JPH07167617A - 三次元座標測定装置 - Google Patents
三次元座標測定装置Info
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- JPH07167617A JPH07167617A JP31678993A JP31678993A JPH07167617A JP H07167617 A JPH07167617 A JP H07167617A JP 31678993 A JP31678993 A JP 31678993A JP 31678993 A JP31678993 A JP 31678993A JP H07167617 A JPH07167617 A JP H07167617A
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- slit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造で被測定物の測定時間を短縮す
る。 【構成】 光源部40は、3個の半導体レーザ42、4
4、46が縦方向に並列配置され、コリメートレンズ4
8、50、52、ロッドレンズ54を通過することによ
って扇状のスリット光を形成し、被測定物14へ照射す
る。3本のスリット光を同時又は順次照射することによ
り、測定装置ユニット18の同一の高さ位置で被測定物
14の異なる高さ位置を照射することができ、副走査移
動を従来の移動回数の1/3に減らすことができる。受
光部56では、受光レンズ58が反射光を集光し、CC
Dエリアセンサ60上に結像させ、主走査する。CCD
エリアセンサ60では、受光した光量に応じて電気信号
を出力し、演算処理部62へ供給する。
る。 【構成】 光源部40は、3個の半導体レーザ42、4
4、46が縦方向に並列配置され、コリメートレンズ4
8、50、52、ロッドレンズ54を通過することによ
って扇状のスリット光を形成し、被測定物14へ照射す
る。3本のスリット光を同時又は順次照射することによ
り、測定装置ユニット18の同一の高さ位置で被測定物
14の異なる高さ位置を照射することができ、副走査移
動を従来の移動回数の1/3に減らすことができる。受
光部56では、受光レンズ58が反射光を集光し、CC
Dエリアセンサ60上に結像させ、主走査する。CCD
エリアセンサ60では、受光した光量に応じて電気信号
を出力し、演算処理部62へ供給する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定物の表面に対し
て主走査方向に扇状に拡がるスリット光を照射する光源
部と、前記スリット光の照射による前記被測定物の表面
からの反射光を受光し被測定物の明暗に応じた電気信号
を出力する光電変換素子と、をを備えた測定ユニットを
副走査方向へ順次移動させることによって、光電変換素
子からの電気信号に基づいて前記被測定物の表面形状の
座標を演算する三次元座標測定装置に関する。
て主走査方向に扇状に拡がるスリット光を照射する光源
部と、前記スリット光の照射による前記被測定物の表面
からの反射光を受光し被測定物の明暗に応じた電気信号
を出力する光電変換素子と、をを備えた測定ユニットを
副走査方向へ順次移動させることによって、光電変換素
子からの電気信号に基づいて前記被測定物の表面形状の
座標を演算する三次元座標測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の被測定物の形状を測定する場合、
機械的にプローブを接触させて、このプローブの変位量
に基づいて被測定物の曲率を求めることがなされる。し
かし、この方法では、被測定物にプローブを接触させる
ことが前提となっているため、被測定物に傷や陥没等を
生じさせる危険性があり、被測定物の品質を低下させる
ことになる。
機械的にプローブを接触させて、このプローブの変位量
に基づいて被測定物の曲率を求めることがなされる。し
かし、この方法では、被測定物にプローブを接触させる
ことが前提となっているため、被測定物に傷や陥没等を
生じさせる危険性があり、被測定物の品質を低下させる
ことになる。
【0003】そこで、被測定物の表面を光学的に非接触
で測定する三次元座標測定装置が提案されている。この
装置は、扇状に拡がるスリット光を非測定物に対して照
射する光源部と、被測定物からの反射光を扇状のスリッ
ト光に沿って受光して(主走査)電気信号に変換する光
電変換素子と、がユニット化されている。ここで、光電
変換素子による主走査毎に該ユニットを副走査方向へ移
動することによって、被測定物の表面を測定することが
できる。
で測定する三次元座標測定装置が提案されている。この
装置は、扇状に拡がるスリット光を非測定物に対して照
射する光源部と、被測定物からの反射光を扇状のスリッ
ト光に沿って受光して(主走査)電気信号に変換する光
電変換素子と、がユニット化されている。ここで、光電
変換素子による主走査毎に該ユニットを副走査方向へ移
動することによって、被測定物の表面を測定することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユニッ
トの副走査は機械的な動作であるため、時間を要し、こ
の副走査移動が完了するまでの間は、完全な待ち時間で
あるため、無駄な時間が多く、測定時間の高速化が阻ま
れていた。
トの副走査は機械的な動作であるため、時間を要し、こ
の副走査移動が完了するまでの間は、完全な待ち時間で
あるため、無駄な時間が多く、測定時間の高速化が阻ま
れていた。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、簡単な構造で
被測定物の測定時間を短縮することができる三次元座標
測定装置を得ることが目的である。
被測定物の測定時間を短縮することができる三次元座標
測定装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、被測定物の表面に対して主走査方向に扇状に拡がる
スリット光を照射する光源部と、前記スリット光の照射
による前記被測定物の表面からの反射光を受光し被測定
物の明暗に応じた電気信号を出力する光電変換素子と、
をを備えた測定ユニットを副走査方向へ順次移動させる
ことによって、光電変換素子からの電気信号に基づいて
前記被測定物の表面形状の座標を演算する三次元座標測
定装置であって、前記光源部が前記スリット光を副走査
方向に複数本出力する機能を有し、順次又は同時に照射
することによって、前記測定ユニットの1回の副走査方
向への移動時に前記スリット光の出力本数に応じた主走
査を行うことを特徴としている。
は、被測定物の表面に対して主走査方向に扇状に拡がる
スリット光を照射する光源部と、前記スリット光の照射
による前記被測定物の表面からの反射光を受光し被測定
物の明暗に応じた電気信号を出力する光電変換素子と、
をを備えた測定ユニットを副走査方向へ順次移動させる
ことによって、光電変換素子からの電気信号に基づいて
前記被測定物の表面形状の座標を演算する三次元座標測
定装置であって、前記光源部が前記スリット光を副走査
方向に複数本出力する機能を有し、順次又は同時に照射
することによって、前記測定ユニットの1回の副走査方
向への移動時に前記スリット光の出力本数に応じた主走
査を行うことを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記複数のスリ
ット光はそれぞれ独立した光源から出力されることを特
徴としている。
ット光はそれぞれ独立した光源から出力されることを特
徴としている。
【0008】請求項3に記載の発明は、前記複数のスリ
ット光は、単一の光源から出力される光を分離して形成
することを特徴としている。
ット光は、単一の光源から出力される光を分離して形成
することを特徴としている。
【0009】請求項4に記載の発明は、前記複数のスリ
ット光は、単一の光源からの出力される光を偏向して形
成することを特徴としている。
ット光は、単一の光源からの出力される光を偏向して形
成することを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、光源部から複
数本のスリット光を出力する。この場合、例えば、第1
のスリット光を出力した状態で光電変換素子によって被
測定物からの反射光を受光し、次いで第2のスリット光
を出力した状態で光電変換素子によって被測定物からの
反射光を受光し、被測定物の表面の形状に応じた電気信
号を出力することにより、この電気信号に基づいて被測
定物の表面形状の座標を演算する。これをスリット光の
本数分実行し、終了した時点で、副走査を行い、上記工
程を繰り返す。これにより、副走査回数は、1本のスリ
ット光によって被測定物の前面を網羅するのに比べ、1
本のスリット光による副走査回数/スリット光の本数と
なり、副走査回数を減少させることができる。この副走
査は機械的な動作であり、光電変換素子による受光時間
に比べて極めて遅いため、これを減少させることによ
り、測定時間の短縮化を図ることができる。
数本のスリット光を出力する。この場合、例えば、第1
のスリット光を出力した状態で光電変換素子によって被
測定物からの反射光を受光し、次いで第2のスリット光
を出力した状態で光電変換素子によって被測定物からの
反射光を受光し、被測定物の表面の形状に応じた電気信
号を出力することにより、この電気信号に基づいて被測
定物の表面形状の座標を演算する。これをスリット光の
本数分実行し、終了した時点で、副走査を行い、上記工
程を繰り返す。これにより、副走査回数は、1本のスリ
ット光によって被測定物の前面を網羅するのに比べ、1
本のスリット光による副走査回数/スリット光の本数と
なり、副走査回数を減少させることができる。この副走
査は機械的な動作であり、光電変換素子による受光時間
に比べて極めて遅いため、これを減少させることによ
り、測定時間の短縮化を図ることができる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、複数のス
リット光を、それぞれ独立した光源から出力するように
したので、複数のスリット光を同時に出力することが可
能であり、1主走査中に異なる位置(副走査方向)のデ
ータを複数個取り込むことができる。
リット光を、それぞれ独立した光源から出力するように
したので、複数のスリット光を同時に出力することが可
能であり、1主走査中に異なる位置(副走査方向)のデ
ータを複数個取り込むことができる。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、複数のス
リット光を単一の光源から出力される光を分離して形成
しているため、光源部の構成が簡単であり、かつ同時照
射も可能となる。
リット光を単一の光源から出力される光を分離して形成
しているため、光源部の構成が簡単であり、かつ同時照
射も可能となる。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、複数のス
リット光を単一の光源から出力される光を偏向して形成
しているため、光を分離するときに生じる光量低下(変
動)を無くすことができる。
リット光を単一の光源から出力される光を偏向して形成
しているため、光を分離するときに生じる光量低下(変
動)を無くすことができる。
【0014】
【実施例】図1及び図2には、本実施例に係る三次元座
標測定装置10が示されている。
標測定装置10が示されている。
【0015】ベース12には段差が設けられており、高
位部が被測定物14を載置する定盤16とされ、低位部
が測定装置ユニット18が配設される載置部20とされ
ている。
位部が被測定物14を載置する定盤16とされ、低位部
が測定装置ユニット18が配設される載置部20とされ
ている。
【0016】測定装置ユニット18のケーシング22は
箱型で、両側面にそれぞれ矩形状のブロック24が取付
けられている。このブロック24には、上下面を貫通す
る貫通孔26、26が設けられ、その一方(図1の手前
側)の貫通孔の内周面には雌ねじが形成されている(以
下、雌ねじ孔26という)。これに対して、載置部20
には、一対のシャフト30、32が互いに平行に立設さ
れている。このシャフト30、32の一方には雄ねじが
形成されている(以下、雄ねじシャフト30という)。
箱型で、両側面にそれぞれ矩形状のブロック24が取付
けられている。このブロック24には、上下面を貫通す
る貫通孔26、26が設けられ、その一方(図1の手前
側)の貫通孔の内周面には雌ねじが形成されている(以
下、雌ねじ孔26という)。これに対して、載置部20
には、一対のシャフト30、32が互いに平行に立設さ
れている。このシャフト30、32の一方には雄ねじが
形成されている(以下、雄ねじシャフト30という)。
【0017】ここで、雄ねじシャフト30は前記矩形ブ
ロック24に雌ねじ孔26と対応され、互いに螺合して
いる。また、他方のシャフト32は他方の貫通孔32に
挿通されている。
ロック24に雌ねじ孔26と対応され、互いに螺合して
いる。また、他方のシャフト32は他方の貫通孔32に
挿通されている。
【0018】雄ねじシャフト30は、図示しないモータ
の回転軸と連結されており、モータの駆動力により軸回
転するようになっている。この雄ねじシャフト30は、
軸方向移動が阻止されているため、雄ねじシャフト30
が回転することによって、雌ねじ孔26との螺合位置が
変位する。一方、貫通孔28はシャフト32に挿通され
ているため、測定装置ユニット18は、雄ねじシャフト
30の回転に応じて上下方向に移動されることになる。
の回転軸と連結されており、モータの駆動力により軸回
転するようになっている。この雄ねじシャフト30は、
軸方向移動が阻止されているため、雄ねじシャフト30
が回転することによって、雌ねじ孔26との螺合位置が
変位する。一方、貫通孔28はシャフト32に挿通され
ているため、測定装置ユニット18は、雄ねじシャフト
30の回転に応じて上下方向に移動されることになる。
【0019】図3に示される如く、測定装置ユニット1
8の被測定物14と対向する面には、上下方向に沿って
2個の円孔34、36が設けられており、それぞれに透
明ガラス板38が嵌め込まれている。
8の被測定物14と対向する面には、上下方向に沿って
2個の円孔34、36が設けられており、それぞれに透
明ガラス板38が嵌め込まれている。
【0020】下方に位置する円孔34に対応して、測定
装置ユニット18内には光源部40が配設されている。
装置ユニット18内には光源部40が配設されている。
【0021】光源部40は、3個の半導体レーザ42、
44、46が縦方向に並列配置されている。各半導体レ
ーザ42、44、46のレーザ光の出力側にはコリメー
トレンズ48、50、52が配設され、レーザ光を集光
する役目を有している。
44、46が縦方向に並列配置されている。各半導体レ
ーザ42、44、46のレーザ光の出力側にはコリメー
トレンズ48、50、52が配設され、レーザ光を集光
する役目を有している。
【0022】また、これらコリメートレンズ48、5
0、52の下流側にはロッドレンズ54が配設され、各
コリメートレンズ48、50、52から出力される光を
扇状のスリット光に変換するようになっている。
0、52の下流側にはロッドレンズ54が配設され、各
コリメートレンズ48、50、52から出力される光を
扇状のスリット光に変換するようになっている。
【0023】このスリット光は前記透明ガラスを通過し
て定盤16上の被測定物14へ照射されるようになって
いる。
て定盤16上の被測定物14へ照射されるようになって
いる。
【0024】すなわち、3本のスリット光を同時又は順
次照射することにより、測定装置ユニット18の同一の
高さ位置で被測定物14の異なる高さ位置を照射するこ
とができるようになっている。
次照射することにより、測定装置ユニット18の同一の
高さ位置で被測定物14の異なる高さ位置を照射するこ
とができるようになっている。
【0025】被測定物によって反射されたスリット光は
前記上側に位置する円孔36(透明ガラス板38)を通
過して再度測定装置ユニット18内へ案内されるように
なっている。
前記上側に位置する円孔36(透明ガラス板38)を通
過して再度測定装置ユニット18内へ案内されるように
なっている。
【0026】この上側の円孔36に対応して、測定装置
ユニット18内には、受光部56が配設されている。
ユニット18内には、受光部56が配設されている。
【0027】受光部56は、受光レンズ58及びCCD
エリアセンサ60で構成されている。受光レンズ58で
は、前記透明ガラス板38を透過してくる反射光を集光
し、CCDエリアセンサ60上に結像させる役目を有し
ている。ここで、CCDエリアセンサ60によって主走
査することにより、被測定物の横方向に亘る形状に応じ
た光を受光することができる。CCDエリアセンサ60
では、受光した光量に応じて電気信号を出力し、演算処
理部62へ供給するようになっている。演算処理部62
では、この電気信号に基づいて、記憶されたルックアッ
プテーブルから被測定物の座標を演算している。
エリアセンサ60で構成されている。受光レンズ58で
は、前記透明ガラス板38を透過してくる反射光を集光
し、CCDエリアセンサ60上に結像させる役目を有し
ている。ここで、CCDエリアセンサ60によって主走
査することにより、被測定物の横方向に亘る形状に応じ
た光を受光することができる。CCDエリアセンサ60
では、受光した光量に応じて電気信号を出力し、演算処
理部62へ供給するようになっている。演算処理部62
では、この電気信号に基づいて、記憶されたルックアッ
プテーブルから被測定物の座標を演算している。
【0028】ところで、3本のスリット光が同時に出力
された場合は、1主走査内に3つの測定信号が存在する
ことになる(図4(A)参照)。この場合、演算処理部
62では、各スリット光の隙間に基づいて補正を行い、
被測定物14の高さ位置に合う座標を演算する。
された場合は、1主走査内に3つの測定信号が存在する
ことになる(図4(A)参照)。この場合、演算処理部
62では、各スリット光の隙間に基づいて補正を行い、
被測定物14の高さ位置に合う座標を演算する。
【0029】一方、3本のスリット光の順次に出力され
た場合は、この順次照射に同期させて、3回の主走査を
行うようになっている(図4(B)参照)。この場合に
おいても、演算処理部62では、各スリット光の隙間に
基づいて補正を行い、被測定物14の高さ位置に合う座
標を演算する。
た場合は、この順次照射に同期させて、3回の主走査を
行うようになっている(図4(B)参照)。この場合に
おいても、演算処理部62では、各スリット光の隙間に
基づいて補正を行い、被測定物14の高さ位置に合う座
標を演算する。
【0030】いずれにしても、測定装置ユニット18を
固定した状態で、被測定物14の3か所の測定が行える
ことになる。
固定した状態で、被測定物14の3か所の測定が行える
ことになる。
【0031】上記測定が終了する毎に、前記雄ねじシャ
フト30が所定量回転することによって、測定装置ユニ
ット18をシャフト32に案内して移動させ(副走
査)、再度主走査を行うことにより、被測定物14の表
面の全域に亘って主走査を行うようになっている。
フト30が所定量回転することによって、測定装置ユニ
ット18をシャフト32に案内して移動させ(副走
査)、再度主走査を行うことにより、被測定物14の表
面の全域に亘って主走査を行うようになっている。
【0032】以下に本実施例の作用を説明する。被測定
物14を定盤16の所定位置に載置し固定する。次に、
モータを駆動して、雄ねじシャフト30を回転させ、測
定装置ユニット18を最下部へ移動させる。この状態で
は、下側の円孔34が定盤16の面上と一致され、初期
設定が完了する。
物14を定盤16の所定位置に載置し固定する。次に、
モータを駆動して、雄ねじシャフト30を回転させ、測
定装置ユニット18を最下部へ移動させる。この状態で
は、下側の円孔34が定盤16の面上と一致され、初期
設定が完了する。
【0033】初期設定が完了すると、半導体レーザ4
2、44、46が同時に照射を開始する。半導体レーザ
42、44、46から出力される光はコリメートレンズ
48、50、52によって集光され、ロッドレンズ54
によって扇状のスリット光となって、透明ガラス板38
を透過し、被測定物14へ照射される。
2、44、46が同時に照射を開始する。半導体レーザ
42、44、46から出力される光はコリメートレンズ
48、50、52によって集光され、ロッドレンズ54
によって扇状のスリット光となって、透明ガラス板38
を透過し、被測定物14へ照射される。
【0034】各スリット光の被測定物14への照射位置
はその高さ方向にずれており、3箇所同時に照射されて
いることになる。
はその高さ方向にずれており、3箇所同時に照射されて
いることになる。
【0035】このスリット光は、被測定物14で反射さ
れ、上側の円孔36に取付けられた透明ガラス板38を
透過し、受光レンズ58へ入射する。
れ、上側の円孔36に取付けられた透明ガラス板38を
透過し、受光レンズ58へ入射する。
【0036】この受光レンズ58によって、反射光はC
CDエリアセンサ60上に結像される。ここで、CCD
エリアセンサ60では、主走査を実行する。
CDエリアセンサ60上に結像される。ここで、CCD
エリアセンサ60では、主走査を実行する。
【0037】この主走査によって、同時に被測定物14
の横方向に亘る3箇所の形状を光量の変化によって得る
ことができる。CCDエリアセンサ60では、この光量
を電気信号に変換し、演算処理部62へ供給する。
の横方向に亘る3箇所の形状を光量の変化によって得る
ことができる。CCDエリアセンサ60では、この光量
を電気信号に変換し、演算処理部62へ供給する。
【0038】演算処理部62では、各スリット光間の隙
間に基づいて、1主走査の中に含まれる3か所のデータ
を補正し、被測定物14の高さ位置に合った座標を演算
する。
間に基づいて、1主走査の中に含まれる3か所のデータ
を補正し、被測定物14の高さ位置に合った座標を演算
する。
【0039】なお、半導体レーザ42、44、46を順
次に照射した場合には、CCDエリアセンサ60によっ
て3回の主走査を行うことにより、各高さ位置毎の主走
査を行うことができる。
次に照射した場合には、CCDエリアセンサ60によっ
て3回の主走査を行うことにより、各高さ位置毎の主走
査を行うことができる。
【0040】この処理が終了すると、モータが駆動さ
れ、雄ねじシャフト30が所定量回転する。この回転に
よって測定装置ユニット18は所定量上昇し、停止す
る。
れ、雄ねじシャフト30が所定量回転する。この回転に
よって測定装置ユニット18は所定量上昇し、停止す
る。
【0041】測定装置ユニット18が停止した時点で、
半導体レーザ42、44、46の照射を再開し、上記工
程を繰り返す。
半導体レーザ42、44、46の照射を再開し、上記工
程を繰り返す。
【0042】このように、主走査及び副走査を繰り返し
行うことによって、被測定物14の高さ方向全域に亘る
横方向の形状読取りが終了する。
行うことによって、被測定物14の高さ方向全域に亘る
横方向の形状読取りが終了する。
【0043】ここで、本実施例では、3本のスリット光
を用いたため、測定装置ユニット18の移動回数(副走
査回数)が1本スリット光によって処理していた場合に
比べ1/3回で済む。この副走査移動は、機械的な移動
であり、主走査や演算処理等に比べて、膨大な時間を要
する。この膨大な時間を要する機械的移動を1/3に短
縮することができるため、全体としての測定時間を大幅
に短縮することができる。 (変形例1)なお、本実施例では、3個の半導体レーザ
42、44、46を用いて3本のスリット光を形成した
が、図5に示される如く、1個の半導体レーザ64の下
流側にコリメートレンズ66を配設し、さらにその下流
側に2個のハーフミラー(ビームスプリッタ)68、7
0を配設し、第1のハーフミーラ68で反射された光を
ミラー72によって反射させ、第2のハーフミラー70
で反射された光をミラー74によって反射させることに
より、互いに平行な光を形成し、ロッドレンズ76を通
過させることによって3本のスリット光を形成すること
ができる。 (変形例2)図6に示される如く、1個の半導体レーザ
78の下流側にコリメートレンズ80及びロッドレンズ
82を配設し、これらを通過した光(スリット光)を、
図6の実線状態から点線状態又はその反対方向に回転可
能なプリズムミラー84に入光させることにより、この
プリズムミラー84の回転に応じて、順次ではあるが、
互いに高さ方向の異なり、かつ平行な3本のスリット光
を形成することができる。プリズムミラー84の回転角
度は、図示しない角度検出器によって制御すればよい。 (変形例3)図7に示される如く、1個の半導体レーザ
86の下流側にコリメートレンズ88及びロッドレンズ
90を配設し、これらを通過した光(スリット光)を、
図7の矢印に示される如く回転可能なミラー92に入光
させることにより、ミラー92の回転に応じて3方向に
偏向されたスリット光を被測定物14へ照射させること
ができる。なお、ミラー92の回転角度は、図示しない
角度検出器によって制御すればよい。
を用いたため、測定装置ユニット18の移動回数(副走
査回数)が1本スリット光によって処理していた場合に
比べ1/3回で済む。この副走査移動は、機械的な移動
であり、主走査や演算処理等に比べて、膨大な時間を要
する。この膨大な時間を要する機械的移動を1/3に短
縮することができるため、全体としての測定時間を大幅
に短縮することができる。 (変形例1)なお、本実施例では、3個の半導体レーザ
42、44、46を用いて3本のスリット光を形成した
が、図5に示される如く、1個の半導体レーザ64の下
流側にコリメートレンズ66を配設し、さらにその下流
側に2個のハーフミラー(ビームスプリッタ)68、7
0を配設し、第1のハーフミーラ68で反射された光を
ミラー72によって反射させ、第2のハーフミラー70
で反射された光をミラー74によって反射させることに
より、互いに平行な光を形成し、ロッドレンズ76を通
過させることによって3本のスリット光を形成すること
ができる。 (変形例2)図6に示される如く、1個の半導体レーザ
78の下流側にコリメートレンズ80及びロッドレンズ
82を配設し、これらを通過した光(スリット光)を、
図6の実線状態から点線状態又はその反対方向に回転可
能なプリズムミラー84に入光させることにより、この
プリズムミラー84の回転に応じて、順次ではあるが、
互いに高さ方向の異なり、かつ平行な3本のスリット光
を形成することができる。プリズムミラー84の回転角
度は、図示しない角度検出器によって制御すればよい。 (変形例3)図7に示される如く、1個の半導体レーザ
86の下流側にコリメートレンズ88及びロッドレンズ
90を配設し、これらを通過した光(スリット光)を、
図7の矢印に示される如く回転可能なミラー92に入光
させることにより、ミラー92の回転に応じて3方向に
偏向されたスリット光を被測定物14へ照射させること
ができる。なお、ミラー92の回転角度は、図示しない
角度検出器によって制御すればよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る三次元座
標測定装置は、簡単な構造で被測定物の測定時間を短縮
することができるという優れた効果を有する。
標測定装置は、簡単な構造で被測定物の測定時間を短縮
することができるという優れた効果を有する。
【図1】本実施例に係る三次元座標測定装置の斜視図で
ある。
ある。
【図2】本実施例に係る三次元座標測定装置の側面図で
ある。
ある。
【図3】測定装置ユニット内の構造を示す概略図であ
る。
る。
【図4】(A)は3本のスリット光を同時照射したとき
に1主走査によって得られる特性図、(B)は3本のス
リット光を順次照射したときの各主走査によって得られ
る特性図である。
に1主走査によって得られる特性図、(B)は3本のス
リット光を順次照射したときの各主走査によって得られ
る特性図である。
【図5】ハーフミラーを用いた場合の光源部の変形例で
ある。
ある。
【図6】プリズムミラーを用いた場合の光源部の変形例
である。
である。
【図7】回転ミラーを用いた場合の光源部の変形例であ
る。
る。
10 三次元座標測定装置 14 被測定物 18 測定装置ユニット 26 雌ねじ孔 30 雄ねじシャフト 40 光源部 42、44、46 半導体レーザ 56 受光部 60 CCDエリアセンサ(光電変換素子)
Claims (4)
- 【請求項1】 被測定物の表面に対して主走査方向に扇
状に拡がるスリット光を照射する光源部と、前記スリッ
ト光の照射による前記被測定物の表面からの反射光を受
光し被測定物の明暗に応じた電気信号を出力する光電変
換素子と、をを備えた測定ユニットを副走査方向へ順次
移動させることによって、光電変換素子からの電気信号
に基づいて前記被測定物の表面形状の座標を演算する三
次元座標測定装置であって、 前記光源部が前記スリット光を副走査方向に複数本出力
する機能を有し、順次又は同時に照射することによっ
て、前記測定ユニットの1回の副走査方向への移動時に
前記スリット光の出力本数に応じた主走査を行うことを
特徴とする三次元座標測定装置。 - 【請求項2】 前記複数のスリット光はそれぞれ独立し
た光源から出力されることを特徴とする請求項1記載の
三次元座標測定装置。 - 【請求項3】 前記複数のスリット光は、単一の光源か
ら出力される光を分離して形成することを特徴とする請
求項1記載の三次元座標測定装置。 - 【請求項4】 前記複数のスリット光は、単一の光源か
らの出力される光を偏向して形成することを特徴とする
請求項1記載の三次元座標測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31678993A JPH07167617A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 三次元座標測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31678993A JPH07167617A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 三次元座標測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07167617A true JPH07167617A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=18080944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31678993A Pending JPH07167617A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 三次元座標測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07167617A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007193A (ja) * | 2010-07-26 | 2011-01-13 | Nippon Muki Co Ltd | ガスタービン吸気用フィルタユニット |
JP2015132538A (ja) * | 2014-01-14 | 2015-07-23 | 株式会社ディスコ | 研削装置 |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP31678993A patent/JPH07167617A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007193A (ja) * | 2010-07-26 | 2011-01-13 | Nippon Muki Co Ltd | ガスタービン吸気用フィルタユニット |
JP2015132538A (ja) * | 2014-01-14 | 2015-07-23 | 株式会社ディスコ | 研削装置 |
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