JPH07165389A - クローラ式二軸旋回クレーン車の機器取付構造 - Google Patents

クローラ式二軸旋回クレーン車の機器取付構造

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JPH07165389A
JPH07165389A JP31474193A JP31474193A JPH07165389A JP H07165389 A JPH07165389 A JP H07165389A JP 31474193 A JP31474193 A JP 31474193A JP 31474193 A JP31474193 A JP 31474193A JP H07165389 A JPH07165389 A JP H07165389A
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JP
Japan
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vehicle body
attached
crane
vertical plate
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP31474193A
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English (en)
Inventor
Yukio Moriya
幸雄 森谷
Hideo Kosakai
英夫 小境
Toru Hishiyama
徹 菱山
Hideyuki Takehara
秀幸 武原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重心を低くできると共に、小型にできるよう
にする。 【構成】 箱状の車体1の左右両側にクローラ式走行体
2を取付け、この車体1の上部に第1旋回機構16で支
持フレーム19を旋回自在に取付け、その支持フレーム
19にクレーンを旋回自在に取付けてクローラ式二軸旋
回クレーン車とし、前記車体1内にバッテリ85、油圧
ポンプ88、バッテリチャージャー90を収納してこれ
らと支持フレーム19が干渉しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クローラ式二軸旋回ク
レーン車における各種機器を取付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】クレーン車としては、例えば特開昭57
−166288号公報に示すように車体に下部旋回台を
旋回自在に取付け、この下部旋回台にクレーンを旋回自
在に取付けた二軸旋回クレーン車が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる二軸旋回クレー
ン車はクレーンが下部旋回台の旋回によって車体に対し
て移動するから、クレーンの吊り荷重、伸縮ストローク
等が同一であっても下部旋回台の旋回位置によって車体
に作用する転倒モーメントが異なり車体が転倒すること
があるので、通常の一軸旋回クレーン車に比べて最大吊
り荷重を小さくする必要がある。
【0004】また、下部旋回台の旋回範囲にはエンジン
等の各種機器を取付できないので、車体を大きくして下
部旋回台の旋回範囲外にエンジン等の各種機器を取付け
ており、クレーン車全体が大きくなって屋内で稼動する
場合に不利である。
【0005】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたクローラ式二軸旋回クレーン車の機器取付構
造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】車体1の左右両側にクロ
ーラ式走行体2を取付け、この車体1の上部に旋回体を
第1旋回機構16で旋回自在に取付け、この旋回体にク
レーン51を旋回自在に取付けたクローラ式二軸旋回ク
レーン車において、前記車体1を前縦板80と後縦板8
1と一側縦板82と他側縦板83と底板84により箱状
とし、その車体1内に動力機器、油圧機器等の機器を収
納して取付けたクローラ式二軸旋回クレーン車の機器取
付構造。
【0007】
【作 用】クローラ式走行体2が車体1の左右両側に
設けられているから車体1は低い位置となり、その車体
1内に動力機器と油圧機器が取付けてあるから、クレー
ン車の重心は低くなり、二軸旋回式のクレーンでありな
がら吊り荷重を大きくできるし、車体1に対して旋回体
が旋回する際に機器と干渉することがなく、車体1を小
さくしてクレーン車全体を小型にできるので屋内などで
稼動するクレーン車として好適となる。
【0008】
【実 施 例】図1と図2と図3と図4に基づいてクロ
ーラ式二軸旋回クレーン車の全体構造を説明する。車体
1の左右側部に左右一対のクローラ式走行体2が取付け
られて走行台車3を構成している。前記クローラ式走行
体2はトラックフレーム5にスプロケット6とアイドラ
7と転輪8を取付け、それにゴム製の帯帯9を巻掛けた
履帯式走行体となり、そのスプロケット6は電動モータ
10で駆動され、前記トラックフレーム5は図5に示す
ように下部車体1に出入り自在に設けた前後一対の取付
横材11に取付けられ、さらに各トラックフレーム5と
車体1に亘って前後一対の拡張シリンダ76が連結して
あり、その拡張シリンダ76を伸縮することで左右の走
行体2の間隔を調整できるようにしてあり、これにより
アウトリガ機能を有するようにしてある。つまり左右の
走行体2の間隔を広くすれば車体安定性が向上するので
アウトリガを張り出したと同様になる。
【0009】前記車体1の前後方向中央部で左右方向中
央部には固定基板12が取付けてあり、この固定基板1
2に取付けた固定リング体13に可動リング体14がベ
アリング15を介して回転自在に支承されて第1旋回機
構16を構成し、この可動リング体14に可動基板17
が取付けられ、その可動基板17に一対のコ字状枠材1
8,18の長手方向一端部が間隔を置いて取付けられて
旋回体、例えば支持フレーム19を構成し、この支持フ
レーム19の旋回中心は走行台車3の前後・左右中央部
となっていると共に、支持フレーム19は外力により自
由に旋回する。
【0010】前記車体1の前部寄りに搬送テーブル20
が左右一対のガイド体21を介して前後方向に摺動自在
に設けられ、この搬送テーブル20は平面長方形状とな
り、その左右両側にコ字状のレール22が取付けてあ
り、このレール22に前記ガイド体21がスライドパッ
ド23を介して前後摺動自在に嵌合し図4に示すように
レール22にはストッパ24が設けてあると、ロックピ
ン25が設けられ、そのロックピン25をガイド体21
の前部ロック穴26、後部ロック穴27に嵌合すること
で搬送テーブル20を張り出し位置と引き込み位置でロ
ックできる。
【0011】前記第1旋回機構16の旋回をロックする
旋回ロック機構30が設けられ、この旋回ロック機構3
0は可動リング14に噛合したピニオン31と、このピ
ニオン31を下部車体1に固定する電磁ブレーキ32よ
り成り、その電磁ブレーキ32はピニオン31の軸33
に固定した可動ディスク34を下部車体1に固定した固
定ディスク35にスプリングで圧着して可動リング14
を固定し第1旋回機構16の旋回をロックするものであ
って、ソレノイド36に通電することで固定ディスク3
5と可動ディスク34を離隔して可動リング14に回転
可能とすることにより第1旋回機構16の旋回ロックを
解放する。
【0012】前記支持フレーム19の長手方向他端部の
上面に固定基板40が固着され、この固定基板40に固
定リング41が取付けてあり、その固定リング41の外
周面にボール42を介して可動リング43が回転自在に
支承され、その可動リング43に可動基板44が取付け
てあると共に、前記支持フレーム19に取付けた旋回モ
ータ45で回転されるピニオン46が前記可動リング4
3の外周面に形成した歯部43aに噛合して第2旋回機
構47を構成し、この可動基板44にクレーン本体48
が取付けてあり、そのクレーン本体48にブーム49が
起伏シリンダ50で起伏自在に装着されてクレーン51
を構成している。
【0013】前記第2旋回機構47の旋回中心、つまり
クレーン本体48の旋回中心は前記支持フレーム19の
旋回中心と左右方向と同一位置となってクレーン本体4
8は支持フレーム19の左右方向中央部に位置し、この
クレーン本体48の左右両側に左右一対の補助テーブル
52が配置されている。
【0014】前記補助テーブル52は前記車体1の前後
方向一端部両側上部に縦軸53で回転自在に支承したア
ーム54にヒンジ55で上下回動自在に連結され、その
補助テーブル52は下部車体1の前後方向一端部より突
出した突出姿勢と搬送テーブル20と連続した格納姿勢
に水平方向に回転可能で、かつ図5で実線で示す上方と
仮装線で示す下方位置に上下回動となり、その上方位置
でロック機構56よりロックされる。
【0015】以上のようであるから、搬送テーブル20
を前方に摺動して図3に実線で示す張り出し姿勢とし、
図3で仮装線で示す格納姿勢の補助テーブル52を図2
に仮装線で示す下方位置とし、この状態で第1旋回機構
16により支持フレーム19を旋回することでクレーン
51が旋回してクレーン51を図3で実線で示す一方の
走行体2側、つまり走行方向と直交方向の位置側に位置
し、この後に補助テーブル52を上方位置としてアーム
53を回動して図3で実線により示す突出姿勢とする。
これにより搬送テーブル20と補助テーブル52上に荷
物Aを図3で仮装線で示すように走行方向に向けて載置
する際にクレーン51が邪魔にならず長尺荷物を車体幅
中心付近に載置して安定して走行できし、この状態でク
レーン51を第2旋回機構47により旋回することで荷
物を積み込み、卸しできる。
【0016】また、第1旋回機構16により支持フレー
ム19を図3で仮想線で示す位置に回動し、搬送テーブ
ル20を後方にスライドして引き込み位置とすると共
に、補助テーブル52を図3で仮想線で示す収納姿勢と
すれば、全体がコンパクトになって狭い場所を走行でき
る。
【0017】次に各機器の取付け構造を説明する。前記
車体1は図6と図7に示すように前縦板80と後縦板8
1と一側縦板82と他側縦板83と底板84により上方
が開口した箱状となり、その底板84の前部寄りに動力
機器となるバッテリ85が取付けられ、前後中間部に油
圧機器となる電動モータ86、減速機87、油圧ポンプ
88、タンク89が取付けられ、後部寄りにバッテリチ
ャージャー90が取付けてあり、一側縦板82の前部よ
り内面にバッテリリレー、キースイッチ等の電装機器9
1がボルト92で取付らてあり、その一側縦板82の前
後中間部内面に走行モータアーマチアコントローラ93
がボルト94で取付けてあり、後部寄り内面に走行リレ
ー95がボルト96で取付けてあり、前記他側縦板83
の前後中間部内面に走行モータフィールドコントローラ
97がボルト98が取付けてあり、その他側縦板83の
後部寄り内面にバルブコントローラ99がボルト100
で取付けてあり、これらボルトは外側より締付け、弛め
される。
【0018】図8に示すように前記前縦板80は他側縦
板83にヒンジ101で開閉自在に取付けられ、その前
縦板80にフック102が取付けられ、そのフック10
2を一側縦板82に取付けた受け具103に係止するこ
とで前縦板80を閉じ状態に保持できるようにする。
【0019】このようであるから、左右のクローラ式走
行体2,2間より前縦板80を開放して車体1よりバッ
テリ85を容易に引き出しできると共に、押し込みでき
る。なお、底板84にレールを取付けても良い。
【0020】図9に示すように、後縦板81には窓10
4が形成され、この窓104の下縁には蓋105がヒン
ジ106で開閉自在となり、その蓋105を開放するこ
とで左右のクローラ式走行体2,2間よりバッテリチャ
ージャー90のコンセント用コードを容易に取り出して
バッテリ85を充電できるようにしてある。
【0021】図6に示すように、前記油圧ポンプ88は
第1旋回機構16のほぼ真下に位置し、その油圧ポンプ
88に接続した圧油用ホース107とドレーン用ホース
108は第1旋回機構16の旋回中心(固定リング体1
3内部)を通って支持フレームに取付けたバルブ109
に接続し、そのバルブ109は複数のバルブを連結した
ものであり、その各バルブより旋回用モータ45とクレ
ーン51の油圧機器等の複数の油圧アクチュエータにそ
れぞれ接続している。
【0022】このようにすることで第1旋回機構16の
旋回中心を通るホースの数を少なくできる。つまり、バ
ルブ109は旋回モータ用、ウインチ用と複数あるの
で、このバルブ109を車体1内に設ければ各バルブ毎
2本のホースが第1旋回機構16の旋回中心を通ること
になるが、バルブ109を支持フレーム19に取付けれ
ば圧油用ホース107とドレーン用ホース108を第1
旋回機構16の旋回中心を通せば良い。
【0023】図6において、バルブ109には拡張用バ
ルブを有し、その拡張用バルブよりホース110,11
1が拡張シリンダ76に接続してあるが、そのバルブ1
09は支持フレーム19における第1旋回機構16とク
レーン51との中間に設けてあるので、そのホース11
0,111と前記圧油用ホース107、ドレーン用ホー
ス108と出力側のホースの長さを最短にできる。
【0024】
【発明の効果】クローラ式走行体2が車体1の左右両側
に設けられているから車体1は低い位置となり、その車
体1内に動力・機器と油圧機器が取付けてあるから、ク
レーン車の重心は低くなり、二軸旋回式のクレーンであ
りながら吊り荷重を大きくできるし、車体1に対して旋
回体が旋回する際に機器と干渉することがなく、車体1
を小さくしてクレーン車全体を小型にできるので屋内な
どで稼動するクレーン車として好適となる。
【0025】前縦板80を開放することでバッテリ85
を左右のクローラ式走行体2,2間より取り出し、押し
込みできてバッテリ交換が容易となるし、後縦板81の
窓よりバッテリチャージャー90のコネクタ用コードを
容易に引き出しできるからバッテリの充電作業が容易と
なる。
【0026】第1旋回機構16の旋回中心に圧油用ホー
ス107とドレーン用ホース108を挿通することで、
複数の油圧アクチュエータに圧油を供給できてホースの
接続が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体正面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1における搬送テーブルと補助テーブルと支
持フレームの動作説明用の平面図である。
【図4】下部車体と搬送テーブルと補助テーブルの分解
斜視図である。
【図5】下部車体とトラックフレームの連結説明用の一
部破断平面図である。
【図6】機器取付構造を説明する正面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図6の左側面図である。
【図9】図6の右側面図である。
【符号の説明】
1…車体、2…クローラ式走行体、16…第1旋回機
構、51…クレーン、80…前縦板、81…後縦板、8
2…一側縦板、83…他側縦板、84…底板、85…バ
ッテリ、86…電動モータ、88…油圧ポンプ、90…
バッテリチャージャー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武原 秀幸 神奈川県川崎市川崎区中瀬3−20−1 株 式会社小松製作所川崎工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体1の左右両側にクローラ式走行体2
    を取付け、この車体1の上部に旋回体を第1旋回機構1
    6で旋回自在に取付け、この旋回体にクレーン51を旋
    回自在に取付けたクローラ式二軸旋回クレーン車におい
    て、 前記車体1を前縦板80と後縦板81と一側縦板82と
    他側縦板83と底板84により箱状とし、その車体1内
    に動力機器、油圧機器等の機器を収納して取付けたこと
    を特徴とするクローラ式二軸旋回クレーン車の機器取付
    構造。
  2. 【請求項2】 バッテリ85を前部寄りに取付け、電動
    モータ86と油圧ポンプ88を前後中間部に取付け、バ
    ッテリチャージャー90を後部寄りに取付け、前縦板8
    0を開閉自在とすると共に、後縦板81に開閉可能な窓
    104を設けた請求項1記載のクローラ式二軸旋回クレ
    ーン車の機器取付構造。
  3. 【請求項3】 前記油圧ポンプ86に接続した圧油用ホ
    ース107とドレーン用ホース108を第1旋回機構1
    6の中心より外部に配設して旋回体に取付けた複数のバ
    ルブより成るバルブ109に接続し、このバルブ109
    の各バルブを複数のクレーン用の油圧アクチュエータに
    接続した請求項2記載のクレーン式二軸旋回クレーン車
    の機器取付構造。
JP31474193A 1993-12-15 1993-12-15 クローラ式二軸旋回クレーン車の機器取付構造 Pending JPH07165389A (ja)

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JP31474193A JPH07165389A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 クローラ式二軸旋回クレーン車の機器取付構造

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JPH07165389A true JPH07165389A (ja) 1995-06-27

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JP31474193A Pending JPH07165389A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 クローラ式二軸旋回クレーン車の機器取付構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6266901B1 (en) 1997-07-11 2001-07-31 Komatsu Ltd. Work machine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6266901B1 (en) 1997-07-11 2001-07-31 Komatsu Ltd. Work machine

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