JPH07171168A - 歯科用陶材フレームのための多孔質層コア部の製造方法及び多孔質層コア部又は歯科用陶材フレームの製造方法及び歯科用陶材フレーム - Google Patents

歯科用陶材フレームのための多孔質層コア部の製造方法及び多孔質層コア部又は歯科用陶材フレームの製造方法及び歯科用陶材フレーム

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JPH07171168A
JPH07171168A JP34450293A JP34450293A JPH07171168A JP H07171168 A JPH07171168 A JP H07171168A JP 34450293 A JP34450293 A JP 34450293A JP 34450293 A JP34450293 A JP 34450293A JP H07171168 A JPH07171168 A JP H07171168A
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porous layer
ceramic
core portion
layer core
dental porcelain
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Yoichi Fukuda
洋一 福田
Kenichi Otsuka
健一 大塚
Takahiro Ito
貴弘 伊藤
Akio Takimoto
昭夫 滝本
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Noritake Co Ltd
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Noritake Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】セラミックの粉末原料を耐火模型に築盛し成形
し、その表面の少なくとも一部に熱硬化性樹脂を被覆し
形成したセラミックコア部、若しくはセラミックの粉末
原料及び熱硬化性樹脂からなる混合物を耐火模型に築盛
し成形して形成したセラミックコア部を焼成し、前記耐
火模型を分離除去することを特徴とする歯科用陶材フレ
ームのための多孔質層コア部の製造方法。 【効果】本発明の製造方法により得られる多孔質層コア
部は高強度を有し靱性のばらつきの少ない優れたもので
あり、三冠以上のブリッジの製作を可能成らしめるもの
である。また、本発明の多孔質層コア部の製造方法は、
上記良質の多孔質層コア部がクラックを発生することな
く短時間に安定して供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯科用陶材フレームを構
成する多孔質層コア部及びその製造方法、更には前記多
孔質層コア部にガラスを含浸させて成る歯科用陶材フレ
ーム及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
色調の観点から、金属の裏打ちがないオールセラミック
クラウンが注目を浴び、種々のポーセレンが提案されて
いる。例えば、ガラス基質相の中に高い強さと弾性を持
ったポーセレン結晶(石英、アルミナ)を分散させるこ
とによって強化するガラス分散強化法によるもの、アル
ミナウィスカー(ひげ結晶)によるガラスの分散強化法
によるもの、ガラス中にマイカ結晶を析出させたものあ
るいは長石系ガラスに骨材としてAl23を混入させた
もの、イオン交換によりポーセレン内への応力表面層を
生成したものなどがある。
【0003】しかしながら、上記従来材の抗折強度及び
破壊靱性は共に著しく劣るものであって満足できるもの
ではない。従って、これら従来例でオールセラミックク
ラウンを製作するにしても、セラミックコア材としての
強度が不足するため、せいぜい単冠しか作成が困難であ
って、三冠以上のブリッジ等は到底作成することができ
ないのが現状である。
【0004】また、アルミナ高濃度材(アルミナ75%
以上)にアルミナポーセレンベニア層を被覆した複合材
の提案もなされており、これは歯科用陶材フレームとし
ての強度は十分に備えているが、焼成時の収縮が大きく
クラックが発生するという欠点があり、オールセラミッ
ククラウンとして実用化されるまでには至っていない。
【0005】一方、セラミック多孔質体へガラスを含浸
させて義歯を製造する方法が、特公平3−74573号
公報等に開示されている。この方法によれば、強度と靱
性に優れ、かつ焼成によるクラックの発生を抑えること
ができる歯科用陶材フレームを得ることが可能である
が、その破壊靱性値にバラツキが生じ易くその陶材フレ
ームの信頼性に問題があった。また、焼成したセラミッ
ク多孔質体へのガラスの含浸を長時間行う必要があり、
結局所望の歯科用陶材フレームを得るためには長時間を
要するという問題があった。
【0006】そこで、本発明者らは高強度であって、靱
性値のばらつきが少なく信頼性に優れ且つ短時間に製造
できる歯科用陶材フレーム及びその製造方法として、歯
科用陶材フレームの多孔質層を形成するための素材の限
定又は含浸ガラスの素材の限定を行うことを特開平5−
58835号公報、特開平5−186310号公報にて
開示した。
【0007】更に、本発明者らは、セラミック多孔質体
へのガラスの含浸による製造方法を基礎として、多孔質
層に金属を含有させてなる歯科用陶材フレームとその製
法(特願平5−98370号公報)及び多孔質層に金属
成分とガラス成分を含有させてなる歯科用陶材フレーム
とその製法(特願平5−183472号)を、先に出願
した。
【0008】しかし、これらの技術も陶材フレームの作
成のための作業時間の短縮化が十分に図れているとはい
えず、また、多孔質体の作成時にクラックの発生が度々
生じ製造の安定性にも欠けていた。
【0009】そこで、本発明では更に改良を進め、高強
度であって靱性値のばらつきが少ない十分に信頼性のあ
る三冠以上のブリッジを形成できるオールセラミックの
歯科用陶材フレーム及びその製造方法を提供することを
目的とする。更にはクラックの発生がほとんど起こらず
安定して且つ短時間での三冠以上のブリッジを形成する
歯科用陶材フレームの製造を可能にした多孔質層コア部
及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的に従い鋭意研究
を進めた結果、セラミック焼成時に熱硬化性樹脂が共存
していると高強度靱性に優れた歯科用陶材フレームのた
めの多孔質層コア部をクラックの発生が殆ど生じること
なく安定して製造できることを見出し本発明を完成させ
るに至った。
【0011】即ち、本発明はセラミックの粉末原料を耐
火模型に築盛し成形し、その表面の少なくとも一部に熱
硬化性樹脂を被覆しセラミックコア部を形成した後焼成
し、前記耐火模型を分離除去する歯科用陶材フレームの
ための多孔質層コア部の製造方法、又はセラミックの粉
末原料及び熱硬化性樹脂を混合したものを耐火模型に築
盛し成形しセラミックコア部を形成した後焼成し、前記
耐火模型を分離除去する歯科用陶材フレームのための多
孔質層コア部の製造方法に関する。更には、前記製造方
法により製造される多孔質層コア部に関する。
【0012】また、本発明は前記本発明に係る多孔質層
コア部にガラスを含浸させる歯科用陶材フレームの製造
方法及び該製造方法により得られる歯科用陶材フレーム
に関する。
【0013】
【定義】本明細書中において、セラミックコア部とは熱
硬化性樹脂を表面に有する若しくは内部に含有するセラ
ミック成形体をいい、セラミック多孔質体とは前記セラ
ミックコア部から熱硬化性樹脂が焼成により除去された
部分をいうこととする。
【0014】
【作用】本発明の特徴は、熱硬化性樹脂を表面又は内部
に存するセラミックコア部が焼成されてセラミック多孔
質体が作成されることにある。前記樹脂の存在により、
焼成の中間温度範囲にて生じる耐火模型材(石膏)の膨
張による引張り応力及び耐火模型材とセラミック多孔質
体との収縮と膨張の異なりにより生じる応力に起因する
ストレスによる多孔質層コア部のクラックの発生が防止
でき、且つ短時間に製造することができる。
【0015】また、セラミックコア部は熱硬化性樹脂の
存在により、熱硬化性樹脂の耐熱温度まで多孔質層コア
部の強度を増加させることができる。このことにより三
冠以上のブリッジを形成する歯科用陶材フレームを提供
することも可能になる。
【0016】
【好適な実施態様】本発明において、耐火模型とは歯の
モデルを形成させるもので、後述の焼成に耐えられるも
のであり、代表的には石膏に酸化珪素或いは酸化アルミ
ニウムなどの耐火性を有する総入剤を添加したものが挙
げられる。
【0017】セラミック材料は例えばアルミナ、ジルコ
ニア等のセラミック粉末を主原料として成り、必要に応
じて金などの金属粉末又はガラス粉末を混入させても良
く、本発明者らが既に出願した特願平5−98370
号、特願平5−183472号に記載の態様に従うこと
が好ましい。
【0018】更に説明を加えると、金属粉末としては強
度、信頼性を向上させると共に、色調を整え抗菌作用を
付与させる点から金(Au)であることが好ましく、ガ
ラス粉末には構成成分としてB23、SiO2、Al2
3及びLa23等を有していることが好ましい。なぜな
らばB23、SiO2はガラス上の必須成分であり、A
23はガラスの強度及び硬度増加に寄与し、La23
はガラス強度、硬度増加、更には色消し剤としての作用
と含浸に有利な粘性を与えるからである。
【0019】これらのセラミックを主とする混合粉末
は、例えばコンデンス法、スリップキャスティング法、
刷毛成形法等の公知の方法で耐火模型上に成形される。
【0020】成形されたセラミックコア部はその内部に
熱硬化性樹脂を含有させたものであるか又はセラミック
成形後表面に熱硬化性樹脂を被覆させたものである。適
用される熱硬化性樹脂としてはフェノール樹脂、ユリア
樹脂、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂及びこれらの
混合物などが挙げられ、この中、取扱が容易であり且つ
粘性が低いフェノール樹脂が好ましい。この熱硬化性樹
脂は液状のものはそのままで、或いは必要に応じて水又
はアルコール等の焼成時に蒸発可能な溶媒に溶解又は分
散され使用される。
【0021】即ち、セラミック原料粉末と混合され成形
されるか、或いは成形されたセラミック表面を被覆す
る。これには、もちろんセラミック原料粉末と熱硬化性
樹脂とが混合され成形されたセラミック成形体表面を、
更に熱硬化性樹脂で被覆させることを含む。
【0022】セラミックコア部における熱硬化性樹脂の
含有量は、その存在がセラミックコア部の内部又は表面
に関わらず、セラミック原料100に対して0.20重
量部〜5.00重量部であり、好ましくは0.70重量
部〜1.50重量部である。0.20重量部未満ではク
ラックの発生を防止できず、逆に5.00重量部を超え
るとセラミック多孔質層の強度が弱くなる。
【0023】樹脂を被覆させる場合の被覆方法として
は、樹脂溶液を刷毛等で成形したセラミックの表面に塗
布する方法などが挙げられる。被覆層の厚さとしては
0.1〜1.0mm程度、好ましくは0.2〜0.3m
mとなるようにする。0.1mm未満の被覆層ではクラ
ックの発生を防止できず、逆に被覆層が1.0mmを超
えるとセラミック多孔質層の強度が弱くなる。
【0024】熱硬化性樹脂により表面を被覆されたセラ
ミックコア部又は熱硬化性樹脂を含有させたセラミック
コア部は、好ましくは1000〜1250℃の焼成温度
で保持時間も含め1時間以内、特に30分以内焼成して
多孔質層とされる。
【0025】耐火模型は焼成により組成水の少なくとも
1部分を喪失するため収縮し、多孔質層コア部とは分離
される。又、熱硬化性樹脂も耐熱温度以上では分解し、
消失する。
【0026】このような本発明の多孔質層コア部の製造
方法によりコア部の焼成時におけるクラックの発生を防
止することができ且つ短時間の焼成でよいため、安定し
て信頼性の高い製品を供給することができ、製造効率の
向上をも図ることができる。
【0027】本発明の多孔質層コア部は熱硬化性樹脂の
作用により耐熱温度までの高強度を有して、生セラミッ
クの強度の弱い温度領域で強度を保持させるので、急激
焼成によるクラックの発生が起こらない信頼性の高い製
品である。
【0028】本発明の多孔質層コア部は公知の方法によ
り、好ましくは前記特開平5−58835号公報、特開
平5−186310号公報及び前記特願平5−9837
0号、特願平5−183472号の記載に従い、ガラス
の含浸を行い歯科用陶材フレームを得る。以下に、その
好ましい実施態様を概説する。
【0029】上記含浸ガラスはその構成成分がB23
SiO2、Al23及びLa23からなることが好まし
い。B23、SiO2はガラス上の必須成分であり、L
23はガラス強度及び硬質増加、更に色消し剤として
の作用と含浸に有利な粘性との観点から、Al23はガ
ラスの強度及び硬度増加の観点から好ましい。ここで、
Al23及びLa23を含浸用ガラスに配合せしめると
自然感に優れた色調が得られるとは特筆すべき点であ
る。
【0030】また、多孔質セラミックに含浸するガラス
の組成比(モル比)を、 (SiO2+Al23)/(SiO2+Al23+B23
+La23)=0.40〜0.72、好ましくは0.4
5〜0.52 (B2O3)/(B2O3+La2O3)=0.46〜0.7
2 とすることにより、ガラスの粘性及び強度が向上し、含
浸時間が著しく短縮される。例えば、焼成した多孔質セ
ラミックへのガラスの含浸か1時間、即ち従来の1/6
に短縮できる。尚、これらガラスの組成比が下限値より
小さくなると硬度が不十分となり、逆に上限値を超える
と粘性が高くなり含浸時間が長くなり、不適である。
【0031】焼成した多孔質層コア部へのガラスの含浸
は、多孔質層を作成する焼成温度よりやや低い温度で保
持することが好ましい。尚、昇温速度については使用す
る材料及び築盛方法等に応じて選択することができる。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明について更なる説
明を加える。但し、下記実施例は本発明の実施態様の中
のいくつかを表わしたものであり、本発明をこれらに限
定するものではない。
【0033】
【実施例1】平均粒子径が3μmのアルミナ粉末原料に
水分を添加してスリップを作成し、石膏耐火模型上に鋳
込み、その上に水溶性のフェノール樹脂を厚さ0.2〜
0.3mmに被覆し、図1に示すセラミックコア部を作
成した。次いで、これを1100℃まで30分で昇温
し、その後1100℃で10分保持して焼成した。得ら
れたセラミック多孔質層コア部を赤インクに浸しクラッ
クの有無を確認した。その結果、該セラミック多孔質層
コア部はクラックのない多孔質体であった。
【0034】
【実施例2】平均粒子径が3μmのアルミナ粉末原料に
水分を添加してスリップを作成し、石膏耐火模型上に刷
毛成形し、その上に水溶性のフェノール樹脂を厚さ0.
5mmに被覆し、セラミックコア部を作成した。次い
で、これを1100℃まで25分で昇温し、その後11
00℃で20分保持して焼成した。得られたセラミック
多孔質層コア部を赤インクに浸し、クラックの有無を確
認した。その結果、そのセラミック多孔質層コア部は、
クラックのない多孔質体であった。
【0035】
【実施例3】平均粒子径が3μmのアルミナ粉末と0.
5μmの粒子径を有する金(Au)をアルミナ粉末10
0部に対して0.5部添加した粉末原料に、予め作成し
ておいた10重量%(水分中)のフェノール樹脂を含有
させた水溶液をアルミナ粉末100重量部に対して1
4.5部添加してスリップ液を作成し、そのスリップ液
を用いて石膏耐火模型上に鋳込みによりセラミックコア
部を作成した。次いで、これを1100℃まで30分で
昇温し、その後1100℃で10分保持して焼成した。
得られたセラミック多孔質層コア部を赤インクに浸し、
クラックの有無を確認した。その結果、そのセラミック
多孔質層コア部は、クラックのない多孔質体であった。
【0036】
【比較例1】平均粒子径が3μmのアルミナ粉末原料に
水分を添加してスリップを作成し、石膏耐火模型上に鋳
込みによりセラミックコア部を作成した。次いで、これ
を1100℃まで30分で昇温し、その後1100℃で
10分保持して焼成した。セラミック多孔質層を赤イン
クに浸し、クラックの有無を確認した。その結果、その
セラミック多孔質体にクラックが観察された。
【0037】
【比較例2】平均粒子径が3μmのアルミナ粉末原料に
水分を添加してスリップを作成し、石膏耐火模型上に鋳
込みによりセラミックコア部を作成した。次いで、12
0℃にて、6時間保持した後、これを1100℃まで3
0分で昇温し、その後1100℃で10分保持して焼成
した。得られたセラミック多孔質層コア部を赤インクに
浸しクラックの有無を確認した。その結果、該セラミッ
ク多孔質層コア部はクラックのない多孔質体であった
が、焼成工程において120℃で6時間の保持を要と
し、焼成に長時間を費やした。
【0038】以上から、本発明の製造方法により、熱硬
化性樹脂を表面に被覆させたセラミックコア部及び内部
に熱硬化性樹脂を含有させたセラミックコア部を焼成し
て成るセラミック多孔質体はクラックの発生しない優れ
たものであり且つ短時間の焼成で前記クラックの生じな
い多孔質体の製造ができることが立証された。
【0039】
【効果】本発明の多孔質層コア部は高強度を有し靱性の
ばらつきの少ない優れたものであり、三冠以上のブリッ
ジの製作を可能成らしめるものである。また、本発明の
多孔質層コア部の製造方法により、上記良質の多孔質層
コア部がクラックを発生することなく短時間に安定して
供給することができる。
【0040】また、前記多孔質層コア部にガラス含浸し
て成る本発明の歯科用陶材フレームは三冠以上のブリッ
ジであっても高強度を有し靱性のばらつきの少ない優れ
たものである。本発明の歯科用陶材フレームの製造方法
により、三冠以上を有する上記良質の歯科用陶材フレー
ムを短時間に安定して供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様の一つを表わしたものであ
り、実施例1で作成されたセラミックコア部の断面図で
ある。これが焼成されると本発明に係る多孔質層コア部
が製造される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 貴弘 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 滝本 昭夫 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックの粉末原料を耐火模型に築盛し
    成形し、その表面の少なくとも一部に熱硬化性樹脂を被
    覆しセラミックコア部を形成した後焼成し、前記耐火模
    型を分離除去することを特徴とする歯科用陶材フレーム
    のための多孔質層コア部の製造方法。
  2. 【請求項2】セラミックの粉末原料及び熱硬化性樹脂と
    からなる混合物を耐火模型に築盛し成形しセラミックコ
    ア部を形成した後焼成し、前記耐火模型を分離除去する
    ことを特徴とする歯科用陶材フレームのための多孔質層
    コア部の製造方法。
  3. 【請求項3】前記熱硬化性樹脂がフェノール樹脂、ユリ
    ア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂から1
    種以上選択されたものである請求項1又は2記載の多孔
    質層コア部の製造方法。
  4. 【請求項4】熱硬化性樹脂がセラミック原料に対して
    0.20重量%〜5.00重量%配合されていることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の多孔質
    層コア部の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4いずれか一の方法により多
    孔質層コア部を製造し、当該多孔質層コア部にガラスを
    含浸させることを特徴とする歯科用陶材フレームの製造
    方法。
  6. 【請求項6】セラミックの粉末原料を耐火模型に築盛し
    成形し、その表面の少なくとも一部に熱硬化性樹脂を被
    覆しセラミックコア部を形成した後焼成し、前記耐火模
    型を分離除去して製造されることを特徴とする歯科用陶
    材フレームのための多孔質層コア部。
  7. 【請求項7】セラミックの粉末原料及び熱硬化性樹脂と
    からなる混合物を耐火模型に築盛し成形しセラミックコ
    ア部を形成した後焼成し、前記耐火模型を分離除去して
    製造されることを特徴とする歯科用陶材フレームのため
    の多孔質層コア部。
  8. 【請求項8】請求項6又は7記載の多孔質層コア部にガ
    ラスを含浸させて成る歯科用陶材フレーム。
JP34450293A 1993-12-20 1993-12-20 歯科用陶材フレームのための多孔質層コア部の製造方法及び多孔質層コア部又は歯科用陶材フレームの製造方法及び歯科用陶材フレーム Withdrawn JPH07171168A (ja)

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