JPH07167079A - 貯蔵容器から自動車の内燃機関に燃料を供給するための装置 - Google Patents

貯蔵容器から自動車の内燃機関に燃料を供給するための装置

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JPH07167079A
JPH07167079A JP6255196A JP25519694A JPH07167079A JP H07167079 A JPH07167079 A JP H07167079A JP 6255196 A JP6255196 A JP 6255196A JP 25519694 A JP25519694 A JP 25519694A JP H07167079 A JPH07167079 A JP H07167079A
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fuel
pump
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JP6255196A
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Inventor
Werner Schmidt
シュミット ヴェルナー
Manfred Treter
トレーター マンフレート
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Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C11/00Combinations of two or more machines or pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type; Pumping installations
    • F04C11/005Combinations of two or more machines or pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type; Pumping installations of dissimilar working principle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M37/00Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M37/04Feeding by means of driven pumps
    • F02M37/048Arrangements for driving regenerative pumps, i.e. side-channel pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D5/00Pumps with circumferential or transverse flow
    • F04D5/002Regenerative pumps

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 貯蔵容器から自動車の内燃機関に燃料を供給
するための装置であって、電動モータと、この電動モー
タによって回転駆動せしめられる2段式のフィードポン
プを有しており、フィードポンプの前段が側方通路ポン
プとして構成されていて、その部分リング状のフィード
通路(43)が横断面の減少された範囲(III)を有
しており、この範囲(III)は、通路の深さを減少す
ることによって形成され、この範囲(III)内で、フ
ィード通路を貫流する燃料が一定の圧力レベルに維持さ
れるように構成されている。 【効果】 圧力を上昇させるように働く、迅速なフィー
ド圧上昇のためのフィード通路長さを減少させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯蔵容器から自動車の
内燃機関に燃料を供給するための装置であって、電動モ
ータによってポンプ室内で回転駆動される回転ホイール
が設けられており、該回転ホイールは、電動モータのロ
ータシャフトに配置された円板状のボスを有していて、
このボス部の外周部には半径方向外側に延びる多数のベ
ーンが配置されていて、ポンプ室を端面側で制限する室
壁のうちの1つ内で回転ホイールのベーンの自由端部の
範囲に配置された、回転ホイールの回転軸線を中心にし
て部分リング状に延びる少なくとも1つのフィード通路
を有しており、該フィード通路は、半円形状の横断面形
状を有していて、燃料をポンプ室内に供給するためのイ
ンレットポートから、フィード圧にされた燃料をポンプ
室から吐出させるためのアウトレットポートへ通じてい
る形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の、ドイツ連邦共和国特
許出願公開第4020521号明細書により公知のフィ
ード装置においては、電動モータが、側方通路ポンプと
して構成されたフィードポンプの、ポンプ室内で回転す
る、半径方向外方へ向けられたベーンを備えた回転ホイ
ールを駆動するようになっており、これによって、ポン
プ室の軸方向端部側の室壁内におけるリング状のフィー
ド通路内で、回転ホイールのベーンの自由端部の範囲に
存在する燃料が、回転する渦流内にずらされることにな
る。この渦流は、フィード通路内の低圧燃料インレット
ポートからそのフィード最終圧力・アウトレットポート
まで著しく上昇し、この場合にフィード通路内のフィー
ド圧もこのフィード通路の外周部に亘って常に上昇する
ことになる。
【0003】しかしながらこのような公知の燃料フィー
ド装置においては、燃料温度が上昇するにつれてポンプ
の効率は常に低下し、この際に、強く加熱された燃料に
おいてアウトレットポートにおけるフィード圧は、常温
の燃料におけるフィード圧を下回るという欠点がある。
これは、フィード通路内の渦流が原因となっており、こ
の渦流はその中心で、フィード圧の50%に達すること
があるので、強く加熱された燃料はこの低圧範囲で蒸発
し始めることになる。この場合に、フィード通路内の圧
力がゆっくりと上昇すればする程、加熱された燃料が蒸
発する時間は長くなる。燃料が蒸発されることによって
圧力上昇はさらに減速されることになる。
【0004】このような作用は、ドイツ連邦共和国出願
公開特許第4038438号明細書により公知な燃料フ
ィード装置においても生じる。この公知のフィード装置
のフィードポンプは、前段と主段とを有しており、前段
が側方通路ポンプによって形成されていて、主段が内歯
歯車ポンプによって形成されており、これらのポンプの
回転するポンプ部分がそれぞれ、電動モータによって駆
動されるロータシャフトに配置されている。この公知の
フィード装置においては、強く加熱された燃料によって
前段が故障することがあり、これは、装置全体の効率に
著しく不都合な影響を与え、しかも特に主段においてキ
ャビテーション損傷を引き起こすことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題は
このような公知のフィード装置における欠点を取り除く
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明によれば、インレットポートとアウトレットポートと
の間のフィード通路が横断面の減少された範囲を有して
いて、この横断面の減少された範囲は、この範囲よりも
横断面の大きい隣接する、フィード通路の範囲によって
それぞれ制限されている。
【0007】
【発明の効果】本発明のフィード装置は、横断面が著し
く減少された範囲をフィード通路に組み込んだことによ
って、圧力を上昇させるために作用するフィード通路の
長さを短縮することができるので、フィード圧を一様に
維持しつつ、有効なフィード通路範囲内の圧力上昇速度
を高くすることができる。これによって、渦中央におけ
るフィード圧が、強く加熱された燃料においても燃料の
蒸気圧を介して迅速に上昇するようになっている。しか
しながらこの場合に、インレットポート及びアウトレッ
トポートの位置によって所定の全長を有するフィード通
路において、フィード圧がさらに上昇しないようにする
ために、フィード通路の横断面が減少された範囲は、フ
ィード通路内に存在する燃料と回転ホイー内で加速され
て燃料との間で圧力交換によって圧力上昇が生ぜず、圧
力がその高いレベルで一定に維持されるように設計され
ている。
【0008】フィード圧を一定に保つ、フィード通路の
範囲はフィード通路内に有利な形式で次のように配置さ
れている。つまり、この範囲は、フィード通路の互いに
隣接し合う2つの有効な範囲をほぼ同じ大きさの区分に
仕切り、これらの区分は、フィード通路の円弧状に延び
る形状を介してできるだけ互いに向き合うように配置さ
れているので、液体パルス(液体衝撃)として回転ホイ
ールに働く力がフィード圧上昇中にこの回転ホイールの
外周部に亘ってほぼ左右対称に分割され、これによって
回転ホイールの軸受力が減少されるようになっている。
【0009】フィード通路の横断面の減少された範囲
(この範囲内で一定な圧力レベルが形成される)の横断
面減少は、有利な形式でフィード通路のリング状の横断
面の減少によって得られ、この場合、隣接する通路部分
への移行部は傾斜されて、それぞれ傾斜面を形成する。
【0010】圧力上昇のために有効な、フィード通路の
範囲は本発明によれば、これら2つの範囲内でフィード
圧が同じ程度だけ、しかも一定な圧力上昇特性曲線で高
められるように構成されている。これによって、有利な
形式で回転ホイールで左右対称の力分割が得られ、ひい
ては軸受力をさらに減少させることができる。
【0011】また、側方通路ポンプとして構成されたフ
ィードポンプの高い効率を得るために、ポンプ室を軸方
向で制限する2つの室壁内にフィード通路を配置すると
特に有利である。これら2つの室壁は、互いに左右対称
に構成されていて、これらの室壁内で回転する回転ホイ
ールを介して液圧式に互いに接続されている。
【0012】以上のようなフィード通路の本発明の構成
によって、側方通路ポンプとして構成されたフィードポ
ンプのフィード特性を燃料温度とは無関係に一定に維持
することが可能である。これは、特に2段式のフィード
装置において、第2のポンプ段のための初期圧力が高い
圧力レベルに確実に維持され、ひいては蒸気気泡形成に
基づくキャビテーション形成が確実に避けられる。
【0013】本発明の別の利点及び有利な構成は、図
面、以下の説明及び請求項2以下に記載されている。
【0014】
【実施例】次に図面に示した実施例について本発明の構
成を具体的に説明する。
【0015】図1に示したフィード装置は、図示してい
ない燃料貯蔵容器から燃料を、同様に図示していない自
動車の内燃機関に供給するためのものである。
【0016】フィード装置は管状のケーシング1を有し
ており、このケーシング1の一方の端部としての管開口
はフィードポンプ3によって閉鎖されていて、他方の端
部は接続部カバー5によって閉鎖されている。この接続
部カバー5は、圧力スリーブ7を有しており、この圧力
スリーブ7には、内燃機関に通じる図示していないフィ
ード導管が接続されている。この接続部カバー5とフィ
ードポンプ3との間には、同様に図示していない電動モ
ータがケーシング1内に挿入されている。この電動モー
タのロータシャフト9はフィードポンプ3内に突入して
いて、このフィードポンプ3を回転駆動する。
【0017】フィードポンプ3は2つのポンプ段を有し
ており、前段は側方通路ポンプ11によって形成されて
いて、主段は、流れ方向で見て軸方向で側方通路ポンプ
11の後ろに配置されてこの側方ポンプ11に液圧式に
接続された内歯歯車13によって形成されている。
【0018】ロータシャフト9の自由端部はベースプレ
ート15を通って延びており、ベースプレート15は、
前段と主段、若しくは側方通路ポンプ11と内歯歯車1
3とを互いに分離している。ロータシャフト9の自由端
部に向けられた、ベースプレート15の端壁17はポン
プ室19を制限しており、このポンプ室19内では側方
通路ポンプ11の回転ホイール21が回転している。端
壁17から間隔を保ってポンプ室19が第2の制限壁2
3によって閉鎖されている。この第2の制限壁23は、
ケーシング1を気密に閉鎖する吸入部カバー25に形成
されている。吸入部カバー25は、環状縁部27を有し
ており、この環状縁部27の、制限壁23からの高さ
は、ポンプ室19内でガイドされた回転ホイール21の
幅にほぼ相当する。環状縁部27の自由な端面29はベ
ースプレート15の端壁17に当接していて、これによ
って円筒形のポンプ室19の外周部を制限している。吸
入部カバー25はさらに、ポンプ室19から離れた方向
に延びる吸入スリーブ31を有しており、この吸入スリ
ーブ31は、ポンプ室19に向かう方向でインレットポ
ート33に移行している。
【0019】回転ホイール21の構造は、図1及び図2
に示されている。回転ホイール21はほぼ円板状のボス
部35を有しており、このボス部35の外周部には多数
のベーン37が配置されていて、これらのベーン37は
回転ホイール21のフィード部材を形成している。ベー
ン37の自由端部は、回転ホイール21の回転軸線に対
して同心的に配置されたリング39によって互いに接続
されている。ロータシャフト9の自由端部に、このロー
タシャフト9と相対回動不能に(一緒に回転するよう
に)結合するために、回転ホイール21はボス部35に
扁平輪郭形状の切欠41を有している。この切欠41に
よって、回転ホイール21はいわゆる2重面状連行部を
介してローラシャフトの対応するプロフィールでガイド
され、これによって形状接続が得られる。
【0020】回転ホイール21はポンプ室19内でガイ
ドされ、この際に端壁17と制限壁23とから形成され
た、ポンプ室19の端部側の室壁は、ベーンの自由端部
の範囲でそれぞれ、回転ホイール21の回転軸線を巡っ
て配置された、部分リング状のフィード通路43を有し
ている。これらのフィード通路43は、互いに左右対称
に構成されていて、回転ホイール21を介して液圧式に
互いに接続されている。このフィード通路43は、横断
面が円形セグメント状の形状を有していて、吸入部カバ
ー25内のインレットポート33から環状に、ベースプ
レート15内のアウトレットポートまで延びている。こ
の場合、インレットポート33とアウトレットポート4
5との間には、部分リング状のフィード通路43を中断
するウエブが設けられている。アウトレットポート45
は、インレットポート47を有する内歯歯車13に移行
していて、この内歯歯車と共にオーバーフロー通路を形
成している。内歯歯車13に向けられた端壁49が、内
歯歯車ポンプ13のポンプ室57の制限部を形成してい
る。この制限部は、ケーシング1内に挿入された定置の
外側リング51より成っており、この外側リング51の
孔内で内歯歯車53がガイドされている。内歯歯車53
の内歯に、ローラシャフト9に相対回動不能に結合され
内歯歯車53に対して偏心的にガイドされたピニオン5
5の外歯がかみ合っている。本発明のフィード通路43
の構成の詳細は図3〜図5に示されている。図3〜図5
には、吸入部カバー25内でのフィード通路43の配
置、形状及び延び状態が示されている。
【0021】フィード通路43は、図3に示されている
ように、吸入部カバー25内のインレットポート33
(フィード通路43はポンプ室19及び回転ホイール2
1を介してインレットポート33に接続されている)の
範囲から、約300°の角度範囲に亘って、ベースプレ
ート15内に配置されたアウトレットポート45の範囲
内まで延びている。残りの約60°の範囲は、端部側の
室壁(端壁17、制限壁23)によって、この範囲で回
転ホイール21と前記室壁(17、23)との間のわず
かな軸方向ギャップが残るように閉鎖されている。
【0022】横断面が円形のフィード通路43(このフ
ィード通路43の幅はアウトレットポート45に向かう
方向でやや大きくなっている)は、5つの範囲に分割さ
れている。この場合、吸入部カバー25内及びベースプ
レート15内に配置されたフィード通路43の形状は、
互いに直径方向でほぼ同じである。第1の範囲Iは、イ
ンレットポート33の高さ約80°の角度に亘って延び
ており、フィード通路43は、燃料を確実に吸い込むこ
とを保証するために、インレットポート33の範囲内で
その最小の横断面を有している。
【0023】第1の範囲Iには、第2の範囲IIが接続
されており、この第2の範囲IIにおけるフィード通路
43の、次第に大きくなる横断面は、一様な横断面深さ
を有している。図4に示したフィード通路43の断面図
で分かるように、第2の範囲IIは、第3の範囲III
への移行部で、その通路深さが常に減少している。この
横断面減少部は、第1の傾斜面59によって形成されて
いる。この第1の傾斜面59は第2の範囲IIをフィー
ド通路43の第3の範囲IIIに互いに接続し、これに
よって、フィード通路43の横断面を平らにする傾斜面
を形成している。図5にも示されている、第3の範囲I
IIにおける通路深さの減少部は、貫流する燃料の圧力
がここで一定に維持されるように構成されている。横断
面が減少された第3の範囲IIIは、フィード通路43
が第4の範囲IVへさらに延びるのを制限しており、こ
の第4の範囲IVでは、フィード通路43の横断面が第
2の傾斜面61を介して所定の程度まで再び拡大される
が、この場合に第4の範囲IV内での通路深さは再び一
定に維持される。第4の通路範囲IVは、第5の通路範
囲Vで制限されており、この第5の通路範囲Vは、ベー
スプレート15内でのアウトレットポート45を覆うの
で、燃料はここから内歯歯車ポンプ13まで流れ込む。
【0024】この場合、フィード通路の範囲II〜IV
は、部分リング状のフィード通路43の有効なフィード
範囲を形成している。この有効なフィード範囲43は約
180°に亘って延びている。フィード通路43の各範
囲II〜IVは、周方向でほぼ同じように延びており、
特に第2及び第4の範囲は、燃料の圧力上昇がここでそ
れぞれ同じ程度となるように設計されている。
【0025】本発明によるフィード装置は次のような形
式で作業する。回転する電気駆動モータは、ロータシャ
フト9を介して側方通路ポンプ11の回転ホイール21
及び内歯歯車13のピニオン55を回転駆動させる。
【0026】側方通路ポンプ11はインレットポート3
3を介してまず燃料をポンプ室19及びフィード通路4
3内に吸込み、ここで燃料は公知の形式で螺旋状の回転
流(渦流)になる。この場合にこの渦流は、回転ホイー
ル21内で半径方向で加速される燃料と、フィード通路
43内に存在する燃料との間で常にパルス交換が行なわ
れることによって生じる。これによって、フィード通路
43を貫流する燃料の圧力は、インレットポート33か
らアウトレットポート45まで上昇する。
【0027】側方通路ポンプ11のフィード通路43を
貫流する燃料の圧力上昇の特性曲線は、図6に示した線
図に示されている。この図6の線図では、燃料の圧力特
性曲線(P)は、燃料がフィード通路43を貫流する際
の、このフィード通路43の長さ(L)に亘っての圧力
の変化を示すものである。この場合に、フィード通路4
3の範囲間の各移行範囲は考慮されていない。燃料は、
フィード通路43の範囲I内に流入する間中、まずその
初期圧力にほぼ維持される。インレットポート33を覆
う部分から出てから、燃料圧力は第2の範囲II内で公
知の形式で上昇する。この場合フィード通路43は第2
の範囲内で、回転ホイール21とフィード通路43との
大きい圧力差に基づいて燃料圧力が蒸気圧を越えて著し
く上昇するような大きい通路深さを有している。この場
合に、側方通路ポンプの最終圧力が所定の圧力を越えな
いようにするために、燃料圧力を高い圧力レベルにコン
スタントに維持する第3の通路範囲IIIが設けられて
いる。この通路範囲IIIの深さは、ここで、回転ホイ
ール21内で加速される燃料とフィード通路43内を貫
流する燃料との間で、フィード通路43内の圧力を高め
るような圧力交換が生じないように設計されている。さ
らに、第4の通路範囲IV内での燃料圧力は、通路の深
さがさらに大きくなり、ひいては回転ホイール21内の
燃料とフィード通路43内の燃料との間でのパルス交換
が大きくなるのに伴なって、再び上昇する。この場合
に、回転ホイールに対する力の導入が均一に分割されて
いることによって、第2の及び第4の通路範囲は、圧力
の上昇程度がそれぞれほぼ同じ大きさであるように設計
されている。第4の範囲の端部において、燃料は、側方
通路ポンプ11内でその最終圧力に達し、第5の範囲V
で高い圧力を伴なってアウトレットポート45内に流入
し、再びインレットポート47を介して内歯歯車ポンプ
のポンプ室57内に流入する。このポンプ室57内で、
燃料圧力は、燃料が駆動モータに沿って圧力スリーブ7
内に流入する前に公知の形式で再度上昇せしめられる。
【0028】インレットポート33とポンプ室19のア
ウトレットポート45との間に存在するウエブ範囲で、
回転ホイール21と室壁との間の小さい軸方向ギャップ
によって、回転ホイール21内の燃料とポンプ室19の
燃料との間でパルス交換が行なわれないので、圧力パル
スは回転ホイール21の回転運動だけを補助し、この場
合に、燃料圧は、通路範囲I内で燃料が再びインレット
ポート33から吸い込まれない程度に、低下せしめられ
る。
【0029】このように、フィード通路の全長及びフィ
ード圧力は同じで、連続的な圧力上昇のために有効であ
る側方通路ポンプのフィード通路の長さを短縮すること
によって、燃料フィード圧力を可能な限り高速で蒸気圧
を介して上昇させ、特に第2のポンプ段におけるキャビ
テーション損傷を避けることができる。この場合、フィ
ード通路の有効長さを2つの範囲に分割することによっ
て、回転ホイールへのほぼ左右対称の力の導入が可能で
あるという付加的な利点が得られる。これによって、軸
受の力が減少され、ひいては摩耗が減少されることに基
づいて、フィード装置全体の耐用年数が高められること
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2段式のフィードポンプを受容するフィード装
置の部分の、一部破断した側面図である。
【図2】第1のポンプ段を形成する側方通路ポンプの回
転ホイールの平面図である。
【図3】図1に示したフィード装置のA−A線に沿った
断面図である。
【図4】図3のB−B線に沿った断面図である。
【図5】図3のC−C線に沿った断面図である。
【図6】側方通路ポンプのフィード通路の各範囲を流過
する間の燃料の圧力変化す示す線図である。
【符号の説明】
1 ケーシング、 3 フィードポンプ、 5 接続部
カバー、 7 圧力スリーブ、 9 ロータシャフト、
11 側方通路ポンプ、 13 内歯歯車ポンプ、
15 ベースポンプ、 17 端壁、 19 ポンプ
室、 21 回転ホイール、 23 制限壁、 25
吸入部カバー、 27 環状縁部、 29端壁、 31
吸入スリーブ、 33 インレットポート、 35
ボス部、37 ベーン、 39 リング、 41 切
欠、 43 フィード通路、 45 アウトレットポー
ト、 47 インレットポート、 48 端壁、 51
外側リング、 53 内歯歯車、 55 ピニオン、
59,61 傾斜面、P 圧力特性曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マンフレート トレーター ドイツ連邦共和国 メークリンゲン カー ルシュトラーセ 15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵容器から自動車の内燃機関に燃料を
    供給するための装置であって、電動モータによってポン
    プ室(19)内で回転駆動される回転ホイール(21)
    が設けられており、該回転ホイール(21)は、電動モ
    ータのロータシャフトに配置された円板状のボス部(3
    5)を有していて、このボス部(35)の外周部には半
    径方向外側に延びる多数のベーン(37)が配置されて
    いて、ポンプ室(19)を端面側で制限する室壁(1
    7,23)のうちの1つ内で回転ホイール(21)のベ
    ーンの自由端部の範囲に配置された、回転ホイール(2
    1)の回転軸線を中心にして部分リング状に延びる少な
    くとも1つのフィード通路(43)を有しており、該フ
    ィード通路(43)は、半円形状の横断面形状を有して
    いて、燃料をポンプ室(19)内に供給するためのイン
    レットポート(33)から、フィード圧にされた燃料を
    ポンプ室(19)から吐出させるためのアウトレットポ
    ート(45)へ通じている形式のものにおいて、 前記インレットポート(33)とアウトレットポート
    (45)との間のフィード通路(43)が横断面の減少
    された範囲(III)を有していて、この横断面の減少
    された範囲(III)は、この範囲(III)よりも横
    断面の大きい隣接する、フィード通路(43)の範囲
    (II,IV)によってそれぞれ制限されていることを
    特徴とする、貯蔵容器から自動車の内燃機関に燃料を供
    給するための装置。
  2. 【請求項2】 フィード通路(43)の、横断面の減少
    された範囲は、フィード通路(43)の半円形状の横断
    面を圧延することによって形成されていて、フィード通
    路の、横断面の大きい隣接する範囲(II,IV)への
    移行部がそれぞれ傾斜面(59,60)を介して形成さ
    れている、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 横断面の減少された範囲(III)は、
    一方ではこの範囲(III)に隣接し、他方では横断面
    の大きいフィード通路(43)のインレットポート(3
    3)若しくはアウトレットポート(45)にそれぞれ隣
    接する、フィード通路(43)の範囲(II,IV)
    が、フィード通路(43)の周方向で同じ大きさに構成
    されるように配置されている、請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 貫流する燃料の圧力を上昇させるため
    の、フィード通路(II,III,IV)の有効長さ
    が、インレットポート(33)とアウトレットポート
    (45)との間で180°の角度にに亘って延びてい
    る、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 横断面の減少された、フィード通路(4
    3)の範囲(III)の通路深さは、この範囲を貫流す
    る燃料の圧力が一定に維持されるように設計されてい
    る、請求項2記載の装置。
  6. 【請求項6】 フィード通路(43)の隣接する範囲
    (II,IV)は、この範囲を貫流する燃料の圧力上昇
    程度がそれぞれほぼ同じ大きさとなるような寸法に構成
    されている、請求項3記載の装置。
  7. 【請求項7】 回転ホイール(21)のベーンの自由端
    部の範囲における、直径が互いに左右対称に構成された
    それぞれ2つの端面の室壁(17,23)にフィード通
    路(43)が配置されている、請求項1記載の装置。
  8. 【請求項8】 フィードポンプ(3)が2つのポンプ段
    を有しており、これら2つのポンプ段は、ポンプ室(1
    9)とフィード通路(43)とこのフィード通路(4
    3)内で回転する回転ホイール(21)とから成る側方
    通路ポンプ(11)とから形成された段と、この段に、
    オーバーフロー通路(45,47)によって接続され
    た、同様に電動モータによって回転駆動せしめられる内
    歯歯車ポンプ(13)より形成された主段とを有してい
    る、請求項1記載の装置。
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