JPH07167459A - 局所空調用の冷温風送給方法、および同冷温風送給装置 - Google Patents

局所空調用の冷温風送給方法、および同冷温風送給装置

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JPH07167459A
JPH07167459A JP5313258A JP31325893A JPH07167459A JP H07167459 A JPH07167459 A JP H07167459A JP 5313258 A JP5313258 A JP 5313258A JP 31325893 A JP31325893 A JP 31325893A JP H07167459 A JPH07167459 A JP H07167459A
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air
cold
local
hot air
small holes
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Application number
JP5313258A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kabeta
昭 壁田
Tadao Sakai
忠雄 酒井
Eiji Yamauchi
英二 山内
Kyoichi Sekiguchi
恭一 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 局所空調用の冷温風送給技術を改良して、従
来技術におけるよりも大きい立体的区域と、快適な温度
分布を形成し得る冷温風送給方法、および同装置を提供
する。 【構成】 空気チャンバ7の中へ、図外の冷暖房機から
冷温風が供給されるようになっている。上記空気チャン
バ7の下面は、多数の小孔を配列した多孔板(例えば固
定多孔板8)によって構成されており、これらの小孔を
通って、多数の細い冷温空気流が下方に向けて噴出す
る。冷房時には種として上記多数の小孔から冷風を噴出
せしめ、暖房時には主として前記多孔板の周辺に設けら
れたスリット10から温風を噴出せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば天井吊り形空調
装置の冷温風吹き出し装置のように、床と天井との間に
形成されている空間の中に配設されて、ある有限の立体
的区域の空調を行なうための冷温風送給装置、および、
同じく冷温風送給方法に関するものである。ただし本発
明において冷温風とは「冷風および,または温風」を意
味するものである。
【0002】
【従来の技術】間仕切りの無い大空間を有し、かつ作業
者の配置密度の小さい工場などにおいては、従来一般
に、全体冷暖房は行なわず、簡単な冷暖器具が用いられ
た。図7は局所空間の従来例を示し、(A)はクーラー
を用いた局所冷房の模式的な説明図であり、(B)は電
気ストーブやガスストーブを用いた局所暖房の模式的な
説明図である。作業員の作業環境が暑すぎるときは、ク
ーラー1で発生した冷風を冷風ダクト2で導いて吹き出
し用ノズル3から噴出させる。また作業環境が寒すぎる
ときは赤外線ヒータ4やガスストーブ5から放射される
熱線を作業者に向ける。この場合、対流による伝熱も行
なわれるが、広い空間の中では有効な対流伝熱は期待し
難い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前掲の図7(A)の局
所冷房方式においては、冷風の到達区域が非常に狭く、
作業者の行動範囲をカバーすることが困難である。ま
た、図7(B)の局所暖房方式は、赤外線の有効到達距
離が比較的短く、距離の2乗に反比例して弱くなるの
で、作業者の行動範囲をカバーし切れない。その上、身
体の片側だけが暖くて反対側が寒いという不具合を伴い
易い。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
であって、比較的狭い範囲内で行動する人体について、
その移動範囲を冷温風で満たして、有限の立体的区域を
局所的に、かつ経済的に冷暖房することのできる冷温風
の送給方法、および同じく送給装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的(立体的区域
を経済的に冷暖房する)を達成するため本発明に係る冷
温風送給方法は、床と天井との間に配置される空気チャ
ンバの中に、冷風および温風の少なくとも何れか一方を
供給して、上記空気チャンバの下面から冷,温風を吹き
出させて局所空調を行なう方法において、上記空気チャ
ンバの下面に多数の小孔を配列して、これらの小孔から
冷温風を吹き出させることを特徴とする。
【0006】本発明の装置は、冷暖房機に組み付けら
れ、若しくはサプライダクトを介して冷暖房機に接続さ
れた空気チャンバと、上記空気チャンバの下面に設けら
れた吹き出し口とを備え、床と天井との間に配設して使
用される局所空調用の冷温風送給装置において、前記の
吹き出し口が、多数の小孔を配列した多孔板によって構
成されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】上述の方法によると、多数の小孔から、ほぼ平
行な多数の細い冷温空気流の束が送給されるので、該冷
温空気流の有する運動エネルギーが分散され、従来技術
に比して格段に広い立体的区域を冷温風で満たすことが
できる。しかも、個々の細い冷温空気流の流速は比較的
大きいので到達可能距離が長い上に、これを空気流束の
全体として見ると平均流速が比較的小さいので、周囲の
空気(冷温処理されていない大気)を誘引することが少
ないので、冷房効率が高くて経済的である。
【0008】前述の装置によると、空気チャンバの下面
に多数の小孔が設けられているので、上述した発明方法
を容易に実施して、その効果を充分に発揮せしめること
ができる。
【0009】
【実施例】次に、図1ないし図6を順次に参照しつつ、
本発明の実施例を説明する。図1は本発明に係る局所空
調用の冷温風送給装置の1実施例を示し、(A)は一部
を切断して描いた模式的な平面図であって小孔の図示に
は省略法を用いてあり、(B)は模式的に描いた垂直断
面に、作動を説明するための矢印および寸法を表わす記
号と寸法線とを記入した説明図である。図2は上記実施
例を部分的に破断して描いた斜視図である。図1および
図2に示した7は空気チャンバであって、図2に示すよ
うにサプライダクトを取り付けられ、図外の冷暖房機に
接続されている。この空気チャンバ7はほぼ水平な姿勢
で、作業者の頭上に設置される。図示を省略するが、ク
ーラーの下面に空気チャンバ7を直接的に取り付けても
良い。本例の空気チャンバ7を中空の厚い方形板状をな
しており、その底面板はアルミニウム板で構成され、口
径5ミリメートルの小孔がピッチ25ミリメートルで多
数配列して穿たれていて多孔板状をなしている。説明の
便宜上、これを固定多孔板8と呼ぶ。本例の多孔板は図
1(A)のごとく、多数の小孔を格子状に配列してある
が、発明を実施する際、多数の小孔を千鳥状その他任意
のパターンに配列することもできる。上記の固定多孔板
8を構成しているアルミニウム板の両端部は、図1
(B)に示すごとく略垂直下方に折り曲げて、誘引防止
用の側壁9が形成されている。本発明を実施する際、固
定多孔板と別体の側壁部材を構成して取り付けても良
い。
【0010】そして、図1(B)に示すごとく、前記空
気チャンバ7の両側の壁が下方に延長されており、前記
の側壁9との間に冷温風吹き出し用のスリット10が形
成されている。このスリットの開口方向は、噴出する冷
温風のジェット流j,j′が垂直下方ではなく内側に傾
けて、すなわち、これら双方のジェット流の矢印j,
j′を延長すると図外で交わるように傾けられている。
前記の固定多孔板8と同様の小孔が同様に配列された2
枚のスライド多孔板11a,11bが、該固定多孔板8
の上に重ね合わせて、それぞれ往復矢印a−b,a′−
b′方向の摺動自在に配設されている。図1(B)は、
読図の便宜上、上記2枚のスライド多孔板11a,11
bを離間せしめて描いてあるが、実際には相互に当接し
ている。13はガイドローラである。
【0011】上記2枚のスライド多孔板11a,11b
は、モータMにより、レバー・リンク機構12を介して
往復矢印a−b,a′−b′方向に駆動される。図1
(B)は、上記2枚のスライド多孔板11a,11bが
それぞれ矢印a,a′方向にスライドせしめられた状態
を描いてあり、この状態においては固定多孔板8の小孔
とスライド多孔板11a,11bの小孔とが重なり合っ
て、空気チャンバ7内の冷温風が細い(径5φの)空気
流となって噴出し得るようになっている。そして、図示
の状態からスライド多孔板11a,11bが矢印b,
b′方向にスライドせしめられると、双方の多孔板の小
孔の位置がずれて、該小孔から冷温風が噴出できなくな
る。また、図1(A)のようにスライド多孔板11a,
11bが矢印a,a′方向にスライドして小孔から冷温
風が噴出し得るようになっている状態では、該スライド
多孔板11a,11bの左,右の端が前記スリット10
を通る流路を閉塞している。このスライド多孔板11
a,11bの矢印b,b′方向にスライドさせると、前
記スリット10を通る冷温風の流路が開放され、その代
りに双方の多孔板それぞれの小孔がずれて、該小孔を通
る冷温風の流路が閉塞される。以上に説明したように、
本実施例の多孔板とスリットとにはそれぞれシャッタ機
構が設けられ、かつ、双方のシャッタ機構が相互に連動
する。前述した二つの状態の中間に、スリットと小孔と
が半開となる状態も有る。前記のモータMは、図外の冷
暖房機と連動していて、冷房状態になるとスライド多孔
板11a,11bを矢印a方向にスライドさせて小孔か
ら冷風を噴出させ、暖房状態になると該スライド多孔板
11a,11bを矢印b方向にスライドさせてスリット
10から温風を噴出させる。
【0012】図3は上記実施例の冷温風送給装置を用い
て局所冷房を行なっている状態を示し、(A)は冷風の
流路を付記した模式的な正面図、(B)は温度分布を付
記した模式的な正面図である。空調機6aから供給され
る冷風はサプライダクト6bによって空気チャンバ7に
導かれ、先に図1(B)に示したようにスリット10を
閉塞された状態で、該空気チャンバ7の多孔板の小孔か
ら下方へ噴出せしめられる。個々の小孔ごとに、細い低
温空気流が下方に向けて噴出され、多数の細い低温空気
流が相互に間隙を介した平行な束となって作業員を包む
形に、その周囲空間を満たす。この場合、多数の細い空
気流の束の根本を側壁9で取り囲まれているので、その
周囲の大気(非空調空気)を、仮想線で描いた矢印eの
ごとく誘引する虞れが無い。すなちわ、空調空気が非空
調空気によって希釈されることなく、効率の良い冷房作
用が得られる。その結果、図3(B)に示すごとく作業
員が定位置を中心として1,2歩移動する程度の区域
に、立体的な低温エリア(局所空調域)が形成される。
従来例を示した図7(A)と比較して容易に理解される
ように、作業者は全身を空調空気に包まれて快適であ
る。作業者が快適な環境を与えられることは、作業能率
を向上せしめるとともに不良品発生率を低下させ、しか
も労働災害を未然に抑制する。
【0013】(図1(B)参照)前記の側壁9が下方に
向けて延伸している寸法(側壁9の高さ寸法)Hは、本
実施例においては80ミリメートルに設定した。この値
は、前記の小孔の径寸法d(図1(A)参照)に比して
16倍に相当する。本発明者の試験,研究によれば、上
記の側壁の高さ寸法Hは、小孔の径寸法dに比して、1
0倍ないし20倍に設定することが望ましい。その理由
は、10倍未満であると周囲の空気の誘引を防止する効
果が不充分であり、20倍を越えても上記の誘引防止効
果がそれ以上には良くならないからである。また、本実
施例における細い冷空気流の流速は、小孔の出口付近で
毎秒約6メートルであり、側壁9の下端付近で毎秒0.
6メートルである。すなわち、流速が低下して0.6メ
ートル/毎秒まで減速する領域を側壁9で取り囲んであ
る。本発明者の試験,研究によれば、冷風の流速が毎秒
1.5メートルまで減速する領域を側壁9で取り囲まな
いと、所望の誘引防止効果が得られない。従って、側壁
の高さ寸法Hは、少なくとも秒速1.5メートルに対応
するまでの減速域をカバーできなければならない。上記
の寸法Hの上限は、機能からは制約されないので、コス
ト,使い易さ,意匠的デザインなどを勘案して設定すれ
ば良い。
【0014】図4は前記実施例の冷温風送給装置を用い
て局所暖房を行なっている状態を示し、(A)は温風の
流路を付記した模式的な正面図、(B)は温度分布を付
記した模式的な正面図である。図外の空調機から供給さ
れる温風は空気チャンバ7に導かれ、先に図1(B)に
ついて説明したスリット10から、垂直下方よりも内向
き方向に偏らせて噴出せしめられる。この作動は、図1
(B)に描かれている状態からスライド多孔板11a,
11bを矢印b,b′方向に移動させてスリット10を
開放した状態で行なう。ただし、小孔は完全に閉塞しな
くても良い。図4(A)のごとく温風を下向きに噴出せ
しめることは自然対流に抗して行なわれる形となるた
め、図3について前述した局所冷房とは異なったパター
ンで行なう。すなわち、スリットからの温風を内向きに
傾けて噴出させ、局所暖房エリアの中央部に温風のよど
みを形成させる。この際、多孔板の小孔からも若干の温
風を噴出させると、小孔から噴出した温風はスリット1
0から噴出した温風によって誘引されて、前記のよどみ
形成を助長する。上述の作用,効果から容易に理解でき
るごとく、(図1参照)本発明において「スライド多孔
板に、固定多孔板8と同様の小孔を同様に配列する」と
は、必ずしも同形同寸の小孔を同一ピッチで配列するこ
とに限らず、類似の小孔を類似のパターンで配列すれば
足りる。
【0015】図5は前記と異なる実施例を示し、空気チ
ャンバ7の周辺部を拡大して描いた断面図である。傾動
ノズル14は、空気チャンバ7に対して傾動可能に嵌合
されている。この部材は紙面と垂直方向に長さを有し、
矢印J方向のスリットとして機能する。そして該傾動ノ
ズル14の傾動により、噴出方向(矢印J)が円弧矢印
f−gのごとく変化する。このように構成しておくと、
作業条件の変化に対応して最適の局所暖房エリアを現出
せしめることができて便利である。
【0016】図6は前記とさらに異なる実施例を示し、
床と天井との間の空間内に配置した状態の正面図であ
る。工場建屋の天井には天井照明灯15a,15bが設
置されているが、その下方に空気チャンバ7を配置する
と、該空気チャンバ7の下方に天井照明灯15a,15
bの照明光が到達しない暗部(影)を生じる。この暗部
を解消するため、該空気チャンバ7の側方に照明灯18
a,18bを取り付けてある。さらに、本実施例におい
ては天井の下方に水平なガイドレール16が設置されて
おり、かつ、前記の空気チャンバ7は吊持ロッド19を
介してローラ17a,17bによって吊持されている。
そして上記のローラ17a,17bは、前記のガイドレ
ール16上を走行し得るようにマウントされている。こ
のように構成すると、工場内部のレイアウト変更などに
よって作業者の定位置が変化した場合、これに順応して
空気チャンバ7を移動させるのに便利である。例えば工
場内に、設置場所の変更が容易でないコンベアー20が
設けられている場合、上記コンベアー20の上方に、こ
れと平行にガイドレール16を設置しておくと、上記コ
ンベアー20に沿って配置されている作業ステーション
を移動させるのに好都合である。また、前記の吊持ロッ
ド19の長さ寸法を調節し得る構造にして、空気チャン
バの位置を上下に調整し得るように構成しておくと、作
業環境の条件変化に対応することが容易である。
【0017】
【発明の効果】本発明方法によると、多数の小孔から、
ほぼ平行な多数の細い冷温空気流の束が送給されるの
で、該冷温空気流の有する運動エネルギーが分散され、
従来技術に比して格段に広い立体的区域を冷温風で満た
すことができる。しかも、個々の細い冷温空気流の流速
は比較的大きいので到達可能距離が長い上に、これを空
気流束の全体として見ると平均流速が比較的小さいの
で、周囲の空気(冷温処理されていない大気)を誘引す
ることが少ないので、冷房効率が高くて経済的である。
【0018】本発明装置によると、空気チャンバの下面
に多数の小孔が設けられているので、上述した発明方法
を容易に実施して、その効果を充分に発揮せしめること
ができるという優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る局所空調用の冷温風送給装置の1
実施例を示し、(A)は一部を切断して描いた模式的な
平面図であって小孔の図示には省略法を用いてあり、
(B)は模式的に描いた垂直断面に、作動を説明するた
めの矢印および寸法を表わす記号と寸法線とを記入した
説明図である。
【図2】上記実施例を部分的に破断して描いた斜視図で
ある。
【図3】上記実施例の冷温風送給装置を用いて局所冷房
を行なっている状態を示し、(A)は冷風の流路を付記
した模式的な正面図、(B)は温度分布を付記した模式
的な正面図である。
【図4】前記実施例の冷温風送給装置を用いて局所暖房
を行なっている状態を示し、(A)は温風の流路を付記
した模式的な正面図、(B)は温度分布を付記した模式
的な正面図である。
【図5】前記と異なる実施例を示し、空気チャンバ7の
周辺部を拡大して描いた断面図である。
【図6】前記とさらに異なる実施例を示し、床と天井と
の間の空間内に配置した状態の正面図である。
【図7】局所空間の従来例を示し、(A)はクーラーを
用いた局所冷房の模式的な説明図であり、(B)は電気
ストーブやガスストーブを用いた局所暖房の模式的な説
明図である。
【符号の説明】
1…クーラ、2…冷風ダクト、3…吹き出し用ノズル、
4…赤外線ヒータ、5…ストーブ、6…サプライダク
ト、6a…空調機、6b…サプライダクト、7…空気チ
ャンバ、8…固定多孔板、9…誘引防止用の側壁、10
…スリット、11a,11b…スライド多孔板、12…
レバー・リンク機構、13…ガイドローラ、14…傾動
ノズル、15a,15b…天井照明灯、16…ガイドレ
ール、17a,17b…ローラ、18a,18b…照明
灯、19…吊持ロッド、20…コンベアー。
フロントページの続き (72)発明者 山内 英二 東京都千代田区神田和泉町1番地 日立ビ ル施設エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 関口 恭一 東京都足立区中川四丁目16番29号 日立ビ ル施設エンジニアリング株式会社開発研究 部内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床と天井との間に配置される空気チャン
    バの中に、冷風および温風の少なくとも何れか一方を供
    給して、上記空気チャンバの下面から冷,温風を吹き出
    させて局所空調を行なう方法において、上記空気チャン
    バの下面に多数の小孔を配列して、これらの小孔から冷
    温風を吹き出させることを特徴とする、局所空調用の冷
    温風送給方法。
  2. 【請求項2】 前記多数の小孔から冷風を吹き出させる
    場合、上記小孔のそれぞれから吹き出される細い低温空
    気流の束の根元を取り囲む形の側壁を設けて、上記多数
    の細い低温空気流の束の付近に存在する非空調空気の誘
    引を防止することを特徴とする、請求項1に記載した局
    所空調用の冷温風送給方法。
  3. 【請求項3】 前記側壁の高さ寸法を、前記小孔の直径
    の10〜20倍に設定することを特徴とする、請求項2
    に記載した局所空調用の冷温風送給方法。
  4. 【請求項4】 前記側壁によって、前記多数の細い低温
    空気流の流速が毎秒1.5メートル以下となる区域を取
    り囲むことを特徴とする、請求項2に記載した局所空調
    用の冷温風送給方法。
  5. 【請求項5】 前記空気チャンバの周辺部に、ほぼ下方
    に向けて開口するスリットを設け、 冷風を送給する場合は前記多数の小孔から冷風を噴出せ
    しめ、 温風を送給する場合は上記のスリットおよび小孔の両方
    から温風を噴出せしめ、若しくはスリットのみから温風
    を噴出せしめることを特徴とする、請求項2に記載した
    局所空調用の冷温風送給方法。
  6. 【請求項6】 前記のスリットを、空気チャンバの周辺
    部の少なくとも2個所に、相互にほぼ平行に対向して設
    けるとともに、上記少なくとも2個所のスリットから温
    風を、互いに内側に向けて偏らせた方向に噴出させるこ
    とを特徴とする、請求項5に記載した局所空調用の冷温
    風送給方法。
  7. 【請求項7】 前記の少なくとも2個所のスリットから
    噴出せしめる温風の内側向けの偏り角度を、環境条件お
    よび所望の温度分布に基づいて調節することを特徴とす
    る、請求項6に記載した局所空調用の冷温風送給方法。
  8. 【請求項8】 前記多数の小孔およびスリットのそれぞ
    れにシャッター機構を設け、冷風,温風の切替えに伴っ
    て、 イ.小孔を開いて、スリットを閉じた状態、 ロ.小孔、およびスリットの双方を、それぞれ半開とし
    た状態、 ハ.小孔を閉じて、スリットを開いた状態、 の何れかを選択して冷温風の流動パターンを制御するこ
    とを特徴とする、請求項5に記載した局所空調用の冷温
    風送給方法。
  9. 【請求項9】 前記空気チャンバの側方に照明灯を設け
    て、該空気チャンバの下方に、天井照明灯の影が出来な
    いように補足照明を行なうことを特徴とする、請求項1
    に記載した局所空調用の冷温風送給方法。
  10. 【請求項10】 前記の床の上方に、天井の直近もしく
    は天井の下方に位置せしめて、ほぼ水平方向の案内手段
    を設けて、前記の空気チャンバをほぼ水平な面に沿って
    移動せしめることを特徴とする、請求項1に記載した局
    所空調用の冷温風送給方法。
  11. 【請求項11】 前記の水平面に沿った移動と併せて、
    若しくは単独に、前記空気チャンバの床面からの高さを
    調節することを特徴とする、請求項10に記載した局所
    空調用の冷温風送給方法。
  12. 【請求項12】 冷暖房機に組み付けられ、若しくはサ
    プライダクトを介して冷暖房機に接続された空気チャン
    バと、上記空気チャンバの下面に設けられた吹き出し口
    とを備え、床と天井との間に配設して使用される局所空
    調用の冷温風送給装置において、前記の吹き出し口が、
    多数の小孔を配列した多孔板によって構成されているこ
    とを特徴とする、局所空調用の冷温風送給装置。
  13. 【請求項13】 前記多孔板の周囲の少なくとも一部分
    に、ほぼ下方に向けて延伸する側壁が設けられているこ
    とを特徴とする、請求項12に記載した局所空調用の冷
    温風送給装置。
  14. 【請求項14】 前記の側壁の高さ寸法Hは、前記多数
    の小孔の径をdとして 10d<H<20d であることを特徴とする、請求項12に記載した局所空
    調用の冷温風送給装置。
  15. 【請求項15】 前記側壁は、前記多数の小孔から噴出
    した空気流の流速が毎秒1.5メートルまで減速する区
    域を取り囲んでいることを特徴とする、請求項12に記
    載した局所空調用の冷温風送給装置。
  16. 【請求項16】 前記空気チャンバの周辺部に、ほぼ下
    方に向けて開口するスリットが設けられていることを特
    徴とする、請求項12に記載した局所空調用の冷温風送
    給装置。
  17. 【請求項17】 前記の多孔板に重ね合わせて、前記小
    孔と同様の小孔が同様に配列されたスライド可能な多孔
    板が配置されており、 上記双方の多孔板それぞれの小孔が互いに重なり合って
    連通する状態において上記スライド可能の多孔板が前記
    のスリットを閉塞し、 該スライド可能の多孔板が上記のスリットを開放する位
    置にスライドすると、前記双方の多孔板それぞれの小孔
    の重なり合いがずれて、該小孔が閉塞されるように構成
    されてあることを特徴とする、請求項16に記載した局
    所空調用の冷温風送給装置。
  18. 【請求項18】 前記のスリットは、チャンバの周辺部
    から真下に向かう方向よりも、チャンバの中央部へ接近
    する方向に傾けて形成されていることを特徴とする、請
    求項16に記載した局所空調用の冷温風送給装置。
  19. 【請求項19】 前記のスリットの傾き角が調節可能な
    構造であることを特徴とする、請求項18に記載した局
    所空調用の冷温風送給装置。
  20. 【請求項20】 前記のスライド可能な多孔板は、電動
    機によってスライドせしめられる構造であり、 かつ、冷暖房機の冷・暖切換作動に連動されていて、 冷房時にはスリットを閉じて多数の小孔を開かせ、 暖房時にはスリットを開いて多数の小孔を閉ざす方向に
    駆動されるようになっていることを特徴とする、請求項
    17に記載した局所空調用の冷温風送給装置。
  21. 【請求項21】 前記の空気チャンバの側方に照明灯が
    装着されていることを特徴とする、請求項12に記載し
    た局所空調用の冷温風送給装置。
  22. 【請求項22】 天井面に沿って、若しくは天井面の下
    方に、ほぼ水平な案内用の部材が配置されていて、前記
    の空気チャンバは上記案内用の部材によって重量を支持
    され、かつ、ほぼ水平方向に移動せしめ得る構造である
    ことを特徴とする、局所空調用の冷温風送給装置。
  23. 【請求項23】 前記の空気チャンバは、ほぼ水平方向
    の移動に伴って、若しくは単独に、その設置位置を上下
    方向に調節し得る構造であることを特徴とする、請求項
    22に記載した局所空調用の冷温風送給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006112755A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Shimizu Corp 局所清浄化空調システム
WO2023210307A1 (ja) * 2022-04-25 2023-11-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 送風システム

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