 1975-10-08 1977-10-25 Allied Chemical Corporation Constant boiling ternary compositions and the process for using such compositions in the preparation of polyurethane foam
BE1002108A7 (nl) * 1988-07-12 1990-07-03 Recticel Werkwijze voor het bereiden van een hoog veerkrachtig polyurethaanschuim.
GB8816945D0 (en) * 1988-07-15 1988-08-17 Ici Plc Polymeric foams
US4898893A (en) * 1988-09-20 1990-02-06 Harry A. Fischer Blowing agents for isocyanurate foams and method for producing the same
DE3933335C2 (de) * 1989-10-06 1998-08-06 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Polyurethan-Hartschaumstoffen mit geringer Wärmeleitfähigkeit und ihre Verwendung
US5120770A (en) * 1989-11-29 1992-06-09 Doyle Earl N Use of liquid carbon dioxide as a blowing agent in the production of open-cell polyurethane foam
US5091436A (en) * 1990-02-20 1992-02-25 Frisch Kurt C Reinforced foam composites comprising hydroxy-containing vinyl ester resin
US5057547A (en) * 1990-04-06 1991-10-15 Mobay Corporation Rigid foams using blends of chlorofluorocarbons and hydrocarbons as blowing agent
US5102920A (en) * 1991-04-06 1992-04-07 Mobay Corporation Novel azeotropes and the use thereof in the production of rigid foams
US5227088A (en) * 1991-11-26 1993-07-13 Allied-Signal Inc. Azeotrope-like compositions of 1-chloro-3,3,3-trifluoropropane and a C.sub.56 hydrocarbon
DE4200558A1 (de) * 1992-01-11 1993-07-15 Basf Ag Verfahren zur herstellung von polyurethan-hartschaeumen sowie treibmittelmischung hierfuer
US5166182A (en) * 1992-03-23 1992-11-24 Atlas Roofing Corporation Thermosetting plastic foams and methods of production thereof using novel blowing agents
US5283003A (en) * 1993-03-04 1994-02-01 Chen Wen Pin Blowing agents for foaming polyurethane having no ozone depletion potential and uses and preparations thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013231198A (ja) * 2006-02-22 2013-11-14 Pactiv LLC ポリオレフィンフォーム構造体、膨張性ビーズおよびポリオレフィンフォーム構造体を作るための方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69424633T2 (de) 2000-09-21
EP0657495B1 (en) 2000-05-24
DE69424633D1 (de) 2000-06-29
JP2531937B2 (ja) 1996-09-04
US5336696A (en) 1994-08-09
CN1106838A (zh) 1995-08-16
EP0657495A1 (en) 1995-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2531937B2 (ja) 共沸混合物を使用したイソシアネ―トをベ―スとする重合体フオ―ムの製造方法
KR0155549B1 (ko) 강성 우레탄 및 이소시아누레이트 발포체용 발포 시스템
EP2567991B1 (en) Foam-forming compositions containing azeotrope-like mixtures containing z-1,1,1,4,4,4-hexafluoro-2-butene and either 1,1,1,3,3-pentaflurobutane or 1,1,1,3,3-pentafluroropropane and their uses in the preparation of polyisocyanate-based foams
JP2001506291A (ja) 1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンを含有する混合物
CA2017103A1 (en) Polyurethane foams manufactured with mixed gas/liquid blowing agents
US6288135B1 (en) Azeotrope-like compositions of pentafluoropropane, hydrocarbons and water
WO1992000345A1 (en) Method of preparing foam using a partially fluorinated alkane
US20080279790A1 (en) Azeotrope-like compositions of pentafluoropropane and chloropropane
JPH05271371A (ja) 気泡ポリマー生成物の調製法
WO1998032788A1 (fr) Procede de production de mousses de resine de synthese
EP1495073B1 (en) Method for preparing polyurethane or polyisocyanate foam compositions in the presence of a blowing agent based on pentafluoropropane, pentafluorobutane and water
US6117917A (en) Blowing agent blends and use thereof
KR100743260B1 (ko) 펜타플루오로프로판과 물로된 공비성 조성물
EP1276797B1 (en) Azeotrope-like compositions of pentafluoropropane, hydrocarbons and water
WO2005052042A2 (en) Mixtures of hydrofluorcarbons and acids as foam blowing agents
EP1591472A1 (en) Method for producing polyurethane or polyisocyanurate foams using a composition of pentafluoropropane and hydrocarbon
JPH1087774A (ja) 硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JPH06212009A (ja) ポリウレタンフォームの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees