JPH07171139A - パルスオキシメータ - Google Patents
パルスオキシメータInfo
- Publication number
- JPH07171139A JPH07171139A JP32003893A JP32003893A JPH07171139A JP H07171139 A JPH07171139 A JP H07171139A JP 32003893 A JP32003893 A JP 32003893A JP 32003893 A JP32003893 A JP 32003893A JP H07171139 A JPH07171139 A JP H07171139A
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- Japan
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- signal
- value
- spo
- oxygen saturation
- moving average
- Prior art date
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- Granted
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- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単な構成により応答性能および安定性能を向
上させる。 【構成】波長の異なる複数の光を皮膚の表面から照射
し、該複数の光の反射光もしくは該複数の光の透過光信
号を検出し、過去の動脈血酸素飽和度と検出された現在
の動脈血酸素飽和度とから中央値を選択し、そして選択
された中央値の移動平均を行い、動脈血酸素飽和度を求
めるものである。
上させる。 【構成】波長の異なる複数の光を皮膚の表面から照射
し、該複数の光の反射光もしくは該複数の光の透過光信
号を検出し、過去の動脈血酸素飽和度と検出された現在
の動脈血酸素飽和度とから中央値を選択し、そして選択
された中央値の移動平均を行い、動脈血酸素飽和度を求
めるものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動脈血酸素飽和度を非
観血的に計測するパルスオキシメータに関するものであ
る。
観血的に計測するパルスオキシメータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、生体情報を連続的に計測するモ
ニタ類は、高度な計測精度よりも電気ノイズや体動など
により値が変動しない安定性や、トラブルによって計測
が中断しにくい連続性が要求される。パルスオキシメー
タについても同様である。尚、一般に、採血により観血
的に計測を行った動脈血酸素飽和度SaO2 に対して、
これと区別するために、パルスオキシメータにより測定
された動脈血酸素飽和度をSpO2 と表現しているた
め、以下これに従う。
ニタ類は、高度な計測精度よりも電気ノイズや体動など
により値が変動しない安定性や、トラブルによって計測
が中断しにくい連続性が要求される。パルスオキシメー
タについても同様である。尚、一般に、採血により観血
的に計測を行った動脈血酸素飽和度SaO2 に対して、
これと区別するために、パルスオキシメータにより測定
された動脈血酸素飽和度をSpO2 と表現しているた
め、以下これに従う。
【0003】パルスオキシメータによる動脈血酸素飽和
度SpO2 (以下、単にSpO2 という)のモニタリン
グは、生命を脅かす低酸素状態を察知するために行うも
のであり、ノイズなどにより不用意に値が変動しないだ
けの安定性が要求される。ところで、パルスオキシメー
タは、血行動態を観測するために光学系素子を使用して
いる。従って、得られた信号は体動に対し非常に脆弱で
あり、SpO2 値は不安定になり易い性質をもってい
る。
度SpO2 (以下、単にSpO2 という)のモニタリン
グは、生命を脅かす低酸素状態を察知するために行うも
のであり、ノイズなどにより不用意に値が変動しないだ
けの安定性が要求される。ところで、パルスオキシメー
タは、血行動態を観測するために光学系素子を使用して
いる。従って、得られた信号は体動に対し非常に脆弱で
あり、SpO2 値は不安定になり易い性質をもってい
る。
【0004】一般に、SpO2 は、比較的ゆっくりした
速度で変化することが知られている。従って、従来より
この変動を抑えるため移動平均が行われていた。移動平
均するにあたり、移動平均点数を増やせばより安定性能
は向上する。他の従来の方法としては、脈波検出あるい
はSpO2 演算の糧でノイズ判定を行い、ノイズが重畳
していた場合は演算結果の信頼性が乏しいとして、無効
とするかもしくは重みを小さくすた加重移動平均を行う
考え方もある。
速度で変化することが知られている。従って、従来より
この変動を抑えるため移動平均が行われていた。移動平
均するにあたり、移動平均点数を増やせばより安定性能
は向上する。他の従来の方法としては、脈波検出あるい
はSpO2 演算の糧でノイズ判定を行い、ノイズが重畳
していた場合は演算結果の信頼性が乏しいとして、無効
とするかもしくは重みを小さくすた加重移動平均を行う
考え方もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、移動平
均点数を増やせばSpO2 値の安定性能はより向上する
が、反面、SpO2 値の小さな変化は捕らえ難くなり、
応答性能も低下する。また、移動平均では、ノイズがな
く正確にSpO2 が演算できたデータとノイズにより誤
差が極端に大きくなったデータとを、区別することなし
に均一に平均化するので、見かけ上は安定するが誤差成
分自体は少しも減少しておらず、その分安定化効率は悪
い。だが、低酸素状態は極めて危険な状態であるため、
いち速く察知するため応答性能が良い方が望ましい。
均点数を増やせばSpO2 値の安定性能はより向上する
が、反面、SpO2 値の小さな変化は捕らえ難くなり、
応答性能も低下する。また、移動平均では、ノイズがな
く正確にSpO2 が演算できたデータとノイズにより誤
差が極端に大きくなったデータとを、区別することなし
に均一に平均化するので、見かけ上は安定するが誤差成
分自体は少しも減少しておらず、その分安定化効率は悪
い。だが、低酸素状態は極めて危険な状態であるため、
いち速く察知するため応答性能が良い方が望ましい。
【0006】一方、ノイズ判定を行った場合、ノイズの
誤判定(false positive)が多いと計測の連続性を損な
ってしまう。また、ノイズの検出漏れ(false negativ
e)が多いと安定性能が向上しない問題があるので、ノ
イズ判定の精度は充分に高い必要があるが、100%の
確度で判定を行うことは不可能であり、ノイズ判定を高
精度に行うためには、信号形状の多様性に対応したアル
ゴリズムを構築しなければならない。従って、処理量が
増え計測のリアルタイム性を損なう心配がある。また、
一般に加重移動平均を行うと、重みの種類に対応するた
め移動平均のような演算の簡略化ができず、処理時間が
長くなる。
誤判定(false positive)が多いと計測の連続性を損な
ってしまう。また、ノイズの検出漏れ(false negativ
e)が多いと安定性能が向上しない問題があるので、ノ
イズ判定の精度は充分に高い必要があるが、100%の
確度で判定を行うことは不可能であり、ノイズ判定を高
精度に行うためには、信号形状の多様性に対応したアル
ゴリズムを構築しなければならない。従って、処理量が
増え計測のリアルタイム性を損なう心配がある。また、
一般に加重移動平均を行うと、重みの種類に対応するた
め移動平均のような演算の簡略化ができず、処理時間が
長くなる。
【0007】本発明は、前記従来の欠点を除去し、簡単
な構成により応答性能および安定性能を向上させたパル
スオキシメータを提供する。
な構成により応答性能および安定性能を向上させたパル
スオキシメータを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のパルスオキシメータは、波長の異なる複数
の光を皮膚の表面から照射し、該複数の光の反射光もし
くは該複数の光の透過光信号を検出して、該検出信号か
ら動脈血酸素飽和度を演算するパルスオキシメータであ
って、所定脈波数にわたって動脈血酸素飽和度を保存す
る記憶手段と、該記憶手段に保存された過去の動脈血酸
素飽和度と検出された現在の動脈血酸素飽和度とから中
央値を選択する比較手段と、該比較手段により選択され
た中央値の移動平均を行う移動平均手段とを備えること
を特徴とする。
に、本発明のパルスオキシメータは、波長の異なる複数
の光を皮膚の表面から照射し、該複数の光の反射光もし
くは該複数の光の透過光信号を検出して、該検出信号か
ら動脈血酸素飽和度を演算するパルスオキシメータであ
って、所定脈波数にわたって動脈血酸素飽和度を保存す
る記憶手段と、該記憶手段に保存された過去の動脈血酸
素飽和度と検出された現在の動脈血酸素飽和度とから中
央値を選択する比較手段と、該比較手段により選択され
た中央値の移動平均を行う移動平均手段とを備えること
を特徴とする。
【0009】さらに、前記比較手段は、過去2拍分の動
脈血酸素飽和度と検出された現在の動脈血酸素飽和度と
から中央値を選択することを特徴とする。
脈血酸素飽和度と検出された現在の動脈血酸素飽和度と
から中央値を選択することを特徴とする。
【0010】さらに、前記移動平均手段は、該比較手段
により選択された中央値の4〜16点の移動平均を行う
ことを特徴とする。
により選択された中央値の4〜16点の移動平均を行う
ことを特徴とする。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を用いて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0012】図8、図9および図10を用いて、本発明
の応答性能および安定性能の効果を説明する。
の応答性能および安定性能の効果を説明する。
【0013】図8(A)は、ノイズの重畳されていない
場合の透過光信号を示す。図8(B)は、(A)の透過
光信号よりそのまま演算した動脈血酸素飽和度(SpO
2 )を示す。図9(A)は、体動によりノイズの重畳し
た場合の透過光信号を示す。図9(B)は、(A)の透
過光信号をそのまま演算した動脈血酸素飽和度(SpO
2 )およびさらに3点比較処理を行った動脈血酸素飽和
度(SpO2 )を示す。
場合の透過光信号を示す。図8(B)は、(A)の透過
光信号よりそのまま演算した動脈血酸素飽和度(SpO
2 )を示す。図9(A)は、体動によりノイズの重畳し
た場合の透過光信号を示す。図9(B)は、(A)の透
過光信号をそのまま演算した動脈血酸素飽和度(SpO
2 )およびさらに3点比較処理を行った動脈血酸素飽和
度(SpO2 )を示す。
【0014】図8(A)は、測定部位(人差指)を動か
さないようにしたときに測定した透過光信号をBは赤外
光信号として、Rは赤色光信号として検出したものであ
る。そして、ノイズの影響を受けていないため、透過光
信号は乱れていない。また、図8(B)から解るよう
に、換気性能が正常な場合、動脈血酸素飽和度(SpO
2 )はほぼ100%に近い値を指示する。
さないようにしたときに測定した透過光信号をBは赤外
光信号として、Rは赤色光信号として検出したものであ
る。そして、ノイズの影響を受けていないため、透過光
信号は乱れていない。また、図8(B)から解るよう
に、換気性能が正常な場合、動脈血酸素飽和度(SpO
2 )はほぼ100%に近い値を指示する。
【0015】これに対して、図9(A)は、体動により
測定部位が動いているときに測定した透過光信号をBは
赤外光信号として、Rは赤色光信号として検出したもの
である。そして、ノイズの影響を受けているので、透過
光信号が乱れている。また、図9(B)から解るよう
に、SpO2 値が大きく変動することがたびたび見られ
る。なお、○は透過光信号をそのまま演算したSpO2
値を示し、●は3点比較処理したSpO2 値を示す。
測定部位が動いているときに測定した透過光信号をBは
赤外光信号として、Rは赤色光信号として検出したもの
である。そして、ノイズの影響を受けているので、透過
光信号が乱れている。また、図9(B)から解るよう
に、SpO2 値が大きく変動することがたびたび見られ
る。なお、○は透過光信号をそのまま演算したSpO2
値を示し、●は3点比較処理したSpO2 値を示す。
【0016】ここで、図9(B)に示したSpO2 を比
較手段により、3拍分のSpO2 値を比較して中央値を
保存する。すなわち、図9において、1、2、3を比較
すると1が中央値であるので、1をaとして保存する。
次に、2、3、4を比較すると4が中央値であるので、
4をbとして保存する。次に、3、4、5を比較すると
4が中央値であるので、4をcとして保存する。このよ
うに順次、SpO2 値(1、2、3、…)を3点比較し
て処理していくと、処理後のSpO2 値(a、b、c、
…)が得られる。その結果、明らかにノイズにより誤差
が発生した3、10のSpO2 値は無視されて安定した
推移を得ることができる。
較手段により、3拍分のSpO2 値を比較して中央値を
保存する。すなわち、図9において、1、2、3を比較
すると1が中央値であるので、1をaとして保存する。
次に、2、3、4を比較すると4が中央値であるので、
4をbとして保存する。次に、3、4、5を比較すると
4が中央値であるので、4をcとして保存する。このよ
うに順次、SpO2 値(1、2、3、…)を3点比較し
て処理していくと、処理後のSpO2 値(a、b、c、
…)が得られる。その結果、明らかにノイズにより誤差
が発生した3、10のSpO2 値は無視されて安定した
推移を得ることができる。
【0017】比較手段による処理により、特異的なSp
O2 値が発生した場合は効果的に安定させることがで
き、何点か連続的に変動した場合においてもある程度は
安定化処理ができる。しかしながら、実際はSpO2 値
の変動の仕方は多様であり、比較手段だけでは不十分で
ある。さらに、SpO2 値を安定化させるためには、比
較点数を増やす方法があるが、比較点数を増やすと処理
量が急激に増えリアルタイムに処理することができなく
なる。したがって、比較手段による処理されたSpO2
値に対し、移動平均を行うことにより安定性能を向上さ
せる。
O2 値が発生した場合は効果的に安定させることがで
き、何点か連続的に変動した場合においてもある程度は
安定化処理ができる。しかしながら、実際はSpO2 値
の変動の仕方は多様であり、比較手段だけでは不十分で
ある。さらに、SpO2 値を安定化させるためには、比
較点数を増やす方法があるが、比較点数を増やすと処理
量が急激に増えリアルタイムに処理することができなく
なる。したがって、比較手段による処理されたSpO2
値に対し、移動平均を行うことにより安定性能を向上さ
せる。
【0018】図10は、動脈血酸素飽和度(SpO2 )
の減少過程において比較処理の効果を示す。なお、○は
透過光信号をそのまま演算したSpO2 値を示し、●は
3点比較処理したSpO2 値を示す。また、▲は3点移
動平均処理したSpO2 値を示し、▼は7点移動平均処
理したSpO2 値を示す。
の減少過程において比較処理の効果を示す。なお、○は
透過光信号をそのまま演算したSpO2 値を示し、●は
3点比較処理したSpO2 値を示す。また、▲は3点移
動平均処理したSpO2 値を示し、▼は7点移動平均処
理したSpO2 値を示す。
【0019】図10において、ノイズが重畳しているた
め、透過光信号をそのまま演算したSpO2 値は1点だ
け特異的に変動している。このSpO2 値を3点比較処
理および3点移動平均処理して安定化させたさせると、
3点比較処理をしたSpO2値は3点移動平均処理をし
たSpO2 値に比べ安定していることがわかる。これに
より、比較処理の方が移動平均処理に比べ効果的にノイ
ズの影響を安定化処理できることがわかる。さらに、移
動平均点数を増やして7点移動平均処理を行うと、安定
性は3点比較処理に比べほぼ同じくらいであるが、応答
性が悪くなるのと同時に特異的に変動したSpO2 値の
影響が継続している。これにより、移動平均点数を増や
し移動平均のみで安定性を向上させることは、応答性の
劣化と誤差の影響を継続させることがわかる。
め、透過光信号をそのまま演算したSpO2 値は1点だ
け特異的に変動している。このSpO2 値を3点比較処
理および3点移動平均処理して安定化させたさせると、
3点比較処理をしたSpO2値は3点移動平均処理をし
たSpO2 値に比べ安定していることがわかる。これに
より、比較処理の方が移動平均処理に比べ効果的にノイ
ズの影響を安定化処理できることがわかる。さらに、移
動平均点数を増やして7点移動平均処理を行うと、安定
性は3点比較処理に比べほぼ同じくらいであるが、応答
性が悪くなるのと同時に特異的に変動したSpO2 値の
影響が継続している。これにより、移動平均点数を増や
し移動平均のみで安定性を向上させることは、応答性の
劣化と誤差の影響を継続させることがわかる。
【0020】ここで、図8、図9および図10は実際に
透過光信号およびSpO2 の測定したグラフの一部分を
拡大して用いているので、図2および図3に表すノイズ
の影響は実際のグラフから見るとほんのわずかなもので
ある。このため、実際にはもっと大きなノイズの影響を
受けるため、安定性を向上させるためには、もっと多く
の移動平均点数が必要である。
透過光信号およびSpO2 の測定したグラフの一部分を
拡大して用いているので、図2および図3に表すノイズ
の影響は実際のグラフから見るとほんのわずかなもので
ある。このため、実際にはもっと大きなノイズの影響を
受けるため、安定性を向上させるためには、もっと多く
の移動平均点数が必要である。
【0021】本実施例との対比を明瞭にするため、図1
1および図12ないし図14を用いて、透過光信号と従
来の演算されたSpO2 値との関係を示す。
1および図12ないし図14を用いて、透過光信号と従
来の演算されたSpO2 値との関係を示す。
【0022】図11は、1分、2分、3分、4分の人差
指での透過光信号をBは赤外光信号として、Rは赤色光
信号として検出したものである。図12のSで示すドッ
トは図11の透過信号をそのままSpO2 に演算したも
のであり、図13のX1で示すドットは図12に示すS
pO2 を8点移動平均した演算例であり、図14のX2
で示すドットは図12に示すSpO2 を32点移動平均
した演算例である。なお、計測開始1分後から約2分間
呼吸停止を行ったものである。
指での透過光信号をBは赤外光信号として、Rは赤色光
信号として検出したものである。図12のSで示すドッ
トは図11の透過信号をそのままSpO2 に演算したも
のであり、図13のX1で示すドットは図12に示すS
pO2 を8点移動平均した演算例であり、図14のX2
で示すドットは図12に示すSpO2 を32点移動平均
した演算例である。なお、計測開始1分後から約2分間
呼吸停止を行ったものである。
【0023】指の少しの動きにより、透過光信号は図1
1のように乱れ、それによってSpO2 は図12のSの
ように大きく変動する。この変動を抑えるために従来よ
り移動平均を行っていたが、移動平均点数が少ない場合
は図13のX1のように十分な安定性は得られず、移動
平均点数が多い場合は図14のX2のように安定はする
が応答性が低下する。
1のように乱れ、それによってSpO2 は図12のSの
ように大きく変動する。この変動を抑えるために従来よ
り移動平均を行っていたが、移動平均点数が少ない場合
は図13のX1のように十分な安定性は得られず、移動
平均点数が多い場合は図14のX2のように安定はする
が応答性が低下する。
【0024】図1から図6を用いて、本実施例の装置の
構成例を説明する。
構成例を説明する。
【0025】図1は、本実施例のパルスオキシメータの
構成を示すブロック図であり、図2は、ヘッドアンプ2
の出力信号の例を表す図であり、図3は、ハイパスフィ
ルタの出力信号の例を表す図であり、図4は、SpO2
演算部6における処理を示す図であり、図5は、比較処
理部7および移動平均部8での構成および動作を示す図
である。
構成を示すブロック図であり、図2は、ヘッドアンプ2
の出力信号の例を表す図であり、図3は、ハイパスフィ
ルタの出力信号の例を表す図であり、図4は、SpO2
演算部6における処理を示す図であり、図5は、比較処
理部7および移動平均部8での構成および動作を示す図
である。
【0026】図1において、プローブ1は、赤外光用発
光素子と赤色光用発光素子(LED)および赤外光用受
光素子と赤色光用受光素子(PD)とを備える。そし
て、ヘッドアンプ2にて、反射光もしくは透過光信号は
電気信号に変換され、赤外DC信号および赤色DC信号
が出力される(図2参照)。次に、ハイパスフィルタ
(図示せず)にて、赤外DC信号、赤色DC信号から赤
外AC信号、赤色AC信号が抽出される(図3参照)。
このDC信号およびAC信号は増幅されて、AD変換器
3に与えられる。AD変換器3にてAD変換された4c
h信号はCPU4に入力され、一連の処理が行われる。
光素子と赤色光用発光素子(LED)および赤外光用受
光素子と赤色光用受光素子(PD)とを備える。そし
て、ヘッドアンプ2にて、反射光もしくは透過光信号は
電気信号に変換され、赤外DC信号および赤色DC信号
が出力される(図2参照)。次に、ハイパスフィルタ
(図示せず)にて、赤外DC信号、赤色DC信号から赤
外AC信号、赤色AC信号が抽出される(図3参照)。
このDC信号およびAC信号は増幅されて、AD変換器
3に与えられる。AD変換器3にてAD変換された4c
h信号はCPU4に入力され、一連の処理が行われる。
【0027】AD変換後のAC信号は脈波検出部5に入
力され、脈波検出が行われる。AC信号は同時に表示制
御部9にも入力され指定の書式に従い表示部10にて脈
波形が表示される。一方、DC信号はSpO2 演算部6
に入力される。また、脈波検出部5により脈波が検出さ
れると、脈波検出信号がSpO2 演算部6に入力され
る。次に、SpO2 演算部6にて、以下の式(1)に基
づいて、SpO2 演算処理が行われる(図4参照)。
力され、脈波検出が行われる。AC信号は同時に表示制
御部9にも入力され指定の書式に従い表示部10にて脈
波形が表示される。一方、DC信号はSpO2 演算部6
に入力される。また、脈波検出部5により脈波が検出さ
れると、脈波検出信号がSpO2 演算部6に入力され
る。次に、SpO2 演算部6にて、以下の式(1)に基
づいて、SpO2 演算処理が行われる(図4参照)。
【0028】 SpO2 =A×(pp1/r1)/(pp0/r0)+B (1) このとき、脈波検出部5では、脈波のピークおよびボト
ムの検出も行われ、ppレベル値(図4のpp0、pp
1)およびボトム時刻(図4のtb )がSpO2 演算部
9に渡される。SpO2 演算部6では、ボトム時刻tb
におけるDC信号レベル(図4のr0、r1)と、pp
0、pp1よりSpO2 値を演算する。なお、係数A、
Bは予め記憶された値を用いる。
ムの検出も行われ、ppレベル値(図4のpp0、pp
1)およびボトム時刻(図4のtb )がSpO2 演算部
9に渡される。SpO2 演算部6では、ボトム時刻tb
におけるDC信号レベル(図4のr0、r1)と、pp
0、pp1よりSpO2 値を演算する。なお、係数A、
Bは予め記憶された値を用いる。
【0029】SpO2 演算部6にてSpO2 値が求めら
れると、SpO2 値は比較処理部7に移行される。比較
処理部7では、まず比較処理用バッファ71のs0、s
1のデータはそれぞれs1、s2の代入され、今回のS
pO2 値がs0に代入される(図5(A)参照)。次
に、アルゴリズム72にて、s0、s1、s2の中央値
がsaに代入される(図5(B)参照)。アルゴリズム
72では、下記の式(2)にバッファ71からs0、s
1、s2にそれぞれ代入され、不等号が真であれば1を
代入され、不等号が偽であれば0を代入されてUの値が
得られる。そして、U値に基づいてU=1のときはs2
=sa、U=2のときはs0=sa、U=4のときはs
1=saとなるように構成されている。
れると、SpO2 値は比較処理部7に移行される。比較
処理部7では、まず比較処理用バッファ71のs0、s
1のデータはそれぞれs1、s2の代入され、今回のS
pO2 値がs0に代入される(図5(A)参照)。次
に、アルゴリズム72にて、s0、s1、s2の中央値
がsaに代入される(図5(B)参照)。アルゴリズム
72では、下記の式(2)にバッファ71からs0、s
1、s2にそれぞれ代入され、不等号が真であれば1を
代入され、不等号が偽であれば0を代入されてUの値が
得られる。そして、U値に基づいてU=1のときはs2
=sa、U=2のときはs0=sa、U=4のときはs
1=saとなるように構成されている。
【0030】 U=(s0>s1)+{(s1>s2)×2}+{(s2>s0)×4} (2) このようにして比較処理部7で得られたsaは、移動平
均部8に移行される。移動平均部8では、移動平均用バ
ッファ73において、ポインタpに対応するバッファ7
3のデータsap を読み出し()、それまでの16点
の合計値sumからsap を引き()、次に今回のs
aをポインタpに対応するバッファに書き込み()、
sap が引かれているsumにsaを加える()。そ
して、ポインタpを次のバッファセグメントに移動する
()。最後にsumを16で割ったものが今回のSp
O2 値として得られる(図5(C)参照)。
均部8に移行される。移動平均部8では、移動平均用バ
ッファ73において、ポインタpに対応するバッファ7
3のデータsap を読み出し()、それまでの16点
の合計値sumからsap を引き()、次に今回のs
aをポインタpに対応するバッファに書き込み()、
sap が引かれているsumにsaを加える()。そ
して、ポインタpを次のバッファセグメントに移動する
()。最後にsumを16で割ったものが今回のSp
O2 値として得られる(図5(C)参照)。
【0031】移動平均部8により得られたSpO2 値
は、表示制御部9に移行し、所定の書式に従って脈波形
と共にSpO2 が表示部10に表示される。
は、表示制御部9に移行し、所定の書式に従って脈波形
と共にSpO2 が表示部10に表示される。
【0032】図6(A)は、本実施例のパルスオキシメ
ータの構成を示すフローチャートであり、図6(B)
は、図6(A)のフローチャート中のタイマ割り込みS
2の処理を示す図である。
ータの構成を示すフローチャートであり、図6(B)
は、図6(A)のフローチャート中のタイマ割り込みS
2の処理を示す図である。
【0033】装置が作動すると、図6(A)に示すよう
に、初期設定(ステップ1)にて、脈波検出時間、AD
変換の条件、割り込みの条件および変数の初期値などが
設定される。次に、タイマ割り込み開始(ステップ2)
にてタイマ割り込みが開始される。なお、割り込み期間
中は、図6(B)に示すように、まず、4chAD信号
の変換(ステップ2−1)にて、図2に示す赤外DC信
号および赤色DC信号、図3に示す赤外AC信号および
赤色AC信号のAD変換が行われ、次に、信号処理(ス
テップ2−2)にて、信号に細かいノイズが重畳してい
ることがあるので、スムージング等の処理が行われる。
そして、波形表示(ステップ2−3)にて、表示部10
に信号を送り波形の表示が行われる。ステップ2の処理
が終わると、脈波検出(ステップ3)に移り、脈波検出
部5にて脈波の検出が行われる。脈波が検出されないと
きには、脈波検出終了(ステップ7)に移り、脈波検出
が終了していないため再度脈波の検出が行われる。脈波
が検出されると、SpO2演算(ステップ4)に移り、
SpO2 演算部6にて上述したSpO2 演算処理が行わ
れる。このとき、SpO2 演算が正常に行われなかった
場合(例えば分母が0になったときが考えられる)に
は、ステップ7に移り、再度脈波の検出が行われる。S
pO2 演算が正常に演算された場合には、比較処理(ス
テップ5)に移り、比較処理部7にて上述したような所
定の処理が行われる。さらに、ステップ5が終了する
と、移動平均(ステップ6)に移り、移動平均部8にて
上述したような所定の処理が行われる。そして、脈波検
出終了(ステップ7)に移り、ステップ1にて設定され
た脈波検出時間は、ステップ3からステップ6が繰り返
される。設定時間が終了すると、タイマ割り込み終了
(ステップ8)に移り、タイマ割り込みが終了し、後処
理(ステップ9)にて、所定の処理を行った後、装置を
停止する。
に、初期設定(ステップ1)にて、脈波検出時間、AD
変換の条件、割り込みの条件および変数の初期値などが
設定される。次に、タイマ割り込み開始(ステップ2)
にてタイマ割り込みが開始される。なお、割り込み期間
中は、図6(B)に示すように、まず、4chAD信号
の変換(ステップ2−1)にて、図2に示す赤外DC信
号および赤色DC信号、図3に示す赤外AC信号および
赤色AC信号のAD変換が行われ、次に、信号処理(ス
テップ2−2)にて、信号に細かいノイズが重畳してい
ることがあるので、スムージング等の処理が行われる。
そして、波形表示(ステップ2−3)にて、表示部10
に信号を送り波形の表示が行われる。ステップ2の処理
が終わると、脈波検出(ステップ3)に移り、脈波検出
部5にて脈波の検出が行われる。脈波が検出されないと
きには、脈波検出終了(ステップ7)に移り、脈波検出
が終了していないため再度脈波の検出が行われる。脈波
が検出されると、SpO2演算(ステップ4)に移り、
SpO2 演算部6にて上述したSpO2 演算処理が行わ
れる。このとき、SpO2 演算が正常に行われなかった
場合(例えば分母が0になったときが考えられる)に
は、ステップ7に移り、再度脈波の検出が行われる。S
pO2 演算が正常に演算された場合には、比較処理(ス
テップ5)に移り、比較処理部7にて上述したような所
定の処理が行われる。さらに、ステップ5が終了する
と、移動平均(ステップ6)に移り、移動平均部8にて
上述したような所定の処理が行われる。そして、脈波検
出終了(ステップ7)に移り、ステップ1にて設定され
た脈波検出時間は、ステップ3からステップ6が繰り返
される。設定時間が終了すると、タイマ割り込み終了
(ステップ8)に移り、タイマ割り込みが終了し、後処
理(ステップ9)にて、所定の処理を行った後、装置を
停止する。
【0034】図7は、図11に示すデータに対し、本発
明の本実施例の処理を行った結果の例である。従来の演
算結果(図13、図14参照)に比較して、SpO2 の
推移は安定化しており、また呼吸停止によるSpO2 の
低下も再現されている。応答性については、本実施例の
方が速くSpO2 が回復している様子が示されている。
明の本実施例の処理を行った結果の例である。従来の演
算結果(図13、図14参照)に比較して、SpO2 の
推移は安定化しており、また呼吸停止によるSpO2 の
低下も再現されている。応答性については、本実施例の
方が速くSpO2 が回復している様子が示されている。
【0035】なお、本実施例では赤外光および赤色光を
照射して、この2つの光を検出して、該検出信号から動
脈血酸素飽和度を演算する構成を述べたが、これに限る
ものではなく、波長の異なる2つ以上の光を照射して、
該波長の異なる2つ以上の光を検出して、該検出信号か
ら動脈血酸素飽和度を演算するものである。また、本実
施例のCPU4を構成する各要素は、ハードウエアによ
ってもソフトウエアによっても実現可能である。また、
本実施例の構成例では、3点の比較処理と8点の移動平
均処理との組み合わせで説明したが、当然他の組み合わ
せも可能である。
照射して、この2つの光を検出して、該検出信号から動
脈血酸素飽和度を演算する構成を述べたが、これに限る
ものではなく、波長の異なる2つ以上の光を照射して、
該波長の異なる2つ以上の光を検出して、該検出信号か
ら動脈血酸素飽和度を演算するものである。また、本実
施例のCPU4を構成する各要素は、ハードウエアによ
ってもソフトウエアによっても実現可能である。また、
本実施例の構成例では、3点の比較処理と8点の移動平
均処理との組み合わせで説明したが、当然他の組み合わ
せも可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明のパルスオキシメータは、波長の
異なる複数の光を皮膚の表面から照射し、該複数の光の
反射光もしくは該複数の光の透過光信号を検出して、該
検出信号から動脈血酸素飽和度を演算するパルスオキシ
メータであって、所定脈波数にわたって動脈血酸素飽和
度を保存する記憶手段と、該記憶手段に保存された過去
の動脈血酸素飽和度と検出された現在の動脈血酸素飽和
度とから中央値を選択する比較手段と、該比較手段によ
り選択された中央値の移動平均を行う移動平均手段とを
備えることを特徴とすることにより、簡単な構成により
応答性能および安定性能を向上させたパルスオキシメー
タを提供できる。すなわち、SpO2 の真の変動を失う
ことなく、ノイズ等の影響の誤差による変動を抑制する
ことができる。
異なる複数の光を皮膚の表面から照射し、該複数の光の
反射光もしくは該複数の光の透過光信号を検出して、該
検出信号から動脈血酸素飽和度を演算するパルスオキシ
メータであって、所定脈波数にわたって動脈血酸素飽和
度を保存する記憶手段と、該記憶手段に保存された過去
の動脈血酸素飽和度と検出された現在の動脈血酸素飽和
度とから中央値を選択する比較手段と、該比較手段によ
り選択された中央値の移動平均を行う移動平均手段とを
備えることを特徴とすることにより、簡単な構成により
応答性能および安定性能を向上させたパルスオキシメー
タを提供できる。すなわち、SpO2 の真の変動を失う
ことなく、ノイズ等の影響の誤差による変動を抑制する
ことができる。
【0037】また、従来の移動平均に対し、比較的少な
い処理によりSpO2 の変動を抑制することができる。
い処理によりSpO2 の変動を抑制することができる。
【0038】さらに、本発明のパルスオキシメータは、
前記比較手段が、過去2拍分の動脈血酸素飽和度と検出
された現在の動脈血酸素飽和度とから中央値を選択する
ことを特徴とすることにより、応答性能および安定性能
をいっそう向上させたパルスオキシメータを提供でき
る。
前記比較手段が、過去2拍分の動脈血酸素飽和度と検出
された現在の動脈血酸素飽和度とから中央値を選択する
ことを特徴とすることにより、応答性能および安定性能
をいっそう向上させたパルスオキシメータを提供でき
る。
【0039】さらに、本発明のパルスオキシメータは、
前記移動平均手段が、該比較手段により選択された中央
値の4〜16点の移動平均を行うことを特徴とすること
により、応答性能および安定性能をいっそう向上させた
パルスオキシメータを提供できる。
前記移動平均手段が、該比較手段により選択された中央
値の4〜16点の移動平均を行うことを特徴とすること
により、応答性能および安定性能をいっそう向上させた
パルスオキシメータを提供できる。
【図1】図1は、本実施例のパルスオキシメータの構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】図2は、ヘッドアンプ2の出力信号の例を表す
図である。
図である。
【図3】図3は、ハイパスフィルタの出力信号の例を表
す図である。
す図である。
【図4】図4は、SpO2 演算部6における処理を示す
図である。
図である。
【図5】図5は、比較処理部7および移動平均部8での
構成および動作を示す図である。
構成および動作を示す図である。
【図6】図6は、本実施例のパルスオキシメータの構成
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図7】図7は、図11に示すデータに対し、本発明の
本実施例の処理を行った結果の例である。
本実施例の処理を行った結果の例である。
【図8】図8は、本発明の応答性能および安定性能の効
果を説明する図である。
果を説明する図である。
【図9】図9は、本発明の応答性能および安定性能の効
果を説明する図である。
果を説明する図である。
【図10】図10は、本発明の応答性能および安定性能
の効果を説明する図である。
の効果を説明する図である。
【図11】図11は、測定される透過光信号を示す図で
ある。
ある。
【図12】図12は、図11の透過信号をそのままSp
O2 に演算した例を示す図である。
O2 に演算した例を示す図である。
【図13】図13は、図11の透過信号からの従来のS
pO2 の演算例を示す図である。
pO2 の演算例を示す図である。
【図14】図14は、図11の透過信号からの従来のS
pO2 の演算例を示す図である。
pO2 の演算例を示す図である。
1 プローブ 2 ヘッドアンプ 3 AD変換器 4 CPU 5 脈波検出部 6 SpO2 検出部 7 比較処理部 8 移動平均部 9 表示制御部 10 表示部
Claims (1)
- 【請求項1】 波長の異なる複数の光を皮膚の表面から
照射し、該複数の光の反射光もしくは該複数の光の透過
光信号を検出して、該検出信号から動脈血酸素飽和度を
演算するパルスオキシメータであって、 所定脈波数にわたって動脈血酸素飽和度を保存する記憶
手段と、 該記憶手段に保存された過去の動脈血酸素飽和度と検出
された現在の動脈血酸素飽和度とから中央値を選択する
比較手段と、 該比較手段により選択された中央値の移動平均を行う移
動平均手段とを備えることを特徴とするパルスオキシメ
ータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32003893A JP3238813B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | パルスオキシメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32003893A JP3238813B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | パルスオキシメータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07171139A true JPH07171139A (ja) | 1995-07-11 |
JP3238813B2 JP3238813B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=18117055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32003893A Expired - Fee Related JP3238813B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | パルスオキシメータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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