JPH07172490A - 二重殻タンク形成に於ける内殻タンクの回転装置 - Google Patents
二重殻タンク形成に於ける内殻タンクの回転装置Info
- Publication number
- JPH07172490A JPH07172490A JP5343528A JP34352893A JPH07172490A JP H07172490 A JPH07172490 A JP H07172490A JP 5343528 A JP5343528 A JP 5343528A JP 34352893 A JP34352893 A JP 34352893A JP H07172490 A JPH07172490 A JP H07172490A
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- JP
- Japan
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- shell tank
- inner shell
- tank
- end plate
- rotary shaft
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Links
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- 239000011347 resin Substances 0.000 abstract description 6
- 229920005989 resin Polymers 0.000 abstract description 6
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＦＲＰ製の外殻タンク形成に際し、内殻タン
クを回転させ、樹脂の吹き付けや塗布の作業を迅速で容
易とする。 【構成】 内殻タンク１の両鏡板部１Ａ中央に軸方向に
複数本の螺棒２を設ける。螺棒２に内殻タンク１の回転
軸４を固定した板体３をナット５で止着する。支持脚７
上に回転軸４の軸受１１を水平方向に回動可能に設け
る。回転軸４に設けたプーリー１８と原動機１９に設け
たプーリー２０間にチェーン２１を掛け渡す。
クを回転させ、樹脂の吹き付けや塗布の作業を迅速で容
易とする。 【構成】 内殻タンク１の両鏡板部１Ａ中央に軸方向に
複数本の螺棒２を設ける。螺棒２に内殻タンク１の回転
軸４を固定した板体３をナット５で止着する。支持脚７
上に回転軸４の軸受１１を水平方向に回動可能に設け
る。回転軸４に設けたプーリー１８と原動機１９に設け
たプーリー２０間にチェーン２１を掛け渡す。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、給油取り扱い所等に設
置する貯蔵タンクに於いて、内側が鋼製で外側がＦＲＰ
（繊維強化プラスチック）製の二重殻タンクの外側タン
クを形成する際の内殻タンクの回転装置に関するもので
ある。
置する貯蔵タンクに於いて、内側が鋼製で外側がＦＲＰ
（繊維強化プラスチック）製の二重殻タンクの外側タン
クを形成する際の内殻タンクの回転装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来、鋼製の二重殻タンクでは、内外の
タンクを型で形成していたので、内殻タンクを回転させ
る必要はなかったのであるが、内殻タンクを鋼製で外殻
タンクをＦＲＰ製とした二重殻タンクでは、外殻タンク
のＦＲＰ層形成に際し、内殻タンクの周囲に樹脂を吹き
付け或いは塗布する必要がある。
タンクを型で形成していたので、内殻タンクを回転させ
る必要はなかったのであるが、内殻タンクを鋼製で外殻
タンクをＦＲＰ製とした二重殻タンクでは、外殻タンク
のＦＲＰ層形成に際し、内殻タンクの周囲に樹脂を吹き
付け或いは塗布する必要がある。
【０００３】しかし、作業中重量の大きな鋼製のタンク
を回転させることは、タンクの胴部を保持して回転させ
なければならず、実用的ではなく、タンク製作工場の規
模、設備、構造或いは製造効率、コスト（特に人件費）
等を勘案すると、殆ど不可能であった。
を回転させることは、タンクの胴部を保持して回転させ
なければならず、実用的ではなく、タンク製作工場の規
模、設備、構造或いは製造効率、コスト（特に人件費）
等を勘案すると、殆ど不可能であった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記点より本発明は、
人手が掛からず、自動的に内殻タンクを回転させること
ができ、樹脂の吹き付けや塗布の作業を容易とすること
のできる回転装置を提供しようとするものである。
人手が掛からず、自動的に内殻タンクを回転させること
ができ、樹脂の吹き付けや塗布の作業を容易とすること
のできる回転装置を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明装置は、内殻タンクの両鏡板部中央に軸方向に複
数本の螺棒が設けられ、該螺棒に内殻タンクの回転軸を
固定した板体が固定されると共に、回転軸の軸受が支持
脚上に水平方向に回動可能に取り付けられていることを
特徴とするものである。又、鏡板部をＦＲＰ成形板で構
成する場合には、回転軸を固定した板体に成形鏡板の仮
着用押さえを着脱可能に付設することもできる。
本発明装置は、内殻タンクの両鏡板部中央に軸方向に複
数本の螺棒が設けられ、該螺棒に内殻タンクの回転軸を
固定した板体が固定されると共に、回転軸の軸受が支持
脚上に水平方向に回動可能に取り付けられていることを
特徴とするものである。又、鏡板部をＦＲＰ成形板で構
成する場合には、回転軸を固定した板体に成形鏡板の仮
着用押さえを着脱可能に付設することもできる。
【０００６】
【作用】本発明装置の作用を説明すれば、内殻タンクの
鏡板部中央に設けた螺棒に、内殻タンクの回転軸を固定
した板体をナットで固定し、回転軸を左右の支持脚上の
軸受に載置し、回転軸を回転すれば内殻タンクは回転す
る。
鏡板部中央に設けた螺棒に、内殻タンクの回転軸を固定
した板体をナットで固定し、回転軸を左右の支持脚上の
軸受に載置し、回転軸を回転すれば内殻タンクは回転す
る。
【０００７】そして、軸受は水平方向に回動可能に取り
付けられているため、例え内殻タンクの左右に夫々固定
した回転軸同士の中心がずれた場合でも、軸受を回動す
ることにより是正でき、内殻タンクはスムーズな回転と
なるものである。又、ＦＲＰ成形鏡板を仮着しておく仮
着用押さえにより、ＦＲＰ成形鏡板が離脱することなく
回転させることができる。
付けられているため、例え内殻タンクの左右に夫々固定
した回転軸同士の中心がずれた場合でも、軸受を回動す
ることにより是正でき、内殻タンクはスムーズな回転と
なるものである。又、ＦＲＰ成形鏡板を仮着しておく仮
着用押さえにより、ＦＲＰ成形鏡板が離脱することなく
回転させることができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明装置の一実施例を図面に基づき
説明する。図１は本発明装置の一実施例を示す正面図、
図２は同上の部分拡大縦断正面図、図３は同上の側面
図、図４は同上の部分側面図である。而して、図中１は
鋼製の内殻タンク、２は内殻タンク１の左右の鏡板部１
Ａの中心の周囲に等間隔を於いて設けた螺棒であり、軸
方向に複数本その一端が熔着されている。
説明する。図１は本発明装置の一実施例を示す正面図、
図２は同上の部分拡大縦断正面図、図３は同上の側面
図、図４は同上の部分側面図である。而して、図中１は
鋼製の内殻タンク、２は内殻タンク１の左右の鏡板部１
Ａの中心の周囲に等間隔を於いて設けた螺棒であり、軸
方向に複数本その一端が熔着されている。
【０００９】３は内殻タンク１の回転軸４を中央部に熔
着した板体であり、該板体３は鏡板部１Ａの中央部に設
けた螺棒２に挿通し、ナット５で鏡板部１Ａに固定され
ている。
着した板体であり、該板体３は鏡板部１Ａの中央部に設
けた螺棒２に挿通し、ナット５で鏡板部１Ａに固定され
ている。
【００１０】６は支持脚７上に固定した台であり、台６
は下面中央に凹部８が設けられ、該凹部８に上面に抜け
る貫通孔９が形成されると共に、台６上より貫通孔９に
通じる油路１０が形成されている。
は下面中央に凹部８が設けられ、該凹部８に上面に抜け
る貫通孔９が形成されると共に、台６上より貫通孔９に
通じる油路１０が形成されている。
【００１１】１１はＵ字型の軸受であり、軸受１１の下
面に突設した円柱状の突出部１２は前記貫通孔９に水平
方向に回動可能に嵌入され、下部より取り付け板１３を
当着し、ボルト１４にて突出部１２の脱却を防止してい
る。１５は軸受１１上にボルト止１６した回転軸４の脱
却防止用当材である。
面に突設した円柱状の突出部１２は前記貫通孔９に水平
方向に回動可能に嵌入され、下部より取り付け板１３を
当着し、ボルト１４にて突出部１２の脱却を防止してい
る。１５は軸受１１上にボルト止１６した回転軸４の脱
却防止用当材である。
【００１２】１７は回転軸４を軸方向にスライドし、軸
受１１を前後より挾着し、ボルトで固定する位置決め部
材、１８は一方の回転軸４に設けたプーリーであり、該
プーリー１８と原動機１９の軸に設けたプーリー２０間
にチェーン２１が掛設され、原動機１９の駆動力を回転
軸４に伝達する。２２は取り付け板２３の先端に設けた
チェーン緊張用スプロケットであり、該チェーン緊張用
スプロケット２２は取り付け板２３に設けた長孔２４が
支持脚７に設けたボルト２５に挿通し、取り付け板２３
が横方向へスライドすることにより、張設したチェーン
２１の外側面に掛合し押圧する。
受１１を前後より挾着し、ボルトで固定する位置決め部
材、１８は一方の回転軸４に設けたプーリーであり、該
プーリー１８と原動機１９の軸に設けたプーリー２０間
にチェーン２１が掛設され、原動機１９の駆動力を回転
軸４に伝達する。２２は取り付け板２３の先端に設けた
チェーン緊張用スプロケットであり、該チェーン緊張用
スプロケット２２は取り付け板２３に設けた長孔２４が
支持脚７に設けたボルト２５に挿通し、取り付け板２３
が横方向へスライドすることにより、張設したチェーン
２１の外側面に掛合し押圧する。
【００１３】２６は支持脚７の下部に設けたストッパー
付車輪であり、レール２７上を走行する。よって、内殻
タンク１のサイズにより支持脚７は移動可能となってい
る。
付車輪であり、レール２７上を走行する。よって、内殻
タンク１のサイズにより支持脚７は移動可能となってい
る。
【００１４】図５は螺棒２の挿通孔を設けた円板２８を
ナット５で板体３と共に鏡板部１Ａに固定し、該円板２
８の外周に挾着するナット３０、３０で長さ調節可能に
連結ロッド２９、２９を挿着し、連結ロッド２９の先端
に環状の仮着用押さえ３１を設けたものである。
ナット５で板体３と共に鏡板部１Ａに固定し、該円板２
８の外周に挾着するナット３０、３０で長さ調節可能に
連結ロッド２９、２９を挿着し、連結ロッド２９の先端
に環状の仮着用押さえ３１を設けたものである。
【００１５】鏡板部の外殻をＦＲＰ成形鏡板３２で構成
する場合、中央部に透孔を有するＦＲＰ成形鏡板を内殻
タンクの鏡板部に当て、上記円板２８を板体に装着し、
仮着用押さえ３１でＦＲＰ成形鏡板３２を押圧して内殻
タンクに仮着するのである。
する場合、中央部に透孔を有するＦＲＰ成形鏡板を内殻
タンクの鏡板部に当て、上記円板２８を板体に装着し、
仮着用押さえ３１でＦＲＰ成形鏡板３２を押圧して内殻
タンクに仮着するのである。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、内殻タンクは回転軸を
設けて自動的に回転することができるため、内殻タンク
に樹脂フィルムを貼着したり、樹脂を吹き付け或いは塗
布する場合、回転させながら迅速に作業ができ、樹脂層
も均一となる。又、軸受が水平方向に回動することによ
り、左右の回転軸の中心位置に誤差があっても是正で
き、スムーズな回転とすることができる。
設けて自動的に回転することができるため、内殻タンク
に樹脂フィルムを貼着したり、樹脂を吹き付け或いは塗
布する場合、回転させながら迅速に作業ができ、樹脂層
も均一となる。又、軸受が水平方向に回動することによ
り、左右の回転軸の中心位置に誤差があっても是正で
き、スムーズな回転とすることができる。
【００１７】又、仮着用押さえは鏡板部の外殻をＦＲＰ
成形鏡板で構成する時に、内殻タンクとの離脱を防止
し、回転による胴部の成形を支障なく行うことができる
のである。
成形鏡板で構成する時に、内殻タンクとの離脱を防止
し、回転による胴部の成形を支障なく行うことができる
のである。
【図１】本発明装置の一実施例を示す正面図である。
【図２】本発明装置の部分拡大縦断正面図である。
【図３】本発明装置の側面図である。
【図４】本発明装置の部分側面図である。
【図５】他の実施例を示す要部正面図である。
【符号の説明】 １ 内殻タンク １Ａ 鏡板部 ２ 螺棒 ３ 板体 ４ 回転軸 ５ ナット ６ 台 ７ 支持脚 ８ 凹部 ９ 貫通孔 １１ 軸受 １２ 突出部 １３ 取り付け板 １４ ボルト １７ 位置決め部材 １８ プーリー １９ 原動機 ２０ プーリー ２１ チェーン ２８ 円板 ３１ 仮着用押さえ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ２９Ｋ 105:08
Claims (2)
- 【請求項１】 内殻タンクの両鏡板部中央に軸方向に複
数本の螺棒が設けられ、該螺棒に内殻タンクの回転軸を
固定した板体が固定されると共に、回転軸の軸受が支持
脚上に水平方向に回動可能に取り付けられていることを
特徴とする二重殻タンク形成に於ける内殻タンクの回転
装置。 - 【請求項２】 回転軸を固定した板体に成形鏡板の仮着
用押さえを着脱可能に付設した請求項１記載の二重殻タ
ンク形成に於ける内殻タンクの回転装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5343528A JPH07172490A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 二重殻タンク形成に於ける内殻タンクの回転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5343528A JPH07172490A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 二重殻タンク形成に於ける内殻タンクの回転装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07172490A true JPH07172490A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18362219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5343528A Pending JPH07172490A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 二重殻タンク形成に於ける内殻タンクの回転装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07172490A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008053584A1 (fr) * | 2006-10-31 | 2008-05-08 | Tamada Industries, Inc. | Dispositif de rotation/d'entraînement de cuve à paroi intérieure pour réaliser une cuve à double paroi |
| JP2013014392A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-24 | Seiwa Renewal Works Co Ltd | コンテナ用メンテナンス台車 |
| CN103086099A (zh) * | 2013-01-27 | 2013-05-08 | 冀州澳科中意石油设备有限公司 | 一种玻璃钢双壁储油罐的制备方法 |
| CN108996055A (zh) * | 2018-08-13 | 2018-12-14 | 宁夏宝塔石化煤化工研究院有限公司 | 一种sf双层埋地油罐及其制备工艺 |
| CN109732834A (zh) * | 2019-02-28 | 2019-05-10 | 南通中集安瑞科食品装备有限公司 | 储罐及其保温层的制作方法、制作设备 |
-
1993
- 1993-12-15 JP JP5343528A patent/JPH07172490A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008053584A1 (fr) * | 2006-10-31 | 2008-05-08 | Tamada Industries, Inc. | Dispositif de rotation/d'entraînement de cuve à paroi intérieure pour réaliser une cuve à double paroi |
| JP2008110799A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Tamada Kogyo Kk | 二重殻タンク製造用の内殻タンク回転駆動装置 |
| JP2013014392A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-24 | Seiwa Renewal Works Co Ltd | コンテナ用メンテナンス台車 |
| CN103086099A (zh) * | 2013-01-27 | 2013-05-08 | 冀州澳科中意石油设备有限公司 | 一种玻璃钢双壁储油罐的制备方法 |
| CN108996055A (zh) * | 2018-08-13 | 2018-12-14 | 宁夏宝塔石化煤化工研究院有限公司 | 一种sf双层埋地油罐及其制备工艺 |
| CN109732834A (zh) * | 2019-02-28 | 2019-05-10 | 南通中集安瑞科食品装备有限公司 | 储罐及其保温层的制作方法、制作设备 |
| CN109732834B (zh) * | 2019-02-28 | 2023-10-13 | 中集安瑞醇科技股份有限公司 | 储罐及其保温层的制作方法、制作设备 |
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