JPH07173245A - ウレタン樹脂組成物 - Google Patents
ウレタン樹脂組成物Info
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- JPH07173245A JPH07173245A JP32635793A JP32635793A JPH07173245A JP H07173245 A JPH07173245 A JP H07173245A JP 32635793 A JP32635793 A JP 32635793A JP 32635793 A JP32635793 A JP 32635793A JP H07173245 A JPH07173245 A JP H07173245A
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Abstract
ら非極性ポリマー材料に至る広い範囲の各種プラスチッ
ク類の何れに対しても優れた接着性及び密着性を発現で
きるウレタン樹脂組成物を提供することを目的とする。 【構成】 本発明のウレタン樹脂組成物は、ポリエーテ
ルポリオール、ポリエステルポリオール及び分子構造が
1,2付加体を主成分とする水酸基末端ポリブタジエン
からなる混合ポリオールとポリイソシアネートとから構
成されるウレタン樹脂を含有するものである。
Description
関する。
料に対して優れた接着性を示す無溶剤型のウレタン樹脂
は未だ見つかっていない。ましてやポリ塩化ビニル等の
極性ポリマー材料からポリエチレン、ポリプロピレン等
のポリオレフィン系樹脂等の非極性ポリマー材料までの
広い範囲の各種プラスチック類の何れに対しても優れた
接着性を発現する一液無溶剤型のウレタン樹脂は全く見
つかっていない。そこでウレタン樹脂を有機溶剤で溶液
重合又は希釈した所謂溶剤系ウレタン樹脂がプラスチッ
ク類のような難接着材料の接着に提供されている。
有機溶剤がプラスチック材料のような疎水性物質表面を
部分的に溶解したり親和性を与えるため、無溶剤型接着
剤に比べて遥かに接着に有利である。しかしながら、斯
かる溶剤系ウレタン樹脂においても、広い範囲のプラス
チック類に接着可能なものはなく、プラスチックの種類
や性質に応じて溶剤及びウレタン樹脂の種類を選択して
いるのが実情である。まして接着を考えた場合、無溶剤
型ともなれば、液化状態となった高分子体であるウレタ
ン樹脂自身が接着初期において各種プラスチック類に直
接親和する必要があるが、これまでの無溶剤型ウレタン
樹脂では良好な濡れが得られないため必然的に接着範囲
が限られる傾向にあった。従って難接着材料と称せられ
るプラスチック類に、常温で優れた接着性を示す無溶剤
型ウレタン樹脂はなく、危険且つ有害で、環境汚染を引
起こす溶剤系ウレタン樹脂を利用せざるを得ない状態が
続いていた。
型の一部にウレタン系ホットメルトと称されるウレタン
系樹脂組成物が提案されている。これらの樹脂組成物は
何れも室温で固形状を示し、加熱溶融により液化された
ウレタン系樹脂自身が熱活性状態となり、被着体をも温
めた上で親和力を向上させ、両者の表面エネルギーを活
性化させるために、相互に高い親和力を得ることができ
る。しかしながら、斯かる樹脂組成物も極性ポリマー材
料から非極性ポリマー材料に至る広い範囲の各種プラス
チック類の何れに対しても有効に接着できるものではな
い。しかも斯かる樹脂組成物を用いて接着を行なう場
合、加熱により該組成物中に含有するポリイソシアネー
ト等が大気中に揮散し、その結果有害蒸気又はミストの
発生という新たな危険有害性や環境汚染を招くことにな
る。従ってホットメルトタイプのウレタン系樹脂組成物
も、溶剤系ウレタン樹脂の有する欠点を解消できるもの
ではない。
状に鑑み、無溶剤型で、常温において極性ポリマー材料
から非極性ポリマー材料に至る広い範囲の各種プラスチ
ック類の何れに対しても優れた接着性及び密着性を発現
でき、溶剤系ウレタン樹脂の有する上記欠点を有さない
ウレタン樹脂組成物を開発すべく鋭意研究を重ねてき
た。
チック材料を二つのグループに大別した。接着性及び密
着性を評価する上で、ポリ塩化ビニル(以下「PVC」
という)、ABS樹脂、ナイロン、ポリエステル、ニト
ロセルロース等のフィルム、シート、プレート類等の極
性が高いプラスチック材料を極性ポリマー群とし、ポリ
エチレン発泡体においてスライス加工されることで表面
に未処理のポリエチレンが露出している材料(以下「未
処理PE発泡体」という)、JIS 6768のポリエ
チレンポリプロピレンの濡れ試験法で、濡れ指数36d
yn/cmを示すポリエチレンフィルム、34dyn/
cmを示すポリプロピレンフィルム、エチレン・プロピ
レン・ジエン系材料(以下「EPDM」という)等の極
性の低いプラスチック材料を非極性ポリマー群とした。
以後前者を極性ポリマー群とし、後者を非極性ポリマー
群と略し、特記しない限り、以下の接着試験に用いた試
験材料をこのように呼称する。
との必要性から、接着開始時点では必ず液状を保たなけ
ればならないが、本発明では無用な加熱による液状化を
避けるため、常温で液状を示し、そのままの状態で塗付
し、接着作業ができることを条件とした。このような液
状ウレタン樹脂を得るためのポリオール成分として、本
発明者らはポリエーテルポリオール、ポリエステルポリ
オール及び水酸基末端ポリブタジエンの3種につき種々
の検討を行なった。
オキシアルキレンポリオール(以下「PPG」という)
は、過剰のポリイソシアネートとの反応により、容易に
NCO末端のプレポリマーと呼ばれる液状ウレタン樹脂
を与え、これは空気中の湿気等により容易に樹脂化す
る。しかし、PPGとポリイソシアネートとのプレポリ
マーは、接着性に乏しく、選定した全ての試験材料を充
分接着させることができず、界面剥離現象を伴い容易に
剥離した。従って、ポリエーテルポリオールは所望の液
状ウレタン樹脂を得るためのポリオール成分として不都
合であることが判明した。
テル結合を有していることから、極性ポリマー群に親和
性を与えることが期待できる。このポリエステルポリオ
ールは、過剰のポリイソシアネートとの反応により、常
温で固形状になるものから液状となるプレポリマーを得
ることができる。この液状となるプレポリマーを用い
て、上記極性ポリマー群及び非極性ポリマー群の二つの
グループの試験材料を接着したところ、極性ポリマー群
の一部に接着効果が認められるものがあるものの、全体
的には不充分であった。尚、非極性ポリマー群に対して
は、全て接着性に乏しく、界面剥離現象を伴い容易に剥
離した。従って、ポリエステルポリオールも所望の液状
ウレタン樹脂を得るためのポリオール成分として不都合
であることが判明した。
「ポリブタジエングリコール」という)は、分子構造が
ポリオレフィンに似ていることから非極性ポリマー群に
親和性を与えることが期待できる。このポリブタジエン
グリコールは、ポリブタジエンの両末端に水酸基を有す
る液状化合物である。この化合物は出発原料であるブタ
ジエンの共役二重結合が1,4の位置で重合する場合と
1,2の位置で重合する場合とがあり、従ってポリブタ
ジエンとしては様々な異性体を生じる。つまり、ブタジ
エンが1,4付加重合する場合は、シス−1,4結合ポ
リブタジエングリコールやトランス−1,4結合ポリブ
タジエングリコールを生じる(以下これらを総称して
「1,4付加体」という)。一方、1,2の位置で重合
する場合、1,2結合シンジオタクチックポリブタジエ
ングリコール、1,2結合アイソタクチックポリブタジ
エングリコール及び1,2結合アタクチックポリブタジ
エングリコールの3種類の立体異性体を生じる(以下こ
れらを総称して「1,2付加体」という)。従来よりポ
リブタジエングリコールは、これら異性体混合物の状態
で及び/又は同一分子内にシス−1,4結合、トランス
−1,4結合等の1,4付加重合に基づく部分と1,2
付加重合に基づく部分とが共存している状態で市販され
ている。従って本発明では、上記混合物又は同一分子内
の微細構造による由来を問わず、全体中に1,4付加体
に基づく部分を50重量%より多く含有するタイプを
「1,4−PBG」と称し、全体中に1,2付加体に基
づく部分を50重量%以上含有するタイプを「1,2−
PBG」と称する。これらポリブタジエングリコール
は、過剰のポリイソシアネートとの反応により容易に液
状のプレポリマーを得ることができる。而してポリオー
ル成分として1,4−PBG又は1,2−PBGを用い
た二種のプレポリマーを用い、上記極性ポリマー群及び
非極性ポリマー群の二つのグループの試験材料を接着し
たところ、何れのプレポリマーも非極性ポリマー群の一
部に接着効果が認められるものがあるものの、全体的に
は不充分であった。尚、極性ポリマー群に対しては、全
て接着性に乏しく、界面剥離現象を伴い容易に剥離し
た。従って、ポリブタジエングリコール(1,4−PB
G及び1,2−PBG)も所望の液状ウレタン樹脂を得
るためのポリオール成分として不都合であることが判明
した。
PBGを混合し、この混合ポリオールと過剰のポリイソ
シアネートとを反応させてプレポリマーを得た。また、
ポリエステルポリオール及び1,2−PBGを混合し、
この混合ポリオールと過剰のポリイソシアネートとを反
応させてプレポリマーを得た。そしてこれらのプレポリ
マーを用い、上記極性ポリマー群及び非極性ポリマー群
の二つのグループの試験材料を接着したところ、何れの
プレポリマーも全ての試験材料に対して接着性が乏し
く、界面剥離現象を伴って容易に剥離した。またこれら
のプレポリマーは、数日のうちに相分離して2相に分か
れ、相溶性に極めて乏しいものであった。これらのこと
から、上記プレポリマーは相溶性に乏しい結果、ポリオ
ール成分としてポリエステルポリオール及びポリブタジ
エングリコールをそれぞれ単独で用いて合成したプレポ
リマーに比し、接着性の幅が低下し、相殺効果が発現さ
れたものと解釈できる。
ルポリオール及び1,4−PBGを混合し、この混合ポ
リオールと過剰のポリイソシアネートとを反応させてプ
レポリマーを得た。また、ポリエーテルポリオール、ポ
リエステルポリオール及び1,2−PBGを混合し、こ
の混合ポリオールと過剰のポリイソシアネートとを反応
させてプレポリマーを得た。これらのプレポリマーは、
何れも相溶性に優れたものであった。そしてこれらのプ
レポリマーを用い、上記極性ポリマー群及び非極性ポリ
マー群の二つのグループの試験材料を接着したところ、
驚くべき知見を得た。即ち、1,4−PBGをポリオー
ル成分の一部に組込まれたプレポリマーは、全ての試験
材料に対して接着性が乏しく、界面剥離現象を伴って容
易に剥離したが、一方1,2−PBGをポリオール成分
の一部に組込まれたプレポリマーは、全ての試験材料に
対して優れた接着性を発現できた。それ自体が接着性に
乏しいポリエーテルポリオールであっても、ポリエステ
ルポリオールや1,4−PBG又は1,2−PBGの相
溶化剤として作用するため、得られるプレポリマーの相
溶性が向上し、ポリエステルポリオールや1,4−PB
G又は1,2−PBGの本来有する接着機能を復元でき
ることは理解できることである。しかしながら、ポリブ
タジエングリコールにおいて、同一出発原料であるブタ
ジエンから形成された1,4−PBG及び1,2−PB
Gのうち、前者が相溶性が改善されたにも拘らず全ての
試験材料に対する接着性が乏しく、後者が全ての試験材
料に対して優れた接着性を発揮することは、特筆すべき
ことである。
れたものである。
オール、(B)ポリエステルポリオール及び(C)1,
2−PBGからなる混合ポリオールとポリイソシアネー
トとから構成されるウレタン樹脂を含有するウレタン樹
脂組成物に係る。
るポリエーテルポリオールとしては、分子末端に2個以
上の水酸基を有し、分子内にエーテル結合を有するもの
である限り、従来公知のものを広く使用でき、例えばポ
リオキシアルキレンジオール(具体的にはポリオキシエ
チレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、
ポリオキシブチレングリコール等やこれらの共重合体
等)、ポリオキシアルキレントリオール(具体的にはエ
チレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシ
ド、スチレンオキシド等とグリセリン、トリメチロール
プロパン等を付加重合させたもの)等のポリオキシアル
キレンポリオール;テトラヒドロフランの開環重合によ
り得られるポリオキシテトラメチルグリコール等を挙げ
ることができる。本発明では、これらは一種単独で又は
二種以上混合して使用される。上記ポリエーテルポリオ
ールのうち、他のポリオールである(B)成分や(C)
成分及びプレポリマーとの相溶性を考慮すれば、数平均
分子量が1000〜10000のポリエーテルポリオー
ルが好ましく、数平均分子量が2000〜6000のポ
リエーテルポリオールが特に好ましい。また上記ポリエ
ーテルポリオールの中でもポリオキシアルキレンポリオ
ールが好ましい。
るポリエステルポリオールとしては、エステル結合を繰
返し単位として有する末端に水酸基を有する化合物であ
る限り、従来公知のものを広く使用でき、例えば多価カ
ルボン酸(主としてアジピン酸やフタール酸)と多価ア
ルコール(具体的にはグリコール、トリオール等)との
脱水縮合によって得られる縮合系ポリエステルポリオー
ル;ε−カプロラクトンの開環重合により得られるラク
トン系ポリエステルポリオール;ポリオールのホスゲン
化又はジフェニレンカーボネートによるエステル交換反
応により得られるポリカーボネートジオール;ポリカル
ボン酸無水物とジエポキサイドとの重付加反応によるポ
リエステルポリオール;酸塩化物とヒドロキシ化合物の
アルカリ塩との反応によるポリエステルポリオール;分
子内部にウレタン基等を導入したようなウレタン変性ポ
リエステルポリオール等を挙げることができる。本発明
では、これらは一種単独で又は二種以上混合して使用さ
れる。上記ポリエステルポリオールの中でも、低粘度の
プレポリマーを得たり、各種プラスチック材料に対して
優れた接着性を発現させるためには、ジエチレングリコ
ール、ヘキシルグリコール、ネオペンチルグリコール等
の多価アルコールとアジピン酸、セバチン酸、イソフタ
ル酸、トリメリット酸等の多価カルボン酸との縮合化反
応により得た縮合系ポリエステルポリオールであって、
数平均分子量300〜10000の常温液状のポリオー
ルが好適である。更により高度な接着性能を付与するた
めには、縮合系ポリエステルポリオールの一部にイソフ
タル酸等の芳香族多価カルボン酸を導入したものをポリ
エステルポリオールとして使用するのが望ましい。
る1,2−PBGは、上記した通り分子構造が1,2付
加体を主成分とする水酸基末端ポリブタジエンである。
1,2−PBGは、例えばブタジエンのアニオンリビン
グ重合法、パラジウム系やモリブデン系の遷移金属触媒
を用いる重合法、Na重合法等の各種方法によって得ら
れたブタジエンオリゴマーの両末端にエチレンオキシド
を付加して製造される。この際、1,2付加体と共に
1,4付加体も副生するが、1,2−PBG中の1,2
付加体の含有率が50重量%以上である限り、本発明の
所期の効果が発現される。本発明では、1,2−PBG
中の1,2付加体の含有率が向上する程接着性能がより
一層優れることから、1,2−PBG中の1,2付加体
の含有率が70重量%以上であるのが好ましい。本発明
で用いられる1,2−PBGは、例えば日本曹達株式会
社からNISSO−PB G−1000、NISSO−
PBG−2000、NISSO−PB G−3000等
の商品名で市販されている。また本発明で用いられる
1,2−PBGは、水素添加されたものであってもよ
い。このような1,2−PBGは、例えば日本曹達株式
会社からNISSO−PB GI−1000、NISS
O−PB GI−2000、NISSO−PBGI−3
000等の商品名で市販されている。一方、1,4−P
BGは、出光石油化学株式会社からPolybd R4
5−HT、Polybd R15−HT等の商品名で市
販されているが、1,4−PBGと1,2−PBGとの
混合PBG中に含まれる1,2付加体の含有率が50重
量%以上となる範囲内において、斯かる1,4−PBG
を上記1,2−PBGと混合して用いても本発明の所期
の効果が発現されるのは勿論のことである。
表わされる。
アイソタクチック等の立体規則性のあるタイプと規則性
のないアタクチック型とがあるが、本発明においては、
規則性を与えないアタクチック型がより広い接着性を与
えるので特に好ましい。
及び(C)成分の混合物をポリオール成分として使用さ
れる。これら成分の配合割合は、特に限定されるもので
はないが、通常(A)成分100重量部当り,(B)成
分を5〜200重量部、(C)成分を5〜200重量部
配合するのがよい。(B)成分の配合量が5重量部より
少ないとPVC等の極性ポリマーに対する接着性が低下
し、逆に200重量部を超えるとポリオレフィン等の非
極性ポリマーに対する接着性が低下すると同時に常温で
液状を保持できず固形化することがあるので、好ましく
ない。一方(C)成分の配合量が5重量部より少ないと
非極性ポリマーに対する接着性が乏しくなり、200重
量部を超えると極性ポリマーに対する接着性が乏しくな
ると同時に相溶性が乏しく相分離することがあるので、
好ましくない。本発明では、(A)成分100重量部当
り,(B)成分を20〜120重量部、(C)成分を2
0〜120重量部配合するのが特に好ましい。
は、1分子中に2個以上のイソシアネート基を有する化
合物、所謂多官能イソシアネート化合物である。斯かる
多官能イソシアネート化合物としては、従来公知のもの
を広く使用でき、例えばトルイレンジイソシアネート
(以下「TDI」という)、4,4′−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート(以下「MDI」という)、ヘキサ
メチレンジイソシアネート(以下「HMDI」とい
う)、キシリレンジイソシアネート(以下「XDI」と
いう)、メタキシリレンジイソシアネート、1,5−ナ
フタレンジイソシアネート、水素化ジフェニルメタンジ
イソシアネート、水素化トルイレンジイソシアネート、
水素化キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート等のイソシアネート化合物;スミジュールN
(住友バイエルウレタン社製)のようなビュレットポリ
イソシアネート化合物;デスモジュールIL,HL(バ
イエルA.G.社製)、コロネートEH(日本ポリウレ
タン工業株式会社製)のようなイソシアヌレート環を有
するポリイソシアネート化合物;スミジュールL(住友
バイエルウレタン社製)、コロネートHL(日本ポリウ
レタン工業株式会社製)のようなアダクトポリイソシア
ネート化合物等を挙げることができる。本発明では、こ
れらは一種単独で又は二種以上混合して使用される。上
記ポリイソシアネートの中でも、各種プラスチック材料
に対して優れた接着性を発現させるためには、MDI、
TDI又はHMDIを使用するのが望ましい。
ールとポリイソシアネートとを反応させて得られるもの
である。本発明のウレタン樹脂には、ウレタンプレポリ
マーも包含される。ウレタン樹脂を製造するに当って
は、特に制限がなく、従来公知の方法に従い、混合ポリ
オールとポリイソシアネートとからウレタン樹脂を製造
すればよい。通常常温で液状樹脂を得る最も簡便な方法
は、(A)成分、(B)成分及び(C)成分を所定量混
合しておき、これにポリイソシアネートを作用させて、
ウレタン樹脂を製造する方法である。更に(A)成分及
び(B)成分の混合ポリオールをポリイソシアネートと
反応させてNCO末端のウレタンプレポリマーを合成
し、それに(C)成分を作用させるような所謂二液型の
使用方法も可能である。要は3種のポリオール成分とポ
リイソシアネートとから構成されるウレタン樹脂になれ
ばよい。またウレタン樹脂を製造するに際しては、触
媒、安定剤等の各種添加剤を反応前、反応途中及び反応
後の何れの段階で配合しても差支えない。
塑剤、高沸点溶剤、熱可塑性ポリマー類、粘着付与樹
脂、カップリング剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、チタ
ン白等の白色顔料、各種着色顔料、染料、炭酸カルシウ
ム、カーボンブラック、クレー、タルク等の充填剤等を
用途、目的に応じて適宜配合することができる。
い状態で且つ常温領域において、難接着であるとされて
いるプラスチック材料に優れた接着性及び密着性を与え
得る。ここで難接着性のプラスチック材料とは、PV
C、ABS樹脂、ポリエステル、ナイロン、ニトロセル
ロース等の極性ポリマーからポリエチレン、ポリプロピ
レン、EPDM等の非極性ポリマーに及ぶ広い範囲の材
料である。殊にポリエチレンについては、ポリエチレン
発泡体のスライス面のように、表面処理を施していない
未処理のポリエチレン発泡体も含む。ポリエチレンフィ
ルム及びポリプロピレンフィルムに至っては、「JIS
6768 ポリエチレン ポリプロピレンの濡れ試験方
法」によって示される濡れ指数が34〜36dyn/c
mの範囲でも常温接着が可能である。
て得られる接着物は、優れた耐熱性、耐熱クリープ性、
耐水性、耐煮沸性、耐薬品性等の耐久性を発揮する。
溶剤で、しかも常温領域で使用できることから、溶剤の
環境汚染の問題もなく、加熱接着で発生する有害なイソ
シアネート類の蒸気又はミストの発生を最少限に押える
ことができる。
(A)成分、(B)成分及び(C)成分の混合ポリオー
ルをポリオール成分として用いたウレタン樹脂であって
も相溶性に優れ、経時的に相分離せず、副反応も生じな
いことから、貯蔵安定性にも優れたものである。
物は、無溶剤型の接着剤、塗料等のコーティング剤等、
現在の溶剤系ウレタン樹脂が使用されている用途に幅広
く使用され得る。
層明らかにするが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。尚、以下において、単に「部」及び
「%」とあるのは特記しない限り「重量部」及び「重量
%」を意味する。
ルを用意した。
アルキレンポリオール、以下「PPG,P1」と略記す
る):数平均分子量4900、水酸基価35.3、1分
子当りの水酸基個数3、粘度850cps/25℃、商
品名エクセノール820(旭硝子株式会社製)。
族ポリエステル,E1」と略記する):グリコールとし
てジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ネオ
ペンチルグリコールの多価アルコールをアジピン酸によ
りエステル化した縮合系ポリオール、水酸基価56.
6、酸価0.36、数平均分子量2000。
族ポリエステル,E2」と略記する):グリコールとし
てジエチレングリコール、ヘキシレングリコールのジオ
ールを脂肪族ジカルボン酸としてアジピン酸、セバチン
酸、芳香族ジカルボン酸としてイソフタル酸によりエス
テル化した縮合系ポリオール、水酸基価56.7、酸価
0.22、数平均分子量2000。
リブタ1,2,B1」と略記する):1,2−PBG、
数平均分子量1850、1,2付加体の含有率85%以
上、水酸基価53.4、粘度14500cps/45
℃、商品名NISSO−PB G2000(日本曹達株
式会社製)。
リブタ1,4,B2」と略記する):1,4−PBG、
数平均分子量2800、1,2付加体の含有率20%以
下、水酸基価50.0、粘度5000cps/30℃、
商品名 Polybd R45−HT、出光石油化学
製。
ジュール44S、NCO含有率33.6%、住友バイエ
ルウレタン株式会社製)を用いて、ウレタン化反応を行
なうことにより、各種プレポリマーを合成した。尚、合
成に当っては、夫々の理論NCO含有率と反応条件を共
通とした。
フラスコ、バキュームシール付き攪拌機、還流管、温度
計、減圧装置及びチッ素気流装置を備えた反応装置に
て、予め水酸基価が分かっているそれぞれのポリオール
を表1に示す配合に従い、合計1000部を計量し、1
00℃の条件で減圧脱水を行ない。それぞれの配合ポリ
オールの水分が200ppm以下であることを確かめ
た。加熱減圧脱水を終えたそれぞれの配合ポリオールを
一旦50℃まで冷却し、それぞれの配合ポリオールの水
酸基価から、合成プレポリマーのNCO含有率が10.
0%になるように必要なMDI量を計量し、MDIを一
挙に配合した後、窒素気流下で80〜85℃にて4時間
反応させた。
せたジブチル錫ジラウリレート(以下「DBTDL」と
略記する)が、DBTDLの純分換算で、配合ポリオー
ル1000部当り0.03部になるように配合し、その
後窒素気流下で80〜85℃にて1時間熟成反応を行な
いプレポリマーのNCO含有率が理論値(10.0%)
以下であることを確認後、冷却した。冷却後、乾燥した
密閉できるガラスびんに収缶し、窒素パージを施したも
のを各プレポリマー試料とした。翌日その一部を改めて
NCO含有率を測定し、これを終点NCO含有率とし、
粘度も測定し、これを終点粘度とした。更にこれらプレ
ポリマーを50℃にて1ヵ月間放置後の保存安定性をみ
た。保存安定性は経日後のNCO含有率、粘度測定と共
に、目視にて相分離の発生により相溶性を観察した。
下の接着試験を行なった。
いて、常温にて冷圧プレス方式で行なった。
目印刷を施した半硬質PVCシート(大日本印刷株式会
社製) 2.ABS樹脂:厚さ1mmのベージュ色のプレート
(筒中プラスチック株式会社製) 3.ナイロン:厚さ1mmの6.6ナイロンからなる白
色プレート 4.ポリエステル:厚さ0.2mmの透明ポリエチレン
テレフタレートフィルム(接着は未処理面) 5.ニトロセルロース:厚さ0.5mmの乳白色のニト
ロセルロースプレート (ロ)非極性ポリマー群; 6.ポリエチレン発泡体:発泡倍率10倍のスライス加
工でポリエチレンが露出した発泡体(ミツフクボード、
三福工業株式会社製) 7.ポリエチレンフィルム:厚さ0.15mm、濡れ指
数36dyn/cm(JIS 6768)の半透明ポリ
エチレンフィルム 8.ポリプロピレンフィルム:厚さ0.1mm、濡れ指
数34dyn/cm(JIS 6768)の透明ポリプ
ロピレンフィルム 9.EPDMプレート:厚さ1mmの黒色で表面光沢の
あるプレート (ハ)合板 表面白ラワン系で、含水率9〜10%に調節した5pl
y合板(厚さ5.5mm、タイプ1、永大産業株式会社
製)。
恒温室にて、30cm×15cmに切断した合板の繊維
方向に、バーコータを用いて塗付量100〜120g/
m2 となるように塗付する。塗付後、直ちに合板と同サ
イズに切断した各種プラスチック材料を載せ、ゴムロー
ルで脱気後、閉鎖堆積時間40分以内で積み上げ20℃
にて冷圧プレスする。冷圧プレス条件は、0.5kg/
cm2 で16時間と統一し、同恒温室で7日程度養生後
充分に湿気硬化させた後に接着強さを測定する。
離試験) 接着物を巾25mm×長さ10mmに切り出し、合板繊
維方向と平行に90度剥離試験を行なう。試験は20
℃、RH65%の恒温室にて、各接着物当り5片を用い
て、引張速度200mm/分で剥離強度の平均値を求め
る。この時接着強さと共に、合板表層の材破の有無を重
視する。単位はN/25mmである。また測定機器はオ
ートグラフAG5000、島津製作所株式会社製であ
る。
い △:合板表層材破が50%以下で、接着強さが不充分 ×:合板表層材破がなく、界面剥離で接着強さに乏しい 尚、本試験において、ポリエチレン発泡体で、本発明品
のように接着強さが優れるため、ポリエチレン発泡体の
母材破壊で剥離できない時は「剥離不能」と表記した。
ての試験材料で強度が優れ、その破壊状態も合板表層の
破壊に及んでいる。一方比較例は、何れも場合も接着強
さに乏しく、その殆んどが界面剥離となっている。
プレポリマーを合成し、実施例1で示した極性ポリマー
群の代表としてPVCシートと非極性ポリマー群の代表
としてポリエチレン発泡体を用い、以下の試験を行な
う。尚、試験材料及び接着条件は実施例1と同じであ
る。
78時間浸漬後、濡れたまま、実施例1と同様に90度
剥離する。試験片は5片、単位はN/25mmである。
00℃において90度角に500gの重しを負荷させ1
時間後と16時間後の剥離長さを測定する。試験片は5
片、単位はmm/1hr、mm/16hrである。尚、
50mm以上剥離した場合は、その時間をもって「全面
剥離」と表記し、その時点で試験を終える。従って、こ
の試験は数値が大きい程劣る。
(以下「JAS」と略記)の特殊合板試験法により、煮
沸水中に4時間浸漬後、60℃にて20時間乾燥させ、
再び煮沸水中に4時間浸漬後、60℃にて3時間乾燥さ
せて試験を終了し、接着部分の異常(縮み、ふくれ、剥
がれ)を観察する。
適合基準範囲にある △ 縮み、ふくれ、剥がれがあり、JASの適合基準に
達しない × 縮み、ふくれ、剥がれが顕著で、JASの適合基準
に達せず接着性能が非常に劣る。
で平面引張り試験を行なう。尚引張り速度は5mm/分
とし、接着強さは、強度値と共に、破壊がどこで生じる
かを重視した。単位はN/cm2 、測定機器はオートグ
ラフAG5000である。
強さが優れる ○:部分的にポリエチレン発泡体の母材破壊が見られ接
着強さが良い △:全面界面剥離で、接着強さが不充分 ×:全面界面剥離で、接着強さに乏しい。
着強さの測定 (ホ)で調整した平面引張り試験片を金属盤をつけたま
ま、水中に78時間放置し、濡れたまま(ホ)と同じく
平面引張り試験を行なう。
く、耐熱性、耐水性、耐煮沸性等の各種性能にも優れて
いた。一方比較例は、元々の接着性が乏しいせいか、本
発明品に比べて明らかに接着性能、その他の性能が劣っ
ていた。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリエーテルポリオール、ポリエステル
ポリオール及び分子構造が1,2付加体を主成分とする
水酸基末端ポリブタジエンからなる混合ポリオールとポ
リイソシアネートとから構成されるウレタン樹脂を含有
するウレタン樹脂組成物。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1993
- 1993-12-24 JP JP32635793A patent/JP3448691B2/ja not_active Expired - Fee Related
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