JPH0716955B2 - 離型剤 - Google Patents

離型剤

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JPH0716955B2
JPH0716955B2 JP25238786A JP25238786A JPH0716955B2 JP H0716955 B2 JPH0716955 B2 JP H0716955B2 JP 25238786 A JP25238786 A JP 25238786A JP 25238786 A JP25238786 A JP 25238786A JP H0716955 B2 JPH0716955 B2 JP H0716955B2
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mold
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正義 新庄
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/56Coatings, e.g. enameled or galvanised; Releasing, lubricating or separating agents
    • B29C33/60Releasing, lubricating or separating agents
    • B29C33/62Releasing, lubricating or separating agents based on polymers or oligomers
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、離型剤に関し、更に詳しくは、合成樹脂やゴ
ム等の高分子物質の成形物製造の際に使用される離型剤
に関する。
従来の技術及びその問題点 近年、シリコンオイル、鉱物油、パラフインワツクス、
脂肪酸誘導体、グリコール、タルク、マイカ等の従来の
離型剤の欠点を解消するため、炭素数4〜20のパーフル
オロアルキル基含有リン酸エステル又はその塩とシリコ
ンオイルとの混合物(特公昭53−23270号、特公昭53−2
3271号)、炭素数4〜20のパーフルオロアルキル基含有
リン酸エステル又はその塩とシリコンワニスとの混合物
(特公昭57−48035号)、パーフルオロアルキル基含有
ポリエーテル化合物とシリコンオイル等との混合物(特
公昭59−32513号)等の離型剤が開発されている。これ
らは、離型性能に優れた好ましい離型剤であり、離型寿
命も従来のものより長い。更に、パーフルオロアルキル
基含有ポリエーテル化合物とシリコンオイル等との離型
剤は、大部分の高分子物質成形品の二次加工性にも殆ん
ど影響を及ぼさない。しかしながら、高分子物質成形品
の形状の複雑化及び大型化に伴い、より一層の離型剤の
性能向上が必要となつており、特に造膜性の向上及び離
型寿命の延長が望まれている。
問題点を解決するための手段 本発明者は、上記問題点に鑑み、鋭意研究を重ねた結
果、パーフルオロアルキル基を含有するある種のフツ素
化合物に、オルガノシルセスキオキサンのラダー重合体
を配合することによつて、離型寿命が従来の離型剤より
も著しく長く、造膜性及び離型性能に優れ、高分子物質
成形品の二次加工性にも影響を与えない離型剤が得られ
ることを見い出し、本発明を完成した。
即ち本発明は、(A)パーフルオロアルキル基を有する
ウレタン化合物及び(B)オルガノシルセスキオキサン
のラダー重合体を含有して成る離型剤に係る。
本発明で使用されるパーフルオロアルキル基を含有する
ウレタン化合物としては、例えば下記一般式(1)〜
(4)で表わされる化合物を挙げることができる。
〔式中、Rfは炭素数4〜20のパーフルオロアルキル基を
示し、Xは −CH2CH(A)CjH2j−、−CkH2k−又は−SO2N(R)C1
H21−を示し(式中、Aは水素原子、低級アルキル基、
水酸基又は低級アルキルカルボニルオキシ基を示し、j
は0〜4の整数を示し、k及び1は1〜4の整数を示
し、Rは水素原子又は低級アルキル基を示す。)、Yは
2価の有機基を示し、Zは1価の有機基を示し、Wは2
価の有機基を示す。また一般式(4)において、R1はn
価の有機基を示し、R2は低級アルキル基を示し、nは3
〜10の整数を示し、mはn>m≧1を満足する整数を示
す。〕 上記含フツ素ウレタン化合物(1)〜(4)において、
Yである2価の有機基としては、例えば、 等を挙げることができる。
Zである1価の有機基としては、例えば、 CaH2a+1O−(a=1〜7)、 CH3COCH2CH(CH3)O−、CH3COCH2C(CH3)2O−、CaH
2a+1O(CH2)a′O−(a=1〜4、a′=2〜4)、 CaH2a+1NH−(a=1〜3)、 CaH2a+1COO−(a=1〜3)、 Wである2価の有機基としては、例えば、 −O(CH2)bO−(b=2〜6)、 −O(CH2)bNH−(b=2〜6)、 −NH(CH2)bNH−(b=2〜6)、 〔R1及びR2は同一又は異なつて酸素原子、イミノ基又は
炭素数1〜6のオキシアルキル基(酸素原子はベンゼン
核と直接結合していない)もしくはイミノアルキル基
(イミノ基はベンゼン核と直接結合していない)を示
す。〕、 (R1及びR2は前記に同じ。)、−O(CH2CH2O)′−
(b′=2〜100)等を挙げることができる。
またR1であるn価の有機基としては、例えば、 等を挙げることができる。
上記含フツ素ウレタン化合物(1)〜(4)はいずれも
公知化合物であり、特開昭58−110555号公報、特開昭58
−111898号公報、特開昭59−31751号公報等に記載され
ており、以下の様にして製造される。
含フツ素ウレタン化合物(1)は、例えば米国特許第33
98182号、第3484281号等の記載に従つて製造できる。即
ち、第1段階の反応として、トリエチルアミン等の触媒
の存在下又は不存在下に原料の含フツ素アルコール (RfXOH)1モルとジイソシアネート化合物(OCNYNCO)
1モルとを混合加熱し、次いで得られる反応生成物 にアルコール、アミンもしくはカルボン酸等を1モル付
加させることにより製造することができる。又、必要に
応じてジイソシアネート化合物1モルに対して含フツ素
アルコール2モルを付加させた化合物を製造することも
できる。ここで用いた原料化合物の製造により、Rf
X、Y及びZが規定される。
含フツ素アルコールとしては、公知のものを広く使用で
き、例えば (a=3〜19、a′=1又は2、R′=−CH3又は−C2H
5)、CF3(CF2)a(CH2)2′OH(a=3〜19、a′=1又は
2)、 (a=3〜19、a′=1又は2)、 (a=3〜10) 等を挙げることができる。
又、アルコール、アミンもしくはカルボン酸化合物とし
ては、公知のものを広く使用できるが例えば HOCH2CH2OH、 (a=1〜7)、CaH2a+1O(CH2)a′OH(a=1〜4、
a′=2〜4)、 CaH2a+1COOH(a=1〜3) 等を挙げることができる。これらの化合物の反応残基が
Zで示した一価の有機基となる。
ジイソシアネート化合物としては、公知のものを広く使
用でき、例えば OCN(CH2)6NCO 等を挙げることができる。ここで用いたジイソシアネー
ト化合物の残基がYで示した二価の有機基となる。
含フツ素ウレタン化合物(2)は、例えば前記(1)の
製造法に於ける第1段階の反応終了後、その反応生成物
と水酸基及び(又は)アミノ基を官能基として2個持つ
化合物とを反応させることにより製造することができ
る。該化合物としては、公知のものを広く使用でき、例
えば HO(CH2)bOH(b=2〜6)、 HO(CH2)bNH2(b=2〜6)、 H2N(CH2)bNH2(b=2〜6)、 HO(CH2CH2O)bH(b=2〜100)、 (R3及びR4は同一又は異なつて、水酸基、アミノ基又は
炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基もしくはアミノア
ルキル基を示す。)、 (R3及びR4は前記に同じ。)、 HO(CH2CH2O)b′H(b′=2〜100)等を挙げることが
できる。これらの化合物の反応残基がWで示した二価の
有機基となる。
含フツ素ウレタン化合物(3)は、例えば前記(1)の
製造法に於ける第1段階の反応終了後、その反応生成物
と水とを反応させることにより製造される 含フツ素化合物(4)は、含フツ素アルコール(RfXO
H)mモルとポリイソシアネート化合物〔R1(NCO)n〕1
モルとを反応させ、次いで得られる反応生成物 1モルと低級アルコール(R2OH)n-mモルを反応させるこ
とにより製造される。
含フツ素アルコールとしては上記例示のものが使用でき
る。
ポリイソシアネート化合物としては公知のものを広く使
用でき、例えば 等を挙げることができる。これらの化合物のイソシアネ
ート基を除いた残基が、R1で示したn価の有機基であ
る。
又低級アルコールとしては、メタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール等を挙げることができる。
上記反応はいずれも、触媒の存在下又は不存在下、通常
イソシアネート基に不活性な有機溶媒中で行なわれる。
本発明で使用するオルガノシルセスキオキサンのラダー
重合体は、一般式 〔式中、R′はメチル基、フエニル基等を示す。但し、
2つのより長いシロキサン鎖を結合している酸素原子の
一部分が2個の水酸基で置換されていてもよい。〕で表
わされる、梯子形の規則正しい骨格構造を有する、仮定
上の単量体 R′SiO1.5(オルガノシルセスキオキサン)の付加重合
体である。通常、メチルトリクロロシラン、フエニルト
リクロロシラン、メチルトリエトキシシラン、フエニル
トリエトキシシラン等の三官能性オルガノシラン類から
選ばれた1種又は2種以上を加水分解し、得られた加水
分解生成物を重縮合して平衡化し又は更に重縮合して製
造される。
オルガノシルセスオキサンのラダー重合体を厳密に定義
すると、一般式 〔式中、Rは同一置換基であり、水素原子、炭素数1〜
6のアルキル基、シクロヘキシル基、炭素数2〜6のア
ルケニル基又はフエニル基を示す。n′は2〜6の整数
を示す。〕 で表わされるオルガノシルセスキオキサンのオリゴマー
からなる群から選ばれた1種又は2種以上が鎖状又は環
状に結合してなる重合物である。このラダー重合体の重
合度は、 を1単位として2〜200程度であり、2つのより長いシ
ロキサン鎖を結合している酸素原子の10%以下が2個の
水酸基で置換されていてもよい。該ラダー重合体が鎖状
重合体である場合、そのSi末端には、Cl等のハロゲン原
子、炭素数1〜6のアルコキシ基、アセトキシ基又は水
酸基が結合し、O末端には、Si末端に対応して、酸素原
子がハロゲン原子に置換され、炭素数1〜6のアルキル
基、アセチル基又は水素原子が結合している。
尚、オルガノシルセスキオキサンのラダー重合体は公知
化合物であり、エンサイクロペデイアオブ ポリマー
サイエンス アンド テクノロジー(Encyclopedia of
Polymer Science and Technology Vol.12 pp.500−501
1970)、特公昭40−15989号、特開昭56−5826号等に記
載の方法によつて製造できるが、本発明において用いら
れるものは、ここに掲げた方法によつて製造されたもの
に限らないことは言うまでもない。
オルガノシルセスキオキサンの具体例を以下に挙げる。
〔式中、メチル基とフエニル基との割合は2:1であり、
夫々の基がこの位置にあるとは限らない。〕 〔式中、メチル基とフエニル基との割合は1:4であり、
夫々の基がこの位置にあるとは限らない。〕 上記化合物I、II、III、IV及びVは、夫々商標各GR10
0、GR150、GR650、GR908及びGR950(オーエンス−イリ
ノイス社製、米国)として市販されている。
本発明において上記パーフルオロアルキル基を含有する
ウレタン化合物 とオルガノシルセスキオキサンのラダー重合体との配合
割合は、通常重量比で99:1〜1:99程度の広い範囲から適
宜選択できるが、離型剤の塗膜性及び離型性能を損わな
いようにするには、95:5〜10:90程度、好ましくは95:5
〜30:70程度とするのがよい。
本発明離型剤を使用して離型処理を行なう際には、まず
本発明離型剤を有機溶剤又は水性媒体中に溶解又は分散
させ、次いで得られた溶液又は分散液を、例えば、型面
にスプレーする。型面に刷毛塗りする、該溶液又は分散
液中に金型を浸漬する等の操作で、型内面に塗布すれば
よい。用いられる有機溶剤としては、例えばベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メタノー
ル、エタノール、ブタノール、プロパノール、イソプロ
パノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケ
トン等のケトン類、酢酸エチル、エチルアセテート等の
エステル類、ジオキサン、テトラハイドロフラン、セロ
ソルブ等のエーテル類、メチルクロロホルム、テトラク
ロロジフルオロエタン、1,1,2−トリクロロ−1,2,2−ト
リフルオロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロ
エチレン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル等
のニトリル類、ジメチルホルムアミド、メタキシレンヘ
キサフロライド等を例示できる。これら有機溶剤は、単
独でも又は併用しても用いることができる。本発明離型
剤の有機溶剤溶液又は水性分散液を製造する場合、離型
剤の濃度は、通常0.01〜40重量%程度、好ましくは0.07
〜3重量%程度とすればよい。本発明離型剤の溶液又は
分散液中に、ジクロロジフルオロメタン、モノフルオロ
トリクロロエタン、ジクロロテトラフルオロエタン等の
プロペラントを添加してエアゾール化すれば、スプレー
処理により、離型処理を簡便化できる。
本発明においては必要に応じて、離型剤の安定性、ぬれ
等を改良する目的でカチオン系、アニオン系、非イオン
系等の各種の界面活性剤類を、また離型性、潤滑性を改
善する目的でフツ素樹脂粉末、フツ化カーボン、アルミ
ニウム粉、銅粉、雲母粉、シリコンオイル、シリコンワ
ニス等を添加してもよい。更に必要に応じて、被膜形成
剤、粘度調整剤等を添加してもよい。
本発明離型剤は、通常の高分子成形体のいずれにも使用
でき、例えば、ゴム、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、繊
維強化合成樹脂及びその他の無機成形体等を型成形する
のに有効である。更に本発明離型剤は、エポキシ樹脂等
の従来の離型剤と反応し易い樹脂、ウレタンフオーム等
のゴム等の型成形に特に有効である。
また本発明離型剤は背面処理剤、アンチブロツク剤等と
しても使用できる。
発明の効果 本発明離型剤は、以下の如き優れた効果を示す。
(1)本発明離型剤は優れた造膜性を有し、複雑な形状
又は大型の成形用型面に均一な塗膜を形成することがで
きる。
(2)0.1%濃度の離型剤でも優れた離型性を発揮する
ため、成形体の寸法精度が向上する。
(3)離型寿命が従来の離型剤に比べて著しく長く、再
処理回数を大巾に減少させ得る。また、重ね塗りが容易
である。従つて、本発明離型剤の使用によつて、生産性
が著しく向上される。
実施例 以下に実施例及び比較例を挙げ、本発明をより一層明瞭
なものとする。以下単に部又は%とある場合、それぞれ
重量部又は重量%を表わすものとする。
実施例1 1 目的 本発明離型剤及び従来の離型剤を、エポキシ樹脂及び半
硬質ウレタンフオームの離型試験に供し、その離型性能
及び離型寿命を夫々測定した。
2 使用した離型剤 (A)本発明離型剤 〔但し及びの含フツ素化合物組成は、n=3のもの
が55モル%、n=4のものが28モル%、n=5のものが
11モル%、n=6のものが4モル%、n=7のものが1
モル%である。〕及び下記に示すオルガノシルセスキオ
キサンのラダー重合体(以下PLOSとする)〜を使用
し、第1表に示す配合割合で11種の本発明離型剤を製造
した。
〔式中、メチル基とフエニル基との割合は2:1であり、
夫々の基がこの位置にあるとは限らない。また2つのよ
り長いシロキサン鎖を結合する酸素原子の3モル%が2
個の水酸基で置換されている。〕 尚、第1表中溶剤の欄において、IPAはイソプロピルア
ルコール、S−3は1,1,2−トリフルオロトリクロルエ
タン、m−XHFはメタキシレンヘキサフロライド、DMFは
ジメチルホルムアミドを示す。(以下同様とする) (B)製造方法 1)No.1〜8の離型剤 含フツ素化合物、PLOS及び溶剤を室温で10分間攪拌混合
し、離型剤を得た。
2)No.9〜12の離型剤 含フツ素化合物、PLOS、溶剤及び添加剤を、室温で10分
間攪拌混合し、離型剤を得た。
(B)従来の離型剤 比較例として使用した、従来の離型剤を第2表に示す。
3 半硬質ウレタンフオームの離型試験 (A)半硬質ウレタンフオームの組成 A液 スミセン3900 (ポリオール) 90部 水 (発泡剤)1.6部 トリエタノールアミン(触 媒) 3部 トリエチルアミン (触 媒)0.5部 カオライザー (整泡剤)0.5部 B液 スミジユール44V20(イソシアネート)41.3部 (B)試験方法 6cm×3cmのアルミニウム金型に、各種離型剤を塗布し、
熱処理して乾燥させた。次いで半硬質ウレタンフオーム
上記A、B液を5000rpm×10sec.で攪拌混合し、直ちに
上記アルミニウム金型に注入した。室温で10分間硬化さ
せた後、引張試験機(引張速度200mm/min)を用いて接
着強度により離型性能を測定する。離型寿命は離型剤を
1回塗布後、更に塗布を行なわずに離型性が悪化するま
でとした。即ち、成形物が完全な形で取れる間離型剤を
塗布せず成形を繰り返し、完全な形で取り出せた回数を
離型寿命とする。第3表の離型性の値は、測定時最も平
均的に現われた離型性の判定値である。尚、第3表にお
ける離型塗膜熱処理条件とは、離型剤を金型に塗布後、
該塗膜を加熱して焼き付け硬化(縮合反応)させた条件
である。
4エポキシ樹脂の離型試験: (A)エポキシ樹脂の組成 A液 エピコート#828(シエル化学製) 100部 B液 トリエチレンテトラミン 10部 (B)試験方法 10×10cmのアルミニウム型上に離型剤を刷毛塗りし風乾
した。次いでエポキシ樹脂上記A、B液をよく混合し、
10cm×10cmのガラスセンイ布(チヨツプスランドマツ
ト、日東紡績(株)〕に含浸させた後金型に注入した。
25℃室温下で1日放置して硬化させた後、引張試験機
(引張速度20mm/min)を用いて90°剥離強度により離型
性能を測定した。離型寿命は離型剤を1回塗布後、更に
塗布を行わずに離型性が悪化するまでとした。即ち成形
物が完全な形で取れる間、離型剤を塗布せずに成形を繰
り返し、完全な形で取りだせた回数を離型寿命とする。
第4表の離型性の値は、測定時に最も平均的に表われた
離型性の判定値である。
また、得られた成形物を洗浄せずに、その2次加工性に
ついて評価した。評価は以下のようにして行つた。即
ち、ボンドEセツトM(エポキシ樹脂を主剤とする接着
剤、コニシ株式会社)の主剤と硬化剤とを容積比1:1に
混合し、得られた接着剤で成形体2枚を接着し、1日間
室温(約30℃)で放置した後、接差されているかを調べ
た。
以上の結果から、本発明離型剤が、従来の離型剤に比べ
著しく優れた離型寿命を有し、離型性能及び二次加工性
の面でも優れていることが判る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 105:68) C10N 40:36

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)パーフルオロアルキル基を有するウ
    レタン化合物及び (B)オルガノシルセスキオキサンのラダー重合体 を含有してなる離型剤。
  2. 【請求項2】パーフルオロアルキル基を有するウレタン
    化合物30〜95重量%及びオルガノシルセスキオキサンの
    ラダー重合体5〜70重量%から成る特許請求の範囲第1
    項に記載の離型剤。
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