JPH07170509A - Catv用の端末装置 - Google Patents

Catv用の端末装置

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Publication number
JPH07170509A
JPH07170509A JP5342635A JP34263593A JPH07170509A JP H07170509 A JPH07170509 A JP H07170509A JP 5342635 A JP5342635 A JP 5342635A JP 34263593 A JP34263593 A JP 34263593A JP H07170509 A JPH07170509 A JP H07170509A
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JP
Japan
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cable box
terminal
cable
tuner
modem
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JP5342635A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Yoshinobu
仁司 吉信
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CATV用の端末装置において、複数のモニ
ター受像機による視聴とセンタ局との通信に経済的に対
応する。 【構成】 ピクチャー・イン・ピクチャー機能に対応し
た主画面用および副画面用のチューナ31、32と、モ
デム33とを搭載する第1の受信端末30から、主画面
用チューナの映像・音声信号Svm、Samをモニター
受像機1に送出する。チューナ、モデムを搭載しない第
2の受信端末50は、複合ケーブル34を通じて、第1
の受信端末30に、映像及び音声信号の要求ができる。
第1の受信端末30は、第2の受信端末50の上記要求
に応じて、副画面用チューナの映像・音声信号Svs、
Sasを第2の受信端末50に、複合ケーブル34を介
して供給する。第2の受信端末とセンタ局との通信に
は、複合ケーブル34を通じて、第1の受信端末30の
モデム33を利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のモニター受像
機を有する加入者に好適な、CATV用の端末装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】VHF及びUHFの放送周波数帯のテレ
ビジョン放送及びFM放送の番組を再送信すると共に、
VHFテレビジョン放送周波数帯の中間(ミッドバン
ド)及び上側(スーパーハイバンド)の周波数帯で地域
自主放送や衛星放送その他のテレビジョン番組を送信
し、同軸ケーブルなどの伝送媒体を通じて、多数の加入
者に分配するCATVシステムが知られている。
【0003】このCATVシステムでは、テレビジョン
放送、衛星放送などの受信装置や送信装置などはCAT
Vシステムのセンター局(ヘッドエンド)に集中して配
設され、適宜のレベルで送出された多数のチャンネルの
テレビジョン信号が、幹線系と呼ばれる中継伝送路と、
受動素子で構成された分配器(タップオフ)を高出力増
幅器の出力に接続した分配系とを通じて、各加入者に分
配される。
【0004】上述のように、CATVでは、多チャンネ
ルの信号を伝送しているので、通常のテレビジョン受信
機では全チャンネルを受信することができない。このた
め、各加入者には、CATV放送会社との契約に応じ
て、上述のような多数のチャンネルの受信が可能なチュ
ーナ(この明細書では、チューナは、選局回路から復調
回路までを含むものである)を搭載した受信端末(ケー
ブルボックスないしホームターミナルと通称される)が
リースまたは買取で提供されており、このケーブルボッ
クスを用いて、受像機に映像信号及び音声信号が供給さ
れる。
【0005】また、CATVでは、いわゆるペイテレビ
やペイパービューなどの有料放送番組には、そのままで
は番組の視聴ができないようにするスクランブルが掛け
られており、これに対応して、上述のケーブルボックス
のチューナには上記のスクランブルを解除するためのデ
・スクランブラが設けられている。
【0006】また、加入者からセンタ局に対して、例え
ば公衆電話回線を介した通信が可能なインタラクティブ
な(対話式の)CATVシステム(以下、これを双方向
CATVという)もあり、この場合は、送信するデジタ
ルデータをオーディオ帯域の信号に変換するためのモデ
ム(変復調装置)がケーブルボックスに搭載されてい
る。
【0007】ところで、加入者がそれぞれ別の部屋にあ
る2台のモニター受像機で双方向CATVの番組を視聴
したい場合、加入者側の受信端末は、従来は、例えば、
図8に示すように構成される。すなわち、タップオフ1
1からの引込同軸線12に分配器13を介挿すると共
に、モニター受像機1、2ごとに2台のケーブルボック
ス20a、20bを用意し、このケーブルボックス20
a、20bと分配器13とを同軸線14a、14bでそ
れぞれ接続するようにする。
【0008】この場合、各ケーブルボックス20a、2
0bはCATV用チューナ21a、21bと、データ通
信用のモデム22a、22bとを備える。そして、各ケ
ーブルボックス20a、20bのチューナ21a、21
bの出力が、それぞれモニター受像機1、2に供給され
る。また、モデム22a及び22bはNCU(ネットワ
ーク・コントロール・ユニット)を備え、電話回線6に
対して電話機5を含めてカスケード接続(縦続接続)さ
れる。
【0009】すなわち、図8の例では、モデム22aの
回線端子Lineが電話回線6に接続され、このモデム22
aの電話端子Tel がモジュラーケーブル7を通じてモデ
ム22bの回線端子Lineに接続され、モデム22bの電
話端子Tel は電話機5に接続される。このカスケード接
続の場合、モデム22a、22b、電話機5のそれぞれ
は、先に回線を掴んだ方の機器が優先的に回線6を使用
することができるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図8の構成
では、加入者はCATV放送会社と2台分のケーブルボ
ックスの契約をする必要があり、特に2台のケーブルボ
ックスを買い取る場合は、引込同軸線12や電話回線6
の工事費用も重なって、契約上の割引があるにせよ、か
なりの出費となるという問題があった。
【0011】また、増設の場合は、分配器13を設置す
ると共に、引込同軸線12を分岐する工事が必要とな
り、双方向CATVシステムでは電話回線6の工事も必
要であり、加入者とCATV放送会社との双方にとって
二度手間の工事となるという問題があった。
【0012】また、双方向CATVの場合、加入者がケ
ーブルボックスを増設した場合には、モデムの数も増加
することになるが、この場合でも、電話回線を増設する
ことは少なく、複数のケーブルボックスのモデムが1つ
の回線を共有することになる。したがって、この場合に
は、通信中のケーブルボックス以外は、モデムが活用さ
れないので、その分だけ加入者側のコストパフォーマン
スが悪く、不経済であるという問題がある。
【0013】この発明は、以上の点にかんがみ、複数の
モニター受像機によるCATV放送の視聴及び双方向C
ATVの場合には複数のモニター受像機の各々のユーザ
ーが行うセンター局との通信を、加入者の負担が少ない
状態で行えるようにしたCATV用の端末装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】最近のケーブルボックス
には、あるチャンネルの番組の画像を画面中に映出して
視聴しているときに、その画面の一部の小領域に別のチ
ャンネルの番組の小画面を表示するようにする、いわゆ
るピクチャー・イン・ピクチャーの機能を有するように
するため、2個のチューナを備えるものがある。一般
に、画面の一部の小画面を副画面と呼び、また、メイン
の画面を主画面と呼んでいる。
【0015】このピクチャー・イン・ピクチャー機能
は、常時、使用されるものではなく、2つのチューナの
一方が使用されない状態も多々あるし、また、ピクチャ
ー・イン・ピクチャー機能は、便宜的な機能であり、い
つでも中止することが可能な機能である。
【0016】この発明は、このように複数個のチューナ
を備えるケーブルボックスがすでに存在すること、及び
それら複数のチューナが常時同時に使用されるものでは
ないことを利用して、複数のモニター受像機でのCAT
V放送の視聴を可能にするものである。
【0017】すなわち、この発明によるCATV用の端
末装置は、後述の実施例の参照符号を対応させると、第
1の受信端末30と、第2の受信端末50とを備える端
末装置であって、第1の受信端末30は、CATV対応
の第1及び第2のチューナ31及び32と、第1及び第
2のチューナ31及び32の内の一方のチューナの出力
を選択して、映像及び音声出力端子30v及び30aに
導出する選択手段35と、選択手段35を制御する第1
の制御手段40と、この第1の制御手段40と、第1の
制御信号端子30cとの間に設けられる第1の通信イン
ターフェース39とを備え、第2の受信端末50は、第
1の受信端末30の映像及び音声出力端子30v及び3
0aにケーブル34v及び34aを介して接続される映
像及び音声入力端子50v及び50aと、第1の制御信
号端子30cとケーブル34cを介して接続される第2
の制御信号端子50cと、第2の制御信号端子50cに
接続される第2の通信インターフェース59と、第2の
通信インターフェース59及び第1の通信インターフェ
ース39を介して第1の受信端末30の制御手段40に
対して制御信号を供給する第2の制御手段60とを備
え、第1の受信端末30の第1の制御手段40は、第2
の制御手段60からの制御信号に応答して選択手段35
を制御して、第1及び第2のチューナ31及び32の出
力の一方を第2の受信端末50に供給するようにしたこ
とを特徴とする。
【0018】また、第2のこの発明によるCATV用の
端末装置は、後述の図7の実施例の参照符号を対応させ
ると、それぞれCATV用のチューナ71、81a〜8
1bを有する複数の受信端末70、80a〜80bの内
の一つの受信端末70のみにモデム73を設けると共
に、上記モデムを設けた一つの受信端末70と他の受信
端末80a〜80bとを通信制御ケーブル90により接
続し、この通信制御ケーブル90を介して他の受信端末
80a〜80bと一つの受信端末70のモデム73との
間でデータの授受を行なうようにしたことを特徴とす
る。
【0019】
【作用】上記の前者の構成のこの発明では、チューナを
有しない第2の受信端末50により、第1の受信端末3
0の選択手段35が制御されて、第1の受信端末30で
主たるチューナとして使用されていない方のチューナ、
例えば前記のピクチャー・イン・ピクチャーの場合であ
れば、副画面用のチューナからの映像信号及び音声信号
が第2の受信端末50に供給される。したがって、この
第2の受信端末50に接続されたモニター受像機でもC
ATV放送を視聴することができる。
【0020】また、後者の構成のこの発明では、モデム
を設けない他の受信端末80a〜80bと、一つの受信
端末70のモデム73との間で、通信制御ケーブル90
を介してデータの授受が行なわれる。
【0021】
【実施例】以下、図を参照しながら、この発明によるC
ATV用の端末装置の一実施例について説明する。図1
は、この発明の一実施例の全体の構成を示し、図2及び
図3は、その要部の構成のより詳細な一実施例を示して
いる。これら図1〜図3において、前述した図8の例と
同一部分には、同一符号を付してある。
【0022】図1において、30は第1の受信端末とし
ての親ケーブルボックス(親機)、50は第2の受信端
末としての子ケーブルボックス(子機)である。
【0023】親ケーブルボックス30は、タップオフ1
1からの引込同軸線12に接続されている。また、この
親ケーブルボックス30は、ピクチャー・イン・ピクチ
ャーの機能を備え、このため、第1及び第2のチューナ
31及び32を有する。
【0024】この親ケーブルボックス30の主映像出力
端子Tv及び主音声出力端子Taは、それぞれケーブル
を介してモニター受像機1の映像入力端子及び音声入力
端子に接続されている。これら主映像出力端子Tv及び
主音声出力端子Taに得られる映像信号及び音声信号
は、後述するようにピクチャー・イン・ピクチャーの機
能が働いていないときには、第1及び第2のチューナ3
1及び32の内の、主画面用チューナとされるチューナ
のみからの復調出力信号である。また、ピクチャー・イ
ン・ピクチャーの機能が働いているときは、映像出力端
子Tvの映像信号は主画面用チューナと、副画面用チュ
ーナ(以下、副チューナという)からの映像信号による
画面が小画面として重畳されたものとなる。第1及び第
2のチューナ31及び32のどちらを主画面用チューナ
とし、また、副画面用チューナとするかは、この親ケー
ブルボックス30のユーザーがリモコン入力などにより
切り換え可能である。
【0025】また、親ケーブルボックス30は、第1及
び第2のチューナ31及び32の一方の映像及び音声出
力を選択して、映像出力端子30v及び音声出力端子3
0aに出力するセレクタ35と、このセレクタ35を制
御する制御系40と、この制御系40と制御信号端子3
0cとの間に設けられる通信インターフェース39とを
備える。
【0026】さらに、この例は、双方向CATV対応の
例であって、親ケーブルボックス30は、モデム33を
備える。このモデム33は、NCUを備え、回線端子Li
neが電話回線6に接続されると共に、電話端子Tel に電
話機5が接続される。そして、制御系40は、このモデ
ム33の回線接続切り換えを行うと共に、このモデム3
3を介してのデータの授受を行う。
【0027】また、子ケーブルボックス50は、チュー
ナやモデムは備えておらず、通信インターフェース59
と、制御手段60とを備える。そして、親ケーブルボッ
クス30の映像出力端子30vと、この子ケーブルボッ
クス50の映像入力端子50vとが映像信号ケーブル3
4vにより接続され、また、同様に、音声出力端子30
aと音声入力端子50aとが音声信号ケーブル34aに
より接続され、さらに、制御信号端子30cと制御信号
端子50cとがコントロールケーブル34cにより接続
される。ケーブル34v、34a及び34cにより複合
ケーブル34が構成される。
【0028】子ケーブルボックス50は、後述のよう
に、通信インターフェース59及び39を介して親ケー
ブルボックス30の制御手段40に制御信号を送信し、
ピクチャー・イン・ピクチャーのときに副チューナとさ
れるチューナからの映像信号及び音声信号を子ケーブル
ボックス50に供給するように要求することができる。
親ケーブルボックス30は、この要求を子ケーブルボッ
クス50から受けると、制御系40は副チューナとされ
るチューナの出力を映像及び音声出力端子30v及び3
0aに導出するようにセレクタ35を制御する。これに
より、子ケーブルボックス50に接続されるモニター受
像機2でCATV放送を視聴することができる。
【0029】さらに、そのCATV放送が双方向番組で
あるときには、子ケーブルボックス50からも応答のデ
ータを、制御系60、通信インターフェース59、39
及び制御系40、さらには、モデム33を介して電話回
線6に送出することができるようにされている。
【0030】図2は、親ケーブルボックス30のより詳
細な構成例、図3は、子ケーブルボックスのより詳細な
構成例である。以下、これらの図を参照しながら、さら
にこの発明の端末装置の一実施例について説明する。
【0031】図2に示すように、親ケーブルボックス3
0においては、ピクチャー・イン・ピクチャー機能のた
めの2台のチューナ31、32からの各映像信号及び音
声信号が、セレクタ35により主画面用及び副画面用に
選定される。
【0032】図2の実施例では、セレクタ35は4回路
2接点の切換えスイッチとされ、各スイッチ35a〜3
5dが図示の接続状態のときは、チューナ31からの復
調映像信号及び音声信号が主画面用の映像信号Svm及
び音声信号Samに選定されると共に、チューナ32の
映像信号が副画面用の映像信号Svs及び音声信号Sa
sに選定される。セレクタ35の各スイッチ35a〜3
5dが図示とは逆の状態に切り換えられると、両チュー
ナ31、32の主・副の関係は逆転する。
【0033】セレクタ35のスイッチ35a、35bを
経た、両チューナ31、32からの映像信号Svm、S
vsが、ピクチャー・イン・ピクチャーのための画像合
成処理回路36を介して、映像信号処理回路37に供給
される。また、セレクタ35のスイッチ35cを経た、
チューナ31からの音声信号Samが音声信号処理回路
38に供給される。そして、両処理回路37、38から
出力される映像信号及び音声信号が、端子Tv及びTa
を通じてモニター受像機1に供給される。
【0034】また、チューナ32からスイッチ35b、
35dを経た映像信号Svs、音声信号Sasが、端子
30a、30v及び30cを備えるコネクタCNpに接
続された複合ケーブル34を介して、子ケーブルボック
ス50に供給される。さらに、コネクタCNpと後述す
る制御系40のシステムバス44との間には機器間通信
インターフェース39が介挿される。
【0035】40は親ケーブルボックス30の制御系で
あって、システム制御回路(マイクロプロセッサ)41
と、ROM42、RAM43とを備え、それぞれシステ
ムバス44を介して接続される。システム制御回路41
には、遠隔制御受信機45を通じて、遠隔制御送信機
(コマンダ)46の操作による制御データが入力され
る。
【0036】システム制御回路41は、図2に示すよう
に、親ケーブルボックス30の各部を制御する。ROM
42には、機器間通信の制御、遠隔制御受信操作に対す
る制御など、各部の制御プログラムが格納されると共
に、通信や表示に用いるフォントやグラフィックのデー
タも格納される。また、この例の場合には、RAM43
には、表示に用いられるビデオRAMと、主に作業領域
として利用されるその他のメモリとが含まれている。
【0037】次に、図3に示すように、子ケーブルボッ
クス50においては、上述のような親ケーブルボックス
30のセレクタ35からの映像信号Svs及び音声信号
Sasが、複合ケーブル34と端子50v、50a、5
0cを備えるコネクタCNsとを介して、映像信号処理
回路57及び音声信号処理回路58にそれぞれ供給され
る。そして、両処理回路57及び58の映像及び音声出
力信号が、出力端子tv及びtaを通じてモニター受像
機2に供給される。
【0038】60は子ケーブルボックス50の制御系で
あって、親ケーブルボックス30の制御系40と同様
に、システム制御回路(マイクロプロセッサ)61とR
OM62、RAM63とを備え、それぞれシステムバス
64を介して接続される。マイクロプロセッサ61に
は、遠隔制御受信機65を通じて、コマンダ66からの
制御データが入力される。システムバス64と、コネク
タCNsの制御信号端子50cとの間には、機器間通信
インターフェース59が接続される。
【0039】親ケーブルボックス30と子ケーブルボッ
クス50の機器間通信インターフェース39、59は、
RS−232Cや、本出願人が提案している制御プロト
コルの制御部に相当し、子ケーブルボックス50から親
ケーブルボックス30のセレクタ35やモデム33を制
御するための通信に使用されると共に、親ケーブルボッ
クス30側では、自分自身のモデム33を制御するため
にも使用される。
【0040】この場合、複合ケーブル34は、機器間通
信に関してのみいえば、双方向通信用ケーブル34c
と、音声信号(左右2チャンネル)用の単方向ケーブ
ル、映像信号(輝度信号と搬送色信号とが分離されてい
る場合も含む)用の単方向ケーブルとからなっている。
【0041】なお、親ケーブルボックス30と子ケーブ
ルボックス50のコマンダ46、66には、それぞれ対
応の遠隔制御受信機45、65のみを動作させるため、
ディップスイッチなどを用いてIDを設定することがで
きる。もっとも、遠隔制御が有線式である場合や、赤外
線式で親ケーブルボックス30と子ケーブルボックス5
0とが別の部屋に設置されている場合には、コマンダに
対するIDの付与は必要ない。
【0042】次に、図4のフローチャートを参照しなが
ら、子ケーブルボックス50を通じてモニター受像機2
でCATV放送を視聴する場合の、子ケーブルボックス
50のシステム制御部61の動作を説明する。
【0043】子ケーブルボックス50を通じてCATV
放送を視聴する場合には、子ケーブルボックス50側で
は、まず、例えばコマンダ66により電源オンの操作を
行う。この電源オンの操作入力があると、システム制御
部61は、図4のルーチンを開始し、機器間通信インタ
ーフェース59、ケーブル34c及び機器間通信インタ
ーフェース39を通じて、親ケーブルボックス30に状
態通知依頼を送信し(ステップS1)、親ケーブルボッ
クス30からの状態通知を待つ(ステップS2)。
【0044】子ケーブルボックス50からの、この状態
通知依頼があったとき、親ケーブルボックス30側で
は、自分自身が電源がオフであれば電源オンとする。そ
して、第2のチューナ32の使用状態(使用/未使用、
設定チャンネルなど)やモデムの使用状態など、親ケー
ブルボックス30の現在の状態を子ケーブルボックス5
0側に通知する。
【0045】子ケーブルボックス50側では、この状態
通知に基づいて、親ケーブルボックス30がピクチャー
・イン・ピクチャー・モードであって、第1及び第2の
チューナ31及び32が使用中(つまり副チューナ使用
中)であるか否かを判断する(ステップS3)。
【0046】副チューナ使用中でない場合は、親ケーブ
ルボックス30に、現在使用中でない副チューナの映像
信号及び音声信号の送出を依頼する(ステップS4)。
この依頼に応じて、親ケーブルボックス30では制御系
40はセレクタ35から使用中でない副チューナの映像
信号出力及び音声信号出力を出力端子30v及び30a
に導出する状態にする。
【0047】こうして、複合ケーブル34を通じて、親
ケーブルボックス30の副チューナからの映像信号Sv
s及び音声信号Sasが子ケーブルボックス50に送ら
れてくるので、子ケーブルボックス50では、この映像
信号Svs及び音声信号Sasをモニター受像機2に送出
する(ステップS5)。これにより、モニター受像機2
でCATV放送の視聴が開始される(ステップS6)。
【0048】一方、ステップS3において、ピクチャー
・イン・ピクチャー・モードになっている(副チューナ
は使用中)と判別されたときには、ROM62上のフォ
ントやグラフィックデータにより、「親ケーブルボック
ス30側で副チューナが使用中であるから視聴できな
い」旨の表示メッセージをVRAM63上に生成し、こ
のメッセージが、映像信号処理回路57を通じて、モニ
ター受像機2に出力され、表示される(ステップS
7)。
【0049】そして、親ケーブルボックス30に対し
て、副チューナの解放(ピクチャー・イン・ピクチャー
・モードの終了)依頼を送信して(ステップS8)、親
ケーブルボックス30側の解放処理まで一定時間待つ
(ステップS9)。
【0050】このとき、親ケーブルボックス30側で
は、子ケーブルボックス50側で副チューナの解放要求
が発生している旨のメッセージが生成され、それがモニ
ター受像機1に表示される。そして、モニター受像機1
の表示メッセージに応じた親ケーブルボックス30のユ
ーザーによって、親ケーブルボックス30側で副チュー
ナが解放、つまりピクチャー・イン・ピクチャー・モー
ド終了とされると、副チューナ解放メッセージが子ケー
ブルボックス50に送信される。
【0051】子ケーブルボックス50は、この副チュー
ナ解放のメッセージを受信すると(ステップS10)、
ステップS8で生成した表示メッセージを消去して(ス
テップS11)、ステップS4に移行する。以後は、前
述したようにして、子ケーブルボックスを用いたCAT
V放送受信の状態に移行する。以上で、この図4のルー
チンを終了する。
【0052】次に、子ケーブルボックス50を通じてC
ATV放送のチャンネルを切り換える場合は、図5に示
すフローチャートの手順にしたがって行なわれる。
【0053】子ケーブルボックス50側で、ユーザーが
コマンダ46により試聴したいチャンネルを指定する
と、子ケーブルボックス50は、このチャンネルに親ケ
ーブルボックス30の副チューナを切り換える依頼を、
親ケーブルボックス30に送信する(ステップS21、
S22)。
【0054】親ケーブルボックス30側では、子ケーブ
ルボックス50からの依頼に基づいて、副チューナ32
を指定のチャンネルに切り換え、このチャンネルの映像
信号及び音声信号を子ケーブルボックス50に送出する
(ステップS23、S24)。
【0055】子ケーブルボックス50では、親ケーブル
ボックス30からの映像信号及び音声信号を映像信号処
理回路57及び音声信号処理回路58を通じて、モニタ
ー受像機2に出力する(ステップS25)。以上で、子
ケーブルボックス50からのチャンネル切り換えが完了
する。
【0056】この実施例では、親ケーブルボックス30
側では、ピクチャー・イン・ピクチャー機能を活用し
て、第1及び第2のチューナの一方を主チューナ、他方
を副チューナとして、2番組を同時に画面に表示するこ
とができる。そして、ピクチャー・イン・ピクチャー・
モード以外では使用されない副チューナを、子ケーブル
ボックス50側で有効に利用することにより、子ケーブ
ルボックス50をチューナ不要として、CATV放送の
視聴が可能になる。したがって、ユーザーは、コストを
低減することができると共に、引込同軸線12の分岐な
どが不要となって工事費用も低減され、複数のモニター
受像機による視聴を経済的に行うことができる。
【0057】次に、以上の例において、CATV放送番
組が双方向番組であって、子ケーブルボックス50から
CATVのセンタ局にデータを送信する場合について説
明する。
【0058】図6に示すように、子ケーブルボックス5
0側では、送信したいデータ及び送信先ならびに送信依
頼を親ケーブルボックス30に送信する(ステップS3
1)。この送信依頼があったとき、親ケーブルボックス
30側では、モデム33を制御し、依頼されたデータを
センタ局へ送信する(ステップS32)。
【0059】そして、送信が正常に終了したか、また
は、失敗したかの結果を子ケーブルボックス50側に通
知する(ステップS33)。
【0060】この実施例では、子ケーブルボックス50
とセンタ局との通信には、複合ケーブル34を通じて、
親ケーブルボックス30のモデム33を利用することに
より、子ケーブルボックス50をモデム不要としてコス
トを低減することができると共に、電話回線の工事費用
も低減され、複数の受像機によるセンタ局との通信に経
済的に対応することができる。
【0061】図1の実施例では、親ケーブルボックスと
1台の子ケーブルボックスとの場合について説明した
が、子ケーブルボックスが複数台の場合でも、電話回線
が1本であればモデムも1台で充分であるので、図7に
示すように、モデムを搭載した親ケーブルボックスに複
数台の子ケーブルボックスを接続するシステムも可能で
ある。この図7の例の場合には、親ケーブルボックスだ
けでなく、各子ケーブルボックスが、それぞれ1台のチ
ューナを搭載するものである。
【0062】すなわち、図7において、70は親ケーブ
ルボックスであって、チューナ71とモデム73と制御
系74と通信インターフェース75とを備えている。上
述の例と同様に、チューナ71からの映像信号及び音声
信号がモニター受像機1に供給されると共に、モデム7
3には電話回線6と電話機5とが接続される。
【0063】80a〜80bは、それぞれ子ケーブルボ
ックスであって、それぞれチューナ81a〜81bが搭
載され、子ケーブルボックス80a〜80bからの映像
信号及び音声信号が、それぞれモニター受像機2a〜2
bに供給される。
【0064】子ケーブルボックス80a〜80bは、い
ずれもモデムは備えていないが、制御系82a〜82b
と通信インターフェース83a〜83bとを備える。そ
して、子ケーブルボックス80a〜80bの通信インタ
ーフェース83a〜83bは、それぞれ通信制御ケーブ
ル90を介して親ケーブルボックス70の通信インター
フェース75と接続されて、子ケーブルボックス80a
〜80b側から親ケーブルボックス70のモデム73を
制御することができるように構成されている。
【0065】なお、この例の場合の子ケーブルボックス
の台数は、加入者のモニター受像機の台数に応じて、適
宜に増加することができる。
【0066】図1の実施例では、前述のように、親ケー
ブルボックス30側で、ピクチャー・イン・ピクチャー
・モードで番組を視聴していない間だけ、副チューナを
子ケーブルボックス50側で利用することができるとい
う制約があるが、図7の実施例では、この制約が除かれ
て、各子ケーブルボックス80a〜80b側において、
所望の番組を自由に視聴することができる。
【0067】また、子ケーブルボックス80a〜80b
をモデム不要としてコストを低減することができると共
に、電話回線の工事費用も低減され、複数の受像機によ
るセンタ局との通信を経済的に行うことができる。
【0068】また、図1及び図7の各実施例では、子ケ
ーブルボックスのコストが低減されると共に、2台目以
降の契約のための工事が安価にできるので、加入者が2
台契約に変更することが比較的容易となり、CATV会
社にとっても増収が期待される。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、第1及び第2のチューナを搭載する第1の受信端末
において使用していないチューナの映像信号及び音声信
号をチューナを搭載しない第2の受信端末に、複合ケー
ブルを通じて供給することができるので、複数台のモニ
ター受像機を有するユーザーは、コストの負担を少なく
して、これら複数台のモニター受像機によってCATV
放送を視聴することが可能になる。
【0070】また、この発明によれば、複数の受信端末
の一つのみにモデムを設けると共に、他の受信端末と通
信制御ケーブルにより接続し、この通信制御ケーブルを
介して他の受信端末と一つの受信端末のモデムとの間で
データの授受を行なうようにしたので、複数のモニター
受像機の視聴者とセンタ局との通信を、モデムの増設な
どのコスト負担を少なくして実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるCATV用の端末装置の一実施
例の全体の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の要部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】この発明の一実施例の他の要部の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】この発明の一実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】この発明の一実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図6】この発明の一実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図7】この発明によるCATV用の端末装置の他の実
施例の構成を示すブロック図である。
【図8】従来のCATV用の端末装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
30 親ケーブルボックス 31、32 チューナ 33 モデム 34 複合ケーブル 35 選択回路 39 通信インターフェース 40 制御系 50 子ケーブルボックス 59 通信インターフェース 60 制御系 70 親ケーブルボックス 73 モデム 80a〜80b 子ケーブルボックス 71、81a〜81b チューナ 74、83a〜83b 通信インターフェース 75、82a〜82b 制御系

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の受信端末と、第2の受信端末とを
    備える端末装置であって、 上記第1の受信端末は、 CATV対応の第1及び第2のチューナと、 上記第1及び第2のチューナの内の一方のチューナの出
    力を選択して、映像及び音声出力端子に導出する選択手
    段と、 上記選択手段を制御する第1の制御手段と、 この第1の制御手段と、第1の制御信号端子との間に設
    けられる第1の通信インターフェースとを備え、 上記第2の受信端末は、 上記第1の受信端末の上記映像及び音声出力端子にケー
    ブルを介して接続される映像及び音声入力端子と、 上記第1の制御信号端子とケーブルを介して接続される
    第2の制御信号端子と、 上記第2の制御信号端子に接続される第2の通信インタ
    ーフェースと、 上記第2の通信インターフェース及び第1の通信インタ
    ーフェースを介して上記第1の受信端末の制御手段に対
    して制御信号を供給する第2の制御手段とを備え、 上記第1の受信端末の上記第1の制御手段は、上記第2
    の制御手段からの制御信号に応答して上記選択手段を制
    御して、第1及び第2のチューナの出力の一方を上記第
    2の受信端末に供給するようにしたCATV用の端末装
    置。
  2. 【請求項2】 それぞれCATV用のチューナを有する
    複数の受信端末の内の一つの受信端末のみにモデムを設
    けると共に、 上記モデムを設けた一つの受信端末と他の受信端末とを
    通信制御ケーブルにより接続し、 この通信制御ケーブルを介して上記他の受信端末と上記
    一つの受信端末の上記モデムとの間でデータの授受を行
    なうようにしたことを特徴とするCATV用の端末装
    置。
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