JPH07167071A - 可変容量ベーンコンプレッサのコントロールバルブとその取付方法 - Google Patents

可変容量ベーンコンプレッサのコントロールバルブとその取付方法

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JPH07167071A
JPH07167071A JP6254827A JP25482794A JPH07167071A JP H07167071 A JPH07167071 A JP H07167071A JP 6254827 A JP6254827 A JP 6254827A JP 25482794 A JP25482794 A JP 25482794A JP H07167071 A JPH07167071 A JP H07167071A
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valve
end cap
pressure
control
suction
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Application number
JP6254827A
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English (en)
Inventor
David E Bearint
イー. ベアリント デイビッド
James I Miller
アイ. ミラー ジェイムズ
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Zexel USA Corp
Original Assignee
Zexel USA Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C28/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
    • F04C28/10Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber
    • F04C28/14Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber using rotating valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2270/00Control; Monitoring or safety arrangements
    • F04C2270/21Pressure difference
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2270/00Control
    • F05B2270/30Control parameters, e.g. input parameters
    • F05B2270/301Pressure
    • F05B2270/3015Pressure differential

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モデュラーコントロールバルブを、コンプレ
ッサに装着される前に吸入圧によって調整する。 【構成】 コントロールバルブはハウジングのキャビテ
ィに配される。このキャビティは、吸入圧部、吐出圧部
及びコントロール圧部を有する。基本的なコントロール
バルブは一端にエンドキャップを有し、他端にバルブシ
ート部材を有する。このバルブシート部材とエンドキャ
ップはベローズを閉じるスリーブによってお互いに接続
されている。スリーブによって,エンドキャップをバル
ブシート部材に接続するので、エンドキャップとバルブ
シート部材はお互いに変化可能な軸方向の距離を調整す
ることができる。コントロールバルブはキャビティに挿
入される前にテスト設備に装着され、テスト圧を加えて
その状態を観測されてエンドキャップとバルブシート部
材との間の距離が調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に車両に使用され
る空調装置のための容量可変ロータリーベーンコンプレ
ッサであって、この種のコンプレッサのためのコントロ
ールバルブの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用空調装置に使用されるコンプレ
ッサの一種は、容量可変ベーンコンプレッサである。こ
の種のコンプレッサにおいて、コンプレッサハウジング
は長円形の室を有する。円筒状のロータはこの室を貫通
して配される。このロータは、該ロータに形成されたス
ロットに挿入されて径方向に摺動するベーンを有する。
吸入圧の冷媒を圧縮室に吸引し、ベーンでこの冷媒を圧
縮し、バルブを介して外側に吐出する。
【0003】前記コンプレッサへの圧縮要求は、速度と
環境状態によって変化する。高速運転時において、その
要求は、暑い日のアイドリング時よりも通常低い。容量
を変化させるには、ロータリーバルブディスク若しくは
プレートはコンプレッサハウジングの前面であってコン
プレッサハウジングの肩部に当接して設けられる。この
バルブプレートは、バルブプレートの回転位置によっ
て、吸入室から圧縮室への開口部の位置を変化させる切
り込み状の周辺部を有する。前記バルブプレートはリア
サイドブロックとして知られているロータリーバルブハ
ウジングに回転自在に支持される。バルブプレートの回
転位置は、圧縮サイクルのタイミングを変化させるので
圧縮のためにベーンの導かれる冷媒の量を変化させるこ
とができる。
【0004】アクチュエータは吐出圧及び吸気又は吸入
圧の変化によって選択される位置にバルブプレートを回
転させる。アメリカ合衆国特許5,145,327に示
されるように、このタイプのコンプレッサにおいては、
アクチュエータ部材はロータリーバルブプレートの後ろ
側に設けられると共に、室内に配される径方向の突起か
らなる。各々の突起はピストンとして働く。いろいろな
流体圧が各々のピストンの両側に加えられる。また、ス
プリングは前記プレートを最小限の吐出位置に付勢す
る。
【0005】アメリカ合衆国特許4,838,740に
示されるように、別の型のアクチュエータにおいて、ロ
ータリーバルブプレートはスプールピストンによって回
転する。このスプールピストンは、ロータの軸に対して
垂直にリニアに動く。このスプールピストンは、前記プ
レートに当接するピボットピンを有し、スプールピスト
ンの動くようにプレートを回転させる。
【0006】コントロールバルブは吸入及び吐出圧に対
応してロータリーバルブプレートの位置を制御するため
にアクチュエータに圧力を加える。あるタイプにおいて
は、コントロールバルブはアクチュエータピストンの一
方の側にコントロール圧を供給し、アクチュエータの他
方の側は吸入圧としている。前記コントロールバルブは
ボールバルブに当接するステムを有するベローズを含
む。このベローズは前記吸入室の一部に配される。ボー
ルバルブの反対側にあるプランジャ若しくはバイアスピ
ンは、吐出圧のかかる一端を有する。このバイアスピン
及びベローズのステムは、吐出及び吸入圧によって共動
し、アクチュエータの一方の側のコントロール圧を変化
させて前記ロータリーバルブプレートを動かす。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】通常、ベロースのため
の吸入圧のセットポイントは、組み立て時各々のコント
ロールバルブに対して調節される。この吸入圧セットポ
イントは、吸入圧が吐出圧に対して十分低くくベローズ
のステムが弁座(バルブシート)からボールを離すよう
に動く点である。ある型のコンプレッサを製造する場
合、これは、コンプレッサにコントロールバルブの部品
を装着し、コンプレッサの組み立てが完了し、窒素を用
いてコンプレッサを操作することによって処理される。
操作者は、圧力を監視してベローズの一端に接触する調
節ネジによって吸入圧セットポイントを調整する。この
手続きは、時間を浪費し、高価である。
【0008】このために、この発明は、モデュラーコン
トロールバルブを、コンプレッサに装着される前に吸入
圧によって調整することのできる可変容量ベーンコンプ
レッサのコントロールバルブと、その取付方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】しかして、請求項1記載
の発明は、圧縮室、この圧縮室の一端の吸入室、及び前
記圧縮室の他端の吐出室を有するハウジングと、複数の
径方向のベーンを有し、圧縮室を通して軸方向に延設す
る回転自在に駆動されるロータと、吸入室に回転自在に
保持され、吸入室から圧縮室への開口部の位置を変化さ
せるために形成されたロータリーバルブプレートと、ア
クチュエータ部材と、前記バルブプレートを回転させる
ために前記吐出室から前記アクチュエータ部材へ圧力を
伝達するオリフィスと、このオリフィスを介して前記ア
クチュエータに加えられる圧力を変化させるコントロー
ルバルブ手段とを有するコンプレッサにおいて、前記コ
ントロールバルブ手段は、前記ハウジングに形成され、
軸、吸入室と連通する吸入圧部、及びこの吸入圧部から
軸方向に間隔を開けて形成されたコントロール圧部を有
するキャビティと、このキャビティのコントロール圧部
と前記アクチュエータ部材を連通するコントロール圧通
路と、前記キャビティに配されるモデュラ−コントロー
ルバルブアセンブリとを具備し、このモデュラ−コント
ロールバルブアセンブリは、エンドキャップと、このエ
ンドキャップの反対側に位置し、バルブシートと、この
シートに移動自在に当接するバルブエレメントとを有す
ると共に、前記バルブシートから前記キャビティのコン
トロール圧部に導通するコントロール圧ポートを有する
バルブシート部材と、前記エンドキャップに当接する一
端を有し、他端に前記バルブエレメントに当接するキャ
ビティ軸心上に配されるステムを有するベローズと、前
記エンドキャップと弁座部材との間を渡るように延設さ
れ、前記ベローズを囲み、ベローズの外側をキャビティ
の吸入圧部に連通する吸入ポートを有するスリーブと、
前記コントロール圧部から吸入圧部をシールして分離す
る前記モデュラ−コントロールバルブアセンブリのシー
ル手段とからなることにある。
【0010】請求項2記載の発明は、前記モデュラ−コ
ントロールバルブの組立中に、前記エンドキャップと前
記バルブシート部材との間の距離を変化させ、前記キャ
ビティにモデュラ−コントロールバルブを取付ける前
に、前記ベローズに吸入圧セットポイント調整を行う調
整手段を具備することにあり、請求項3記載の発明は、
少なくともエンドキャップとバルブシート部材の一つ
は、前記スリーブの一端が摺動自在に外挿するネックを
有し、可変の軸方向位置で前記スリーブを前記ネックに
接続して、前記エンドキャップとバルブシート部材との
間の距離を変化させ、前記キャビティに前記モデュラ−
コントロールバルブを取付ける前に吸入圧のセットポイ
ントの調整を前記ベローズに行う接続手段を具備するこ
とにある。
【0011】請求項4記載の発明は、少なくともエンド
キャップとバルブシート部材の一つは、前記スリーブの
一端が摺動自在に外挿するネックを有し、前記コンプレ
ッサが、 可変の軸方向位置で前記スリーブを前記ネッ
クに接続して、前記エンドキャップとバルブシート部材
との間の距離を変化させ、前記キャビティに前記モデュ
ラ−コントロールバルブを取付ける前に吸入圧のセット
ポイントの調整を前記ベローズに行う接続手段を有し、
この接続手段が、前記ネックに形成された環状の溝と、
充分に薄く形成され、その一部が前記溝に永久的に曲げ
込まれて前記ネックに固定される前記スリーブとを具備
したことにあり、請求項5記載の発明は、少なくともエ
ンドキャップとバルブシート部材の一つはネジ溝を有す
るネックを有し、前記スリーブは前記ネジ溝を有するネ
ックに噛合するネジ溝を有する端部を有し、前記ネジ溝
を有する端部とネジ溝を有するネックは、モデュラ−コ
ントロールバルブの組立中に、前記エンドキャップとバ
ルブシート部材との間の軸方向の距離を変化させること
にある。また、請求項6記載の発明は、前記コントロー
ル圧部は、前記吸入圧部よりも小さい径を有することに
ある。
【0012】請求項7記載の発明は、圧縮室、この圧縮
室の一端の吸入室、及び前記圧縮室の他端の吐出室を有
するハウジングと、複数の径方向のベーンを有し、圧縮
室を通して軸方向に延設される回転自在に駆動されるロ
ータと、吸入室に回転自在に保持され、吸入室から圧縮
室への開口部の位置を変化させるために形成されたロー
タリーバルブプレートと、このロータリーバルブプレー
トを回転させるアクチュエータ部材と、吸入室と吐出室
の圧力の変化に対応してアクチュエータ部材及びバルブ
プレートを動かすためにアクチュエータ部材に可変コン
トロール圧を供給するコントロールバルブ手段とを有す
るコンプレッサにおいて、前記コントロールバルブ手段
は、前記ハウジングに形成され、軸と、吸入室と連通す
る吸入圧部と、この吸入圧部から軸方向に間隔を開けて
形成された吐出圧部、及びこの吐出圧部と前記吸入圧部
との間に配されるコントロール圧部を有するキャビティ
と、この吐出圧部と前記吐出室を連通する吐出圧通路
と、前記キャビティのコントロール圧部と前記アクチュ
エータ部材を連通するコントロール圧通路と、前記キャ
ビティに配されるモデュラ−コントロールバルブアセン
ブリとを有し、このモデュラーコントロールバルブアセ
ンブリは、エンドキャップと、このエンドキャップの反
対側に位置し、バルブシートと、このバルブシートに移
動自在に当接し、前記キャビティの吐出圧部の吐出圧に
よって前記シートに当接する部分に付勢されるバルブエ
レメントを有すると共に、前記バルブシートから前記キ
ャビティのコントロール圧部へと導通するコントロール
圧ポートを有し、さらに前記キャビティの吐出圧部から
前記キャビティのコントロール圧部へと導通するオリフ
ィスを有するバルブシート部材と、前記エンドキャップ
に接触する一端を有し、他端に前記バルブエレメントに
当接し、前記キャビティの軸心上に配されるステムを有
するベローズと、前記エンドキャップとバルブシート部
材との間を渡すように延設され、前記ベローズを囲むと
共に、前記ベローズの外側を前記キャビティの吸入圧部
へ延設する吸入ポートを有するスリーブと、前記吸入圧
部、前記コントロール圧部、及び前記吐出圧部をお互い
からシールして分離し、吸入圧が所定の点を越えると
き、バルブエレメントは閉じられて吐出圧が前記オリフ
ィス及びコントロール圧通路を介して前記アクチュエー
タに加えられ、また吸入圧が充分に減少し、前記ベロー
ズの膨張が吐出圧によるバルブエレメントの力に打ち勝
つ時、前記ベローズが前記バルブシートから前記バルブ
エレメントを動かし、アクチュエータの圧力を、コント
ロール圧通路、コントロール圧ポート、バルブシート、
吸入ポート、及びキャビティの吸入圧部を介して減少さ
せる前記モデュラ−コントロールバルブアセンブリのシ
ール部材とを具備することにある。
【0013】請求項8記載の発明は、前記エンドキャッ
プとバルブシート部材との間の距離を変化させ、前記キ
ャビティに前記モデュラ−コントロールバルブを取付け
る前に、吸入圧のセットポイント調整をベローズに行う
調整手段を具備することにあり、請求項9記載の発明
は、少なくとも前記エンドキャップと前記バルブシート
部材の一つは、前記スリーブの一端が摺動自在に外挿す
るネックを有し、前記可変の軸方向位置で前記スリーブ
を前記ネックに接続して前記エンドキャップと前記バル
ブシート部材との間の距離を変化させ、前記キャビティ
に前記モデュラ−コントロールバルブを取付ける前に、
吸入圧のセットポイント調整を前記ベローズに行う接続
手段を具備することにある。
【0014】請求項10記載の発明は、少なくともエン
ドキャップとバルブシート部材の一つは、前記スリーブ
の一端が摺動自在に外挿するネックを有し、前記可変の
軸方向位置で前記スリーブを前記ネックに接続して前記
エンドキャップと前記バルブシート部材との間の距離を
変化させ、前記キャビティに前記モデュラ−コントロー
ルバルブを取付ける前に、吸入圧のセットポイント調整
を前記ベローズに行う接続手段を具備し、さらにこの接
続手段は、前記ネックに形成された環状の溝と、充分に
薄く形成され、その一部が前記溝に永久的に曲げ込まれ
て前記ネックに固定される前記スリーブとを具備するこ
とにあり、請求項11記載の発明は、少なくともエンド
キャップとバルブシートの一つはネジ溝を有するネック
を有し、前記スリーブは前記ネジ溝を有するネックに噛
合するネジ溝を有する端部を有し、前記ネジ溝を有する
端部とネジ溝を有するネックは、前記エンドキャップと
バルブシート部材との間の軸方向の距離を変化させるこ
とにある。
【0015】請求項12記載の発明は、請求項7記載の
発明において前記吐出圧部は前記コントロール圧部より
小さい径を有し、前記コントロール圧部は、前記吸入圧
部よりも小さい径を有することにある。
【0016】請求項13記載の発明は、圧縮室、この圧
縮室の一端の吸入室、及び前記圧縮室の他端の吐出室を
有するハウジングと、複数の径方向のベーンを有し、圧
縮室を通して軸方向に延設される回転自在に駆動される
ロータと、前記吸入室に回転自在に保持され、吸入室か
ら圧縮室への開口部の位置を変化させるために形成され
たロータリーバルブプレートと、このロータリーバルブ
プレートを回転させるアクチュエータ部材と、前記アク
チュエータ部材に可変のコントロール圧を供給し、前記
吸入室と前記吐出室の圧力の変化に対応してアクチュエ
ータ部材及びバルブプレートを動かすコントロールバル
ブ手段とを有するコンプレッサにおいて、前記コントロ
ールバルブ手段は、前記ハウジングに形成され、軸と、
前記吸入室と連通する吸入圧部と、吸入圧部から軸方向
に間隔を開けて形成された吸入圧部及び前記吐出圧部と
吸入圧部との間に位置するコントロール圧部を有するキ
ャビティと、前記吐出圧部と前記吐出室とを連通する吐
出圧通路と、前記キャビティのコントロール圧部と前記
アクチュエータ部材とを連通するコントロール圧通路
と、前記キャビティに配されるモデュラ−コントロール
バルブアセンブリとを具備し、さらにこのモデュラ−コ
ントロールバルブアセンブリは、エンドキャップと、こ
のエンドキャップの反対側に位置し、バルブシートと、
このシートに移動自在に当接するバルブエレメントと、
前記シートの当接部分にバルブエレメントを付勢するス
プリングと、前記キャビティの軸上で吐出圧ポートに移
動自在に保持され、前記スプリングと同じ側で前記バル
ブエレメントに当接する第1の端部と、前記吐出圧ポー
トによって前記キャビティの吐出圧部に導通される第2
の端部とを有するバイアスピンとを有すると共に、前記
バルブシートから前記キャビティのコントロール圧部へ
導通するコントロール圧ポートを有し、さらに前記キャ
ビティの吐出部から前記キャビティのコントロール圧部
に導通するオリフィスを有するバルブシート部材と、前
記エンドキャップに接触する一端を有し、他端に前記ス
プリング及びバイアスピンの反対側で前記バルブエレメ
ントに当接するキャビティの軸に配されるステムを有す
るベローズと、前記エンドキャップと弁座部材との間に
設けられて前記ベローズを囲み、前記ベローズの外側を
前記キャビティの吸入圧部へ導通する吸入ポートを有す
るスリーブと、前記モデュラ−コントロールバルブの組
立中に、前記エンドキャップ及び前記バルブシート部材
がお互いから可変する軸方向の距離を隔てて配置されつ
つ前記エンドキャップ及び前記バルブシート部材の間を
スリーブで接続する接続手段と、前記吸入圧部、前記コ
ントロール圧部、及び前記吐出圧部をお互いからシール
して分離し、吸入圧が所定の点を越えるとき、前記バル
ブエレメントが閉じられて、吐出圧が前記オリフィス及
びコントロール圧通路を介して前記アクチュエータに加
えられ、また吸入圧が充分に減少して、前記スプリング
に加えて前記バイアスピンに働く吐出圧による前記バル
ブエレメントの力に前記ベローズの膨張が打ち勝つ時、
前記ベローズのステムが、前記バルブシートから前記バ
ルブエレメントを動かし、前記コントロール圧通路、前
記コントロール圧ポート、前記バルブシート、前記吸入
ポート、及び前記キャビティの吸入圧部を介して前記ア
クチュエータの圧力を減少させる前記モデュラ−コント
ロールバルブアセンブリのシール手段とを具備すること
にある。
【0017】請求項14記載の発明は、前記接続手段
は、前記エンドキャップ及び前記バルブシート部材の選
択された一つに形成されたネックを有し、前記スリーブ
はこのネック上に摺動自在であり、このスリーブ上の可
変点で固定可能であることにあり、また、請求項15記
載の発明は、前記接続手段は、前記エンドキャップ及び
前記バルブシート部材の選択された一つに形成され、前
記スリーブが外側を摺動自在であるネックと、このネッ
クに形成され、前記スリーブが充分に薄く、このスリー
ブの一部が永久的に曲げ込まれて前記スリーブに沿った
可変の位置で前記スリーブを前記ネックに固定する環状
の溝とを具備することにある。
【0018】請求項16記載の発明は、前記接続手段
は、前記エンドキャップ及び前記バルブシート部材の選
択された一つに形成されたネジ溝を有するネックと、こ
のネジ溝を有するネックと噛合する前記スリーブ上のネ
ジ溝を有する端部とを有し、このネジ溝を有する端部と
前記ネジ溝を有するネックが、前記エンドキャップと前
記バルブシート部材との間の軸方向の距離を変化させる
ことにあり、請求項17記載の発明は、吐出圧部は、コ
ントロール圧部よりも径が小さく、コントロール圧部は
吸入圧部よりも径が小さいことにある。
【0019】請求項18記載の発明は、圧縮室、圧縮室
の一端にある吸入室及び圧縮室の他端にある吐出室を含
むハウジングと、吸入室に回転自在に保持され、吸入室
から圧縮室への開口部の位置を変化させるために形成さ
れたロータリーバルブプレートと、ロータリーバルブプ
レートを回転させるアクチュエータ部材とを有するコン
プレッサにおいて、軸と、前記吸入室と連通する吸入圧
部と、吸入圧部から軸方向に間隔を開けて配され、吐出
圧室と連通する吐出圧部と、吐出圧部と吸入圧部の間に
配され、前記アクチュエータ部材と連通するコントロー
ル圧部とを有するキャビティを前記ハウジング内に形成
し、エンドキャップと、このエンドキャップの反対側に
位置し、コントロール圧ポート、オリフィス、バルブシ
ート、このバルブシートに動作自在に当接するバルブエ
レメント、及び結果的に吐出圧から前記バルブエレメン
トに力を加える吐出圧ポートを有するバルブシート部材
と、前記エンドキャップに当接する一端と前記バルブエ
レメントと当接するキャビティ軸心上に配されるステム
とを有するベローズと、前記エンドキャップと前記バル
ブシート部材との間を渡すように形成され、前記ベロー
ズを囲み、このベローズの外側と前記キャビティの吸入
圧部とを導通する吸入ポートを有するスリーブとを有す
るモデュラ−コントロールバルブアセンブリを用意し、
しかる後に、前記キャビティ内に前記モデュラ−コント
ロールバルブを取付ける前に、前記吸入ポート、コント
ロール通路、吐出圧ポートに予め選択されたレベルで圧
力を加えて検査を行い、そして、前記ベローズの膨張に
よってステムがバルブエレメントにかかる吐出圧によっ
て付勢される力に打ち勝つまで前記エンドキャップと前
記バルブシート部材との軸方向の距離を調整し、前記バ
ルブエレメントを前記バルブシートから離なし、その
後、前記バルブエレメントが前記バルブシートから離れ
た時に所望の軸方向の距離で前記スリーブ、前記エンド
キャップ及びバルブシート部材を互いに固定し、吐出圧
部に吐出圧ポート、コントロール圧部にコントロールポ
ート、吸入圧部に吸入ポートを有する前記キャビティに
前記モデュラ−コントロールバルブアセンブリを挿入
し、吐出圧部、コントロール圧部及び吸入圧部をお互い
からシールすることにある。
【0020】請求項19記載の発明は、前記エンドキャ
ップと前記バルブシート部材の間の軸方向の距離を変化
させ、前記スリーブ、前記エンドキャップ及び前記バル
ブシート部材をお互いに固定するステップは、少なくと
もエンドキャップ及びバルブシート部材の一つにネック
を設け、要求される軸方向距離が決定されるまで、前記
ネックをスリーブの一端に摺動自在に挿入し、前記ネッ
クに前記スリーブを固定することにあり、請求項20記
載の発明は、前記エンドキャップと前記バルブシート部
材との間の軸方向の距離を変化させ、前記スリーブ、前
記エンドキャップ及び前記バルブシート部材をお互いに
固定するステップは、少なくとも前記エンドキャップ及
び前記バルブシート部材の一つにネックを形成すると共
に、環状の溝を前記ネックに形成し、要求される軸方向
距離が決定されるまで、前記ネックを前記スリーブの一
端に摺動自在に挿入し、前記ネックに前記スリーブの一
部を曲げ込み、前記ネックに前記スリーブを固定するこ
とにあり、また、請求項21記載の発明は、前記エンド
キャップと前記バルブシート部材との間の軸方向の距離
を変化させ、前記スリーブ、前記エンドキャップ及び前
記バルブシート部材をお互いに固定するステップは、少
なくともエンドキャップ及びバルブシート部材の一つに
ネジ溝を有するネックを設け、スリーブの一端にネジ溝
を設け、所望の軸方向距離が決定されるまでネジ溝を有
するネックに前記スリーブのネジ溝を回転させることに
ある。
【0021】
【作用】したがって、この発明において、アクチュエー
タにコントロール圧を供給し、アクチュエータを動かし
てバルブプレートを回転させるコントロールバルブはモ
デュラーである。このコントロールバルブはハウジング
のキャビティに配される。このキャビティは、吸入圧
部、吐出圧部及びコントロール圧部を有する。モデュラ
−コントロールバルブは一端にエンドキャップを有し、
他端にバルブシート部材を有する。このバルブシート部
材とエンドキャップはベローズを閉じるスリーブによっ
てお互いに接続されている。
【0022】バルブシート部材は、ボールによってバル
ブシートの当接部分に付勢されるバルブエレメントを有
する。バイアスピンは、前記バルブシート部材の吐出圧
ポートに移動可能に保持され、バルブエレメントを当接
する。バルブシート部材は、バルブシートから前記キャ
ビティのコントロール圧部分へ導かれるコントロール圧
ポートを有する。バルブシート部材は、キャビティの吐
出部分からキャビティのコントロール部分へ導くオリフ
ィスを有する。
【0023】好ましくは、前記スリーブがエンドキャッ
プとバルブシート部材とを接続するので、エンドキャッ
プとバルブシート部材はお互いに離れた変化可能な軸方
向の距離を調整することができる。モデュラ−コントロ
ールバルブアセンブリはキャビティに挿入される前にテ
スト設備に装着される。作業者はテスト圧を加えてその
状態を観測し、エンドキャップとバルブシート部材との
間の距離を調整する。調整の後、前記モデュラ−コント
ロールバルブアセンブリは、コンプレッサに装着され
る。
【0024】
【実施例】図1において、コンプレッサ11は断面図に
おいて部分的に示される。コンプレッサ11は、容量可
変のベーン型コンプレッサである。このコンプレッサ1
1は、圧縮室15を有する圧縮ハウジング13を含んで
いる。図5で示すように、圧縮室15は一般に長円形状
をしている。ロータ19のスロットに取付られる複数の
ベーン17は、前記圧縮室15の内側を回転する。ロー
タ19は、圧縮室15と同心である軸21上を回転す
る。バルブ23(一つだけ図示される)は、圧縮室15
から冷媒ガスを吐出するために設けられる。冷媒ガス
は、吐出室へ送られる。この吐出室は図示されないが、
アメリカ合衆国特許5,145,327、ナカジマ他、
1992年9月8日登録で示されるようなもので、これ
によってその構成要素の全ては、引例によって具体的に
示されている。
【0025】図1において、ロータリーバルブプレート
25は、圧縮室15の吸入側に回転自在に取付られてい
る。ロータリーバルブプレート25は、円板形状の部材
で、図6で示すように不規則な周縁27を有し、その不
規則な周縁27は、スロットを形成する。図5で示すよ
うに、ロータリーバルブプレート25の特別な回転位置
は、圧縮室15への吸入開口部の位置を変化させ、ロー
タ19の回転によってベーン17間に導かれる冷媒量を
変化させる。これによって、コンプレッサ11の容量が
変化する。
【0026】図1において、ロータリーバルブプレート
25はコンプレッサハウジング肩部31に摺動自在に当
接する前面に面29を有する。このコンプレッサハウジ
ング肩部31は圧縮室15に周設される。ロータリーバ
ルブプレート29とコンプレッサハウジング肩部11と
の間は、金属同士の接触となる。
【0027】ロータリーバルブプレート25は、全閉位
置から全開位置まで約70度回転する。ロータリーバル
ブプレート25は、リアサイドブロックとも呼ばれるロ
ータリーバルブハウジング33に支持される。ロータリ
ーバルブハウジング33は、コンプレッサハウジング1
3に静止して取付られ、中央部33aを有する。リアヘ
ッド35は、ボルトによってロータリーバルブハウジン
グ33の後ろ側に取付られている。吸入室37はリアヘ
ッド35内に形成されると共に、ロータリーバルブハウ
ジング33の中央部分33aを取り囲んでいる。吸入室
37は、エバポレータ(図示しない)を通過した後の冷
媒の吸入若しくは吸気圧となる。
【0028】アクチュエータ部材若しくはピストン39
は、最小及び最大位置の間でロータリーバルブプレート
25を回転させる。アクチュエータピストン39はスプ
ールタイプのピストンで、ロータ19の軸21に垂直に
配されている。図2に示すように、アクチュエータピス
トン39は、ロータリーバルブハウジング33を貫通し
て横方向に延出するピストン室41に配される。ピスト
ン室41の中央部分は、吸入室37の一部によって分断
され、その結果2つの離れた部分となる。アクチュエー
タピストン39はシール42を有し、このシール42の
(図中)右側に吸入側41aを、(図中)左側にコント
ロール圧側41bを画成する。コントロール圧側41b
にはコントロール圧が供給され、前記コンプレッサへの
圧縮要求の変化に対応して(図中)右方向にアクチュエ
ータピストン39を動かす。コイルスプリング43は、
アクチュエータピストン39を(図中)左方向に付勢
し、ロータリーバルブプレート25を最小容量位置に位
置付ける。エンドキャップ45,47は、ピストン室4
1の両側をシールする。吸入通路(図示しない)は、吸
入側41aから吸入室36へと導通し、吸入圧がピスト
ン室41の吸入側41aに確実に伝達するようにする。
【0029】図1及び図3において、アクチュエータピ
ストン39とロータリーバルブプレート25の間の連結
手段は、より好ましい具体例においてはローラ51であ
り、小さく、アクチュエータピストン39の下部に切り
込み52内に配される回転可能な部材でる。ローラ51
は、ピンボス53に回転自在に装着され、このピンボス
53はロータリーバルブプレート25に固着される。ア
クチュエータピストン39のリニアな動作は、ローラ5
1及びピンボス53を介してロータリーバルブプレート
25の回転動作にとなる。
【0030】図1において、軸方向ピストン手段は、ロ
ータリーバルブプレート25に可変の軸方向力を加え、
ロータリーバルブ面29とコンプレッサハウジング肩部
31との間のシール性を向上させる。軸方向ピストン手
段は、ロータリーバルブハウジング33の中央部分33
aに配される環状の軸方向圧力室55を含む。この軸方
向圧力室55は、横軸の断面に垂直である。コントロー
ル圧は、下記に説明するように、前記軸方向圧力室55
に供給される。
【0031】軸方向ピストン手段はまたシール部材又は
シールリング57を含み、これはこのシール部材若しく
はシールリング57は軸方向圧力室55にシールするよ
うに配される。シールリング57は通常Oリングであ
り、横断面が環状である。シールリング57は、前記軸
方向圧力室55のコントロール圧がかかる後ろ側を有す
る。環状ベアリング59は、ロータリーバルブプレート
25の肩部61に配される。ベアリング59は、通常ス
ラストベアリングであり、一方の側がシールリング57
に当接し、他方が肩部61に当接している。好ましい具
体例において、ベアリング59は、ニードルタイプのス
ラストベアリングで、前後のプレート間に配されるニー
ドルを有している。肩部61に当接する前側のプレート
は、ロータリーバルブプレート25と共に回転し、後ろ
側プレートはシールリング57に当接して静止した状態
にある。シールリング57は軸方向圧力室55内を軸方
向に動いて、ベアリング59に可変の軸方向力を付勢
し、コンプレッサハウジング肩部31に働くロータリー
バルブ面29の付勢力を増減させる。
【0032】図3には、アクチュエータピストン39及
び軸方向圧力室55へコントロール圧を供給するための
コントロールバルブ62が示されている。コントロール
バルブ62は、図1に示される断面図と異なる断面であ
るために図1には示されない。コントロールバルブ62
は、キャビティ63に挿入されるモデュラ−アセンブリ
である。キャビティ63は、ロータリーバルブハウジン
グ33の一部であり、またリアヘッド35の一部である
が、図に示されるように、その全てはロータリーバルブ
ハウジング33内に配されている。キャビティ63はロ
ータ軸21(図5)に平行である軸に配され、円筒形状
をしている。
【0033】キャビティ63は、吸入圧部63a、コン
トロール圧部63b、吐出圧部63c、及びベース63
dを有している。具体例に示すように、吸入圧部63a
は、吸入室37を貫通して部分的に延出し、全てはリア
ヘッド35内に配される。コントロール圧部63b及び
吐出圧部63cは、具体例に示すようにロータリーバル
ブハウジング33内に配されている。また、図3におい
ては、吸入圧部63aの直径はコントロール部63bの
直径よりも大きく、コントロール部63bの直径は吐出
部63cの直径よりも大きい。
【0034】吐出圧通路65は、吐出圧部63cに延出
する。吐出圧通路65は、吐出室(図示しない)から吐
出圧部63cに吐出圧を伝達する。コントロール圧通路
67は、ロータリーバルブハウジング33を通ってピス
トン室部41b(図2)に延出し、コントロール圧を供
給することによってアクチュエータピストン39を動か
す。コントロール圧通路67は、また軸方向圧力室55
に延出し、同じコントロール圧をシールリング57(図
2)に供給する。
【0035】コントロールバルブ62は、吸入圧部63
aに配されるエンドキャップ69を有する。エンドキャ
ップ69は、支持リング71によってキャビティの吸入
圧部63a内にしっかりと固定される閉鎖部材である。
【0036】また、コントロールバルブ62はバルブシ
ート部材75を有する。バルブシート部材75は、キャ
ビティのコントロール圧部63b内に配された大径部を
有している。シール77は、キャビティのコントロール
圧部63bに対してバルブシート部材75のこの部分
(直径の大きい部分)をシールする。また、バルブシー
ト部材75はキャビティの吐出部63c内に延出する小
径部を有している。シール79は、キャビティの吐出部
63cに対してバルブシート部材75のより小さい直径
の部分をシールする。バルブシート部材75は、変化可
能なギャップによってキャビティのベース63dから一
定間隔離れている端部を有する。このギャップによっ
て、バルブシート部材75はエンドキャップ69に対し
てキャビティのコントロール圧部63b及び吐出部63
cの軸方向の位置を変化させるように動くことができ
る。
【0037】接続手段はエンドキャップ60をバルブシ
ート部材75に、お互いに相対的に調節可能な軸方向の
距離で接続する。図3に示す接続手段は、金属で形成さ
れ円筒状をしたスリーブ81を含む。スリーブ81は、
その側壁に吸入ポート83を有し、スリーブ82の内部
と吸入室37とを連通している。エンドキャップ69
は、キャビティ63に延出する直径の小さくなったネッ
ク85を有している。バルブシート部材75は、前記エ
ンドキャップのネック85側に延出する直径の小さくな
ったネック87を有する。スリーブ81は、ネック8
5,87を滑らせて挿入することによってネック85,
87に固着される。
【0038】エンドキャップのネック85は、環状溝8
9を有する。同様に、バルブシートのネック87も、環
状溝91を有する。スリーブ81は、板金であり、前記
溝89,91の中へ、図示するように永久的に曲げ込ま
れる。この溝89,91の中への曲げ込みは、ひだをつ
けたり、打刻したりする道具や、他の同様の道具によっ
て行われる。前記ネック85,87が十分な長さであ
り、環状溝89,91内へのスリーブ81の曲げ込み
は、エンドキャップ69とバルブシート部材75がお互
いから変化可能な距離離れるようにする。具体例におい
て示されるように、スリーブ81はバルブシート部材の
ネック87の基部で肩部に当接することを示すが、スリ
ーブ81の他端はエンドキャップのネック85の基部で
前記肩部からクリアランスを有して一定間隔離れている
ことを示している。エンドキャップ69とバルブシート
部材75の間の距離の調整は、ネック85,87の一方
若しくは両方によって行われる。
【0039】ベローズ93は、スリーブ81内に配され
る。ベローズ93は、エンドキャップ69に形成された
凹部95に配される一端を有する。ステム97は他端か
ら突出する。ベローズ93は組立前に先ず空にされる。
【0040】ステム97は、バルブシート部材75の軸
方向に延出するシート通路に挿入され、そのシート部は
小径部99a及び大径部99bを有している。ボール1
01で示されるバルブエレメントは、ステム97に接触
してシート通路部99bに保持されている。異なる径の
シート通路部99a,99bは、肩部若しくは弁座10
3を形成する。ボール101は、シート通路部99bと
の連通からシート通路部99aを閉鎖するために弁座1
03に当接する。コイルスプリング105弁座103に
対してボール101を付勢する。スプリング105はバ
ルブシート部材75の下端部に挿入されるブッシング1
07によって支持される。
【0041】ブッシング107は、吐出圧ポート111
内に摺動自在に配されるバイアスピン109を保持す
る。吐出圧ポート111はシート通路部99a,99b
と同軸である。バイアスピン109は、ボール101に
接触する一端を有する。他端は、キャビティ63の吐出
圧部63cの吐出圧が加えられる。
【0042】コントロール圧ポートは、バルブシート部
材75を介してシート通路99bからバルブシート部材
75の外側に延出し、キャビティのコントロール圧部6
3bに連通する。このように、コントロール圧ポート1
13は、コントロール圧通路67に直接連通する。調整
オリフィス115は、バルブシート部材75を貫通して
キャビティベース63d近傍の一端からコントロール圧
ポート113を連通している。調整オリフィス115
は、小径の通路で、好ましくは約0.8mmであり、キ
ャビティの吐出圧部63cとキャビティのコントロール
圧部63bとを連通している。具体例に示されるよう
に、調整オリフィス115はシート通路部99a,99
bの軸方向に平行な軸に沿って形成されている。
【0043】コンプレッサ11の組立の間、コントロー
ルバルブ62は、少なくともネック85,87の一つに
対してスリーブ81が摺動自在のままであることを除い
て、モデュラーアセンブリとして組み立てられる。一度
組み立てられると、操作者は、テスト装置にコントロー
ルバルブ62を装着する。このテスト装置において、コ
ンプレッサに組み付けられた時の実際の操作をシミュレ
イトするために圧力が加えられる。このテスト装置は示
されないが、実際のコンプレッサと同様に、前記キャビ
ティ部63a,63b,63cと同じ吸入圧部、コント
ロール圧部、及び吐出圧部を備えたキャビティを有す
る。作業者は、所定の仕様書に基づいて、コントロール
バルブ62に圧力を加え、エンドキャップ69がバルブ
シート部材75から離れる適当な距離を決定するために
観測する。例えば、操作者は、コントロールバルブ62
に吸入圧及び吐出圧を加え、コントロール圧を観測す
る。それから、操作者は、バルブシート部材75及びエ
ンドキャップ69を観測されたコントロール圧によって
お互いに離したり近づけたりする。
【0044】吸入圧及び吸気圧の間の圧力差によって要
求される点で、ステム97は弁座103から離すように
ボール101を押すべきである。これは、結果的にコン
トロール圧ポート113における圧力は異なる。それか
ら、作業者は、溝89、若しくは溝91のどちらかでス
リーブ81を係止することによって係止操作を完了す
る。通常、スリーブ81の端部の一つはすでに溝89,
91の一つに係止されている。この係止操作は、前記装
置がそのように設計されているならば、その装置におい
て完了させることができる。また、操作者はコントロー
ルバルブ62を移動させて係止操作を完了させることが
できる。吸入圧セットポイント調整は、種々のベローズ
93の変化に対応してコントロールバルブ62を調整す
る。
【0045】図4は、コントロールバルブ117の別の
実施例の一部を示すもので、図3のコントロールバルブ
62と同様の部分は示さない。図4において示すもの
は、スリーブ81の係止操作よりもむしろ有益であり、
スリーブ119はエンドキャップ121に完全に連結さ
れている。バルブシート部材123及びスリーブ119
は、合致するネジ山によって互いに固着されている。ベ
ローズ127は、スリーブ119内に配される。スリー
ブ119に対して相対的に回転するバルブシート部材1
23は、エンドキャップ121からバルブシート部材1
23への軸方向の距離を変化させる。これは、前述した
のと同様の方法で、吸入圧がベローズ127の調整を行
わせる。
【0046】運転開始時において、アクチュエータピス
トン39は、図2に示される一に配される。ロータリー
バルブプレート25は、最小容量位置にある。図3及び
図4に示されるように、先ず最初に、ベローズ93は収
縮しており、ボール101にかかるスプリング105の
力がプラスされたバイアスピン109の一端にかかる吐
出圧の力によって、ボール101は閉じる位置を保持す
る。通路65からの吐出圧がバイアスピン109に供給
されると、その吐出圧は調整オリフィス115を介して
コントロール圧通路67に流入し、さらにアクチュエー
タピストン室41のコントロール圧側41bに流入す
る。これによって、ピストン41は、図2に示される位
置から右方向に移動し、ロータリーバルブプレート25
を回転させる。このために、圧縮サイクルのタイミング
を変化させることによって、コンプレッサ容量を上昇さ
せ、圧縮される冷媒量を増大させる。同時に、吐出圧
は、コントロール通路67を通ってシールリング57に
供給され、ロータリーバルブプレート25に軸方向の力
を供給する。これによって、ロータリーバルブプレート
25は、コンプレッサハウジング肩部31に対してより
しっかりと押し付けられるようになる。この結果とし
て、コンプレッサ室15内の高圧で、吐出圧に比例する
高い軸方向の力が、ロータリーバルブプレート25に供
給され、コンプレッサハウジング肩部31におけるシー
ル性を強化することができる。
【0047】高速度運転時及びより冷たい冷房状態にお
いて、コンプレッサ11における要求は減少する。吐出
圧及び吸入室37内の吸入圧は減少する。より低い吸入
圧は、ベローズ93を膨張させる。ベローズ93の膨張
による力が、スプリングによる力にバイアスピン109
に働く吐出圧による力をプラスした力より大きくなると
き、ステム97は、ボール101を押して弁座103か
ら引き離す。これによって、コントロール圧通路67
は、吸入室37と連通する。これによって、コントロー
ル通路67の圧力は減少し、アクチュエータピストン3
9に働く力は減少して、ロータリーバルブプレート25
が左方向に動き、コンプレッサ11の容量は減少する。
【0048】同時に、コントロール圧通路67のより低
い圧力は、シールリング57の圧力を減少させ、ロータ
リーバルブプレート25の軸方向に働く力を低減させ
る。これによって、ロータリーバルブプレート25は、
より少ない容量位置へより自由に戻ることができるよう
になる。この結果、ロータリーバルブプレート25の軸
方向の力は、アクチュエータピストン39に供給される
コントロール圧に比例して変化する。
【0049】この発明は、その形式の2つのみを示した
が、その技術的分野において通常の技術を有するものに
対して明かなものについては限定しない。しかし、この
発明の範囲から外れることのないいろいろな変化は認め
られる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
モデュラーコントロールバルブは、コンプレッサに装着
される前に吸入圧によって調整される。これは、窒素圧
テストによって組み立てられたコンプレッサを調節する
余分な費用を避ける。このモデュラーコントロールバル
ブは、このモデュラーコントロールバルブの一部に調整
オリフィスを設けることによってロータリーバルブハウ
ジングを貫通する調整オリフィスの穴空けの必要性を避
ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従って構成されたコンプレッサを示
す部分断面図である。
【図2】図1のコンプレッサの別の断面図であり、図1
で示す断面に垂直な切り取り線に沿ったものである。
【図3】図1のコンプレッサのためのコントロールバル
ブの断面図である。
【図4】図1のコンプレッサのためのコントロールバル
ブの他の具体例の一部断面図である。
【図5】図1のコンプレッサの断面図であり、図1のV
−V断面図である。
【図6】図1のコンプレッサに使用されるロータリーバ
ルブプレートの背面図である。
【符号の説明】
11 コンプレッサ(可変容量ベーンコンプレッサ) 13 圧縮ハウジング 15 圧縮室 17 ベーン 19 ロータ 21 軸 25 ロータリーバルブプレート 29 ロータリーバルブ面 31 圧縮ハウジング肩部 33 ロータリーバルブハウジング 37 吸入室 39 アクチュエータピストン 55 軸方向圧力室 57 シールリング 59 ベアリング 62 コントロールバルブ 63 キャビティ 63a 吸入圧部 63b コントロール圧部 63c 吐出圧部 63d ベース 65 吐出圧通路 67 コントロール圧通路 69 エンドキャップ 75 バルブシート部材 81 スリーブ 83 コントロール圧ポート 85,87 ネック 89,91 溝 93 ベローズ 97 ステム 101 ボール 103 シート 109 バイアスピン 113 コントロール圧ポート 115 調整オリフィス

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮室、この圧縮室の一端の吸入室、及
    び前記圧縮室の他端の吐出室を有するハウジングと、複
    数の径方向のベーンを有し、圧縮室を通して軸方向に延
    設する回転自在に駆動されるロータと、吸入室に回転自
    在に保持され、吸入室から圧縮室への開口部の位置を変
    化させるために形成されたロータリーバルブプレート
    と、アクチュエータ部材と、前記バルブプレートを回転
    させるために前記吐出室から前記アクチュエータ部材へ
    圧力を伝達するオリフィスと、このオリフィスを介して
    前記アクチュエータに加えられる圧力を変化させるコン
    トロールバルブ手段とを有するコンプレッサにおいて、 前記コントロールバルブ手段は、 前記ハウジングに形成され、軸、吸入室と連通する吸入
    圧部、及びこの吸入圧部から軸方向に間隔を開けて形成
    されたコントロール圧部を有するキャビティと、 このキャビティのコントロール圧部と前記アクチュエー
    タ部材を連通するコントロール圧通路と、 前記キャビティに配されるモデュラ−コントロールバル
    ブアセンブリとを具備し、 このモデュラ−コントロールバルブアセンブリは、 エンドキャップと、 このエンドキャップの反対側に位置し、バルブシート
    と、このシートに移動自在に当接するバルブエレメント
    とを有すると共に、前記バルブシートから前記キャビテ
    ィのコントロール圧部に導通するコントロール圧ポート
    を有するバルブシート部材と、 前記エンドキャップに当接する一端を有し、他端に前記
    バルブエレメントに当接するキャビティ軸心上に配され
    るステムを有するベローズと、 前記エンドキャップと弁座部材との間を渡るように延設
    され、前記ベローズを囲み、ベローズの外側をキャビテ
    ィの吸入圧部に連通する吸入ポートを有するスリーブ
    と、 前記コントロール圧部から吸入圧部をシールして分離す
    る前記モデュラ−コントロールバルブアセンブリのシー
    ル手段とからなることを特徴とする可変容量ベーンコン
    プレッサのコントロールバルブ。
  2. 【請求項2】 前記モデュラ−コントロールバルブの組
    立中に、前記エンドキャップと前記バルブシート部材と
    の間の距離を変化させ、前記キャビティにモデュラ−コ
    ントロールバルブを取付ける前に、前記ベローズに吸入
    圧セットポイント調整を行う調整手段を具備することを
    特徴とする請求項1記載の可変容量ベーンコンプレッサ
    のコントロールバルブ。
  3. 【請求項3】 少なくともエンドキャップとバルブシー
    ト部材の一つは、前記スリーブの一端が摺動自在に外挿
    するネックを有し、 可変の軸方向位置で前記スリーブを前記ネックに接続し
    て、前記エンドキャップとバルブシート部材との間の距
    離を変化させ、前記キャビティに前記モデュラ−コント
    ロールバルブを取付ける前に吸入圧のセットポイントの
    調整を前記ベローズに行う接続手段を具備することを特
    徴とする請求項1記載の可変容量ベーンコンプレッサの
    コントロールバルブ。
  4. 【請求項4】 少なくともエンドキャップとバルブシー
    ト部材の一つは、前記スリーブの一端が摺動自在に外挿
    するネックを有し、前記コンプレッサが、可変の軸方向
    位置で前記スリーブを前記ネックに接続して、前記エン
    ドキャップとバルブシート部材との間の距離を変化さ
    せ、前記キャビティに前記モデュラ−コントロールバル
    ブを取付ける前に吸入圧のセットポイントの調整を前記
    ベローズに行う接続手段を有し、この接続手段が、 前記ネックに形成された環状の溝と、充分に薄く形成さ
    れ、その一部が前記溝に永久的に曲げ込まれて前記ネッ
    クに固定される前記スリーブとを具備したことを特徴と
    する請求項1記載の可変容量ベーンコンプレッサのコン
    トロールバルブ。
  5. 【請求項5】 少なくともエンドキャップとバルブシー
    ト部材の一つはネジ溝を有するネックを有し、前記スリ
    ーブは前記ネジ溝を有するネックに噛合するネジ溝を有
    する端部を有し、前記ネジ溝を有する端部とネジ溝を有
    するネックは、モデュラ−コントロールバルブの組立中
    に、前記エンドキャップとバルブシート部材との間の軸
    方向の距離を変化させることを特徴とする請求項1記載
    の可変容量ベーンコンプレッサのコントロールバルブ。
  6. 【請求項6】 前記コントロール圧部は、前記吸入圧部
    よりも小さい径を有することを特徴とする請求項1記載
    の可変容量ベーンコンプレッサのコントロールバルブ。
  7. 【請求項7】 圧縮室、この圧縮室の一端の吸入室、及
    び前記圧縮室の他端の吐出室を有するハウジングと、複
    数の径方向のベーンを有し、圧縮室を通して軸方向に延
    設される回転自在に駆動されるロータと、吸入室に回転
    自在に保持され、吸入室から圧縮室への開口部の位置を
    変化させるために形成されたロータリーバルブプレート
    と、このロータリーバルブプレートを回転させるアクチ
    ュエータ部材と、吸入室と吐出室の圧力の変化に対応し
    てアクチュエータ部材及びバルブプレートを動かすため
    にアクチュエータ部材に可変コントロール圧を供給する
    コントロールバルブ手段とを有するコンプレッサにおい
    て、前記コントロールバルブ手段は、 前記ハウジングに形成され、軸と、吸入室と連通する吸
    入圧部と、この吸入圧部から軸方向に間隔を開けて形成
    された吐出圧部、及びこの吐出圧部と前記吸入圧部との
    間に配されるコントロール圧部を有するキャビティと、 この吐出圧部と前記吐出室を連通する吐出圧通路と、 前記キャビティのコントロール圧部と前記アクチュエー
    タ部材を連通するコントロール圧通路と、 前記キャビティに配されるモデュラ−コントロールバル
    ブアセンブリとを有し、このモデュラーコントロールバ
    ルブアセンブリは、 エンドキャップと、 このエンドキャップの反対側に位置し、バルブシート
    と、このバルブシートに移動自在に当接し、前記キャビ
    ティの吐出圧部の吐出圧によって前記シートに当接する
    部分に付勢されるバルブエレメントを有すると共に、前
    記バルブシートから前記キャビティのコントロール圧部
    へと導通するコントロール圧ポートを有し、さらに前記
    キャビティの吐出圧部から前記キャビティのコントロー
    ル圧部へと導通するオリフィスを有するバルブシート部
    材と、 前記エンドキャップに接触する一端を有し、他端に前記
    バルブエレメントに当接し、前記キャビティの軸心上に
    配されるステムを有するベローズと、 前記エンドキャップとバルブシート部材との間を渡すよ
    うに延設され、前記ベローズを囲むと共に、前記ベロー
    ズの外側を前記キャビティの吸入圧部へ延設する吸入ポ
    ートを有するスリーブと、 前記吸入圧部、前記コントロール圧部、及び前記吐出圧
    部をお互いからシールして分離し、吸入圧が所定の点を
    越えるとき、バルブエレメントは閉じられて吐出圧が前
    記オリフィス及びコントロール圧通路を介して前記アク
    チュエータに加えられ、また吸入圧が充分に減少し、前
    記ベローズの膨張が吐出圧によるバルブエレメントの力
    に打ち勝つ時、前記ベローズが前記バルブシートから前
    記バルブエレメントを動かし、アクチュエータの圧力
    を、コントロール圧通路、コントロール圧ポート、バル
    ブシート、吸入ポート、及びキャビティの吸入圧部を介
    して減少させる前記モデュラ−コントロールバルブアセ
    ンブリのシール部材とを具備することを特徴とする可変
    容量ベーンコンプレッサのコントロールバルブ。
  8. 【請求項8】 前記エンドキャップとバルブシート部材
    との間の距離を変化させ、前記キャビティに前記モデュ
    ラ−コントロールバルブを取付ける前に、吸入圧のセッ
    トポイント調整をベローズに行う調整手段を具備するこ
    とを特徴とする請求項7記載の可変容量ベーンコンプレ
    ッサのコントロールバルブ。
  9. 【請求項9】 少なくとも前記エンドキャップと前記バ
    ルブシート部材の一つは、前記スリーブの一端が摺動自
    在に外挿するネックを有し、前記可変の軸方向位置で前
    記スリーブを前記ネックに接続して前記エンドキャップ
    と前記バルブシート部材との間の距離を変化させ、前記
    キャビティに前記モデュラ−コントロールバルブを取付
    ける前に、吸入圧のセットポイント調整を前記ベローズ
    に行う接続手段を具備することを特徴とする請求項7記
    載の可変容量ベーンコンプレッサのコントロールバル
    ブ。
  10. 【請求項10】 少なくともエンドキャップとバルブシ
    ート部材の一つは、前記スリーブの一端が摺動自在に外
    挿するネックを有し、 前記可変の軸方向位置で前記スリーブを前記ネックに接
    続して前記エンドキャップと前記バルブシート部材との
    間の距離を変化させ、前記キャビティに前記モデュラ−
    コントロールバルブを取付ける前に、吸入圧のセットポ
    イント調整を前記ベローズに行う接続手段を具備し、 さらにこの接続手段は、 前記ネックに形成された環状の溝と、充分に薄く形成さ
    れ、その一部が前記溝に永久的に曲げ込まれて前記ネッ
    クに固定される前記スリーブとを具備することを特徴と
    する請求項1記載の可変容量ベーンコンプレッサのコン
    トロールバルブ。
  11. 【請求項11】 少なくともエンドキャップとバルブシ
    ートの一つはネジ溝を有するネックを有し、前記スリー
    ブは前記ネジ溝を有するネックに噛合するネジ溝を有す
    る端部を有し、前記ネジ溝を有する端部とネジ溝を有す
    るネックは、前記エンドキャップとバルブシート部材と
    の間の軸方向の距離を変化させることを特徴とする請求
    項7記載の可変容量ベーンコンプレッサのコントロール
    バルブ。
  12. 【請求項12】 前記吐出圧部は前記コントロール圧部
    より小さい径を有し、前記コントロール圧部は、前記吸
    入圧部よりも小さい径を有することを特徴とするクレー
    ム7記載の可変容量ベーンコンプレッサのコントロール
    バルブ。
  13. 【請求項13】 圧縮室、この圧縮室の一端の吸入室、
    及び前記圧縮室の他端の吐出室を有するハウジングと、
    複数の径方向のベーンを有し、圧縮室を通して軸方向に
    延設される回転自在に駆動されるロータと、前記吸入室
    に回転自在に保持され、吸入室から圧縮室への開口部の
    位置を変化させるために形成されたロータリーバルブプ
    レートと、このロータリーバルブプレートを回転させる
    アクチュエータ部材と、前記アクチュエータ部材に可変
    のコントロール圧を供給し、前記吸入室と前記吐出室の
    圧力の変化に対応してアクチュエータ部材及びバルブプ
    レートを動かすコントロールバルブ手段とを有するコン
    プレッサにおいて、 前記コントロールバルブ手段は、 前記ハウジングに形成され、軸と、前記吸入室と連通す
    る吸入圧部と、吸入圧部から軸方向に間隔を開けて形成
    された吸入圧部及び前記吐出圧部と吸入圧部との間に位
    置するコントロール圧部を有するキャビティと、 前記吐出圧部と前記吐出室とを連通する吐出圧通路と、 前記キャビティのコントロール圧部と前記アクチュエー
    タ部材とを連通するコントロール圧通路と、 前記キャビティに配されるモデュラ−コントロールバル
    ブアセンブリとを具備し、 さらにこのモデュラ−コントロールバルブアセンブリ
    は、 エンドキャップと、 このエンドキャップの反対側に位置し、バルブシート
    と、このシートに移動自在に当接するバルブエレメント
    と、前記シートの当接部分にバルブエレメントを付勢す
    るスプリングと、前記キャビティの軸上で吐出圧ポート
    に移動自在に保持され、前記スプリングと同じ側で前記
    バルブエレメントに当接する第1の端部と、前記吐出圧
    ポートによって前記キャビティの吐出圧部に導通される
    第2の端部とを有するバイアスピンとを有すると共に、
    前記バルブシートから前記キャビティのコントロール圧
    部へ導通するコントロール圧ポートを有し、さらに前記
    キャビティの吐出部から前記キャビティのコントロール
    圧部に導通するオリフィスを有するバルブシート部材
    と、 前記エンドキャップに接触する一端を有し、他端に前記
    スプリング及びバイアスピンの反対側で前記バルブエレ
    メントに当接するキャビティの軸に配されるステムを有
    するベローズと、 前記エンドキャップと弁座部材との間に設けられて前記
    ベローズを囲み、前記ベローズの外側を前記キャビティ
    の吸入圧部へ導通する吸入ポートを有するスリーブと、 前記モデュラ−コントロールバルブの組立中に、前記エ
    ンドキャップ及び前記バルブシート部材がお互いから可
    変する軸方向の距離を隔てて配置されつつ前記エンドキ
    ャップ及び前記バルブシート部材の間をスリーブで接続
    する接続手段と、 前記吸入圧部、前記コントロール圧部、及び前記吐出圧
    部をお互いからシールして分離し、吸入圧が所定の点を
    越えるとき、前記バルブエレメントが閉じられて、吐出
    圧が前記オリフィス及びコントロール圧通路を介して前
    記アクチュエータに加えられ、また吸入圧が充分に減少
    して、前記スプリングに加えて前記バイアスピンに働く
    吐出圧による前記バルブエレメントの力に前記ベローズ
    の膨張が打ち勝つ時、前記ベローズのステムが、前記バ
    ルブシートから前記バルブエレメントを動かし、前記コ
    ントロール圧通路、前記コントロール圧ポート、前記バ
    ルブシート、前記吸入ポート、及び前記キャビティの吸
    入圧部を介して前記アクチュエータの圧力を減少させる
    前記モデュラ−コントロールバルブアセンブリのシール
    手段とを具備することを特徴とする可変容量ベーンコン
    プレッサのコントロールバルブ。
  14. 【請求項14】 前記接続手段は、前記エンドキャップ
    及び前記バルブシート部材の選択された一つに形成され
    たネックを有し、前記スリーブはこのネック上に摺動自
    在であり、このスリーブ上の可変点で固定可能であるこ
    とを特徴とする請求項13記載の可変容量ベーンコンプ
    レッサのコントロールバルブ。
  15. 【請求項15】 前記接続手段は、前記エンドキャップ
    及び前記バルブシート部材の選択された一つに形成さ
    れ、前記スリーブが外側を摺動自在であるネックと、 このネックに形成され、前記スリーブが充分に薄く、こ
    のスリーブの一部が永久的に曲げ込まれて前記スリーブ
    に沿った可変の位置で前記スリーブを前記ネックに固定
    する環状の溝とを具備することを特徴とする請求項13
    記載の可変容量ベーンコンプレッサのコントロールバル
    ブ。
  16. 【請求項16】 前記接続手段は、前記エンドキャップ
    及び前記バルブシート部材の選択された一つに形成され
    たネジ溝を有するネックと、 このネジ溝を有するネックと噛合する前記スリーブ上の
    ネジ溝を有する端部とを有し、このネジ溝を有する端部
    と前記ネジ溝を有するネックが、前記エンドキャップと
    前記バルブシート部材との間の軸方向の距離を変化させ
    ることを特徴とする請求項13記載の可変容量ベーンコ
    ンプレッサのコントロールバルブ。
  17. 【請求項17】 吐出圧部は、コントロール圧部よりも
    径が小さく、コントロール圧部は吸入圧部よりも径が小
    さいことを特徴とする請求項13記載の可変容量ベーン
    コンプレッサのコントロールバルブ。
  18. 【請求項18】 圧縮室、圧縮室の一端にある吸入室及
    び圧縮室の他端にある吐出室を含むハウジングと、吸入
    室に回転自在に保持され、吸入室から圧縮室への開口部
    の位置を変化させるために形成されたロータリーバルブ
    プレートと、ロータリーバルブプレートを回転させるア
    クチュエータ部材とを有するコンプレッサにおいて、 軸と、前記吸入室と連通する吸入圧部と、吸入圧部から
    軸方向に間隔を開けて配され、吐出圧室と連通する吐出
    圧部と、吐出圧部と吸入圧部の間に配され、前記アクチ
    ュエータ部材と連通するコントロール圧部とを有するキ
    ャビティを前記ハウジング内に形成し、 エンドキャップと、このエンドキャップの反対側に位置
    し、コントロール圧ポート、オリフィス、バルブシー
    ト、このバルブシートに動作自在に当接するバルブエレ
    メント、及び結果的に吐出圧から前記バルブエレメント
    に力を加える吐出圧ポートを有するバルブシート部材
    と、前記エンドキャップに当接する一端と前記バルブエ
    レメントと当接するキャビティ軸心上に配されるステム
    とを有するベローズと、前記エンドキャップと前記バル
    ブシート部材との間を渡すように形成され、前記ベロー
    ズを囲み、このベローズの外側と前記キャビティの吸入
    圧部とを導通する吸入ポートを有するスリーブとを有す
    るモデュラ−コントロールバルブアセンブリを用意し、
    しかる後に、 前記キャビティ内に前記モデュラ−コントロールバルブ
    を取付ける前に、前記吸入ポート、コントロール通路、
    吐出圧ポートに予め選択されたレベルで圧力を加えて検
    査を行い、そして、 前記ベローズの膨張によってステムがバルブエレメント
    にかかる吐出圧によって付勢される力に打ち勝つまで前
    記エンドキャップと前記バルブシート部材との軸方向の
    距離を調整し、前記バルブエレメントを前記バルブシー
    トから離なし、その後、 前記バルブエレメントが前記バルブシートから離れた時
    に所望の軸方向の距離で前記スリーブ、前記エンドキャ
    ップ及びバルブシート部材を互いに固定し、 吐出圧部に吐出圧ポート、コントロール圧部にコントロ
    ールポート、吸入圧部に吸入ポートを有する前記キャビ
    ティに前記モデュラ−コントロールバルブアセンブリを
    挿入し、吐出圧部、コントロール圧部及び吸入圧部をお
    互いからシールする、 ことを特徴とする可変容量ベーンコンプレッサのコント
    ロールバルブの取付方法。
  19. 【請求項19】 前記エンドキャップと前記バルブシー
    ト部材の間の軸方向の距離を変化させ、前記スリーブ、
    前記エンドキャップ及び前記バルブシート部材をお互い
    に固定するステップは、 少なくともエンドキャップ及びバルブシート部材の一つ
    にネックを設け、 要求される軸方向距離が決定されるまで、前記ネックを
    スリーブの一端に摺動自在に挿入し、 前記ネックに前記スリーブを固定する、 請求項18記載の可変容量ベーンコンプレッサのコント
    ロールバルブの取付方法。
  20. 【請求項20】 前記エンドキャップと前記バルブシー
    ト部材との間の軸方向の距離を変化させ、前記スリー
    ブ、前記エンドキャップ及び前記バルブシート部材をお
    互いに固定するステップは、 少なくとも前記エンドキャップ及び前記バルブシート部
    材の一つにネックを形成すると共に、環状の溝を前記ネ
    ックに形成し、 要求される軸方向距離が決定されるまで、前記ネックを
    前記スリーブの一端に摺動自在に挿入し、 前記ネックに前記スリーブの一部を曲げ込み、前記ネッ
    クに前記スリーブを固定する、 請求項18記載の可変容量ベーンコンプレッサのコント
    ロールバルブの取付方法。
  21. 【請求項21】 前記エンドキャップと前記バルブシー
    ト部材との間の軸方向の距離を変化させ、前記スリー
    ブ、前記エンドキャップ及び前記バルブシート部材をお
    互いに固定するステップは、 少なくともエンドキャップ及びバルブシート部材の一つ
    にネジ溝を有するネックを設け、 スリーブの一端にネジ溝を設け、所望の軸方向距離が決
    定されるまでネジ溝を有するネックに前記スリーブのネ
    ジ溝を回転させる、 請求項18記載の可変容量ベーンコンプレッサのコント
    ロールバルブの取付方法。
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