JPH0716623B2 - 竪型ローラミルのローラ圧下機構 - Google Patents

竪型ローラミルのローラ圧下機構

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JPH0716623B2
JPH0716623B2 JP63170266A JP17026688A JPH0716623B2 JP H0716623 B2 JPH0716623 B2 JP H0716623B2 JP 63170266 A JP63170266 A JP 63170266A JP 17026688 A JP17026688 A JP 17026688A JP H0716623 B2 JPH0716623 B2 JP H0716623B2
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JP
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roller
mill
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crushing table
hydraulic cylinder
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JP63170266A
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健嗣 佐伯
恭典 神垣
梁孝 吉岡
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は石灰石その他の原材料の微粉砕機として使用さ
れる竪型ローラミルのローラ圧下機構に関するものであ
る。
[従来の技術] 微粉砕用の竪型ローラミルは、第5図に示すように外部
駆動される粉砕テーブルaとミルケーシングbの内側に
ピボット軸cを介し取り付けられた粉砕ローラdと該粉
砕ローラdを圧下するための油圧シリンダe等から構成
されている。
該油圧シリンダeはミルケーシングbの外部から挿入さ
れたピストンロッドfの先端がローラカバーgに連結さ
れており、該油圧シリンダeにより下向きに力が加えら
れると、この力はピボット軸cを中心とした回転力に変
換され、回転している粉砕テーブルa上に粉砕ローラd
が圧下され、該粉砕ローラdが軸受hを介し粉砕テーブ
ルaに追従して回転し、被粉砕物がかみ込まれて粉砕さ
れる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、斯かる従来の構造では以下のような不具
合が指摘される。
(i)ピボット軸cを支点とするため、圧下圧力を高く
することが難かしい。
(ii)ピボット軸cが支点となるため、負荷を全てピボ
ット軸cで受けることとなり、ピボット軸cの構造が大
型になる。
(iii)油圧シリンダeの作動方向と粉砕ローラdの作
動方向が異なるため、油圧圧力を効率良く使用できな
い。
本発明は小型で効率よく高圧下力が得られる竪型ローラ
ミルのローラ圧下機構の提供を目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明はローラ軸のミルケーシング挿入先端部に径方向
が粉砕テーブルの上面に対し直交する方向へ向いたロー
ラタイヤを取り付けて粉砕テーブルと接触可能とし、前
記ローラ軸のミルケーシング外側端部を支持ボックスに
より片持ち支持し、該支持ボックスを、該支持ボックス
の前記ローラ軸径方向両側に設けたガイド支柱により前
記粉砕テーブル上面に対し直交する方向に摺動し得るよ
う案内すると共に該支持ボックスに、ピストンロッドが
粉砕テーブルの上面に対し直交する方向へ延在する油圧
シリンダを接続したことを特徴とするものである。
[作用] 昇降駆動装置により支持ボックスを下降させると、該支
持ボックスがガイドにより案内されてローラ軸及びロー
ラタイヤごと下降し、回転する粉砕テーブルにローラタ
イヤが圧下され、回転する。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図及び第2図は本発明の一実施例であり、一対のガ
イド支柱1,2をミルケーシング3の両側に所要の間隔で
立設し、該各対のガイド支柱1,2が向かい合う面にガイ
ドレール4,5を粉砕テーブル6面に対し垂直に夫々取り
付ける。支持ボックス7の両側にガイド溝8,9を凹設
し、前記ガイドレール4,5に嵌合して摺動し得るように
し、床又はミルケーシング3に枢着した油圧シリンダ10
のピストンロッド11の先端を前記各支持ボックス7の下
面に連結する。
該各支持ボックス7にはローラ軸12をベアリング等によ
り回転可能に支持し、該ローラ軸12の先端側を前記ミル
ケーシング3内に挿入し、先端部にローラタイヤ13を固
着する。図中、14はミル内を密閉しリークを防ぐシール
材を示し、前記粉砕テーブル6は図示しない駆動装置に
より回転されるようになっている。
以上のように構成したので、油圧シリンダ10のピストン
ロッド11を引き込むと、該ピストンロッド11の先端に連
結された支持ボックス7が引張られガイド溝8,9とガイ
ドレール4,5とにより支持ボックス7がなめらかに摺動
して正確に下方に移動する。
該支持ボックス7にベアリング等により回転可能に支持
されるローラ軸12及び該ローラ軸12先端のローラタイヤ
13が共に下降され、該ローラタイヤ13が回転している粉
砕テーブル6に押し付けられる。
このとき粉砕テーブル6上にある被粉砕物が粉砕テーブ
ル6と圧下されるローラタイヤ13とによって粉砕され
る。
ローラタイヤ13を上方へ移動するには油圧シリンダ10の
ピストンロッド11を突出して上向きの力を与えればよ
い。
第3図及び第4図は本発明の他の実施例であり、前記実
施例と略同様の構成において、各ガイド支柱1′,2′を
ブラケット15,16によりミルケーシング3に取り付け、
該ガイド支柱1′,2′にガイド溝17,18を設け、支持ボ
ックス7に設けたガイドレール19,20と摺動可能に嵌合
した例である。第3図及び第4図中、第1図及び第2図
と同一の符号は同一のものを示し、21はベアリング、22
はシール材を示す。
本実施例の場合も前記実施例と同様に大きな圧下力が容
易に得られる。
尚、本発明の竪型ローラミルのローラ圧下機構は、上述
の実施例にのみ限定されるものではなく、ローラ軸を支
持ボックスにより回転可能に支持する代りに、ローラタ
イヤをローラ軸に回転可能に取り付けてもよいこと等本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の竪型ローラミルのローラ
圧下機構によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し
得る。
(I)ローラ軸の支持をミルケーシング外の支持ボック
ス及びガイドにより行なうようにしたので、従来のピボ
ット軸の支持構造に比べ、簡単な構造で大きな圧下圧力
を与えることができる。
(II)油圧シリンダによる押下力の作用方向とローラタ
イヤの粉砕テーブルに対する圧下方向とが同一方向(平
行)となり、前記油圧シリンダの押下力そのものがロー
ラタイヤの粉砕テーブルに対する圧下力となるため、押
下力はローラタイヤに無駄なく伝達される結果、前記ロ
ーラタイヤと粉砕テーブルとの間には高圧下圧力が得ら
れ、粉砕作業の効率を向上させることができる。
(III)ローラタイヤを固着したローラ軸を支持ボック
スにより回転可能に支持すれば、潤滑が容易となる。
又、軸受部が高濃度のダスト雰囲気下にあるミルケーシ
ングの外側にあるため、ベアリングの摩耗等が著しく軽
減される。更に軸受部からの潤滑油漏れや不純物の混入
の危険がなくなる。
(IV)粉砕テーブルが回転すると、該粉砕テーブルに接
触しているローラタイヤが回転すると共に、該ローラタ
イヤは粉砕テーブルに押し付けられているため、粉砕テ
ーブルの回転力によってローラタイヤや該ローラタイヤ
を支持するローラ軸及び支持ボックスに水平方向の力が
加わることになるが、この水平方向の力を支持ボックス
の両側に配設した2つのガイド支柱により確実に抑える
ことができるので、前記支持ボックスを上下方向に移動
させる油圧シリンダに無理な力が及ばず、前記油圧シリ
ンダを軽量且つコンパクトにすることができ、よって製
作費を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の説明図、第2図は第1図の
II−II方向矢視図、第3図は本発明の他の実施例の説明
図、第4図は第3図のIV−IV方向矢視図、第5図は従来
例の一例を示す説明図である。 1,1′,2,2′はガイド支柱、3はミルケーシング、4,5は
ガイドレール、6は粉砕テーブル、7は支持ボックス、
10は油圧シリンダ、11はピストンロッド、12はローラ
軸、13はローラタイヤを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローラ軸のミルケーシング挿入先端部に径
    方向が粉砕テーブルの上面に対し直交する方向へ向いた
    ローラタイヤを取り付けて粉砕テーブルと接触可能と
    し、前記ローラ軸のミルケーシング外側端部を支持ボッ
    クスにより片持ち支持し、該支持ボックスを、該支持ボ
    ックスの前記ローラ軸径方向両側に設けたガイド支柱に
    より前記粉砕テーブル上面に対し直交する方向に摺動し
    得るよう案内すると共に該支持ボックスに、ピストンロ
    ッドが粉砕テーブルの上面に対し直交する方向へ延在す
    る油圧シリンダを接続したことを特徴とする竪型ローラ
    ミルのローラ圧下機構。
JP63170266A 1988-07-08 1988-07-08 竪型ローラミルのローラ圧下機構 Expired - Lifetime JPH0716623B2 (ja)

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JPH0221948A JPH0221948A (ja) 1990-01-24
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JP7116365B2 (ja) * 2018-12-21 2022-08-10 Ubeマシナリー株式会社 竪型粉砕機
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JPS6351649U (ja) * 1986-09-22 1988-04-07

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