JPH07170654A - 半導体装置の過電圧制限回路 - Google Patents

半導体装置の過電圧制限回路

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JPH07170654A
JPH07170654A JP5312359A JP31235993A JPH07170654A JP H07170654 A JPH07170654 A JP H07170654A JP 5312359 A JP5312359 A JP 5312359A JP 31235993 A JP31235993 A JP 31235993A JP H07170654 A JPH07170654 A JP H07170654A
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JP
Japan
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semiconductor device
overvoltage
self
circuit
avalanche diode
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JP5312359A
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Tetsuo Ide
哲雄 井出
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速スイッチングを行う場合にも過電圧の制限
効果が得られ、かつ過電圧制限時に流せるサ−ジ電流が
大きい過電圧制限回路を得る。 【構成】主直流電源3およびインダクタンス(トラン
ス)2に直列接続されてインダクタンスに流れる電流を
オンオフ制御する自己消弧形半導体装置(例えばIGB
T)1のタ−ンオフ時における過電圧制限回路11が、
アバランシェダイオ−ド12とそのアノ−ド側に直列接
続されたシリコンサ−ジアブソ−バ13との直列回路か
らなり、この直列回路のアバランシェダイオ−ドを自己
消弧形半導体装置の非接地主端子(ドレイン端子)側
に,シリコンサ−ジアブソ−バを制御端子(ゲ−ト端
子)側に接続してなるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スイッチング電源装
置などに用いられ、主回路電流をオンオフ制御する自己
消弧形半導体素子等の半導体装置を、タ−ンオフ時に発
生する過電圧から保護するために設けられる過電圧制限
回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は半導体装置の従来の過電圧制限回
路をスイッチング電源装置の場合を例に簡略化して示す
接続図であり、スイッチング電源装置の主回路は、主直
流電源3,インダクタンスとしてのパルストランス2の
一次巻線,および半導体装置1の直列回路として構成さ
れ、パルストランス2の一次巻線に流れる電流をオンオ
フ制御する半導体装置1には、パワ−トランジスタ,パ
ワ−MOSFET,IGBT,GTOサイリスタ等の自
己消弧型半導体素子,例えば図の場合IGBTが用いら
れる。また、半導体装置1を駆動するドライブ回路4
は、例えば半導体装置1の制御端子(この場合MOSF
ETのゲ−ト端子)にゲ−ト直列抵抗Rg を介して中間
接続点が接続されたオン用スイッチング素子Q1 および
オフ用スイッチング素子Q2 の直列回路と、スイッチン
グ素子Q1 およびQ2 の制御端子(この場合npnトラ
ンジスタのベ−ス端子)に接続されたプリドライブ回路
4Aとで構成され、半導体装置1のオンオフ時比率の制
御信号源6が発する制御信号をプリドライブ4Aで交互
に反転し、ドライブ回路のスイッチング素子Q1,Q2 を
交互にオンオフ制御することにより、半導体装置1がオ
ンオフ動作し、インダクタンス2に流れる電流のスイッ
チングが行われる。
【0003】このように構成されたスイッチング電源装
置において、半導体装置1のタ−ンオンはpnpトラン
ジスタからなるスイッチング素子Q1 により, またタ−
ンオフはnpnトランジスタからなるスイッチング素子
Q2 によってそれぞれ行われるが、半導体装置1のタ−
ンオフに際してパルストランス2に流れる電流を遮断す
ることによって一次巻線の電位振動や,回路の配線イン
ダクタンスの共振が原因で過渡的な過電圧が発生し、半
導体装置1の主端子(IGBTのドレイン−ソ−ス)間
に印加される。このような過電圧が半導体装置1の定挌
電圧を越えると素子破壊の原因となるため、インダクタ
ンスとしてのパルストランス2の一次巻線には抵抗RS,
キャパシタンスCS,およびダイオ−ドDS の組み合わせ
回路からなるRCDスナバ回路7を設けてインダクタン
スの蓄積エネルギ−を吸収し、一次巻線電位の振動に起
因する過電圧を制限するとともに、半導体装置の主端子
間にも図示しないRCDスナバ回路を設けて過電圧を制
限したものが知られている。また、図の場合、半導体装
置1としてのIGBTのドレイン−ゲ−ト間には、互い
に逆向きに直列接続された一対のアバランシェダイオ−
ド8A,8Bからなる過電圧制限回路8が接続され、ア
バランシェ電圧を越える過電圧が発生したとき半導体装
置1を一時的にオンさせることにより、IGBTのドレ
イン−ソ−ス間に印加される過電圧を低減するよう構成
されている。
【0004】図4は異なる従来の半導体装置の過電圧制
限回路を示す接続図であり、IGBTからなる半導体装
置1のドレイン−ソ−ス間には過電圧制限回路としての
アバランシェダイオ−ド9が接続され、タ−ンオフ時に
発生する過電圧をアバランシェ電圧にクランプするよう
構成されており、アバランシェダイオ−ドを一体化した
半導体装置も市販されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す従来の過電
圧制限回路では、スイッチング周期が長い場合には過電
圧の制限効果が得られるが、数10KHz 〜100KH
z 以上で高速スイッチングを行う場合にはゲ−ト容量の
放電時間を短くする必要があり、このためゲ−ト直列抵
抗Rg を低い値にするためゲ−ト入力インピ−ダンスが
低く、これが原因で過電圧制限回路8が動作してもても
ゲ−ト電位の速い立ち上がりが期待できないため、十分
な過電圧の制限効果が得られないという問題がある。ま
た、図4に示す従来の過電圧制限回路では、過電圧制限
回路としてのアバランシェダイオ−ド9に流し得るサ−
ジ電流値に限界があるため、過電圧の制限効果にも制限
があり、ことに高速スイッチングを行う場合には十分な
過電圧の制限効果が得られないという問題があり、その
改善が求められている。
【0006】この発明の目的は、高速スイッチングを行
う場合にも過電圧の制限効果が得られ、かつ過電圧制限
時に流せるサ−ジ電流が大きい過電圧制限回路を得るこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明によれば、主直流電源およびインダクタン
スに直列接続されてインダクタンスに流れる電流をオン
オフ制御する自己消弧形半導体装置のタ−ンオフ時にお
ける過電圧の制限回路であって、アバランシェダイオ−
ドとそのアノ−ド側に直列接続されたシリコンサ−ジア
ブソ−バとの直列回路からなり、この直列回路のアバラ
ンシェダイオ−ドを自己消弧形半導体装置の非接地主端
子側に,シリコンサ−ジアブソ−バを制御端子側に接続
してなるものとする。
【0008】シリコンサ−ジアブソ−バの降伏電圧Vsb
がアバランシェダイオ−ドのアバランシェ突入時の動作
抵抗Radと過電圧制限時に流れる電流Iadとの積から求
まる電圧Vadより高く、かつシリコンサ−ジアブソ−バ
の降伏電圧Vsbとアバランシェダイオ−ドの降伏電圧V
abとの和が自己消弧形半導体装置の降伏電圧と同等また
はそれ以下であるものとする。
【0009】過電圧制限時に自己消弧形半導体装置の制
御端子に加わる電圧の最大値Vgmaxが、自己消弧形半導
体装置の制御端子直列抵抗値をRg ,制御端子の保証耐
圧値をVgSとしたとき、Vgmax={Rg /(Rg +Ra
d)}Vsb≦VgSなる条件式を満たしてなるものとす
る。
【0010】
【作用】この発明において、過電圧制限回路をアバラン
シェダイオ−ドとそのアノ−ド側に直列接続されたシリ
コンサ−ジアブソ−バとの直列回路とし、この直列回路
のアバランシェダイオ−ドを自己消弧形半導体装置の非
接地主端子側に,シリコンサ−ジアブソ−バを制御端子
側に接続するよう構成したことにより、高速でスイッチ
ング動作する自己消弧形半導体装置のタ−ンオフ過程に
おいて、その主端子間に発生した過電圧がアバランシェ
ダイオ−ドの降伏電圧とシリコンサ−ジアブソ−バの降
伏電圧の和に相当する電圧を越えると、シリコンサ−ジ
アブソ−バが瞬時に保持電流領域(タ−ンオン状態)と
なって大きな保持電流の供給源となり、過電圧制限回路
に自己消弧形半導体装置をオンさせるに必要な電流が流
れ、自己消弧形半導体装置の制御端子にはシリコンサ−
ジアブソ−バの降伏電圧をアバランシェダイオ−ドの動
作抵抗とゲ−ト直列抵抗とで分圧した電圧が印加される
ので、自己消弧形半導体装置はその制御端子電位がしき
い値以上に瞬時に上昇してオン状態となり、主回路電流
の遮断によってインダクタンスに蓄積された励磁エネル
ギ−を自己消弧形半導体装置を介して接地側に流すこと
になり、自己消弧形半導体装置のタ−ンオフ時に発生す
る過電圧をその発生源であるインダクタンスの励磁エネ
ルギ−を自己消弧形半導体装置が吸収することによって
抑制する機能が得られる。
【0011】シリコンサ−ジアブソ−バの降伏電圧Vsb
が、アバランシェダイオ−ドのアバランシェ突入時の動
作抵抗Radと過電圧制限時に流れる電流Iadとの積から
求まる電圧Vadより高くなるよう構成すれば、過電圧検
出時にシリコンサ−ジアブソ−バを保持電流領域に保持
し、アバランシェダイオ−ドを介して半導体装置のゲ−
トに瞬時に駆動電流を供給することが可能となり、過電
圧制限回路の応答性を向上する機能が得られる。また、
シリコンサ−ジアブソ−バの降伏電圧Vsbとアバランシ
ェダイオ−ドの降伏電圧Vabとの和が自己消弧形半導体
装置の降伏電圧と同等またはそれ以下になるよう構成す
れば、過電圧制限回路の動作レベルを半導体装置の降伏
電圧以下に抑えて、安全性の高い保護動作を行える機能
が得られる。
【0012】過電圧制限時に自己消弧形半導体装置の制
御端子に加わる電圧の最大値Vgmaxが、自己消弧形半導
体装置の制御端子直列抵抗値をRg ,制御端子の保証耐
圧値をVgSとしたとき、Vgmax={Rg /(Rg +Ra
d)}Vsb≦VgSなる条件式を満たすよう構成すれば、
過電圧制限時に自己消弧形半導体装置の制御端子にその
保証耐電圧を越える制御電圧が印加されることを防ぎ、
半導体装置をサ−ジ吸収部に併用することによって生ず
るトラブルを防止する機能が得られる。
【0013】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。図1はこの発明の実施例になる半導体装置の過電圧
制限回路をスイッチング電源装置の場合を例に示す接続
図であり、従来技術と同じ構成部分には同一参照符号を
付すことにより、重複した説明を省略する。図の場合、
IGBTで構成される自己消弧形半導体装置1の非接地
側主端子(ドレイン端子)と制御端子(ゲ−ト端子)と
の間には、アバランシェダイオ−ド12とそのアノ−ド
側に直列接続されたシリコンサ−ジアブソ−バ13(両
方向タイプ)との直列回路からなる過電圧制限回路11
がアバランシェダイオ−ド12をゲ−ト端子側にして接
続される。
【0014】また、シリコンサ−ジアブソ−バ13およ
びアバランシェダイオ−ド12はその選択にあたり、次
の各項を満足するよう自己消弧形半導体装置との特性の
整合が行われる。即ち、1)シリコンサ−ジアブソ−バ
13には、その降伏電圧Vsbをアバランシェダイオ−ド
12のアバランシェ突入時の動作抵抗Radと過電圧制限
時にアバランシェダイオ−ドに流れる電流Iadとの積か
ら求まる電圧Vadより高い電圧値とする。2)シリコン
サ−ジアブソ−バ13の降伏電圧Vsbとアバランシェダ
イオ−ド12の降伏電圧Vabとの和を、自己消弧形半導
体装置の降伏電圧と同等またはそれ以下とする。3)過
電圧制限時に自己消弧形半導体装置の制御端子に加わる
電圧の最大値Vgmaxを、自己消弧形半導体装置の制御端
子直列抵抗値をRg ,制御端子の保証耐圧値をVgSとし
たとき、Vgmax={Rg /(Rg+Rad)}Vsb≦VgS
なる条件式を満たす電圧値とする。
【0015】図2は実施例になる過電圧制限回路の動作
を説明するための電圧−電流特性線図である。図におい
て、過電圧制限回路11の動作開始電圧Vsab は、シリ
コンサ−ジアブソ−バ13の降伏電圧Vsbとアバランシ
ェダイオ−ド12の降伏電圧Vabとの和,Vsab =Vsb
+Vabに設定され、かつVsab ≦自己消弧形半導体装置
の降伏電圧なる条件を満たすよう過電圧制限回路11と
自己消弧形半導体装置1との特性の整合が行われる。ま
た、曲線21はアバランシェダイオ−ド12の電圧−電
流特性曲線であり、その降伏電圧Vabを越える電圧が印
加されると電流Iadが流れ、電圧降下Vad=Rad×Iad
が生ずるため、その電圧はVab+Vadとなって電流依存
性を生ずる。さらに、シリコンサ−ジアブソ−バ13の
降伏電圧Vsbをアバランシェダイオ−ド12の電圧降下
Vad=Rad×Iadより大きく設定することにより、過電
圧制限回路の動作開始電圧Vsab とアバランシェダイオ
−ド12のクランプ電圧Vab+Vadとの差に相当する図
中三角形部分22がシリコンサ−ジアブソ−バ13の保
持電流領域となる。
【0016】上述のように回路定数の整合が行われた過
電圧制限回路11を有する自己消弧形半導体装置1がド
ライブ回路4により動作中、自己消弧形半導体装置1の
タ−ンオフ過程で過電圧制限回路の動作開始電圧Vsab
を越える過電圧25が発生すると、これを降伏電圧Vsb
で検知したシリコンサ−ジアブソ−バ13が瞬時に保持
電流領域となってその抵抗が零近くに低下し、アバラン
シェダイオ−ド12の負担電圧をその降伏電圧Vab以上
に押し上げるので、過電圧制限回路11は導通状態とな
って電流Iadがゲ−ト直列抵抗Rg を介して接地側に流
れ、自己消弧形半導体装置1(IGBT)のゲ−ト電位
を瞬時にオン可能な電圧にまで昇圧し、IGBTがオン
してトランス1の励磁エネルギ−を吸収するので、IG
BT1のタ−ンオフに際してパルストランス2に流れる
電流を遮断することによって発生する過電圧を、オン状
態となったIGBT1がその原因となる励磁エネルギ−
を吸収することによって抑制することができる。従っ
て、シリコンサ−ジアブソ−バの持つ高速応答性を活か
して高速スイッチングを行う半導体装置に対する過電圧
制限の応答性が高く、かつサ−ジ耐量の大きい自己消弧
形半導体装置をサ−ジ吸収部に併用することによって過
電圧抑制機能に優れた構成が簡素な半導体装置の過電圧
制限回路が得られる。
【0017】また、過電圧制限回路11が動作して電流
Iadがゲ−ト直列抵抗Rg を介して接地側に流れたと
き、自己消弧形半導体装置1のゲ−トにはシリコンサ−
ジアブソ−バの降伏電圧Vsbをアバランシェダイオ−ド
13のアバランシェ突入時の動作抵抗Radとゲ−ト直列
抵抗Rg とで分圧したゲ−ト電圧Vg={Rg /(Rg
+Rad)}Vsbが印加される。自己消弧形半導体装置1
を瞬時にオンさせるためには、シリコンサ−ジアブソ−
バの降伏電圧Vsbをアバランシェダイオ−ド12の電圧
降下Vad=Rad×Iadより大きく設定する必要があるこ
とは先に説明したが、逆にゲ−ト電圧が高すぎると自己
消弧形半導体装置のドレイン−ゲ−ト間に異常電流が流
れて破壊事故につながる危険性がある。従って、このよ
うなトラブルを回避するためにはゲ−ト電圧の最大値V
gmaxが自己消弧形半導体装置1の制御端子の耐圧保証値
Vgsを越えないという条件が必要であり、過電圧制限回
路11は{Rg /(Rg +Rad)}Vsb≦VgSなる条件
式を満たすよう例えばシリコンサ−ジアブソ−バ13の
降伏電圧Vsbの上限値が設定される。
【0018】
【発明の効果】この発明は前述のように、過電圧制限回
路をアバランシェダイオ−ドとそのアノ−ド側に直列接
続されたシリコンサ−ジアブソ−バとの直列回路とし、
この直列回路を自己消弧形半導体装置の非接地主端子と
制御端子との間に接続するよう構成した。その結果、シ
リコンサ−ジアブソ−バの優れた過電圧応答性を生かし
て自己消弧形半導体装置を瞬時にオンさせ、かつ自己消
弧形半導体装置の優れたサ−ジ耐量を利用して過電圧の
発生源となるインダクタンスの励磁エネルギ−を吸収で
きるので、アバランシェダイオ−ドのみを用いた従来の
過電圧制限回路で問題となった半導体装置の高周波スイ
ッチングに対する制約,吸収できるエネルギ−の制約な
どが排除され、高周波スイッチングを行うスイッチング
電源などに適用して信頼性の高い過電圧抑制効果が得ら
れる過電圧制限回路を備えた半導体装置を提供すること
ができる。
【0019】また、シリコンサ−ジアブソ−バおよびア
バランシェダイオ−ドの降伏電圧を始めとする過電圧制
限回路の回路定数と、自己消弧形半導体装置の回路定数
との整合条件の決め方により、過電圧応答性能および過
電圧クランプ性能の優れた過電圧制限回路が得られると
ともに、従来必要とした自己消弧形半導体装置のスナバ
回路も不要になるので、簡素な構成の過電圧制限回路を
備えた半導体装置を経済的にも有利に提供できる利点が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例になる半導体装置の過電圧制
限回路をスイッチング電源装置の場合を例に示す接続図
【図2】実施例になる過電圧制限回路の動作を説明する
ための電圧−電流特性線図
【図3】半導体装置の従来の過電圧制限回路をスイッチ
ング電源装置の場合を例に簡略化して示す接続図
【図4】異なる従来の半導体装置の過電圧制限回路を示
す接続図
【符号の説明】
1 半導体装置(自己消弧形半導体装置) 2 インダクタンス(パルストランス) 3 主直流電源 4 ドライブ回路 4A プリドライブ回路 5 ドライブ電源 6 制御信号源 7 スナバ回路 8 過電圧制限回路 9 過電圧制限回路(アバランシェダイオ−ド) 11 過電圧制限回路 12 アバランシェダイオ−ド 13 シリコンサ−ジアブソ−バ 21 アバランシェダイオ−ドの電圧−電流特性曲線 22 シリコンサ−ジアブソ−バの保持電流領域 Q1 オン用スイッチング素子 Q2 オフ用スイッチング素子 Vsab 過電圧制限回路の動作開始電圧 Vab アバランシェダイオ−ドの降伏電圧 Vsb シリコンサ−ジアブソ−バの降伏電圧 Vad アバランシェダイオ−ドの電圧降下 Iad 過電圧制限時の動作電流

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主直流電源およびインダクタンスに直列接
    続されてインダクタンスに流れる電流をオンオフ制御す
    る自己消弧形半導体装置のタ−ンオフ時における過電圧
    の制限回路であって、アバランシェダイオ−ドとそのア
    ノ−ド側に直列接続されたシリコンサ−ジアブソ−バと
    の直列回路からなり、この直列回路のアバランシェダイ
    オ−ドを自己消弧形半導体装置の非接地主端子側に,シ
    リコンサ−ジアブソ−バを制御端子側に接続してなるこ
    とを特徴とする半導体装置の過電圧制限回路。
  2. 【請求項2】シリコンサ−ジアブソ−バの降伏電圧Vsb
    がアバランシェダイオ−ドのアバランシェ突入時の動作
    抵抗Radと過電圧制限時に流れる電流Iadとの積から求
    まる電圧Vadより高く、かつシリコンサ−ジアブソ−バ
    の降伏電圧Vsbとアバランシェダイオ−ドの降伏電圧V
    abとの和が自己消弧形半導体装置の降伏電圧と同等また
    はそれ以下であることを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置の過電圧制限回路。
  3. 【請求項3】過電圧制限時に自己消弧形半導体装置の制
    御端子に加わる電圧の最大値Vgmaxが、自己消弧形半導
    体装置の制御端子直列抵抗値をRg ,制御端子の保証耐
    圧値をVgSとしたとき、Vgmax={Rg /(Rg +Ra
    d)}Vsb≦VgSなる条件式を満たしてなることを特徴
    とする請求項2記載の半導体装置の過電圧制限回路。
JP5312359A 1993-12-14 1993-12-14 半導体装置の過電圧制限回路 Pending JPH07170654A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000077718A (ja) * 1998-08-27 2000-03-14 Hewlett Packard Co <Hp> 発光ダイオ―ド組立体
JP2016501501A (ja) * 2012-12-19 2016-01-18 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 増幅器カスケードデバイスの静電放電保護

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