JPH07170755A - インバータ制御装置 - Google Patents

インバータ制御装置

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Publication number
JPH07170755A
JPH07170755A JP5315051A JP31505193A JPH07170755A JP H07170755 A JPH07170755 A JP H07170755A JP 5315051 A JP5315051 A JP 5315051A JP 31505193 A JP31505193 A JP 31505193A JP H07170755 A JPH07170755 A JP H07170755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
inverter
current
reactor
current limiting
Prior art date
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Pending
Application number
JP5315051A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Oguri
浩 小栗
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP5315051A priority Critical patent/JPH07170755A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機群をドライブするインバータ制御回路
において、当該事故電動機の選択しゃ断を可能とし、イ
ンバータ制御回路に接続した限流リアクトルの温度上昇
あるいは負荷の電圧降下を防止することを目的とする。 【構成】 ブリッジ接続したリアクトルとダイオードと
で限流回路を構成し、この限流回路をインバータの直流
側またはコンバータの交流入力側に接続することで短絡
電流によるdi/dtを低減し、負荷の選択しゃ断を可
能とするとともに遅れ電流を環流させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインバータ装置に係り、
特に多数台の電動機をドライブするインバータ制御装置
における電動機の短絡事故あるいは地絡事故時の制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のインバータ制御装置の回路
例を示す。インバータ装置は一括して転流制御する方式
で、負荷側は複数の電動機8が並列に接続されている。
並列回路においてそれぞれ電動機用の開閉器15および
サーマルリレー16が接続されている。
【0003】このような回路において、複数の電動機の
うち仮に一台の電動機が絶縁破壊等により端子間で線間
短絡すると、インバータ6の出力電流は急激に大きくな
って、過電流停止となり、転流失敗に至る。この結果、
インバータ6に接続されている他の電動機も停止するこ
となる。
【0004】このように過電流停止により複数の電動機
が同時に停止することを防止するため、図4に示す特開
昭54−45741号に示すように負荷並列回路に限流
リアクトル10を付加し、この付加した限流リアクトル
10により短絡電流の上昇率di/dtを低減すること
で負荷の選択しゃ断を可能としインバータの転流失敗が
生じないようにしたものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4に示した回路にお
いて、インバータ6の出力側に限流リアクトル10を接
続すると、次のような問題点がある。
【0006】(1)電圧降下の発生 限流リアクトルを図4の負荷側に直列に接続すると、
(1)式で表される電圧降下を生じる。
【0007】
【数1】
【0008】ここでインバータ6は、運転周波数を可変
させることから、限流リアクトル10の電圧降下は運転
周波数fにより変化する。このため負荷電流が一定でも
運転周波数が増大すると、電動機に印加される電圧が変
化し、電動機トルク低下による問題が生じる。
【0009】(2)限流リアクトルの過熱 インバータ6の出力電流に含まれる高調波成分の影響に
より、インバータ6の出力側に接続した限流リアクトル
10が過熱する。
【0010】本発明は、インバータ6の出力回路に並列
に接続した電動機が短絡事故などの異常を生じた場合、
他の正常な電動機は運転を継続し、かつ限流リアクトル
10による電圧降下あるいは限流リアクトルの過熱を防
止し負荷選択しゃ断を可能とするインバータ制御装置を
提供せんとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】複数の電動機に交流電力
を供給するインバータ制御装置において、負荷の短絡電
流により溶断するように各負荷にヒューズを接続すると
ともに、短絡電流上昇率di/dtを低減するためにブ
リッジ接続したダイオードとリアクトルよりなる限流回
路を接続する。この限流回路をインバータ回路の直流回
路側あるいはコンバータ回路の三相交流入力側に接続す
る。
【0012】
【作用】(1)インバータ直流側あるいはコンバータ三
相入力側を限流回路の取付位置とすることにより電動機
の短絡事故時のdi/dtが抑制され、ヒューズによる
負荷選択しゃ断が可能となる。
【0013】(2)限流回路の取付位置をインバータ直
流側あるいはコンバータ三相入力側とすることで出力周
波数の影響を受けることなく一定の電圧降下となる。ま
た、高調波の影響が少なくリアクトルの温度上昇が緩和
される。
【0014】(3)リアクトルは急激に電流をしゃ断す
ることができないので、リアクトルと並列に構成したブ
リッジで遅れ電流を環流させリアクトルのエネルギーを
吸収する。
【0015】
【実施例1】図1は請求項1、2の実施例を示したもの
で、1は三相交流電源、2はコンバータでその直流側に
平滑コンデンサ4が接続されている。5は限流回路で、
この限流回路5はブリッジ接続されたダイオードD1〜
D4とその正負間に接続された限流リアクトルL1より
構成されている。3は放電回路で、抵抗Rとスイッチン
グ素子Trよりなり、その一端は限流回路5の正極側に
接続され他端はコンバータ2の負極側に接続されてい
る。なお、この放電回路3は平滑コンデンサ4を保護す
るために設けたものであり必ずしも必要ではない。6は
インバータで、その三相交流側にはそれぞれヒューズ7
を介して複数の電動機8が並列接続されている。
【0016】以上のように構成された回路において、そ
の動作を以下に説明する。コンバータ2において整流さ
れた直流は、限流回路5のD1〜L1〜D4のルートで
インバータ6に供給され、このインバータ6で三相交流
に変換され各電動機8に供給されている。今、電動機負
荷に短絡事故などが発生し、インバータ6に過電流が流
れると、限流回路5に設置したリアクトルL1によって
di/dtが抑制される。その間に、インバータ6と当
該電動機8との間に接続されているヒューズ7を溶断
し、事故電動機を解列する。
【0017】しかし、負荷電流がしゃ断された場合、リ
アクトルL1は急激に電流をしゃ断できない。このリア
クトルL1による遅れ電流は、限流回路5内においてD
2〜D1〜L1またはD4〜D3〜L1のルートで環流
する。
【0018】また、放電回路3の一端がリアクトルL1
の正極側に接続されていることにより、この接続点の電
位を検出し、スイチング素子Trをオンしコンデンサ4
に蓄積された電荷を放電することで、この平滑コンデン
サ4を過充電から保護することができる。
【0019】以上、第1の実施例によれば限流回路5の
接続位置をインバータ6の直流側としているため、イン
バータの出力周波数や高調波成分に影響されないため、
一定の電圧降下となり、温度上昇は低減される。
【0020】なお、直流回路の負極性側の点線で示す位
置に限流回路5と同じように限流回路5’を接続するこ
とで、地絡事故発生時の直流回路の負極側に流れる地絡
電流に対しても対応できる。
【0021】
【実施例2】図2は請求項3の実施例を示したもので、
図1と同一部分には同一符号を付してその説明は省略す
る。51は三相交流入力側に接続した限流回路で、この
限流回路は各相毎にブリッジ接続されたダイオードD1
1〜D14とその正、負間に接続されたリアクトルL1
0より構成されている。21はコンバータ、61はイン
バータでそれぞれは回生可能となるようコンバータの各
ダイオードには逆並列にスイッチング素子が接続されイ
ンバータの各スイッチング素子には逆並列にダイオード
が接続されている。通常は、平滑コンデンサがコンバー
タの直流側に接続されているが、本実施例では接続して
いない。従って、三相交流入力側のリアクトルが出力側
の電流抑制に大きな効果が得られる。
【0022】しかし、本実施例においては平滑コンデン
サが接続されておらず、主素子保護のため、順変換素子
と並列に逆変換素子を接続し変換素子の過電圧防止を図
っている。
【0023】ここで、リアクトルの取り付け位置を三相
交流入力側にしたため、負荷の電圧降下は負荷の周波数
に影響されることがなく一定になり、また、リアクトル
の温度上昇の低減が可能となる。
【0024】
【発明の効果】(1)インバータの直流側あるいはコン
バータの三相入力側にリアクトルを接続することで、負
荷側で短絡事故あるいは地絡事故が発生した場合の短絡
電流上昇率di/dtを抑制し複数の電動機負荷に接続
されたヒューズが動作するまで限時時間を延長し、ヒュ
ーズに接続された電動機負荷の選択しゃ断を可能とす
る。 (2)インバータの直流側あるいはコンバータの三相入
力側にリアクトルを接続することで、リアクトルの電圧
降下は運転周波数によらず一定となる。
【0025】(3)負荷しゃ断時、リアクトルの遅れ電
流をしゃ断するためリアクトルと並列に構成したブリッ
ジで遅れ電流を環流させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバータ出力側の直流回路部分に限流回路を
接続した本発明の第1の実施例
【図2】コンバータ入力側の三相交流電源側に限流回路
を接続した本発明の第2の実施例
【図3】従来のインバータ装置の回路構成図
【図4】従来のインバータ装置におけるリアクトルを取
り付けた場合の従来実施の回路構成図
【符号の説明】
1:三相交流電源 2:コンバータ回路 3:放電回路 4:平滑コンデンサ 5:限流回路 6:インバータ回路 7:ヒューズ 8:電動機 10:限流リアクトル 11:周波数設定器 12:発信回路 13:パルス分配器 14:位相制御回路 15:開閉器 16:サーマルリレー 21:コンバータ 51:限流回路 61:インバータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源よりの交流電力をコンバータで直流に
    変換し、この直流をインバータを介して交流に変換し、
    この交流電力を複数の電動機に供給するインバータ装置
    において、前記インバータと各電動機間にそれぞれヒュ
    ーズを設けると共に、ブリッジ接続されたダイオードの
    正負間にリアクトルを接続して限流回路を構成し、この
    限流回路を前記インバータの直流側に設けた事を特徴と
    するインバータ制御装置。
  2. 【請求項2】限流回路をインバータ直流回路の正極側と
    負極側にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1記載
    のインバータ制御装置。
  3. 【請求項3】電源よりの交流電力をコンバータで直流に
    変換し、この直流をインバータを介して交流に変換し、
    この交流電力を複数の電動機に供給するインバータ装置
    において、前記インバータと各電動機間にそれぞれヒュ
    ーズを設けると共に、ブリッジ接続されたダイオードの
    正負間にリアクトルを接続して限流回路を構成し、この
    限流回路を前記コンバータの交流入力側に設けたことを
    特徴とするインバータ制御装置。
JP5315051A 1993-12-15 1993-12-15 インバータ制御装置 Pending JPH07170755A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5315051A JPH07170755A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 インバータ制御装置

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JP5315051A JPH07170755A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 インバータ制御装置

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JPH07170755A true JPH07170755A (ja) 1995-07-04

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ID=18060848

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JP5315051A Pending JPH07170755A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 インバータ制御装置

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