JPH07164297A - 研削方法および装置 - Google Patents

研削方法および装置

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JPH07164297A
JPH07164297A JP34175993A JP34175993A JPH07164297A JP H07164297 A JPH07164297 A JP H07164297A JP 34175993 A JP34175993 A JP 34175993A JP 34175993 A JP34175993 A JP 34175993A JP H07164297 A JPH07164297 A JP H07164297A
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grinding
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work
grinding tool
cup
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Toshiya Akita
俊哉 秋田
Masaru Saeki
優 佐伯
Naoyuki Kishida
尚之 岸田
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の砥石を用いて球面および平面形状を創
成する研削加工において、工具の着脱なしに粗研削から
仕上げ研削までを、高能率で、高精度に安定して加工す
る。 【構成】(a)に示すように、ワーク3はコレットチャ
ック6により保持する。工具回転軸Bをθ1 だけ傾け、
かつカップ型研削工具1の加工面1aの中心O1がワー
ク回転軸Cと一致するようにする。また、ワーク軸部本
体7をワーク回転軸Cを中心に回転させ、カップ型研削
工具1を工具回転軸Bを中心に回転させる。クーラント
9を供給し、粗研削加工を行う。仕上げ加工において
は、(b)に示すように、ワーク3をE方向に移動さ
せ、総型研削工具2を上方に移動させる。それと同時
に、総型研削工具2の加工面2aの曲率中心O0 をワー
ク回転軸C上に合わせる。ワーク3を総型研削工具12
の加工面12aに押し付ける。クーラント9を供給し、
総型研削工具2を工具回転軸Bを中心に回転させ、矢印
D方向に揺動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス、セラミックス
等の光学素子として用いられる高脆材料を球面および平
面形状に研削加工する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学素材の研削加工の粗研削から
仕上げ研削までを、カップ型ホイールを用いて単一加工
機上で行う方法が、特開平4−233859号公報に開
示されている。図26は上記方法による研削装置の主要
部を示したものである。101,102は、環状研削砥
石を示し、回転駆動軸に取り付けられている。環状研削
砥石102は、加工初期状態において他方の環状研削砥
石101の砥石先端部101aよりも前方へ突出した状
態で取り付けられている。また、環状研削砥石102
は、ネジ103を介して回転駆動機構の軸方向に移動可
能な構造となっている。この場合、環状研削砥石102
は粗研削用砥石、環状研削砥石101は仕上げ研削用砥
石によってそれぞれ構成されている。
【0003】上記構成における研削加工は、回転駆動軸
を回転させながら、環状研削砥石101または102
を、被加工物に当接しながら行う。環状研削砥石102
による粗研削加工が完了した後、スペーサ104を外し
て、環状研削砥石102の先端部102aを他方の環状
研削砥石101の先端部101aより後退させる操作を
行い、その後、環状研削砥石101による仕上げ加工を
行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の加工手段に
おいては、粗研削加工が完了した後、加工を一時中断し
て、環状研削砥石101(102)を進退させる操作を
行う必要があること、またその進退機構が複雑で、所定
の球面形状を得るために微調整が必要であることなどに
より、その操作に時間がかかり、加工能率が低下すると
いう問題点があった。また通常、仕上げ研削では、でき
るだけ高メッシュ砥粒砥石を用いた方が、高精度な仕上
げ面を得ることができるが、砥石の目つぶれが発生しや
すく、加工面精度が悪化する。この影響を少なくするた
めに、高メッシュ砥粒砥石に対してはバネやエア圧によ
るラッピング加工を適用する。したがって、従来例の構
成のように、粗研削工程も仕上げ加工工程も同様な加工
方式を用いる場合、精度の高い加工を高能率に安定して
行うことは困難であった。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、複数の砥石を用いて球面および平面形状
を創成する研削加工において、工具の着脱なしに粗研削
から仕上げ研削までを、高能率で、高精度に安定して加
工ができる研削方法および装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、工具回転中心に対して同心
に配設された複数の研削工具によって加工を行う研削方
法において、チャックによりワークを保持する工程と、
工具軸部によりカップ型研削工具をワークに対して相対
的に移動して研削する工程と、ワークを加圧し、カップ
型研削工具の同心に配設された総型研削工具を工具軸部
により揺動して研削する工程とから構成した。請求項2
に係る発明は、上記請求項1記載の研削方法において、
前記カップ型研削工具および総型研削工具で電解インプ
ロセスドレッシングによりドレッシングしながら加工を
行うこととした。
【0007】請求項3に係る発明は、工具回転中心に対
して同心に配設された複数の工具を有する研削装置にお
いて、カップ型研削工具とその同心に配設された総型研
削工具とからなる工具と、前記工具を少なくとも回転ま
たは揺動させ、ワークに対して相対的に移動するための
工具軸部と、ワークをチャックし、かつワークを加圧す
るためのワーク軸部とを有することとした。請求項4に
係る発明は、請求項3記載の研削装置において、前記カ
ップ型研削工具および総型研削工具に電解インプロセス
ドレッシングする手段を設けることとした。
【0008】請求項5に係る発明は、複数の研削工具に
よって加工を行う研削方法において、チャックによりワ
ークを保持する工程と、工具回転中心に対して同心円上
に配設された複数の研削工具をワークと相対的に移動し
て研削する工程と、ワークを加圧し、複数の研削工具の
回転中心と同心に配設された総型研削工具を工具軸部に
より揺動した研削する工程とから構成した。請求項6記
載の発明は、請求項5記載の方法において、前記複数の
研削工具および総型研削工具で電解インプロセスドレッ
シング法によりドレッシングしながら加工を行うことと
した。
【0009】請求項7に係る発明は、複数の工具を有す
る研削装置において、工具回転中心に対して同心円上に
配設された複数の研削工具とその回転中心と同心に配設
された総型研削工具とからなる工具と、前記工具を少な
くとも回転または揺動させ、ワークに対して相対的に移
動するための工具軸部と、ワークをチャックし、かつワ
ークを加圧するためのワーク軸部とを有することとし
た。請求項8に係る発明は、請求項7記載の研削装置に
おいて、前記複数の研削工具および総型研削工具に電解
インプロセスドレッシングする手段を設けることとし
た。
【0010】請求項9に記載の発明は、工具回転中心に
対して同心円上に配設された複数の工具を有する研削装
置において、カップ型研削工具とその同心円上に配設さ
れた総型研削工具とからなる工具と、前記総型研削工具
に圧力をかける加圧機構と、前記工具をワークに対して
相対的に移動するための工具軸部と、ワークを保持する
ワーク軸部とを有することとした。
【0011】図1に本発明の装置の概念図を示す。図1
(a)は粗研削加工中の正面図であり、図1(b)は仕
上げ加工中の正面図である。総型研削工具2は、カップ
型研削工具1の工具回転軸Bを回転軸中心として取り付
けられ、工具回転軸Bの回転により回転するようになっ
ている。前記カップ型研削工具1は環状になった工具で
あり、また、総型研削工具2は、ワーク3の加工面に対
向した形状になった工具である。さらに、総型研削工具
2は、カップ型研削工具1をワーク回転軸Cよりθ1
け傾けたときに創成されるワーク3の曲率中心O1
り、総型研削工具2の加工面2aに曲率中心O0 が下方
に位置するように設定されている。
【0012】研削工具に対向してワーク3が設けられ、
前記ワーク3の外周面には、ワーク軸部本体7に取り付
けられたコレットチャック6の先端部があり、ワーク3
の外周面の保持、解放を行うようになっている。また、
ワーク3の上面は保持皿4によって保持されている。保
持皿4の上面中央部には凹部が形成され、その凹部には
棒形状でその先端が球形を有するカンザシ5が係合して
いる。カンザシ5の上端は、図示を省略した加圧装置に
接続されている。ワーク軸部本体7は、ワーク回転軸C
を中心軸として回転自在に、かつ矢印E方向に移動自在
になるように構成されている。カップ型研削工具1およ
び総型研削工具2は、矢印F方向に移動可能で、かつ総
型研削工具2の加工面2aの曲率中心O0 を支点に矢印
D方向に揺動自在になっている。ワーク3とカップ型研
削工具1および総型研削工具2との加工時の接触部には
ノズル8よりクーラント9が供給されるように構成され
ている。
【0013】
【作用】上記手段によれば、粗研削加工においては、図
1(a)に示すように、ワーク3はコレットチャック6
により保持されている。ワーク3の所望の曲率半径R0
の近似した曲率半径R1 が創成されるように、工具回転
軸Bをθ1 だけ傾け、かつカップ型研削工具1の加工面
1aの中心O1 がワーク回転軸Cと一致するように矢印
F方向に移動させる。なお、カップ型研削工具1の加工
径d1 としたとき、θ1 =sin-1(d1 /2R1 )に
より算出する。また、ワーク軸部本体7をワーク回転軸
Cを中心に回転させ、カップ型研削工具1を工具回転軸
Bを中心に回転させる。そして、図示を省略したクーラ
ント供給装置に連結されたノズル8よりクーラント9を
供給し、ワーク3をE方向(下方)に移動させることに
より粗研削加工を行う。
【0014】仕上げ加工においては、図1(b)に示す
ように、ワーク3をE方向(上方)に移動させ、総型研
削工具2を上方に移動させる。それと同時に、矢印F方
向の移動により総型研削工具2の加工面2aの曲率中心
0 をワーク回転軸C上に合わせる。この位置では、カ
ップ型研削工具1の加工面1aは総型研削工具2の加工
面2aより下方にあるので、カップ型研削工具1はワー
ク3と接触することはない。コレットチャック6を解放
し、カンザシ5に圧力をかけることによりワーク3を総
型研削工具12の加工面12aに押し付ける。ノズル8
よりクーラント9を供給させ、総型研削工具2を工具回
転軸Bを中心に回転させ、矢印D方向に揺動させること
により仕上げ加工を行う。なお、矢印D方向の揺動時に
カップ型研削工具1がワーク3と接触しないようなとき
は、総型研削工具2を上方に移動する必要はない。
【0015】また、図2に示すように、カップ型研削工
具1の代わりに総型研削工具2の中輪帯付近の同心円上
に少なくとも2つ以上の円柱状の円柱研削工具10を設
けてもよい。
【0016】
【実施例1】図3および図4は本実施例を示し、図3は
粗研削加工中の正面図であり、図4は仕上げ加工中の正
面図である。 (構成)本実施例は、環状のカップ型研削工具11は工
具軸部本体18と連結され、この工具軸部本体18は図
示を省略した駆動源装置と連結され、工具回転軸Bを中
心に回転駆動自在な構成となっている。ワーク3(レン
ズあるいはセラミック部材)の所望の曲率半径R0 に対
応した加工面12aに形成された総型研削工具12は、
その下面を固定フランジ16によって固定されている。
カップ型研削工具11および総型研削工具12は、ダイ
ヤモンド粉末、c−BN、アルミナ、炭化けい素、酸化
セリウム、ジルコニア等の砥粒をメタルボンドあるいは
レジンボンド、あるいはビトリファイドボンド等で結合
構成したものである。
【0017】前記固定フランジ16はネジ17によって
カップ型研削工具11に締結され、総型研削工具12が
カップ型研削工具11の中央部に配置されている。ま
た、総型研削工具12は、カップ型研削工具11をワー
ク回転軸Cよりθ1 だけ傾けたときに創成されるワーク
3の曲率中心O1 より、総型研削工具12の加工面12
aに曲率中心O0 が下方に位置するように設定されてい
る。カップ型研削工具11の加工面11aの上面にはワ
ーク3が配置され、このワーク3の外周面には、ワーク
軸部本体7に取り付けられたコレットチャック6の先端
部があり、ワーク3の外周面の保持、解放を行うように
なっている。また、ワーク3の上面と外周面の一部は、
ホルダー14によって保持されている。ホルダー14の
上面中央部には、凹部が形成され、この凹部には棒形状
でその先端が球形を有するカンザシ5が係合している。
カンザシ5の上端はワーク軸部本体7に取り付けられた
加圧装置(図示省略)に接続されている。
【0018】さらに、ホルダー14の上面周辺部の上方
には、ワーク保持部本体7に固定されたリング状の吸着
筒13が配置されている。この吸着筒13の内部には、
吸引を行うための孔13aが少なくとも1つ以上設けら
れており、この孔13aの上端には、図示を省略した吸
引装置と連結され、下端には、Oリング15が孔13a
を内外から挟むように配置されている。ワーク軸部本体
7は、ワーク回転軸Cを中心軸として回転自在に、かつ
矢印E方向に移動自在になるように構成されている。工
具軸本体18は、矢印F方向に移動可能で、かつ総型研
削工具12の加工面12aの曲率中心O0 を支点に矢印
D方向に揺動自在になっている。ワーク3とカップ型研
削工具11および総型研削工具12との加工時の接触部
には、ノズル8よりクーラント9が供給されるように構
成されている。
【0019】(作用)上記構成によれば、粗研削加工に
おいては、図3に示すように、吸着筒13の吸引により
ホルダー14は吸着筒13の下面に固定される。そのと
き、ワーク3をホルダー14にセットし、ワーク3の外
周面をコレットチャック6により保持する。ワーク3の
所望の曲率半径R0 の近似した曲率半径R1 が創成され
るように、工具回転軸Bをθ1 だけ傾け、かつカップ型
研削工具11の加工面11aの中心O1 がワーク回転軸
Cと一致するように工具軸部本体18を矢印F方向に移
動させる。なお、カップ型研削工具11の加工径d1
したとき、θ1 =sin-1(d1 /2R1 )により算出
する。ワーク軸部本体7をワーク回転軸Bを中心に回転
させ、工具軸部本体18を工具回転軸Bを中心に回転さ
せる。図示を省略したクーラント供給装置に連結された
ノズル8よりクーラント9を供給し、ワーク軸部本体7
をE方向(下方)に移動させることにより粗研削加工を
行う。
【0020】仕上げ加工においては、図4に示すよう
に、ワーク軸部本体7をE方向(上方)に僅かだけ移動
させる。工具軸部本体18をθ0 まで戻し、それと同時
に矢印F方向の移動機構により総型研削工具12の加工
面12aの曲率中心O0 をワーク回転軸C上に合わせ
る。コレットチャック6を解放し、カンザシ5に圧力を
かけることにより、ワーク3を総型研削工具12の加工
面12aに押し付ける。ノズル8よりクーラント9を供
給させ、工具軸部本体18を工具回転軸Bを中心に回転
させ、ワーク3の外周面がカップ型研削工具11と接触
しないように矢印D方向に揺動させる。これにより仕上
げ加工を行う。
【0021】(効果)上記加工方法によれば、砥石の着
脱なしに高能率に粗研削から仕上げ研削までを行え、か
つ高精度に安定した仕上げ加工で行うことができる。な
お、カップ型研削工具11の加工面11aの断面は、半
円形状でも同様な効果が得られる(図5参照)。また、
総型研削工具12は、固定フランジ16の上面を半球形
状にしてペレット上の研削工具19を少なくとも2以上
貼り付けたものにしても同様な効果が得られる(図6参
照)。さらに、工具軸部本体18の矢印F方向の移動機
構を工具回転軸Bに平行な方向、あるいは、ワーク軸部
本体7をワーク回転軸Cに対して垂直方向に移動機構を
設けても、同様な効果が得られる。
【0022】
【実施例2】図7および図8は、それぞれ本実施例の粗
研削加工中の正面図および仕上げ加工中の正面図であ
る。 (構成)本実施例は、前記実施例1における固定フラン
ジ16およびネジ17を廃止し、総型研削工具12を移
動フランジ21に固定し、カップ型研削工具11の中心
部に孔11bを設け、その孔11bが図示を省略したエ
ア吸排出装置に連結された点と、カップ型研削工具11
の内周面にストッパー部11cを設けた点が異なり、他
の構成は実施例1と同一構成からなるもので、同一構成
部品には同一符号を付し、その説明を省略する。本実施
例では、総型研削工具12の下面を保持した移動フラン
ジ21は、カップ型研削工具11の内周面をガイドにし
て工具回転軸Bの方向に移動可能となっている。その移
動量は、移動フランジ21の下面とカップ型研削工具1
1とが接触する位置から、移動フランジ21の突起部2
1bとカップ型研削工具11のストッパー部11cとが
接触するまでの範囲である。
【0023】(作用)粗研削加工においては、図7に示
すように、図示を省略したエア吸排出装置よりエアが吸
引されているため、総型研削工具12は下方に引き付け
られ、移動フランジ21の下面とカップ型研削工具11
が接触している。この位置では、総型研削工具12の加
工面12aの曲率中心O0 が、カップ型研削工具11に
より創成されるワーク3の曲率中心O1 より下方にあ
る。故に、総型研削工具12はワーク3と接触すること
なく、カップ型研削工具11による粗研削加工を行うこ
とができる。仕上げ加工においては、図8に示すよう
に、図示を省略したエア吸排出装置によりエアが排出さ
れるため、総型研削工具12は上方に押され、移動フラ
ンジ21の突起部21bとカップ型研削工具11のスト
ッパー部11cが接触している。この位置では、カップ
型研削工具11の加工面11aは総型研削工具12の加
工面12aより下方にあるので、カップ型研削工具11
はワーク3と接触することはなく、総型研削工具12に
よる仕上げ加工を行うことができる。
【0024】(効果)上記加工方法によれば、実施例1
と同様な効果が得られる。また、カップ型研削工具11
の加工面11aの内径まで総型研削工具12の加工径d
0 を広げることが可能になる。そのため、仕上げ加工が
高能率加工を行うことができる。なお、総型研削工具1
2の移動源を液体にしても同様な効果が得られる。
【0025】
【実施例3】図9、図10および図11は、それぞれ本
実施例の粗研削加工中の正面図、仕上げ加工中の正面図
およびカップ型研削工具12を矢印G方向から見た上面
図である。 (構成)本実施例は、前記実施例2におけるカップ型研
削工具11を廃止し、工具軸部本体18にフランジ31
を連結し、このフランジ31の中心部の孔31aを図示
を省略したエア吸排出装置に連結し、総型研削工具12
の中輪帯付近の同心円上に少なくとも2つ以上(図中で
は8個)の円柱状の円柱研削工具32を設け(図11参
照)、前記フランジ31に埋め込むように固定した点
と、それにあたる総型研削工具12および移動フランジ
21に孔を開けた点が異なり、他の構成は実施例2と同
一構成からなるもので、同一構成部品には同一符号を付
し、その説明を省略する。本実施例では、総型研削工具
12を固定した移動フランジ21は、フランジ31の内
周面をガイドにして工具回転軸Bの方向に移動可能とな
っている。その移動は、移動フランジ21の下面とフラ
ンジ31とが接触する位置から、移動フランジ21の突
起部21bとフランジ31のストッパー部31aとが接
触するまでの範囲で可能になっている。
【0026】(作用)粗研削加工においては、図9に示
すように、図示を省略したエア吸排出装置よりエアが吸
引されているため、総型研削工具12は下方に引き付け
られ、移動フランジ21の下面とフランジ31が接触し
ている。この位置では、総型研削工具12の加工面12
aの曲率中心O0 が、円柱研削工具32により創成され
るワーク3の曲率中心O1 より下方にある。故に、総型
研削工具12はワーク3と接触することはなく、円柱研
削工具32により粗研削加工を行うことができる。仕上
げ加工においては、図10に示すように、図示を省略し
たエア吸排出装置によりエアが排出されるため、総型研
削工具12は上方に押され、移動フランジ21の突起部
21bとフランジ31のストッパー部31aが接触して
いる。この位置では、総型研削工具12の加工面12a
より円柱研削工具32の加工面32aは下方になるの
で、円柱研削工具32はワーク3と接触することはな
く、総型研削工具12による仕上げ加工を行うことがで
きる。
【0027】(効果)上記加工方法によれば、実施例2
と同様な効果が得られる。また、円柱研削工具32の加
工径d1 を小さく設定できるので、ワーク3径をD、曲
率半径をR0としたとき、D/R0 が大きい場合でも、
θ1 を小さく設定できる。さらに、総型研削工具12の
工具径d0 を任意に設定できる。なお、円柱研削工具3
2の加工面32aの断面は、半円形状にしても同様な効
果が得られる。また、円柱研削工具32は環状のセグメ
ントタイプにしても同様な効果が得られる(図12参
照)。
【0028】
【実施例4】図13および図14は、それぞれ本実施例
の粗研削加工中の正面図および仕上げ加工中の正面図で
ある。 (構成)本実施例は、ワーク3を絶縁体であるレンズあ
るいはセラミック部材とし、前記実施例3におけるコレ
ットチャック6の先端部に電極41を設けた点と、電解
ドレッシングするための電源44を設けた点と、この電
源44の陽極と接続された陽極ブラシ43をフランジ3
1の外周面に接触させ、前記電源44の陰極と接続され
た陰極ブラシ42をコレットチャック6の外周面に接触
させた点が異なり、他の構成は実施例3と同一構成から
なるもので、同一構成部品には同一符号を付し、その説
明を省略する。
【0029】(作用)本実施例では、粗研削加工におい
ては、図13に示すように、電源44によりフランジ3
1を陽極に印加し、コレットチャック6を介して電極4
1を印加する。円柱研削工具32と電源41とは、粗研
削加工のスパークアウト時に接触しないように隙間t1
を設け、この隙間t1 にもクーラント9を供給すること
により、円柱研削工具32のボンドを溶出させ、ドレッ
シングを行う。これにより、ドレッシングを行いなが
ら、粗研削加工を行うことができる。仕上げ加工におい
ては、図14に示すように、総型研削工具12と電極4
1とは、加工終了時に接触しない程度に隙間t2 を設
け、この隙間t2 にもクーラント9を供給することによ
り、ドレッシングを行う。これにより、ドレッシングを
行いながら、仕上げ加工を行うことができる。
【0030】(効果)上記加工方法によれば、実施例3
と同様な効果が得られる。また、ドレッシングを行いな
がら粗研削加工を行えるので、さらに高能率に加工がで
きる。また、#数千以上の超砥粒砥石を総型研削工具と
して用いる場合においても、目詰まりが発生せず、高精
度で安定した仕上げ加工ができる。
【0031】
【実施例5】図15および図16は、それぞれ本実施例
の粗研削加工中の正面図および仕上げ加工中の正面図で
ある。 (構成)本実施例は、前記実施例2におけるワーク3を
凸形状の多数個に変更し、それに伴い、総型研削工具1
2の加工面12aを凹形状に変更した点と、ホルダー1
4を廃止し、ワーク3を貼付皿51で保持した点と、電
解ドレッシングするために電源44を設けた点と、この
電源44の陽極と接続された陽極ブラシ43をカップ型
研削工具11の外周面に接触させ、前記電源44の陰極
をカンザシ5の外周面に接触させた点が異なり、他の構
成は実施例2と同一構成からなるもので、同一構成部品
には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0032】(作用)本実施例では、粗研削加工におい
ては、図15に示すように、電源44によりカップ型研
削工具11を陽極に印加し、カンザシ5を介して貼付皿
51を陰極に印加する。これにより、貼付皿51のワー
ク3の貼り付けされた以外のスペースが電極の機能を果
たす。貼付皿51の下面51aとのカップ型研削工具1
1と貼付皿51の下面51aとの隙間にもクーラント9
を供給することにより、カップ型研削工具11のボンド
を溶出させ、ドレッシングを行う。これにより、ドレッ
シングを行いながら、粗研削加工を行うことができる。
仕上げ加工においては、図16に示すように、総型研削
工具12と貼付皿51の下面51aとの隙間にもクーラ
ント9を供給することにより、ドレッシングを行う。こ
れにより、ドレッシングを行いながら、仕上げ加工を行
うことができる。
【0033】(効果)上記加工方法によれば、多数個貼
りの加工、また、凸形状のワークに関しても実施例3と
同様な効果が得られる。
【0034】
【実施例6】図17、図18、図19および図20は、
それぞれ本実施例の粗研削加工中の正面図、仕上げ加工
中の正面図、矢印H方向から見たカップ型研削工具11
および総型研削工具12の部分上面図および総型研削工
具12、フランジ31、移動フランジ21のX−X線断
面矢視図である。 (構成)環状のカップ型研削工具11はフランジ31を
介して工具軸部本体18と連結されている。この工具軸
部本体18は図示を省略した駆動源装置と連結され、工
具回転軸Bを中心に回転自在になっている。前記工具軸
部本体18には、図示を省略したエア吸排出装置が設け
られている。そして、このエア吸排出装置はフランジ3
1の中空部31aより移動フランジ21の吸引および排
出(加圧)する機構になっている。
【0035】ワーク3の所望の曲率半径R0 に対向した
加工面12aの総型研削工具12は、その下面を移動フ
ランジ21に固定されている。前記総型研削工具12お
よび前記移動フランジ21は、カップ型研削工具11の
内側と外側とで2体化されている(図19参照)。ま
た、前記フランジ31の中空部31aの出口を前記カッ
プ型研削工具11の中側と外側の複数になっている。総
型研削工具12が下方に位置するとき、カップ型研削工
具11のワーク回転軸Aよりθ1 だけ傾けたときに創成
されるワーク3の曲率中心O1 が、前記総型研削工具1
2の加工面12aの曲率中心O0 より上方に位置するよ
うになっている。
【0036】カップ型研削工具11および移動フランジ
21は、図17のX−X線断面矢視図に示すように、キ
ー溝が設けられていて、回転方向に対する相対的な運動
が生じないようになっている。カップ型研削工具11の
加工面11aの上面には、ワーク3が配置され、このワ
ーク3の外周面には、ワーク軸部本体7に取り付けられ
たコレットチャック6の先端部があり、ワーク3の外周
面の保持、解放を行うようになっている。また、ワーク
3の上面と外周面の一部はホルダー14によって保持さ
れている。このホルダー14の上面中央部には、凹部が
形成され、その凹部には棒形状でその先端が球形を有す
るカンザシ5が係合している。ワーク軸部本体7はワー
ク回転軸Aを中心として回転自在に、かつ、矢印D方向
に移動自在になっている。また、工具軸部本体13は矢
印E方向に移動自在で、かつ、矢印F方向に揺動自在に
なっている。ワーク3、カップ型研削工具11および総
型研削工具12には、ノズル8よりクーラント9が供給
されるように構成されている。
【0037】(作用)上記構成によれば、粗研削加工に
おいては、図17に示すように、ワーク3をホルダー1
4にセットし、コレットチャック6がワーク3の外周面
を保持する。ワーク3の所望の曲率半径R0 に近似した
曲率半径R1 を創成するために、工具軸部本体13がθ
1 だけ傾き、かつ、カップ型研削工具11の加工面11
aがワーク回転軸Aと一致するように矢印E方向に移動
する。ワーク軸部本体7がワーク回転軸Aを中心に回転
し、工具軸部本体13が工具回転軸Bを中心に回転す
る。図示を省略したクーラント供給装置に連結されたノ
ズル8よりクーラント9が供給し、ワーク軸部本体7が
D方向(下方)に移動することにより粗研削加工を行
う。なお、粗研削加工時は、図示を省略したエア吸排出
装置により吸引されているので、総型研削工具12は下
方に位置する。
【0038】粗研削加工後、図示を省略したエア吸排出
装置によりエアを排出する。これにより、移動フランジ
21および総型研削工具12が加圧される。それに伴
い、総型研削工具12はワーク3に押し付けられる。こ
の位置では、総型研削工具12の曲率中心O0 とカップ
型研削工具11の曲率中心O1 とがほぼ一致する。カッ
プ型研削工具11が後退し、コレットチャック6が解放
する。仕上げ加工においては、図18に示すように、工
具軸部本体13が矢印F方向に揺動することにより仕上
げ加工が行われる。仕上げ加工に必要な加工荷重は、総
型研削工具12からの加圧により得ることができる。ま
た、総型研削工具12は揺動中にワーク3から加工面1
2aの全面が外れることはないので、中側と外側の加工
面12aの曲率中心O0 はずれることはない。故に、中
側と外側の総型研削工具12により仕上げ加工を行うこ
とができる。
【0039】(効果)上記加工方法によれば、粗研削加
工から仕上げ加工へ変更するときに工具軸部本体18の
微調整を行うことなく、粗研削から仕上げ研削までを連
続に行うことができる。
【0040】
【実施例7】図21、図22および図23は、それぞれ
本実施例の粗研削加工中の正面図、仕上げ加工中の正面
図およびカップ型研削工具11、移動フランジ15およ
びフランジ31のY−Y線断面矢視図である。 (構成)前記実施例6における総型研削工具12および
移動フランジ21を内側と外側とで2体化したものの中
側を廃止し、外側のみにした点と、それに伴い、フラン
ジ31の中空部31aの出口をカップ型研削工具11の
外側に複数個設けた点と、ホルダー14を廃止し、ワー
ク3の上面を貼付皿73にし、前記貼付皿73の上面が
弾性体71を介して、カンザシ5の外周に固定された円
盤72に保持された点が異なり、他の構成は実施例6と
同一構成からなるもので、同一構成部分には同一符号を
付し、その説明を省略する。
【0041】(作用)粗研削加工終了後、仕上げ加工に
おいては、図22に示すように、図示を省略したエア吸
排出装置によりエアが排出(供給)される。そのため、
総型研削工具12は上方に位置し、ワーク3を押し付け
る。ワーク軸部本体7が回転する。この回転運動により
カンザシ5、円盤72および弾性体71を介してワーク
3が強制的に回転される。それと同時に、工具軸部本体
18が工具回転軸Bを中心に回転する。移動フランジ2
1とフランジ31のY−Y線断面矢視図(図23)に示
すように、移動フランジ21とフランジ31には、キー
溝が設けられているので、回転方向に対する相対的な運
動はない。故に、工具軸部本体18の回転運動は移動フ
ランジ21および総型研削工具12に伝達することがで
きる。工具軸部本体18が矢印F方向に揺動し、ノズル
8よりクーラント9が供給することにより、仕上げ加工
を行う。
【0042】(効果)上記加工方法によれば、仕上げ加
工において、総型研削工具12の外側を用い、かつ、ワ
ーク3を強制的に回転することで、相対速度が増すので
高速加工ができる。
【0043】
【実施例8】図24および図25は、それぞれ本実施例
の粗研削加工中の正面図および仕上げ加工中の正面図で
ある。 (構成)本実施例は、前記実施例7における総型研削工
具12が、カップ型研削工具11の外側に設けていたも
のを、カップ型研削工具11の内側に設けるように変更
し、エア吸排出装置を廃止し、工具軸部本体18にエア
シリンダ85を設け、前記エアシリンダ85は図示を省
略した電磁弁を介してエアコンプレッサと連結されてい
る点、前記エアシリンダ85はフランジ31の中空部3
1aから移動フランジ21の下面21aを吸引および加
圧する機構になっている点、コレットチャック6の先端
部に電極81を設けた点と、電解ドレッシングするため
の電源84を設けた点と、この電源84の陽極と接続さ
れた陽極ブラシ83をフランジ31の外周面に接触さ
せ、前記電源84の陰極と接続された陰極ブラシ82を
コレットチャック6の外周面に接触させた点が異なり、
他の構成は実施例7と同一構成からなるもので、同一構
成部品には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0044】(作用)本実施例では、粗研削加工におい
ては、図24に示すように、電源84によりフランジ3
1を介して、カップ型研削工具11が印加し、コレット
チャック6を介して電極81が印加する。カップ型研削
工具11と電極81とは、粗研削加工のスパークアウト
時に接触しないように隙間t1 を設け、この隙間t1
もクーラント9を供給することにより、カップ型研削工
具11の加工面11aのボンドが溶出する。これによ
り、ドレッシングを行いながら、粗研削加工を行うこと
ができる。仕上げ加工においては、図25に示すよう
に、総型研削工具12と電極81とは、加工終了時に接
触しない程度に隙間t2 を設け、この隙間t2 にもクー
ラント9を供給することによりドレッシングを行う。こ
れにより、ドレッシングを行いながら、仕上げ加工を行
うことができる。
【0045】(効果)上記加工方法によれば、ドレッシ
ングを行いながら粗研削加工を行えるので、さらに高能
率に加工ができる。また、#数千以上の超砥粒砥石を総
型研削工具として用いる場合においても、目詰まりが発
生せず、高精度で安定した仕上げ加工ができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明の研削方法および
装置によれば、光学素子の研削研磨加工において、工具
の着脱なしに粗研削から仕上げ研削までを高能率で、高
精度に安定して加工ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研削装置を概念的に示す(a)粗研削
加工中の正面図、(b)仕上げ加工中の正面図である。
【図2】本発明の変形例を示す要部正面図である。
【図3】本発明の実施例1の研削装置を示す粗研削加工
中の正面図である。
【図4】同実施例1の研削装置を示す仕上げ加工中の正
面図である。
【図5】同実施例1のカップ型研削工具の変形例を示す
要部正面図である。
【図6】同実施例1の総型研削工具の変形例を示す要部
正面図である。
【図7】本発明の実施例2の研削装置を示す粗研削加工
中の正面図である。
【図8】同実施例2の研削装置を示す仕上げ加工中の正
面図である。
【図9】本発明の実施例3の研削装置を示す粗研削加工
中の正面図である。
【図10】同実施例3の研削装置を示す仕上げ加工中の
正面図である。
【図11】同実施例3のカップ型研削工具の部分上面図
である。
【図12】同実施例3の円柱研削工具の変形例を示す上
面図である。
【図13】本発明の実施例4の研削装置を示す粗研削加
工中の正面図である。
【図14】同実施例4の研削装置を示す仕上げ加工中の
正面図である。
【図15】本発明の実施例5の研削装置を示す粗研削加
工中の正面図である。
【図16】同実施例5の研削装置を示す仕上げ加工中の
正面図である。
【図17】本発明の実施例6の研削装置を示す粗研削加
工中の正面図である。
【図18】同実施例6の研削装置を示す仕上げ加工中の
正面図である。
【図19】同実施例6のカップ型研削工具および総型研
削工具を示す部分上面図である。
【図20】図17におけるX−X線断面矢視図である。
【図21】本発明の実施例7の研削装置を示す粗研削加
工中の正面図である。
【図22】同実施例7の研削装置を示す仕上げ加工中の
正面図である。
【図23】図21におけるY−Y線断面矢視図である。
【図24】本発明の実施例8の研削装置を示す粗研削加
工中の正面図
【図25】同実施例8の研削装置を示す仕上げ加工中の
正面図である。
【図26】従来の研削装置を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1,11 カップ型研削工具 2,12 総型研削工具 3 ワーク 4 保持皿 5 カンザシ 6 コレットチャック 7 ワーク軸部本体 8 ノズル 9 クーラント 10,32 円柱研削工具 13 吸着筒 14 ホルダー 18 工具軸部本体 19 研削工具 41,81 電極 42,82 陰極ブラシ 43,83 陽極ブラシ 44,84 電源

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具回転中心に対して同心に配設された
    複数の研削工具によって加工を行う研削方法において、
    チャックによりワークを保持する工程と、工具軸部によ
    りカップ型研削工具をワークに対して相対的に移動して
    研削する工程と、ワークを加圧し、カップ型研削工具の
    同心に配設された総型研削工具を工具軸部により揺動し
    て研削する工程とからなることを特徴とする研削方法。
  2. 【請求項2】 前記カップ型研削工具および総型研削工
    具で電解インプロセスドレッシングによりドレッシング
    しながら加工を行うことを特徴とする請求項1記載の研
    削方法。
  3. 【請求項3】 工具回転中心に対して同心に配設された
    複数の工具を有する研削装置において、カップ型研削工
    具とその同心に配設された総型研削工具とからなる工具
    と、前記工具を少なくとも回転または揺動させ、ワーク
    に対して相対的に移動するための工具軸部と、ワークを
    チャックし、かつワークを加圧するためのワーク軸部と
    を有することを特徴とする研削装置。
  4. 【請求項4】 前記カップ型研削工具および総型研削工
    具に電解インプロセスドレッシングする手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項3記載の研削装置。
  5. 【請求項5】 複数の研削工具によって加工を行う研削
    方法において、チャックによりワークを保持する工程
    と、工具回転中心に対して同心円上に配設された複数の
    研削工具をワークと相対的に移動して研削する工程と、
    ワークを加圧し、複数の研削工具の回転中心と同心に配
    設された総型研削工具を工具軸部により揺動した研削す
    る工程とからなることを特徴とする研削方法。
  6. 【請求項6】 前記複数の研削工具および総型研削工具
    で電解インプロセスドレッシング法によりドレッシング
    しながら加工を行うことを特徴とする請求項5記載の研
    削方法。
  7. 【請求項7】 複数の工具を有する研削装置において、
    工具回転中心に対して同心円上に配設された複数の研削
    工具とその回転中心と同心に配設された総型研削工具と
    からなる工具と、前記工具を少なくとも回転または揺動
    させ、ワークに対して相対的に移動するための工具軸部
    と、ワークをチャックし、かつワークを加圧するための
    ワーク軸部とを有することを特徴とする研削装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の研削工具および総型研削工具
    に電解インプロセスドレッシングする手段を設けたこと
    を特徴とする請求項7記載の研削装置。
  9. 【請求項9】 工具回転中心に対して同心円上に配設さ
    れた複数の工具を有する研削装置において、カップ型研
    削工具とその同心円上に配設された総型研削工具とから
    なる工具と、前記総型研削工具に圧力をかける加圧機構
    と、前記工具をワークに対して相対的に移動するための
    工具軸部と、ワークを保持するワーク軸部とを有するこ
    とを特徴とする研削装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008260091A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Olympus Corp 研磨装置

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EP0807491A1 (de) * 1996-05-17 1997-11-19 Opto Tech GmbH Halterung für optische Linsen und Verfahren zum Polieren von Linsen
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