JPH0716625Y2 - 密閉容器 - Google Patents
密閉容器Info
- Publication number
- JPH0716625Y2 JPH0716625Y2 JP1987132611U JP13261187U JPH0716625Y2 JP H0716625 Y2 JPH0716625 Y2 JP H0716625Y2 JP 1987132611 U JP1987132611 U JP 1987132611U JP 13261187 U JP13261187 U JP 13261187U JP H0716625 Y2 JPH0716625 Y2 JP H0716625Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- container body
- hinge
- synthetic resin
- rim
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、密閉性と強度に優れ、特に湿気を嫌う錠剤の
ような物を収容するのに好適な密閉容器に関する。
ような物を収容するのに好適な密閉容器に関する。
錠剤のように湿気を嫌うものを収容する容器としては密
閉性に優れた密閉容器が使用され、この種のものとし
て、例えば実開昭61-27843号公報に記載されているもの
がある。
閉性に優れた密閉容器が使用され、この種のものとし
て、例えば実開昭61-27843号公報に記載されているもの
がある。
これは第3図に示すように、容器本体20の口筒部21に螺
条22を周設し、この螺条22にキャップ23を螺合してあ
り、このキャップ23に裏面にパッキン24が取り付けられ
ている。
条22を周設し、この螺条22にキャップ23を螺合してあ
り、このキャップ23に裏面にパッキン24が取り付けられ
ている。
そして、キャップ23の螺合時にこのパッキン24が口筒部
21に密着して密閉がなされるようになっている。
21に密着して密閉がなされるようになっている。
さらに、特開昭60-183362号公報には、有底筒状の容器
本体にヒンジを介してキャップを一体成型し、このキャ
ップに容器本体の口縁に進入して口縁の全周を密嵌する
円筒状密閉部材を一体成型したことにより、開閉が容易
で密閉性能の優れた、プラスチック製反応容器が開示さ
れている。
本体にヒンジを介してキャップを一体成型し、このキャ
ップに容器本体の口縁に進入して口縁の全周を密嵌する
円筒状密閉部材を一体成型したことにより、開閉が容易
で密閉性能の優れた、プラスチック製反応容器が開示さ
れている。
ところが、前記の実開昭61-27843号公報に記載されたも
のにおいては、キャップ23を螺着するものであるため密
閉性は高いが、開閉時にはキャップを回転する必要があ
るため両手を必要とし操作が面倒である。
のにおいては、キャップ23を螺着するものであるため密
閉性は高いが、開閉時にはキャップを回転する必要があ
るため両手を必要とし操作が面倒である。
さらに、前記の特開昭60-183362号公報に開示されたも
のは、キャップがヒンジを介して容器本体と一体成型さ
れている。しかも、容器本体の口縁内に進入して口縁の
全周を密嵌する筒状パッキンもまた、容器本体・ヒンジ
・キャップと一体成型されているため、成型材料に硬質
合成樹脂を用いた場合には、筒状パッキンも硬質合成樹
脂製となる。このために、密着性が悪く、十分な密閉効
果を期待することができない。その逆に柔軟性合成樹脂
を用いて容器本体・ヒンジ・キャップおよび筒状パッキ
ンを一体成型すると、密閉効果が向上する反面、容器本
体、キャップ等に強度上問題がある。
のは、キャップがヒンジを介して容器本体と一体成型さ
れている。しかも、容器本体の口縁内に進入して口縁の
全周を密嵌する筒状パッキンもまた、容器本体・ヒンジ
・キャップと一体成型されているため、成型材料に硬質
合成樹脂を用いた場合には、筒状パッキンも硬質合成樹
脂製となる。このために、密着性が悪く、十分な密閉効
果を期待することができない。その逆に柔軟性合成樹脂
を用いて容器本体・ヒンジ・キャップおよび筒状パッキ
ンを一体成型すると、密閉効果が向上する反面、容器本
体、キャップ等に強度上問題がある。
本考案は前記事項に鑑みてなされたもので、キャップの
開閉が容易で、しかも密閉が良好であり、さらに十分な
強度と防湿効果をもつ密閉容器とすることを技術的課題
とする。
開閉が容易で、しかも密閉が良好であり、さらに十分な
強度と防湿効果をもつ密閉容器とすることを技術的課題
とする。
本考案は前記技術的課題を解決するために、以下のよう
な構成とした。
な構成とした。
即ち、強度が大である硬質合成樹脂を用いて有底筒状の
容器本体1にヒンジ2を介してキャップ3を一体成型す
る。前記容器本体1の口縁4内に進入して、この口縁4
を密嵌する柔軟性合成樹脂製の有蓋筒状パッキン5を前
記キャップ3内に嵌合して密閉容器とした。これに加え
てこの有蓋筒状パッキン5内に乾燥剤6を組み込んだ。
容器本体1にヒンジ2を介してキャップ3を一体成型す
る。前記容器本体1の口縁4内に進入して、この口縁4
を密嵌する柔軟性合成樹脂製の有蓋筒状パッキン5を前
記キャップ3内に嵌合して密閉容器とした。これに加え
てこの有蓋筒状パッキン5内に乾燥剤6を組み込んだ。
容器本体1の材質としては強度に優れるポリプロピレン
を使用することが例示でき、また、有蓋筒状パッキン5
の材質としては柔軟性に優れるポリエチレンを使用する
ことが例示できる。
を使用することが例示でき、また、有蓋筒状パッキン5
の材質としては柔軟性に優れるポリエチレンを使用する
ことが例示できる。
有底筒状の容器本体1にヒンジ2を介してキャップ3を
一体成型する。前記容器本体1の口縁4から容器の内壁
を密嵌する柔軟性合成樹脂材製の有蓋筒状パッキン5を
前記キャップ3内に嵌合する。前記有蓋筒状パッキン5
は柔軟性があるために閉蓋時に口縁4の全周に密着す
る。このため密着性が良好であり、しかも、キャップ3
を回転させることなく容易に開閉する。さらに、有蓋筒
状パッキン5に乾燥剤6を組み込む。
一体成型する。前記容器本体1の口縁4から容器の内壁
を密嵌する柔軟性合成樹脂材製の有蓋筒状パッキン5を
前記キャップ3内に嵌合する。前記有蓋筒状パッキン5
は柔軟性があるために閉蓋時に口縁4の全周に密着す
る。このため密着性が良好であり、しかも、キャップ3
を回転させることなく容易に開閉する。さらに、有蓋筒
状パッキン5に乾燥剤6を組み込む。
本考案の実施例を第1図及び第2図に基づいて説明す
る。
る。
有底筒状の容器本体1には反転ヒンジ2を介してキャッ
プ3が一体成型されており、これらはポリプロピレンに
て一体成型されている。
プ3が一体成型されており、これらはポリプロピレンに
て一体成型されている。
前記反転ヒンジ2は2箇所に形成された曲げヒンジ2a・
2aと、これら曲げヒンジ2a・2a間に位置するバネヒンジ
2bからなっており、このバネヒンジ2bの弾発力により前
記キャップ3の開蓋位置以外では中間の思案点を境にキ
ャップ3を閉蓋または開蓋方向に付勢するようになって
いる。そして、このキャップ3内面には環状の嵌合溝3a
が形成されているとともに、反転ヒンジ2に対向する側
に指掛け部3bが突設されている。
2aと、これら曲げヒンジ2a・2a間に位置するバネヒンジ
2bからなっており、このバネヒンジ2bの弾発力により前
記キャップ3の開蓋位置以外では中間の思案点を境にキ
ャップ3を閉蓋または開蓋方向に付勢するようになって
いる。そして、このキャップ3内面には環状の嵌合溝3a
が形成されているとともに、反転ヒンジ2に対向する側
に指掛け部3bが突設されている。
前記キャップ3内には前記容器本体1の口縁4に進入し
てこの口縁4の全周を密嵌するポリエチレン製の有蓋筒
状パッキン5が嵌合されている。この有蓋筒状パッキン
5には前記嵌合溝3aに嵌合する凸部5aが周設されている
とともに、その内壁には円板状をなす乾燥剤6を保持す
るための突起5bが90°の角度差を以て4箇所形成されて
いる。そして、乾燥材6は裏面が有蓋筒状パッキン5の
蓋側に密着した状態で組み込まれる。
てこの口縁4の全周を密嵌するポリエチレン製の有蓋筒
状パッキン5が嵌合されている。この有蓋筒状パッキン
5には前記嵌合溝3aに嵌合する凸部5aが周設されている
とともに、その内壁には円板状をなす乾燥剤6を保持す
るための突起5bが90°の角度差を以て4箇所形成されて
いる。そして、乾燥材6は裏面が有蓋筒状パッキン5の
蓋側に密着した状態で組み込まれる。
使用に際しては、容器全体を握り親指でキャップ3の指
掛け部3bを上方に押し上げて開蓋する。閉蓋時にはキャ
ップ3を押し下げる。
掛け部3bを上方に押し上げて開蓋する。閉蓋時にはキャ
ップ3を押し下げる。
このように、キャップ3は回転させることなく開閉させ
ることができ、しかも本実施例では反転ヒンジ2により
支持されているため片手で容易に操作することができ
る。またキャップ3が反転ヒンジ2により支持されてい
ることにより、開状態及び閉状態で半固定でき内容物の
取り出しが容易となる。
ることができ、しかも本実施例では反転ヒンジ2により
支持されているため片手で容易に操作することができ
る。またキャップ3が反転ヒンジ2により支持されてい
ることにより、開状態及び閉状態で半固定でき内容物の
取り出しが容易となる。
しかも有蓋筒状パッキン5はポリエチレン等の柔軟性合
成樹脂材で形成されているため、容器本体1の口縁4の
全周への密着性が良好で気密性が高い。さらにキャップ
3と反転ヒンジ2は容器本体1と同様に硬質樹脂製であ
るので、十分な強度が保たれる。
成樹脂材で形成されているため、容器本体1の口縁4の
全周への密着性が良好で気密性が高い。さらにキャップ
3と反転ヒンジ2は容器本体1と同様に硬質樹脂製であ
るので、十分な強度が保たれる。
なお、前記容器本体1の材質としてはポリプロピレンば
かりでなく他の硬質合成樹脂を用いることができ、ま
た、有蓋筒状パッキン5はポリエチレン製だけでなく他
の柔軟性合成樹脂で形成してもよい。
かりでなく他の硬質合成樹脂を用いることができ、ま
た、有蓋筒状パッキン5はポリエチレン製だけでなく他
の柔軟性合成樹脂で形成してもよい。
なお、前記反転ヒンジ2を一般の薄肉ヒンジに置き換え
ても同様の密閉効果が得られることは勿論である。そし
て、乾燥剤6によって湿気が除去されるのであるから、
十分な除湿効果が得られる。
ても同様の密閉効果が得られることは勿論である。そし
て、乾燥剤6によって湿気が除去されるのであるから、
十分な除湿効果が得られる。
本考案によれば、硬質合成樹脂を用いて有底筒状の容器
本体1にヒンジ2を介してキャップ3を一体成型し、前
記容器本体1の口縁4に進入して密嵌する柔軟性合成樹
脂剤製の有蓋筒状パッキン5を前記キャップ3内に嵌合
したため、密閉性が良好であるとともにキャップ3を片
手で容易に開閉することができる。
本体1にヒンジ2を介してキャップ3を一体成型し、前
記容器本体1の口縁4に進入して密嵌する柔軟性合成樹
脂剤製の有蓋筒状パッキン5を前記キャップ3内に嵌合
したため、密閉性が良好であるとともにキャップ3を片
手で容易に開閉することができる。
さらに、上記のように容器本体1・ヒンジ2・キャップ
3は硬質材料製であるので、十分な強度が維持されるう
え、乾燥剤が組み込まれているので防湿効果も十分であ
る。
3は硬質材料製であるので、十分な強度が維持されるう
え、乾燥剤が組み込まれているので防湿効果も十分であ
る。
第1図及び第2図は本考案の実施例を示す、第1図は分
解斜視図、第2図は断面図、第3図は従来の密封容器を
示す断面図である。 1……容器本体 2……ヒンジ 3……キャップ 4……口縁 5……有蓋筒状パッキン 6……乾燥剤
解斜視図、第2図は断面図、第3図は従来の密封容器を
示す断面図である。 1……容器本体 2……ヒンジ 3……キャップ 4……口縁 5……有蓋筒状パッキン 6……乾燥剤
Claims (1)
- 【請求項1】有底筒状の容器本体1にヒンジ2を介して
キャップ3を硬質合成樹脂にて一体成型し、前記容器本
体1の口縁4に進入して前記口縁4を密嵌する柔軟性合
成樹脂材製の有蓋筒状パッキン5を前記キャップ3内に
嵌合すると共に、前記有蓋筒状パッキン5内に乾燥剤6
を組んだことを特徴とする密閉容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987132611U JPH0716625Y2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 密閉容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987132611U JPH0716625Y2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 密閉容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6439261U JPS6439261U (ja) | 1989-03-08 |
JPH0716625Y2 true JPH0716625Y2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=31389732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987132611U Expired - Lifetime JPH0716625Y2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 密閉容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716625Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3402276C1 (de) * | 1984-01-24 | 1985-02-21 | Eppendorf Gerätebau Netheler + Hinz GmbH, 2000 Hamburg | Reaktionsgefaess aus Kunststoff fuer kleine Fluessigkeitsmengen |
JPS6177915U (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-24 |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP1987132611U patent/JPH0716625Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6439261U (ja) | 1989-03-08 |
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