JPH07167909A - 放電発生装置 - Google Patents

放電発生装置

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Publication number
JPH07167909A
JPH07167909A JP31460693A JP31460693A JPH07167909A JP H07167909 A JPH07167909 A JP H07167909A JP 31460693 A JP31460693 A JP 31460693A JP 31460693 A JP31460693 A JP 31460693A JP H07167909 A JPH07167909 A JP H07167909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
piezoelectric element
partial discharge
discharge
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP31460693A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuaki Senba
克秋 仙波
Hiroshi Ishikawa
石川  浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP31460693A priority Critical patent/JPH07167909A/ja
Publication of JPH07167909A publication Critical patent/JPH07167909A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部分放電検出装置により部分放電が検出でき
るかどうか確認するために放電発生装置に提供する。 【構成】 ガイド10の中に圧電素子13を設けて圧電
素子13の一方の電極を導体21,蓋20を介して盲板
7に接続し、他方の電極をリード線23を介して針電極
23aに接続して微小ギャップGを形成し、押圧バネの
放勢力で圧電素子13に外力を加えるためのハンマ12
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放電発生装置に関し、部
分放電検出装置による部分放電の検出が確実に行なわれ
るかどうか調べる際に用いるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】密閉したタンク内に電気機器を収容する
とともに絶縁ガスを充填したガス絶縁電気機器において
は、タンク内にセンサを設けることにより、ガス絶縁電
気機器の現地据付時に耐電圧試験をして部分放電を検出
したり、あるいはガス絶縁電気機器の運転中に定期的に
部分放電を検出したりしている。
【0003】部分放電の検出のために現在用いられてい
る方式としては、大きく分けて電気的検出法と、音響的
検出を含む機械的検出法と、化学的検出法とがある。部
分放電の検出は微弱な信号を扱うため、設置場所のノイ
ズの状態によって検出感度が低下する。そのため、いか
にしてノイズを除去して検出感度を上げるかが課題であ
る。
【0004】部分放電の電気的検出法としてはアンテナ
と呼ばれるセンサをタンクの内部に取り付ける構成を用
いるものがあり、機械的検出法としては特願平2−18
1866号に開示されているように部分放電によってガ
ス中に発生する超音波をタンク内の超音波センサによっ
て検出する構成のものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの部
分放電検出装置が適正に動作するかどうかを点検する必
要があるにも拘わらず、タンク内に部分放電を生じさせ
る手段がないと動作するかどうかを確認することができ
ない。
【0006】そこで本発明は、斯る課題を解決した放電
発生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成するため
の本発明の構成は、タンクの内部に圧電素子を収容し、
圧電素子の電極のうちの一方をタンクに接続し、他方を
針電極に接続するとともに針電極の先端とタンクとの間
に微小ギャップを形成し、圧電素子に外力を加えて高電
圧を発生させる加圧手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】加圧手段により圧電素子に外力を加えると、圧
電素子に高電圧が発生する。圧電素子の電極に接続され
たタンクと針電極との間には微小ギャップが形成されて
いることから、微小ギャップの部分で部分放電が生じ
る。従って、故意に部分放電を生じさせることにより、
タンク内に設けた部分放電検出装置の検出性能を確認す
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
【0010】本発明による放電発生装置の原理を、図6
に示す。絶縁ガスを充填したタンク1内に圧電素子2が
収容され、圧電素子2の一方の電極がタンク1に接続さ
れ、他方の電極が針電極3に接続されるとともに針電極
3の先端とタンク1との間に微小ギャップが形成されて
いる。この圧電素子2にハンマ4で外力を加えると、圧
電素子2に高電圧が発生して針電極3の先端とタンク1
との間に放電が生じる。これにより、タンク1内に電磁
波5aとガス中超音波5bとタンクの振動5cとが発生
する。
【0011】次に、本発明の実施例を説明する。本実施
例では図7に示すようにタンクのフランジ部に気密に取
り付けるための盲板7に放電発生装置が取り付けられ
る。盲板7におけるタンクの内部側の中央に円形の凹部
7aが形成され、半径方向へ伸びる同一直線上に、内径
寸法の異なる挿通孔8a,8bと収容孔9a,9bが形
成される。そして、これらの挿通孔8a,8bと収容孔
9a,9bとにわたって加圧手段が取り付けられてい
る。
【0012】図1に示すように、加圧手段はガイド10
と押圧部材11と、ハンマ12等で構成される。ガイド
10は図4(a),(b)にその正面図と背面図を示す
ように四角形の筒の相互に対向する面に略L字形のスリ
ット18を形成することによりツメ10aを形成したも
のである。スリット18は鉛直方向へ伸びるスリット1
8aと水平方向へ伸びるスリット18bとからなり、両
面のスリット18は相互に対向する部分どうしが貫通し
た状態に切り欠かれている。押圧部材11は図3
(a),(b)に示すようにガイド10内で移動自在と
なるように四角形の筒で形成され、上部には押圧バネを
収容するための収容部14が形成されている。そして、
押圧部材11の正面及び背面には略台形状のスリット1
5が形成されている。このスリット15には斜面15
a,15bが形成されており、この場合においても、両
面のスリット15は相互に対向する部分が貫通した状態
に切り欠かれている。
【0013】これらのガイド10と押圧部材11との内
部には、図5(a),(b)に示す押圧バネ16と復帰
バネ17とハンマ12とが収容されている。即ち、押圧
バネ16と復帰バネ17との間にハンマ12を挾んだ状
態でハンマ12を収容した押圧部材11がスライド自在
にガイド10内に収容されている。そして図1(b)に
示すようにハンマ12とガイド10と押圧部材11とが
分離しないように、ハンマ12を貫通するロッド19の
両端がスリット15及びスリット18の双方に挿通され
ている。
【0014】一方、収容孔9bにねじ込まれる蓋20の
上部には導体21の下部が埋め込まれており、導体21
の上部がガイド10の下部に嵌合されている。そして、
圧電素子13がガイド10内に収容され、圧電素子13
の一方の電極が導体21に接続されるとともに他方の電
極が収容孔9aの内周面に沿って配設したリード線23
を介して凹部7aの側壁の針電極23aまで延長され、
針電極23aとの間に放電ギャップGを形成している。
【0015】一方、押圧部材11をタンクの外部から気
密に押圧するための押圧手段として図7(a)に示すよ
うに下半分におねじ部24aを有する押し棒24が挿通
孔8a,8bに挿通して設けられ、おねじ部24aが押
圧部材11の上面へねじ込まれている。押し棒24に大
径部24bが形成されて挿通孔8aに挿通されることで
押し棒24の下限が設定され、おねじ部24aに一対の
ナット25を螺合することで押し棒24の上限が設定さ
れ、これにより押し棒24の押し代Lが設定される。こ
のほか、タンク内を気密に維持するため、大径部24b
の外周面に形成した円周溝に一対のシールリング26が
嵌め込まれている。
【0016】次に、斯かる放電発生装置の作用を説明す
る。絶縁ガスが充填されたタンク内で部分放電を生じさ
せるには、図7における押し棒24の大径部24bを下
方へ向かって押す。すると、押し棒24はLだけ下方へ
向かって移動する。このとき、図1(a)の状態でガイ
ド10のツメ10aの上にあったロッド19は、押圧部
材11が下方へ押されることにより斜面15aで左方へ
押されてツメ10aから外れ、押圧部材11とロッド1
9との間で圧縮されている押圧バネ16の放勢力によっ
てスリット18aに沿って勢いよく降下する。従って、
ロッド19を設けたハンマ12が圧電素子13の上面を
たたく。これにより圧電素子13には高電圧が発生し、
導体21及び蓋20を介して圧電素子13の電極の一方
と導通する盲板7と針電極23aとの間に部分放電が生
じる。従って、部分放電検出装置における検出が適正に
なされるかどうか確認することができる。その後、押し
棒24の大径部24bから指を離すと、復帰バネ17の
放勢力によりハンマ12及びロッド19は上昇し、押し
棒24もタンク内のガス圧によって大径部24bが押さ
れることから上昇し、押圧部材11の上昇によって斜面
15bがロッド19を図1(a)中の右方へ押すことか
ら、ハンマ12が上昇したあとロッド19は回動してツ
メ10aの上に戻る。
【0017】なお、本実施例では盲板を介してタンクに
放電発生装置を取り付けたが、直接にタンクに取り付け
てもよい。また、加圧手段としてタンクの外部から圧電
素子に外力を加える図のような構成のものを示したが、
これに限定するものではない。更に、タンク内に絶縁ガ
スを充填したものに限らず、充填しないものについても
本発明に係る放電発生装置を用いることができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、本発明に
よる放電発生装置によれば加圧手段により圧電素子に外
力を加えることで高電圧を発生させるので、電池等の電
源が不要である。また、加圧手段は機械的構造が簡単な
ので放電発生装置の故障が少なく耐久性に優れ、小形化
できる。大気中又は絶縁ガス中で部分放電させると、電
磁波と超音波との双方が発生するので、部分放電検出装
置における電磁波を検出する方式と絶縁ガス中の超音波
を検出する方式と更にはタンク壁を伝わる超音波を検出
する方式の部分放電検出装置の点検に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による放電発生装置の放電操作前の状態
に係り、(a)は要部の断面図、(b)は(a)のA−
A矢視図。
【図2】本発明による放電発生装置の放電操作後の状態
に係り、(a)は要部の断面図、(b)は(a)のB−
B矢視図。
【図3】押圧部材に係り、(a)は正面図、(b)は背
面図。
【図4】ガイドに係り、(a)は正面図、(b)は背面
図。
【図5】ハンマと押圧バネと復帰バネとに係り、(a)
は正面図、(b)は右側面図。
【図6】本発明の原理図。
【図7】盲板に取り付けた放電発生装置に係り、(a)
は正面図、(b)は側面図。
【符号の説明】
7…盲板 10…ガイド 11…押圧部材 12…ハンマ 13…圧電素子 16…押圧バネ 17…復帰バネ 19…ロッド 23a…針電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクの内部に圧電素子を収容し、圧電
    素子の電極のうちの一方をタンクに接続し、他方を針電
    極に接続するとともに針電極の先端とタンクとの間に微
    小ギャップを形成し、圧電素子に外力を加えて高電圧を
    発生させる加圧手段を設けたことを特徴とする放電発生
    装置。
JP31460693A 1993-12-15 1993-12-15 放電発生装置 Pending JPH07167909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31460693A JPH07167909A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 放電発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31460693A JPH07167909A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 放電発生装置

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Publication Number Publication Date
JPH07167909A true JPH07167909A (ja) 1995-07-04

Family

ID=18055325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31460693A Pending JPH07167909A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 放電発生装置

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JP (1) JPH07167909A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220693A (ja) * 2010-04-02 2011-11-04 Nishi Nippon Electric Wire & Cable Co Ltd 動作チェッカー
CN102819003A (zh) * 2012-08-23 2012-12-12 四川省电力公司泸州电业局 遥控式局部放电光电生成器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220693A (ja) * 2010-04-02 2011-11-04 Nishi Nippon Electric Wire & Cable Co Ltd 動作チェッカー
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