JP2988801B2 - 宛名認識装置 - Google Patents
宛名認識装置Info
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- JP2988801B2 JP2988801B2 JP5066298A JP6629893A JP2988801B2 JP 2988801 B2 JP2988801 B2 JP 2988801B2 JP 5066298 A JP5066298 A JP 5066298A JP 6629893 A JP6629893 A JP 6629893A JP 2988801 B2 JP2988801 B2 JP 2988801B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的文字読取装置で
あって、特に郵便物の宛名認識装置に関する。
あって、特に郵便物の宛名認識装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】郵便物の処理分野においては、連日大量
に送られてくる郵便物を限られた時間内に処理していか
なければならない。そこで郵便業務の機械化が進めら
れ、郵便局員の負担の軽減が図られている。その一例
が、光学的文字読取装置を用いて、郵便物上の郵便番号
を読取り、その読取り結果によって郵便物を複数の送達
区域ごとに区分する郵便番号読取り区分機、あるいは、
更に郵便物上の宛名を読取りその読取り結果によって郵
便物を複数の送達区域ごとに区分する配達区分機であ
る。
に送られてくる郵便物を限られた時間内に処理していか
なければならない。そこで郵便業務の機械化が進めら
れ、郵便局員の負担の軽減が図られている。その一例
が、光学的文字読取装置を用いて、郵便物上の郵便番号
を読取り、その読取り結果によって郵便物を複数の送達
区域ごとに区分する郵便番号読取り区分機、あるいは、
更に郵便物上の宛名を読取りその読取り結果によって郵
便物を複数の送達区域ごとに区分する配達区分機であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、郵便物の書式
にはほとんど制約が設けられていないために様々な書式
の郵便物が存在する。このため、従来の光学的文字読取
装置では、宛名が書かれている範囲を正しく認識できて
も、文字が書かれている方向を誤って認識してしまうた
めに、宛名住所情報を取り出せない場合が少なくないと
いう問題がある。また、文字認識装置で読み取れない宛
名をオペレータが読取った後も、大量の郵便物に対して
それぞれ読み取った文字をキーボード等により入力する
作業は、時間がかかり過ぎるという問題がある。
にはほとんど制約が設けられていないために様々な書式
の郵便物が存在する。このため、従来の光学的文字読取
装置では、宛名が書かれている範囲を正しく認識できて
も、文字が書かれている方向を誤って認識してしまうた
めに、宛名住所情報を取り出せない場合が少なくないと
いう問題がある。また、文字認識装置で読み取れない宛
名をオペレータが読取った後も、大量の郵便物に対して
それぞれ読み取った文字をキーボード等により入力する
作業は、時間がかかり過ぎるという問題がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するべく、宛名住所が記載されている紙葉類から宛名
住所を含む画像情報を入力する入力手段と、この入力手
段で入力された前記画像情報を表示する表示手段と、こ
の表示手段に表示された画像情報の宛名住所の文字を順
になぞる手段と、この手段によりなぞられた部分につい
て、なぞられた順・方向に基づいて文字認識を行う認識
手段とを具備することを特徴とする宛名認識装置を提供
する。
決するべく、宛名住所が記載されている紙葉類から宛名
住所を含む画像情報を入力する入力手段と、この入力手
段で入力された前記画像情報を表示する表示手段と、こ
の表示手段に表示された画像情報の宛名住所の文字を順
になぞる手段と、この手段によりなぞられた部分につい
て、なぞられた順・方向に基づいて文字認識を行う認識
手段とを具備することを特徴とする宛名認識装置を提供
する。
【０００５】
【作用】本発明は上記した特徴により、宛名住所が記載
された宛名住所の文字をペン等でなぞることによって、
そのなぞられた順と方向によりタッチパネル等の座標入
力装置の座標情報として受け取り、これに基づき文字の
領域とその方向とを同時に識別することができる。これ
により、簡単な操作で文字認識を確実に行うものであ
る。
された宛名住所の文字をペン等でなぞることによって、
そのなぞられた順と方向によりタッチパネル等の座標入
力装置の座標情報として受け取り、これに基づき文字の
領域とその方向とを同時に識別することができる。これ
により、簡単な操作で文字認識を確実に行うものであ
る。
【０００６】
【実施例】以下、本発明に関する一実施例について図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【０００７】図１は、本発明の宛名指定領域装置とその
周辺装置に関する構成図である。宛名領域指定装置４
は、画像バッファ５、制御部６、表示装置７、入力装置
８、およびイメージ処理部９によって構成される。制御
部６は、各装置５，７，８，９の間に情報のやり取りを
制御する。宛名読み取り装置２によって区分可能な郵便
物１はそのまま機械区分装置３によって区分されるが、
区分不可能であった場合、郵便物１の画像、読み取り結
果および宛名読み取り区分機で郵便物に割り振られたＩ
Ｄ番号は、画像情報蓄積・分配部１０に転送１１され
る。
周辺装置に関する構成図である。宛名領域指定装置４
は、画像バッファ５、制御部６、表示装置７、入力装置
８、およびイメージ処理部９によって構成される。制御
部６は、各装置５，７，８，９の間に情報のやり取りを
制御する。宛名読み取り装置２によって区分可能な郵便
物１はそのまま機械区分装置３によって区分されるが、
区分不可能であった場合、郵便物１の画像、読み取り結
果および宛名読み取り区分機で郵便物に割り振られたＩ
Ｄ番号は、画像情報蓄積・分配部１０に転送１１され
る。
【０００８】画像情報蓄積・分配部１０は、宛名読み取
り区分機でリジェクトされた郵便物の画像を一旦蓄積す
る。そして複数組ある宛名領域指定装置４のうち、待機
状態にあるものを一つ選択して、蓄積されている画像デ
ータの中から一つ宛名領域指定装置４の画像バッファ５
に転送する。待機状態にある宛名領域指定装置が存在し
ない間は、データは画像情報蓄積・分配部に蓄積され
る。データを受け取った宛名領域指定装置は、受信した
郵便物の画像を表示装置７に表示する。この時郵便物の
画像は、宛名住所が読みやすい方向を向くように前もっ
て自動的に回転させてあるか、または一旦表示した後オ
ペレータが読みやすい方向に回転させる操作を行ない表
示し直すものとする。
り区分機でリジェクトされた郵便物の画像を一旦蓄積す
る。そして複数組ある宛名領域指定装置４のうち、待機
状態にあるものを一つ選択して、蓄積されている画像デ
ータの中から一つ宛名領域指定装置４の画像バッファ５
に転送する。待機状態にある宛名領域指定装置が存在し
ない間は、データは画像情報蓄積・分配部に蓄積され
る。データを受け取った宛名領域指定装置は、受信した
郵便物の画像を表示装置７に表示する。この時郵便物の
画像は、宛名住所が読みやすい方向を向くように前もっ
て自動的に回転させてあるか、または一旦表示した後オ
ペレータが読みやすい方向に回転させる操作を行ない表
示し直すものとする。
【０００９】オペレータは表示装置７を見て、入力装置
８により落ちいて宛名住所の範囲および行の方向を指定
する。入力された宛名住所の範囲はインターフェースを
通じて文字認識部１２へと入力するが、この範囲につい
て、文字認識部１２は文字認識を行い、さらに住所デー
タベース１３の情報を用いて認識結果を修正する。最終
的な認識結果は表示装置に送られ、オペレータが確認す
る。正しくなければ、オペレータは入力装置８を用いて
正しい宛名住所を入力する。オペレータによって宛名住
所が確認されると、インターフェースを介しコーディン
グ装置１４によって宛名住所情報がコード化され、画像
データのＩＤ番号に対応する郵便物１にそのコードがバ
ーコード等の形で印刷される。そのコードを用いて郵便
物１は機械区分３される。
８により落ちいて宛名住所の範囲および行の方向を指定
する。入力された宛名住所の範囲はインターフェースを
通じて文字認識部１２へと入力するが、この範囲につい
て、文字認識部１２は文字認識を行い、さらに住所デー
タベース１３の情報を用いて認識結果を修正する。最終
的な認識結果は表示装置に送られ、オペレータが確認す
る。正しくなければ、オペレータは入力装置８を用いて
正しい宛名住所を入力する。オペレータによって宛名住
所が確認されると、インターフェースを介しコーディン
グ装置１４によって宛名住所情報がコード化され、画像
データのＩＤ番号に対応する郵便物１にそのコードがバ
ーコード等の形で印刷される。そのコードを用いて郵便
物１は機械区分３される。
【００１０】図２は、本発明の一実施例を説明する図で
ある。図２において、表示装置に郵便物の画像を表示し
（１６）、オペレータは画像の宛名住所の文字を順にペ
ンでなぞる（１７）。このときオペレータが文字をなぞ
るのに用いる入力装置は、指、マウスやキーボードとい
ったペン以外のものであっても構わない。なぞられた部
分について、なぞられた順・方向に文字認識が行われ、
認識結果が表示装置に出力される（１８）。次に処理の
流れについて説明する。
ある。図２において、表示装置に郵便物の画像を表示し
（１６）、オペレータは画像の宛名住所の文字を順にペ
ンでなぞる（１７）。このときオペレータが文字をなぞ
るのに用いる入力装置は、指、マウスやキーボードとい
ったペン以外のものであっても構わない。なぞられた部
分について、なぞられた順・方向に文字認識が行われ、
認識結果が表示装置に出力される（１８）。次に処理の
流れについて説明する。
【００１１】図３は、本発明の一実施例に関する処理を
示すフローチャートである。まず郵便物の画像を表示す
る（１９）。オペレータは画像を見て、宛名住所部の文
字を入力装置を用いて順になぞる（２０）。ペンの先か
らは電磁波が出ており、画面を一定周期で走査してペン
からの信号を検出することによって、ペンで描かれた曲
線を点の連なりとして検知する（２１）。イメージ処理
部は軌跡上の各点の座標を蓄積し（２２）、ｘ座標、ｙ
座標について最大値・最小値をそれぞれ求める。ここで
ｘ座標の最大値・最小値をそれぞれＸmax ，Ｘmin 、ｙ
座標の最大値・最小値をＹmax ，Ｙmin とする。ΔＸ＝
Ｘmax −Ｘmin とΔＹ＝Ｙmax −Ｙminの大小を比較
し、ΔＸ＜ΔＹの場合は、二点（（Ｘmax ＋Ｘmin ）／
２，Ｙmin），（（Ｘmax ＋Ｓmin ）／２，Ｙmax ）を
結んだ直線、そうでないときは二点（Ｘmin ，（Ｙmax
＋Ｙmin ）／２），（Ｘmax ，（Ｙmax ＋Ｙmin ）／
２）を結んだ直線で軌跡を近似する（２３）。なおペン
の軌跡を表す点の座標データは時系列データともなって
いるので、ある時刻から一定時間以上ペンからの信号が
とぎれた後再び検知できるようになった場合にはそこで
一度線がとぎれて新たに別の線が引かれたと解釈し、線
の本数だけ上記の作業を繰り返すものとする。こうして
求めた直線を表示装置の画面に表示し、オペレータに確
認させる（２４）。続いてなぞられた付近の領域に対し
画像処理を施し、行を検出する（２５）。
示すフローチャートである。まず郵便物の画像を表示す
る（１９）。オペレータは画像を見て、宛名住所部の文
字を入力装置を用いて順になぞる（２０）。ペンの先か
らは電磁波が出ており、画面を一定周期で走査してペン
からの信号を検出することによって、ペンで描かれた曲
線を点の連なりとして検知する（２１）。イメージ処理
部は軌跡上の各点の座標を蓄積し（２２）、ｘ座標、ｙ
座標について最大値・最小値をそれぞれ求める。ここで
ｘ座標の最大値・最小値をそれぞれＸmax ，Ｘmin 、ｙ
座標の最大値・最小値をＹmax ，Ｙmin とする。ΔＸ＝
Ｘmax −Ｘmin とΔＹ＝Ｙmax −Ｙminの大小を比較
し、ΔＸ＜ΔＹの場合は、二点（（Ｘmax ＋Ｘmin ）／
２，Ｙmin），（（Ｘmax ＋Ｓmin ）／２，Ｙmax ）を
結んだ直線、そうでないときは二点（Ｘmin ，（Ｙmax
＋Ｙmin ）／２），（Ｘmax ，（Ｙmax ＋Ｙmin ）／
２）を結んだ直線で軌跡を近似する（２３）。なおペン
の軌跡を表す点の座標データは時系列データともなって
いるので、ある時刻から一定時間以上ペンからの信号が
とぎれた後再び検知できるようになった場合にはそこで
一度線がとぎれて新たに別の線が引かれたと解釈し、線
の本数だけ上記の作業を繰り返すものとする。こうして
求めた直線を表示装置の画面に表示し、オペレータに確
認させる（２４）。続いてなぞられた付近の領域に対し
画像処理を施し、行を検出する（２５）。
【００１２】図４は、本発明の他の実施例を説明する図
である。引いた軌跡がｘ軸に平行な場合の処理を図４を
用いて説明する。図４においてペンの軌跡を近似した直
線に対し、二鉛直方向、すなわち＋ｙ方向および−ｙ方
向にそれぞれΔＷだけの幅を持つ高さ２ΔＷ、幅ΔＸの
菱形領域を設定する。ここでΔＷの値は前もって設定さ
れているものとする。次に菱形領域の範囲で宛名読取り
区分機から画像と共に送られてきた郵便物の表面の宛名
情報をしきい値として２値化を行い、ｘ軸と平行方向に
射影をとる。菱形領域の下半分、上半分からそれぞれ車
影成分が０または十分小さい値となっている箇所を一箇
所づつ選択し、それぞれ文字行が存在する範囲のｙ方向
の下限ｙ０，上限ｙ１とする。引いた軌跡がｙ軸に平行
な場合も同様の処理を行う。また、引かれた線が複数の
場合は、引かれた本数だけ上記の処理を繰り返す。
である。引いた軌跡がｘ軸に平行な場合の処理を図４を
用いて説明する。図４においてペンの軌跡を近似した直
線に対し、二鉛直方向、すなわち＋ｙ方向および−ｙ方
向にそれぞれΔＷだけの幅を持つ高さ２ΔＷ、幅ΔＸの
菱形領域を設定する。ここでΔＷの値は前もって設定さ
れているものとする。次に菱形領域の範囲で宛名読取り
区分機から画像と共に送られてきた郵便物の表面の宛名
情報をしきい値として２値化を行い、ｘ軸と平行方向に
射影をとる。菱形領域の下半分、上半分からそれぞれ車
影成分が０または十分小さい値となっている箇所を一箇
所づつ選択し、それぞれ文字行が存在する範囲のｙ方向
の下限ｙ０，上限ｙ１とする。引いた軌跡がｙ軸に平行
な場合も同様の処理を行う。また、引かれた線が複数の
場合は、引かれた本数だけ上記の処理を繰り返す。
【００１３】上記の手順で文字行の範囲を決定した後、
図３に示すように画像デ−タから行の範囲のデータを呼
び出し（２６）、なぞった方向に文字を切り出して行き
（２７）、切り出した文字を認識する（２８）。この場
合、線の評価の優先順位は、横書きの場合は画像上で上
から下、縦書きの場合は右から左とし、縦書きと横書き
が混ざっている場合はまず縦書きの方を認識し、その後
横書きの認識結果を付け加えるものとする。更に住所デ
ータベ−スの情報を用いて認識結果を集積する（２
９）。そして最終的な認識結果を表示装置の画面上に表
示する（３０）。オペレータは認識結果と画像上の宛名
住所を比較し（３１）、誤っている場合はキーボード等
の入力装置を用いて正しい住所を入力する（３２）。オ
ペレータによって確認された結果はコーディング装置に
送られる（３３）。次に、本発明の別の一実施例につい
て図面を参照して説明する。
図３に示すように画像デ−タから行の範囲のデータを呼
び出し（２６）、なぞった方向に文字を切り出して行き
（２７）、切り出した文字を認識する（２８）。この場
合、線の評価の優先順位は、横書きの場合は画像上で上
から下、縦書きの場合は右から左とし、縦書きと横書き
が混ざっている場合はまず縦書きの方を認識し、その後
横書きの認識結果を付け加えるものとする。更に住所デ
ータベ−スの情報を用いて認識結果を集積する（２
９）。そして最終的な認識結果を表示装置の画面上に表
示する（３０）。オペレータは認識結果と画像上の宛名
住所を比較し（３１）、誤っている場合はキーボード等
の入力装置を用いて正しい住所を入力する（３２）。オ
ペレータによって確認された結果はコーディング装置に
送られる（３３）。次に、本発明の別の一実施例につい
て図面を参照して説明する。
【００１４】図５は、本発明の一実施例に関わる概略を
示す図である。図５において、表示装置に郵便物の画像
を表示する（３４）。オペレータは、画像を見て宛名住
所の範囲をペンで指定する（３５）。宛名住所の範囲の
指定は、その範囲を囲む菱形を指示して行う。一つの方
法は菱形の４頂点を指定する方法であり、もう一つの方
法は対角二頂点だけを指定する方法である。いずれの場
合も、各頂点を順番にペン等の座標入力手段を用いる。
同時に二点を入力することが可能な座標入力装置（例え
ばタッチパネル）を用いる場合には、その二点を二本の
指で同時に押す方法で二点の座標を入力する。指定され
た部分について縦横の比を調べ、縦長ならば縦書き、横
長ならば横書きとみなして文字認識が行われ（３６）、
認識結果が表示装置に出力される（３７）。
示す図である。図５において、表示装置に郵便物の画像
を表示する（３４）。オペレータは、画像を見て宛名住
所の範囲をペンで指定する（３５）。宛名住所の範囲の
指定は、その範囲を囲む菱形を指示して行う。一つの方
法は菱形の４頂点を指定する方法であり、もう一つの方
法は対角二頂点だけを指定する方法である。いずれの場
合も、各頂点を順番にペン等の座標入力手段を用いる。
同時に二点を入力することが可能な座標入力装置（例え
ばタッチパネル）を用いる場合には、その二点を二本の
指で同時に押す方法で二点の座標を入力する。指定され
た部分について縦横の比を調べ、縦長ならば縦書き、横
長ならば横書きとみなして文字認識が行われ（３６）、
認識結果が表示装置に出力される（３７）。
【００１５】続いて処理の流れについて説明する。図６
は、本発明の他の実施例に関する処理の概略図である。
まず郵便物の画像を表示する（３８）。オペレータは画
像を見て、宛名住所の範囲を指定する（３９）。次に指
定された範囲を菱形で近似して（４０）、画面に重ねて
表示し（４１）、図６に示される菱形の縦横の長さｌ
ｈ，ｌｗを求める（４２）。計算結果をもとにして、画
像データのうち菱形内に含まれる部分のデータを呼び出
す（４３）。ｌｈとｌｗの比を求め、１より大きい場合
は縦書き、１より小さい場合は横書きと判断し（４５，
４６）、判断した方向にデータから文字を切り出して文
字認識を行う（４７）。さらに住所データベースの情報
を用いて認識結果を修正する（４８）。そして最終的な
認識結果を表示装置の画面上に表示する（４９）。オペ
レータは認識結果と画像上の宛名住所を比較し（５
０）、誤っている場合はキーボード等の入力装置を用い
て正しい住所を入力する（５１）。オペレータによって
確認された結果はコーディング装置に送られる（５
２）。
は、本発明の他の実施例に関する処理の概略図である。
まず郵便物の画像を表示する（３８）。オペレータは画
像を見て、宛名住所の範囲を指定する（３９）。次に指
定された範囲を菱形で近似して（４０）、画面に重ねて
表示し（４１）、図６に示される菱形の縦横の長さｌ
ｈ，ｌｗを求める（４２）。計算結果をもとにして、画
像データのうち菱形内に含まれる部分のデータを呼び出
す（４３）。ｌｈとｌｗの比を求め、１より大きい場合
は縦書き、１より小さい場合は横書きと判断し（４５，
４６）、判断した方向にデータから文字を切り出して文
字認識を行う（４７）。さらに住所データベースの情報
を用いて認識結果を修正する（４８）。そして最終的な
認識結果を表示装置の画面上に表示する（４９）。オペ
レータは認識結果と画像上の宛名住所を比較し（５
０）、誤っている場合はキーボード等の入力装置を用い
て正しい住所を入力する（５１）。オペレータによって
確認された結果はコーディング装置に送られる（５
２）。
【００１６】図７は、本発明の他の実施例を示した図で
ある。二番目の実施例で述べた方法では、宛名住所部の
縦横の比率のみで文字の書かれた方向を判断するため、
例えば町名までを縦書き、番地の部分だけを横書きした
郵便物の場合、正しく読み取れない場合が考えられる。
図７は、そのような場合の対策を示したもので、この図
において、初めに表示装置に郵便物の画像を表示する
（５３）。オペレータは、画像を見て宛名住所の範囲を
ペンで指定し、さらに特に読み取り方向を指定した部分
についてペンでなぞって方向を指定する（５４）。この
ときオペレータが頂点を指定するのに用い入力装置は、
指、マウスやキーボードといったペン以外のものであっ
てもかまわない。指定された部分について、縦横の比率
を調べ、縦長ならば縦書き、横長ならば横書きとみなし
て文字認識が行われる（５５）。ただし読取方向を指定
した部分については指定した方向に文字を切出し文字認
識を行うものとする。最後に認識結果が表示装置に出力
される（５６）。
ある。二番目の実施例で述べた方法では、宛名住所部の
縦横の比率のみで文字の書かれた方向を判断するため、
例えば町名までを縦書き、番地の部分だけを横書きした
郵便物の場合、正しく読み取れない場合が考えられる。
図７は、そのような場合の対策を示したもので、この図
において、初めに表示装置に郵便物の画像を表示する
（５３）。オペレータは、画像を見て宛名住所の範囲を
ペンで指定し、さらに特に読み取り方向を指定した部分
についてペンでなぞって方向を指定する（５４）。この
ときオペレータが頂点を指定するのに用い入力装置は、
指、マウスやキーボードといったペン以外のものであっ
てもかまわない。指定された部分について、縦横の比率
を調べ、縦長ならば縦書き、横長ならば横書きとみなし
て文字認識が行われる（５５）。ただし読取方向を指定
した部分については指定した方向に文字を切出し文字認
識を行うものとする。最後に認識結果が表示装置に出力
される（５６）。
【００１７】なお、本発明は、上記の一実施例に限るも
のではなく、様々に変形して実施が可能であることは言
うまでもない。例えば、宛名領域指定装置は、上記実施
例では、コーディング装置に接続されているが、コーデ
ィング装置は設けずに、通常の宛名認識装置の付加装置
とする構成によっても、本発明の有効な実施は可能であ
る。
のではなく、様々に変形して実施が可能であることは言
うまでもない。例えば、宛名領域指定装置は、上記実施
例では、コーディング装置に接続されているが、コーデ
ィング装置は設けずに、通常の宛名認識装置の付加装置
とする構成によっても、本発明の有効な実施は可能であ
る。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、郵
便物の宛名住所部の範囲および書かれた方向を指定して
その部分について文字認識をおこなわせる。そのため、
通常の宛名区分機では宛名住所の書かれている方向が得
られずに、宛名を認識できなかったような郵便物を素早
く処理することができる。宛名区分機にリジェクトされ
る郵便物のうち、文字の切り出しがうまく行かなかった
ことがリジェクトの原因であるものの割合は高い。よっ
てリジェクトされた全ての郵便物の宛名住所をキー入力
する従来の手法と比べて、本発明とキー入力を併用した
方法の方が高速処理を行うことができる。また本発明で
提案した方法は、どのような種類の郵便物にも対応する
ことができる。
便物の宛名住所部の範囲および書かれた方向を指定して
その部分について文字認識をおこなわせる。そのため、
通常の宛名区分機では宛名住所の書かれている方向が得
られずに、宛名を認識できなかったような郵便物を素早
く処理することができる。宛名区分機にリジェクトされ
る郵便物のうち、文字の切り出しがうまく行かなかった
ことがリジェクトの原因であるものの割合は高い。よっ
てリジェクトされた全ての郵便物の宛名住所をキー入力
する従来の手法と比べて、本発明とキー入力を併用した
方法の方が高速処理を行うことができる。また本発明で
提案した方法は、どのような種類の郵便物にも対応する
ことができる。
【図１】本発明の宛名指定領域装置とその周辺装置に関
する構成図。
する構成図。
【図２】本発明の一実施例を説明する図。
【図３】本発明の一実施例に関する処理を示すフローチ
ャート。
ャート。
【図４】本発明の他の実施例を説明する図。
【図５】本発明の他の実施例に関する処理を示すフロー
チャート。
チャート。
【図６】本発明の他の実施例に関する処理の概略図。
【図７】本発明の他の実施例を示す図。
４…宛名領域指定装置，５…画像バッファ，６…制御
部，７…表示装置，８…入力装置，９…イメージ処理装
置，１２…文字認識装置
部，７…表示装置，８…入力装置，９…イメージ処理装
置，１２…文字認識装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G06K 9/00 - 9/82 B07C 1/00 - 9/00
Claims (2)
- 【請求項１】宛名住所が記載されている紙葉類から宛名
住所を含む画像情報を入力する入力手段と、 この入力手段で入力された前記画像情報を表示する表示
手段と、 この表示手段に表示された画像情報の宛名住所の文字を
順になぞる手段と、 この手段によりなぞられた部分について、なぞられた順
・方向に基づいて文字認識を行う認識手段と、 を具備することを特徴とする宛名認識装置。 - 【請求項２】宛名住所が記載されている紙葉類から宛名
住所を含む画像情報を入力する入力手段と、 この入力手段で入力された前記画像情報を表示する表示
手段と、 この表示手段に表示された画像情報の宛名住所の範囲を
指定する指定手段と、 この指定手段により指定された宛名住所の範囲につい
て、指定範囲の縦横の比に基づいて縦書きであるか横書
きであるかを判別する判別手段と、 この判別手段により判別された書き方に従って前記指定
手段により指定された範囲の宛名住所の文字認識を行う
認識手段と、 を具備することを特徴とする宛名認識装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5066298A JP2988801B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 宛名認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5066298A JP2988801B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 宛名認識装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06282675A JPH06282675A (ja) | 1994-10-07 |
| JP2988801B2 true JP2988801B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=13311775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|---|
| JP6500376B2 (ja) * | 2014-06-26 | 2019-04-17 | 株式会社リコー | 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP5066298A patent/JP2988801B2/ja not_active Expired - Fee Related
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