JPH0716804U - ガーデンフロア - Google Patents

ガーデンフロア

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JPH0716804U
JPH0716804U JP5236293U JP5236293U JPH0716804U JP H0716804 U JPH0716804 U JP H0716804U JP 5236293 U JP5236293 U JP 5236293U JP 5236293 U JP5236293 U JP 5236293U JP H0716804 U JPH0716804 U JP H0716804U
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JP
Japan
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floor
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garden
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portions
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進 早川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロア本体1を連結して構成されるフロア面
に確実に表面材を取り付けたガーデンフロアを提供す
る。 【構成】 多数の円筒部11が縦横に配列された各フロ
ア本体1を連結部12で連結してフロア面10を構成す
ると共に、複数枚の表面材4の裏面側にガイド部材を架
け渡して固定し、このガイド部材5に摺動自在に連結部
材6を取着してその脚部61を対応する上記フロア本体
1の円筒部11に押し込んで嵌合して組み立てられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、庭先等に施工されるガーデンフロアに関する。
【0002】
【従来の技術】
庭先等に簡単に施工されるガーデンフロアとして、本出願人は、図6に示すも のを既に提案している(実願平2−28403号)。即ち、このガーデンフロア は、周縁を除く部分に多数の円筒部11を縦横に配列形成したフロア本体1をそ れぞれを連結部12で連結してフロア面を形成し、適宜の位置で上記円筒部11 に高さ調節用のアジャスタ7を取り付けると共に、各円筒部11,11間を繋ぐ 連結部12,12間にそれぞれ対となるように連結部材3,3を嵌め込み、該連 結部材3,3の突片33,33を形成した立上片32,32間に表面材2を配置 し、該表面材2の両側縁に沿って形成される係合段部21,21と上記連結部材 3,3の突片33,33とを係合一体とし、複数の表面材2をフロア本体1上に 配設固定したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ガーデンフロアでは、表面材2として天然木材や合板等の 木製加工品を用いれば、加工寸法の精度にばらつきを生じ易いといった問題があ り、加工精度がばらつくと、表面材一本一本で幅が異なったものとなり、幅が小 さすぎる場合には、連結部材3,3間に配置したときに突片32,32との係合 部分が簡単に外れ易くなり、逆に巾が大きすぎる場合には、連結部材3,3間に おさまらず、表面材2を削りこまなければならず、手間がかかった。また、木製 の表面材2は、施工後の温度差や湿気の影響で膨張・収縮をどうしても起こし易 く、表面材自体に反り等が生じると、同様に連結部材3,3との係合部分が外れ 易く、確実に表面材2をフロア本体1に固定させ難いといった問題があった。
【0004】 また、表面材2を連結部材3,3でフロア本体1上に固定するようなガーデン フロアでは、同じフロア本体1を使用する限り、表面材2の幅と固定する間隔が 常に一定となり、変化に乏しく、意匠性が低下するという問題があった。
【0005】 更に、特にガーデンフロアを建物に隣接して施工する場合には、現場の幅寸法 によっては、端部に表面材2の一本分の幅寸法に満たない部分が残ることがあり 、この部分には表面材2を取り付けることができず、隙間があき、見栄えが悪い 問いう問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案のガーデンフロアは、多数の円筒部を縦横に 配列したフロア本体をそれぞれを連結部で一体に連結して形成したフロア面上に 長尺の表面材を配設してなるガーデンフロアであって、複数本の表面材の裏面側 に直交させてガイド部材を架け渡すと共に、該ガイド部材に上記フロア本体の円 筒部に嵌合される脚部を有した連結部材を摺動自在に取着したことを特徴とする 。
【0007】
【作用】
上記構成のガーデンフロアは、複数本の表面材の裏面側に直交してガイド部材 を架け渡すことで、複数本の表面材が一体となり、表面材間に架け渡されたガイ ド部材に摺動自在に取着される連結部材をガイド部材中を摺動させ、その脚部を 、フロア本体の連結部を一体に連結して構成されるフロア面の縦横の何れかの円 筒部と嵌合するだけで、複数枚の表面材を一体としてフロア面に簡単でしかも確 実に固定して並設することができる。
【0008】 従って、複数本の表面材がガイド部材によって一体となるので、幅の異なる表 面材をガイド部材に確実に固定しフロア面の円筒部にガイド部材に取着される連 結部材の脚部を嵌合するだけで変化に富んで意匠性の向上したガーデンフロアと なる。
【0009】 また、幅の小さい表面材を取り付けることも可能であるので、端部に隙間があ いて見栄えが悪くなることもない。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
【0011】 図1は本考案の一実施例に係るガーデンフロアの一部を示す概略分解斜視図で あり、図2は図1におけるA−A矢視図であり、図3はガイド部材の概略斜視図 、図4は連結部材の一部破断概略斜視図、図5は図1のB−B線に沿った表面材 の取り付け状態を示す概略断面図である。
【0012】 図において、1はフロア本体であり、このフロア本体1は庭先等の配置場所に 応じて縦横に敷き並べられるもので、多数の円筒部11が縦横に配列された各フ ロア本体1を連結部12で連結して構成されるフロア面10の前記円筒部11に 、複数枚の表面材4の裏面側に架け渡されて固定されたガイド部材5に摺動自在 に取り付けられる連結部材6の脚部61をそれぞれ嵌合して組み立てられるもの である。7はフロア本体1の下側に取り付けたアジャスタであり、各フロア本体 1同士の連結とそれぞれのフロア本体1の高さ調整を行うものである。
【0013】 上記フロア本体1は、従来例で示したものと同様に、例えば、ポリプロピレン 樹脂等を矩形状に射出成形又は射出発泡成形したもので、図1に示すように、周 縁を除く部分には多数の円筒部11が縦横に配列され、それぞれを連結部12で 一体に連結してフロア面10を構成している。各フロア本体1の周縁部は半円筒 部13、四隅は1/4円弧状の凹曲部14が形成され、それぞれも連結部12で 同様に連結された構造となっている。このようなフロア本体1を縦横に敷き並べ て所望の形状のフロア面10を構成するもので、隣接するフロア本体1の半円筒 部13が合わさって上記の円筒部11と同様の円筒部がその接続部分に形成され ると共に、4枚のフロア本体1のコーナが集まる部分ではそれぞれ凹曲部14が 合わさって同様の円筒部が形成されるようになる。これらの円筒部11の内側は 、上記連結部材6の脚部61が嵌合され、また、高さ調整用のアジャスタ7を取 り付けるための貫通穴となっており、円筒部11、半円等部13、凹曲部14、 連結部12等によって囲まれる略8角筒の内側は、アジャスタ固定用の突起を嵌 合する差し込みとなるところである。
【0014】 上記表面材4は、例えば、天然木材や合板等の板状加工品であり、上記フロア 面10上に複数枚を一組として複数組が並設されるようになっている。各組をな す複数枚の表面材4のそれぞれの裏面側には、各表面材4と直交して三本のガイ ド部材5が架け渡され、ビス等の止具8により一定間隔で固定され、両端のガイ ド部材5にはそれぞれ二ヶ所に連結部材6が位置決め固定されている。
【0015】 ガイド部材5は、図2及び図3に示すように、アルミニウム等の軽金属製の型 材であり、配設する複数枚の表面材4の全幅とほぼ等しい全長を有し、両端縁に コ字状に折れ曲がった受縁51,51が設けられ、裏面側には長手方向に沿って L字状に突出した連結部材押え条52,52がそれぞれ対称に形成されている。 また、両側の受縁51と連結部材押え条52との間の長手方向には、連結部材6 の位置決孔53,53が適宜穿孔され、また、長手方向の中心線に沿って各表面 材4を固定するための止具8の止具挿通孔54が一定間隔で多数穿孔されている 。尚、上記位置決孔53,53は、後述する連結部材6を位置決めした場合に、 その脚部61がフロア本体1の円筒部11に嵌合されるような位置に形成されて いる。
【0016】 上記ガイド部材5に摺動自在に取り付けられる連結部材6は、例えば、ポリプ ロピレンやPVC等の合成樹脂の一体成形品であり、図4に示すように、略矩形 状の摺動部60とフロア面10の各円筒部11に嵌合される脚部61とからなる 。摺動部60には、上記ガイド部材5の連結部材押え条52,52間に収容され てスライド自在となるガイド片62,62と、上記ガイド部材5の位置決孔53 ,53に嵌入される円柱状突起63,63と、上記ガイド部材5の連結部材押え 条52,52に押圧される一段低くなった平坦部64とが形成されている。また 、脚部61は、摺動部60の中央に中空状で下方に突出されるもので、該脚部6 1の外表面には、摺動部60に向かって幅広となるテーパ状のリブ65が四箇所 に突設されている。該リブ65は、脚部61をフロア本体1の円筒部11に押し 込んだ場合、脚部61が円筒部11から抜け落ちることなく確実に円筒部11内 に嵌合固定させるためのものである。尚、このリブ65は少なくとも脚部61の 外表面の二ヶ所以上に突設されておればよいが、多数箇所であれば円筒部11へ 嵌合し難くなるので、3〜4箇所に突設するのが好ましい。
【0017】 また、上記フロア本体1の下方に取り付けられるアジャスタ7は、庭先等に配 置される各フロア本体1の連結とそれぞれ高さを調節するものであり、例えば、 図5に示すように、螺合状態になった合成樹脂性アジャスタナット71とアジャ スタボルト72及びこのアジャスタボルト72に取り付けられるゴム製のゴム座 73より構成され、アジャスタナット71に対してアジャスタボルト72を回転 させることで、両者による高さが変動するので各フロア本体1の高さ調整が簡単 に行えるようになっている。
【0018】 上記したフロア本体1、表面材4、ガイド部材5、連結部材6によって本考案 のガーデンフロアは、次のように組み立てられる。
【0019】 まず、複数枚のフロア本体1を庭先等に配置するにあたり、隣接するフロア本 体1の連結部12をそれぞれ連結し、所望の面積となるフロア面10を構成し、 適宜アジャスタ7を取り付けて各フロア本体1の高さ調整を行い、フロア面10 を水平状態とする。
【0020】 各フロア本体1を連結して水平に敷き並べると、次に、フロア面10を敷き詰 めるだけの木製の表面材4を多数枚準備し、例えば、数枚の表面材4を一組とし 、各表面材4の裏面側に直交して三ヶ所にそれぞれガイド部材5を架け渡し、図 2に示すように、該ガイド部材5の止具挿通孔54にそれぞれ止具8を挿通し、 図5に示すように、各表面材4にねじ込み、各ガイド部材5によって数枚の表面 材4を一体に固定する。このように、各表面材4は止具8によって確実にガイド 部材5に固定される。
【0021】 ガイド部材5を数枚の表面材4の裏面側に架け渡して固定すると、例えば、両 側のガイド部材5の受縁51,51間に連結部材6の摺動部60の両縁のガイド 片62,62を挿入すると共に、ガイド部材5の連結部材押え条52,52で平 坦部64を押圧状態とし、ガイド部材5内をこの摺動部60をスライドさせ、ガ イド部材5の位置決孔53,53に円柱状突起63,63を嵌入し、位置決め固 定する。これにより、連結部材6の脚部61がフロア本体1の円筒部11と合致 する位置が得られる。同様に、両側のガイド部材5に対してそれぞれ二ヶ所つづ に連結部材6を摺動自在に取り付け、位置決め固定する。
【0022】 各連結部材6を両側のガイド部材5に位置決め固定すると、各連結部材6の脚 部61をフロア本体1を連結したフロア面10の対応する各円筒部11に押し込 む。これにより、図5に示すように、脚部61の表面に突設されるリブ65が円 筒部11の内壁を圧迫し、各連結部材6は確実に対応する円筒部11内に嵌合さ れる。これにより、連結部材6がフロア本体1から抜け落ちることなく確実に固 定され、各表面材4がフロア面10上に並設される。
【0023】 同様に、数枚の表面材4にガイド部材5を架け渡して固定し、一体としてから 連結部材6をガイド部材5に位置決め固定させ、その脚部61をフロア面10の 円筒部11に嵌合することで、フロア面10上に多数の表面材4が並設され、ガ ーデンフロアが組み立てられる。
【0024】 本考案のガーデンフロアでは、上記実施例のように、表面材4を全て同じ幅と することなく、例えば、幅の異なる表面材を組み合わせることが可能となる。即 ち、幅の異なる表面材を並べても、各表面材はガイド部材5が架け渡されて止具 8によりそれぞれが確実に固定されるのて、ガイド部材5に位置決めされる連結 部材6の脚部61をフロア面10の円筒部11に確実に嵌合させるだけで、意匠 性が高められたガーデンフロアが組み立てられる。
【0025】 また、フロア面10の端部があまらないように表面材の幅を適宜選択して組み 合わせることができるようになり、従来の規格化された表面材で構成されるガー デンフロアと比べて汎用性が向上する。
【0026】 また、表面材4が木製であり、温度差や湿気の影響で膨張・収縮を起こし易い ものであっても、各表面材4は、ガイド部材5に止具8によって確実に固定され るので、反り難くなり、従来のように表面材が外れる心配はなくなる。
【0027】 更に、表面材としては、実施例のように木製に限らず、ポリ塩化ビニル樹脂等 の合成樹脂製の板状長尺成形品であっても、ガイド部材5を裏面側に架け渡して 止具8によって確実に固定すれば、ガイド部材5に位置決め固定される連結部材 6の脚部61をフロア面10の対応する円筒部11に嵌合するだけで簡単で確実 にガーデンフロアが構成できる。樹脂製の表面材とした場合には、表面に凹凸模 様を形成したり、着色するなど、木製の表面材と比べて加工性や意匠性を向上さ せることが可能となる。
【0028】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案のガーデンフロアでは、複数本の表面 材の裏面側に直交して架け渡されたガイド部材に取着される連結部材の脚部を、 フロア本体を連結して形成されるフロア面の対応する円筒部に嵌合するだけで、 複数枚の表面材をフロア面に簡単でしかも確実に固定して並設することができる 。従って、複数本の表面材がガイド部材によって一体となるので、各表面材の幅 を適宜変えるなどが可能となり、フロア面を前面に亘って表面材で確実に覆い、 より意匠性の高められたガーデンフロアが提供できるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るガーデンフロアの分解
斜視図である。
【図2】同実施例に係るガーデンフロアの図1のA−A
矢視図である。
【図3】同実施例に係るガーデンフロアのガイド部材の
概略斜視図である。
【図4】同実施例に係るガーデンフロアの連結部材を一
部破断して示す概略斜視図である。
【図5】図1のB−B線に沿った表面材の取付状態を示
すガーデンフロアの概略断面図である。
【図6】従来のガーデンフロアの分解斜視図であるであ
る。
【符号の説明】
1 フロア本体 12 連結部 11 円筒部 5 ガイド部材 4 表面材 6 連結部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の円筒部を縦横に配列したフロア本体
    をそれぞれを連結部で一体に連結して形成したフロア面
    上に長尺の表面材を配設してなるガーデンフロアであっ
    て、 複数本の表面材の裏面側に直交させてガイド部材を架け
    渡すと共に、該ガイド部材に上記フロア本体の円筒部に
    嵌合される脚部を有した連結部材を摺動自在に取着した
    ことを特徴とするガーデンフロア。
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