JPH07165247A - タンパーエビデント裾部を備えた合成樹脂製容器蓋 - Google Patents
タンパーエビデント裾部を備えた合成樹脂製容器蓋Info
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- JPH07165247A JPH07165247A JP5310851A JP31085193A JPH07165247A JP H07165247 A JPH07165247 A JP H07165247A JP 5310851 A JP5310851 A JP 5310851A JP 31085193 A JP31085193 A JP 31085193A JP H07165247 A JPH07165247 A JP H07165247A
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Abstract
容器において、容器の口頸部を開封する際にタンパーエ
ビデント裾部に形成されている軸線方向破断手段が確実
に破断されるように改良する。 【構成】 軸線方向破断手段(36、136)は主破断
ライン(38、138)と容器蓋閉回転方向に対して反
対方向に主破断ライン(38、138)から周方向に若
干の間隔おいて配設された副破断ライン(40、14
0)から構成されている。主破断ライン(38、13
8)は上部主スリット(42)と下部主スリット(4
4)とを含み、或いは主スリット(142)と主スコア
(144)を含む。副破断ライン(40、140)は副
スリット(46、146)を含む。
Description
の口頸部に適用される合成樹脂製容器蓋、更に詳しくは
タンパーエビデント(不正が加えられた場合にその痕跡
が残留せしめられる)特性を備えた合成樹脂製容器蓋に
関する。
又は合成樹脂製容器の口頸部に、タンパーエビデント特
性を備えた合成樹脂製容器蓋が広く適用されている。か
かる容器蓋の典型例を開示している先行文献としては、
特公昭58−32103号公報、特公昭62−1842
1号公報及び特開平4−311461号公報を挙げるこ
とができる。
面壁とこの天面壁から垂下する円筒状スカート壁とを具
備している。スカート壁には周方向破断手段が形成され
ていて、スカート壁は周方向破断手段よりも上方の主部
と周方向破断手段よりも下方のタンパーエビデント裾部
とに区画されている。スカート壁の主部の内周面には雌
螺条が形成され、タンパーエビデント裾部の内周面には
係止手段が形成されている。係止手段は、例えば周方向
に間隔をおいて半径方向内方に突出する複数個のフラッ
プ片から構成される。周方向破断手段は、周方向に間隔
をおいて周方向に延びる複数個のスリットとかかるスリ
ット間に位置する複数個の橋絡部とから構成される。複
数個の橋絡部のうちの少なくとも1個(通常は1個)は
他の橋絡部よりも強度が大きい非破断橋絡部である。タ
ンパーエビデント裾部には軸線方向破断手段が形成され
ている。
軸線方向破断手段の典型例は、周方向破断手段に接続乃
至近接された上端から下方に延びる上部スリットとこの
上部スリットの下端に近接した上端から下方にスカート
壁の下端乃至その近傍まで延びる下部スリットとを含む
破断ラインから構成されている。
周面には雄螺条とその下方に位置する係止あご部とが形
成されている容器に適用される。容器の口頸部に容器蓋
を被嵌してスカート壁の主部に形成されている雌螺条を
口頸部の雄螺条に螺合せしめることによって、容器の口
頸部に容器蓋が装着されて口頸部が密封される。タンパ
ーエビデント裾部に形成されている係止手段は口頸部の
係止あご部に係止せしめられる。容器の口頸部から容器
蓋を離脱せしめて口頸部を開封する際には、容器蓋を開
方向、即ち雌螺条と雄螺条との螺合を解除する方向に回
転せしめる。かくすると、スカート壁の主部に形成され
ている雌螺条が口頸部の雄螺条に沿って移動せしめられ
る故に、スカート壁の主部は開方向への回転と共に上方
に移動せしめられる。しかしながら、タンパーエビデン
ト裾部は、その係止手段が口頸部の係止あご部に係止せ
しめられている故に、上方に移動することが阻止され
る。かくして、周方向破断手段に相当な応力が生成さ
れ、非破断橋絡部を残して周方向破断手段の橋絡部が破
断される。そしてまた、タンパーエビデント裾部に形成
されている軸線方向破断手段を構成している破断ライン
が破断され、タンパーエビデント裾部が無端環状から有
端帯状に切断される。しかる後においては、タンパーエ
ビデント裾部も自由に上昇することが可能になり、開方
向への回転と共に容器蓋の全体が上昇せしめられて口頸
部から離脱される。
の従来の合成樹脂製容器蓋には、次のとおりの解決すべ
き問題が存在する。即ち、容器の口頸部から容器蓋を離
脱せしめて口頸部を開封する際に、タンパーエビデント
裾部の軸線方向破断手段が切断されることなく残留して
しまうことが少なくなかった。この場合には、周方向破
断手段における非破断橋絡部が破断され、スカート壁の
主部からタンパーエビデント裾部が完全に分離され、タ
ンパーエビデント裾部を容器の口頸部に残留せしめて容
器蓋の他の部分(天面壁及びスカート壁の主部)が口頸
部から離脱される。或いは、周方向破断手段の非破断橋
絡部も破断されることなく残留せしめられ、容器蓋のタ
ンパーエビデント裾部以外の部分は口頸部から離脱され
るが、口頸部に残留せしめられているタンパーエビデン
ト裾部にスカート壁の主部が非破断橋絡部を介して接続
された状態(一般に容器蓋の首吊り状態と称される)が
発生する。然るに、タンパーエビデント裾部が或いはこ
れと共に非破断橋絡部を介してこれに接続された容器蓋
のその他の部分が口頸部から分離されることなく残留せ
しめられると、容器の再使用の際に、タンパーエビデン
ト裾部を切断して口頸部からタンパーエビデント裾部を
或いはこれと共に容器蓋のその他の部分を除去する煩雑
な処理を遂行することが必要である。また、容器を再使
用することなく破棄する場合においても、近時において
は、所謂環境保全の点から異なった材料から形成されて
いる容器と容器蓋とを別個に収集することが要求され、
それ故にタンパーエビデント裾部を切断して口頸部から
タンパーエビデント裾部を或いはこれと共に容器蓋のそ
の他の部分を除去する煩雑な処理を遂行することが必要
である。
段が切断されることなく残留せしめられることを確実に
防止するためには、例えば上部スリットと下部スリット
との間に残留せしめられている部分の軸線方向長さを著
しく短くすることによって、軸線方向破断手段の破断強
度を小さくすることが意図される。しかしながら、かよ
うな解決手段を採用せんとすると、本発明者等の経験に
よれば、印刷工程等において容器蓋を処理する際に容器
蓋に幾分かの衝撃が加えられた時に、軸線方向破断手段
が容易に破断されてしまう、という別個の問題が発生す
る。
あり、その主たる技術的課題は、印刷工程等において容
器蓋を処理する際にタンパーエビデント裾部の軸線方向
破断手段が破断されてしまう傾向が発生する等の別個の
問題を発生せしめることなく、容器の口頸部から容器蓋
を離脱せしめて口頸部を開封する際にはタンパーエビデ
ント裾部に形成されている軸線方向破断手段が充分確実
に所要とおりに破断されてタンパーエビデント裾部が無
端環状から有端帯状に切断される、改良された合成樹脂
製容器蓋を提供することである。
及び実験の結果、タンパーエビデント裾部に形成する軸
線方向破断手段を従来とは異なった独特な形態にせしめ
ることによって、上記技術的課題を解決することができ
ることを見出した。
製容器蓋においては、タンパーエビデント裾部に形成さ
れる軸線方向破断手段は、主破断ラインと、スカート壁
の主部に形成されている雌螺条を容器の口頸部外周面に
形成されている雄螺条に螺合せしめて容器蓋を容器の口
頸部に螺着する際の容器蓋閉回転方向に対して反対方向
に、主破断ラインから周方向に若干の間隔をおいて配設
された副破断ラインとから構成される。
破断ラインはスカート壁に形成されている周方向破断手
段に接続乃至近接された上端から下方に延びる上部主ス
リットと、該上部主スリットの下端に近接した上端から
下方に該スカート壁の下端乃至その近傍まで延びる下部
主スリットとを含み、該副破断ラインは該上部スリット
の下端と実質上同高乃至それより上方に位置する上端か
ら該スカート壁の下端乃至その近傍まで延びる副スリッ
トを含み、容器の口頸部から容器蓋が離脱せしめられる
時には、該上部スリットから下方に破断が進行して該下
部スリットに至ることに起因して、或いは該上部スリッ
トから該容器蓋閉回転方向に対して反対方向に破断が進
行して該副スリットに至ることに起因して、該タンパー
エビデント裾部が無端環状から有端帯状に切断されるよ
うに構成されている。
に見て該強化橋絡部に隣接してその前側に位置するスリ
ットに接続乃至近接しており、該副破断ラインは該強化
橋絡部の下方に位置せしめられているのが好都合であ
る。該主破断ラインと該副破断ラインとの周方向間隔は
0.5乃至1.5mmであり、該主破断ラインにおける
該上部主スリットの下端と該下部主スリットの上端との
間隔は0.4乃至0.8mmであるのが好適である。
インはスカート壁に形成されている周方向破断手段に接
続乃至近接された上端から下方に延びる主スリットと、
該主スリットの下端から下方に該スカート壁の下端乃至
その近傍まで延びる主スコアとを含み、該副破断ライン
は該主スリットの下端と実質上同高乃至それより上方に
位置する上端から該スカート壁の下端乃至その近傍まで
延びる副スリットを含み、容器の口頸部から容器蓋が離
脱せしめられる時には、該主スリットから該主スコアに
破断が進行することに起因して、或いは該主スリットか
ら該容器蓋閉回転方向に対して反対方向に破断が進行し
て該副スリットに至ることに起因して、該タンパーエビ
デント裾部が無端環状から有端帯状に切断されるように
構成されている。
厚さは下方に向かって漸次増大せしめられているのが好
ましい。該主破断ラインの上端は、該容器蓋閉方向に見
て該強化橋絡部に隣接してその前側に位置するスリット
に接続乃至近接しており、該副破断ラインは該強化橋絡
部の下方に位置せしめられているのが好都合である。該
主破断ラインと該副破断ラインとの周方向間隔は0.5
乃至1.5mmであるのが好適である。
脂製容器蓋においては、上部スリットから容器蓋閉回転
方向に対して反対方向に破断が進行して副スリットに至
ることに起因して、軸線方向破断手段が破断されてタン
パーエビデント裾部が無端環状から有端帯状に切断され
る。或いは、上部スリットから下方に破断が進行して下
部スリットに至ることに起因して、軸線方向破断手段が
破断されてタンパーエビデント裾部が無端環状から有端
帯状に切断される。本発明者等の実験によれば、消費者
の容器蓋開回転様式等に応じて上記二様式のいずれかに
よる軸線方向破断手段の破断が実現され、かくして充分
確実にタンパーエビデント裾部が無端環状から有端帯状
に切断される。
合成樹脂製容器蓋においても、主スリットから容器蓋閉
回転方向に対して反対方向に破断が進行して副スリット
に至ることに起因して、タンパーエビデント裾部が無端
環状から有端帯状に切断される。或いは、上部スリット
から下方に破断が進行して主スコアが破断されることに
起因して、タンパーエビデント裾部が無端環状から有端
帯状に切断される。本発明者等の実験によれば、消費者
の容器蓋開回転様式等に応じて上記二様式のいずれかに
よる軸線方向破断手段の破断が実現され、かくして充分
確実にタンパーエビデント裾部が無端環状から有端帯状
に切断される。
容器蓋の好適実施例を図示している添付図面を参照し
て、更に詳細に説明する。
ンの如き適宜の合成樹脂から圧縮成形或いは射出成形に
よって形成することができる全体を番号2で示す容器蓋
は、円形天面壁4とこの天面壁4の周縁から垂下する円
筒状スカート壁6とを具備している。スカート壁6には
周方向破断手段8が形成されており、スカート壁6は周
方向破断手段8よりも上方の主部10と周方向破断手段
8よりも下方のタンパーエビデント裾部12とに区画さ
れている。周方向破断手段8は周方向に間隔をおいて周
方向に延びる複数個のスリット14とかかるスリット1
4間に位置する複数個の橋絡部16とから構成されてい
る。複数個の橋絡部16のうちの1個は他の橋絡部16
に比べて周方向寸法を大きくすることによって強度が大
きくせしめられた非破断橋絡部16Aである。所望なら
ば、2個又はそれ以上の非破断橋絡部を形成することも
できる。周方向破断手段8について更に詳述すると、図
示の実施例においては、スカート壁6の下部内径は上部
内径より幾分増大せしめられていて、環状肩部18が規
定されている。そして、かかる肩部18の直ぐ下方にお
いて、スカート壁6の内周面には周方向に間隔をおいて
軸線方向に延びる複数個のリブ22が形成されている。
周方向破断手段8の部位(リブ22の上端部)におい
て、スカート壁6は複数個のリブ22を残して周方向に
連続して切断される。かかる切断は周方向全体に渡って
ではなくて、周方向一部は切断されることなく残留せし
められる。従って、周方向破断手段8よりも下方のタン
パーエビデント裾部12は切断されることなく残留せし
められている複数個のリブ22と周方向非切断部を介し
て周方向破断手段8よりも上方の主部10に接続されて
いる。複数個のリブ22が橋絡部16を規定し、複数個
のリブ22間の切断ラインがスリット14を規定してい
る。そして、周方向非切断部が非破断橋絡部16Aを規
定する。
こに係止せしめられる指の滑りを防止するための凹凸形
状24が形成されている。スカート壁6の主部10の内
周面には雌螺条26が形成されている。かかる雌螺条2
6には軸線方向に延びる切欠28が形成されている。か
かる切欠28は容器の口頸部が開封される際の所謂通気
路を規定する。スカート壁6の内周面上端部には環状突
条30が形成されており、かかる環状突条30と天面壁
4の内面とによって規定される空間には、軟質ポリエチ
レンの如き適宜の合成樹脂から圧縮成形によって形成さ
れた密封ライナー32が配設されている。タンパーエビ
デント裾部12の内周面には周方向に間隔をおいて複数
個の係止手段34が形成されている。かかる係止手段3
4の各々は、タンパーエビデント裾部12の内周面か
ら、容器の口頸部に容器蓋2を装着する際の容器蓋閉回
転方向に対して反対方向に向かって傾斜して半径方向内
方に突出するフラップ片から構成されている。
は、本発明に従って改良された容器蓋の新規な特徴を構
成するものではなく、既に公知のものであり、それ故に
本明細書においては上述した構成についての詳細な説明
は省略する。
と、タンパーエビデント裾部12には、軸線方向破断手
段36が形成されている。この軸線方向破断手段36
は、主破断ライン38と副破断ライン40とから構成さ
れている。副破断ライン40は、容器蓋2のスカート壁
6の主部10に形成されている雌螺条26を後述する容
器の口頸部に形成されている雄螺条に螺合して容器蓋2
を容器の口頸部に螺着する際の容器蓋2の閉回転方向
(図1及び図2において上方から見て時計方向)に対し
て反対方向(従って開回転方向)に、主破断ライン38
から周方向に若干の間隔D1をおいて配設されている。
上記周方向間隔D1は0.5乃至1.5mm程度である
のが好適である。主破断ライン38は上部主スリット4
2と下部主スリット44とから構成されている。上部主
スリット42は、上述した周方向破断ライン8におい
て、容器蓋2の上記閉回転方向に見て非破断橋絡部16
Aに隣接してその前側に位置するスリット14に接続さ
れている上端から、タンパーエビデント裾部12の軸線
方向中間部まで、実質上鉛直に(従って容器蓋2の中心
軸線に対して実質上平行に)下方に延在せしめられてい
る。所望ならば、上部主スリット42の上端をスリット
14に接続せしめることに代えて、スリット14から下
方に例えば0.2mm程度離隔せしめることもできる。
下部主スリット44は、上部主スリット42の下端に近
接した上端からスカート壁6の下端まで、実質上鉛直に
下方に延在せしめられている。上部主スリット42の下
端と下部主スリット44の上端との間隔D2は0.4乃
至0.8mm程度であるのが好適である。下部主スリッ
ト44をスカート壁6の下端まで延在せしめることに代
えて、下部主スリット44の下端をスカート壁6の下端
より例えば0.2乃至0.5mm程度上方に位置せしめ
ることもできる。副破断ライン40は副スリット46か
ら構成されている。この副スリット46は、主破断ライ
ン38における上部主スリット42の下端と実質上同高
乃至それより上方に位置することが重要である上端か
ら、スカート壁6の下端まで実質上鉛直に下方に延在せ
しめられている。副スリット46もスカート壁6の下端
まで延在せしめることに代えて、副スリット46の下端
をスカート壁6の下端より例えば0.2乃至0.5mm
程度上方に位置せしめることもできる。図示の実施例に
おいては、主破断ランイ38における上部主スリット4
2及び下部主スリット44並びに副破断ライン40にお
ける副スリット46は実質上鉛直に延在せしめられてい
るが、所望ならば、例えば下方に向かって容器蓋2の上
記閉回転方向に対して反対方向に幾分(鉛直に対して5
乃至10度程度)傾斜せしめることもできる。主破断ラ
ンイ38における上部主スリット42及び下部主スリッ
ト44並びに副破断ライン40における副スリット46
は、上述した周方向破断ライン8におけるスリット16
を形成する際にタンパーエビデント裾部12を切断する
ことによって形成することができる。
蓋2を装着した状態が図示されている。ガラス或いはポ
リエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂から形
成することができる容器の口頸部48は全体として円筒
形状であり、その外周面には雄螺条50とこの雄螺条5
0の下方に位置する環状係止あご部52とが形成されて
いる。炭酸ガスを含有した清涼飲料の如き適宜の内容部
を容器に充填した後に、口頸部48に容器蓋2が装着さ
れる。この際には、口頸部48に被嵌された容器蓋2が
閉回転方向、即ち図3において上方から見て時計方向に
回転せしめられ、かくして容器蓋2におけるスカート壁
6の主部10に形成されている雌螺条26が容器の口頸
部48に形成されている雄螺条50に螺合せしめられ
る。容器蓋2におけるタンパーエビデント裾部12に形
成されている係止手段34は弾性的に変形せしめられて
口頸部48の係止あご部52を通過した後に弾性的に復
元せしめられ、係止あご部52の下面に係止せしめられ
る。容器蓋2における天面壁4の内面に配設された密封
ライナー32は口頸部48の上端面に密接せしめられ、
これによって口頸部48が密封される。
器蓋2を開回転方向、即ち図3において上方から見て半
時計方向に回転せしめる。かくすると、容器蓋2におけ
るスカート壁6の主部10に形成されている雌螺条26
が容器の口頸部48に形成されている雄螺条50に沿っ
て移動せしめられる故に、容器蓋2は回転と共に上昇せ
しめられる。容器蓋2が幾分か上昇せしめられて密封ラ
イナー32が口頸部48の上端面から離隔せしめられる
と、密封ライナー32の下方から雌螺条26に形成され
ている切欠28を通して容器内の圧力が外部に逃がされ
る。容器蓋2のタンパーエビデント裾部12は、その内
周面に形成されている係止手段34が口頸部48の係止
あご部52に係止せしめられているので、上方への移動
が阻止される。これに起因して、スカート壁6に形成さ
れている周方向破断手段8における橋絡部16に相当な
応力が生成され、非破断橋絡部16Aを除く全ての橋絡
部16が破断される。更に、タンパーエビデント裾部1
2における軸線方向破断手段36にも相当な応力が生成
され、軸線方向破断手段36が破断されてタンパーエビ
デント裾部12が無端環状から有端帯状に切断される。
しかる後においては、タンパーエビデント裾部12も自
由に上昇せしめられ、かくして容器蓋2の全体が口頸部
48から離脱され、口頸部48が開封される。
方向破断手段36の破断について更に詳述すると、本発
明の従って改良された容器蓋2においては、図4に図示
する如く、主破断ライン38における上部主スリット4
2から、容器蓋2の開回転方向への回転に応じてかかる
開回転方向に破断が進行して副破断ライン40の副スリ
ット46に至り、これによってタンパーエビデント裾部
12が有端帯状に切断される。或いは、図5に図示する
如く、主破断ライン38における上部主スリット42か
ら、下方に破断が進行して主破断ライン38における下
部主スリット44に至り、これによってタンパーエビデ
ント裾部12が有端帯状に切断される。かような二つの
破断様式のいずれが実現されるかは、本発明者等の実験
によれば、主として容器蓋2の回転様式に依存する。例
えば、中断することなく容器蓋2を開回転方向に比較的
大きな角度範囲に渡って連続して回転せしめると、主破
断ライン38における上部主スリット42から開回転方
向に破断が進行して副破断ライン40の副スリット46
に至る傾向が大きい。これに対して、比較的小さい角度
範囲に渡って容器蓋2を開回転方向に回転せしめた後に
一時的に回転を中断し、しかる後に再び容器蓋2を回転
せしめた場合には、主破断ライン38における上部主ス
リット42から下方に破断が進行して主破断ライン38
の下部主スリット44に至る傾向が大きい。上記二様式
のいずれが実現されるにせよ、本発明に従って改良され
た容器蓋2においては、タンパーエビデント裾部12に
おける軸線方向破断手段36が確実に破断され、タンパ
ーエビデント裾部12が無端環状に維持されることなく
確実に有端帯状に切断される。従って、タンパーエビデ
ント裾部12が或いはこれに付随して容器蓋2の他の部
分も、離脱されることなく口頸部48に残留せしめられ
てしまうことが充分確実に回避される。
た容器蓋の他の実施例を図示している。この実施例にお
いては、スカート壁106の下端に比較的肉薄の内向き
カール154が形成されている。かかるカール154
は、圧縮成形或いは射出成形において下方に実質上真直
に延出するように成形された突出部を、後に加熱変形し
てカールせしめることによって好都合に形成することが
できる。図7に明確に図示する如く、タンパーエビデン
ト裾部112には軸線方向破断手段136が形成されて
おり、かかる軸線方向破断手段136は、主破断ライン
138と副破断ライン140とから構成されている。副
破断ライン140は、容器蓋102のスカート壁106
の主部110に形成されている雌螺条126を容器の口
頸部に形成されている雄螺条に螺合して容器蓋102を
容器の口頸部に螺着する際の容器蓋102の閉回転方向
(図6及び図7において上方から見て時計方向)に対し
て反対方向(従って開回転方向)に、主破断ライン13
8から周方向に若干の間隔D1をおいて配設されてい
る。この周方向間隔D1は0.5乃至1.5mm程度で
あるのが好適である。主破断ライン138は主スリット
142とこの主スリット142の下端から下方にカール
154の上端まで延びる主スコア144とから構成され
ている。主スリット142は、上述した実施例における
主破断ライン38の上部スリット42と全く同様に、ス
カート壁106に形成されている周方向破断ライン10
8において、容器蓋102の上記閉回転方向に見て非破
断橋絡部116Aに隣接してその前側に位置するスリッ
ト114に接続されている上端から、タンパーエビデン
ト裾部112の軸線方向中間部まで、実質上鉛直に(従
って容器蓋102の中心軸線に対して実質上平行に)下
方に延在せしめられている。所望ならば、主スリット1
42の上端をスリット114に接続せしめることに代え
て、スリット114から下方に例えば0.2mm程度離
隔せしめることもできる。タンパーエビデント裾部11
2にその外周面又は内周面から部分的に切込みを入れる
ことによって好都合に形成される主スコア144は、図
8に図示する如く、その残留厚さが下方に向かって漸次
増大せしめられているのが好適である。副破断ライン1
40は副スリット146から構成されている。この副ス
リット146は、主破断ライン138における上部主ス
リット142の下端と実質上同高乃至それより上方に位
置することが重要である上端から、カール154の上端
まで実質上鉛直に下方に延在せしめられている。所望な
らば、主破断ライン138における主スコア144に続
いて、そしてまた副破断ライン140における副スリッ
ト146に続いて、カール154にもスリット或いはス
コアを形成することもできる。しかしながら、上述した
如く圧縮成形或いは射出成形の後に加熱及び変形によっ
てカール154を形成する場合には、かかる加熱及び変
形に起因してカール154は比較的脆くなる故に、特に
スリット或いはスコアを形成しなくても、容器の口頸部
から容器蓋を離脱せしめる際にはカール154は充分容
易に破断せしめられる。主破断ランイ138における主
スリット142及び主スコア144並びに副破断ライン
140における副スリット146は実質上鉛直に延在せ
しめられているが、所望ならば、例えば下方に向かって
容器蓋102の上記閉回転方向に対して反対方向に幾分
(鉛直に対して5乃至10度程度)傾斜せしめることも
できる。主破断ランイ138における主スリット142
及び主スコア144並びに副破断ライン140における
副スリット146も、周方向破断ライン108における
スリット114を形成する際にタンパーエビデント裾部
112を所要部位(スリット形成部位)において切断す
ると共に所要部位(スコア形成部位)において切込みを
入れることによって形成することができる。
述した構成以外の構成は、図1乃至図5を参照して説明
した容器蓋と実質上同一である。図6乃至図8に図示す
る容器蓋102も上述した容器蓋2と同様にして容器の
口頸部に装着されて口頸部を密封する。容器の口頸部を
開封する際には、スカート壁106に形成されている周
方向破断手段108における非破断橋絡部116A以外
の全ての橋絡部116が破断されると共に、タンパーエ
ビデント裾部112における軸線方向破断手段136が
破断されてタンパーエビデント裾部112が無端環状か
ら有端帯状に切断され、容器蓋102の全体が口頸部か
ら離脱される。
12における軸線方向破断手段136の破断について更
に詳述すると、本発明の従って改良された容器蓋102
においても、図9に図示する如く、主破断ライン138
における主スリット142から、容器蓋102の開回転
方向への回転に応じてかかる開回転方向に破断が進行し
て副破断ライン140の副スリット146に至り、副ス
リット146に続いてカール154が破断されてタンパ
ーエビデント裾部112が有端帯状に切断される。或い
は、図10に図示する如く、主破断ライン138におけ
る主スリット142から下方に主スコア144に破断が
進行し、主スコア144に続いてカール154が破断さ
れてタンパーエビデント裾部112が有端帯状に切断さ
れる。かような二つの破断様式のいずれが実現されるか
は、本発明者等の実験によれば、上述した容器蓋102
の場合と同様に、主として容器蓋102の回転様式に依
存する。例えば、中断することなく容器蓋102を開回
転方向に比較的大きな角度範囲に渡って連続して回転せ
しめると、主破断ライン138における主スリット14
2から開回転方向に破断が進行して副破断ライン140
の副スリット146に至る傾向が大きい。これに対し
て、比較的小さい角度範囲に渡って容器蓋2を開回転方
向に回転せしめた後に一時的に回転を中断し、しかる後
に再び容器蓋2を回転せしめた場合には、主破断ライン
138における主スリット142から下方に主スコア1
44に破断が進行する傾向が大きい。上記二様式のいず
れが実現されるにせよ、本発明に従って改良された容器
蓋102においても、タンパーエビデント裾部112に
おける軸線方向破断手段136が確実に破断され、タン
パーエビデント裾部112が無端環状に維持されること
なく確実に有端帯状に切断される。従って、タンパーエ
ビデント裾部112が或いはこれに付随して容器蓋10
2の他の部分も、離脱されることなく口頸部に残留せし
められてしまうことが充分確実に回避される。
実験例及び比較実験例について説明する。
た。容器蓋本体はポリプロリレン製であり、密封ライナ
ーは軟質ポリエチレンであった。製造した容器蓋におけ
る主要部の寸法は下記のとおりであった。 スカート壁主部(上半部)の外径・・・・・ 29.8mm 容器蓋の全高・・・・・・・・・・・・・・ 19.1mm タンパーエビデント裾部の肉厚・・・・・・ 1.0mm リブ(橋絡部)の断面積・・・・・・・・・ 0.38mm2 非破断橋絡部の周方向長さ・・・・・・・・ 1.8mm 軸線方向破断手段における主破断ライン と副破断ラインとの周方向間隔D1・・・・ 1.0mm 主破断ラインにおける上部主スリットの下端 と下部主スリットの上端との間隔D2・・・ 0.6mm
0mmである図3に図示するとおりの形態の口頸部を備
えた、500ml収容用ガラス瓶である容器の口頸部に
所要とおりに装着した。10本の容器について一人の主
婦が口頸部の開封操作を遂行したところ、下記表1に示
す如く、全ての容器の開封操作においてタンパーエビデ
ント裾部における軸線方向破断手段が破断されてタンパ
ーエビデント裾部が有端帯状に切断され、容器蓋の全体
が容器の口頸部から離脱された。
た。容器蓋本体はポリプロリレン製であり、密封ライナ
ーは軟質ポリエチレンであった。製造した容器蓋におけ
る主要部の寸法は下記のとおりであった。 スカート壁主部(上半部)の外径・・・・・ 29.9mm 容器蓋の全高・・・・・・・・・・・・・・ 20.3mm タンパーエビデント裾部の肉厚・・・・・・ 1.1mm リブ(橋絡部)の断面積・・・・・・・・・ 0.34mm2 非破断橋絡部の周方向長さ・・・・・・・・ 1.8mm カールの全長(カール成形前の突出長さ)・ 3.0mm カールの肉厚・・・・・・・・・・・・・・ 0.35mm 軸線方向破断手段における主破断ライン と副破断ラインとの周方向間隔D1・・・・ 1.0mm
ろ、下記表1に示す如く、全ての容器の開封操作におい
てタンパーエビデント裾部における軸線方向破断手段が
破断されてタンパーエビデント裾部が有端帯状に切断さ
れ、容器蓋の全体が容器の口頸部から離脱された。
破断ラインのみから構成され、副破断ラインを含んでい
ない点をの除けば実験例1と同一の容器蓋を製造した。
そして、実験例1と同様の開封実験を遂行したところ、
下記表1に示す如く、3本の容器においては、タンパー
エビデント裾部における軸線方向破断手段が破断されて
タンパーエビデント裾部が有端帯状に切断され、容器蓋
の全体が容器の口頸部から離脱されたが、7本の容器に
おいては、軸線方向破断手段が破断されることなく周方
向破断手段における非破断橋絡部が破断され、無端環状
のタンパーエビデント裾部が容器の口頸部に残留せしめ
られた。
器蓋においては、容器の口頸部を開封する際に、タンパ
ーエビデント裾部に形成されている軸線方向破断手段が
確実に破断されて無端環状から有端帯状に切断され、か
くして容器蓋の全体が充分確実に口頸部から離脱され
る。
を、一部を断面で示す側面図。
形成された軸線方向破断手段を示す部分図。
着した状態を、一部を断面で示す側面図。
ビデント裾部に形成された軸線方向破断手段の破断様式
を示す部分図。
ビデント裾部に形成された軸線方向破断手段の他の破断
様式を示す部分図。
施例を、一部を断面で示す側面図。
形成された軸線方向破断手段を示す部分図。
断手段の主破断ラインにおける主スコアの残留厚さを示
す部分断面図。
ビデント裾部に形成された軸線方向破断手段の破断様式
を示す部分図。
エビデント裾部に形成された軸線方向破断手段の他の破
断様式を示す部分図。
Claims (8)
- 【請求項1】 天面壁とこの天面壁から垂下する円筒状
スカート壁とを具備し、該スカート壁には周方向破断手
段が形成されていて、該スカート壁は該周方向破断手段
よりも上方の主部と該周方向破断手段よりも下方のタン
パーエビデント裾部とに区画されており、該主部の内周
面には雌螺条が形成され、該タンパーエビデント裾部の
内周面には係止手段が形成されており、該周方向破断手
段は周方向に間隔をおいて周方向に延びる複数個のスリ
ットと該スリット間に位置する複数個の橋絡部とから構
成され、該複数個の橋絡部のうちの少なくとも1個は他
の橋絡部よりも強度が大きい非破断橋絡部であり、該タ
ンパーエビデント裾部には軸線方向破断手段が形成され
ている合成樹脂製容器蓋において、 該軸線方向破断手段は、主破断ラインと、該スカート壁
の該主部に形成されている該雌螺条を容器の口頸部外周
面に形成されている雄螺条に螺合せしめて容器蓋を容器
の口頸部に螺着する際の容器蓋閉回転方向に対して反対
方向に、該主破断ラインから周方向に若干の間隔をおい
て配設された副破断ラインとから構成され、該主破断ラ
インは該周方向破断手段に接続乃至近接された上端から
下方に延びる上部主スリットと、該上部主スリットの下
端に近接した上端から下方に該スカート壁の下端乃至そ
の近傍まで延びる下部主スリットとを含み、該副破断ラ
インは該上部スリットの下端と実質上同高乃至それより
上方に位置する上端から該スカート壁の下端乃至その近
傍まで延びる副スリットを含み、容器の口頸部から容器
蓋が離脱せしめられる時には、該上部スリットから下方
に破断が進行して該下部スリットに至ることに起因し
て、或いは該上部スリットから該容器蓋閉回転方向に対
して反対方向に破断が進行して該副スリットに至ること
に起因して、該タンパーエビデント裾部が無端環状から
有端帯状に切断されるように構成されている、ことを特
徴とする合成樹脂製容器蓋。 - 【請求項2】 該主破断ラインの上端は、該容器蓋閉方
向に見て該強化橋絡部に隣接してその前側に位置するス
リットに接続乃至近接しており、該副破断ラインは該強
化橋絡部の下方に位置せしめられている、請求項1記載
の合成樹脂製容器蓋。 - 【請求項3】 該主破断ラインと該副破断ラインとの周
方向間隔は0.5乃至1.5mmである、請求項1又は
2記載の合成樹脂製容器蓋。 - 【請求項4】 該主破断ラインにおける該上部主スリッ
トの下端と該下部主スリットの上端との間隔は0.4乃
至0.8mmである、請求項1から3までのいずれかに
記載の合成樹脂製容器蓋。 - 【請求項5】 天面壁とこの天面壁から垂下する円筒状
スカート壁とを具備し、該スカート壁には周方向破断手
段が形成されていて、該スカート壁は該周方向破断手段
よりも上方の主部と該周方向破断手段よりも下方のタン
パーエビデント裾部とに区画されており、該主部の内周
面には雌螺条が形成され、該タンパーエビデント裾部の
内周面には係止手段が形成されており、該周方向破断手
段は周方向に間隔をおいて周方向に延びる複数個のスリ
ットと該スリット間に位置する複数個の橋絡部とから構
成され、該複数個の橋絡部のうちの少なくとも1個は他
の橋絡部よりも強度が大きい非破断橋絡部であり、該タ
ンパーエビデント裾部には軸線方向破断手段が形成され
ている合成樹脂製容器蓋において、 該軸線方向破断手段は、主破断ラインと、該スカート壁
の該主部に形成されている該雌螺条を容器の口頸部外周
面に形成されている雄螺条に螺合せしめて容器蓋を容器
の口頸部に螺着する際の容器蓋閉回転方向に対して反対
方向に、該主破断ラインから周方向に若干の間隔をおい
て配設された副破断ラインとから構成され、該主破断ラ
インは該周方向破断手段に接続乃至近接された上端から
下方に延びる主スリットと、該主スリットの下端から下
方に該スカート壁の下端乃至その近傍まで延びる主スコ
アとを含み、該副破断ラインは該主スリットの下端と実
質上同高乃至それより上方に位置する上端から該スカー
ト壁の下端乃至その近傍まで延びる副スリットを含み、
容器の口頸部から容器蓋が離脱せしめられる時には、該
主スリットから該主スコアに破断が進行することに起因
して、或いは該主スリットから該容器蓋閉回転方向に対
して反対方向に破断が進行して該副スリットに至ること
に起因して、該タンパーエビデント裾部が無端環状から
有端帯状に切断されるように構成されている、ことを特
徴とする合成樹脂製容器蓋。 - 【請求項6】 該主破断ラインにおける該主スコアの残
留厚さは下方に向かって漸次増大せしめられている、請
求項5記載の合成樹脂製容器蓋。 - 【請求項7】 該主破断ラインの上端は、該容器蓋閉方
向に見て該強化橋絡部に隣接してその前側に位置するス
リットに接続乃至近接しており、該副破断ラインは該強
化橋絡部の下方に位置せしめられている、請求項5又は
6記載の合成樹脂製容器蓋。 - 【請求項8】 該主破断ラインと該副破断ラインとの周
方向間隔は0.5乃至1.5mmである、請求項5から
7までのいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31085193A JP3381203B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | タンパーエビデント裾部を備えた合成樹脂製容器蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31085193A JP3381203B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | タンパーエビデント裾部を備えた合成樹脂製容器蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07165247A true JPH07165247A (ja) | 1995-06-27 |
JP3381203B2 JP3381203B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=18010160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31085193A Expired - Lifetime JP3381203B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | タンパーエビデント裾部を備えた合成樹脂製容器蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3381203B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP31085193A patent/JP3381203B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3381203B2 (ja) | 2003-02-24 |
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