JPH07163947A - ビデオコーティング装置 - Google Patents

ビデオコーティング装置

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JPH07163947A
JPH07163947A JP5316598A JP31659893A JPH07163947A JP H07163947 A JPH07163947 A JP H07163947A JP 5316598 A JP5316598 A JP 5316598A JP 31659893 A JP31659893 A JP 31659893A JP H07163947 A JPH07163947 A JP H07163947A
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JP
Japan
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user code
image
area
input
code
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Pending
Application number
JP5316598A
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English (en)
Inventor
Ryosuke Hiramatsu
良介 平松
Hitoshi Yoneda
等 米田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/98Detection or correction of errors, e.g. by rescanning the pattern or by human intervention; Evaluation of the quality of the acquired patterns
    • G06V10/987Detection or correction of errors, e.g. by rescanning the pattern or by human intervention; Evaluation of the quality of the acquired patterns with the intervention of an operator

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Theoretical Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】オペレータが効率よく短時間で疲労が少ない操
作でコード化できるビデオコーティング装置を提供す
る。 【構成】郵便物の全体画像を取込み、それを読取部に入
力して郵便物上の利用者コードを読取り、その利用者コ
ードに対応したバーコード情報を郵便物に印刷し、その
バーコード情報により郵便物を区分するものにおいて、
上記読取部で利用者コードが読取れなかった郵便物の全
体画像、その画像に対する上記読取部の認識結果である
利用者コード記載候補領域情報を画像入力部31で入力す
る。表示部32は、この全体画像および利用者コード記載
候補領域情報を表示する。この表示された画像を目視
し、利用者コード記載候補領域情報により利用者コード
記載領域を指定する。自動コード化部35は、この指定領
域内の画像を全体画像から抽出し、この抽出した画像情
報を利用者コードに変換して記憶部34に一時記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、郵便物上に
あらかじめ設定された利用者コード指定記載領域内に記
載される宛名住所を示す利用者コードを読取り、この読
取った利用者コードに対応したバーコード情報を郵便物
上に印刷し、そのバーコード情報に基づき郵便物を区分
処理する郵便物処理装置において、利用者コードを読取
れなかった郵便物について、表示されたその全体画像を
目視しながら、オペレータが利用者コード記載領域を指
定することにより、その利用者コード記載領域内の画像
を自動的に利用者コードに変換し、それを対応するバー
コード情報に変換して郵便物上に印刷することにより、
そのバーコード情報によって郵便物を区分処理するため
のビデオコーディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ビデオコーディング装置を併用す
る郵便物処理装置が開発されている。この種の郵便物処
理装置は、たとえば、郵便物上に記載された宛名情報
(郵便番号、住所情報)を光学的文字読取装置によって
読取り、それを対応するバーコード情報に変換して郵便
物上に印刷することにより、そのバーコード情報によっ
て郵便物を配達区域ごとに区分処理する。
【0003】宛名情報を読取ることのできなかった郵便
物については、その全体画像をビデオコーディング装置
の表示部に表示し、オペレータがその表示画面を目視し
ながら宛名情報を入力し、それを対応するバーコード情
報に変換して郵便物上に印刷することにより、そのバー
コード情報によって郵便物を区分処理するものである。
これにより、光学的文字読取装置による機械区分の限界
を補うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のビデ
オコーディング装置にあっては、宛名情報を読取れなく
てリジェクトされた郵便物の宛名情報を、オペレータが
その全体画像を読取って、全て入力してコード化してい
た。したがって、効率が悪く、長時間の作業で疲労が重
なり、ミスが生じていた。そこで、本発明は、オペレー
タが効率よく短時間で疲労が少ない操作でコード化でき
るビデオコーティング装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のビデオコーティ
ング装置は、あらかじめ設定された利用者コード指定記
載領域内に宛名住所を示す利用者コードが記載される郵
便物上の全体画像を取込み、この取込んだ画像を認識手
段に入力し、その画像に基づき前記郵便物上の利用者コ
ードを認識し、この認識した利用者コードに対応した所
定のコード情報を郵便物に付与することにより、そのコ
ード情報によって郵便物を処理するものにおいて、前記
認識手段で認識することができなかった郵便物の全体画
像、および、その画像に対する前記認識手段の認識結果
である利用者コード指定記載領域以外の利用者コード記
載候補領域情報を入力する入力手段と、この入力手段で
入力された郵便物の全体画像を表示するとともに、この
表示画像に対して前記入力手段で入力された利用者コー
ド記載候補領域情報を表示する表示手段と、この表示手
段に表示された郵便物の全体画像を目視しながら、同時
に表示される利用者コード記載候補領域情報に基づき利
用者コード記載領域を指定する指定手段と、この指定手
段で指定された利用者コード記載領域内の画像を前記入
力手段で入力された郵便物の全体画像から抽出し、この
抽出した画像を所定のコード情報にコード化するコード
化手段とを具備している。
【0006】また、本発明のビデオコーティング装置
は、あらかじめ設定された利用者コード指定記載領域内
に宛名住所を示す利用者コードが記載される郵便物上の
全体画像を取込み、この取込んだ画像を認識手段に入力
し、その画像に基づき前記郵便物上の利用者コードを認
識し、この認識した利用者コードに対応した所定のコー
ド情報を郵便物に付与することにより、そのコード情報
によって郵便物を処理するものにおいて、前記認識手段
で認識することができなかった郵便物の全体画像、およ
び、その画像に対する前記認識手段の認識結果である利
用者コード指定記載領域以外の利用者コード記載候補領
域情報を入力する入力手段と、この入力手段で入力され
た郵便物の全体画像を表示するとともに、この表示画像
に対して前記入力手段で入力された利用者コード記載候
補領域情報を矩形枠によって表示する表示手段と、この
表示手段に表示された郵便物の全体画像を目視しなが
ら、同時に表示される利用者コード記載領域を含む矩形
枠の対角線上の2頂点を指定することにより、利用者コ
ード記載領域を指定する指定手段と、この指定手段で指
定された利用者コード記載領域内の画像を前記入力手段
で入力された郵便物の全体画像から抽出し、この抽出し
た画像を所定のコード情報にコード化するコード化手段
とを具備している。
【0007】また、本発明のビデオコーティング装置
は、あらかじめ設定された利用者コード指定記載領域内
に宛名住所を示す利用者コードが記載される郵便物上の
全体画像を取込み、この取込んだ画像を認識手段に入力
し、その画像に基づき前記郵便物上の利用者コードを認
識し、この認識した利用者コードに対応した所定のコー
ド情報を郵便物に付与することにより、そのコード情報
によって郵便物を処理するものにおいて、前記認識手段
で認識することができなかった郵便物の全体画像、およ
び、その画像に対する前記認識手段の認識結果である利
用者コード指定記載領域以外の利用者コード記載候補領
域情報を入力する入力手段と、この入力手段で入力され
た郵便物の全体画像を表示するとともに、この表示画像
に対して前記入力手段で入力された利用者コード記載候
補領域情報を矩形枠によって表示する表示手段と、この
表示手段に表示された郵便物の全体画像を目視しなが
ら、同時に表示される利用者コード記載領域を含む矩形
枠の対角線上の2頂点を指定することにより、利用者コ
ード記載領域を指定する指定手段と、この指定手段で指
定された利用者コード記載領域内の画像を前記入力手段
で入力された郵便物の全体画像から抽出し、かつ、前記
指定手段における2頂点の指定順番に基づき利用者コー
ドの記載方向を認識し、この認識した記載方向に基づき
前記抽出した画像を所定のコード情報にコード化するコ
ード化手段とを具備している。
【0008】また、本発明のビデオコーティング装置
は、あらかじめ設定された利用者コード指定記載領域内
に宛名住所を示す利用者コードが記載される郵便物上の
全体画像を取込み、この取込んだ画像を認識手段に入力
し、その画像に基づき前記郵便物上の利用者コードを認
識し、この認識した利用者コードに対応した所定のコー
ド情報を郵便物に付与することにより、そのコード情報
によって郵便物を処理するものにおいて、前記認識手段
で認識することができなかった郵便物の全体画像、およ
び、その画像に対する前記認識手段の認識結果である利
用者コード指定記載領域以外の利用者コード記載候補領
域情報を入力する入力手段と、この入力手段で入力され
た郵便物の全体画像を表示するとともに、この表示画像
に対して、既に処理済の前郵便物に対する指定結果であ
る利用者コード記載領域情報を表示する表示手段と、こ
の表示手段に表示された郵便物の全体画像を目視しなが
ら、同時に表示される前郵便物の利用者コード記載領域
情報を表示画面上で移動操作することにより、利用者コ
ード記載領域を指定する指定手段と、この指定手段で指
定された利用者コード記載領域内の画像を前記入力手段
で入力された郵便物の全体画像から抽出し、この抽出し
た画像を所定のコード情報にコード化するコード化手段
とを具備している。
【0009】また、本発明のビデオコーティング装置
は、あらかじめ設定された利用者コード指定記載領域内
に宛名住所を示す利用者コードが記載される郵便物上の
全体画像を取込み、この取込んだ画像を認識手段に入力
し、その画像に基づき前記郵便物上の利用者コードを認
識し、この認識した利用者コードに対応した所定のコー
ド情報を郵便物に付与することにより、そのコード情報
によって郵便物を処理するものにおいて、前記認識手段
で認識することができなかった郵便物の全体画像、およ
び、その画像に対する前記認識手段の認識結果である利
用者コード指定記載領域以外の利用者コード記載候補領
域情報を入力する入力手段と、この入力手段で入力され
た郵便物の全体画像を表示するとともに、この表示画像
に対して前記入力手段で入力された利用者コード記載候
補領域情報を矩形枠によって表示する表示手段と、この
表示手段に表示された郵便物の全体画像を目視しなが
ら、同時に表示される利用者コード記載候補領域の矩形
枠において、利用者コード記載領域と宛名住所領域の境
界線と、前記利用者コード記載候補領域の矩形枠との交
点の一方を指定することにより、利用者コード記載領域
を指定する指定手段と、この指定手段で指定された利用
者コード記載領域内の画像を前記入力手段で入力された
郵便物の全体画像から抽出し、この抽出した画像を所定
のコード情報にコード化するコード化手段とを具備して
いる。
【0010】また、本発明のビデオコーティング装置
は、あらかじめ設定された利用者コード指定記載領域内
に宛名住所を示す利用者コードが記載される郵便物上の
全体画像を取込み、この取込んだ画像を認識手段に入力
し、その画像に基づき前記郵便物上の利用者コードを認
識し、この認識した利用者コードに対応した所定のコー
ド情報を郵便物に付与することにより、そのコード情報
によって郵便物を処理するものにおいて、前記認識手段
で認識することができなかった郵便物の全体画像、およ
び、その画像に対する前記認識手段の認識結果である利
用者コード指定記載領域以外の利用者コード記載候補領
域情報を入力する入力手段と、この入力手段で入力され
た郵便物の全体画像を表示するとともに、この表示画像
に対して前記入力手段で入力された利用者コード記載候
補領域情報を矩形枠によって表示する表示手段と、この
表示手段に表示された郵便物の全体画像を目視しなが
ら、同時に表示される利用者コード記載候補領域の矩形
枠において、利用者コード記載領域と宛名住所領域の境
界線と、前記利用者コード記載候補領域の矩形枠との交
点の一方を指定することにより、利用者コード記載領域
を指定する指定手段と、この指定手段で指定された利用
者コード記載領域内の画像を前記入力手段で入力された
郵便物の全体画像から抽出し、かつ、前記指定手段にお
ける指定位置に基づき利用者コードの記載方向を認識
し、この認識した記載方向に基づき前記抽出した画像を
所定のコード情報にコード化するコード化手段とを具備
している。
【0011】さらに、本発明のビデオコーティング装置
は、料額印面の位置に隣接する位置に、あらかじめ設定
された利用者コード指定記載領域内に宛名住所を示す利
用者コードが記載される郵便物上の全体画像を取込み、
この取込んだ画像を認識手段に入力し、その画像に基づ
き前記郵便物上の利用者コードを認識、この認識した利
用者コードに対応した所定のコード情報を郵便物に付与
することにより、そのコード情報によって郵便物を処理
するものにおいて、前記認識手段で認識することができ
なかった郵便物の全体画像、および、その画像に対する
前記認識手段の認識結果である利用者コード指定記載領
域以外の利用者コード記載候補領域情報を入力する入力
手段と、この入力手段で入力された郵便物の全体画像を
表示するとともに、この表示画像に対して前記入力手段
で入力された利用者コード記載候補領域情報を表示する
表示手段と、この表示手段に表示された郵便物の全体画
像を目視しながら、同時に表示される利用者コード記載
候補領域情報に基づき利用者コード記載領域を指定する
指定手段と、この指定手段で指定された利用者コード記
載領域内の画像を前記入力手段で入力された郵便物の全
体画像から抽出し、この抽出した画像を所定のコード情
報にコード化するコード化手段とを具備し、前記表示手
段は、料額印面と利用者コード指定記載領域とを含む領
域の横幅の長さが郵便物の横幅の長さと同程度になった
とき、料額印面と利用者コード指定記載領域とを含む領
域を初期画面の全体画像として表示しないことを特徴と
する。
【0012】
【作用】本発明によれば、郵便物のあらかじめ設定され
た利用者コード指定記載領域以外に利用者コードが記載
されている場合には、オペレータは表示された郵便物の
全体画像を目視しながら、利用者コード記載領域を指定
するだけで、抽出された利用者コード記載領域は自動的
にコード化される。したがって、従来のようなコード入
力を行なう必要がなく、短時間の操作で疲労度が減少
し、効率が著しく向上する。
【0013】また、利用者コード記載領域の指定方法
(手順、指定位置)に、利用者コードの記載方向の情報
を意味付けすることで、より確度の高い自動コード化が
図られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図9、図10は、本実施例に係る郵便物
を示すものである。すなわち、図9は、手書き郵便物
(はがき)Pの一例を示しており、その表面の切手貼付
位置(料額印面)に隣接して、たとえば、従来の郵便番
号や宛名情報に代わって、利用者コード(市区町村+丁
目番号までを区分したもの)が記載される利用者コード
指定記載領域41があらかじめ設定されている。利用者
コード指定記載領域41は、5桁の数字からなる新郵便
番号(市区町村までの区分、赤色枠内に記載)が記載さ
れる新郵便番号指定記載領域42と、住所表示番号(丁
目番号までの区分、新郵便番号指定記載領域42である
赤色枠の真下に記載)が記載される住所表示番号指定記
載領域43とから構成されている。なお、44は宛名情
報領域であり、ここには宛名情報が手書きされている。
【0015】図10は、印刷活字郵便物(はがき)Pの
一例を示しており、その表面には、手書き郵便物と同様
に、利用者コード指定記載領域41があらかじめ設定さ
れている。しかし、この場合、利用者コードは、利用者
コード指定記載領域41には記載されずに、図示のよう
に宛名情報領域44内に宛名情報として印刷活字で記載
されることが多い。
【0016】図11は、本実施例に係るビデオコーディ
ング装置が適用される郵便物処理装置の構成を概略的に
示すものである。すなわち、前記したように構成された
郵便物Pは、多数一括して供給部1にセットされる。供
給部1は、セットされた郵便物Pを一通ずつ読取部2に
供給する。
【0017】読取部2は、供給される郵便物P上の全体
画像を取込むことにより、その画像に基づき郵便物P上
に記載された利用者コードを読取る。利用者コードが読
取れた場合、その利用者コードをバーコード印刷部3へ
出力する。このとき、読取りの可否にかかわらず、各郵
便物Pと対応したシリアル番号(以後、ID番号と略称
する)をバーコード印刷部3へ出力する。
【0018】読取部2において利用者コードが読取れた
郵便物Pについては、長い搬送路によって形成された、
郵便物Pの後段への搬送を遅延せしめる遅延パス4を介
してバーコード印刷部3へ搬送される。バーコード印刷
部3は、読取部2からの利用者コードを対応するバーコ
ード情報に変換して、ID番号によって対応付けられた
郵便物Pを確認しつつ、その郵便物P上に印刷する。
【0019】バーコード印刷部3でバーコード情報が印
刷された郵便物Pは、バーコード読取部5に送られる。
バーコード読取部5は、郵便物P上に印刷されたバーコ
ード情報を読取って解読し、その読取結果を郵便物Pと
ともに区分部6に送る。区分部6は、バーコード読取部
5からの読取結果(利用者コード)に基づき郵便物Pを
配達区域ごとに区分するようになっている。
【0020】読取部2において利用者コードが読取れな
い郵便物Pについては、読取部2から対応する郵便物P
の全体画像、ID番号、属性情報(はがき/封書の分
類、手書き/印刷活字の分類など)、および、利用者コ
ード記載領域の候補領域情報など(後で詳述する)がビ
デオコーディング装置7に送られるとともに、バーコー
ド印刷部3に対してリジェクト信号が送られる。
【0021】ビデオコーディング装置7では、詳細は後
述するが、読取部2からの郵便物Pの全体画像が表示部
に表示される。オペレータは、その表示画像を目視しな
がら、キーボードやマウスなどの入力部33の操作によ
って利用者コード記載領域を指定することにより、その
利用者コード記載領域内の画像情報は対応する利用者コ
ードに変換され、バーコード印刷部3に送られる。
【0022】一方、利用者コードが読取れなかった郵便
物Pは、遅延パス4を介してバーコード印刷部3へ搬送
される。バーコード印刷部3は、このとき読取部2から
出力される利用者コードが読取れない郵便物Pに対する
リジェクト信号に基づき、ビデオコーディング装置7か
らの利用者コードをバーコード情報に変換し、ID番号
によって対応付けられた郵便物P上に印刷する。
【0023】これ以降は、前述した利用者コードが読取
れた郵便物Pの場合と同様であるので、説明は省略す
る。図12は、前記読取部2の構成を示すものである。
すなわち、光電変換部11は、供給部1から供給される
郵便物P上に対して光源から光を照射し、その反射光を
CCD形ラインセンサなどによって電気信号に変換した
後、デジタル化することにより、郵便物Pの全体画像を
取込む。
【0024】光電変換部11で取込まれた郵便物Pの全
体画像は、画像メモリ12に一時格納されるとともに、
領域検出部13に送られる。領域検出部13は、入力さ
れる郵便物Pの画像から、郵便物P上の利用者コード指
定記載領域41を検出するとともに、後述する利用者コ
ード認識部18から再読取命令信号が入力されると、再
度、入力された郵便物Pの画像から、利用者コード指定
記載領域41以外の利用者コード記載領域を検出する。
【0025】領域検出部13の出力は、文字行検出部1
4に送られる。文字行検出部14は、検出された領域内
の画像から、たとえば、水平方向への射影パターンを求
めることにより文字行を検出する。
【0026】文字行検出部14の出力は、文字検出部1
5に送られる。文字検出部15は、検出された文字行か
ら、たとえば、垂直方向への射影パターンを求めること
により、文字を1文字ごとに検出する。
【0027】文字検出部15の出力は、文字認識部16
に送られる。文字認識部16は、検出された文字につい
て、文字辞書17を参照することにより認識処理を行な
う。文字認識部16の認識結果は、利用者コード認識部
18に送られる。利用者コード認識部18は、文字認識
部16の認識結果に基づき、利用者コード辞書19を用
いて知識処理を行なうことにより、利用者コードの認識
処理を行なう。この認識処理において、利用者コードを
認識できた場合、その利用者コードをバーコード印刷部
3に対して出力する。
【0028】上記認識処理において、利用者コードを認
識できなかった場合、再読取命令信号を領域検出部13
に送ることにより、再度、利用者コードの認識処理を行
なう。この認識処理においても、利用者コードを認識で
きなかった場合、ここで最終的に認識不可とし、郵便物
Pと対応をとるためのID番号と、利用者コードが認識
されなかったことを示すリジェクト信号をビデオコーデ
ィング装置7に出力する。
【0029】また、利用者コード認識部18は、利用者
コードを認識できなかった場合、このときの認識結果と
して、郵便物Pの属性情報(はがき/封書の分類、手書
き/印刷活字の分類など)、領域検出部13で検出され
た利用者コード指定記載領域41以外の利用者コード記
載領域の座標情報(つまり、利用者コード記載候補領域
情報)などをビデオコーディング装置7に出力する。
【0030】また、利用者コード認識部18は、利用者
コード認識の可否にかかわらず、バーコード印刷部3に
対して郵便物Pに対応してID番号を出力する。さら
に、利用者コード認識部18で利用者コードが認識され
なかった場合、画像メモリ12内の対応する郵便物Pの
全体画像がビデオコーディング装置7に対して出力され
る。
【0031】次に、ビデオコーディング装置7について
詳細に説明する。図1は、ビデオコーディング装置7の
構成を概略的に示すものである。このビデオコーディン
グ装置7は、リジェクト画像入力部31、CRTディス
プレイなどの表示部32、キーボードやマウスなどの入
力部33、記憶部34、自動コード化部35、および、
これら全体を制御する制御部36から構成される。
【0032】リジェクト画像入力部31は、前記読取部
2で利用者コードが読取れなかった郵便物Pの全体画
像、前記読取部2の認識結果として、属性情報(はがき
/封書の分類、手書き/印刷活字の分類など)、およ
び、利用者コード記載候補領域情報を入力する。
【0033】表示部32は、リジェクト画像入力部31
で入力された郵便物Pの全体画像、および、利用者コー
ド記載候補領域情報などをそれぞれ表示する。この場
合、常時表示される全体画像は、画面の中央部に表示さ
れるようになっている。
【0034】入力部33は、オペレータが表示部32に
表示された郵便物Pの全体画像を目視しながら、キーボ
ードやマウスなどを操作することにより、利用者コード
記載領域を指定する。
【0035】記憶部34は、たとえば、大容量のハード
ディスクなどで構成されており、入力部33によって入
力する際、その入力操作を支援するための上記入力され
た郵便物Pの全体画像、および、読取部2の認識結果
と、変換した利用者コードなどが記憶される。
【0036】自動コード化部35は、入力手段33で指
定された利用者コード記載領域内の画像情報を自動的に
利用者コードに変換する。なお、自動コード化部35に
おける利用者コードへの変換方式は、たとえば、周知の
複合類似度法あるいは構造特徴法などによる認識手段に
よって行なわれる。
【0037】図7は、記憶部34内の要部のメモリマッ
プを示すものである。図において、入力モード情報領域
51は、本装置で入力するための入力モードの設定情報
を書込むことが可能で、たとえば、本装置のカスタマイ
ズ機能になる入力者レベル設定、画像レイアウト変更な
どがある。
【0038】郵便物属性情報領域52は、リジェクト画
像に対しての読取部2の認識結果である郵便物Pの属性
情報が書込まれる。この属性情報としては、たとえば、
はがき/封書の分類、手書き/印刷活字の分類などがあ
る。全体画像領域53は、読取部2で取込まれたリジェ
クト画像が書込まれる。
【0039】利用者コード記載候補領域情報領域54
は、リジェクト画像に対して、読取部2が利用者コード
指定記載領域以外において、利用者コードが記載されて
いる領域だと最も高い認識率で認識した領域の座標情報
が書込まれる。
【0040】前郵便物処理情報領域55は、既に処理さ
れた前の郵便物Pの処理情報が書込まれる。たとえば、
前の郵便物Pの利用者コード指定記載領域以外に記載さ
れていた利用者コード記載領域の座標情報である。
【0041】利用者コード記載領域情報領域56は、オ
ペレータが全体画像の表示領域上で、利用者コードの記
載されている領域を入力部33のマウスで指定すること
で、その領域の座標情報が書込まれる。
【0042】イメージワーク領域57は、オペレータが
表示部32の全体画像を目視して、郵便物によって回
転、縮小・拡大、スクロールの画像操作をする際、画像
処理を迅速に行なうために用いられる領域である。
【0043】自動コード領域58は、オペレータが指定
した利用者コードの記載されている領域の座標情報を一
時的に書込む領域である。図2は、表示部32に表示さ
れる操作画面を示しており、システム表示領域61、全
体画像表示領域62、候補領域63、指定領域64、フ
ァンクションキー割当表示領域65によって構成され
る。
【0044】システム表示領域61は、主に対象郵便物
の切換わりの表示など、オペレータに対して操作上で報
知すべきメッセージ(たとえば、”新メールです”、”
コード化完了しました”)を表示する。
【0045】全体画像表示領域62は、常に読取部2か
らの郵便物Pの全体画像を画面の中央に表示している。
なお、読取部2の認識結果である利用者コード指定記載
領域以外の利用者コード記載候補領域の位置を中央部に
配置して表示することもできる。また、切手と利用者コ
ード指定記載領域41を含む領域の横幅の長さが郵便物
Pの横幅の長さと同程度になった場合、切手と利用者コ
ード指定記載領域41を含む領域を初期画面には全体画
像として表示しないこともできる。さらに、場合によっ
ては、回転、拡大・縮小、スクロールなどの画像操作が
可能となっている。
【0046】全体画像表示領域62に表示された全体画
像上には、読取部2において利用者コードが含まれてい
ると認識された領域を破線で、かつ、薄水色で枠表示し
た候補領域63が重ね表示される。
【0047】指定領域64は、上記情報を認識しなが
ら、利用者コード記載領域を含む矩形の対角線上の2頂
点をカーソル66で指定することにより、重ね表示され
る赤色の枠である。
【0048】ファンクションキー割当表示領域65は、
使用頻度の高いコマンドを割付けているファンクション
キーの割当表示などを行なう。たとえば、回転(90
゜、180゜、270゜)、拡大・縮小、画面スクロー
ル、リジェクト機能などがある。
【0049】次に、このような構成において図8に示す
フローチャートを参照して動作を説明する。なお、本実
施例では、利用者コード指定記載領域41以外に利用者
コードが記載されているはがき郵便物P(図10参照)
の場合のみを考える。この場合、主に印刷活字で利用者
コードが記載されることが多い。また、この場合、利用
者コードは、利用者コード指定記載領域41に記載され
ずに、宛名情報領域44に宛名情報として記載されるこ
とが多い。
【0050】また、本実施例では、対象となる郵便物P
の利用者コードが、たとえば、「604−16(新郵便
番号)、75−46−283(住所表示番号)」である
場合を考える。
【0051】まず、全体画像上に表示されている利用者
コード記載領域を含む矩形の対角線上の2頂点を指定す
ることにより、利用者コード記載領域を自動コード化す
る第1の例の場合について、図2および図8を参照して
説明する。
【0052】本装置を起動させると、ステップS1に進
み、読取部2でリジェクトされた郵便物P、すなわち、
読取部2から送られる利用者コードが読取れなかった郵
便物Pの全体画像、読取部2の認識結果である郵便物P
の属性情報、および、利用者コード記載候補領域情報を
記憶部34内の郵便物属性情報領域52、全体画像領域
53、および、利用者コード記載候補領域情報領域54
にそれぞれ書込む。
【0053】各情報が記憶部34に書込まれると、ステ
ップS2に進み、表示部32のシステム表示領域61に
「新メールです」というメッセージを表示し、ステップ
S3に進む。ステップS3では、記憶部34内の郵便物
属性情報領域52の属性情報に基づき、当該郵便物Pが
はがきであるか封書であるかを判定し、その判定結果か
ら表示倍率が決定される。本実施例では、たとえば、は
がきモードでは70%表示、封書モードでは50%表示
になっている。
【0054】ステップS3で表示倍率が決定すると、7
0%表示の場合(はがきモード)は、ステップS4に進
み、記憶部34の全体画像領域53内の全体画像を読出
して、表示部32の全体画像表示領域62に70%の縮
小表示を行なう。また、50%表示の場合(封書モー
ド)は、ステップS5に進み、記憶部34の全体画像領
域53内の全体画像を読出して、表示部32の全体画像
表示領域62に50%の縮小表示を行なう。なお、全体
画像表示領域62は、常にリジェクトされた郵便物Pの
全体画像を画面中央に表示するようになっている。
【0055】郵便物Pの全体画像を全体画像表示領域6
2に表示すると、ステップS6に進み、記憶部34の利
用者コード記載候補領域情報領域54内の座標情報を読
出し、その座標情報に基づき全体画像領域53から読出
すアドレスを決定する。そして、表示部32の全体画像
表示領域62上には、読取部2で利用者コードが含まれ
ていると認識された利用者コード記載領域を破線の薄水
色で枠表示した候補領域 63が重ね表示される。この
表示は、オペレータが迅速に郵便物Pの全体画像から利
用者コード記載領域を探しだせるようにする誘導の意味
がある。
【0056】オペレータは、初期画面で利用者コード記
載領域が認識できたら(ステップS7)、ステップS8
に進む。初期画面で利用者コード記載領域が認識できな
かったら、ステップS9に進み、表示部32の全体画像
表示領域62において、回転、拡大・縮小、スクロール
などの画像操作を行なうことにより、利用者コード記載
領域を認識する。
【0057】上記画像操作においては、記憶部34のイ
メージワーク領域57を用いる。たとえば、回転してか
ら縮小するときは、オペレータが入力部33によって回
転操作することにより、記憶部34の全体画像領域53
内の画像を回転処理させ、その処理結果をイメージワー
ク領域57に書込み、表示部32の全体画像表示領域6
2に回転イメージを表示する。さらに、それを縮小処理
すると、イメージワーク領域57に書込まれている回転
イメージデータの縮小処理を行なう。
【0058】上記画像操作により、利用者コード記載領
域を認識できたら(ステップS10)、ステップS8に
進む。ステップS8では、オペレータが利用者コード記
載領域を指定する。すなわち、表示部32の全体画像表
示領域62に表示されている全体画像には、スーパーイ
ンポーズ機能が付いており、オペレータは、その全体画
像上で、入力部33のマウスの操作により、表示画面上
でカーソル66を移動させることにより、利用者コード
が記載されている矩形の対角線上の2頂点(A点、B
点)を指定する。
【0059】この場合、指定の手順で利用者コードの文
字方向(記載方向)の情報を認識できるようになってお
り、図3(a)〜(d)に各種例示するように、最初に
指定した箇所から文字が書き始められ、次に指定した箇
所で書き終える規則になっている。
【0060】したがって、指定ドライバがマウスであっ
た場合、図2に示すように、まず、利用者コードを含む
領域の左上(A点)を指定して、次に、領域の右下(B
点)を指定することにより、全体画像表示領域62内の
全体画像上に指定領域64が一点鎖線の赤色で重ね表示
され、利用者コード記載領域として指定される。
【0061】こうして、利用者コード記載領域を指定す
ると、ステップS11に進む。ステップS11では、記
憶部34の全体画像領域53内の全体画像から、指定さ
れた利用者コード記載領域内の画像情報を読出し、記憶
部34の自動コード領域58に書込む。自動コード領域
58に書込まれた画像情報は、自動コード化部35にお
いて、周知の複合類似度法や構造特徴法などの認識処理
技術を用いたコード化を行なうことにより、対応する利
用者コードに変換される。
【0062】すなわち、自動コード領域58に書込まれ
た画像情報に対して、前記読取部2と同様に、文字行検
出および文字検出が行なわれ、その後、複合類似度法や
構造特徴法による文字認識が行なわれて、利用者コード
が認識されるものである。
【0063】利用者コードへのコード化が終了すると、
ステップS12に進む。ステップS12では、このとき
指定された利用者コード記載領域の座標情報を記憶部3
4の前郵便物処理情報領域55に記憶することにより、
前郵便物の処理情報を更新する。
【0064】こうして、前郵便物の処理情報を更新する
と、表示部32のシステム表示領域61に[コード化終
了しました」というメッセージを表示して、次のリジェ
クト郵便物Pの全体画像を表示し、その後、再びシステ
ム表示領域61に「新メールです」というメッセージを
表示する。
【0065】次に、全体画像上に重ね表示される既に処
理済みの前郵便物の指定結果である利用者コード記載領
域を移動操作することにより、利用者コード記載領域を
指定し、利用者コード記載領域を自動コード化する第2
の例の場合について、図4および図8を参照して説明す
る。
【0066】この例の場合、ステップS1ないしS5ま
では、前述した第1の例の場合と同様な処理が行なわ
れ、ステップS6に進む。ステップS6では、前述した
第1の例の場合と同様に、記憶部34の利用者コード記
載候補領域情報領域54内の座標情報を読出し、その座
標情報に基づき全体画像領域53から読出すアドレスを
決定する。そして、表示部32の全体画像表示領域62
上に、読取部2で利用者コードが含まれていると認識さ
れた利用者コード記載領域を破線の薄水色で枠表示した
候補領域63が重ね表示される。
【0067】さらに、記憶部34の前郵便物処理情報領
域55から、既に処理された前郵便物の処理情報であ
る、直前に処理された郵便物Pの利用者コード記載領域
の座標情報を読出し、それを表示部32の全体画像表示
領域62上に前処理利用者コード指定記載領域67とし
て二点鎖線の青色で枠表示する(図4参照)。
【0068】次に、ステップS7,S9,S10まで
は、前述した第1の例の場合と同様な処理が行なわれ
る。そして、ステップS7またはS10において、利用
者コード記載領域が認識できたら、ステップS8に進
む。ステップS8では、表示部32の全体画像表示領域
62上に表示されている前処理利用者コード指定記載領
域67の四角い枠の中の一点(ここでは、左上)に移動
点Cを設定し、その移動点Cを基準に枠(前処理利用者
コード指定記載領域67)を利用者コード記載領域に移
動させることにより、利用者コード記載領域を指定す
る。
【0069】なお、前処理利用者コード指定記載領域6
7の大きさが対象郵便物の利用者コード記載領域の大き
さと違う場合は、表示部32のファンクションキー割当
表示領域65に表示されるファンクションキーに大きさ
を変えるコマンドを割付けることで(たとえば、「F1
0」=縮小、「F11」=拡大)、大きさを変動でき
る。
【0070】したがって、ここでは前処理利用者コード
指定記載領域67の大きさと対象郵便物の利用者コード
記載領域の大きさには問題がないので、移動点Cの移動
だけで利用者コード記載領域が指定される。
【0071】こうして、利用者コード記載領域を指定す
ると、ステップS11,S12と、前述した第1の例の
場合と同様な処理が行なわれ、ステップS1に戻る。次
に、全体画像上に表示された読取部2の認識結果である
利用者コード指定記載領域以外の利用者コード記載候補
領域において、利用者コード記載領域と宛名情報領域と
の境界線と、読取部2の認識結果である利用者コード指
定記載領域以外の利用者コード記載候補領域の枠との交
点の一方を指定することにより、利用者コード記載領域
を指定し、利用者コード記載領域を自動コード化する第
3の例の場合について、図5および図8を参照して説明
する。
【0072】この例の場合、ステップS1ないしS7,
S9,S10までは、前述した第1の例の場合と同様な
処理が行なわれる。そして、ステップS7またはS10
において、利用者コード記載領域が認識できたら、ステ
ップS8に進む。ステップS8では、オペレータが利用
者コード記載領域を指定する。
【0073】すなわち、表示部32の全体画像表示領域
62に表示されている全体画像には、スーパーインポー
ズ機能が付いており、オペレータは、その全体画像上
で、入力部33のマウスの操作により、表示画面上でカ
ーソル66を移動させることにより、候補領域63の中
に含まれる利用者コード記載領域と宛名住所領域との境
界線と、読取部2の認識結果である利用者コード指定記
載領域以外の利用者コード記載候補領域の枠である候補
領域63との交点の一方Dを指定することにより、利用
者コード記載領域を指定することができる。
【0074】この場合、指定の位置で利用者コードの文
字方向(記載方向)の情報を認識できるようになってお
り、図6(a)〜(d)に各種例示するように、指定し
た箇所(交点D)から図示矢印方向に文字が書き始めら
れ、もう1つの交点箇所で書き終える規則になってい
る。
【0075】したがって、指定ドライバがマウスであっ
た場合、図5に示すように、候補領域63の中に含まれ
る利用者コード記載領域と宛名情報領域との境界線と候
補領域63の枠との交点で、左側の交点Dを指定するこ
とにより、図示斜線領域部分が利用者コード記載領域と
して指定される。こうして、利用者コード記載領域を指
定すると、ステップS11,S12と、前述した第1の
例の場合と同様な処理が行なわれ、ステップS1に戻
る。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のビデオコー
ディング装置によれば、郵便物のあらかじめ設定された
利用者コード指定記載領域以外に利用者コードが記載さ
れている場合には、オペレータは表示された郵便物の全
体画像を目視しながら、利用者コード記載領域を指定す
るだけで、抽出された利用者コード記載領域は自動的に
コード化される。したがって、従来のようなコード入力
を行なう必要がなく、短時間の操作で疲労度が減少し、
効率が著しく向上する。
【0077】また、利用者コード記載領域の指定方法
(手順、指定位置)に、利用者コードの記載方向の情報
を意味付けすることで、より確度の高い自動コード化が
図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るビデオコーディング装
置の構成を概略的に示すブロック図。
【図2】利用者コード記載領域を指定する第1の例を説
明するための図。
【図3】図2において指定手順結果と利用者コードの文
字方向の情報結果との関係を例示する図。
【図4】利用者コード記載領域を指定する第2の例を説
明するための図。
【図5】利用者コード記載領域を指定する第3の例を説
明するための図。
【図6】図5において指定手順結果と利用者コードの文
字方向の情報結果との関係を例示する図。
【図7】記憶部の要部のメモリマップを示す図。
【図8】動作を説明するためのフローチャート。
【図9】手書き郵便物の一例を示す平面図。
【図10】印刷活字郵便物の一例を示す平面図。
【図11】本発明の一実施例に係るビデオコーディング
装置が適用される郵便物処理装置の構成を概略的に示す
ブロック図。
【図12】読取部の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
P……郵便物、1……供給部、2……読取部、3……バ
ーコード印刷部、4……遅延パス、5……バーコード読
取部、6……区分部、7……ビデオコーディング装置、
31……リジェクト画像入力部、32……表示部、33
……入力部、34……記憶部、35……自動コード化
部、36……制御部、41……利用者コード指定記載領
域、42……新郵便番号指定記載領域、43……住所表
示番号指定記載領域、44……宛名情報領域、61……
システム表示領域、62……全体画像表示領域、63…
…候補領域、64…指定領域、65……ファンクション
キー割当表示領域、66……カーソル、67……前処理
利用者コード指定記載領域。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ設定された利用者コード指定
    記載領域内に宛名住所を示す利用者コードが記載される
    郵便物上の全体画像を取込み、この取込んだ画像を認識
    手段に入力し、その画像に基づき前記郵便物上の利用者
    コードを認識し、この認識した利用者コードに対応した
    所定のコード情報を郵便物に付与することにより、その
    コード情報によって郵便物を処理するものにおいて、 前記認識手段で認識することができなかった郵便物の全
    体画像、および、その画像に対する前記認識手段の認識
    結果である利用者コード指定記載領域以外の利用者コー
    ド記載候補領域情報を入力する入力手段と、 この入力手段で入力された郵便物の全体画像を表示する
    とともに、この表示画像に対して前記入力手段で入力さ
    れた利用者コード記載候補領域情報を表示する表示手段
    と、 この表示手段に表示された郵便物の全体画像を目視しな
    がら、同時に表示される利用者コード記載候補領域情報
    に基づき利用者コード記載領域を指定する指定手段と、 この指定手段で指定された利用者コード記載領域内の画
    像を前記入力手段で入力された郵便物の全体画像から抽
    出し、この抽出した画像を所定のコード情報にコード化
    するコード化手段と、 を具備したことを特徴とするビデオコーティング装置。
  2. 【請求項2】 あらかじめ設定された利用者コード指定
    記載領域内に宛名住所を示す利用者コードが記載される
    郵便物上の全体画像を取込み、この取込んだ画像を認識
    手段に入力し、その画像に基づき前記郵便物上の利用者
    コードを認識し、この認識した利用者コードに対応した
    所定のコード情報を郵便物に付与することにより、その
    コード情報によって郵便物を処理するものにおいて、 前記認識手段で認識することができなかった郵便物の全
    体画像、および、その画像に対する前記認識手段の認識
    結果である利用者コード指定記載領域以外の利用者コー
    ド記載候補領域情報を入力する入力手段と、 この入力手段で入力された郵便物の全体画像を表示する
    とともに、この表示画像に対して前記入力手段で入力さ
    れた利用者コード記載候補領域情報を矩形枠によって表
    示する表示手段と、 この表示手段に表示された郵便物の全体画像を目視しな
    がら、同時に表示される利用者コード記載領域を含む矩
    形枠の対角線上の2頂点を指定することにより、利用者
    コード記載領域を指定する指定手段と、 この指定手段で指定された利用者コード記載領域内の画
    像を前記入力手段で入力された郵便物の全体画像から抽
    出し、この抽出した画像を所定のコード情報にコード化
    するコード化手段と、 を具備したことを特徴とするビデオコーティング装置。
  3. 【請求項3】 あらかじめ設定された利用者コード指定
    記載領域内に宛名住所を示す利用者コードが記載される
    郵便物上の全体画像を取込み、この取込んだ画像を認識
    手段に入力し、その画像に基づき前記郵便物上の利用者
    コードを認識し、この認識した利用者コードに対応した
    所定のコード情報を郵便物に付与することにより、その
    コード情報によって郵便物を処理するものにおいて、 前記認識手段で認識することができなかった郵便物の全
    体画像、および、その画像に対する前記認識手段の認識
    結果である利用者コード指定記載領域以外の利用者コー
    ド記載候補領域情報を入力する入力手段と、 この入力手段で入力された郵便物の全体画像を表示する
    とともに、この表示画像に対して前記入力手段で入力さ
    れた利用者コード記載候補領域情報を矩形枠によって表
    示する表示手段と、 この表示手段に表示された郵便物の全体画像を目視しな
    がら、同時に表示される利用者コード記載領域を含む矩
    形枠の対角線上の2頂点を指定することにより、利用者
    コード記載領域を指定する指定手段と、 この指定手段で指定された利用者コード記載領域内の画
    像を前記入力手段で入力された郵便物の全体画像から抽
    出し、かつ、前記指定手段における2頂点の指定順番に
    基づき利用者コードの記載方向を認識し、この認識した
    記載方向に基づき前記抽出した画像を所定のコード情報
    にコード化するコード化手段と、 を具備したことを特徴とするビデオコーティング装置。
  4. 【請求項4】 あらかじめ設定された利用者コード指定
    記載領域内に宛名住所を示す利用者コードが記載される
    郵便物上の全体画像を取込み、この取込んだ画像を認識
    手段に入力し、その画像に基づき前記郵便物上の利用者
    コードを認識し、この認識した利用者コードに対応した
    所定のコード情報を郵便物に付与することにより、その
    コード情報によって郵便物を処理するものにおいて、 前記認識手段で認識することができなかった郵便物の全
    体画像、および、その画像に対する前記認識手段の認識
    結果である利用者コード指定記載領域以外の利用者コー
    ド記載候補領域情報を入力する入力手段と、 この入力手段で入力された郵便物の全体画像を表示する
    とともに、この表示画像に対して、既に処理済の前郵便
    物に対する指定結果である利用者コード記載領域情報を
    表示する表示手段と、 この表示手段に表示された郵便物の全体画像を目視しな
    がら、同時に表示される前郵便物の利用者コード記載領
    域情報を表示画面上で移動操作することにより、利用者
    コード記載領域を指定する指定手段と、 この指定手段で指定された利用者コード記載領域内の画
    像を前記入力手段で入力された郵便物の全体画像から抽
    出し、この抽出した画像を所定のコード情報にコード化
    するコード化手段と、 を具備したことを特徴とするビデオコーティング装置。
  5. 【請求項5】 あらかじめ設定された利用者コード指定
    記載領域内に宛名住所を示す利用者コードが記載される
    郵便物上の全体画像を取込み、この取込んだ画像を認識
    手段に入力し、その画像に基づき前記郵便物上の利用者
    コードを認識し、この認識した利用者コードに対応した
    所定のコード情報を郵便物に付与することにより、その
    コード情報によって郵便物を処理するものにおいて、 前記認識手段で認識することができなかった郵便物の全
    体画像、および、その画像に対する前記認識手段の認識
    結果である利用者コード指定記載領域以外の利用者コー
    ド記載候補領域情報を入力する入力手段と、 この入力手段で入力された郵便物の全体画像を表示する
    とともに、この表示画像に対して前記入力手段で入力さ
    れた利用者コード記載候補領域情報を矩形枠によって表
    示する表示手段と、 この表示手段に表示された郵便物の全体画像を目視しな
    がら、同時に表示される利用者コード記載候補領域の矩
    形枠において、利用者コード記載領域と宛名住所領域の
    境界線と、前記利用者コード記載候補領域の矩形枠との
    交点の一方を指定することにより、利用者コード記載領
    域を指定する指定手段と、 この指定手段で指定された利用者コード記載領域内の画
    像を前記入力手段で入力された郵便物の全体画像から抽
    出し、この抽出した画像を所定のコード情報にコード化
    するコード化手段と、 を具備したことを特徴とするビデオコーティング装置。
  6. 【請求項6】 あらかじめ設定された利用者コード指定
    記載領域内に宛名住所を示す利用者コードが記載される
    郵便物上の全体画像を取込み、この取込んだ画像を認識
    手段に入力し、その画像に基づき前記郵便物上の利用者
    コードを認識し、この認識した利用者コードに対応した
    所定のコード情報を郵便物に付与することにより、その
    コード情報によって郵便物を処理するものにおいて、 前記認識手段で認識することができなかった郵便物の全
    体画像、および、その画像に対する前記認識手段の認識
    結果である利用者コード指定記載領域以外の利用者コー
    ド記載候補領域情報を入力する入力手段と、 この入力手段で入力された郵便物の全体画像を表示する
    とともに、この表示画像に対して前記入力手段で入力さ
    れた利用者コード記載候補領域情報を矩形枠によって表
    示する表示手段と、 この表示手段に表示された郵便物の全体画像を目視しな
    がら、同時に表示される利用者コード記載候補領域の矩
    形枠において、利用者コード記載領域と宛名住所領域の
    境界線と、前記利用者コード記載候補領域の矩形枠との
    交点の一方を指定することにより、利用者コード記載領
    域を指定する指定手段と、 この指定手段で指定された利用者コード記載領域内の画
    像を前記入力手段で入力された郵便物の全体画像から抽
    出し、かつ、前記指定手段における指定位置に基づき利
    用者コードの記載方向を認識し、この認識した記載方向
    に基づき前記抽出した画像を所定のコード情報にコード
    化するコード化手段と、 を具備したことを特徴とするビデオコーティング装置。
  7. 【請求項7】 料額印面の位置に隣接する位置に、あら
    かじめ設定された利用者コード指定記載領域内に宛名住
    所を示す利用者コードが記載される郵便物上の全体画像
    を取込み、この取込んだ画像を認識手段に入力し、その
    画像に基づき前記郵便物上の利用者コードを認識し、こ
    の認識した利用者コードに対応した所定のコード情報を
    郵便物に付与することにより、そのコード情報によって
    郵便物を処理するものにおいて、 前記認識手段で認識することができなかった郵便物の全
    体画像、および、その画像に対する前記認識手段の認識
    結果である利用者コード指定記載領域以外の利用者コー
    ド記載候補領域情報を入力する入力手段と、 この入力手段で入力された郵便物の全体画像を表示する
    とともに、この表示画像に対して前記入力手段で入力さ
    れた利用者コード記載候補領域情報を表示する表示手段
    と、 この表示手段に表示された郵便物の全体画像を目視しな
    がら、同時に表示される利用者コード記載候補領域情報
    に基づき利用者コード記載領域を指定する指定手段と、 この指定手段で指定された利用者コード記載領域内の画
    像を前記入力手段で入力された郵便物の全体画像から抽
    出し、この抽出した画像を所定のコード情報にコード化
    するコード化手段とを具備し、 前記表示手段は、料額印面と利用者コード指定記載領域
    とを含む領域の横幅の長さが郵便物の横幅の長さと同程
    度になったとき、料額印面と利用者コード指定記載領域
    とを含む領域を初期画面の全体画像として表示しないこ
    とを特徴とするビデオコーティング装置。
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