JPH07164025A - 圧延ロールの研削方法および装置 - Google Patents

圧延ロールの研削方法および装置

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JPH07164025A
JPH07164025A JP34357393A JP34357393A JPH07164025A JP H07164025 A JPH07164025 A JP H07164025A JP 34357393 A JP34357393 A JP 34357393A JP 34357393 A JP34357393 A JP 34357393A JP H07164025 A JPH07164025 A JP H07164025A
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roll
grinding
grindstone
height
waviness
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JP34357393A
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Shigezo Okamoto
茂蔵 岡本
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール仕上げ面のうねり高さを所定レベル以
下に制御する。 【構成】 圧延用ロール1を回転させながらその外周面
を研削するロール研削方法において、研削中のロール1
表面のうねり高さを検出して監視用モニタ8に表示させ
ると共に、ロール表面のうねり高さが予め定めた設定値
を超えると、砥石の切込み量を制御してうねり高さを低
下させる。 【効果】 研削作業におけるロール表面欠陥の発生が大
幅に低減でき、圧延時のチャタマーク発生を防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧延ロール等の研削
時にロール軸方向の直線状のうねりを抑制し、圧延材に
転写されるチャタマーク状の模様欠陥を防止できる圧延
ロールの研削方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧延ロールは、摩耗や肌荒れが直接製品
に影響を与え、特に表面光沢度が重要視されるブライト
鋼板(鏡面仕上げ)の圧延時に顕著となるため、所定周
期で規定寸法、精度に研削することが行われている。圧
延ロールの研削作業においては、ビビリと呼ばれる自励
振動が発生し、製品の精度を低下させたり、作業上の障
害となるため、ビビリの抑制は重要な課題となってい
る。圧延ロールの仕上げ研削におけるビビリマークは、
仕上げ面において加工方向と同一線上の粗さの変化また
はうねりで、一般に周期的に発生する。ビビリマーク
は、それが圧延した板の表面に転写されて表面品質を著
しく低下させる。
【0003】従来の一般的な圧延ロールの研削工程は、
砥石切込み量、いわゆる砥石電流値が20〜30アンペ
ア(以下Aと表示する)の粗研削を5〜9パス、砥石切
込み量10〜20Aのならし研削を2〜5パス、砥石切
込み量6〜8Aの仕上げ研削を2〜5パス行うのが通例
である。従来、圧延ロールの研削加工仕上げ時の表面性
状、すなわちビビリマーク、送りマーク、チャタマーク
等の欠陥有無の検出は、一般にロール表面を目視により
検査してしている。しかし、目視による欠陥有無の検出
は、数μm〜数十μm程度の模様状の欠陥であればある
程度確認できるが、粗研削時の砥石切込み量が20〜3
0Aと大きい場合に発生するビビリマーク等の確認は可
能であるが、仕上げ研磨時の砥石切込み量が7〜8A程
度で研磨したロール表面上に発生する数μm程度のビビ
リマーク(チャタマーク)状の模様の検出は不可能であ
る。
【0004】圧延ロールの手動研削作業では、砥石切込
み量、砥石回転数、ロール回転数、トラバース量等の研
削条件を種々変化させ、ビビリのない研削条件をオペレ
ータの経験と勘によって見い出し、研削を行っていた。
ビビリのない研削条件は、被研削ロールの材質、形状、
砥石の状態、研削液によって異なる。このように圧延ロ
ールの研削は、ビビリの発生に関与する因子が多岐に亘
っているため、自動研削作業においてビビリの発生を抑
制することは非常に困難である。
【0005】圧延ロールの研削におけるビビリ振動の研
究は、現在まで数多くなされており、ビビリ振動は、被
研削材であるロール表面のうねりによって生じる研削力
の変動周期と砥石−ロール間の相対振動の周期のズレが
原因で機械構造系に供給されるエネルギーが、機械構造
物の減衰能を上回った場合に相対振動の振幅が増大して
いくものと考えられている。つまり、砥石に与えられ
る、言いかえれば研磨機構造系に与えられるエネルギー
の方が、研削で消費されるエネルギーよりも大きくな
リ、この時自励振動が発生する。したがって、砥石−ロ
ール間の相対振動の周期を人為的に乱すことによって、
ビビリを抑制することが可能である。
【0006】従来、圧延ロールの研削におけるビビリ防
止対策としては、被加工物の基準回転速度設定部と、同
設定部に設定されている基準回転速度を基準として被加
工物の回転速度を増減させるための速度制御信号を生ず
る関数発生部と、同関数発生部を砥石のトラバース、被
加工物の回転または時間に応じて作動させる関数発生部
作動手段とを備えた圧延ロール等の自動研削装置(特開
昭57−156156号公報)が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭57−15
6156号公報に開示の装置は、被加工物の回転速度を
砥石のトラバース、被加工物の回転または時間に応じて
連続的に増減させ、ビビリが発生してもその周期を少し
ずつずらせることによって、ビビリの影響をより小さく
抑えるものであって、ビビリの本質的な原因である砥石
−ロール間の相対振動に影響を与える砥石の回転数、切
込み量および送り速度は制御されておらず、ビビリの本
質的原因についての対策ではないため、不完全なビビリ
抑制に終わっている。
【0008】この発明の目的は、従来技術の欠点を解消
し、研削中におけるロール仕上げ面のうねり高さを検出
し、そのうねり高さを所定レベル以下に制御できるロー
ル研削方法および装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく種々試験検討を行った。その結果、圧延ロ
ールの研削作業において、ロール仕上げ面のうねり高さ
が研削時の砥石切込み量に関係することを見い出した。
すなわち、研削工程における粗研削の段階で砥石切込み
量を25〜30Aにすると、ロール仕上げ面のうねり高
さが25μm程度、砥石切込み量が20〜25Aでは、
20μm程度になること、仕上げ研削時のうねり高さ
は、砥石切込み量を25〜30Aにすると、ロール仕上
げ面のうねり高さが3μm程度、砥石切込み量が20〜
25Aでは、23μm程度である。このように研削加工
初期段階での砥石切込み量を変化させることによって、
ロール仕上げ面のうねり高さが変化することが判明し
た。したがって、ロール仕上げ面のうねり高さを検出し
てモニターに表示させると共に、ロール仕上げ面のうね
り高さに応じて砥石切込み量を制御することによって、
オペレータの個人差ならびに目視観察における検出精度
の限界による欠陥を解消できることを究明し、この発明
に到達した。
【0010】すなわちこの発明は、圧延用ロールを回転
させながらその外周面を研削するロール研削方法におい
て、研削中のロール仕上げ面のうねり高さを検出して監
視用モニタに表示すると共に、ロール表面のうねり高さ
が予め定めた設定値を超えると、砥石の切込み量を低減
させてうねり高さを設定値以下に低下させることを特徴
とする圧延ロールの研削方法である。
【0011】また、圧延用ロールを回転させながらその
外周面を研削するロール自動研削装置において、研削機
の砥石往復台にロール表面と所定間隔で非接触型距離計
を設置し、該非接触型距離計により検出した研削中のロ
ール表面のうねり歪変化量をうねり高さに変換して表示
する監視用モニタを設け、前記非接触型距離計から入力
されるロール表面のうねり高さと予め定めた設定値を比
較演算し、ロール表面のうねり高さが設定値を超えると
砥石の切込み量を制御する制御装置を設けたことを特徴
とする圧延ロールの研削装置である。
【0012】
【作用】この発明においては、研削中のロール仕上げ面
のうねり高さを検出して監視用モニタに表示すると共
に、ロール表面のうねり高さが予め定めた設定値を超え
ると、砥石の切込み量を低減させてうねり高さを設定値
以下に低下させることによって、ロール仕上げ面のうね
り高さが予め定めた設定値を超えると、砥石切込み量が
制御され、ロール表面のうねり高さが設定値以下に低減
される。手動研削の場合は、オペレータが監視用モニタ
に表示された研削中のロール仕上げ面のうねり高さを監
視し、ロール仕上げ面のうねり高さが予め定めた設定値
を超えると、砥石切込み量を低減することによって、ロ
ール表面のうねり高さを設定値以下に低減するのであ
る。また、自動研削の場合は、研削中のロール仕上げ面
のうねり高さを検出して砥石の切込み量を制御する制御
装置に出力し、予め定めた設定値と比較演算し、ロール
表面のうねり高さが予め定めた設定値を超えると、砥石
の切込み量を制御することによって、ロール表面のうね
り高さを設定値以下に低減するのである。
【0013】また、この発明においては、研削機の砥石
往復台にロール表面と所定間隔で非接触型変位センサを
設置し、該非接触型変位センサにより検出した研削中の
ロール仕上げ面のうねり歪変化量をうねり高さに変換し
て表示する監視用モニタを設け、前記非接触型距離計か
ら入力されるロール仕上げ面のうねり高さと予め定めた
設定値を比較演算し、ロール仕上げ面のうねり高さが設
定値を超えると砥石の切込み量を制御する研削制御装置
を設けたことによって、研削作業が開始されると、研削
中のロール仕上げ面のうねり歪変化量が非接触型変位セ
ンサにより検出され、研削制御装置に出力される。研削
制御装置は入力される研削中のロール仕上げ面のうねり
歪変化量をうねり高さに変換して監視用モニタに表示す
ると共に、ロール仕上げ面のうねり高さと予め定めた設
定値を比較演算し、設定値以下であれば砥石の切込み量
は変化させないが、設定値を超えると、ロール仕上げ面
のうねり高さが設定値内に収まるよう砥石切込み量を制
御する。すなわち、砥石制御装置に指令を与え、砥石切
込み量を低減し、ロール仕上げ面のうねり高さが設定値
内に収まるまで一定回数この操作を繰り返す。万一、一
定回数までにロール仕上げ面のうねり高さが設定値内に
収まらない場合は、警報を発して自動停止する。
【0014】この発明におけるロール仕上げ面のうねり
歪を検出する非接触型変位センサとしては、ロール仕上
げ面円周方向のうねり1μm以上の変位量を検出できる
ものであればよく、特に限定されないが、渦電流式変位
センサまたはレーザー式距離計を用いるのが得策であ
る。非接触型変位センサとロール表面間の距離は、使用
する非接触型変位センサの測定範囲によって決定され、
例えば、測定範囲0〜2mmの渦電流式変位センサを用
いる場合は、1〜2mmで設置する。
【0015】
【実施例】
実施例1 以下にこの発明の詳細を実施の一例を示す図1ないし図
3に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施例を示
す制御ブロック図、図2は図1の制御装置での制御手順
を示すフローチャートである。図1において、1は被研
削材の圧延ロールで、図示しない受台に回転可能に支持
され、モータにより回転する。2は研削装置、3は研削
装置2の砥石で、砥石台4の移動によって圧延ロールに
沿ってトラバースすると共に、トラバース方向と直角方
向に切込み送りを与えられるよう構成されている。5は
砥石台4に設けた圧延ロール1の研削中の仕上げ面のう
ねり歪変位量を検出する渦電流式変位センサで、圧延ロ
ール1表面と所定間隔で設置され、圧延ロール1の仕上
げ面のうねり歪変位量を研削制御装置6に出力する。7
は研削制御装置8からの指令に基づいて砥石3の回転速
度、切込み量または送り速度を制御する研削制御部、8
は圧延ロール1の研削中の仕上げ面のうねり高さを表示
する監視用モニタ、9は研削制御装置8に設定値等を入
力する操作卓である。
【0016】研削制御装置6は、図2に示すとおり、渦
電流式変位センサ5から入力される圧延ロール1の研削
中のロール仕上げ面のうねり歪変位量をロール仕上げ面
のうねり高さHに変換して監視用モニタ8に表示すると
共に、予め定めた設定値H0と比較し、H0>Hであれ
ば、研削装置2が正常に研削作業を行っていると判断し
スタートに戻る。一方、H0<Hの場合は、ロール仕上
げ面のうねり高さが増大している、つまり砥石切込み量
が多すぎると判断し、H−H0=H1の値に比例した信号
を研削制御部9に出力し、砥石3の切込み量を低減させ
るよう構成されている。この制御は、H0>Hとなるま
で予め定めた一定回数(X)繰返えされ、予め定めた一
定回数繰返えした後もH0<Hの場合は、研削装置2の
制御のみでは抑制できないと判断し、警報を発すると共
に、全駆動系を緊急停止するよう構成されている。
【0017】上記のとおり構成したことによって、圧延
ロール1を研削するに際し、砥石3による圧延ロール1
の研削が開始されると、研削制御装置6は、渦電流式変
位センサ5から入力される圧延ロール1の研削中のロー
ル仕上げ面のうねり歪変位量を、ロール仕上げ面のうね
り高さHに変換して監視用モニタ8に表示すると共に、
予め定めた設定値H0と比較し、H0>Hであれば、研削
装置2が正常に研削作業を行っていると判断しスタート
に戻る。一方、H0<Hの場合は、ロール仕上げ面のう
ねり高さが増大している、つまり砥石切込み量が多すぎ
ると判断し、Hの値に比例した信号を研削制御部9に出
力し、砥石3の切込み量を低減させるよう構成されてい
る。この制御は、H0>Hとなるまで予め定めた一定回
数(X)繰返えされ、予め定めた一定回数繰返えした後
もH0<Hの場合は、研削装置2の制御のみでは抑制で
きないと判断し、警報を発すると共に、全駆動系を緊急
停止する
【0018】したがって、圧延ロール1の研削作業中に
ロール仕上げ面のうねり高さHが設定値H0を超える
と、研削制御装置6は自動的にロール仕上げ面のうねり
高さHが設定値H0以下に低減するよう研削制御部7に
H−H0=H1に見合う信号を出力し、砥石3の切込み量
が制御される。このため、自動研削中もビビリ等による
ロール仕上げ面のうねり高さHが設定値H0を超えない
よう防止される。また、監視用モニタ8には、ロール仕
上げ面のうねり高さHが常時表示されるから、ロール仕
上げ面のチェックのための時間が必要なく、研削作業時
間全体を短縮でき、研削作業能率の向上を図ることがで
きる。また、砥石3の切込み量の制御を一定回数X繰返
えした後も、研削装置2の制御のみではビビリの発生を
抑制できない場合は、砥石3の目詰まり、すなわち砥石
3の寿命を意味するので、砥石3の取替え時期を的確に
把握でき、研削装置2の保守が容易となる。
【0019】実施例2 実施例1のロール研削装置を使用し、外径450mm、
幅2100mm、材質5%Cr鍛造鋼からなる圧延ロー
ルを、粗研削時の砥石切込み量を15A、20A、25
A、30Aに変化させ、粗研削後の各ロール仕上げ面の
うねり高さを渦電流式変位センサにより測定した。ま
た、粗研削後の各ロールをならし研削したのち、砥石切
込み量7Aで仕上げ研削し、仕上げ研削後の各ロール仕
上げ面のうねり高さを渦電流式変位センサにより測定し
た。その結果を表1、図6に示す。なお、粗研削、なら
し研削、仕上げ研削におけるロール回転数は22rp
m、砥石回転数は520rpmで、トラバース量は、粗
研削時が2000mm/min、仕上げ研削時は100
mm/minとした。また、砥石切込み量30A、20
Aで粗研削時のロール仕上げ面のうねり高さのチャート
を図3、図4に、砥石切込み量20Aで粗研削したの
ち、ならし研削し、砥石切込み量7Aで仕上げ研削時の
うねり高さのチャートを図5に示す。
【0020】
【表1】
【0021】表1および図6に示すとおり、粗研削の段
階でのロール仕上げ面のうねり高さを20μm以下とな
るよう砥石切込み量20A以下で粗研削することによっ
て、仕上げ研削後のロール仕上げ面のうねり高さを2μ
mとすることができ、圧延段階におけるチャタマークの
発生を防止できる。
【0022】実施例3 実施例1のロール研削装置を使用し、外径450mm、
幅2100mm、材質5%Cr鍛造鋼からなる圧延ロー
ルを、表2示す研削条件で研削した従来例の場合と、渦
電流式変位センサによりロール仕上げ面のうねり高さを
検出し、その結果に基いて、砥石切込み量を制御した本
発明例の場合について、ロール仕上げ面のうねり高さと
山のピッチを測定した。その結果を表3に示す。なお、
本発明例にいても、ロール回転数、砥石回転数、トラバ
ース量については、従来例と同一である。また、研削し
た圧延ロールを使用して圧延した場合におけるチャタマ
ークの有無を目視観察したところ、従来例においては、
チャタマークの転写が認められたが、本発明例ではチャ
タマークの転写は見られなかった。
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】表3に示すとおり、本発明例によれば、粗
研削におけるロール仕上げ面のうねり高さが20μm以
下に抑制され、仕上げ研削後のロール仕上げ面のうねり
高さも2μmで、前記したとおり、圧延時におけるチャ
タマークの転写は見られなかった。これに対し、従来例
の場合は、粗研削におけるロール仕上げ面のうねり高さ
が25μmで、仕上げ研削後のロール仕上げ面のうねり
高さも3μmで、前記したとおり、圧延時におけるチャ
タマークの転写が確認された。
【0026】
【発明の効果】以上述べたとおり、この発明によれば、
圧延ロールの研削作業において、ロール仕上げ面のうね
り高さを検出して常に設定値以下となるよう砥石切込み
量を制御するから、研削作業におけるロール表面欠陥の
発生が大幅に低減できると共に、研削作業時間を短縮で
き、作業能率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す制御ブロック図であ
る。
【図2】図1の制御装置での制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図3】実施例2における粗研削時の砥石切込み量30
Aの場合のロール仕上げ面のうねり高さのチャート図で
ある。
【図4】実施例2における粗研削時の砥石切込み量20
Aの場合のロール仕上げ面のうねり高さのチャート図で
ある。
【図5】実施例2における仕上げ研削時の砥石切込み量
7Aの場合のロール仕上げ面のうねり高さのチャート図
である。
【図6】実施例2における粗研削時の砥石切込み量
(A)と粗研削後および仕上げ研削後のロール仕上げ面
のうねり高さとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 圧延ロール 2 研削装置 3 砥石 4 砥石台 5 渦電流式変位センサ 6 研削制御装置 7 研削制御部 8 監視用モニタ 9 操作卓 H うねり高さ H0 設定値

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延用ロールを回転させながらその外周
    面を研削するロール研削方法において、研削中のロール
    表面のうねり高さを検出して監視用モニタに表示させる
    と共に、ロール表面のうねり高さが予め定めた設定値を
    超えると、砥石の切込み量を制御してうねり高さを低下
    させることを特徴とする圧延ロールの研削方法。
  2. 【請求項2】 圧延用ロールを回転させながらその外周
    面を研削するロール自動研削装置において、研削機の砥
    石往復台にロール表面と所定間隔で非接触型変位センサ
    を設置し、該非接触型変位センサから入力される研削中
    のロール仕上げ面のうねり高さを監視用モニタに表示す
    ると共に、ロール仕上げ面のうねり高さと予め定めた設
    定値を比較演算し、ロール仕上げ面のうねり高さが設定
    値を超えると砥石の切込み量を制御する研削制御部を設
    けたことを特徴とする圧延ロールの研削装置。
JP34357393A 1993-12-15 1993-12-15 圧延ロールの研削方法および装置 Pending JPH07164025A (ja)

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