JPH07170211A - 符号同期回路 - Google Patents

符号同期回路

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JPH07170211A
JPH07170211A JP5315308A JP31530893A JPH07170211A JP H07170211 A JPH07170211 A JP H07170211A JP 5315308 A JP5315308 A JP 5315308A JP 31530893 A JP31530893 A JP 31530893A JP H07170211 A JPH07170211 A JP H07170211A
Authority
JP
Japan
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circuit
code
synchronization
pseudo noise
codes
Prior art date
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Pending
Application number
JP5315308A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Mimura
雅彦 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5315308A priority Critical patent/JPH07170211A/ja
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】大きな雑音に対しても同期保持を安定にし、し
かも同期はずれの起こりにくい符号同期回路を提供す
る。 【構成】PN符号発生器(13)から発生されるそれぞ
れ位相の異なる少なくとも2組の疑似雑音符号と受信信
号との相関を相関器(10,20,30,40)でと
り、これらの差分信号を差分器(12,32)で求め、
その合成出力に基づきVCO(17)を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は符号同期回路に関し、
特にスペクトル拡散通信等で同期捕捉回路によって獲得
した同期を保持するための符号同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、スペクトル拡散通信システムの
一般的構成をブロック図で示したものである。図4にお
いて、送信側では、一次変調回路50で、音声信号など
を搬送波に乗せることにより一次変調し、その結果得ら
れた狭帯域信号を、二次変調回路51で、さらに疑似雑
音(PN系列)で二次変調して、広帯域信号に変換した
後、無線周波数/中間周波数回路(RF/IF回路)5
2で無線周波数信号に変換し、アンテナ53から送信す
る。
【0003】また、受信側では、アンテナ54から受信
した信号を無線周波数/中間周波数回路(RF/IF回
路)55で中間周波数信号に変換し、その後、同期回路
56で同期をとり、復調回路57で復調する。
【0004】この構成において、同期回路56において
は、まず疑似雑音符号(PN符号)の同期(符号同期)
を取る必要がある。
【0005】図5に、スペクトル拡散通信の同期回路を
ブロック図で示す。
【0006】図5において、この同期回路のPN符号の
同期捕捉過程には、大きく分けて初期同期捕捉と同期保
持がある。初期同期捕捉には、通常スライディング相関
器が使用される。同期保持には、遅延ロックループ(D
LL)あるいはタウ・ディザ法が用いられるが、一般的
には、前者が広く用いられている。
【0007】図5において、アンテナ60で受信した受
信信号の同期捕捉を行う同期捕捉回路61が同期捕捉を
すると、相関検出回路63が相関が取れたことを検出
し、今まで同期捕捉回路61側、すなわち、相関検出回
路63の出力を選択していた切り替えスイッチ65を同
期保持回路62側へと接続する。それにより、同期捕捉
モード(同期を捕捉する過程)から同期保持モード(同
期を保持する過程)へと移行される。
【0008】図6は、遅延ロックループ(DLL)を用
いた符号同期回路の従来構成例を示したものである。
【0009】この回路は、掛算器70、80、包絡線検
波器71、81、差分器72、電圧制御発振器(VC
O)74、PN信号発生器73を具備して構成され、こ
の符号同期回路では、受信信号に対して位相進みPN符
号(PN信号発生器73のn段の出力)と位相遅れPN
符号(PN信号発生器73のn−1段の出力)を用意
し、これらPN符号と受信信号との各々の相関を取り、
包絡線検波器71、81を介して差分器72により差信
号を求める。この差分器72の出力により電圧制御発振
器(VCO)74の発振周波数が制御されて同期が保持
される。
【0010】ここで、差分器72の出力は、いわゆるS
特性と称されるもので、このS特性の一例が図7に示さ
れている。
【0011】すなわち、図6の包絡線検波器71からは
図7(a)に示す波形が得られ、包絡線検波器81から
は図7(a)に示す波形が得られ、これらが差分器72
で合成され、図7(c)に示す波形が得られる。この図
7(c)に示す波形がS特性と称されるもので、このS
特性にしたがって電圧制御発振器(VCO)74の発振
周波数が制御されて同期が保持される。
【0012】ところで、図7(c)に示す波形を用いた
遅延ロックループ(DLL)は、この同期保持範囲を越
えたノイズが入った場合、同期が外れやすく、いったん
同期が外れると同期補足までに時間が掛かってしまうと
いう問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の符
号同期回路では、同期保持範囲を越えたノイズが入った
場合、同期が外れやすく、また、いったん同期が外れる
と同期補足までに時間が掛かってしまうという問題があ
った。
【0014】この発明は、上記のごとき従来の課題に鑑
みて成されたもので、その目的とするところは、大きな
雑音に対しても同期保持を安定にし、しかも同期はずれ
の起こりにくい符号同期回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、受信信号と疑似雑音符号発生回路から
発生される疑似雑音符号との相関をとり、該相関値に対
応して前記疑似雑音符号回路を駆動する電圧制御発信器
を制御する遅延ロックループを有し、捕捉した同期を保
持する符号同期回路において、前記疑似雑音符号発生回
路から発生されるそれぞれ位相の異なる少なくとも2組
の疑似雑音符号と前記受信信号との相関をとることによ
り少なくとも2つの相関値を得る相関回路と、前記相関
回路から出力される少なくとの2つの相関値を合成する
合成回路とを具備し、前記合成回路の出力に基づき前記
電圧制御発信器を制御することを特徴とする。
【0016】
【作用】この発明では、疑似雑音符号発生回路から発生
されるそれぞれ位相の異なる少なくとも2組の疑似雑音
符号と受信信号との相関をとることにより少なくとも2
つの相関値を得、この少なくとも2つの相関値を合成
し、その合成出力に基づき電圧制御発信器を制御する。
【0017】このような構成によると、同期保持範囲を
広くすることが可能となるので、従来の同期保持回路よ
りも同期はずれの可能性を少なくすることができ、安定
度の高い同期保持回路の実現が可能となる。また、これ
により、時間の掛かる同期捕捉を行う回数が少なくてす
む。また、安定度の高い同期保持が実現できるため、ノ
イズに対しても強い特性を示す。
【0018】
【実施例】以下、この発明に係る符号同期回路の実施例
を図面に基づいて説明する。
【0019】図1は、この発明が適用されたスペクトル
拡散符号同期回路の回路図である。この回路では、入力
信号は、4つの相関器(掛算器)10,20,30,4
0に入力され、ここで疑似雑音発生器(PN符号発生
器)13からの出力である、4つの異なった位相のPN
符号と掛けられる。PN符号は自己相関特性に優れ、か
つ相関特性が低くなければならない。つまり、直交性が
優れていることが求められる。
【0020】図2に、PN符号発生器(5段)の一例を
示す。この様に、PN符号発生器はあるルールに従い、
何段かの排他的論理和を取ってフィードバックすること
により構成される。このような構成で発生される4つの
異なる位相のPN符号は、段の隣同士は1チップの位相
差があり、この実施例では4つの相関器(掛算器)1
0,20,30,40に入力されるPN符号としてPN
符号発生器13の(n)、(n−1)、(n−2)、
(n−3)段を使用することにする。ここでは、PN符
号発生器13の(n−1)段と(n−2)段、(n)段
と(n−3)段をそれぞれペアとして使っている。
【0021】PN符号位相の進み、遅れが同程度のもの
を入力信号に掛けて得られた相関器(掛算器)10,2
0,30,40出力は、包絡線検波器11,21,3
1,41に通して包絡線検波したあと、差分器12,3
2に入力することにより差分信号が求められる。
【0022】ここで、位相のズレが小さい方の差分器1
2の出力のS特性を図3(A)に示す。これは、従来良
く使われているS特性と同一である。
【0023】位相に関して、進み、遅れの程度が大きい
方の差分器32の出力は増幅器14によって増幅する。
そのS特性を図3(B)に示す。ここで、増幅するの
は、同期が大きく外れそうになったときに、同期点に戻
そうとする力を大きくするためである。
【0024】このようにして得られた2つの差分器出力
を加算器15により加算し、その出力をS特性整形回路
16を介して波形整形した後、電圧制御発振器(VC
O)17の制御信号として使用する。
【0025】ここで、加算器15によって合成され、S
特性整形回路16で波形整形されたS特性を図3(C)
に示す。この図3(C)に示すS特性は、従来のS特性
に比べて、同期保持範囲(左下がりの直線部分)が広く
なっている。そのため、強大な雑音下でも同期はずれを
起こしにくくなる。このS特性によって制御されたVC
O出力をPN符号発生器207のクロックとして利用す
る。
【0026】なお、上記実施例においては、スペクトル
拡散通信に関して説明したが、この発明はこれに限ら
ず、PN符号による同期をとる受信系にはすべて適用可
能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、同
期保持範囲を広くすることが可能となるので、従来の同
期保持回路よりも同期はずれの可能性を少なくすること
ができ、安定度の高い同期保持回路の実現が可能とな
る。また、これにより、時間の掛かる同期捕捉を行う回
数が少なくてすむ。また、安定度の高い同期保持が実現
できるため、ノイズに対しても強い特性を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたスペクトル拡散符号同期
回路を示す回路図。
【図2】図1に示したPN符号発生器の一例を示す図。
【図3】図1に示した実施例の動作を説明する波形図。
【図4】一般的なスペクトル拡散通信システムの構成
図。
【図5】スペクトル拡散通信の同期回路ブロック図。
【図6】遅延ロックループ(DLL)を用いた符号同期
回路の従来例を示す回路図。
【図7】図6に示した従来例の動作を説明するための波
形図。
【符号の説明】
10,20,30,40,70,80 相関器(掛算
器) 11,21,31,41,71,81 包絡線検波器 12,32,72 差分器 13,73 疑似雑音発生器(PN符号発生器) 14 増幅器 15 加算器 16 S特性整形回路 17,74 電圧制御発振器(VCO) 65 切り替えスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号と疑似雑音符号発生回路から発
    生される疑似雑音符号との相関をとり、該相関値に対応
    して前記疑似雑音符号回路を駆動する電圧制御発信器を
    制御する遅延ロックループを有し、捕捉した同期を保持
    する符号同期回路において、 前記疑似雑音符号発生回路から発生されるそれぞれ位相
    の異なる少なくとも2組の疑似雑音符号と前記受信信号
    との相関をとることにより少なくとも2つの相関値を得
    る相関回路と、 前記相関回路から出力される少なくとも2つの相関値を
    合成する合成回路とを具備し、 前記合成回路の出力に基づき前記電圧制御発信器を制御
    することを特徴とする符号同期回路。
JP5315308A 1993-12-15 1993-12-15 符号同期回路 Pending JPH07170211A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5315308A JPH07170211A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 符号同期回路

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JP5315308A JPH07170211A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 符号同期回路

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JPH07170211A true JPH07170211A (ja) 1995-07-04

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JP5315308A Pending JPH07170211A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 符号同期回路

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JP (1) JPH07170211A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100421531B1 (ko) * 1995-12-26 2004-07-01 샤프 가부시키가이샤 스팩트럼확산통신방식
JP2006165924A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Nec Engineering Ltd 遅延ロックループ

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100421531B1 (ko) * 1995-12-26 2004-07-01 샤프 가부시키가이샤 스팩트럼확산통신방식
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