JPH07164018A - 板材の接合方法 - Google Patents

板材の接合方法

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Publication number
JPH07164018A
JPH07164018A JP34101293A JP34101293A JPH07164018A JP H07164018 A JPH07164018 A JP H07164018A JP 34101293 A JP34101293 A JP 34101293A JP 34101293 A JP34101293 A JP 34101293A JP H07164018 A JPH07164018 A JP H07164018A
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JP
Japan
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joint surfaces
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plate
rough rolled
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Withdrawn
Application number
JP34101293A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanji Hayashi
寛治 林
Akio Kuroda
彰夫 黒田
Kazuo Morimoto
和夫 森本
Kazuya Tsurusaki
一也 鶴崎
Hideyuki Nikaido
英幸 二階堂
Takeshi Hirabayashi
毅 平林
Hirosuke Yamada
博右 山田
Toshiaki Amagasa
敏明 天笠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd, Kawasaki Steel Corp filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP34101293A priority Critical patent/JPH07164018A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続圧延設備における板材の接合方法に関す
るもので、従来の方法では困難であった接合面の板幅方
向両端部を加熱することが可能となり板幅方向全幅を所
要の温度に昇温でき、先行板材の後端部と後行板材の先
端部とを完全に接合することを目的としている。 【構成】 先行粗圧延材9aの後端部と後行粗圧延材9
bの先端部とをまず双方の接合面9cで接触させ、この
双方の接合面の板幅方向両端部に渦電流10を高周波コ
イル6から発生させて主に板幅方向両端部を予め加熱し
たのち両圧延材9a,9bを分離し、この分離した双方
の接合面に渦電流を発生させて主に中央部を加熱する。
その後双方の接合面を再び接触させて加圧し、完全に接
合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続圧延設備におけ
る、板材の接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、板材接合装置の一例である、連
続熱間圧延設備の粗圧延材接合装置による従来の粗圧延
材の接合方法を示す平面図、図6は図5の正面図であ
る。
【0003】これらの図において、1は入側フレームで
あり、水平方向に配置された油圧シリンダ4によって圧
延方向に移動するように装設され、その上部及び下部に
はクランプ3が垂直方向に配置された油圧シリンダ2を
介して装着されている。5は出側フレームであり、入側
フレーム1の出側に固設され、その上部及び下部にはク
ランプ3が油圧シリンダ2を介して装着されている。6
は略コ字状の高周波コイルであり、入側フレーム1と出
側フレーム2との間に固設されている。
【0004】粗圧延材の接合に際しては、先づ先行粗圧
延材9aの後端部及び後行粗圧延材9bの先端部の双方
の接合面9cを、図5に示すように少し離して高周波コ
イル6の略コ字状内に設定し、各々のクランプ3及び油
圧シリンダ2によって入側フレーム1及び出側フレーム
2にそれぞれ固定する。
【0005】次に、高周波コイル6によって渦電流20
を発生させて双方の接合面9c近傍に周回させ、そのジ
ュール熱によってその双方の接合面9cを板幅方向全幅
にわたって加熱する。
【0006】次に、後行粗圧延材9bを、入側フレーム
1、油圧シリンダ2及びクランプ3を介して油圧シリン
ダ4によって水平方向に移動し、その先端部と先行板材
9aの後端部の接合面9cとを接触させて加圧し、先行
粗圧延材9aと後行粗圧延材9bとを接合し、連続熱間
圧延のために図示しない仕上圧延機に供給する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】先行粗圧延材9aと後
行粗圧延材9bとの熱間接合においては、その板幅方向
両端部の接合が特に重要である。
【0008】ところが前述のような従来の接合方法で
は、双方の接合面9cを離して渦電流20を先行粗圧延
材9aの後端部及び後行粗圧延材9bの先端部にそれぞ
れ周回させるので、先行粗圧延材9a及び後行粗圧延材
9bの双方の接合面9cの板幅方向両端部(各々のコー
ナ部)を渦電流20が周回しなくて所要の温度に昇温せ
ず、油圧シリンダ4によって加圧してもその接合部が接
合不良になる不具合があった。
【0009】本発明は上記不具合を解消する新たな板材
の接合方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の構成として本発明による板材の接合方法は、直線状に
成形した先行板材の後端部接合面と後行板材の先端部接
合面とを接触させ、その板幅方向全幅に設定した誘導コ
イルにより発生する渦電流が前記接触部の板幅方向両端
部を集中的に通過するように周回させて前記双方の接合
面の板幅方向両端部を予め加熱し、この双方の接合面を
分離して前記誘導コイルから発生する渦電流をこの双方
の接合面の近傍に周回させてこの双方の接合面の板幅方
向両端部以外を加熱した後、この双方の接合面を再度接
触させ、加圧して接合することを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】上記のように構成した本発明の板材の接合方法
は、両粗圧延材の接合に際し、まず先行板材の後端部と
後行板材の先端部とを接触させ、この接触させた双方の
接合面の板幅方向両端部に渦電流を周回させて主に板幅
方向両端部を予め加熱した後、前記後端部と先端部とを
分離し、この分離した双方の接合面に渦電流をそれぞれ
周回させて前記各々の接合面の中央部(板幅方向両端部
以外)の昇温不足部をそれぞれ加熱して前記双方の接合
面の全幅にわたって所要の温度にそれぞれ昇温し、この
双方の接合面を再び接触させて加圧し、この接合部を完
全に接合する。
【0012】
【実施例】以下図面により本発明の1実施例方法につい
て説明する。図1は従来の装置と同一の連続熱間圧延設
備の粗圧延材接合装置によって本発明方法により初回の
加熱をしている状態を示す平面図、図2は初回の加熱に
おける接合面の渦電流密度及び温度分布を示す説明図、
図3は2回目の加熱における接合面の渦電流密度及び温
度分布を示す説明図である。また図4は初回と2回目の
加熱における接合面の最終温度分布を示す説明図であ
る。
【0013】なお、本実施例において使用する装置は従
来の装置と同一であるので、その構成の説明を省略す
る。
【0014】図1に示すように、先行粗圧延材9aと後
行粗圧延材9bとを各々の垂直方向に配した油圧シリン
ダ2及びクランプ3によって入側フレーム1及び出側フ
レーム5にそれぞれ固定し、水平方向に配置した油圧シ
リンダ4によって入側フレーム1、油圧シリンダ2、ク
ランプ3を介して後行粗圧延材9bを水平方向に移動し
て双方の接合面9cを密着させ、高周波コイル6から渦
電流10を発生させてこの密着部に周回させ、双方の接
合面9cの主に板幅方向両端部をそれぞれ予め加熱す
る。
【0015】この場合の接合面9cの板幅方向における
渦電流密度i=C・exp(−x/δ)及び昇温量ΔT
の分布は図2に示すようになる。(C:定数、δ:渦電
流の浸透深さ、x:板端部からの板幅方向距離)。
【0016】次に、油圧シリンダ4によって後行粗圧延
材9bを移動し、さきに説明した従来の技術の図5に示
すように、双方の接合部9cを分離して高周波コイル6
により渦電流20を発生させて各々の接合部9c近傍に
周回させ、初回に加熱した両端部以外の中央部を主に加
熱する。
【0017】この場合の接合面9cの板幅方向における
渦電流密度及び昇温量ΔTの分布は図3に示すようにな
り、初回及び2回目の加熱による接合面9cの最終温度
分布は図4に示すように板幅方向全幅にわたってほぼ均
一になる。
【0018】このようにして、双方の接合部9cの全域
を所要の温度に加熱して油圧シリンダ4によって加圧
し、先行粗圧延材9aと後行粗圧延材9bとを完全に接
合する。
【0019】以上本発明の1実施例について縷々説明し
たが、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、本
発明技術思想の範囲内において変更が可能であり、それ
らは何れも本発明の技術的範囲に属する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の板材の接合
方法によれば、接合に際し、まず先行板材の後端部と後
行板材の先端部とを接触させ、この接触させた双方の接
合面の板幅方向両端部に渦電流を周回させて予め加熱し
た後ついで前記後端部と先端部とを分離し、この分離し
た双方の接合面に渦電流をそれぞれ周回させ、双方の接
合面の板幅方向両端部以外の昇温不足部をそれぞれ加熱
することにより、従来の接合方法では困難であった接合
面の板幅方向両端部を加熱することが可能になり、板幅
方向全幅にわたって所要の温度に昇温することができ
る。従って、先行板材の後端部と後行板材の先端部とを
完全に接合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明板材接合方法における初回の加熱をして
いる状態を示す粗圧延材接合装置の平面図である。
【図2】本発明の初回の加熱における接合面の渦電流密
度及び温度分布を示す説明図である。
【図3】本発明の2回目の加熱における接合面の渦電流
密度及び温度分布を示す説明図である。
【図4】本発明の初回と2回目の加熱における接合面の
最終温度分布を示す説明図である。
【図5】図1の粗圧延材接合装置と同一の装置による従
来の粗圧延材の接合方法を示す平面図である。
【図6】図5の正面図である。
【符号の説明】
1 入側フレーム 2,4 油圧シリンダ 3 クランプ 5 出側フレーム 6 高周波コイル 9a 先行粗圧延材 9b 後行粗圧延材 9c 接合面 10,20 渦電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 彰夫 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 森本 和夫 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 鶴崎 一也 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 二階堂 英幸 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)発明者 平林 毅 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)発明者 山田 博右 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)発明者 天笠 敏明 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状に成形した先行板材の後端部接合
    面と後行板材の先端部接合面とを接触させ、その板幅方
    向全幅に設定した誘導コイルにより発生する渦電流が前
    記接触部の板幅方向両端部を集中的に通過するように周
    回させて前記双方の接合面の板幅方向両端部を予め加熱
    し、次にこの双方の接合面を分離して前記誘導コイルか
    ら発生する渦電流をこの双方の接合面の近傍に周回させ
    てこの双方の接合面の板幅方向両端部以外を加熱した
    後、この双方の接合面を再度接触させ、加圧して接合す
    ることを特徴とする板材の接合方法。
JP34101293A 1993-12-10 1993-12-10 板材の接合方法 Withdrawn JPH07164018A (ja)

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JP34101293A JPH07164018A (ja) 1993-12-10 1993-12-10 板材の接合方法

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JP34101293A JPH07164018A (ja) 1993-12-10 1993-12-10 板材の接合方法

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JPH07164018A true JPH07164018A (ja) 1995-06-27

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JP34101293A Withdrawn JPH07164018A (ja) 1993-12-10 1993-12-10 板材の接合方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150079840A (ko) 2013-03-15 2015-07-08 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 열연 강판의 제조 방법

Cited By (1)

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