JPH07171701A - パイプ材の自動埋栓装置 - Google Patents

パイプ材の自動埋栓装置

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JPH07171701A
JPH07171701A JP2480792A JP2480792A JPH07171701A JP H07171701 A JPH07171701 A JP H07171701A JP 2480792 A JP2480792 A JP 2480792A JP 2480792 A JP2480792 A JP 2480792A JP H07171701 A JPH07171701 A JP H07171701A
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JP
Japan
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pipe material
plug
turret
claw
gripping device
Prior art date
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Pending
Application number
JP2480792A
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English (en)
Inventor
Osamu Ueno
修 上野
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Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd
Original Assignee
Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプ材加工時に切削油がパイプ材の中を通
って機外に流出するのを防止するためにパイプ材に栓体
を装着する。従来は栓体を専用装置で予めパイプ材に装
着してから加工している。この発明では、一個の栓体を
専用装置を用いずに複数のパイプ材に順次装脱して加工
できるようにする。 【構成】 刃物台11のタレット13に爪8を主軸方向
に向けた把持装置14を設け、上記爪8を流体圧駆動の
爪開閉装置29で開閉する構造とし、爪開閉装置29に
タレット13に設けた導通孔21を通して作動流体を供
給する。作動流体としては、空気、油または切削油など
を用いることができる。把持装置14は、待機中は栓体
23を把持しており、パイプ材3の加工開始時にパイプ
材3の先端に栓体23を挿入して栓体23の把持を解
き、パイプ材3の加工終了時にパイプ材3の先端の栓体
23を把持してパイプ材3から取り外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、旋盤の補助動作装置
に関するもので、パイプ材を加工する際に、切削油がパ
イプ材の貫通孔を通って機外に流出するのを防止する装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】旋盤でパイプ材を加工するときには、切
削油がパイプ材の貫通孔を通って主軸の背後に流れると
いうことが起こる。主軸の背後に流れた切削油は、主軸
の背後に油受けを設けることによって回収することがで
きるが、旋盤の構造上主軸の背後に油受けを設けること
ができないときは、パイプ材の貫通孔を通った油が機外
に流出することとなる。主軸の背後と油受けを設けるこ
とができない構造は、例えば主軸台が軸方向に大きなス
トロークで移動する2主軸対向旋盤の移動側主軸におい
て生ずる。
【0003】従来、パイプ材の貫通孔を通って切削油が
機外に流出するおそれがあるときは、パイプ材の貫通孔
を栓体で閉鎖した状態でパイプ材を旋盤に供給し、加工
が終了したら栓体を取り除くという工程で加工を行って
いる。貫通孔に対する栓体の装脱は、通常人手により行
われている。専用の自動機を設けてパイプ材への栓体の
着脱を自動化することは技術的にはさほど困難ではない
が、通常は自動機のコストに見合うだけの加工数量がな
いので、自動化されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の工程でパイプ材
の加工を行うときは、加工待ちワークのストック量と、
栓体の取り外しが行われるまでの加工済ワークのストッ
ク量とに見合うだけの相当数の栓体を準備しておく必要
があり、栓体の装脱をまとめて行おうとすると、準備し
なければならない栓体の数量が増し、栓体の数を少なく
すると、作業者は頻繁に栓体の装脱作業を行わねばなら
なくなって作業負担が大きくなり、ひいては旋盤の稼働
率を低下させる。栓体は単純な形状のものであるとは言
え、ワークによって貫通孔の径は種々であり、貫通孔の
径に合わせて多数の栓体を準備することは、それだけで
かなりの作業量となり、パイプ材の加工コストを上昇さ
せる原因となる。またパイプ材の数が多いと、栓体の着
脱作業に要する人手も増え、省人化の要請に反し、工場
の無人化の障害となる。
【0005】この発明は、高価な自動機を設けることが
なく、パイプ材への栓体の着脱作業を自動化すること、
及び多数の栓体を準備しなくても、パイプ材の貫通孔か
らの切削油の流れを防止できる技術手段を得ることを課
題として為されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では、旋盤等の
刃物台11のタレット13に爪8を主軸方向に向けた把
持装置14を設け、上記爪8を流体圧駆動の爪開閉装置
29で開閉する構造とし、爪開閉装置29にタレット1
3に設けた導通孔21を通して作動流体を供給すること
により、上記課題を解決している。作動流体としては、
空気、油または切削油などを用いることができる。
【0007】流体圧駆動の爪開閉装置29は、爪の閉動
作および開動作の両者を流体圧で行うもののほか、バネ
31で爪8を常時閉方向に付勢しておき、開動作を流体
圧で行わせる構造のものとすることができる。
【0008】把持装置14は、待機中は栓体23を把持
しており、パイプ材3の加工開始時にパイプ材3の先端
に栓体23を挿入して栓体23の把持を解き、パイプ材
3の加工終了時にパイプ材3の先端の栓体23を把持し
てパイプ材3から取り外す。
【0009】
【作用】待機状態においては、把持装置の爪8は閉状態
を保ち、栓体23を把持している。旋盤の加工領域にパ
イプ材3が供給されて主軸チャックで把持された後、タ
レット13は把持装置の爪8が主軸の軸線上にくるよう
に割り出し及び移動させられ、次いで主軸とタレット1
3との相対的な主軸軸線方向(Z軸方向)移動により、
栓体23をパイプ材3の先端からその貫通孔46内に挿
入する。この状態で把持装置に流体圧を供給して爪8を
開き、主軸とタレット13とをZ軸方向に離隔させて栓
体23をパイプ材3に装着する。
【0010】この状態で所定の加工が行われた後、パイ
プ材の排出が行われる前に、タレット13の割り出しと
移動により、把持装置の爪8をパイプ材3の先端に対向
させ、爪8を開いた状態でタレット13と主軸とを接近
させた後爪8を閉じて栓体23を把持する。この状態で
タレット13と主軸とをZ軸方向に離隔させて栓体23
を把持装置14に受け渡した後、パイプ材3を機外に排
出する。
【0011】以上の動作を繰り返すことにより、把持装
置14に把持した一個の栓体23を旋盤の加工領域に次
々と供給されるパイプ材に順次装脱して、複数個のパイ
プ材3の加工を行う。
【0012】
【実施例】図はこの発明の一実施例を示したものであ
る。図3に示す主軸台1には、中心孔を有する移動側主
軸が軸着され、その先端に装着されたチャック2が主軸
の中心孔を貫通する状態でパイプ材3を把持している。
主軸台1には主軸送りモータ4によって回転駆動される
送りネジ5が螺合しており、モータ4の正逆方向回転に
よって図の左右方向(Z軸方向)に移動しかつ位置決め
される。主軸台1の背面(チャックの反対側)には、ア
ンローダ7が設置されており、加工済みのパイプ材3は
アンローダ7の爪6で後端を把持された後、チャック2
が開き、アンローダ7が図の右方向に移動してパイプ材
3を主軸から引き抜き、加工領域外へと排出する。
【0013】刃物台11はZ軸と直交する方向(X軸)
の送りネジ12に螺合されており、これを駆動する電動
機10の正逆方向回転によって、図の上下方向に移動し
かつ位置決めされる。刃物台11にはタレット13が軸
着されており、タレット13の周囲に設けられた多数の
工具ヘッドの一箇所に把持装置14が装着されている。
刃物台11とタレット13との間には、図示しない面歯
車対が装着されており、タレット13は図の左方向に稍
移動した状態で回転割り出しされ、図の右方向に引き込
んで面歯車対を噛合させることによって割り出し位置を
固定する。
【0014】刃物台11には先端をタレット13に向け
てエアカプラ15が装着されている。エアカプラ15
は、図2に示すように、連通孔16との間に逆止弁17
を設けた空室18を有しており、空室18には作動空気
が供給されている。一方タレット13にはエアカプラの
連通孔16に挿入される押上ピン19を備えた受け口2
0が設けられており、この受け口20に導通孔21が連
通している。把持装置14を加工領域に向けて割り出し
た状態でエアカプラ15と受け口20とが対向し、前記
面歯車対を噛合させるためにタレット13を引き込んだ
ときに、押上ピン19が連通孔16に挿入されてその先
端が逆止弁17を押動し、空室18に供給されている空
気圧が導通孔21へと供給される。
【0015】図1は把持装置14をパイプ材3および栓
体23と共に示した図である。タレット13の周面の工
具ヘッドの一箇所に把持装置の固定台24がボルト25
によって固定されている。把持装置14はそのシャンク
26を固定台24の装着孔に挿入した状態で止めネジ2
7によって固定されている。把持装置の本体28にはシ
リンダ29が形成され、これに嵌装されたピストン30
は第1の圧縮コイルバネ31によって常時ロッドエンド
側(図の右側)に付勢されている。
【0016】シリンダ29のロッドエンド側の端部に
は、空気供給口32が連通しており、この空気供給口3
2はパイプ材3および固定台24に設けた連結孔33を
通ってタレットの導通孔21に連通されている。またシ
リンダ29のヘッドエンド側には、ストローク調整ボル
ト34が把持装置の本体28に螺合して設けられてい
る。
【0017】把持装置の本体28には、図の紙面の奥側
に偏った状態で爪装着プレート36が一体に形成されて
おり、この爪装着プレート36の先端両側にピン37で
爪8の基部38が揺動自在に軸着されている。対向する
爪8、8の間には第2の圧縮コイルバネ39が介装され
て爪8、8を開方向に付勢している。一方爪の基部38
の互いに対向する側の面は傾斜面とされてシリンダ29
側に向けて開いており、2個の基部38、38の間に前
記ピストン30から延びるピストンロッド40の先端に
固定したテーパースリーブ41が挿入されている。把持
装置14に空気圧が供給されていないときには、ピスト
ン30は第1の圧縮コイルバネ31の付勢力によってロ
ッドエンド側すなわち爪8側に押動されており、テーパ
ースリーブ41が爪の基部38、38の間に押入されて
これを押し拡げ、爪8は閉方向に付勢される。
【0018】一方、把持装置14を加工領域に割り出し
てタレット13を刃物台11へと引き込むと、エアカプ
ラ15の空室18とタレットの導通孔21が連通され
る。この状態でエアカプラ15に空気圧を供給すると、
ピストン30がヘッドエンド側へと押動され、テーパー
スリーブ41を爪の基部38、38の間から退出させる
から、爪8は第2の圧縮コイルバネ39の付勢力によっ
て開く。シリンダ29への空気圧の供給停止は切り換え
弁によって行われるが、その構成は周知であるので図示
されていない。
【0019】栓体23は爪8、8で把持される柄杆部4
3を有しており、その本体部分44にはパイプ材3の内
周面に嵌合するOリング45を備えている。この栓体2
3を加工の前後においてパイプ材3に装脱する動作は、
前記作用の項で説明したのでここでは省略する。
【0020】この発明の把持装置は、パイプ材3に栓体
23を装脱するのに用いられるが、主軸の中心孔に貫通
されているワークを引き出すプルアウトフィンガとして
も用いることができる。従来のプルアウトフィンガは、
バネで閉方向に付勢された爪の間にワークの先端を押し
込んで把持させる構造であったためにワークの先端を傷
つける欠点があったが、この発明の把持装置をプルアウ
トフィンガとして用いた場合には、ワークの先端を傷つ
けることなくワークの把持を行うことができる。
【0021】なお上記の説明では、爪開閉用のピストン
30を空気圧によって動作させているが、油圧を用いる
ことももちろん可能である。さらにタレット13には加
工部を冷却するための冷却液が供給されており、その流
出口がタレットの周面の各工具ヘッド装着部分に開口し
ているので、この冷却液を利用してピストン30の駆動
を行うようにすれば、爪8開閉用の流体配管を新設する
必要がなくなる。ただしこの場合には、防錆および切粉
の除去を充分に行う必要がある。
【0022】
【発明の効果】以上説明したこの発明の装置によれば、
パイプ材に対する栓体の着脱を人手を介することなく全
自動で行うことができ、栓体の着脱が加工開始直前と加
工完了直後の時点で行われるので、多数のパイプ材を連
続的に加工する場合でも、一個の栓体で対応できる。
【0023】さらにタレットの割り出し動作および移動
動作によって栓体とパイプ材との位置合わせおよびパイ
プ材への栓体の装脱を行っているので、簡単な把持装置
を付加するだけで栓体の装脱の自動化が実現でき、その
動作の制御を機械本体のNC制御プログラムによって自
由に設定および変更できるという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を示す断面図
【図2】タレットへの空気供給部を示す模式図
【図3】旋盤の要部を模式的に示す平面図
【符号の説明】
3 パイプ材 8 爪 11 刃物台 13 タレット 14 把持装置 21 貫通孔 23 栓体 29 シリンダ 31 第1の圧縮コイルバネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃物台(11)のタレット(13)に爪(8) を主
    軸方向に向けた把持装置(14)が設けられており、この把
    持装置(14)は流体圧駆動の爪開閉装置(29)を備え、この
    爪開閉装置(29)にはタレット(13)に設けた導通孔(21)を
    経て作動流体が供給されることを特徴とする、旋盤にお
    けるパイプ材の自動埋栓装置。
  2. 【請求項2】 刃物台(11)のタレット(13)に爪(8) を主
    軸方向に向けた把持装置(14)が設けられており、この把
    持装置(14)は爪(8) を常時閉方向に付勢するバネ(31)と
    爪(8) を開動作させる爪開き装置(29)とを備え、上記把
    持装置の爪(8) は、栓体(23)を把持しており、上記タレ
    ット(13)及び把持装置(14)は、パイプ材(3) の加工開始
    時にパイプ材(3) の先端に栓体(23)を挿入して栓体(23)
    の把持を解き、パイプ材(3) の加工終了時にパイプ材
    (3) の先端の栓体(23)を把持してパイプ材(3) から抜脱
    することを特徴とする、旋盤におけるパイプ材の自動埋
    栓装置。
JP2480792A 1992-01-14 1992-01-14 パイプ材の自動埋栓装置 Pending JPH07171701A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008044676A1 (fr) 2006-10-06 2008-04-17 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Organe obturateur et dispositif de fixation/séparation de cet organe

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008044676A1 (fr) 2006-10-06 2008-04-17 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Organe obturateur et dispositif de fixation/séparation de cet organe
EP2070614A1 (en) * 2006-10-06 2009-06-17 Sumitomo Metal Industries Limited Plug member and attachment/detachment device for the same
EP2070614A4 (en) * 2006-10-06 2011-01-26 Sumitomo Metal Ind SHUTTER MEMBER AND DEVICE FOR FASTENING / SEPARATING THE SAME

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