JPH07167261A - オイルポンプ駆動装置 - Google Patents

オイルポンプ駆動装置

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JPH07167261A
JPH07167261A JP5313474A JP31347493A JPH07167261A JP H07167261 A JPH07167261 A JP H07167261A JP 5313474 A JP5313474 A JP 5313474A JP 31347493 A JP31347493 A JP 31347493A JP H07167261 A JPH07167261 A JP H07167261A
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JP
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shaft
gear
pump
way clutch
rotates
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Kiyoshi Kimura
清 木村
Toyoji Yasuda
豊司 安田
Masahiro Imamura
正広 今村
Kazuo Oyama
和男 大山
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Honda Motor Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0434Features relating to lubrication or cooling or heating relating to lubrication supply, e.g. pumps ; Pressure control
    • F16H57/0436Pumps
    • F16H57/0439Pumps using multiple pumps with different power sources or a single pump with different power sources, e.g. one and the same pump may selectively be driven by either the engine or an electric motor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/003Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion the gear-ratio being changed by inversion of torque direction

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  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の前後進時及び停止時の何れの場合に
も、オイルポンプを適切に駆動できるようにする。 【構成】 オイルポンプPを駆動するポンプ軸54は、
停止時用一方向クラッチCaを介してアシストモータM
aに接続される。また、車両の走行用モータに接続され
て正逆転するメインシャフトSmは、ギヤ70、ギヤ6
7及び前進時用一方向クラッチCfを介してポンプ軸5
4に接続されるとともに、ギヤ71、ギヤ73、ギヤ6
4及び後進時用一方向クラッチCrを介してポンプ軸5
4に接続される。メインシャフトSmがa方向に回転す
る前進時には前進時用一方向クラッチCfが、メインシ
ャフトSmがa′方向に回転する後進時には後進時用一
方向クラッチCrが、メインシャフトSmが停止する停
止時には停止時用一方向クラッチCaがそれぞれロック
し、オイルポンプPを駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のトランスミッシ
ョンに作動油を供給するオイルポンプを、トランスミッ
ションからの駆動力及びアシストモータからの駆動力に
よって駆動し得るようにしたオイルポンプ駆動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電気モータを走行用動力源とする車両に
おいて、オイルポンプを専用のアシストモータで駆動し
得るようにしたものが、特公昭53−22214号公報
により公知である。また、内燃機関を走行用動力源とす
る車両において、内燃機関の停止時にもトランスミッシ
ョン等を制御するための油圧を発生させるべく、共通の
オイルポンプを内燃機関及びアシストモータの何れによ
っても駆動し得るようにしたものが、特公昭51−18
082号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記前者の
ものはオイルポンプ専用のアシストモータを常時駆動す
る必要があるため、電気エネルギーの消費量が増加する
問題がある。そこで、上記後者のものを電気モータを走
行用動力源とする車両に適用し、車両の走行時には走行
用モータでオイルポンプを駆動し、走行用モータが停止
する車両の停止時にはアシストモータでオイルポンプを
駆動することが考えられる。この場合、走行用モータは
車両の前進時と後進時とで正逆転するため、その回転方
向に関わらずオイルポンプを所定の方向に回転駆動する
必要があり、しかも走行用モータの駆動時とアシストモ
ータの駆動時とで、各々の駆動力が他方に伝達されない
ように考慮する必要がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、オイルポンプをトランスミッションからの駆動力及
びアシストモータからの駆動力によって的確に駆動し得
るようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、トランスミッション
に作動油を供給するオイルポンプを駆動するためのオイ
ルポンプ駆動装置において、トランスミッションに設け
られた正逆転可能な駆動軸とオイルポンプとを、前記駆
動軸の正転時にオイルポンプを所定方向に回転駆動する
第1ギヤ列及び前記駆動軸の逆転時にオイルポンプを前
記所定方向に回転駆動する第2ギヤ列を介して接続し、
前記第1ギヤ列及び第2ギヤ列にそれぞれ少なくとも1
個の第1一方向クラッチ及び少なくとも1個の第2一方
向クラッチを介装するとともに、第3ギヤ列を介してオ
イルポンプを前記所定方向に回転駆動するアシストモー
タを設け、前記第3ギヤ列に1個の第3一方向クラッチ
を介装したことを特徴とする。
【0006】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記第1ギヤ列又は第2ギヤ列の一
方に、2個の一方向クラッチを介装したことを特徴とす
る。
【0007】また請求項3に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、オイルポンプを駆動可能な第1ポン
プ軸及び第2ポンプ軸と、アシストモータにより駆動可
能な補助駆動軸とを備えて成り、前記第1ギヤ列を駆動
軸、第2ポンプ軸、補助駆動軸及び第1ポンプ軸に沿っ
て形成し、前記第2ギヤ列を駆動軸及び第2ポンプ軸に
沿って形成し、且つ前記第3ギヤ列を補助駆動軸及び第
1ポンプ軸に沿って形成するとともに、補助駆動軸及び
第1ポンプ軸に各々前記第1一方向クラッチを介装し、
第2ポンプ軸に前記第2一方向クラッチを介装し、且つ
補助駆動軸に前記第3一方向クラッチを介装したことを
特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0009】図1〜図7は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は電動車両のトランスミッションの断面図、
図2は図1のA部拡大図、図3は図1のB部拡大図、図
4は図1のC部拡大図、図5は図1のD部拡大図、図6
はオイルポンプ駆動装置の概略図、図7は作用の説明図
である。
【0010】図1に示すように、電動車両のトランスミ
ッションTは車体前後方向に延びる割り面で結合された
左ケーシング1及び右ケーシング2を備えており、左ケ
ーシング1の左端開口部には左カバー3が結合されると
ともに、右ケーシング2の右端開口部には走行用のメイ
ンモータMmが支持される。左、右ケーシング1,2に
はメインモータMmの出力軸と同軸のメインシャフトS
mと、このメインシャフトSmと平行なカウンタシャフ
トScとが支持される。更に、カウンタシャフトScの
後方には差動装置Dを介して左右の車軸4,4が支持さ
れる。メインシャフトSmの前方には、アシストモータ
Maを有するオイルポンプ駆動装置Pdが設けられる。
【0011】図2から明らかなように、メインモータM
mは円筒状のモータケーシング5の前端開口部を覆うフ
ロントカバー6を備えており、このフロントカバー6を
貫通するボルト7によって右ケーシング2に固定され
る。フロントカバー6にボールベアリング8を介して支
持した出力軸9は、モータケーシング5の内周に設けた
固定子10の対向する回転子11を備える。出力軸9の
左端はメインシャフトSmの右端に同軸に対向してお
り、両者は第1マス12及び第2マス13をスプリング
14で結合したダンパー15によって相互に結合され
る。
【0012】図3から明らかなように、左、右ケーシン
グ1,2に一対のボールベアリング16,17を介して
支持されるメインシャフトSmは、ニードルベアリング
18を介して支持されたメイン1速ギヤ19と、メイン
シャフトSmと一体のメイン2速ギヤ20と、ニードル
ベアリング21を介して支持されたメイン3速ギヤ22
とを備えており、このメイン3速ギヤ22にはメインリ
バースギヤ23が一体に形成される。
【0013】一方、左、右ケーシング1,2にボールベ
アリング24及びローラベアリンググ25を介して支持
されるカウンタシャフトScは、カウンタシャフトSc
に相対回転自在に支持されて前記メイン1速ギヤ19に
噛合するカウンタ1速ギヤ26と、ニードルベアリング
27を介して支持されて前記メイン2速ギヤ20に噛合
するカウンタ2速ギヤ28と、ニードルベアリング29
を介して支持されて前記メイン3速ギヤ22に噛合する
カウンタ3速ギヤ30と、カウンタシャフトScに相対
回転自在に支持されて前記メインリバースギヤ23に噛
合するカウンタリバースギヤ31とを備える。前記カウ
ンタ1速ギヤ26は、カウンタシャフトScにスプライ
ン結合されたパーキングギヤ33の外周に一方向クラッ
チ47を介して支持される。カウンタシャフトScの右
端にはファイナルドライブギヤ32が一体に形成され
る。
【0014】メインシャフトSmに相対回転自在に支持
されたメイン1速ギヤ19は、シフトフォーク34によ
って作動するシフトピース35を介して前記メインシャ
フトSmに結合可能である。また、メインシャフトSm
に相対回転可能に支持されたメイン3速ギヤ22及びメ
インリバースギヤ23は、3速−リバース用クラッチ3
6を介して前記メインシャフトSmに結合可能である。
【0015】カウンタシャフトScに相対回転自在に支
持されたカウンタ2速ギヤ28は、2速用クラッチ37
を介して前記カウンタシャフトScに結合可能である。
また、カウンタ3速ギヤ30とカウンタリバースギヤ3
1とは、シフトフォーク38によって作動するシフトピ
ース39を介して前記カウンタシャフトScに選択的に
結合可能である。
【0016】図4から明らかなように、左、右ケーシン
グ1,2に一対のボールベアリング40,41を介して
支持されたディファレンシャルケース42は、前記ファ
イナルドライブギヤ32に噛合するファイナルドリブン
ギヤ43を備える。ディファレンシャルケース42を貫
通するピニオンシャフト44に設けた一対のディファレ
ンシャルピニオン45,45が、左右の車軸4,4の内
端に設けたディファレンシャルサイドギヤ46,46に
噛合する。
【0017】図5及び図6から明らかなように、右ケー
シング2の左側面には、内部に外接ギヤポンプよりなる
油圧ポンプPを収納する右ハウジング50、中央ハウジ
ング51及び左ハウジング52が積層されてボルト53
で共締めされる。油圧ポンプPは第1ポンプ軸54と一
体の第1ポンプギヤ55と、第2ポンプ軸56と一体の
第2ポンプギヤ57とを相互に噛合させて成り、その吐
出油は図示せぬ油路を介してトランスミッションMの油
圧制御部に供給される。
【0018】右ハウジング51及び左ハウジング53に
は一対のボールベアリング58,59を介して補助駆動
軸60が支持されており、左ケーシング1の外面に支持
したアシストモータMaの出力軸61が前記補助駆動軸
60の左端に同軸に対向する。補助駆動軸60の外周に
相対回転可能に嵌合するスリーブ62の左端に、アシス
トモータMaの出力軸61がオルダム継手63を介して
接続される。スリーブ62と補助駆動軸60との間には
停止時用一方向クラッチCaが設けられる。
【0019】左ハウジング52には、第2ポンプ軸56
と同軸に配設されてメインシャフトSmのメイン2速ギ
ヤ20に噛合する第2ポンプ軸駆動ギヤ64がボールベ
アリング65を介して支持される。第2ポンプ軸駆動ギ
ヤ64と第2ポンプ軸56との間には後進時用一方向ク
ラッチCrが設けられる。
【0020】補助駆動軸60の外周に相対回転自在に嵌
合する第1ギヤ66が前記ボールベアリング58を介し
て支持されており、この第1ギヤ66と補助駆動軸60
との間に第1前進時用一方向クラッチCf1 が設けられ
る。右ハウジング50には、第1ポンプ軸54の外周に
相対回転自在に嵌合する第1ポンプ軸駆動ギヤ67がボ
ールベアリング68を介して支持されており、この第1
ポンプ軸駆動ギヤ67と第1ポンプ軸54との間に第2
前進時用一方向クラッチCf2 が設けられる。補助駆動
軸60にスプライン結合された第2ギヤ69が前記第1
ポンプ軸駆動ギヤ67に噛合する。
【0021】次に、前述の構成を備えた本発明の第1実
施例の作用を説明する。
【0022】図3のシフトピース35は通常右位置にあ
り、メイン1速ギヤ19をメインシャフトSmに結合し
ている。このシフトピース35は後方に被牽引されると
きに左位置に移動され、メイン1速ギヤ19をメインシ
ャフトSmから切離してメインモータMmやオイルポン
プPが回され過ぎることを防止する。
【0023】トランスミッションTの変速段がニュート
ラルにあるとき、2速用クラッチ37は係合解除してい
てカウンタ2速ギヤ28はカウンタシャフトScに結合
されておらず、且つ3速−リバース用クラッチ36は係
合解除していてメイン3速ギヤ22及びメインリバース
ギヤ23はメインシャフトSmに結合されていない。
【0024】車両の前進時には、シフトピース39を右
位置に固定してカウンタ3速ギヤ30をカウンタシャフ
トScに結合した状態でメインモータMmを正転駆動す
る。その結果、1速の変速段が確立し、メインモータM
mの出力軸9の回転はダンパー15を介してトランスミ
ッションTのメインシャフトSmに伝達され、そこから
メイン1速ギヤ19、カウンタ1速ギヤ26、一方向ク
ラッチ47及びパーキングギヤ33を介してカウンタシ
ャフトScに伝達され、そこから更にファイナルドライ
ブギヤ32、ファイナルドリブンギヤ43及び差動装置
Dを介して左右の車軸4,4に伝達される。
【0025】この状態から2速用クラッチ37を係合さ
せると、カウンタ2速ギヤ28がカウンタシャフトSc
に結合されて2速の変速段が確立し、メインシャフトS
mの回転はメイン2速ギヤ20及びカウンタ2速ギヤ2
8を介してカウンタシャフトScに伝達される。このと
き、前記一方向クラッチ47がスリップすることによ
り、カウンタ1速ギヤ26はカウンタシャフトScに対
して相対回転する。
【0026】更に、2速用クラッチ37を係合解除して
3速−リバース用クラッチ36を係合させると、メイン
3速ギヤ22がメインシャフトSmに結合されて3速の
変速段が確立し、メインシャフトSmの回転はメイン3
速ギヤ22及びカウンタ3速ギヤ30を介してカウンタ
シャフトScに伝達される。このとき、前記一方向クラ
ッチ47がスリップすることにより、カウンタ1速ギヤ
26はカウンタシャフトScに対して相対回転する。
【0027】一方、シフトピース39を左方向に駆動し
てカウンタリバースギヤ31をカウンタシャフトScに
結合し、3速−リバース用クラッチ36を係合させてメ
インリバースギヤ23をメインシャフトSmに結合する
と、リバースの変速段が確立する。この状態でメインモ
ータMmを逆転駆動すると、メインシャフトSmの回転
はメインリバースギヤ23及びカウンタリバースギヤ3
1を介してカウンタシャフトScに伝達され、車両を後
進させる。この場合も、前記一方向クラッチ47がスリ
ップすることにより、カウンタ1速ギヤ26はカウンタ
シャフトScに対して相対回転する。
【0028】ところで、エンジンを走行用駆動源とする
車両では、エンジンの回転方向が一定であり、且つ車両
の停止中にもエンジンが回転しているため、オイルポン
プPは常時駆動される。しかしながら、電動車両では、
前述したように前進時と後進時とでメインモータMmの
回転方向が逆転し、しかも車両の停止時にはメインモー
タも停止するため、オイルポンプPを常時駆動するため
の考慮が必要である。本実施例ではオイルポンプPの駆
動は以下のようにして行われる。
【0029】図7(A)に示すように、車両の前進時に
メインシャフトSmが矢印a方向に回転すると、メイン
2速ギヤ20に噛合する第2ポンプ軸駆動ギヤ64が回
転するが、このとき後述するように第2ポンプ軸56は
矢印b方向に回転しているため、後進時用一方向クラッ
チCrがスリップして第2ポンプ軸駆動ギヤ64は第2
ポンプ軸56に対して相対回転する。第2ポンプ軸駆動
ギヤ64に噛合する第1ギヤ66が回転すると、第1前
進時用一方向クラッチCf1 がロックして補助駆動軸6
0が矢印c方向に回転する。このとき、停止時用一方向
クラッチCaはスリップし、補助駆動軸60の回転がア
シストモータMaに伝達されることはない。
【0030】補助駆動軸60が矢印c方向に回転する
と、第2ギヤ69に噛合する第1ポンプ軸駆動ギヤ67
が回転し、第2前進時用一方向クラッチCf2 がロック
することにより第1ポンプ軸54が矢印d方向に回転す
る。その結果、相互に噛合する第1ポンプギヤ55及び
第2ポンプギヤ57が回転してオイルポンプPは作動油
を吐出する。このとき、第2ポンプ軸56が矢印b方向
に回転するが、前述したように後進時用一方向クラッチ
Crがスリップして第2ポンプ軸駆動ギヤ64の回転に
支障を及ぼすことがない。
【0031】尚、図7(A)における黒で塗り潰した一
方向クラッチ(第1前進時用一方向クラッチCf1 及び
第2前進時用一方向クラッチCf2 )はロック状態にあ
ることを示しており、白抜きの一方向クラッチ(後進時
用一方向クラッチCr及び停止時用一方向クラッチC
a)はスリップ状態にあることを示している。この表示
方法は、その他の図においても同様である。
【0032】図7(B)に示すように、車両の後進時に
メインシャフトSmが矢印a′方向に逆回転してメイン
2速ギヤ20に噛合する第2ポンプ軸駆動ギヤ64が回
転すると、今度は後進時用一方向クラッチCrがロック
して第2ポンプ軸56を矢印b方向に回転させる。第2
ポンプ軸56が回転すると相互に噛合する第1ポンプギ
ヤ55及び第2ポンプギヤ57が回転してオイルポンプ
Pは作動油を吐出する。このとき、第2ポンプ軸駆動ギ
ヤ64に噛合する第1ギヤ66が回転するが、その回転
は第1前進時用一方向クラッチCf1 がスリップして補
助駆動軸60に伝達されず、また第1ポンプ軸54が矢
印d方向に回転するが、第2前進時用一方向クラッチC
2 がスリップして第1ポンプ軸駆動ギヤ67は回転し
ない。
【0033】図7(C)に示すように、車両の停止時に
はメインモータMm及びメインシャフトSmが停止し、
その代わりにアシストモータMaが矢印e方向に駆動さ
れる。その結果、停止時用一方向クラッチCaがロック
して補助駆動軸60が矢印c方向に回転し、その回転は
第2ギヤ69、第1ポンプ軸駆動ギヤ67及び第2前進
時用一方向クラッチCf2 を介して第1ポンプ軸54に
伝達され、オイルポンプPが駆動される。このとき、第
1前進時用一方向クラッチCf1 及び後進時用一方向ク
ラッチCrは共にスリップし、アシストモータMaの回
転がメインシャフトSmに伝達されることがない。
【0034】上述のように、このオイルポンプ駆動装置
Pdは、オイルポンプPを常時駆動するための以下の
〜の3つの機能を備えている。 車両の前進時にメインモータMmが正転しても、車
両の後進時にメインモータMmが逆転しても、オイルポ
ンプPを常に所定の方向に駆動することが可能である。 メインモータMmが正転及び逆転しても、その回転
がアシストモータMaに伝達されることがない。 車両の停止時にアシストモータMaによってオイル
ポンプPを駆動することができ、その際にアシストモー
タMaの回転がメインシャフトSmに伝達されることが
ない。
【0035】第1実施例によれば、後述する第6実施例
(図16及び図17参照)に比べて、中間軸72が不要
であるために、オイルポンプPの第1ポンプ軸54と第
2ポンプ軸56との距離を小さくすることができる。ま
た、オイルポンプPへの駆動力が第1ポンプ軸54だけ
に入力されるので、オイルポンプPのレイアウトが容易
である。また後述する第5〜第8実施例と同様に、メイ
ンシャフトSmから単一のギヤ(メイン2速ギヤ20)
を介して駆動力が入力され、しかもメインシャフトSm
上に一方向クラッチが設けられていないので、メインシ
ャフトSmの設計自由度が増加する。更に、メインモー
タMmの回転数が比較的に高くなる車両の前進時に、メ
インシャフトSmの回転がメイン2速ギヤ20、第2ポ
ンプ軸駆動ギヤ64、第1ギヤ66、第2ギヤ69及び
第1ポンプ軸駆動ギヤ67より成る比較的に長いギヤ列
を介してオイルポンプPに伝達されるので、減速比を稼
いでオイルポンプPを適切な回転数で駆動することがで
きる。
【0036】以下、オイルポンプ駆動装置Pdの第2〜
第8実施例を順次説明する。第2〜第8実施例は、何れ
も前記〜の3つの機能を備えており、それに加えて
個々の特徴を有するものである。
【0037】図8及び図9は第2実施例を示すもので、
この実施例ではオイルポンプPの第1ポンプ軸54が停
止時用一方向クラッチCaを介して直接アシストモータ
Maに接続される。第1ポンプ軸54には前進時用一方
向クラッチCfを介して第1ポンプ軸駆動ギヤ67が支
持されるとともに、後進時用一方向クラッチCrを介し
て第2ポンプ軸駆動ギヤ64が支持される。メインシャ
フトSmに固着した第1ギヤ70が前記第1ポンプ軸駆
動ギヤ67に噛合し、またメインシャフトSmに固着し
た第2ギヤ71が中間軸72に設けた第3ギヤ73を介
して前記第2ポンプ軸駆動ギヤ64に噛合する。
【0038】図9(A)に示すように、車両の前進時に
メインシャフトSmが矢印a方向に回転すると、第1ギ
ヤ70に噛合する第1ポンプ軸駆動ギヤ67が回転して
前進時用一方向クラッチCfがロックするため、第1ポ
ンプ軸54が矢印b方向に回転してオイルポンプPが駆
動される。このとき、第2ギヤ71及び第3ギヤ73を
介して第2ポンプ軸駆動ギヤ64が回転するが、後進時
用一方向クラッチCrがスリップして第2ポンプ軸駆動
ギヤ64は第1ポンプ軸54に対して相対回転する。こ
のとき、停止時用一方向クラッチCaはスリップし、第
1ポンプ軸54の回転がアシストモータMaに伝達され
ることはない。
【0039】図9(B)に示すように、車両の後進時に
メインシャフトSmが矢印a′方向に逆回転すると、第
2ギヤ71及び第3ギヤ73を介して第2ポンプ軸駆動
ギヤ64が回転し、後進時用一方向クラッチCrがロッ
クして第1ポンプ軸54が矢印b方向に回転し、オイル
ポンプPが駆動される。このとき、第1ギヤ70を介し
て第1ポンプ軸駆動ギヤ67が回転するが、前進時用一
方向クラッチCfがスリップして第1ポンプ軸駆動ギヤ
67は第1ポンプ軸54に対して相対回転する。このと
き、停止時用一方向クラッチCaはスリップし、第1ポ
ンプ軸54の回転がアシストモータMaに伝達されるこ
とはない。
【0040】図9(C)に示すように、車両の停止時に
はメインモータMm及びメインシャフトSmが停止し、
その代わりにアシストモータMaが矢印d方向に駆動さ
れる。その結果、停止時用一方向クラッチCaがロック
して第1ポンプ軸54が矢印b方向に回転し、オイルポ
ンプPが駆動される。このとき、前進時用一方向クラッ
チCf及び後進時用一方向クラッチCrは共にスリップ
し、アシストモータMaの回転がメインシャフトSmに
伝達されることがない。
【0041】この第2実施例は、前述した〜の3つ
の機能を、必要最小限の3個の一方向クラッチ(即ち、
前進時用一方向クラッチCf、後進時用一方向クラッチ
Cr及び停止時用一方向クラッチCa)のみを使用して
達成しており、且つギヤの枚数が最小限の5枚(即ち、
第1ギヤ70、第2ギヤ71、第3ギヤ73、第1ポン
プ軸駆動ギヤ67及び第2ポンプ軸駆動ギヤ64)であ
るため、構造が最も簡単である。
【0042】図10及び図11は第3実施例を示すもの
で、この実施例はメインシャフトSmと第1ギヤ70と
の間に第2前進時用一方向クラッチCf2 を設けたもの
で、その他の構造は第2実施例(図8及び図9参照)と
同一である。
【0043】図11(A)に示すように、車両の前進時
には第2前進時用一方向クラッチCf2 と第1前進時用
一方向クラッチCf1 (第2実施例の前進時用一方向ク
ラッチCfに対応する)とがロックし、オイルポンプP
が駆動される。
【0044】ところで、第2実施例における後進時(図
9(B)参照)に前進時用一方向クラッチCfがスリッ
プするが、このとき前進時用一方向クラッチCfによっ
て支持された第1ポンプ軸駆動ギヤ67はメインシャフ
トSmに固着した第1ギヤ70に噛合して駆動されてい
るため、第1ポンプ軸54と第1ポンプ軸駆動ギヤ67
との相対回転速度が大きくなり、そのために前進時用一
方向クラッチCfの耐久性が低下する可能性がある。
【0045】しかしながら、第3実施例ではメインシャ
フトSmと第1ギヤ70との間に第2前進時用一方向ク
ラッチCf2 を介装したことにより、後進時に第2前進
時用一方向クラッチCf2 がスリップして第1ギヤ70
及び第1ポンプ軸駆動ギヤ67が回転しない。その結
果、第1前進時用一方向クラッチCf1 (第2実施例の
前進時用一方向クラッチCf)におけるスリップ量を減
少させ、第1前進時用一方向クラッチCf1 の耐久性を
向上させることができる。
【0046】図12及び図13は第4実施例を示すもの
で、この実施例はオイルポンプPの第1ポンプ軸54に
前進時用一方向クラッチCfを介して支持した第1ポン
プ軸駆動ギヤ67をメインシャフトSmに固着した第1
ギヤ70に噛合させるとともに、第2ポンプ軸56に後
進時用一方向クラッチCrを介して支持した第2ポンプ
軸駆動ギヤ64をメインシャフトSmに固着した第2ギ
ヤ71に噛合させる。更に、前記第2ポンプ軸56に停
止時用一方向クラッチCaを介して支持した第3ギヤ7
3を、アシストモータMaの出力軸61に固着た第4ギ
ヤ74に噛合させる。
【0047】図13(A)に示すように、車両の前進時
にメインシャフトSmが矢印a方向に回転すると、第1
ギヤ70に噛合する第1ポンプ軸駆動ギヤ67が回転し
て前進時用一方向クラッチCfがロックするため、第1
ポンプ軸54が矢印b方向に回転してオイルポンプPが
駆動される。このとき、第2ポンプ軸56が矢印c方向
に回転するが、後進時用一方向クラッチCrがスリップ
して第2ポンプ軸駆動ギヤ64は第2ポンプ軸56に対
して相対回転し、且つ停止時用一方向クラッチCaがス
リップして第3ギヤ73が第2ポンプ軸56に対して相
対回転し、第2ポンプ軸56の回転がアシストモータM
aに伝達されることはない。
【0048】図13(B)に示すように、車両の後進時
にメインシャフトSmが矢印a′方向に逆回転すると、
第2ギヤ71を介して第2ポンプ軸駆動ギヤ64が回転
し、後進時用一方向クラッチCrがロックして第2ポン
プ軸56が矢印c方向に回転し、オイルポンプPが駆動
される。このとき、第1ポンプ軸54が矢印b方向に回
転するが、前進時用一方向クラッチCfがスリップして
第1ポンプ軸駆動ギヤ67は第1ポンプ軸54に対して
相対回転する。また停止時用一方向クラッチCaがスリ
ップして第3ギヤ73が第2ポンプ軸56に対して相対
回転し、第2ポンプ軸56の回転がアシストモータMa
に伝達されることはない。
【0049】図13(C)に示すように、車両の停止時
にはメインモータMm及びメインシャフトSmが停止
し、その代わりにアシストモータMaが矢印d方向に駆
動される。その結果、第4ギヤ74を介して第3ギヤ7
3が回転すると停止時用一方向クラッチCaがロックし
て第2ポンプ軸56が矢印c方向に回転し、オイルポン
プPが駆動される。このとき、前進時用一方向クラッチ
Cf及び後進時用一方向クラッチCrは共にスリップ
し、アシストモータMaの回転がメインシャフトSmに
伝達されることがない。
【0050】この第4実施例は、アシストモータMaを
第2ポンプ軸56と同軸に配設せず、第2ポンプ軸56
から離して設けているので、アシストモータMaをメイ
ンシャフトSmから離間させてレイアウトの自由度を増
加させることができる。
【0051】図14及び図15は第5実施例を示すもの
で、この実施例はメインシャフトSmに固着した第1ギ
ヤ70に噛合する第2ギヤ71によって駆動される中間
軸75を備える。中間軸75に第1前進時用一方向クラ
ッチCf1 を介して支持した第3ギヤ73が、第1ポン
プ軸54に第2前進時用一方向クラッチCf2 を介して
支持した第1ポンプ軸駆動ギヤ67が噛合する。中間軸
75に後進時用一方向クラッチCrを介して支持した第
4ギヤ74が、第2ポンプ軸56に固着した第2ポンプ
軸駆動ギヤ64に噛合する。アシストモータMの出力軸
61が停止時用一方向クラッチCaを介して第1ポンプ
軸54に接続される。
【0052】図15(A)に示すように、車両の前進時
にメインシャフトSmが矢印a方向に回転すると、第1
ギヤ70に噛合する第2ギヤ71と共に中間軸75が矢
印b方向に回転し、第1前進時用一方向クラッチCf1
がロックすることにより第3ギヤ73が回転する。第3
ギヤ73に噛合する第1ポンプ軸駆動ギヤ67が回転す
ると、第2前進時用一方向クラッチCf2 がロックして
第1ポンプ軸54が矢印c方向に回転し、オイルポンプ
Pが駆動される。このとき、第2ポンプ軸56が矢印d
方向に回転するが、後進時用一方向クラッチCrがスリ
ップして第4ギヤ74は中間軸75に対して相対回転す
る。また、停止時用一方向クラッチCaがスリップし、
第1ポンプ軸54の回転がアシストモータMaに伝達さ
れることはない。
【0053】図15(B)に示すように、車両の後進時
にメインシャフトSmが矢印a′方向に逆回転すると、
第1ギヤ70に噛合する第2ギヤ71と共に中間軸75
が矢印b′方向に回転し、後進時用一方向クラッチCr
がロックすることにより第4ギヤ74が回転する。その
結果、第4ギヤ74に噛合する第2ポンプ軸駆動ギヤ6
4が回転し、オイルポンプPが駆動される。このとき、
第1ポンプ軸54が矢印c方向に回転するが、第2前進
時用一方向クラッチCf2 がスリップして第1ポンプ軸
駆動ギヤ67は第1ポンプ軸54に対して相対回転し、
且つ停止時用一方向クラッチCaがスリップ第1ポンプ
軸54の回転がアシストモータMaに伝達されることは
ない。更に、第1前進時用一方向クラッチCf1 がスリ
ップして中間軸75の回転が第3ギヤ73に伝達される
ことがない。
【0054】図15(C)に示すように、車両の停止時
にはメインモータMm及びメインシャフトSmが停止
し、その代わりにアシストモータMaが矢印e方向に駆
動される。その結果、停止時用一方向クラッチCaがロ
ックして第1ポンプ軸54が矢印c方向に回転し、オイ
ルポンプPが駆動される。このとき、第1前進時用一方
向クラッチCf1 、第2前進時用一方向クラッチCf2
及び後進時用一方向クラッチCrは全てスリップし、ア
シストモータMaの回転がメインシャフトSmに伝達さ
れることがない。
【0055】この第5実施例は、メインシャフトSmに
単一のギヤ(第1ギヤ70)を設ければ良いため、メイ
ンシャフトSmの設計自由度が向上する。また、前記第
3実施例(図10及び図11参照)と同様に、第1前進
時用一方向クラッチCf1 の作用で後進時における第2
前進時用一方向クラッチCf2 のスリップ量を減少させ
て該第2前進時用一方向クラッチCf2 の耐久性を向上
させながら、メインシャフトSm上に一方向クラッチを
設ける必要がなくなってメインシャフトSmの設計自由
度が向上する。
【0056】図16及び図17は第6実施例を示すもの
で、この実施例はメインシャフトSmに固着した第1ギ
ヤ70に、第2ポンプ軸56に後進時用一方向クラッチ
Crを介して支持した第2ポンプ軸駆動ギヤ64を噛合
させるとともに、第1ポンプ軸54に前進時用一方向ク
ラッチCfを介して第1ポンプ軸駆動ギヤ67を支持
し、更に中間軸72に設けた第2ギヤ71を前記第1ポ
ンプ軸駆動ギヤ67及び第2ポンプ軸駆動ギヤ64に噛
合させる。そして、アシストモータMaの出力軸61が
停止時用一方向クラッチCaを介して第1ポンプ軸54
に接続される。
【0057】図17(A)に示すように、車両の前進時
にメインシャフトSmが矢印a方向に回転すると、第1
ギヤ70の回転が第2ポンプ軸駆動ギヤ64、第2ギヤ
71を介して第1ポンプ軸駆動ギヤ67に伝達され、前
進時用一方向クラッチCfがロックすることにより第1
ポンプ軸54が矢印c方向に回転し、オイルポンプが駆
動される。このとき、第2ポンプ軸駆動ギヤ64が回転
するが、後進時用一方向クラッチCrがスリップして第
2ポンプ軸駆動ギヤ64は第2ポンプ軸56に対して相
対回転する。また、停止時用一方向クラッチCaがスリ
ップし、第1ポンプ軸54の回転がアシストモータMa
に伝達されることはない。
【0058】図17(B)に示すように、車両の後進時
にメインシャフトSmが矢印a′方向に逆回転すると、
第1ギヤ70に噛合する第2ポンプ軸駆動ギヤ64が回
転することにより、後進時用一方向クラッチCrがロッ
クして第2ポンプ軸56が矢印d方向に回転し、オイル
ポンプPが駆動される。このとき、第1ポンプ軸54が
矢印c方向に回転するが、中間軸72と共に回転する第
2ギヤ71に噛合する第1ポンプ軸駆動ギヤ67は、前
進時用一方向クラッチCfがスリップすることにより第
1ポンプ軸54に対して相対回転することができ、且つ
停止時用一方向クラッチCaがスリップ第1ポンプ軸5
4の回転がアシストモータMaに伝達されることはな
い。
【0059】図17(C)に示すように、車両の停止時
にはメインモータMm及びメインシャフトSmが停止
し、その代わりにアシストモータMaが矢印e方向に駆
動される。その結果、停止時用一方向クラッチCaがロ
ックして第1ポンプ軸54が矢印c方向に回転し、オイ
ルポンプPが駆動される。このとき、前進時用一方向ク
ラッチCf及び後進時用一方向クラッチCrは共にスリ
ップし、アシストモータMaの回転がメインシャフトS
mに伝達されることがなく、またオイルポンプPの回転
に支障を来すことがない。
【0060】この第6実施例は、メインシャフトSmに
単一のギヤ(第1ギヤ70)を設ければ良く、且つメイ
ンシャフトSm上に一方向クラッチを設けていないので
該メインシャフトSmの設計自由度が向上する。
【0061】図18及び図19は第7実施例を示すもの
である。メインシャフトSmに固着した第1ギヤ70
が、第1ポンプ軸54に前進時用一方向クラッチCfを
介して支持した第1ポンプ軸駆動ギヤ67に噛合する。
メインシャフトSm及び第1ポンプ軸54に隣接して設
けられたアイドル軸76には、メインシャフトSmに固
着した第1ギヤ70に噛合する第2ギヤ71が第1後進
時用一方向クラッチCr 1 を介して支持される。また、
アイドル軸76に固着した第3ギヤ73は、第1ポンプ
軸54に第2後進時用一方向クラッチCr2 を介して支
持した第2ポンプ軸駆動ギヤ64に噛合する。更に、こ
の第2ポンプ軸駆動ギヤ64は、アシストモータMaの
出力軸61に停止時用一方向クラッチCaを介して支持
した第4ギヤ74に噛合する。
【0062】図19(A)に示すように、車両の前進時
にメインシャフトSmが矢印a方向に回転すると、第1
ギヤ70の回転が第1ポンプ軸駆動ギヤ67に伝達さ
れ、前進時用一方向クラッチCfがロックすることによ
り第1ポンプ軸54が矢印b方向に回転し、オイルポン
プPが駆動される。このとき、第1ギヤ70に噛合する
アイドル軸76上の第1ギヤ71も回転するが第1後進
時用一方向クラッチCr 1 がスリップすることにより、
アイドル軸76は回転しない、また、第1ポンプ軸54
が矢印b方向に回転しても、第2後進時用一方向クラッ
チCr2 がスリップすることにより、第2ポンプ軸駆動
ギヤ64は回転せず、第1ポンプ軸54の回転がアシス
トモータMaに伝達されることはない。
【0063】図19(B)に示すように、車両の後進時
にメインシャフトSmが矢印a′方向に逆回転すると、
アイドル軸76上の第2ギヤ71が回転して第1後進時
用一方向クラッチCrがロックし、アイドル軸76が矢
印c方向に回転する。その結果、アイドル軸76に固着
した第3ギヤ73の回転が第2ポンプ軸駆動ギヤ64に
伝達され、第2後進時用一方向クラッチCr2 がロック
することにより第1ポンプ軸54が矢印b方向に回転
し、オイルポンプPが駆動される。このとき、第1ギヤ
70に噛合する第1ポンプ軸駆動ギヤ67も回転する
が、前進時用一方向クラッチCfがスリップすることに
より、第1ポンプ軸54の回転に支障を来すことはな
い。また、第2ポンプ軸駆動ギヤ64に噛合する第4ギ
ヤ74が回転しても、停止時用一方向クラッチCaがス
リップし、第1ポンプ軸54の回転がアシストモータM
aに伝達されることはない。
【0064】図19(C)に示すように、車両の停止時
にはメインモータMm及びメインシャフトSmが停止
し、その代わりにアシストモータMaが矢印d方向に駆
動される。その結果、停止時用一方向クラッチCaがロ
ックして第4ギヤ74が回転し、それに噛合する第2ポ
ンプ軸駆動ギヤ64が回転することにより第2後進時用
一方向クラッチCr2 がロックし、第1ポンプ軸54が
矢印b方向に回転してオイルポンプPが駆動される。こ
のとき、前進時用一方向クラッチCf1 及び第1後進時
用一方向クラッチCr1 は共にスリップし、アシストモ
ータMaの回転がメインシャフトSmに伝達されること
がない。
【0065】この第7実施例は、メインシャフトSmに
第1ギヤ70のみを設ければ良いためにメインシャフト
Smの設計自由度が向上するだけでなく、第2実施例及
び第3実施例と同様に、オイルポンプPの一方のポンプ
軸のみが駆動されるためにオイルポンプPのレイアウト
が容易である。
【0066】図20及び図21は第8実施例を示すもの
である。メインシャフトSmに固着した第1ギヤ70が
第1ポンプ軸54に前進時用一方向クラッチCfを介し
て支持した第1ポンプ軸駆動ギヤ67に噛合する。メイ
ンシャフトSm及び第1ポンプ軸54に隣接して設けら
れたアイドル軸76には、メインシャフトSmに固着し
た第1ギヤ70に噛合する第2ギヤ71が固着される。
またアイドル軸76に第1後進時用一方向クラッチCr
1 を介して支持した第3ギヤ73は、第1ポンプ軸54
に第2後進時用一方向クラッチCr2 を介して支持した
第2ポンプ軸駆動ギヤ64に噛合する。更に、この第2
ポンプ軸駆動ギヤ64は、アシストモータMの出力軸6
1に停止時用一方向クラッチCaを介して支持した第4
ギヤ74に噛合する。
【0067】図21(A)に示すように、車両の前進時
にメインシャフトSmが矢印a方向に回転すると、第1
ギヤ70の回転が第1ポンプ軸駆動ギヤ67に伝達さ
れ、前進時用一方向クラッチCfがロックすることによ
り第1ポンプ軸54が矢印b方向に回転し、オイルポン
プPが駆動される。このとき、第1ギヤ70に噛合する
第2ギヤ71によりアイドル軸76が矢印c方向に回転
するが、第1後進時用一方向クラッチCr1 がスリップ
することにより、第3ギヤ73は回転しない。また、第
1ポンプ軸54が矢印b方向に回転しても、第2後進時
用一方向クラッチCr2 がスリップすることにより、第
2ポンプ軸駆動ギヤ64は回転せず、第1ポンプ軸54
の回転がアシストモータMaに伝達されることはない。
【0068】図21(B)に示すように、車両の後進時
にメインシャフトSmが矢印a′方向に逆回転すると、
第1ギヤ70及び第2ギヤ71を介してアイドル軸76
が矢印c′方向に回転し、第1後進時用一方向クラッチ
Cr1 がロックして第3ギヤ73が回転する。その結
果、第3ギヤ73の回転が第2ポンプ軸駆動ギヤ64に
伝達され、第2後進時用一方向クラッチCr2 がロック
するすることにより第1ポンプ軸54が矢印b方向に回
転し、オイルポンプPが駆動される。このとき、第1ギ
ヤ70に噛合する第1ポンプ軸駆動ギヤ67も回転する
が、前進時用一方向クラッチCfがスリップすることに
より、第1ポンプ軸54の回転に支障を来すことはな
い。また、第2ポンプ軸駆動ギヤ64に噛合する第4ギ
ヤ74が回転しても、停止時用一方向クラッチCaがス
リップし、第1ポンプ軸54の回転がアシストモータM
aに伝達されることはない。
【0069】図21(C)に示すように、車両の停止時
にはメインモータMm及びメインシャフトSmが停止
し、その代わりにアシストモータMaが矢印d方向に駆
動される。その結果、停止時用一方向クラッチCaがロ
ックして第4ギヤ74が回転し、それに噛合する第2ポ
ンプ軸駆動ギヤ64が回転することにより第2後進時用
一方向クラッチCr2 がロックし、第1ポンプ軸54が
矢印b方向に回転してオイルポンプPが駆動される。こ
のとき、前進時用一方向クラッチCf及び第1後進時用
一方向クラッチCr1 は共にスリップし、アシストモー
タMaの回転がメインシャフトSmに伝達されることが
ない。
【0070】この第8実施例によれば、前記第7実施例
と同様の作用効果を得ることができる。
【0071】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことができる。
【0072】例えば、本発明は電動車両用に限定され
ず、内燃機関を走行用動力源とする車両に対しても適用
することが可能である。この場合、車両の走行時には、
トランスミッションに設けられて正逆転する軸(例え
ば、カウンタシャフト)によりオイルポンプPを駆動す
ることができる。
【0073】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、車両の前進時と後進時とで駆動軸が正逆転し
ても、オイルポンプを常に所定の方向に回転駆動するこ
とができ、また車両の停止時に駆動軸が停止してもアシ
ストモータによってオイルポンプを所定の方向に回転駆
動することができる。しかも、駆動軸の回転がアシスト
モータに伝達されることがなく、またアシストモータの
回転が駆動軸に伝達されることがない。
【0074】また請求項2に記載された発明によれば、
第1ギヤ列又は第2ギヤ列の一方に2個の一方向クラッ
チを介装したことにより、前記2個の一方向クラッチの
スリップ量を減少させて耐久性を向上させることができ
る。
【0075】また請求項3に記載された発明によれば、
第1ギヤ列を長くして減速比を大きく確保することがで
きる。また、駆動軸は第2ポンプ軸のみに接続されるの
で、該駆動軸に設けるギヤ数を減少させることができ
る。更に、駆動軸と補助駆動軸との間に第2ポンプ軸が
設けられるので、補助駆動軸に接続されるアシストモー
タを駆動軸から離間させてレイアウトの自由度を増加さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による電動車両のトランスミッショ
ンの断面図
【図2】図1のA部拡大図
【図3】図1のB部拡大図
【図4】図1のC部拡大図
【図5】図1のD部拡大図
【図6】オイルポンプ駆動装置の概略図
【図7】作用の説明図
【図8】第2実施例のオイルポンプ駆動装置の概略図
【図9】第2実施例の作用説明図
【図10】第3実施例のオイルポンプ駆動装置の概略図
【図11】第3実施例の作用説明図
【図12】第4実施例のオイルポンプ駆動装置の概略図
【図13】第4実施例の作用説明図
【図14】第5実施例のオイルポンプ駆動装置の概略図
【図15】第5実施例の作用説明図
【図16】第6実施例のオイルポンプ駆動装置の概略図
【図17】第6実施例の作用説明図
【図18】第7実施例のオイルポンプ駆動装置の概略図
【図19】第7実施例の作用説明図
【図20】第8実施例のオイルポンプ駆動装置の概略図
【図21】第8実施例の作用説明図
【符号の説明】
Cf,Cf1 ,Cf2 前進時用一方向クラッチ
(第1一方向クラッチ) Cr,Cr1 ,Cr2 後進時用一方向クラッチ
(第2一方向クラッチ) Ca 停止時用一方向クラッチ(第3一方向クラ
ッチ) M トランスミッション P オイルポンプ Ma アシストモータ Sm メインシャフト(駆動軸) 54 第1ポンプ軸 56 第2ポンプ軸 60 補助駆動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大山 和男 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスミッション(M)に作動油を供
    給するオイルポンプ(P)を駆動するためのオイルポン
    プ駆動装置において、 トランスミッション(M)に設けられた正逆転可能な駆
    動軸(Sm)とオイルポンプ(P)とを、前記駆動軸
    (Sm)の正転時にオイルポンプ(P)を所定方向に回
    転駆動する第1ギヤ列及び前記駆動軸(Sm)の逆転時
    にオイルポンプ(P)を前記所定方向に回転駆動する第
    2ギヤ列を介して接続し、前記第1ギヤ列及び第2ギヤ
    列にそれぞれ少なくとも1個の第1一方向クラッチ(C
    f,Cf1,Cf2 )及び少なくとも1個の第2一方向
    クラッチ(Cr,Cr1 ,Cr2 )を介装するととも
    に、第3ギヤ列を介してオイルポンプ(P)を前記所定
    方向に回転駆動するアシストモータ(Ma)を設け、前
    記第3ギヤ列に1個の第3一方向クラッチ(Ca)を介
    装したことを特徴とする、オイルポンプ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記第1ギヤ列又は第2ギヤ列の一方
    に、2個の一方向クラッチ(Cf1 ,Cf2 )を介装し
    たことを特徴とする、請求項1記載のオイルポンプ駆動
    装置。
  3. 【請求項3】 オイルポンプ(P)を駆動可能な第1ポ
    ンプ軸(54)及び第2ポンプ軸(56)と、アシスト
    モータ(Ma)により駆動可能な補助駆動軸(60)と
    を備えて成り、前記第1ギヤ列を駆動軸(Sm)、第2
    ポンプ軸(56)、補助駆動軸(60)及び第1ポンプ
    軸(54)に沿って形成し、前記第2ギヤ列を駆動軸
    (Sm)及び第2ポンプ軸(56)に沿って形成し、且
    つ前記第3ギヤ列を補助駆動軸(60)及び第1ポンプ
    軸(54)に沿って形成するとともに、補助駆動軸(6
    0)及び第1ポンプ軸(54)に各々前記第1一方向ク
    ラッチ(Cf1 ,Cf2 )を介装し、第2ポンプ軸(5
    6)に前記第2一方向クラッチ(Cr)を介装し、且つ
    補助駆動軸(60)に前記第3一方向クラッチ(Ca)
    を介装したことを特徴とする、請求項1記載のオイルポ
    ンプ駆動装置。
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