JPH07172809A - 基板上への珪化タングステンコーティングの堆積操作の事前に堆積チャンバのアルミニウムを有する表面を処理する予備処理プロセス - Google Patents

基板上への珪化タングステンコーティングの堆積操作の事前に堆積チャンバのアルミニウムを有する表面を処理する予備処理プロセス

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JPH07172809A
JPH07172809A JP6242830A JP24283094A JPH07172809A JP H07172809 A JPH07172809 A JP H07172809A JP 6242830 A JP6242830 A JP 6242830A JP 24283094 A JP24283094 A JP 24283094A JP H07172809 A JPH07172809 A JP H07172809A
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chamber
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forming
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Susan Telford
テルフォード スーザン
Michio Aruga
美知雄 有賀
Mei Chang
チャン メイ
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
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    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/22Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of inorganic material, other than metallic material
    • C23C16/30Deposition of compounds, mixtures or solid solutions, e.g. borides, carbides, nitrides
    • C23C16/42Silicides

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、チャンバ内に微粒子を発生しない
方法で、チャンバが清浄化された後に第1番目に処理さ
れる基板上に品質の高い珪化タングステンを形成するプ
ロセスを提供する。 【構成】 チャンバの清浄化のステップの事後に、アル
ミニウムを有する表面に対してシランとWF6 等のタン
グステンを有するガスとの混合物を用いて、シランベー
スの珪化タングステンの初期の堆積物を形成する処理を
第1に含むプロセスによる、真空堆積チャンバ内のアル
ミニウムを有する表面の予備処理プロセスが開示され
る。好適な実施例では、このプロセスは、WF6 等のタ
ングステンを有するガスとジクロロシラン等の塩素置換
シランガスとの混合物を用いて、先に堆積された珪化タ
ングステンの上に塩素置換シランベースの珪化タングス
テンの堆積物を形成する第2のステップにより、既にコ
ーティングが施されているチャンバのアルミニウムを有
する表面を続けて処理する工程を更に含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、堆積チャンバの前処理
プロセスに関する。特に、本発明は、清浄化のステップ
の事後又は基板上への珪化タングステン等の物質の堆積
の事前において堆積チャンバの表面を処理する予備処理
プロセスに関する。
【0002】
【従来の技術】基板上への珪化タングステン等の物質の
堆積においては、例えば、珪化タングステンの残留物の
ような堆積プロセスに由来する残留物が、チャンバ壁や
堆積チャンバ内で基板を支持するサセプタを含む堆積チ
ャンバの表面にも堆積される。珪化タングステンの堆積
操作を繰り返すことによって、堆積チャンバ内にはこの
ような不要な残留物が蓄積する。このような残留物はチ
ャンバ表面から剥離し、チャンバ内で処理されようとす
る基板を汚染する原因となるが、これを防止するためチ
ャンバは定期的に清浄化をされて、この堆積物の残留物
が除去される。この珪化タングステン残留物を堆積チャ
ンバから除去する操作は、NF3 やC2 6 等の弗素含
有エッチャントを用いて行われる。
【0003】通常、チャンバの清浄化は、プラズマを弗
素含有エッチャントガスと共に用いてなされ、それに続
いて水素を用いた不動態化処理が行われて、チャンバ内
に残留する弗素を有する残留物を除去する。しかし、こ
のような清浄化処理の後に行われる珪化タングステンの
堆積操作においては、清浄化後サセプタに配置される最
初の基板には、珪化タングステン層の堆積物が充分に受
容されなかった。
【0004】従って、清浄化の後に処理された最初若し
くは第1番目の基板上に堆積された珪化タングステンは
品質が悪く不合格にする必要があった。このことは、当
然ながら、珪化タングステンの廃棄又はコストのロスを
招くばかりではなく、基板上に先に形成されていた他の
いかなる構造体、例えば半導体ウエハ上のその位置に作
られた集積回路構造等の、廃棄又はロスをも招く。この
ロスが重大であることは理解されよう。例えば、真空チ
ャンバの清浄化が、珪化タングステンを用いてウエハ1
0枚を処理する度に行われれば、不合格になるウエハの
数は、締めて10パーセントにもなってしまう。
【0005】この問題は、WF6 等の、タングステンを
有するガスが、ジクロロシラン(DCS)等の塩素置換
シランガスとの組み合わせで用いられた場合に、最も顕
著である。平坦ではない基板表面に対しては、塩素置換
シランガスを用いて珪化タングステン層を形成する方
が、シラン単独で用いるよりも良いステップカバレージ
を与えることが知られている。そのため、堆積チャンバ
を定期的に清浄化して不要な堆積物の残留物を除去する
場合に、清浄化に続いて形成される基板上への珪化タン
グステンの堆積物の障害にならない方法、特に、このよ
うな真空チャンバの清浄化の事後に処理される最初若し
くは第1番目の基板へ粗悪な珪化タングステンの堆積物
を生じないような方法を見出だすことが重要である。
【0006】本発明者らにより米国特許庁へ1992年
10月30日に提出され承継人へ譲渡された07/96
8710号の明細書(この米国特許を原出願として特願
平5−272863を出願)には、珪化タングステンを
基板上に形成する場合には、窒化アルミニウムをコーテ
ィングしたグラファイト製のサセプタを基板に対して用
いることが提案されており、その理由は、珪化タングス
テン材料の形成には高い堆積温度が通常付随するからで
ある。従来からのアルミニウム製サセプタに比べてグラ
ファイト製サセプタの方が、高い耐焼結ひずみ性を有す
る(resistant to warpage)が、グラファイト製サセプタ
が充分な耐腐食性を具備するためには、グラファイト表
面上に窒化アルミニウムのコーティングが必要であるこ
とが見出だされている。
【0007】このように、窒化アルミニウムをコーティ
ングしたグラファイト製のサセプタが、高温下、例えば
約400℃を超えるような温度下において珪化タングス
テンの形成に有用であることが見出だされた一方で、上
述のような清浄化のステップ後第1番目の基板の上へ珪
化タングステンを形成することに関する問題点は、弗化
タングステン/ジクロロシランガスの組み合わせを用い
てサセプタ上の基板に珪化タングステンを形成すること
に関係して、このコーティングを施されたサセプタの使
用中に、初めて見出だされた。
【0008】従って、本発明者らにより先に米国特許庁
へ提出された08/083420号の明細書(この米国
特許を原出願として特願平6−146631を出願)で
は、本発明者らは、各清浄化の事後、及び清浄化後第1
番目の基板の処理の事前に、堆積チャンバ内のサセプタ
上の予備処理(pretreatment)又は調整(conditioning)を
行うことを提案して、この問題を扱った。
【0009】特に、サセプタ上に基板を配置せず、且
つ、WF6 等のタングステンを有するガス:例えばジク
ロロシラン(SiH2 Cl2 )、モノクロロシラン(S
iH3Cl)、トリクロロシラン(SiHCl3 )等の
塩素置換シランガスの珪素供給源(source):アルゴン、
ヘリウム等のキャリアガス、の組み合わせを用いて、チ
ャンバ内に珪化タングステンの堆積処理を堆積チャンバ
の清浄化を行った後に行う予備調整(preconditioning)
を教示した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らによる先の
特許出願において記載されたような、この予備コーティ
ング又は予備調整を行えば、それに続いて、清浄化後チ
ャンバ内で処理される第1番目の基板に対しても、満足
な珪化タングステンのコーティングを形成する結果が得
られる一方、この後に行われる基板上への堆積操作、例
えば10以上の枚数のウエハを処理した後の結果、サセ
プタ表面を含むチャンバ表面上には残留物が蓄積する場
合があり、特に予備処理操作にクロロシランが用いられ
た場合において生ずる。この残留物は、これ以前にチャ
ンバ表面に堆積した残留物よりも容易に剥離して微粒子
を成す傾向がある。
【0011】本発明者らは、いかなる理論にも束縛され
ることを望むものではないが、クロロシランベースの珪
化タングステンの堆積物が、サセプタ及びその他のイン
シチュウで堆積されたアルミニウムを含んだチャンバ表
面に予備調整がなされて形成された場合、この堆積物は
その下のアルミニウムを含んだ表面と良好な結合状態を
形成しないようであり、それは、この上に堆積されたク
ロロシランベースの珪化タングステン材料の応力による
性質(the stressed nature) によるようである。
【0012】そこで、清浄化のステップの事後第1番目
に処理される基板上に粗悪な珪化タングステンが形成さ
れる問題において、これを解決したことが別の問題を生
み、その別の問題は解決される必要がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、チャンバの表
面に堆積された残留物が剥離することによる,その後の
チャンバ内の微粒子の形成を防止するような手法で、チ
ャンバが清浄化された後に処理される最初の基板上に粗
悪な珪化タングステンコーティングが形成される問題を
扱うプロセスを目的とする。
【0014】本発明に従い、チャンバの清浄化のステッ
プの事後又はチャンバ内における珪化タングステンの堆
積処理の事前に、アルミニウムを有する表面(alminium-
bearing surfaces) に対してシランとWF6 等のタング
ステンを有するガスとの混合物を用いて、シランベース
の珪化タングステン(silane-based tungsten silicide)
の初期の堆積物を形成する処理を第1に含むプロセスに
より、堆積チャンバ内のアルミニウムを有する表面が処
理される。好適な実施例では、このプロセスは、WF6
等のタングステンを有するガスとジクロロシラン(Si
2 Cl2 )、モノクロロシラン(SiH3 Cl)、ト
リクロロシラン(SiHCl3 )等の塩素置換シランガ
スとの混合物を用いて、先に堆積されたシランベースの
珪化タングステンの上に塩素置換シランベースの珪化タ
ングステンの堆積物を形成する第2のステップにより、
既にコーティングが施されているチャンバのアルミニウ
ムを有する表面を続けて処理する工程を更に含んでい
る。
【0015】
【実施例】本発明は、チャンバ内における基板の処理中
にチャンバの表面に堆積された残留物が剥離することに
よる,その後のチャンバ内の微粒子の形成をも防止する
ような予備処理プロセスにより、チャンバが清浄化され
た後に処理される最初の基板上に粗悪な珪化タングステ
ンコーティングが形成される問題を解決する。
【0016】本発明に従い、チャンバの清浄化のステッ
プの事後に、アルミニウムを有する表面に対してシラン
とWF6 等のタングステンを有するガスとの混合物を用
いて、シランベースの珪化タングステンの初期の堆積物
を形成する処理を第1に含むプロセスにより、堆積チャ
ンバ内のアルミニウムを有する表面が処理される。好適
な実施例では、このプロセスは、WF6 等のタングステ
ンを有するガスとジクロロシラン(SiH2 Cl2 )、
モノクロロシラン(SiH3 Cl)、トリクロロシラン
(SiHCl3 )等の塩素置換シランガスとの混合物を
用いて、先に堆積された珪化タングステンの上に塩素置
換シランベースの珪化タングステンの堆積物を形成する
第2のステップにより、既にコーティングが施されてい
るチャンバのアルミニウムを有する表面を続けて処理す
る工程を更に含んでいる。
【0017】ここで、「アルミニウムを有する表面」と
は、チャンバ内においてアルミニウム若しくはアルミニ
ウム化合物を含んだ表面を含むことを意味する。従っ
て、この定義には、チャンバ内の金属アルミニウムの表
面のみならず、窒化アルミニウムの表面、酸化アルミニ
ウムの表面、並びに、弗素残留物と他のアルミニウムを
有する材料との反応の結果生ずる弗化アルミニウム(A
lFX )の表面が含まれる。従って、これには、本発明
者らによる米国特許07/968710号(この米国特
許を原出願として特願平5−272863を出願)に記
載されるような、グラファイト製サセプタの上や、シャ
ワーヘッド、クランピング等の製造用器具の上に形成さ
れた窒化アルミニウム表面が含まれる;同様に、出願中
の特願平5−126100に記載されるような窒化アル
ミニウムから成るサセプタ等の、窒化アルミニウム製の
製造用器具も、これに含まれる。
【0018】操作の理論に拘束されることは本発明者ら
の意図するところではないが、以下のように説明され
る。即ち、式SiH2 Cl2 を有するジクロロシラン
(DCS)等の塩素置換シランを用いた単一のステップ
のプロセスにより、堆積チャンバの表面に形成された珪
化タングステンの予備調整の堆積物は、コーティングを
具備する。このコーティングは、この後に引き続き行わ
れる基板上への珪化タングステンの形成のためのチャン
バの予備調整には有効なものの、塩素置換されていない
シラン、例えばシラン(SiH4 )を、珪素のガス供給
源として用いて形成された珪化タングステンコーティン
グに比べて、より大きな応力を含有する。従って、引き
続いて行われる基板上への堆積処理の過程と、その結果
のチャンバ表面の残留物の形成において、DCSベース
の珪化タングステンとアルミニウムを有する表面との間
の応力を有する界面が(応力により)ひび割れ、その後
残留物が剥離し、その結果チャンバ内に望ましくない微
粒子の形成を生じ、そしてこの中で処理されるいかなる
基板をも汚染する。
【0019】これとは対照的に、本発明の予備調整また
は再処理のプロセスは、アルミニウムを有する表面とそ
れに続くDCSベースの珪化タングステンの堆積物との
間に、シランベースの珪化タングステンの中間堆積物(i
ntermediary deposit)を提供するため、DCSベースの
珪化タングステンの堆積物において、珪化タングステン
とアルミニウムを有する表面との間の界面への応力の伝
達は、中間に形成された応力−解放若しくは吸収のシラ
ンベースの珪化タングステン材料により抑制される。即
ち、アルミニウムを有する表面とそれに続くDCSベー
スの珪化タングステンの堆積物との間に形成されたシラ
ンベースの珪化タングステン堆積物は、DCSベースの
材料からシランベースの材料を経てアルミニウムを有す
る表面へと至る応力の移動を抑制するクッションの働き
をする。
【0020】(シランベースの第1の珪化タングステン
堆積物の形成)サセプタ上に堆積されるシランベースの
第1の珪化タングステン材料は、アルミニウムを有する
表面上にシランベースの珪化タングステンのコーティン
グを提供する方法であればいかなる方法により付着され
てもよい。例えば、チャンバ内に、例えばタングステン
を有するガスとシランガスとキャリアガスとの混合物を
流すCVDプロセスにより、サセプタ表面に珪化タング
ステンの堆積物を付着ないし堆積してもよい。また、シ
ランベースの珪化タングステン材料は、プラズマ励起化
学気相蒸着法(PECVD)によりサセプタ表面へ付着
されてもよい。
【0021】化学気相蒸着法を用いた場合、例えば、W
6 等のタングステンを有するガスと;シランガス(S
iH4 )と;アルゴンやヘリウム等のキャリアガスとの
ガス状混合物を、それぞれの流量を、WF6 については
約1〜約10sccm(standard cubic centimeter per
minute)、好適には約1〜約5sccm、典型的な流量
は約2sccm;シランの流量については約10〜約1
00sccm、好適な流量は約25〜約75sccm、
典型的な流量は約50sccm、として、真空チャンバ
内に流してもよい。この混合物中のキャリアガスは、好
適にはアルゴン又はヘリウムであるが、流量を約200
〜約1000、好適には約300〜約700sccm、
典型的には約500sccmとして、チャンバ内に流さ
れる。塩素化されていないガス状珪素供給源としてシラ
ンを用いることが、このステップの間は好ましいことで
あるが、他の塩素化されていないガス状珪素供給源、例
えばジシラン(Si2 6 )等を本発明の範囲と考えて
もよいはずであるということに注意すべきである。従っ
て、「シランベースの珪化タングステン」という語は、
プロセスの第1のステップにおいて、シランガスの使用
のみに限定する意図を含まないことは、理解されよう。
【0022】シランベースの珪化タングステンの堆積操
作の間、サセプタ、即ち基板支持板は、約300℃〜約
700℃の範囲の温度、好適には約425℃〜約600
℃の範囲の温度、典型的には約475℃の温度に、維持
されるべきである。
【0023】シランベースの珪化タングステンの堆積プ
ロセス中の圧力に関しては、真空チャンバは、約0.1
トール(Torr)(100ミリトール(milliTorr) )〜約2
トールの範囲、好適には約250ミリトール〜約125
0ミリトールの範囲、典型的には500ミリトールの圧
力に維持されるべきである。100ミリトール以下の圧
力を用いてもよいが、それはプロセスガスを浪費するこ
とになると考えられ、一方、2トール以上の圧力の場合
は気相反応を引き起こす。
【0024】堆積チャンバ内のアルミニウムを有する表
面上へ堆積されたシランベースの珪化タングステン層の
厚さは、堆積されたシランベースの珪化タングステン層
に中間の応力解放の望ましい性質を提供するに充分な厚
さであるべきである。これを達するためには、アルミニ
ウムを有する表面上へ最初に堆積されるシランベースの
珪化タングステン材料の厚さは、約200オングストロ
ーム〜約1500オングストロームの範囲、好適には約
800オングストローム〜約1200オングストローム
の範囲、典型的には約1000オングストロームの厚さ
であるべきである。基板への第1番目の処理の事前にア
ルミニウムを有する表面上へ、最初に堆積されるシラン
ベースの珪化タングステンの予備処理堆積物のみが形成
される場合、シランベースの珪化タングステンの厚さ
は、少なくとも約200オングストローム以上、約15
00オングストローム以下であるべきであり、少なくと
も約800オングストロームの厚さであることが好まし
い。両者の場合とも、シランベースの珪化タングステン
層の厚さが200オングストローム以下では、望ましい
応力の解放性ないし吸収性を提供するには充分な厚さで
あるとはいえず、一方、シランベースの珪化タングステ
ン層の厚さが1500オングストローム以上は必要な
く、従って用いることができても経済的ではないといえ
る。
【0025】シランベースの珪化タングステン層の形成
にはCVDプロセスが好適に用いられるが、プラズマア
シストによる堆積操作(plasma assisted deposition)を
用いて、アルミニウムを有する表面上に珪化タングステ
ンを付着させてもよく、この操作においては、例えば、
プラズマに利用される出力は、約25〜75ワットの範
囲、典型的には約50ワットの出力が利用されるだろ
う。
【0026】本発明に従った使用に適した真空堆積チャ
ンバは、本発明に従った操作が可能な性能を有する、い
かなる市販の化学気相蒸着装置を備えていてもよい。こ
のチャンバは、本発明に従った操作に引き続いた基板の
処理の間、チャンバないし反応器内において基板が置か
れるサセプタを備えているべきである。本発明の実施に
用いられてもよい装置の一例として、米国カリフォルニ
ア州サンタクララのアプライドマテリアルズ社から入手
可能な、プレシジョン5000マルチチャンバ堆積及び
エッチングシステムが挙げられる。米国特許第4785
962号には、適切なマルチチャンバ装置についての記
述がされている。当該米国特許に記載される装置は、既
に公知技術となっており、これは、ウエハが処理される
複数の枚葉式真空チャンバを設置した略多角形の真空ロ
ードロックチャンバを備えている。
【0027】(クロロシランベースの第2の珪化タング
ステン堆積物の形成)シランベースの第1の珪化タング
ステン材料を堆積チャンバ内のアルミニウムを有する表
面に形成して応力の解放性ないし吸収性を提供した後、
好適な具体例においては、第1の珪化タングステン堆積
物の上に第2の珪化タングステン堆積物が形成される。
この第2の珪化タングステン堆積物は、クロロシランベ
ースの珪化タングステン堆積物を含む。このクロロシラ
ンベースの珪化タングステン堆積物は、シランベースの
珪化タングステン材料の上に形成されてチャンバの望ま
しい予備調整を提供するため、この後にチャンバ内で処
理されてクロロシランベースの珪化タングステン層、例
えばDCSベースの珪化タングステン層を、基板上に形
成される第1番目の基板は、満足なコーティングが堆積
されるであろう。ここで、「クロロシラン」とは、ジク
ロロシラン(SiH2 Cl2 )、モノクロロシラン(S
iH3 Cl)やトリクロロシラン(SiHCl3 )等の
塩素置換シランを意味する。
【0028】既にチャンバ内のアルミニウムを有する表
面に堆積されているシランベースの珪化タングステンの
上に形成されるべきクロロシランベースの珪化タングス
テン堆積物は、先に形成された珪化タングステン材料の
上に第2番目の珪化タングステンコーティングを提供す
るいかなる方法により付着されてもよい。例えば、クロ
ロシランベースの珪化タングステン堆積物は、CVDプ
ロセスにより、先にコーティングを施されているチャン
バ内のアルミニウムを有する表面上に付着ないし堆積さ
れてもよく、このCVDプロセスにおいては、例えば、
WF6 ガスとSiH2 Cl2 ガスとアルゴン又はヘリウ
ム等のキャリアガスとの混合物がチャンバ内に流され
る。また、クロロシランを有する珪化タングステン堆積
物は、プラズマ励起化学気相蒸着(PECVD)プロセ
スによりサセプタ上に付着されてもよい。
【0029】化学気相蒸着が用いられる場合、例えば、
WF6 ガスと;クロロシラン珪素ガス状供給源、例えば
ジクロロシラン(SiH2 Cl2 )、モノクロロシラン
(SiH3 Cl)やトリクロロシラン(SiHCl3
と;アルゴン又はヘリウム等のキャリアガスとのガス混
合物が、真空チャンバ内に流されてもよい。補助的な珪
素供給源として又はこのステップの反応開始剤として、
ジシラン(Si2 6)及び/又はシラン(SiH4
がクロロシランと共に用いられてもよい。WF6 の流量
は、約2〜10sccm、好適には約3〜約6scc
m、典型的には約約4sccm;ジクロロシラン(Si
2 Cl2 )等のクロロシランベース又はジシラン珪素
含有ガスの流量は、約50〜約400sccm、好適に
は約100〜約300sccmの範囲、典型的には約1
50sccmであってもよい。任意の補助的なジシラン
及び/又はシランのチャンバ内への流量は、0sccm
〜約500sccm、好適には0〜約200sccmで
あってもよい。混合物中のキャリアガス、好適にはアル
ゴン又はヘリウムであるが、このチャンバ内への流量
は、約200〜約100sccm、好適には約300〜
約700sccm、典型的には約500sccmであ
る。
【0030】この第2の珪化タングステンの堆積操作
中、サセプタ、即ち基板支持板は、約500℃〜約70
0℃の範囲の温度、好適には約525℃〜約650℃の
温度、典型的には約550℃の温度に維持されるべきで
ある。しかし、堆積チャンバ壁とリッドとのそれぞれに
隣接して、冷媒が循環されているため、これらの表面は
堆積操作の間に充分冷却されることは特筆されるべきで
あり、これ例えば、壁の温度は約45℃、リッドの温度
は約10℃である。
【0031】第2の堆積プロセスにおける圧力に関して
は、真空チャンバは、約0.5トール〜約10トールの
範囲、好適には約1トール〜約5トール、典型的には約
2トールの圧力に維持されるべきである。
【0032】サセプタ状に堆積されるクロロシランベー
スの珪化タングステン材料の厚さは、清浄化及び本発明
の2つのステップの堆積ないし予備処理に引き続いて処
理される第1番目の基板上に、満足な珪化タングステン
の堆積物を形成せしめるに充分な厚さであるべきであ
る。このことを達するためには、シランベースの珪化タ
ングステンで覆われたチャンバ内のアルミニウムを有す
る表面上に堆積されるクロロシランベースの珪化タング
ステン材料の厚さを、約800オングストローム〜約3
000オングストローム、好適には約1000オングス
トローム〜約2000オングストロームの範囲とするべ
きであることがわかっている。
【0033】プラズマアシストによる堆積操作を用いて
クロロシランベースの上層の珪化タングステン堆積物を
形成する場合、プラズマに利用される出力は、約25〜
約75ワットの範囲でもよく、典型的な出力は約50ワ
ットでもよい。更に、プラズマアシストCVDが用いら
れた場合、上述のWF6 、ジクロロシラン及びキャリア
ガスのガス混合物は、好適には、WF6 が約0.5〜約
8.5sccm、典型的には約4.5sccm;ジクロ
ロシラン(SiH2 Cl2 )等の塩素ベースのシランガ
スが約50〜250sccm、好適には約100scc
m、の流量でチャンバ内に流入する。チャンバの壁面が
スパッタリングされることを防止するため、アルゴン等
のキャリアガスはプラズマ条件下では用いられない。
【0034】(実施例1)チャンバの清浄化に直接続い
てウエハ上に珪化タングステンを堆積する従来技術の実
施を例示するため、窒化アルミニウム表面をもつサセプ
タ含むアルミニウムを有する表面をもつ装置を利用した
反応チャンバを用いて、半導体ウエハ上の集積回路構造
の上に珪化タングステン層を堆積する一連の堆積操作を
行った。
【0035】550℃においてウエハ25枚を処理した
後、NF3 プラズマを用いてチャンバの表面を清浄化
し、反応器の内側表面から珪化タングステンの蓄積物を
除去した。清浄化の後、窒化アルミニウムの表面を有す
るサセプタ上に、ウエハが配置され、そして(サセプタ
やチャンバ内のその他のアルミニウムを有する表面には
予備コーティングは施されない)、流量4sccmのW
6 ;流量1150sccmのジクロロシラン(SiH
2 Cl2 );流量500sccmのキャリアガスとして
アルゴンを含有するガス混合物を用いて、ウエハ上に珪
化タングステン層が堆積された。サセプタは約550℃
の温度に維持され、且つ堆積操作中チャンバは約3トー
ルの圧力に維持された。
【0036】コーティングを施されたウエハはチャンバ
より取り出されて、評価された。珪化タングステンは粗
悪であり、その理由は、コーティングの固有抵抗が約7
00Ωcm、即ち好ましい固有抵抗値よりも約100Ω
cm低かった(よりタングステンリッチであった)こと
がわかった。このように珪化タングステンのコーティン
グの固有抵抗値が低いと、このコーティングは後処理に
おいて剥離することが知られている。また、固有抵抗値
がウエハに亘って不均一ないし不均質であったこともわ
かり、即ち、固有抵抗値の変化は3%を越えないことが
望ましいところ、固有抵抗値はウエハに亘って5%も変
化していた。
【0037】(実施例2)上記のようにチャンバが清浄
化された後、サセプタ上にウエハを配置する前に、上記
のウエハへの堆積操作に関しての同じ条件、即ち、WF
6 、SiH2 Cl2 (DCS)及びキャリアガスを用い
た条件で、チャンバ内のアルミニウムを有する表面に珪
化タングステン材料を堆積し、その他の手続きは上記実
施例1で説明した手続きを反復した。その後、コーティ
ングを施されたサセプタ支持板の上に第1番目のウエハ
が置かれ、実施例1において清浄化のステップの後に行
われたウエハ上への堆積操作と同じ条件で、DCSベー
スの珪化タングステン層が堆積された。コーティングを
施されたウエハは取り出されて評価され、約2500オ
ングストロームの厚さを有する均一な珪化タングステン
の層を有していることがわかった。ウエハ上に形成され
た珪化タングステン層の固有抵抗値は、約800Ωcm
であったことがわかり、コーティングの固有抵抗値の変
化は、ウエハに亘って3%未満であった。
【0038】そして、珪化タングステンでコーティング
されたサセプタに2番目のウエハが配置され、1つ前の
ウエハに関して記載したのと同じ条件で珪化タングステ
ンが堆積された。この2番目のウエハも取り出されて評
価され、1つ前のウエハ上に形成されたものと同じ品
質、即ち固有抵抗値が約800Ωcmであり、且つコー
ティングの固有抵抗値の変化がウエハに亘って3%未満
であることがわかった。
【0039】しかし、チャンバ内においてウエハをおよ
そ10枚処理した後に、微粒子の形成が生じた。この微
粒子の形成は、チャンバ表面のDCSベースの珪化タン
グステン堆積物ないし残留物が、下のアルミニウムを有
する表面から、並びに/又は、清浄化のステップの後に
チャンバ内に残留した弗素からチャンバのアルミニウム
を有する表面上に形成された弗化アルミニウム(A
X )の表面から、応力を受けてひび割れることによ
り、生じたと考えられる。
【0040】(実施例3)本発明に従い、上記のように
チャンバが清浄化された後、サセプタ上にウエハを配置
する前に、チャンバ内への流量が約2sccmのWF6
と;チャンバ内への流量が約50sccmのシラン(S
iH4 )と;チャンバ内への流量が約500sccmの
キャリアガスとのガス混合物をチャンバ内に流すことに
より、サセプタを含むチャンバ内のアルミニウムを有す
る表面に厚さ1000オングストロームのシランベース
の珪化タングステン材料を堆積し、その他の手続きは上
記実施例1で説明した手続きを反復した。サセプタの温
度は、約475℃に維持され、堆積中、チャンバは約5
00ミリトールの圧力に維持された。
【0041】チャンバ内のアルミニウムを有する表面上
に厚さ1000オングストロームのシランベースの珪化
タングステン材料が堆積された後、最初のシランベース
の珪化タングステン堆積物の上に、DCSベースの珪化
タングステン材料が堆積された。このジクロロシランベ
ースの珪化タングステン材料は、WF6 を4sccm;
ジクロロシランを150sccm;キャリアガスを50
0sccmで、チャンバ内に流すことにより堆積され、
このジクロロシランベースの珪化タングステンの堆積操
作中は、チャンバは約3トールの圧力を有していた。
【0042】その後、コーティングを施されたサセプタ
支持板上に最初の上が置かれ、実施例1で清浄化のステ
ップの後に行われたウエハへの堆積操作と同じ条件で、
珪化タングステン層がウエハに堆積された。被覆を施さ
れたウエハは取り出されて評価され、その結果、厚さ約
500オングストロームで堆積された珪化タングステン
の均一な層を有しているいることがわかった。ウエハ上
に形成された珪化タングステン層の固有抵抗値は、約8
00Ωcmであったことがわかり、コーティングの固有
抵抗値の変化は、ウエハに亘って3%未満であった。2
番目のウエハも同様に処理されて検査され、同じ結果が
得られたことがわかった。
【0043】更に、DCSベースの珪化タングステンの
堆積操作がウエハ25枚以上に対して行われ、一方で
は、堆積操作中にチャンバのアルミニウムを有する表面
上に堆積された珪化タングステンの残留物が剥離するこ
とを示す微粒子の存在に関して、チャンバ内はモニタさ
れた。ウエハを25枚処理する間、チャンバ内に微粒子
は一つも見られなかった。
【0044】ジクロロシランベースの珪化タングステン
によるプラズマ励起化学気相蒸着法を用いることを含ん
だ変形プロセスによっても、同様の結果を得ることがで
きた。条件に関しては、出力を25ワットに維持する事
と、WF6 を4.5sccm、ジクロロシランを150
sccmで流す事と、反応器チャンバの壁面のスパッタ
リングを防止するためにキャリアガスは流さなかった事
以外については、化学気相蒸着法と同じで行った。シラ
ンベースの珪化タングステンコーティングがプラズマア
シストによるCVDプロセスによって堆積された場合に
も、同様の結果が得られるであろう。
【0045】また、第1のウエハ上にDCSベースの珪
化タングステンが形成されるに先立ち、シランベースの
珪化タングステンが清浄化されたアルミニウムを有する
表面上に形成される場合に限って、満足な結果が得られ
るであろう。しかし、このような例においては、ウエハ
上へのクロロシランベース珪化タングステンの最初の堆
積物のための「ダミー」ウエハを用いて、チャンバ清浄
化操作の事後の第1番目のウエハ上へ粗悪な珪化タング
ステンのコーティングが形成されるリスクを回避するこ
とが賢明であろう。
【0046】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、窒化アルミニウム表面を有するサセプタ等の表面を
含む堆積チャンバ内のアルミニウムを有する表面に、以
上説明したような処理を施すことにより、半導体ウエハ
上の集積回路構造体の製造、特に珪化タングステンの層
の堆積操作において、チャンバ内の定期的な清浄化に関
係なく再現性が良好で、しかもチャンバ内の微粒子の発
生を抑止する堆積操作を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による好適な具体例における製造工程の
フロー図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有賀 美知雄 千葉県印旛郡富里日吉台1−28−15 (72)発明者 メイ チャン アメリカ合衆国, カルフォルニア州 95014, キュパティノ, イースト エ ステイツ ドライヴ 863

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 事前の清浄化のステップの後に真空堆積
    チャンバを予備処理するプロセスであって、 a)ガス状タングステン供給源とシランガスとを含むガ
    スをチャンバ内に流すことにより、該チャンバ内のアル
    ミニウムを有する表面上に第1の珪化タングステン堆積
    物を形成するステップと、 b)その後、ガス状タングステン供給源とクロロシラン
    ガスとを含むガスをチャンバ内に流すことにより、前記
    第1の珪化タングステン堆積物の上に第2の珪化タング
    ステン堆積物を形成するステップとを含む予備処理プロ
    セス。
  2. 【請求項2】 前記第1の珪化タングステン堆積物が、
    前記アルミニウムを有する表面上に少なくとも約200
    オングストロームの厚さに形成される請求項1に記載の
    予備処理プロセス。
  3. 【請求項3】 前記第1の珪化タングステン堆積物が、
    前記アルミニウムを有する表面上に少なくとも約800
    オングストロームの厚さに形成される請求項1に記載の
    予備処理プロセス。
  4. 【請求項4】 前記ガス状タングステン供給源がWF6
    を含む請求項1に記載の予備処理プロセス。
  5. 【請求項5】 前記第2の珪化タングステン堆積物が、
    前記アルミニウムを有する表面上に少なくとも約800
    オングストロームの厚さに形成される請求項1に記載の
    予備処理プロセス。
  6. 【請求項6】 前記第1の珪化タングステン堆積物が、
    前記アルミニウムを有する表面上に少なくとも約100
    0オングストロームの厚さに形成される請求項1に記載
    の予備処理プロセス。
  7. 【請求項7】 前記クロロシランガスが、式SiH2
    2 をもつジクロロシランを含む請求項1に記載の予備
    処理プロセス。
  8. 【請求項8】 第1の珪化タングステン堆積物を形成す
    る前記ステップが、キャリアガスを、前記ガス状タング
    ステン供給源と前記シランガスと共に前記チャンバ内に
    流す操作を更に含む請求項1に記載の予備処理プロセ
    ス。
  9. 【請求項9】 第1の珪化タングステン堆積物を形成す
    る前記ステップが、前記ガス状タングステン供給源と前
    記シランガスとを前記チャンバ内に流しつつ、前記チャ
    ンバ内にプラズマを維持する操作を更に含む請求項1に
    記載の予備処理プロセス。
  10. 【請求項10】 第2の珪化タングステン堆積物を形成
    する前記ステップが、キャリアガスを、前記ガス状タン
    グステン供給源と前記クロロシランガスと共に前記チャ
    ンバ内に流す操作を更に含む請求項1に記載の予備処理
    プロセス。
  11. 【請求項11】 第2の珪化タングステン堆積物を形成
    する前記ステップが、前記ガス状タングステン供給源と
    前記クロロシランガスとを前記チャンバ内に流しつつ、
    前記チャンバ内にプラズマを維持する操作を更に含む請
    求項1に記載の予備処理プロセス。
  12. 【請求項12】 第2の珪化タングステン堆積物を前記
    第1の珪化タングステン堆積物上に形成する前記ステッ
    プが、ジクロロシラン(SiH2 Cl2 )と、モノクロ
    ロシラン(SiH3 Cl)と、トリクロロシラン(Si
    HCl3 )とから成る群より選択された1つのクロロシ
    ランガスを前記チャンバ内に流す操作を更に含む請求項
    1に記載の予備処理プロセス。
  13. 【請求項13】 事前の清浄化のステップの後に真空堆
    積チャンバ及びその中のサセプタを予備処理するプロセ
    スであって、 a)チャンバ内へWF6 ガスとシランガスとキャリアガ
    スとを含むガスを流すことにより、チャンバ内のアルミ
    ニウムを有する表面上に少なくとも約200オングスト
    ロームの厚さの第1のCVD珪化タングステン堆積物を
    形成するステップと、 b)その後、前記チャンバ内へWF6 ガスと、キャリア
    ガスと、ジクロロシラン(SiH2 Cl2 )と、モノク
    ロロシラン(SiH3 Cl)と、トリクロロシラン(S
    iHCl3 )とから成る群より選択された1つのクロロ
    シランガスとを含むガスを流すことにより、前記第1の
    珪化タングステン堆積物上に少なくとも約800オング
    ストロームの厚さの第2のCVD珪化タングステン堆積
    物を形成するステップとを含む予備処理プロセス。
  14. 【請求項14】 第1の珪化タングステン堆積物を形成
    する前記ステップが、前記第1の堆積物形成のステップ
    の間、サセプタ温度を少なくとも約300℃に維持する
    操作を更に含む請求項13に記載の予備処理プロセス。
  15. 【請求項15】 第1の珪化タングステン堆積物を形成
    する前記ステップが、前記第1の堆積物形成のステップ
    の間、前記チャンバを約0.1トール〜約2トールの圧
    力に維持する操作を更に含む請求項13に記載の予備処
    理プロセス。
  16. 【請求項16】 第1の珪化タングステン堆積物を形成
    する前記ステップが 、a)約1〜約10sccm(standard cubic centimet
    er per minute)の流量の前記WF6 と、 b)約10〜約100sccmの流量の前記シランガス
    と、 c)約200〜約1000sccmの流量の前記キャリ
    アガスとを前記チャンバ内に流す操作を更に含む請求項
    13に記載の予備処理プロセス。
  17. 【請求項17】 第2の珪化タングステン堆積物を形成
    する前記ステップが、前記第2の堆積物形成のステップ
    の間、サセプタ温度を少なくとも約500℃に維持する
    操作を更に含む請求項13に記載の予備処理プロセス。
  18. 【請求項18】 第2の珪化タングステン堆積物を形成
    する前記ステップが、前記第2の堆積物形成のステップ
    の間、前記チャンバを約0.5トール〜約10トールの
    圧力に維持する操作を更に含む請求項13に記載の予備
    処理プロセス。
  19. 【請求項19】 第2の珪化タングステン堆積物を形成
    する前記ステップが 、a)約2〜約10sccm(standard cubic centimet
    er per minute)の流量の前記WF6 と、 b)約50〜約400sccmの流量の前記シランガス
    と、 c)約200〜約1000sccmの流量の前記キャリ
    アガスとを前記チャンバ内に流す操作を更に含む請求項
    13に記載の予備処理プロセス。
  20. 【請求項20】 事前の清浄化のステップの後に真空堆
    積チャンバ及びその中のサセプタを予備処理して、その
    中のアルミニウムを有する表面上にシランベース珪化タ
    ングステン堆積物を形成するプロセスであって、WF6
    ガスとシランガスとキャリアガスとを含むガスを前記チ
    ャンバ内に流すことにより、前記チャンバ内のアルミニ
    ウムを有する表面上に少なくとも約200オングストロ
    ームのシランベース珪化タングステンを堆積するステッ
    プを含む予備処理プロセス。
  21. 【請求項21】 シランベース珪化タングステン堆積物
    を形成する前記ステップが、前記堆積操作の間、サセプ
    タ温度を約300℃に維持する請求項20に記載の予備
    処理プロセス。
  22. 【請求項22】 シランベース珪化タングステン堆積物
    を形成する前記ステップが、前記堆積操作の間、前記チ
    ャンバを約0.1トール〜約2トールの圧力に維持する
    操作を更に含む請求項20に記載の予備処理プロセス。
  23. 【請求項23】 シランベース珪化タングステン堆積物
    を形成する前記ステップが、 a)約1〜約10sccm(standard cubic centimeter
    per minute)の流量の前記WF6 と、 b)約10〜約100sccmの流量の前記シランガス
    と、 c)約200〜約1000sccmの流量のキャリアガ
    スとを前記チャンバ内に流す操作を更に含む請求項20
    に記載の予備処理プロセス。
  24. 【請求項24】 前記シランベース珪化タングステンを
    用いた前記チャンバの前記予備処理のステップの後に、
    ウエハ上にクロロシランベースの珪化タングステン堆積
    物を形成する更なるステップを含む請求項20に記載の
    予備処理プロセス。
  25. 【請求項25】 事前の清浄化のステップの後に、内部
    にアルミニウムを有する表面を持つ真空堆積チャンバの
    中の基板上に珪化タングステンを堆積するプロセスであ
    って、 a)前記基板の不在において、ガス状タングステン供給
    源とシランガスとを含むガスをチャンバ内に流すことに
    より、内部のアルミニウムを有する前記チャンバ表面上
    に第1の珪化タングステン堆積物を形成するステップ
    と、 b)その後、ガス状タングステン供給源とクロロシラン
    ガスとを含むガスをチャンバ内に流すことにより、前記
    第1の珪化タングステン堆積物の上に第2の珪化タング
    ステン堆積物を形成するステップと、 c)その後、ガス状タングステン供給源とクロロシラン
    ガスとを含むガスをチャンバ内に流すことにより、前記
    基板上に珪化タングステン堆積物を形成するステップと
    を含む基板上への珪化タングステン堆積プロセス。
  26. 【請求項26】 前記第1の珪化タングステン堆積物上
    の前記第2の珪化タングステン堆積物が、前記基板の不
    在において形成される請求項25に記載の基板上への珪
    化タングステン堆積プロセス。
  27. 【請求項27】 事前の清浄化のステップの後に、内部
    にアルミニウムを有する表面を持つ真空堆積チャンバの
    中の基板上に珪化タングステンを堆積するプロセスであ
    って、 a)前記基板の不在において、ガス状タングステン供給
    源とシランガスとを含むガスをチャンバ内に流すことに
    より、内部のアルミニウムを有する前記チャンバ表面上
    に第1の珪化タングステン堆積物を形成するステップ
    と、 b)その後、ガス状タングステン供給源とクロロシラン
    ガスとを含むガスをチャンバ内に流すことにより、前記
    第1の珪化タングステン堆積物の上に第2の珪化タング
    ステン堆積物を形成し、並びに、前記基板上に珪化タン
    グステンを形成するステップとを含む基板上への珪化タ
    ングステン堆積プロセス。
  28. 【請求項28】 基板上へ珪化タングステンを堆積する
    ための真空チャンバのプロセスであって、 a)清浄化ガスをチャンバ内に流すことによりチャンバ
    壁面及び他の内部のチャンバ表面から珪化タングステン
    を清浄化するチャンバの清浄化のステップと、 b) i)ガス状タングステン供給源とシランガスとを含むガ
    スを該チャンバ内に流すことにより、該チャンバ内のア
    ルミニウムを有する表面上に第1の珪化タングステン堆
    積物を形成する工程と、 ii)その後、ガス状タングステン供給源とクロロシラ
    ンガスとを含むガスをチャンバ内に流すことにより、前
    記第1の珪化タングステン堆積物の上に第2の珪化タン
    グステン堆積物を形成する工程とによる、前記真空チャ
    ンバの予備処理のステップと、 c)前記チャンバ内に1つ以上の基板を搬入するステッ
    プと、 d)ガス状タングステン供給源とクロロシランガスとを
    含むガスを前記チャンバ内に流して前記基板上に珪化タ
    ングステンを堆積するステップとを含む基板上へ珪化タ
    ングステンを堆積するための真空チャンバのプロセス。
  29. 【請求項29】 弗素を有するガスが該チャンバの清浄
    化に利用される請求項28に記載の基板上へ珪化タング
    ステンを堆積するための真空チャンバのプロセス。
  30. 【請求項30】 前記清浄化のステップ、前記予備処理
    のステップ及び前記基板上への珪化タングステン堆積の
    ステップのいずれか又は全てにおいて、前記チャンバ内
    にプラズマが維持される請求項28に記載の基板上へ珪
    化タングステンを堆積するための真空チャンバのプロセ
    ス。
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