JPH07163801A - 低粘性物質中の揮発性物質除去装置 - Google Patents
低粘性物質中の揮発性物質除去装置Info
- Publication number
- JPH07163801A JPH07163801A JP6217482A JP21748294A JPH07163801A JP H07163801 A JPH07163801 A JP H07163801A JP 6217482 A JP6217482 A JP 6217482A JP 21748294 A JP21748294 A JP 21748294A JP H07163801 A JPH07163801 A JP H07163801A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- low
- substance
- container
- low viscous
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
ある低粘性物質を均一に供給できる低粘性物質中の揮発
性物質除去装置を提供する。 【構成】 減圧又は加圧可能で容器1の底部に、伝熱密
度の高い低粘性物質用通路と熱媒体用通路を有するプレ
ートフィン型熱交換器3を上向きに設けると共に、該熱
交換器3の出口部13を前記容器1内に突出して設け、
更に、前記容器1の頂部に揮発性不純物搬出口20を設
けると共に、前記容器1の下部に脱揮後の低粘性物質吐
出口19を設ける。
Description
ている揮発性不純物を脱揮する低粘性物質中の揮発性物
質除去装置に関する。
レン系重合体等の重合体には、通常、未反応モノマーや
溶剤等の揮発性物質が含まれているが、これらの揮発性
物質は、重合体の品質を低下ないし劣化させ、更に、こ
の重合体より得られる製品の品質を悪化させるので、早
期に除去する必要がある。
物質の除去装置としては、重合体を発泡させ、分散させ
た後、竪型多管式熱交換器に通して昇温し、気液分離区
域でフラッシュさせる発明が知られているが(特公昭4
8−29797号公報及び特開昭51−134781号
公報)、これらの場合は、装置全体が大型、かつ、複雑
になるという欠点がある。
的攪拌により不純物を含有している高粘性物質を押し付
け、押し広げ、表面更新による表面積拡大を行い、加熱
及び蒸気によって不純物脱揮を行なっている薄膜式蒸発
器もあるが、この場合は、動力が必要で、ランニングコ
ストが高くなるという問題がある。そこで、上記の問題
点を解消するため、熱媒体の供給・排出管路と重合体の
供給管路を備えたプレートフィン型の熱交換器を減圧可
能な本体に設け、この熱交換器に供給された重合体が熱
交換器内を通過する間に加熱された後、本体内に吐出し
て揮発性の不純物を脱揮するようにした重合体中より揮
発性物質を除去する装置を提案されている(特開昭61
−97302号公報参照)。
粘性物質の重合体を対象としたものであり、この装置を
低粘性物質の処理に適用した場合、被処理物である低粘
性物質が熱交換器内で均一に分散せずに偏って流れ、熱
交換効率が悪化するという問題があった。
の問題を解消するためになされたものであり、その目的
は、プレートフィン型の熱交換器内に被処理物である低
粘性物質を均一に供給できる低粘性物質中の揮発性物質
除去装置を提供することにある。
性物質中の揮発性物質除去装置は、減圧又は加圧可能で
容器の底部に、伝熱密度の高い低粘性物質用通路と熱媒
体用通路を有するプレートフィン型熱交換器を上向きに
設けると共に、該熱交換器の出口部を前記容器内に突出
して設け、更に、前記容器の頂部に揮発性不純物搬出口
を設けると共に、前記容器の下部に脱揮後の低粘性物質
吐出口を設けたことを特徴とするものである。
に、伝熱密度の高い低粘性物質用通路と熱媒体用通路を
有するプレートフィン型熱交換器を上向きに設けること
により、プレートフィン型の熱交換器内に低粘性物質を
均一に供給できる。そして、この熱交換器内を通過する
短い時間内に被処理物である低粘性物質を均一に加熱で
き、以て、低粘性物質を変質させることなく、低粘性物
質中に含まれる揮発性物質をほぼ完全に除去できる。
説明する。図1において、1は減圧又は加圧可能なドラ
ム本体であり、このドラム本体1の底部には、熱交換器
3が上向きに装着されている。この熱交換器3は、例え
ば、プレーン型(平板フィン)、ルーバ型、セレート型
(片状フィン)、パーホレイン型(孔明きフィン)、ヘ
リボーン型(波型フィン)等の所謂プレートフィン型の
熱交換器でできており、その出口部13は、ドラム本体
1内に所定高さだけ突出して設けられている。
熱媒体供給管7を有すると共に、他の一方の側に熱媒体
排出管8を有し、熱媒体Hが熱交換器3内を横断するよ
うになっている。一方、熱交換器3の下部に取り付けた
入口ノズル10から熱交換器3内に供給された低粘性物
質Fは、この熱交換器3内を上昇する間に熱媒体Hによ
って加熱されて気・液混合相となり、ドラム本体1内に
突出させた熱交換器出口部13からドラム本体1内に吐
出された際に、低粘性物質F中の揮発性物質Bが脱揮す
るようになっている。
2が設けられ、熱交換器の出口部13から吐出した低粘
性物質Fの飛散を防止するようになっている。気・液混
相の低粘性物質Fから脱揮した揮発性物質B、すなわ
ち、不純物は、衝突板12とドラム本体1の間の隙間を
通ってドラム本体1の頂部に設けられた排出口20から
次行程に排出され、必要に応じて処理される。
質Fは、落下してドラム本体1の下部に液面Wを形成し
て溜まり、その下部に設けた吐出ノズル19から取り出
されるようになっている。また、このドラム本体1は、
ジャケットを有し、本体下部に設けた供給口4から供給
した熱媒体hが本体上部の排出口5から排出される間に
ドラム本体1を加熱するようになっている。
低粘性物質Fの性状により複数に分けて温度の異なる熱
媒体により、それぞれ、加熱することも可能である。ま
た、プレートフィン型の熱交換器3は、ドラム本体1内
に内蔵させてもよい。
可能で容器の底部に、伝熱密度の高い低粘性物質用通路
と熱媒体用通路を有するプレートフィン型熱交換器を上
向きに設けたので、低粘性物質をプレートフィン型の熱
交換器内に均一に供給することができる。
に低粘性物質を均一に加熱でき、以て、低粘性物質を変
質させることなく、低粘性物質中に含まれる揮発性物質
をほぼ完全に除去できる。また、熱交換器の出口部をド
ラム本体内に突出して設けたので、脱揮された低粘性物
質がドラム本体の下部に液面を形成して溜まり、減圧又
は加圧されたドラム本体のシールの役目をするという利
点もある。
置の断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 減圧又は加圧可能で容器の底部に、伝熱
密度の高い低粘性物質用通路と熱媒体用通路を有するプ
レートフィン型熱交換器を上向きに設けると共に、該熱
交換器の出口部を前記容器内に突出して設け、更に、前
記容器の頂部に揮発性不純物搬出口を設けると共に、前
記容器の下部に脱揮後の低粘性物質吐出口を設けた低粘
性物質中の揮発性物質除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6217482A JP2741172B2 (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 低粘性物質中の揮発性物質除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6217482A JP2741172B2 (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 低粘性物質中の揮発性物質除去装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1334729A Division JPH03196801A (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 低粘性物質中の揮発性物質除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07163801A true JPH07163801A (ja) | 1995-06-27 |
JP2741172B2 JP2741172B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=16704932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6217482A Expired - Lifetime JP2741172B2 (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 低粘性物質中の揮発性物質除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2741172B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS615441A (ja) * | 1984-06-20 | 1986-01-11 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 光学的記録及び読み出し方法 |
JPS62183801A (ja) * | 1985-12-16 | 1987-08-12 | ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ | ポリマ−溶液から揮発分を除去する方法および装置 |
JPS6388001A (ja) * | 1986-09-30 | 1988-04-19 | Hitachi Ltd | 液体濃縮装置 |
-
1994
- 1994-09-12 JP JP6217482A patent/JP2741172B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS615441A (ja) * | 1984-06-20 | 1986-01-11 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 光学的記録及び読み出し方法 |
JPS62183801A (ja) * | 1985-12-16 | 1987-08-12 | ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ | ポリマ−溶液から揮発分を除去する方法および装置 |
JPS6388001A (ja) * | 1986-09-30 | 1988-04-19 | Hitachi Ltd | 液体濃縮装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2741172B2 (ja) | 1998-04-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2751537C (en) | A process and a device for the continuous treatment of mixed substances | |
TWI381874B (zh) | 供含有聚合物之液體用的靜態去揮發作用裝置 | |
KR960000001B1 (ko) | 점성이 높은 유체의 처리용 얇은 막 증발기 | |
JP6761059B2 (ja) | 粘性の材料を熱処理する、特に粘性の材料に含まれる材料成分を熱的に分離する、装置 | |
JP2790191B2 (ja) | ポリマー溶液の揮発分除去法およびその装置 | |
JP6207636B2 (ja) | 揮発成分除去装置及びその使用のためのプロセス | |
JPS61204027A (ja) | 低粘度の液体と粘質材料の混合方法および装置並びに粘質材料の液化方法および装置 | |
JP4674681B2 (ja) | 蒸発のための水を処理する方法および装置 | |
JPH07163801A (ja) | 低粘性物質中の揮発性物質除去装置 | |
US3737378A (en) | Deodorizing method by film and steam distillation | |
JPH03196801A (ja) | 低粘性物質中の揮発性物質除去装置 | |
US5012737A (en) | Ink feeder with moisture removal | |
KR20130135824A (ko) | 열 가소성 폴리머와 용매로 구성된 용액의 열적 분리 공정 | |
JPS61197002A (ja) | 粘質材料の清澄方法およびその装置 | |
NL8402841A (nl) | Roterende verwerkingsinrichting. | |
US3809140A (en) | Concentration of materials | |
US3532151A (en) | Thin film continuous evaporating apparatus | |
HU226991B1 (en) | Process and apparatus for treatment of solid material in a vessel | |
US3380715A (en) | Apparatus for treating highly viscous material | |
JPH1121311A (ja) | 重合体中の揮発性物質除去方法 | |
DE102009061077A1 (de) | Verfahren zur kontinuierlichen Behandlung eines zähviskosen, pastösen Produktes | |
JPH0130845B2 (ja) | ||
JP2520118Y2 (ja) | 連続脱気装置 | |
JPH05201A (ja) | 揮発物除去装置及びその運転方法 | |
SU904721A1 (ru) | Роторный пленочный выпарной аппарат |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971202 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |