JPH07169407A - 改良されたシャドーマスクフレーム支持手段を有するカラー受像管 - Google Patents

改良されたシャドーマスクフレーム支持手段を有するカラー受像管

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JPH07169407A
JPH07169407A JP6223760A JP22376094A JPH07169407A JP H07169407 A JPH07169407 A JP H07169407A JP 6223760 A JP6223760 A JP 6223760A JP 22376094 A JP22376094 A JP 22376094A JP H07169407 A JPH07169407 A JP H07169407A
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Raymond E Keller
エドワード ケラー レイモンド
Joseph John Piascinski
ジョン ピアシンスキ ジョセフ
Edward Shes Neil
エドワード シエス ニール
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/06Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
    • H01J29/07Shadow masks for colour television tubes
    • H01J29/073Mounting arrangements associated with shadow masks

Landscapes

  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はシャドーマスク開口と陰極線発光ス
クリーン蛍光素子の位置合わせ誤差を最小化するカラー
受像管の提供を目的とする。 【構成】 受像管8は種々の発光蛍光素子よりなるスク
リーン22を配置されたパネル12を有するエンベロー
プ10よりなる。パネルは周辺に離間して設置された支
持手段34で取り付けられたシャドーマスクフレーム組
立体30よりなる。マスク24は蛍光素子に対し位置合
わせされる開口25を有する。支持手段はエンベロープ
に取り付けられたスタッド44と、スタッドを係合する
開口60を有するスプリング46と、スプリングと組立
体30に溶接されたプレート48を含む。一方の縁52
に沿う離間した位置50,51で部品を互いに連結させ
る突出部はスプリングとプレートを機械的に接続する。
スプリングとプレートは対向する面の少なくとも一部に
沿って接触し、連結突出部は移動により誘起される衝撃
に対する抵抗力をスプリングとプレートに与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、青色発光と、緑色発光
と、赤色発光の蛍光素子とよりなる陰極線発光スクリー
ンに対し懸垂される周辺側のフレームに取付けられたシ
ャドーマスクを有する形のカラー受像管に係り、特に、
電子銃により発生される電子ビームが適当な蛍光素子に
当たるように、かかる受像管においてマスクフレーム組
立体を支持する改良された手段に関する。
【0002】
【従来の技術】最新のカラー受像管の形において、シャ
ドーマスクを支持する周辺側のフレームは、直接フレー
ムに、或いは、フレームに溶接されるプレートに溶接さ
れるスプリングによってフェースプレートパネルに懸垂
される。直接的に溶接される形において、スプリングは
通常バイメタル素材より作られ;プレートに溶接される
形では、プレートがバイメタル性である。スプリング又
はプレートは、フレームを介してマスクからの熱伝播に
より熱せられるので、バイメタル素材は様々に膨張し、
これにより、パネル上に配置されたスクリーンの方向に
マスクフレーム組立体の動きを誘起するようスプリング
又はプレートを曲げる。膨張するマスクフレーム組立体
のスプリングに対する力の作用によりスクリーン方向に
同じ動きを誘起するために、スプリングの幾何学的な構
造を使用することも周知である。
【0003】一般的に、3又は4本のスプリングが受像
管の矩形状フェースプレートパネルにマスクフレーム組
立体を支持するために使用される。3本のスプリング支
持装置において、1本のスプリングは、通常、マスクの
上方中央に置かれ、他の2本のスプリングは、マスクの
側の中央と、マスクの下方の2つの隅との間に受像管の
側面に沿って置かれる。4本のスプリング支持装置にお
いて、スプリングは、通常、マスクの上方及び下方の中
央と、マスクの左及び右側の中央に置かれる。3本及び
4本の両方のスプリング支持装置において、上述の如
く、受像管の製造及び/又は動作中に、マスクフレーム
組立体が僅かに捩じれ、フェースプレートに対してシフ
トする可能性がある。マスクフレーム組立体の捩れ及び
シフトを最小にする周知の手段は、フレームの4隅にス
プリング支持を使用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のプレート形の構
造に伴う問題は、スプリングのプレートへの取付けと、
プレートのフレームへの取付けに使用される溶接の質を
非破壊的に評価することが困難なことである。欠陥のあ
る溶接は、熱又は機械的な衝撃に起因して発生し、溶接
作業は互いに接合されるべき部分と溶接電極の間の不適
切な接触のために、溶接スプラッシュ、即ち、溶接領域
から放出される金属片を生じる可能性がある。溶接スプ
ラッシュ片は閉じた受像管内に取り込まれ、外見上又は
電気的な問題を発生する可能性がある。溶接に関連する
他の問題は、接続されるべき部品が同じ高さの面にない
場合、溶接ナゲットが部品の間に形成され、衝撃の荷重
下で溶接の失敗、又は、部品とシャドーマスクとの相対
的な回転を生じさせ得る枢軸点として作用することであ
る。かかる条件下では、シャドーマスク内の開口と陰極
線発光スクリーンの蛍光素子との間に位置合わせ誤差が
生じ、これにより、電子ビームは意図した領域以外のス
クリーンの領域に当たる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による改良された
カラー受像管は、陰極線発光スクリーンがその上に配置
されたフェースプレートパネルを有する真空にされたガ
ラスのエンベロープよりなる。パネルは、パネル内の周
辺に離間した位置に設置された支持手段によりそこに取
り付けられたカラー選択電極組立体よりなる。支持手段
は離間した位置の各々で、ガラスのエンベロープに取り
付けられたスタッドと、スタッドを係合する開口をそこ
に有するスプリングと、スプリングとカラー選択電極組
立体との間に溶接されるプレートとを含む。部品の一方
の縁に沿って2つの離間した位置で部品を互いに連結さ
せる突出部によってスプリングとプレートを機械的に接
続することにより改良がなされる。
【0006】
【実施例】矩形状のフェースプレートパネル12と、矩
形状のファンネル16により接続された管状のネック1
4とよりなるガラスエンベロープ10を有する矩形状の
カラー受像管8を図1に示す。パネル12はビューイン
グフェースプレート18と、ファンネル16に封じられ
た周辺フランジ又は側壁20とよりなる。フェースプレ
ートパネル12は2本の直交する軸:幅の広い方の寸法
(通常は水平方向)に平行な長軸X−Xと、幅の狭い方
の寸法(通常は垂直方向)に平行な短軸Y−Yとを含
む。長軸及び短軸は、ネック14の中心及びパネル12
の中心を通る受像管の中心長手方向軸Z−Zに垂直であ
る。青色と、緑色と、赤色発光蛍光素子とからなる3色
蛍光スクリーン22はフェースプレート18の内側面に
より担持される。このスクリーンは短軸Y−Yに実質的
に平行に伸展する蛍光ラインを備えるラインスクリーン
であることが望ましい。或いは、スクリーンはドットス
クリーンでも良い。多重に開口されたカラー選択電極、
又は、シャドーマスク24は、改良された手段により、
スクリーン22に対し所定の離間した関係で取外し可能
に取り付けられる。電子銃26は、3本の電子ビームを
発生し、マスク24の湾曲開口部25の中の開口を通る
コンバージェンスパスに沿ってスクリーン22に照射す
るようネック14の中心に取り付けられる。
【0007】図1の受像管は、ファンネル−ネック接続
部の近くに設置されるヨーク28のような外部磁気偏向
ヨークとともに使用するよう設計される。ヨーク28は
作動されると、スクリーン22上に矩形上のラスタで水
平方向及び垂直方向にビームを走査させる磁場を3本の
ビームに加える。シャドーマスク24は、周辺のシャド
ーマスクフレーム32をさらに含むマスクフレーム組立
体30の一部である。マスクフレーム組立体30は、図
1及び2のフェースプレートパネル12内に置かれて示
されている。マスクフレーム組立体30は図2、3及び
4に示す4つの改良された支持手段34によりパネル1
2に取り付けられる。
【0008】シャドーマスク24は、湾曲開口部25
と、開口部25を囲む無開口境界部27と、境界部27
から後方に曲げられスクリーン22から延在する裾部2
9とを含む。マスク24の裾部29は、フレーム32の
内部に嵌め込み、或いは、内側に設置されて、その内側
面に溶接される。支持手段34は、マスクフレーム組立
体30及びパネル12の周辺に離間した位置に置かれ
る。各支持手段34は、スタッド44と、スプリング4
6と、プレート48とを含む。各スタッド44は、例え
ば、対角の寸法が66cmである26D受像管の長軸及
び短軸に沿ってパネルの側壁20に取り付けられた円錐
形状の金属部材である。スプリング46の開口60はス
タッド44の自由端に係合する。プレート48は、積層
され、或いは、対向する関係で互いに結合された第1の
金属層48aと、第2の金属層48bとよりなるバイメ
タル素子である。スプリング46はプレート48の第1
の金属層48aに接触して取り付けられ、第2の金属層
48bはフレーム32に取り付けられる。プレート48
のバイメタル金属は、熱せられたときに、プレートがフ
レームの方向に動き、マスクフレーム組立体30がスク
リーン22の方向に移動するように選ばれる。かくし
て、フレームに隣接する金属層48bの熱膨張率は、ス
プリングに取り付けられた層48aの熱膨張率よりも小
さいことが必要とされる。この温度補償構造は、197
4年4月9日にモレルに発行された米国特許第3,80
3,436号明細書に記載されている。
【0009】従来の技術とは異なり、スプリング46
は、溶接ではなく、対向する面に沿う構成部品を連結さ
せる突出部を使用して構成部品を互いに機械的に接続す
ることにより、プレート48に取り付けられる。この突
出部は、接続された部品の一方の縁52に沿って2つの
離間した位置50及び51で形成される。連結突出部の
断面を図4に示す。本実施例において、突出部の中心は
約19.05mm(0.750インチ)離間し、接続さ
れた部品の縁52から約4.78mm(0.188イン
チ)離間する。プレート48のもう一方の端は、従来の
溶接、或いは、上記の形の突出部を利用してフレーム3
2に取り付けられる。図3に示す取付け点53と54
は、約25.4mm(1.00インチ)離間し、プレー
ト48の対向する縁55から約4.78mm(0.18
8インチ)離間する。取付け位置50及び51と、点5
4及び54の間の側面の距離Aは、温度補償を実現する
ためのプレート48の動きに適切な位置を設けるために
約22.20mm(0.874インチ)である。
【0010】位置50及び51で連結突出部は、例え
ば、ミシガン州ウォレンのテック−ライン エンジニア
リング社、又は、ミシガン州メリースビルのBTM社か
ら入手可能な従来の締め付け装置を使用して形成され
る。溶接或いはリベット留めのような従来の取付け手段
に対する連結突出部の利点は、溶接スプラッシュが除去
され、締め付けの品質を非破壊的に検査し得、締め付け
位置の精度が高く、リベット用の孔を事前に形成する必
要がなく、リベット留めに必要とされる付加的な部品が
除去されることである。連結突出部の欠点は、同じナゲ
ットサイズの「良好な」溶接の強度の約70%しか得ら
れないことであるが;しかし、突出部のナゲットサイズ
を僅かに拡大することにより、かなりの締め付け強度を
得ることが可能である。
【0011】連結突出部の予期しない利点は、関連する
スプリング46とプレート48を互いに取り付けるため
の新規な連結突出部を利用するシャドーマスク組立体が
そここに取り付けられたパネルに対し、衝撃テストと静
的荷重テストの結果が改善されることである。衝撃テス
トは、位置50及び51に連結突出部で作られる12の
テストパネル組立体に関して行われた。テスト組立体は
スプリングがプレートに溶接された従来の8つの(対
照)パネル組立体に対して評価された。テスト及び対照
パネル組立体の両方は、プレートがシャドーマスク組立
体のフレームに溶接された。
【0012】このパネルは、1977年9月20日発行
の米国特許第4,049,452号明細書に記載される
ような従来のマトリクス処理を使用して製造された。光
に露光されるときにその可溶性の変わるフォトレジスト
溶液がパネルの内側面に沈着され、乾燥される。シャド
ーマスク組立体はパネルに設置され、光源からの光はフ
ォトレジストの選択された領域を露光するようマスクの
開口を通して放射される。本例において、光源は、緑色
発光蛍光素子の上に当たる電子ビームのとる角度と同じ
角度で光を導く。マスク組立体はパネルから除去され、
露光されていないより可溶性のあるフォトレジスト部分
は、洗浄により除去される。次いで、光吸収性のマトリ
クス素材の溶液がパネルの露出した領域と、露光された
フォトレジストの保持された領域に沈着される。マトリ
クス溶液は乾燥され、適当な腐食液でエッチングされ
る。この腐食液はフォトレジストの下側の保持された領
域及び上側のマトリクス素材を軟化して除去し、フォト
レジストの下側の保持された領域と上側のマトリクス素
材が先に占めていた位置に形成される窓を消去してパネ
ルの大部分に光吸収性マトリクス素材を残す。
【0013】マトリクス内の窓は位置合わせのシフトを
測定する方法を提供する。上述の如く、窓が形成されて
シャドーマスク組立体がパネル内に保持されるとき、露
光用光源からの光は開いた窓を通過し、光の位置はマト
リクス位置合わせ読み取り機と呼ばれる装置を使用して
正確に読み取られる。次いで、シャドーマスク組立体が
そこに担持されたパネルに35Gの衝撃を加える落下テ
ストによってパネルに衝撃が加えられる。ここで、Gは
重力である。パネル組立体は通常のビューイング方向に
パネルにより衝撃が加えられる。この方向の衝撃は、表
1に「Y」で示され、さらにパネル組立体の面を下向き
にする場合に「FD」、面を上向きにする場合に「F
U」で示す。各テストには別個のパネルが利用される。
衝撃テストに先立って、パネル組立体は、450±15
°Cの温度で動作する安定化炉の中を通すことにより熱
的に応力を巡らされる。熱的応力の循環が各パネルに対
し「最悪の」状態を与えるために5回繰り返される。落
下テストの結果は表1に示す。「C」は従来的にスプリ
ング及びプレートを溶接された対照用受像管を示し、
「T」はスプリング及びプレートが図3及び4に示す突
出部により連結されたテスト用受像管を示す。位置合わ
せのシフトは、各パネル組立体に対して以下の7箇所:
中央(CTR)と;スクリーン(2D、8D、4D及び
10D)の縁から約25mmで各対角に沿って;及び、
長軸(3:00及び9:00)に沿って測定される。表
示された測定値は、マトリクスに窓を形成するために使
用される同一光源からマスク組立体及び窓を介して光を
照射し、次いで、35Gの衝撃に起因する変位又は「位
置合わせの誤差」の量を測定することにより得られた。
この値はマイクロメータ(μ)で示され;変位の絶対値
が小さいほど、位置合わせのシフトは少ない。プラス
(+)及びマイナス(−)の符号は、一方の方向又はも
う一方の方向のシフトに関連する。
【0014】
【表1】
【0015】通常のビューイング方向(Y)でパネル組
立体と共に落下された対照用及びテスト用パネルに対す
る位置合わせのシフトの比較により、中央において、テ
スト用パネルと対照用パネルは等しい位置合わせ誤差量
を有することが明らかになった。しかし、2D、3:0
0、4D、9:00及び10Dの位置において、テスト
用パネルに対する位置合わせ誤差の絶対値は、対照用パ
ネルよりも2乃至5μ少ない範囲にあり、8Dの位置で
は、テスト用パネルの平均は対照用パネルよりも5μ大
きい位置合わせ誤差を有する。平均して、Y方向の衝撃
テストに対し、テスト用パネルの全体的な位置合わせの
誤差は対照用パネルよりも小さい。面を上にする(F
U)位置の場合の落下テストにより、テスト用パネル
は、対照用パネルと比べて、中央と、2D、3:00、
及び、4Dの位置で位置合わせ誤差の小さい好ましい結
果を得たが、8D、9:00及び10Dの位置では、位
置合わせ誤差が僅かに大きい。面を下にするテスト(F
D)において、テスト用パネルは対照用パネルよりも良
い結果は得られないが、全ての結果が思わしくない。
【0016】従来の溶接によって作られた2つの付加的
な受像管と、新規の連結突出部を使用するプレートに取
付けられたスプリングを有する2つのテスト用受像管と
に対する静的荷重テストの結果を夫々表2及び表3に示
す。
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】静的荷重テストにおいて、フレームの隅、
2D(2時方向)の隅に対し圧力が加えられ、マトリク
スの開口を通る光源の変位は、隅(2D、4D、8D及
び10D)と、長軸(3:00と9:00)で記録され
た。すべての測定はスクリーンの縁から約25mmで行
われる。この押しつけ力は5ポンド(2.268kg)
の増分で増加され、対応する変位が記録された。
【0020】テスト受像管T13及びT14のプレート
及びスプリングは、部品を連結する新規の突出部により
機械的に接続される。対照用受像管C11及びC12の
プレート及びスプリングは、従来の溶接により接続され
る。衝撃テスト用の受像管に関して上述した如く、テス
ト用及び対照用受像管のプレートはいずれもシャドーマ
スクフレームに溶接される。テスト用受像管T13及び
T14の連結されたプレートとスプリングは、変位又は
位置合わせ誤差に対して対照用受像管よりも大きな抵抗
性を生じる。このことは、隅2Dにおいて静的な荷重が
40から50ポンドに増加する際に、接触していない隅
(10D)における最大の変位を比較することにより推
断できる。45ポンドのテスト荷重により、そこにマス
クフレーム組立体を取り付けられたパネルが製造中に誤
って取り扱われてマスクフレームが接触する場合に、マ
スクフレーム組立体に加わる力をシミュレートする。
【0021】表2を参照するに、40ポンドの荷重が対
照用受像管の隅2Dに印加されるときに、接触していな
い隅における最大の変位が対照用受像管の10Dの隅に
生じ、ここで、位置合わせ誤差は夫々11及び12μで
ある。しかし、表3に示す如く、テスト用受像管に対し
て、隅2Dに同じ40ポンドの荷重を加えることによ
り、隅10Dに夫々4及び0μの変位が得られる。隅2
Dにおける荷重が55ポンドまで増加されるときに、対
照用受像管に対する隅10Dにおいて対応する変位は、
表2に示す如く、35及び40μであり;一方、テスト
用受像管に対する変位は、表3に示す如く、夫々19及
び13μにすぎない。
【0022】パネルとシャドーマスクフレーム組立体の
長軸及び短軸に設置された支持手段に関して本発明を説
明したが、支持手段はパネル及びマスクフレーム組立体
の他の位置に設けても良い。図5、6及び7に示す如
く、支持手段34’はマスクフレーム組立体30’及び
パネル12’の4隅の各々に含まれる。図1乃至4に示
す構成部品と同一構成部品には、同一番号の符号をラベ
ル付けする。各々の支持手段34’は、スタッド44’
とスプリング46’とプレート48’とを含む。各プレ
ート48’は、フレーム32’の面取りされた隅で一方
の端の近くに溶接される。この溶接は従来のものでも良
く、或いは、点53’及び54’においてフレーム3
2’をプレート48’に連結させる1対の新規の突出部
を使用しても良い。スプリング46’は、第1の実施例
に関し図4に示した方法で部品を互いに位置50’及び
51’において連結させる突出部によって、その一方の
端でプレート48’の他の端に取付けられる。スプリン
グ46’は、その自由端の近くに、スタッド44’の円
錐形部分を係合する開口60’を有する。
【0023】図6に示す如く、プレート48’は積層さ
れたバイメタル構造よりなる。フレーム32’に対向す
る一の金属層48a’は高熱膨張性の素材であり、スプ
リング46’に対向するもう一方の金属層48b’は低
熱膨張性の素材である。スプリング46’とプレート4
8’の各々は、受像管動作中にマスク24’の熱膨張を
補償して、マスクフレーム組立体30’をスクリーンに
相対的に動かすために必要な補償に寄与する。スプリン
グとプレートの寄与の程度は、1991年11月5日に
ラグランド、Jr.に発行された米国特許第5,06
3,325号明細書に記載されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカラー受像管の軸方向側断
面図である。
【図2】本発明の望ましい一実施例によるシャドーマス
ク組立体を支持するフェースプレートパネルの略背面図
である。
【図3】シャドーマスク組立体の一部分とその支持手段
を示す図2の線3−3についての断面図である。
【図4】支持手段の連結突出部の詳細を示す図3の4−
4についての断面図である。
【図5】本発明の他の望ましい一実施例によるフェース
プレートパネルとシャドーマスク組立体の4分の1の略
背面図である。
【図6】図5のパネル−シャドーマスク組立体の隅の部
分断面図である。
【図7】隅支持手段を示す図5の線7−7についての断
面図である。
【符号の説明】
10 ガラスエンベロープ 12,12’ フェースプレートパネル 14 ネック 16 ファンネル 18 ビューイングフェースプレート 20 周辺フランジ又は側壁 22 蛍光スクリーン 24,24’ シャドーマスク 25 湾曲開口部 26 電子銃 27 無開口境界部 28 ヨーク 29 裾部 30,30’ マスクフレーム組立体 32,32’ フレーム 34,34’ 支持手段 44,44’ スタッド 46,46’ スプリング 48,48’ プレート 48a,48b,48a’,48b’ 金属層 50,51,50’,51’ 突出部の位置 52 部品の縁 53,54,53’,54’ 取付け点 60,60’ 開口
フロントページの続き (72)発明者 レイモンド エドワード ケラー アメリカ合衆国 ペンシルベニア 18411 クラークス・サミット ローレル・ヒ ル・ロード 2064 (72)発明者 ジョセフ ジョン ピアシンスキ アメリカ合衆国 ペンシルベニア 17540 レオラ プレザント・バレイ・ドライブ 305 (72)発明者 ニール エドワード シエス アメリカ合衆国 ペンシルベニア 17543 リティッツ ライディングス・ウェイ 86

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線発光スクリーンをその内側面に設
    置されたフェースプレートパネルを有する真空にされた
    ガラスのエンベロープと、該スクリーンに離間した関係
    で取り付けられたカラー選択電極組立体とからなり、該
    組立体は周辺に離間した位置に置かれた支持手段により
    該パネルに固定され、該支持手段は各々の該離間した位
    置で該パネルに取り付けられたスタッドとスプリングと
    プレートとを有し、該スプリングは該プレートに取り付
    けられ、該スプリングはそこにスタッド係合開口部を有
    し、該プレートは該フレームに固定されたカラー受像管
    であって;該スプリングと該プレートの一方の縁に沿っ
    て2つの離間した位置で該スプリングと該プレートを互
    いに連結させる突出部により機械的に接続された該スプ
    リングと該プレートとよりなるカラー受像管。
  2. 【請求項2】 前記フェースプレートパネルは矩形状で
    あり、前記支持手段の周辺に離間した位置は該パネルの
    対向して配置された側に沿ってある請求項1記載の受像
    管。
  3. 【請求項3】 前記フェースプレートパネルは矩形状で
    あり、前記支持手段の周辺に離間した位置は該パネルの
    隅にある請求項1記載の受像管。
  4. 【請求項4】 前記プレートは2つの離間した点で該プ
    レートと該フレームを互いに連結させる突出部により前
    記フレームに機械的に接続される請求項1記載の受像
    管。
  5. 【請求項5】 前記離間した点は前記スプリングに取り
    付けられた一方の縁に対向して前記プレートの縁に沿っ
    てある請求項4記載の受像管。
  6. 【請求項6】 矩形状のパネルをビューイング部と該ビ
    ューイング部に接続された周辺側の側壁と共に有する真
    空にされたガラスのエンベロープと、該パネルの該ビュ
    ーイング部の内側面に配置された種々の色を発光する蛍
    光素子よりなる陰極線発光スクリーンと、該スクリーン
    に離間した関係で取り付けられた該パネル内にある矩形
    状のシャドーマスク組立体とよりなり、該シャドーマス
    ク組立体は開口された部分とフレームとを含み、該開口
    された部分の開口は該スクリーンの蛍光素子と位置合わ
    せされ、該組立体は周辺に離間した位置に置かれた支持
    手段により該パネル内に取付けられ、該支持手段は該離
    間した位置の各々に該パネルの該側壁に取り付けられた
    スタッドを含み、スプリング及びバイメタルプレートは
    向き合う関係で第1の金属層及び第2の金属層を有し、
    該金属層は異なる熱膨張係数を有し、該スプリングは該
    プレートの該第1の金属層に接触して取付けられ、該ス
    プリングはそこにスタッド係合開口部を有し、該プレー
    トの該第2の金属層は該フレームに固定されるカラー受
    像管であって;該スプリング及び該プレートの一方の縁
    に沿って2つの離間した位置で該スプリングと該プレー
    トを互いに連結させる突出部により互いに機械的に接続
    された該スプリングと該プレートとよりなり、該突出部
    は該プレートから該スプリングに延在し、それにより、
    該スプリングと該プレートはその向き合う面に沿って接
    触し、連結する突出部は衝撃が誘起する回転に対する抵
    抗性を該スプリングと該プレートに与え、該シャドーマ
    スクの該開口部と該スクリーンの該蛍光素子との間の位
    置合わせ誤差を最小にするカラー受像管。
  7. 【請求項7】 前記支持手段の周辺に離間した位置は前
    記パネルの対向して配置された側にある請求項6記載の
    受像管。
  8. 【請求項8】 前記支持手段の周辺に離間した位置は前
    記パネルの隅にある請求項6記載の受像管。
  9. 【請求項9】 前記プレートは2つの離間した点で該プ
    レートと該フレームを互いに連結させる突出部により該
    フレームに機械的に接続される請求項6記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記離間した点は前記スプリングに取
    り付けられた一方の縁に対向して前記プレートの縁に沿
    ってある請求項7記載の受像管。
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