JPH07168159A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH07168159A
JPH07168159A JP5342064A JP34206493A JPH07168159A JP H07168159 A JPH07168159 A JP H07168159A JP 5342064 A JP5342064 A JP 5342064A JP 34206493 A JP34206493 A JP 34206493A JP H07168159 A JPH07168159 A JP H07168159A
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scanning
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二値表示並みの最明状態を示し、且つ短時間
で階調表示できる時間変調型の表示装置を提供する。 【構成】 A11〜A44のマトリクス画面を有する表示装
置において、1画面走査期間を6分割し、順に走査単位
である第1、第3、第1、第2、第2、第3サブフレー
ムを割り当て、第1及び第3サブフレームでは走査アド
レスの1番目から、第2サブフレームでは走査アドレス
の3番目から選択することにより、各サブフレームの表
示期間を第1:第2:第3=1:3:5と不均等に分割
し、これら不均等な表示期間の組み合わせにより8階調
の時間変調を可能にした表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時間変調により階調表
示を行なう表示装置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来、階調表示機能を持たない表示装置
において、疑似的に階調表示を行なう方法として、2状
態、例えば白表示と黒表示の出現時間比率を変化させる
方法がある。これは一般に時間変調、フレーム(画面)
変調またはフレーム間引きと呼ばれる方式で、例えば特
開昭61−69036号公報等に開示されている。しか
しながらこの方式では階調数だけ余分に時間がかかり、
1画素で8階調を表示するためには、従来の二値表示の
7フレーム分の時間を必要とした。
【0003】これに対し、特開昭62ー56936号公
報に開示されている、サブフレーム(変調時間単位)毎
にリセットパルスを入れるタイミングを異ならせること
により、従来の二値表示の3フレーム分の時間で8階調
を表示する方式が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記3
フレーム分の時間で8階調表示する方式は、図26
(b)に示すように、リセット期間が長いため、最明表
示時の平均輝度を、二値表示時より40%近くも低下さ
せてしまうという問題があった。
【0005】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、短時
間で且つ最明表示時の平均輝度を二値表示時並みに保つ
時間変調方式により階調表示を行なうマトリクス表示装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、走査電極群と
情報電極群とからなるマトリクス電極を有し、複数回の
走査により1画面の階調表示を行なう時間変調型マトリ
クス表示装置であり、1画面走査期間内において、全て
の情報電極に対して情報信号波形の印加間隔を実質的に
均等に設定し、各走査単位の表示期間が走査単位毎に異
なり、走査単位及び走査電極をそれぞれ不連続に選択す
ることを特徴とするものである。
【0007】本発明は、前記時間変調により階調表示を
行なう装置であり、複数の走査により1画面表示を行な
う。本発明において、上記1画面走査期間とは、最終的
な1画面を表示するために必要な走査の合計期間であ
り、該所定の1表示画面を1フレーム、また、階調表示
するために複数回行なわれる走査の1回分の走査単位で
表示される画面をサブフレームと呼ぶ。即ち、サブフレ
ームを所定回数走査することにより1フレームが表示さ
れる。
【0008】
【作用】本発明の駆動方式の具体例を図20〜26を用
いて説明する。
【0009】図20は駆動制御回路図である。同図にお
いて、DSPはディスプレイユニットで、A11,A12
…A44は各々の画素を示す。M1、M2、M3はフレー
ムメモリで各々4×4=16ビットのメモリ容量を有す
る。メモリM1、M2、M3にはデータバスDBからデ
ータが送られ、コントロールバスCBにより書込み、読
み出しのアドレス制御される。
【0010】FCはフレーム開始信号、SFCはサブフ
レーム切換信号、DCはそのデコーダ、MPXはメモリ
M1、M2、M3の出力のうちの1つを選択するマルチ
プレクサ、Hsyncは走査クロック信号、CNTはカウン
タ、SRは直列入力並列出力シフトレジスタ、DR1〜
DR4は情報駆動回路、DR5〜DR8は走査駆動回路
であり、D1〜D4、B1〜B4に波形を印加する。
【0011】図21は1フレームにおける各画素の階調
データであり、各階調データの上位ビットはメモリM3
に、中位ビットはメモリM2に、下位ビットはメモリM
1にそれぞれデータバスを介して入力される。
【0012】図22(a)〜(c)はM1〜M3の概念
図、図23、24は図20の回路の駆動タイミングチャ
ートを示している。
【0013】メモリM1の内容を表示する画面を第1サ
ブフレーム、メモリM2の内容は第2フレーム、メモリ
M3の内容は第3フレームと呼び、1フレーム走査期間
を6分割して順に第1、第3、第1、第2、第2、第3
フレームの走査期間に割り当てる。第1、第3サブフレ
ームにおいては走査選択をDR5、DR6、DR7、D
R8の順に、第2サブフレームにおいてはDR7、DR
8、DR5、DR6の順に行なう。すると、上記6分割
されたうちの1つの期間では走査ラインは2本しか選択
できないため、各走査電極は2分割されたサブフレーム
の前半或いは後半のいずれかで選択されることになる。
選択された走査ラインでは先ず1フレーム走査期間の1
/12の期間で書込みが行なわれ、その後同じ走査ライ
ンを異なるサブフレームで走査するまで表示が行なわれ
る。従って、各サブフレームの表示する期間は、A11
44全てについて、第1:第2:第3=1:3:5とな
る。よって、サブフレームの組み合わせにより、0/
9、1/9、3/9、4/9、5/9、6/9、8/
9、9/9の8種類の期間が選択でき、その結果、時間
変調により8階調表示することができる。
【0014】図21及び図22に示す階調データを持つ
場合の各画素の表示階調の様子を図24に示す。図24
に示された数値は1フレーム走査期間の表示期間中に明
表示をする期間を示している。従って、最暗表示は0、
最明表示は1である。図25はこの表示に用いた波形で
あり、走査選択信号波形は画素を暗状態にするリセット
パルスと、明状態又は暗状態を選択する選択パルスで構
成される。以下に図20の回路の動作を説明する。
【0015】フレーム開始信号FCが発生すると、メモ
リM1〜M3のデータはコントロールバスCB及びデー
タバスDBにより書き換えられる。そしてサブフレーム
切換信号SFCが発生し、デコーダDCがマルチプレク
サMPXをメモリM1からのデータを選択するようセッ
トする。
【0016】走査クロックHsyncに同期してカウンタC
NTはドライバDR5からB1に走査選択信号波形を印
加する。この時、シフトレジスタSRにはメモリM1の
第1行のデータが入力されており、ドライバDR1、D
R2、DR4では暗信号波形、DR3では明信号波形が
印加される。従って画素A13のみが明状態、A11
12、A14は暗状態となる。次の走査クロックHsync
同期してカウンタCNTはドライバDR6に走査選択信
号波形を印加する。この時シフトレジスタSRにはメモ
リM1の第2行のデータを入力する。
【0017】次に、サブフレーム切換信号SFCが発生
すると、デコーダDCはマルチプレクサMPXをメモリ
M3からのデータを選択するようセットする。その後上
述のように行走査信号Fと同期して走査選択信号波形と
情報信号波形を出力してゆく、サブフレームの選択順序
及びサブフレーム内の走査選択順序は別途メモリ領域を
用意し(不図示)、予め内容を設定しておく。ここでは
表1及び表2に示す内容とした。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】1フレームが終わると、再びフレーム開始
信号FCが発生し、メモリM1〜M3のデータを次のフ
レームのデータに書き換える。
【0021】尚、サブフレーム切換信号SFCを用い
ず、走査クロックHsyncに同期してサブフレーム、走査
アドレスを共に切り換える構成にしても良い。その際に
は表3に示す内容を予めメモリ領域に設定しておく。
【0022】
【表3】
【0023】以上説明した通り、本発明の表示装置にお
ける階調駆動方式は、従来の時間変調方式による階調駆
動方式より短時間且つ高輝度で同等の階調数表示能力を
持つものである。従来例との比較を表4、表5及び図2
6に示す(二値表示時を基準とする)。
【0024】
【表4】
【0025】
【表5】
【0026】
【実施例】
(実施例1)図1に本発明の一実施例の表示装置を示
す。この表示装置は、図2に示す走査電極201と情報
電極202とで構成したマトリクス電極を有する表示部
101、情報信号を情報電極202を介して液晶に印加
する情報信号印加回路103、走査信号を走査電極20
1を介して液晶に印加する走査信号印加回路102、走
査信号制御回路104、情報信号制御回路106、駆動
制御回路105、表示部101の温度を検知するための
サーミスタ108、及びサーミスタ108の出力に基づ
いて表示部101の温度を検知する温度検知回路109
を備える。走査電極201と情報電極202との間に
は、液晶等光学変調物質が配置されている。107はグ
ラフィックコントローラであり、ここから送り出される
データは駆動制御回路105を通して走査信号制御回路
104と情報信号制御回路106に入力され、それぞれ
アドレスデータと表示データに変換されるようになって
いる。また、液晶表示部の温度がサーミスタ108を介
して温度検知回路109に入力され、温度データとして
駆動制御回路105を通して走査信号制御回路104に
入力される。そして、アドレスデータと温度データに従
って走査信号印加回路102が走査信号を発生し、液晶
表示部101の走査電極201に印加するようになって
いる。また、表示データに従って情報信号印加回路10
3が情報信号を発生し、表示部101の情報電極202
に印加するようになっている。
【0027】図2において、222は走査電極201と
情報電極202との交差部分により構成され表示単位と
なる画素である。各走査電極201と情報電極202、
200本と640本でこのような640×400個の画
素のマトリクス(マトリクス電極)を構成している。
【0028】図3は表示部101の部分断面図である。
同図において、301はアナライザ、305はポラライ
ザであり、これらはそれぞれクロスニコルに配置されて
いる。302と304はガラス基板、303は光学変調
物質、306はスペーサである。
【0029】本発明において用いられる上記光学変調物
質としては、加えられる電界に応じて第1の光学的安定
状態(例えば明状態を形成するものとする)と第2の光
学的安定状態(例えば暗状態を形成するものとする)と
のいずれかを取る、即ち電界に対する双安定状態を有す
る物質、特に液晶が用いられる。
【0030】本発明に係る駆動法で用いることができ
る、双安定性を有する液晶としては、強誘電性を有する
カイラルスメクティック液晶が最も好ましく、そのうち
カイラルスメクティックC相(SmC* )、H相(Sm
* )、I相(SmI* )、F相(SmF* )、G相
(SmG* )、の液晶が適している。この強誘電性液晶
については、”LE JOURNAL DE PHYS
IQUE LETTERS”36(L−69)197
5,「Ferroelectric LiquidCr
ystals」;”Applied Physics
Letters”36(11)1980,「Submi
cro Second BistableElectr
ooptic Switching in Liqui
d Crystals」;”固体物理”16(141)
1981「液晶」の記載されており、本発明ではこれら
に開示された強誘電性液晶を用いることができる。
【0031】より具体的には、例えばデシロキシベンジ
リデン−p’−アミノ−2−メチルブチルシンナメート
(DOBAMBC)、ヘキシルオキシベンジリデン−
p’−アミノ−2−クロロプロピルシンナメート(HO
BACPC)及び4−o−(2−メチル)−ブチルレゾ
ルシリデン−4’−オクチルアニリン(MBRAS)等
が挙げられる。これらの材料を用いて、素子を構成する
場合、液晶化合物がSmC* 、SmH* 、SmI* 、S
mF* 、SmG* となるような温度状態に保持するた
め、必要に応じて素子をヒーターが埋め込まれた銅ブロ
ック等により指示することが好ましい。
【0032】図4は強誘電性液晶セルを模式的に描いた
例である。図中、11と11’はIn23 、SnO2
やITO(Indium−Tin Oxide)等の透
明電極がコートされた基板(ガラス板)であり、その間
に液晶分子層12がガラス面に垂直になるよう配向した
SmC* 相の液晶が封入されている。太線で示した線1
3が液晶分子を表わしており、この液晶分子13は、そ
の分子に直交した方向に双極子モーメント14を有して
いる。基板11と11’上の電極間に一定の閾値以上の
電圧を印加すると、液晶分子13のらせん構造がほど
け、双極子モーメント14は全て電界方向を向くよう、
液晶分子13の配向方向を変えることができる。液晶分
子13は細長い形状を有しており、その長軸方向と短軸
方向で屈折率異方性を示し、従って例えばガラス面の上
下に互いにクロスニコルの位置関係に配置した偏光子を
置けば、電圧印加極性によって光学特性が変わる液晶光
学変調素子となることは、容易に理解される。
【0033】さらに液晶セルの厚さを十分に薄くした場
合(例えば1μm)には、図5に示すように電界を印加
していない状態でも液晶分子のらせん構造はほどけ(非
らせん構造)その双極子モーメントP又はP’は上向き
24又は下向き24’のどちらかの配向状態をとる。こ
のようなセルに図5に示す如く一定の閾値以上の極性の
異なる電界E又はE’を付与すると、双極子モーメント
は電界E又はE’の電界ベクトルに対応して上向き24
又は下向き24’と向きを変え、それに応じて液晶分子
は第1の安定状態23(明状態)、或いは第2の安定状
態23’(暗状態)の何れか一方に配向する。
【0034】このような強誘電性液晶を光学変調素子と
して用いることの利点は2つある。第1に応答速度が極
めて速いこと、第2に液晶分子の配向が双安定性を有す
ることである。第2の点を例えば図5によって説明する
と、電界Eを印加すると液晶分子は第1の安定状態23
に配向するが、電界を切ってもこの第1の安定状態23
が維持され、また、逆向きの電界E’を印加すると、液
晶分子は第2の安定状態23’に配向してその分子の向
きを変えるが、やはり電界を切ってもその状態を保ち、
それぞれの安定状態でメモリ機能を有している。また、
与える電界Eが一定の閾値を超えない限りそれぞれの配
向状態にやはり維持されている。このような応答速度の
速さと、双安定性が有効に実現されるには、セルとして
はできるだけ薄い方が好ましく、一般的には0.5μm
〜20μm、特に1μm〜5μmが適している。この種
の強誘電性液晶を用いたマトリクス電極構造を有する液
晶−電気光学装置は、例えばクラークとラガバルによ
り、米国特許第4367924号明細書で提案されてい
る。
【0035】図6は3つのサブフレームを用い、8階調
表示する際のタイミングチャートである。同図におい
て、FCはフレーム開始信号、Hsyncは走査クロック信
号、MPXはフレームメモリM1、M2、M3(不図
示)のうち1つのメモリを選択するマルチプレクサ(不
図示)の選択ライン、B1〜B200は走査電極又は走
査アドレス、カウントはフレーム内での表示部走査の回
数を表わす。
【0036】先ずフレーム開始信号FCが発生し、メモ
リM1〜M3のデータが書き換えられる。そして走査ク
ロック信号Hsyncに同期してマルチプレクサの選択内容
MPXと走査アドレスが表6の順序で変わってゆく。表
7は走査順序の説明のため表6の内容を書き換えたもの
である。MPXの内容をHsync毎にM1、M2、M3、
M1、M2、M3…と周期的に変え、各サブフレーム内
ではノーインターレースで走査する。そして第1サブフ
レームの表示期間と第2サブフレームの表示期間、第3
サブフレームの表示期間の比がほぼ1:2:4になるよ
うに各サブフレームの走査開始アドレスをそれぞれB
1、B173、B116とする。例えば走査アドレスB
1に着目すると、第1サブフレームの表示期間はカウン
トが2〜85までの84×Hsyncの周期、第2サブフレ
ームの表示期間はカウントが87〜257までの171
×Hsyncの周期、第3サブフレームの表示期間はカウン
トが259〜600までの342×Hsyncであり、その
比は84:171:342≒1:2:4.1になる。
【0037】図7は走査アドレスと表示タイミングの関
係を簡単に示した図である。同図からわかるように、1
フレーム走査期間内で走査アドレスの選択間隔が不均等
になっている。
【0038】
【表6】
【0039】
【表7】
【0040】また、温度データの内容に変更がない場合
は、Hsyncの周期は一定でそれに伴い情報信号波形印加
の間隔も一定となる。
【0041】一方、温度データの内容に変更がある場合
はそれに応じてHsyncの周期が変化するので情報信号波
形の印加間隔が一定ではなくなる。しかし温度変化が急
激でなければHsync周期の変化は1フレーム内で10%
以下なので、情報信号波形の印加間隔はほぼ一定である
と言える。
【0042】図8に本実施例で用いた駆動波形を示す。
本実施例では走査アドレスの選択間隔が1:2:4にな
るように設定したが、各サブフレームの走査開始アドレ
スを変えることで選択間隔比、即ち各サブフレームの表
示期間の比は任意に設定できる。例えば各サブフレーム
の開始アドレスをB1、B183、B129とすること
でほぼ1:3:7になる。
【0043】尚、本実施例の各画素にカラーフィルター
を配し、マルチカラー表示装置とすることができる。ま
た、フレーム変調以外の階調方式、例えば画素分割方式
と組み合わせることによりさらに表示階調数を増やすこ
とも可能である。
【0044】(実施例2)図9は実施例1と同じ装置で
走査方式を変えた場合のタイミングチャートであり、走
査アドレス及びMPXが表8の順序で変わってゆく。M
PXの内容をHsync毎にM1、M2、M3、M1、M
2、M3と周期的に変え、各サブフレーム内ではインタ
ーレースで走査する。そして各サブフレームの表示期間
の比がほぼ1:2:4になるように各サブフレームの走
査開始アドレスをB1、B146、B32とする。サブ
フレーム内でインターレース走査すると特にフレーム周
波数が40〜20ヘルツと低い場合に画面のちらつき
(フリッカ)を抑えることができる。
【0045】この時の走査アドレスと表示タイミングの
関係を図10に示す。同図において第1フィールドは奇
数番目の走査アドレスを、第2フィールドは偶数番目の
走査アドレスを選択している。
【0046】本実施例に用いた光学変調素子である強誘
電性液晶は、応答スピードに温度特性があり、低温では
応答が遅くなるので、温度によって各サブフレーム内の
走査順をノーインターレースからインターレースへ切り
換えると良い。
【0047】尚本実施例では、各サブフレームでの走査
をインターレースにする方法を説明したが、2本以上の
飛び越えインターレース(マルチインターレース)や走
査順をランダムにすることも同様の方法で可能である。
【0048】
【表8】
【0049】(実施例3)図11に本発明第3の実施例
を示す。本実施例は表示部101が有効表示部101a
と枠部101bからなる。
【0050】図12に示すように、走査電極群121の
両端に枠走査電極群121w、情報電極群122の両端
に枠情報電極群122wを設けて貼り合わせると図11
の表示部101となり、枠部101bができる。枠部1
01bを設けることにより次の効果が得られる。
【0051】表示素子は機能性、安全性及び美観を保つ
ため、並びに素子電気系統を保護するため、シャーシや
化粧箱の中に納められるが、そのシャーシや化粧箱等の
厚みによって表示面が斜め方向から見た時に隠されてし
まう場合がある。そのような場合を避けるため、表示部
の周囲に枠部(非表示部)を設け、有効表示エリアが、
ある範囲以外の角度から見ない限り隠されないようにす
るなどの工夫がなされている。
【0052】しかしこのようにすると、上記の枠部がF
LCのようなメモリ性を持つ媒体の場合、閾値以上の電
気信号が印加されるまでFLCは任意の状態にあるた
め、枠部が不制御になり、表示が不均一となって実用上
見苦しく美観を損なう。よって、この枠部をある電気信
号によって均一な状態にならしめる必要がある。但し、
ここでいうメモリ性は、表示素子として画質や表示機能
が満たされるものであれば良く、永久的なものではな
い。従って周期的に駆動信号を印加する必要がある。
【0053】そこで、表示部周囲に枠部駆動電極を設
け、該電極に電気信号を印加して枠部の液晶を駆動する
ことにより均一な枠部を実現する。
【0054】尚、図11において表示部101を除く構
成は第1の実施例と同じである。
【0055】図13は3つのサブフレームを用いて8階
調表示する際のタイミングチャートである。同図におい
てWは枠走査電極又は枠走査アドレスであり、その他は
第1の実施例と同じである。
【0056】先ずフレーム開始信号FCが発生し、メモ
リM1〜M3のデータが書き換えられる。そして走査ク
ロック信号Hsyncに同期してマルチプレクサの選択内容
MPXと走査アドレスが表9の順序で変わってゆく。M
PXの内容をHsync毎にM1、M2、M3、M1、M
2、M3…と周期的に変え、各サブフレーム内ではイン
ターレースで走査する。例えば第1サブフレームではB
1、B3、B5…B199、B2、B4…B200とい
う順序に選択する。そしてカウントが200、400、
600になったらカウントをとめ、枠走査アドレスを選
択する。フレーム周波数が20〜40Hzの時、枠走査
の周波数は60〜120Hzになるので枠走査によるフ
リッカは生じない。本実施例では200カウント毎に枠
走査したが、必ずしも200カウントでなくても良い。
また、カウント単位で枠走査を入れる必要はなく、10
msecしたら枠走査するというように、時間単位で枠
走査をしても良い。
【0057】
【表9】
【0058】図14は走査アドレスと表示タイミングの
関係を簡単に示した図である。図10と比べるとカウン
ト200、400、600の直後に枠走査をしているの
がわかる。
【0059】図15に本実施例に用いた駆動波形を示
す。図16は別の枠駆動波形を用いた時のタイミングチ
ャートである。この時の駆動波形を図17に示す。
【0060】(実施例4)実施例1の表示装置で4階調
表示する場合について説明する。この場合フレームメモ
リはM1、M2の2つで、2つのサブフレームで1フレ
ーム(400カウント)を構成する。MPX及び走査ア
ドレスの選択順序を表10の通りにすると各サブフレー
ムでの表示期間の比が1:2、表11の通りにすると
1:3となる。図18は走査アドレスと表示タイミング
の関係を示した図であり、(a)は表10の選択順序、
(b)は表11の選択順序にした場合である。
【0061】
【表10】
【0062】
【表11】
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表示装置
は、最明表示時の平均輝度が二値表示並みに向上し、同
時に短時間で階調表示を行い、より優れた画像表示を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施例のブロック図である。
【図2】本発明第1の実施例の表示部拡大図である。
【図3】図2に示した表示部の断面図である。
【図4】本発明で用いうる液晶素子を模式的に示す斜視
図である。
【図5】本発明で用いうる液晶素子を模式的に示す斜視
図である。
【図6】本発明第1の実施例の駆動タイミングチャート
である。
【図7】本発明第1の実施例の走査アドレスと表示タイ
ミングの関係を簡単に示した図である。
【図8】本発明第1の実施例で用いた駆動波形である。
【図9】本発明第2の実施例の駆動タイミングチャート
である。
【図10】本発明第2の実施例の走査アドレスと表示タ
イミングの関係を簡単に示した図である。
【図11】本発明第3の実施例のブロック図である。
【図12】本発明第3の実施例の表示部を示す図であ
る。
【図13】本発明第3の実施例の駆動タイミングチャー
トである。
【図14】本発明第3の実施例の走査アドレスと表示タ
イミングの関係を簡単に示した図である。
【図15】本発明第3の実施例で用いた駆動波形であ
る。
【図16】実施例3で用いた他の駆動波形である。
【図17】実施例3で用いた他の駆動波形である。
【図18】本発明第4の実施例の駆動タイミングチャー
トである。
【図19】本発明第4の実施例の他の駆動タイミングチ
ャートである。
【図20】本発明の駆動回路制御図である。
【図21】本発明に係る1フレームにおける各画素の階
調データを示す図である。
【図22】本発明に係るメモリM1〜M3の概念図であ
る。
【図23】図20の回路の駆動タイミングチャートであ
る。
【図24】図21に示した階調データによる画素の階調
表示状態を示す図である。
【図25】図20の回路に用いる駆動波形である。
【図26】本発明と従来例の表示期間を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査電極群と情報電極群とからなるマト
    リクス電極を有し、複数回の走査により1画面の階調表
    示を行なう時間変調型マトリクス表示装置であり、1画
    面走査期間内において、全ての情報電極に対して情報信
    号波形の印加間隔を実質的に均等に設定し、各走査単位
    の表示期間が走査単位毎に異なり、走査単位及び走査電
    極をそれぞれ不連続に選択することを特徴とする表示装
    置。
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