JPH0716432Y2 - 郵便物コーディング装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はオンデマンド型インクジュットプリンタを搭載
した郵便物コーディング装置に関し、特に郵便物の宛名
情報をバーコードに変換するための手段としてオンデマ
ンド型のインクジェットプリンタを搭載した郵便物コー
ディング装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、郵便物コーディング装置のオンデマンド型インク
ジュットプリンタの予備駆動はプリンタの電源投入時に
のみ、ある設定時間予備駆動を行う方式となっていた。

〔考案が解決しようとする課題〕

上述した従来の郵便物コーディング装置は、電源投入後
長時間プリントしない状態が続くと、インクジュットヘ
ッドが長時間予備駆動もされないのでノズルの汚れ、イ
ンクの乾燥等による正常なプリントを続行させることが
困難になるという欠点があった。

〔課題を解決するための手段〕 本考案の郵便物コーディング装置は、郵便物を搬送する
搬送手段と、この搬送手段により搬送されてきた郵便物
を検出するセンサと、このセンサに検出された郵便物に
コードをプリンタするオンデマンド型のインクジェット
プリンタと、このインクジェットプリンタにプリント信
号が出力されるとクリアされるタイマと、このタイマが
クリア後に一定の時間を計測すると前記インクジェット
プリンタに予備駆動させるが前記センサから検出信号を
受けた時は前記予備駆動を停止させ前記コードのプリン
トを優先させて行わせる制御部とを含んで構成される。

〔実施例〕

次に、本考案について図面を参照して説明する。

第１図は本考案の一実施例の側面図、同じく第２図は平
面図、第３図は制御信号と流れを表すブロック図であ
る。第２図の矢印Ａは郵便物の搬送方向を示す。

プリンタヘッド１の前を郵便物11はベースプレート８上
をガイド板４とベルト３に挟まれながら搬送される。こ
の時、郵便物11の先端をセンサ２が検知して、制御部10
へ信号を送り入力された宛名情報に従ったコードをプリ
ントするための信号が制御部10からプリンタドライバ９
に伝達される。この信号に基きプリンタヘッド１からイ
ンクが吐出され郵便物11にコードがプリントされる。

この時、制御部10内に設けられたタイマ12は、制御部10
からプリント信号がプリンタドライバ９に出力される度
にクリアされ、予めタイマ12に設定した時間、プリント
信号が発生しない場合は、自動的に一定時間、プリント
信号を出力し、予備駆動を行う。この時、ヘッド１より
吐出されたインクは受け部５で受け止められチューブ６
を通って回収タンク７に回収される。

また、予備駆動中に次の郵便物11がプリンタ部へ送られ
てきた場合は、センサ２でこれを検出し、予備駆動を即
時に停止させ、次の郵便物11に応じたプリント信号を制
御部10からプリンタドライバ９へ伝える。

〔考案の効果〕

以上説明したように本考案は、郵便物コーディング装置
の運転中にある一定時間プリントしない状態が属いた場
合には、予備駆動を行うことにより、郵便物の紙粉によ
るインクジュットヘッドのノズルの汚れや乾燥を防ぎ、
正常なプリント状態を持続させることができる効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図はそれぞれ本考案の一実施例の側面
図、平面図および制御信号の流れを表すブロック図であ
る。 １……プリンタヘッド、２……センサ、３……ベルト、
４……ガイド板、５……受け部、６……チューブ、７…
…回収タンク、８……ベースプレート、９……プリンタ
ドライバ、10……制御部、11……郵便物。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】郵便物を搬送する搬送手段と、この搬送手
   段により搬送されてきた郵便物を検出するセンサと、こ
   のセンサに検出された郵便物にコードをプリンタするオ
   ンデマンド型のインクジェットプリンタと、このインク
   ジェットプリンタにプリント信号が出力されるとクリア
   されるタイマと、このタイマがクリア後に一定の時間を
   計測すると前記インクジェットプリンタに予備駆動させ
   るが前記センサから検出信号を受けた時は前記予備駆動
   を停止させ前記コードのプリントを優先させて行わせる
   制御部とを含むことを特徴とする郵便物コーディング装
   置。