JPH07167160A - 自動変速機付車両の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機付車両の油圧制御装置

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Publication number
JPH07167160A
JPH07167160A JP5317682A JP31768293A JPH07167160A JP H07167160 A JPH07167160 A JP H07167160A JP 5317682 A JP5317682 A JP 5317682A JP 31768293 A JP31768293 A JP 31768293A JP H07167160 A JPH07167160 A JP H07167160A
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JP
Japan
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clutch
pressure
hydraulic
torque
oil passage
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Application number
JP5317682A
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Inventor
Hiroshi Ogawa
浩 小川
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速制御とトルク伝達するクラッチにおい
て、簡単な構造で変速ショック等を低減する。 【構成】 変速制御とトルク伝達するダイレクトクラッ
チ70を、静止型油圧シリンダ構造で、2段シリンダ構
造に構成する。ライン圧の油路90を変速信号により給
排油に切換えるソレノイド弁91に連通し、このソレノ
イド弁91が第1クラッチ圧の油路95を介して一方の
油圧室72bに連通し、且つ第2クラッチ圧の油路99
を介して他方の油圧室72aに連通し、第1クラッチ圧
の油路95には所定時間だけ第1クラッチ圧を低く保持
するアキュムレータ96を連設し、第2クラッチ圧の油
路99には第1クラッチ圧の大小により第2クラッチ圧
を増減する切換制御弁98を連設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機を備えた車
両のトランスファ部の油圧制御装置に関し、詳しくは、
トルク伝達すると共に変速するダイレクトクラッチのク
ラッチトルク制御に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動変速機付車両の駆動系とし
て、自動変速機の後部にセンターディファレンシャル装
置を介して油圧多板クラッチ装置が配置され、油圧多板
クラッチ装置がダイレクトクラッチ、トランスファクラ
ッチ及び第5速ブレーキを有して構成される。そして1
速〜4速ではダイレクトクラッチを係合してトルク伝達
し、4速において更に車速上昇すると、ダイレクトクラ
ッチを解放し第5速ブレーキを係合して5速に変速する
ことが提案されている(本件出願人による例えば特開平
5−112150号公報)。
【0003】従って、この場合のダイレクトクラッチ
は、5速の高速段で解放し、4速にダウンシフトすると
係合して変速制御し、且つこれ以降はダイレクトクラッ
チによりトルク伝達する機能を有する。このため5速か
ら4速へのダウンシフト時のダイレクトクラッチのクラ
ッチトルクが、直接的に駆動系のトルク変動や変速ショ
ックに影響し、この変速ショック等を低減するにはクラ
ッチトルクをスリップしない程度でできるだけ小さく制
御することが望まれる。ここでダイレクトクラッチが係
合する変速段は4速の高速段であって、伝達トルクが小
さいため、ダイレクトクラッチの必要トルク容量も少な
くて済む。そこで5速から4速へのダウンシフト時に
は、ダイレクトクラッチのクラッチトルクを少なくとも
緩やかに増大するように可変制御する必要がある。
【0004】また主変速機側が1速ないし4速ではダイ
レクトクラッチは締結しているが、このとき例えば1速
のストール時のような場合は大きなトルクが発生し、こ
のトルクを伝達するためダイレクトクラッチは大きなト
ルク容量のものが必要である。
【0005】上記ダイレクトクラッチの油圧シリンダを
クラッチドラムに内蔵した回転型油圧シリンダ方式を採
用すると、クラッチ油圧に回転に伴う遠心油圧が発生し
てクラッチ油圧によるクラッチトルクを正確に制御する
ことが難かしい。そこで制御精度を向上するには、油圧
シリンタをクラッチドラムから分離して固定側に配置し
た静止型油圧シリンダ方式が採用される。この静止型油
圧シリンダ方式によると、油圧シリンダへのクラッチ油
圧の供給が容易になるため、2段シリンダ構造を容易に
採用することが可能となる。ダイレクトクラッチを2段
シリンダにすれば、変速過渡時には一方のシリンダのみ
に油圧を供給してクラッチトルクの細かい制御が可能で
ある。また両方のシリンダに油圧を供給してクラッチト
ルクのトルク容量を大きくしてクラッチスリップを防止
できる。以上により、車両の駆動系に配置されて高速段
で変速制御し、且つ広い変速領域でトルク伝達するダイ
レクトクラッチに関しては、静止型油圧シリンダ方式で
2段シリンダ構造を採用する。そして5速から4速への
ダウンシフト時には、変速ショック等を生じないように
クラッチトルク制御することが望まれる。
【0006】従来、上記自動変速機付車両の油圧制御装
置に関しては、例えば特公平2−12288号公報の先
行技術があり、クラッチのドラム内部に2段シリンダ構
造で2つのチャンバを設ける。そして作動油圧を先ず第
1のチャンバに供給して変速状態を達成し、次いで小孔
の連通路により第2のチャンバに供給して完全な摩擦係
合状態に保持するように構成することが示されている。
また特開平4−151059号公報の先行技術では、ク
ラッチを上記先行技術と同様に構成する。そして変速時
にシフト制御手段により油圧を第1の油室に供給し、こ
のとき調圧手段により油圧を滑らかに調圧し、変速完了
すると切換手段により第2の油室に油圧源の油圧を直接
供給してトルク容量を増大するように構成することが示
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先行技
術の前者のものにあっては、油圧シリンダをドラムに内
蔵した回転型油圧シリンダ方式の構造であるから、遠心
油圧の影響を生じる。また主として第1のチャンバの作
動油圧で変速制御され、このときのクラッチトルクは略
比例的に制御されるので、クラッチトルクを所定時間小
さい状態に保持して変速ショック等を低減することはで
きない。更に、小孔の連通路を使用するので、油温の低
い場合はオイル通過流量が減少してクラッチトルクが最
大値に達するのに時間がかかる等の問題がある。先行技
術の後者のものにあっては、前者と同様に遠心油圧の影
響を生じる。また変速時には調圧手段で油圧を調圧する
ので、クラッチトルクの制御性は向上するものの構造が
複雑になる等の問題がある。
【0008】本発明は、このような点に鑑み、変速制御
とトルク伝達するクラッチにおいて、簡単な構造で変速
ショック等を低減することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、2つの回転要素の間に変速制御すると共にト
ルク伝達するクラッチが設けられる自動変速機付車両に
おいて、クラッチが油圧シリンダを固定側に分離して配
設した静止型油圧シリンダ構造で、油圧シリンダの油圧
室を2つに分割した2段シリンダ構造に構成され、ライ
ン圧の油路が変速信号により給排油に切換えるソレノイ
ド弁に連通し、このソレノイド弁が第1クラッチ圧の油
路を介して一方の油圧室に連通し、且つ第2クラッチ圧
の油路を介して他方の油圧室に連通し、第1クラッチ圧
の油路には所定時間だけ第1クラッチ圧を低く保持する
アキュムレータが連設され、第2クラッチ圧の油路には
第1クラッチ圧の大小により第2クラッチ圧を増減する
切換制御弁が連設されることを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成による本発明では、クラッチが静止型
油圧シリンダ方式に構成されることで、遠心油圧の影響
が無くなる。そして例えば高速段の5速ではソレノイド
弁がドレン側に動作して、油圧シリンダの一方の油圧室
の第1クラッチ圧がドレンし、且つ他方の油圧室の第2
クラッチ圧も切換制御弁によりドレンしてクラッチが解
放する。この5速から4速へのダウンシフトではソレノ
イド弁がライン圧導入側に切換わり、先ず第2クラッチ
圧が零の状態で、第1クラッチ圧がアキュムレータの作
動で所定時間低い状態に保持され、このためクラッチト
ルクが4速時の必要クラッチトルクに対応して小さく制
御されて、変速ショック等が低減される。その後アキュ
ムレータの作動終了で第1クラッチ圧が高くなり、これ
に伴い切換制御弁が作動して第2のクラッチ圧も高くな
って、クラッチトルクが低速段の大きいトルク伝達を可
能に増大するように制御される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4において、本発明が適用される自動変速機付
車両として、センターディファレンシャル装置付4輪駆
動車の第1の実施例の駆動系について説明する。先ず、
トルクコンバータケース1、ディファレンシャルケース
2の後部にトランスミッションケース3が接合し、トラ
ンスミッションケース3の後部にトランスファケース4
及びエクステンションケース6が接合し、トランスミッ
ションケース3の下部にはオイルパン5が取付けられ
る。そしてトルクコンバータケース1にトルクコンバー
タ部Aが、ディファレンシャルケース2に終減速部B
が、トランスミッションケース3に自動変速部Cが、ト
ランスファケース4とエクステンションケース6にトラ
ンスファ部(副変速機)Dがそれぞれ配設される。
【0012】符号10はエンジンであり、このエンジン
10のクランク軸11がトルクコンバータ部Aのロック
アップクラッチ12を備えたトルクコンバータ13に連
結し、トルクコンバータ13からの入力軸14が自動変
速部Cの自動変速機30に入力する。自動変速機30か
らの変速機出力軸15は入力軸14と同軸上に出力し、
この変速機出力軸15がトランスファ部Dのセンターデ
ィファレンシャル装置50に連結する。
【0013】トランスミッションケース3内部におい
て、入、出力軸14,15に対しフロントドライブ軸1
6が平行配置され、このフロントドライブ軸16の後端
はセンターディファレンシャル装置50に一対のリダク
ションギヤ17,18を介して連結し、フロントドライ
ブ軸16の前端は終減速部Bのフロントディファレンシ
ャル装置19を介して前輪に伝動構成される。一方、セ
ンターディファレンシャル装置50の後部には油圧多板
クラッチ装置60が設けられ、この油圧多板クラッチ装
置60から出力するリヤドライブ軸20が、プロペラ軸
21、リヤディファレンシャル装置22等を介して後輪
に伝動構成される。
【0014】自動変速機30は、2組のフロントプラネ
タリギヤ31,リヤプラネタリギヤ32により前進4段
と後進1段を得る構成である。即ち、入力軸14がリヤ
プラネタリギヤ32のサンギヤ32aに、フロントプラ
ネタリギヤ31のリングギヤ31bおよびリヤプラネタ
リギヤ32のキャリア32cが変速機出力軸15に連結
する。そしてフロントプラネタリギヤ31のキャリア3
1cと一体的な連結要素33と、リングギヤ32bとの
間に、第1のワンウエイクラッチ34、フォワードクラ
ッチ35が直列的に設けられ、連結要素33と固定部材
であるケース側との間に、第2のワンウエイクラッチ3
6、ローリバースブレーキ37が並列的に設けられる。
連結要素33とリングギヤ32bとの間には、オーバラ
ンニングクラッチ38がバイパスして設けてある。
【0015】また、サンギヤ31aと一体的な連結要素
39には、バンドブレーキ40が設けられ、入力軸14
と一体的な連結要素41およびキャリア31cと一体的
な連結要素42との間には、ハイクラッチ43が設けら
れる。更に連結要素39と41との間には、リバースク
ラッチ44が設けられている。
【0016】この自動変速機30の構成により、Dレン
ジまたは3レンジと2レンジの1速ではフォワードクラ
ッチ35が係合し、加速の場合は両ワンウエイクラッチ
34,36の作用で連結要素33と共にリングギヤ32
bをロックすることで、入力軸14からサンギヤ32
a,キャリア32cを介して変速機出力軸15に動力伝
達する。このとき、惰行時は第1のワンウエイクラッチ
34がフリーになり、オーバランニングクラッチ38を
係合して第1のワンウエイクラッチ34のフリー回転を
規制しても、第2のワンウエイクラッチ36がフリーに
なってエンジンブレーキは作用しない。1レンジの1速
では、ローリバースクラッチ37の係合でオーバランニ
ングクラッチ38を介してリングギヤ32bを常にロッ
クするため、エンジンブレーキが作用する。
【0017】Dレンジまたは3レンジと2レンジの2速
では、上記フォワードクラッチ35とバンドブレーキ4
0とが係合し、このバンドブレーキ40によりサンギヤ
31aをロックする。そこでキャリア31cとリングギ
ヤ32bとが、連結要素33、フォワードクラッチ3
5、第1のワンウエイクラッチ34を介して回転し、1
速時よりもリングギヤ32bが回転する分だけ増速した
動力が出力する。このとき減速時には、オーバランニン
グクラッチ38の係合により連結要素33とリングギヤ
32bとを連結状態に保つことで、エンジン側に逆駆動
力が伝達してエンジンブレーキが作用する。
【0018】Dレンジまたは3レンジの3速では、フォ
ワードクラッチ35とハイクラッチ43とが係合し、こ
のハイクラッチ43により入力軸14が連結要素41,
32、キャリア31c、連結要素33、フォワードクラ
ッチ35、第1のワンウエイクラッチ34を介してリン
グギヤ32bに連結する。このため、リヤプラネタリギ
ヤ32は一体化して、入力軸14と変速機出力軸15と
は直結する。このとき、減速時にオーバランニングクラ
ッチ38の結合で第1のワンウエイクラッチ34の空転
を規制することで、2速と同様にエンジンブレーキが作
用する。
【0019】Dレンジの4速では、上述に加えてバンド
ブレーキ40の係合でサンギヤ31aをロックする。こ
のため、フロントプラネタリギヤ31でハイクラッチ4
3によりキャリア31cに入力した動力でリングギヤ3
1bを増速することになり、これが変速機出力軸15に
伝達する。この場合は、第1、第2のワンウエイクラッ
チ34,36を介しないため常にエンジンブレーキが作
用する。
【0020】Rレンジでは、リバースクラッチ44の結
合でサンギヤ31aに入力軸14の動力が入力する。ま
た、ローリバースクラッチ37の係合で連結要素33と
共にキャリア31cをロックするため、フロントプラネ
タリギヤ31でリングギヤ31bに逆転してギヤ比の大
きい動力が出力し、この逆転動力が変速機出力軸15に
伝達して後進速になる。こうして、自動変速機30にお
いて前進4段後進1段の変速段が得られる。
【0021】一方、自動変速機30の前方にはオイルポ
ンプ45が設置され、トルクコンバータ13のポンプイ
ンペラ側のドライブ軸46で常に駆動される。オイルパ
ン5にはコントロールバルブボデー47が収容され、上
述の各クラッチ、ブレーキに給排油して選択的に係合す
るようになっている。
【0022】図3において、トランスファ部Dのセンタ
ーディファレンシャル装置50と油圧多板クラッチ装置
60について説明する。先ず、変速機出力軸15の後方
に第1,第2の中間軸23,24を介してリヤドライブ
軸20が同軸上に配置される。また、変速機出力軸15
には前輪側のリダクションギヤ17が回転自在に嵌合
し、これら変速機出力軸15、リダクションギヤ17及
び第1、第2の中間軸23,24の間に、センターディ
ファレンシャル装置50が同軸上に配置される。
【0023】センターディファレンシャル装置50は複
合プラネタリギヤ式であり、変速機出力軸15に形成さ
れる第1のサンギヤ51と、第2の中間軸24に形成さ
れる第2のサンギヤ53を有する。また、キャリヤ55
は左右のフランジ55a,55bをアーム55cにより
一体化して成り、両フランジ55a,55bの間に装架
されたピニオン軸56に、軸方向に一体形成される第
1、第2のピニオン52,54がニードルベアリング2
7を介して回転自在に装着される。そして、第1のサン
ギヤ51に第1のピニオン52が、第2のサンギヤ53
に第2のピニオン54がそれぞれ噛合い、トルク配分し
た動力を第2の中間軸24に出力するように構成され
る。
【0024】一方、第2の中間軸24の内部には更に第
1の中間軸23が遊嵌され、この第1の中間軸23の前
端で2つのサンギヤ51,53の間に連結部材57が結
合され、この連結部材57がキャリヤ55のアーム55
cに一体的にスプライン結合して、差動制限等の作用が
可能になっている。更に、キャリヤ55の一方のフラン
ジ55aにはリダクションギヤ17が、キャリヤ55の
動力を出力するように結合される。ここでキャリヤ55
の前方のリダクションギヤ17がトランスミッションケ
ース3の壁部3aでボールベアリング26aにより支持
される。また後方フランジ55bのボス部55dは、外
周がトランスファケース4の壁部4aによりボールベア
リング26bで支持され、且つ内周が第2の中間軸24
に対しボールベアリング26cで支持され、両端支持で
回転自在に設置される。
【0025】このセンターディファレンシャル装置50
の構成により、第1のサンギヤ51に入力する変速動力
を、第1、第2のサンギヤ51,53と、第1、第2の
ピニオン52,54との歯車諸元による基準トルク配分
比で、キャリヤ55を介して前輪側へ、第2のサンギヤ
53を介して後輪側へ不等トルク配分して伝達する機能
を有する。また旋回時に前後輪の回転数差を、第1,第
2のピニオン52,54の遊星回転により吸収する差動
機能を有する。
【0026】次いで、油圧多板クラッチ装置60につい
て説明する。先ず、第2の中間軸24とリヤドライブ軸
20の間に介設されるトルク伝達用の摩擦係合要素とし
てのダイレクトクラッチ70、第1の中間軸23とリヤ
ドライブ軸20との間に介設される差動制限用の摩擦係
合要素としてのトランスファクラッチ80、第2の中間
軸24に設けられセンターディファレンシャル装置50
の差動機能を阻止してキャリヤ55を増速回転させる摩
擦係合要素としての第5速ブレーキ61を有する。そし
てトランスファケース4の壁部4aの背後に第5速ブレ
ーキ61が配置され、この第5速ブレーキ61の後ろに
2つのクラッチ70,80が2重に重合して同軸上に配
置される。
【0027】そこでトランスファケース4の壁部4aの
背後において第2の中間軸24の外側に、肉厚の大きい
略I字形断面のスリーブ部材65が、内側筒部65aを
スプライン嵌合して一体結合される。またスリーブ部材
65の中心側前方がケース壁部4aに対してスラストベ
アリング66で支持され、前方(図の左側)へのスラス
ト力、即ちピストン推力に対して大きい剛性を有するよ
うに構成される。そしてスリーブ部材65の外側筒部6
5bが前方に伸びてハブ部65cが形成され、このスリ
ーブ部材65とトランスファケース4との間に静止型油
圧シリンダ方式の第5速ブレーキ61が設けられる。
【0028】ここで一般に、クラッチのハブはドラム側
と同じトルクを小さいピッチ径で伝達するため、スプラ
インは大きい面強度が必要になる。そこでスリーブ部材
65の外側筒部65bのハブ部65cの表面強度が、材
料的または表面処理により増大され、これにより第5速
ブレーキ61によりスリーブ部材65が適切にロックさ
れる。
【0029】ダイレクトクラッチ70は静止型油圧シリ
ンダ方式であり、固定側のエクステンションケース6と
そのボス部6aにより油圧シリンダ71が形成され、こ
のシリンダ71内に油圧室72を介してピストン73が
移動可能に挿入される。ここで静止型油圧シリンダでは
クラッチ圧の供給が容易になることから、油圧シリンダ
71が小径の油圧室72aと大径の油圧室72bを有し
て2段シリンダに構成される。この2段シリンダ構造で
は、油圧回路の切換で同一油圧に対する発生トルクを変
化することができて、クラッチトルクの制御範囲が拡大
する。このため自動変速機30の駆動系に配置されるダ
イレクトクラッチ70において、そのクラッチトルクを
伝達トルクに応じて可変制御する場合に適する。
【0030】また剛性の大きいスリーブ部材65の外側
筒部65bの後方に別部材のアウタドラム67が一体結
合され、このドラム内部にリヤドライブ軸20と一体的
なハブ部材としてのインナドラム68が挿入される。そ
して両ドラムの間にクラッチプレート74がスプライン
嵌合して配設され、クラッチプレート74の終端とスリ
ーブ部材外側筒部65bとの間に段付の受け部材75
が、ピストン推力を直接スリーブ部材65に伝達するよ
うに介設される。
【0031】一方、静止状態のピストン73の推力でク
ラッチプレート74をその回転を許容しつつ押圧するた
め、ピストン73にはボールベアリング76が取付けら
れ、このベアリング76の外輪側に押圧子77が嵌着さ
れる。押圧子77は、クラッチプレート74と略同じ大
きさの大径円筒状に形成され、内側をインナドラム68
の外側にスプライン嵌合することで、インナドラム68
と常に一体回転しながらクラッチプレート74を押圧す
るように連結される。更に、ピストン73の前方には、
ボス部6aのリテーナ78からのリターンスプリング7
9が付勢される。
【0032】トランスファクラッチ80は回転型油圧シ
リンダ方式であり、インナドラム68の内部に第1の中
間軸23と一体的なハブ69が挿入され、両者の間にク
ラッチプレート84が配設され、クラッチプレート84
の終端のドラム側に受け部材85が装着される。また回
転するインナドラム68の内部に油圧シリンダ81が形
成され、油圧シリンダ81に油圧室82と共にピストン
83を設けて構成される。尚、スリーブ部材65、ハブ
69及びドライブ軸20相互の間、インナドラム68と
ケースボス部6aとの間等には、スラストベアリング6
6等が介設されている。
【0033】これらクラッチ70,80と第5速ブレー
キ61は、コントロールバルブボデー47で自動変速機
30の変速制御等と共に油圧制御される。即ち、自動変
速機30で前進4段後進1段に変速される場合は、第5
速ブレーキ61を解放してダイレクトクラッチ70を係
合し、このとき後輪スリップ等に応じてトランスファク
ラッチ80に差動制限トルクを生じる。また、第4速で
車速が設定値より上昇すると、逆に第5速ブレーキ61
を係合してダイレクトクラッチ70を解放し、このとき
前輪スリップ等に応じてトランスファクラッチ80に伝
達トルクを生じる。
【0034】図1において、ダイレクトクラッチ70の
油圧制御系について説明する。先ず、ライン圧PLの油
路90がソレノイド弁91を介して油路92に連通し、
この油路92が給油のみを許容する一方向オリフィス9
3と排油のみを許容する一方向オリフィス94を介して
第1クラッチ圧P1の油路95に連通し、この油路95
がアキュムレータ96、切換制御弁98及び油圧シリン
ダ71の大径の油圧室72bに連通する。また油路92
からの油路97が直接切換制御弁98に連通し、この切
換制御弁98からの第2クラッチ圧P2の油路99が一
方向オリフィスを介して小径の油圧室72aに連通す
る。更に、ライン圧PLを制御して生成される制御圧P
cの油路100が、アキュムレータ96と切換制御弁9
8の制御側に連通して回路構成される。
【0035】ソレノイド弁91は、変速制御ユニット1
01の変速のON−OFF信号で切換動作するものであ
り、例えば4速以下の場合はOFF信号でライン圧PL
を導入し、5速の場合はON信号で油路92をドレンす
るように切換える。一方向オリフィス93,94は、給
油と排油の際にそれぞれ所定の流量に調節して第1クラ
ッチ圧P1を制御する。
【0036】アキュムレータ96は、プラグ96aの一
方に第1クラッチ圧P1とスプリング96bの力が作用
し、その他方に制御圧Pcが対向して作用しており、制
御圧Pcによりアキュム棚圧を設定することができる。
そこで第1クラッチ圧P1、その受圧面積A1、プラグ
の移動に伴うスプリング力(F1−kx)、制御圧P
c、その受圧面積A2とすると、次式が成立する。 A1・P1+F1−kX=A2・Pc ここでスプリング全ストロークをX0とすると、棚圧始
めの油圧P1sは、 P1s=(A2・Pc−F1)/A1 となる。また棚圧終りの油圧P1fは、 P1f=(A2・Pc−F1+kX0)/A1 となる。
【0037】切換制御弁98は、スプール98aの一方
に第1クラッチ圧P1が作用し、その他方に制御圧Pc
とスプリング98bの力が対向して作用し、第1クラッ
チ圧P1の大小に応じて油路97,99を連通して第2
クラッチ圧P2をライン圧PLとし、または油路99を
ドレンして第2クラッチ圧P2を零に切換える。そこで
第1クラッチ圧P1の受圧面積A3、制御圧Pcの受圧
面積A4、スプリング力F2とすると、P1<(A4・
Pc+F2)/A3、の場合にP2=0となる。P1>
(A4・Pc+F2)/A3、の場合にP2=PLとな
る。従って、P2が0からPLに切換わる点を、上述の
アキュムレータ96での棚圧終了時の第1クラッチ圧P
1fにするには、A4/A3=A2/A1,F2=A3
(F1−kX0)/A3に設定すれば良い。これにより
アキュムレータ96で油圧上昇を遅延作用して、アキュ
ムレータ容量で決まる所定時間だけP2=0、P1=P
1s〜P1fの低い状態に保つことができる。
【0038】次に、この実施例の作用について説明す
る。先ず、エンジン10の動力はトルクコンバータ1
3、入力軸14を介して自動変速機30に入力し、2組
のフロントプラネタリギヤ31とリヤプラネタリギヤ3
2の作動、クラッチ44,43,35,38,36,3
4とブレーキ40,37の選択的係合により、Dレンジ
にシフトすると前進速の第1速ないし第4速に自動変速
され、Rレンジにシフトする場合は後進速になる。そし
てこの変速動力が変速機出力軸15からセンターディフ
ァレンシャル装置50の第1のサンギヤ51に入力し、
各歯車諸元による後輪偏重の基準トルク配分比で、前輪
側のキャリヤ55と後輪側の第2のサンギヤ53とにト
ルク配分される。
【0039】この場合は、油圧多板クラッチ装置60の
第5速ブレーキ61を解放するように油圧制御され、こ
のためスリーブ部材65はフリーになって第2のサンギ
ヤ53を有する第2の中間軸24と一緒に回転する。ま
たダイレクトクラッチ70は係合するように油圧制御さ
れる。
【0040】そこで図1の油圧制御系では、ソレノイド
弁91がOFF信号でライン圧PLを導入するように動
作し、このため一方向オリフィス93とアキュムレータ
96を作動しつつ第1クラッチ圧P1が階段状に上昇し
て、ダイレクトクラッチ70の油圧シリンダ71の大径
の油圧室72bに供給される。また所定時間後に切換制
御弁98によりライン圧PLと等しい第2クラッチ圧P
2が小径の油圧室72aにも供給される。
【0041】ここでダイレクトクラッチ70は静止型油
圧シリンダ方式の構造のため、遠心油圧の影響がない。
このため常にクラッチ圧P1,P2に対して正確に対応
したピストン推力を生じる。そしてピストン73の推力
は、ボールベアリング76によりインナドラム68と一
体回転する押圧子77を介してアウタドラム67とイン
ナドラム68のクラッチプレート74、更に受け部材7
5を介してスリーブ部材65に伝達して、スリーブ部材
65とスラストベアリング66により大きい剛性で受け
て支持される。そこでピストン推力はドラム側に作用し
なくなって、ドラム67の変形等が確実に防止される。
またクラッチプレート74は、上述のピストン73とス
リーブ部材65等により軸方向に適確に挟んで押圧接触
され、ピストン推力に応じた所定のクラッチトルクを生
じる。
【0042】従って、センターディファレンシャル装置
50のキャリヤ55の動力は、リダクションドライブギ
ヤ17、リダクションドリブンギヤ18、フロントドラ
イブ軸16、フロントディファレンシャル装置19を介
して前輪に伝達する。また第2のサンギヤ53の動力
は、第2の中間軸24、スリーブ部材65、ダイレクト
クラッチ70、リヤドライブ軸20以降の後輪に伝達
し、後輪偏重の4輪駆動走行になる。このときダイレク
トクラッチ70のクラッチトルクが伝達トルクに応じて
可変制御されることで、変速ショック等が低減される。
そして旋回時には、センターディファレンシャル装置5
0の第1、第2のピニオン52,54の遊星回転により
前後輪の回転数差を吸収して、自由に旋回することが可
能になる。
【0043】次いで、滑り易い路面走行時には、基準ト
ルク配分が後輪偏重のトルク配分のため通常は後輪が先
にスリップし、この場合にトランスファクラッチ80の
差動制限トルクがスリップ状態に応じて制御される。そ
こでセンターディファレンシャル装置50のキャリヤ5
5と第2のサンギヤ53との間に、キャリヤ55、連結
部材57、第1の中間軸23及びトランスファクラッチ
80による他の伝動系路がバイパスして形成され、高回
転する後輪側の第2のサンギヤ53から低回転する前輪
側のキャリヤ55に、差動制限トルクに応じてトルクバ
イパスする。そこで前輪寄りにトルク配分制御されて後
輪スリップが防止される。このとき差動制限トルクが最
大になると、第2のサンギヤ53とキャリヤ55との直
結によりセンターディファレンシャル装置50はロック
して直結式4輪駆動になり、前後輪の輪荷重配分に相当
したトルク配分になる。
【0044】一方、4速より更に高速になると、自動変
速機30が第2速の状態になり、同時にダイレクトクラ
ッチ70を解放して第5速ブレーキ61を係合するよう
に制御される。そこで図1の油圧制御系では、ソレノイ
ド弁91がON信号でドレン側に切換わり、このため第
1クラッチ圧P1は一方向オリフィス94で流量調整し
つつソレノイド弁91によりドレンされる。また第1ク
ラッチ圧P1の低下に基づき切換制御弁98が動作し
て、第2クラッチ圧P2もドレンされる。そこでダイレ
クトクラッチ70はピストン推力が確実に消失して解放
する。
【0045】また第5速ブレーキ61の係合により、ス
リーブ部材65と共にセンターディファレンシャル装置
50の第2のサンギヤ53がトランスファケース4で固
定して、キャリヤ55が増速回転する。このため自動変
速機30の第2速の動力が、センターディファレンシャ
ル装置50で大幅に増速されてキャリヤ55以降の前輪
に伝達し、4速よりギヤ比の小さいオーバドライブの5
速に変速される。このとき走行状態や前輪スリップの状
況等に応じてトランスファクラッチ80のクラッチトル
クが可変制御されると、キャリヤ55から第1の中間軸
23、トランスファクラッチ80を介して後輪にもトル
ク伝達される。そこで前輪スリップを防止すると共に、
前後輪のトルク配分が制御可能な4輪駆動走行になる。
【0046】更に、5速の状態で車速低下すると、上述
と逆に第5速ブレーキ61を解放し、ダイレクトクラッ
チ70を再び係合して4速にダウンシフト制御される。
そこで図1の油圧制御系では、ソレノイド弁91により
ライン圧PLが導入して第1クラッチ圧P1のみが、先
ず不作動のアキュムレータ96により、図2(a)のよ
うにその棚圧始めの油圧P1sになる。その後アキュム
レータ96が作動して第1クラッチ圧P1が所定時間低
く保持され、この第1クラッチ圧P1が大径の油圧室7
2bに供給される。このとき切換制御弁98のスプール
98aが図示のように作動して、第2クラッチ圧P2が
ドレンされる。このためダイレクトクラッチ70では、
油圧室72bの低い第1クラッチ圧P1のみに応じたピ
ストン推力でクラッチプレート74が押圧接触して、ク
ラッチトルクTcが図2(c)のように4速時の必要ク
ラッチトルクT1と略同一に小さく制御され、駆動トル
クの変動が抑えられて変速ショックも低減される。
【0047】そして所定時間経過してアキュムレータ9
6のプラグ96aが全ストローク移動すると、第1クラ
ッチ圧P1が棚圧終りの油圧P1fからライン圧PLに
急上昇する。このとき切換制御弁98ではスプール98
aが下方に作動して、第2クラッチ圧P2が図2(b)
のように零からライン圧PLとなり、このライン圧PL
が油圧室72aに供給される。そこでこれ以降は、2つ
の油圧室72a,72bのライン圧PLでピストン推力
が増大して、クラッチトルクTcも最大トルクT2に増
大し、低速段の大きいトルク伝達が可能になる。
【0048】図5において、本発明の他の実施例につい
て説明する。この実施例では、アキュムレータと切換制
御弁を兼ねた単一のバルブ110を有し、このバルブ1
10にソレノイド弁91からの油路92、第1クラッチ
圧P1の油路95、第2クラッチ圧P2の油路99、制
御圧Pcの油路100が連通する。バルブ110は、ス
プール110aの一方に第1クラッチ圧P1とスプリン
グ110bの力が作用し、その他方に制御圧Pcが作用
する。そして第1クラッチ圧P1が緩やかに上昇してス
プール110aが一定ストロークX0だけ移動すると、
油路92,99を連通して第2クラッチ圧P2を零から
ライン圧PLに切換えるように構成される。そこで5速
から4速へのダウンシフトの際に、このバルブ110に
より第1クラッチ圧P1、第2クラッチ圧P2等が図6
のように制御され、ダイレクトクラッチ70のクラッチ
トルクTcが上述と全く同様に可変制御される。
【0049】以上、本発明の実施例について説明した
が、これのみに限定されない。
【0050】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によると、
自動変速機付車両において変速制御とトルク伝達するク
ラッチが、静止型油圧シリンダ方式で構成されるので、
遠心油圧の影響が全く無くなって、クラッチ圧により高
い精度でクラッチトルク制御することができる。クラッ
チの2段シリンダ構造の一方の油圧室の第1クラッチ圧
が、変速時にアキュムレータにより所定時間だけ低く保
持されるので、変速ショック等を低減できる。この場合
に高速段側の変速で、変速時の必要クラッチトルクと略
同一であるから、クラッチのスリップが防止される。切
換制御弁はアキュムレータの棚圧終了時に第2クラッチ
圧を増大するように切換えるので、アキュムレータの作
動を最大限発揮できる。他の実施例のように単一のバル
ブでアキュムレータと切換制御弁の機能を有する構造で
は、部品点数が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動変速機付車両の油圧制御装置
の実施例を示す油圧回路図である。
【図2】クラッチ係合時の制御を示すタイムチャートで
ある。
【図3】自動変速機付車両のトランスファ部を示す断面
図である。
【図4】自動変速機付車両の駆動系の一例を示すスケル
トン図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す油圧回路図である。
【図6】クラッチ係合時の制御を示すタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
20 リヤドライブ軸 24 第2の中間軸 70 ダイレクトクラッチ 72a,72b 油圧室 91 ソレノイド弁 96 アキュムレータ 98 切換制御弁 90,95,99 油路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの回転要素の間に変速制御すると共
    にトルク伝達するクラッチが設けられる自動変速機付車
    両において、クラッチが油圧シリンダを固定側に分離し
    て配設した静止型油圧シリンダ構造で、油圧シリンダの
    油圧室を2つに分割した2段シリンダ構造に構成され、
    ライン圧の油路が変速信号により給排油に切換えるソレ
    ノイド弁に連通し、このソレノイド弁が第1クラッチ圧
    の油路を介して一方の油圧室に連通し、且つ第2クラッ
    チ圧の油路を介して他方の油圧室に連通し、第1クラッ
    チ圧の油路には所定時間だけ第1クラッチ圧を低く保持
    するアキュムレータが連設され、第2クラッチ圧の油路
    には第1クラッチ圧の大小により第2クラッチ圧を増減
    する切換制御弁が連設されることを特徴とする自動変速
    機付車両の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 クラッチは、高速段側からのダウンシフ
    ト時に油圧室に第1、第2のクラッチ圧を供給して係合
    することで変速制御し、低速段では係合状態でトルク伝
    達するダイレクトクラッチであることを特徴とする請求
    項1記載の自動変速機付車両の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 切換制御弁は、アキュムレータの棚圧終
    了時に第2クラッチ圧を零からライン圧に増大するよう
    に設定されることを特徴とする請求項1記載の自動変速
    機付車両の油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 アキュムレータと切換制御弁は、両者の
    機能を備えた単一のバルブで構成されることを特徴とす
    る請求項1記載の自動変速機付車両の油圧制御装置。
JP5317682A 1993-12-17 1993-12-17 自動変速機付車両の油圧制御装置 Pending JPH07167160A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021113595A (ja) * 2020-01-20 2021-08-05 トヨタ自動車株式会社 四輪駆動車両

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JP2021113595A (ja) * 2020-01-20 2021-08-05 トヨタ自動車株式会社 四輪駆動車両

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