JPH07163626A - 歩行訓練装置 - Google Patents

歩行訓練装置

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JPH07163626A
JPH07163626A JP5342454A JP34245493A JPH07163626A JP H07163626 A JPH07163626 A JP H07163626A JP 5342454 A JP5342454 A JP 5342454A JP 34245493 A JP34245493 A JP 34245493A JP H07163626 A JPH07163626 A JP H07163626A
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posture
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喬志 岩野
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守男 津志田
Hitoshi Aoki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】可動歩行板の患者に対する姿勢状態を、患者の
往方向と復方向との各歩行方向で同一とする。 【構成】歩行浴槽2内に配設された患者の歩行路となる
左右一対の可動歩行板21L、21Rが、シリンダ装置
32L〜34L(32R〜34R)によって、左右方向
の傾斜角度、あるいは長手方向の傾斜角度、さらには互
いの高さ位置が、個々独立して変更される。センサS
1、S2等により患者が可動歩行板の端部に位置したこ
とが確認されると、可動歩行板が設定姿勢状態と反転姿
勢状態との間で姿勢変更される。反転姿勢状態は、設定
姿勢状態に対して、左右方向に対称あるいは長手方向に
おいて対称とされる。例えば、設定姿勢状態において可
動歩行板が前上がりに20度傾斜されているときは、反
転姿勢状態では可動歩行板が後上がりに20度傾斜され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は患者の歩行訓練を行なう
ための歩行訓練装置に関するものである。
【0002】患者の歩行機能を回復させるために、歩行
浴槽(歩行訓練浴槽)が用いられている。この歩行浴槽
は、内部に湯水、特にマッサ−ジ効果を期待するために
湯が入れられて、この湯水中で患者が歩行するものであ
る。この歩行浴槽の底面は、患者の足裏が接触される歩
行路(面)となるもので、この歩行路は、全体として水
平な平担面として構成されている。
【0003】一方、患者の歩行機能回復として、足首の
曲げ機能回復を狙ったものがある。例えば、尖足訓練
(足首の上下方向の曲げ機能回復)、外反足訓練(足首
の左右方向外側への曲げ機能回復)、内反足訓練(足首
の左右方向内側への曲げ機能回復)を狙ったものがあ
る。これ等の訓練は、陸上において、所定方向に傾斜し
た台板上に患者が乗っかることにより、曲げ機能が十分
でない方向に曲げられた状態の足首に、患者自身の体重
を加えるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の足首の曲げ機能
回復訓練においては、足首に連続して患者の体重が加わ
るのでかなりきついものとなり、また患者は機能回復訓
練中じっとしていなければならないので、訓練にあきや
すいものとなる。
【0005】このため、患者が歩行される歩行路を、傾
斜状態等の姿勢状態が変更可能な可動歩行板として構成
して、歩行訓練と足首機能回復訓練とを合せて行なうこ
とが考えられている。このような可動歩行板を発展させ
て、左右の足首機能の障害度合が異なるのに対処すべ
く、可動歩行板を、右足用と左足用とで別個独立した左
右一対の可動歩行板で構成して、その姿勢状態特に傾斜
状態を左右で異ならせることが考えらえている。
【0006】しかしながら、例えば反足訓練のために左
右の可動歩行板の左右方向における傾斜角度を互いに異
ならせると、可動歩行板の歩行方向つまり長手方向の一
端部側から他端部側へ向けては患者にとって好都合なも
のとして設定しても、他端部側から一端部側へ向かう反
対方向の歩行については、傾斜状態が左右の足首の障害
度合に対応したものとならない。このため、患者は、一
旦可動歩行板から降りて同一方向からのみ可動歩行板を
歩行することが強いられることになってしまう。このこ
とは、患者の左右の足の一方に障害があって、左右の可
動歩行板の高さ位置を異ならせた状態で歩行訓練を行な
うときも同じような問題を生じる。さらに、可動歩行板
をその長手方向に傾斜させて尖足訓練を行なう場合も、
同じような問題を生じる。
【0007】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、姿勢状態が変更可能な可動歩行板を利用し
て歩行訓練を行なう場合に、可動歩行板を一旦降りるこ
となく、可動歩行板の一端部側から他端部側への歩行の
際も、他端部側から一端部側への歩行の際にも、可動歩
行板の姿勢状態が患者に対して同じような姿勢状態をと
り得るようにした歩行訓練装置を提供することにある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記目的を達成するた
め、本発明はその第1の構成として次のようにしてあ
る。すなわち、患者の歩行路を構成する左右一対の可動
歩行板が、互いに個々独立してその姿勢状態が変更可能
として配設され、前記左右の可動歩行板の姿勢状態を個
々独立して変更するための駆動手段が設けられ、前記駆
動手段を制御して、左右方向において互いに相違された
前記左右の可動歩行板の姿勢状態を、可動歩行板の長手
方向一端部側から他端部側へ向かうときに対応した所定
の設定姿勢状態と、該設定姿勢状態とは左右方向におい
て対称の姿勢状態とされた反転姿勢状態との間での姿勢
状態変更を行なうための反転制御手段を備えている、よ
うな構成としてある。上記構成を前提とした好ましい態
様は、特許請求の範囲における請求項2〜請求項10お
よび請求項12に記載の通りである。
【0009】前記目的を達成するため、本発明はその第
2の構成として次のようにしてある。すなわち、患者の
歩行路を構成する可動歩行板が、その長手方向における
傾斜状態が変更可能として配設され、前記可動歩行板の
長手方向おける傾斜状態を変更するための駆動手段が設
けられ、前記駆動手段を制御して、前記可動歩行板の長
手方向における傾斜状態を、所定の設定傾斜状態と、該
設定傾斜状態に対して該可動歩行板の長手方向において
対称となるように傾斜された反転傾斜状態との間での姿
勢状態変更を行なうための反転制御手段を備えている、
ような構成としてある。上記構成を前提とした好ましい
態様は、特許請求の範囲における請求項12に記載の通
りである。
【0010】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、設
定姿勢状態と反転姿勢状態との間での姿勢状態変更を行
なうことにより、患者が正面つまり前方を向いて可動歩
行板上を歩行するとき、可動歩行板の長手方向一端部側
から他端部側へ向かうときと、当該他端部側から一端部
側へ向かうときとで、患者に対する可動歩行板の姿勢状
態が同一とされる。これいより、患者は可動歩行板を一
旦降りることなく、可動歩行板を往復して同じ訓練を連
続して行なうことが可能になる。
【0011】請求項2に記載したような構成とすること
により、可動歩行板を往復して訓練する必要のないとき
等は、不用な反転制御を行なわないようにすることがで
きる。
【0012】請求項3に記載したような構成とすること
により、患者が可動歩行板の長手方向端部に来たことを
確認して、つまり患者が今迄歩行してきた方向とは逆方
向への歩行を開始する折返し位置となったことを確認し
て、次の歩行方向に応じた姿勢状態への変更を行なっ
て、姿勢状態の変更時期を適切なものとすることができ
る。
【0013】請求項4に記載したような構成とすること
により、反転制御を完全自動化する上で好ましいものと
なる。また、請求項5に記載したような構成とすること
により、姿勢状態変更を、患者に応じた適切な時期にマ
ニュアル設定して、姿勢状態の変更に起因する患者への
不安低減等を図る上で好ましいものとなる。
【0014】請求項6に記載したような構成とすること
により、姿勢状態変更が行なわれることをあらかじめ患
者やその周囲の看護者に与えて、すなわち姿勢状態変更
が不意に行なわれないようにして、姿勢状態変更に起因
する不測の事故を未然に防止する上で好ましいものとな
る。また、請求項7に記載したような構成とすることに
より、姿勢状態変更が行なわれることが警報器により予
告されてから、患者が姿勢状態変更に対応した体勢をと
るまでの時間を確保して、安全に姿勢状態変更を行なう
上で極めて好ましいものとなる。
【0015】請求項8に記載したような構成とすること
により、反足訓練を、往復共に同じように行なうことが
できる。請求項9に記載したような構成とすることによ
り、左右の足の一方に障害がある等により左右に段差を
もたせて歩行訓練する場合に、往復共に同じように訓練
することができる。請求項10に記載したような構成と
することにより、尖足訓練を合せて行なう場合に、往復
共に同じように訓練することができる。
【0016】請求項11に記載した発明によれば、尖足
訓練するときに、往復共に同じように訓練することがで
きる。
【0017】請求項12に記載したような構成とするこ
とにより、歩行訓練浴槽において歩行訓練するときに、
前述した各請求項で得られる効果を得ることができる。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例を添付した図面に基づい
て説明する。図1、図2において、1は訓練浴槽で、こ
の訓練浴槽1は実施例では、歩行浴槽(歩行訓練浴槽)
2と入浴浴槽3とを連通した一体形式のものとして構成
されている。患者は、担架4に乗ったまま、既知のリフ
タ5を利用して、入浴浴槽3に対して(訓練浴槽1に対
して)入退浴される。
【0019】歩行浴槽2を構成する左右一対の側壁1
1、および入浴浴槽3とは反対側の端壁つまり前壁12
は、それぞれアクリル樹脂板等により全体的に透明に形
成されて、歩行訓練中の患者が全体的に容易かつ明瞭に
外部から観察し得るようになっている。
【0020】歩行浴槽2内において、患者が歩行するつ
まり患者の足裏が接触される歩行路が、左右一対の可動
歩行板21L、21Rによって構成されている。この各
可動歩行板21L、21Rは、それぞれ、次のような第
1〜第5の姿勢状態を選択的にとり得る。
【0021】第1姿勢状態 各可動歩行板21L、21Rがそれぞれ、略水平状態と
されると共に、行浴槽の基準底面2aと同一高さとされ
て、歩行浴槽の底部に構成される歩行路が全体として面
一の平担面を構成する姿勢状態であり、図3でハッチン
グを施して示す状態となる。勿論、この第1姿勢状態の
ときは、従来からある歩行浴槽の底面状態と同じであ
る。
【0022】第2姿勢状態 各可動歩行板21L、21Rが、前後方向に傾斜され
て、前上がりあるいは前下がりの状態となる姿勢状態で
あり、図2一点鎖線、図3の一点鎖線、2点鎖線で示し
てある。また、図6に全体的な傾斜状態を示してあり、
その傾斜角度がθ2で示される。勿論、この第2姿勢状
態は、尖足訓練用となる。なお、左右の可動歩行板21
L、21Rの傾斜角度θ2は、互いに相違するように設
定することが可能となっている(一方の傾斜角度θ2が
零の場合もある)。
【0023】第3姿勢状態 左右の各可動歩行板21L、21Rが、左右方向内側が
外側よりも高くなるように左右方向に傾斜された状態で
あり、図7にその全体的な傾斜の様子を、また図8に前
方から見たときの傾斜の様子を示し、図中θ3が左右方
向の傾斜角度を示す。勿論、この第3姿勢状態は、外反
足訓練用となる。なお、左右の可動歩行板21L、21
Rの傾斜角度θ3は、互いに相違するように設定するこ
とがとなっている(一方の傾斜角度θ3が零の場合もあ
る)。
【0024】第4姿勢状態 左右の各可動歩行板21L、21Rが、左右方向外側が
内側よりも高くなるように左右方向に傾斜された状態で
あり、図9にその全体的な傾斜の様子を、また図10に
前方から見たときの傾斜の様子を示し、図中θ4が左右
方向の傾斜角度を示す。勿論、この第4姿勢状態は、内
反足訓練用となる。なお、左右の可動歩行板21L、2
1Rの傾斜角度θ4は、互いに相違するように設定する
こととなっている(一方の傾斜角度θ4が零の場合もあ
る)。
【0025】第5姿勢状態 左右の可動歩行板21L、21Rはそれぞれ略水平状態
とされるが、互いにその高さ位置が相違されて、所定の
段差を有する状態である。この第5姿勢状態の全体的な
様子が図11に示され、前方から見たときの様子が図1
2に示される。そして、可動歩行板21Lと21Rとの
段差が符号Tで示される。なお、この第5姿勢状態で
は、高くなる方の可動歩行板を、左可動歩行板21Lと
するか右可動歩行板21Rとするかは任意に選択できる
ようになっている。
【0026】前記第1〜第5の各姿勢状態共に、基本的
には、各可動歩行板21L、22Rの上面のうちもっと
も低い面が、基準底面2aと同じ高さとなるようにされ
る。ただし、実施例では、患者の身長や、水深が患者に
与える負荷等を考慮して、患者に対して最適な水深とな
るように、上記もっとも低い面の高さとなる基準高さ位
置を、基準底面2aよりも高い位置へ変更し得るように
してある。
【0027】可動歩行板21L、21Rを前述した第1
〜第5の姿勢状態で切換えるため、およびその傾斜角度
θ2〜θ4や段差Tを変更するため、図2、図3に示す
ように、駆動機構31が設けられる。この駆動機構31
は、可動歩行板21L、21Rの下方に配設した複数の
シリンダ装置を利用して構成され、左可動歩行板21L
に対応して3個のシリンダ装置32L〜34Lが設けら
れ、右可動歩行板21等に対応して3個のシリンダ装置
32R〜34Rが設けられる。
【0028】なお、上記シリンダ装置を利用した駆動機
構は左右同じように構成されているので、左用のシリン
ダ装置32L〜34L部分に着目して、その詳細な構造
について図1〜図4を参照しつつ説明する。先ず、3個
のシリンダ装置32L〜34Lはそれぞれ、上下方向に
伸ばして配設されて、そのシリンダ35が歩行浴槽2の
下端フレ−ム36に固定される一方、ピストンロッド3
7が対応する可動歩行板21Lに連結される。
【0029】図1に示すように、2個のシリンダ装置3
2L、33Lは、左可動歩行板21Lの後端部において
左右並列に配設されている。また、残る1つのシリンダ
装置34Lは、左可動歩行板21Lの前端部でかつ左右
方向中間位置に配設されている。シリンダ装置32L、
33Lのピストンロッド37はそれぞれ、左可動歩行板
21Lの下面に固定された前後方向に伸びる取付軸38
に対して、ボ−ルジョイント39を介して連結されてい
る。すなわち、ボ−ルジョイント39のボ−ル部材39
aが取付軸38に対して前後方向に若干距離だけ摺動自
在として嵌合され、このボ−ル部材39aを包被する軸
受部材39bが、ピストンロッド37に固定されている
(図4参照)。
【0030】シリンダ装置34Lも同様に、取付軸38
とボ−ルジョイント39とを利用して可動歩行板21L
に連結されているが、シリンダ装置34L用の取付軸
は、左右方向に伸びていると共に、取付軸38に対して
ボ−ル部材39aが摺動しないようにされている。
【0031】後側の2つのボ−ル部材39aを可動歩行
板21Lに対して前後方向へ若干の相対移動可能とする
ことにより、可動歩行板21Lが前述した種々の姿勢状
態の間で姿勢変更されるときに生じるピストンロッド3
7に対する可動歩行板21Lの連結位置の変動(前後方
向での変動)が吸収される。また、上記姿勢状態を変更
する際、ボ−ルジョイント39による360度回りの回
動可能な機能によって、可動歩行板21Lのスム−ズな
姿勢状態変更が確保される(前後方向の傾斜や左右方向
の傾斜を行なわせる際の仮想回動軸線が、各シリンダ装
置32L〜34Lにおけるピストンロッド37の伸長量
を個々独立して調整するだけで自動的に構成される)。
【0032】図5は、左用の各シリンダ装置32L〜3
4Lに対する油圧回路例を示すものである。この図5に
おいて、ポンプ41からの高圧の油圧が供給される供給
経路が符号42で示され、リザ−バタンク43へ油圧を
開放する解放経路が符号44で示される。各経路42、
43に対して、各シリンダ装置32L〜34Lが、それ
ぞれ電磁切換弁52L〜54Lを介して接続されてい
る。この各電磁吸気弁52L〜54Lは、4ポ−ト3ポ
ジションとされて、その位置切換により、ピストンロッ
ド37を伸長させる状態と、縮長させる状態と、保持す
る状態とが、各シリンダ装置32L〜34L毎に個々独
立して調整される。なお、図5中、45はアキュムレ−
タ、46は供給経路42内の圧力が所定圧以上となった
ときに開かれるリリ−フ弁である。
【0033】右可動歩行板21Rと右シリンダ装置32
R〜34Rとの関係およびその油圧回路も左用のものと
同様なので、その重複した説明は省略する。なお、図5
に示す油圧回路においては、シリンダ装置と切換弁とを
除いて、左右共通とされる。図5に示される各種油圧機
器のうちシリンダ装置32L〜34L、32R〜34R
を除く油圧機器がユニット化され、このユニット化され
た油圧機器が、図2、図3において符号Yで示される。
【0034】ここで、歩行浴槽2の湯水を貯留する部分
の底面は、実質的に、可動歩行板21L、21Rの若干
下方にある底壁2bによって構成される(図3参照)。
そして、ユニット化された油圧機器類Yは、底壁2bの
下方の収納空間Xに位置されている。また、ピストンロ
ッド37は、底壁2bを摺動自在に貫通しており、この
貫通部分には、シ−ル部材13によって液密にシ−ルさ
れている。さらに、収納空間X内に配設されたシリンダ
35は、カバ−部材14により全体的に液密に被覆され
ており、このカバ−部材14の上方は前記シ−ル部材1
3に臨んで、当該シ−ル部材13より漏れ出た湯水はカ
バ−部材14内に貯留されるようになっている。そし
て、カバ−部材14には、湯水抜き用の開閉弁(図示
略)が接続されている。
【0035】図13は、前記電磁切換弁52L〜54
L、52R〜54Rを個々独立して制御することによ
り、左右の可動歩行板21L、21Rの姿勢状態を個々
独立して制御するための制御系を示す。図13中Uはマ
イクロコンピュ−タを利用して構成された制御ユニッ
ト、61は、各種情報を選択(入力)するためのスイッ
チ盤、62は警報用ブザ−、63は警報用ランプであ
る。
【0036】上記スイッチ盤61は、例えば図14に示
すように構成される。このスイッチ盤61に設けられた
各種スイッチ(あるいはダイアル)は、次の通りであ
る。設定変更スイッチ71は、可動歩行板21L、21
Rの第1〜第5の姿勢状態、傾斜角度θ2〜θ4、段差
T、基準高さのいずれかを変更するときに、変更の開始
を指令するためのものとして操作される。
【0037】5つのモ−ドスイッチ72X、72A〜7
2Dが設けられている。モ−ドスイッチ72Xは、基本
モ−ド選択用で、左右の可動歩行板21Lと21Rとが
それぞれ略水平でかつ互いに同一高さ位置とされる状態
の選択であり、第1姿勢状態を選択するときに選択され
るものである。モ−ドスイッチ72Aは、モ−ドAの選
択用で、尖足訓練用となる第2姿勢状態を選択するため
のものである。モ−ドスイッチ72Bは、モ−ドBの選
択用で、外反足あるいは内反足の訓練用となる第3姿勢
状態あるいは第4姿勢状態を選択するためものである。
モ−ドスイッチ72Cは、モ−ドCの選択用で、第5姿
勢状態を選択するためのものである。モ−ドスイッチ7
2Dは、複合モ−ド選択用で、第2姿勢状態〜第5姿勢
状態のうちから、任意の2つあるいは3つの組み合わせ
を選択するときのものである。
【0038】モ−ドスイッチ72A〜72Cに対応し
て、より詳しい内容を選択するための態様スイッチ73
A〜73Cと、レベルスイッチ74A〜74Cとが設け
られる。態様スイッチ73Aは、第2姿勢状態におい
て、前上がりとするか前下がりとするかを選択するため
のものである。態様スイッチ73Bは、第2姿勢状態と
第3姿勢状態との間での選択を行なうためのものであ
る。態様スイッチ73Cは、左右の可動歩行板21Lと
21Rとのうちいずれを高い方にするかを選択するため
のものである。
【0039】レベルスイッチ74Aは、第2姿勢状態で
の傾斜角度θ2を選択するもので、左右同一の傾斜角度
を選択するときの共通ダイアルと、左右個別の傾斜角度
を選択するための2つの個別ダイアルを有する。レベル
スイッチ74Bは、第3姿勢状態あるいは第4姿勢状態
での傾斜角度θ3あるいはθ4を選択するもので、左右
同一の傾斜角度を選択するときの共通ダイアルと、左右
個別の傾斜角度を選択するための2つの個別ダイアルを
有する。レベルスイッチ74Cは、段差Tを選択するた
めのものであり、1つのダイアルからなる。
【0040】スイッチ75は、基準高さ位置を設定する
ものであり、1つのダイアルからなり、零を選択したと
きは、基準高さが基準底面2aと一致される(基本モ−
ドが選択され、かつ基準高さ位置として零が選択された
ときに、従来からある通常の歩行浴槽と同様に、歩行浴
槽2の底面が全体として平担面とされる)。スイッチ7
6は、可動歩行板21Lと21Rとの間で左右の相違を
生じさせるか否かの選択を行なうものであり、モ−ドA
あるいはモ−ドBが選択されているときにのみ適用され
る。
【0041】スイッチ77は、歩行浴槽2内の患者が、
その歩行ストロ−ク端に位置したとき、左右の可動歩行
板21Lと21Rとの関係が逆の関係となるように自動
反転を行なわせるか否かの選択を行なうためのものであ
る。すなわち、例えば、図12に示すように左可動歩行
板21Lが右可動歩行板21Rよりも高い位置とされた
状態で、患者が歩行して歩行浴槽2の前方端にきたと
き、患者が180度向きを変えることなくそのまま背面
歩きをして歩行浴槽2の後方端へ向けて移動する場合
は、左右の足に対する左右の可動歩行板21L、21R
の高低関係は何等変化しないものとなる。
【0042】しかしながら、歩行ストロ−ク端で180
度向きを変えて、通常の歩行態様となる正面歩きをする
ときは、左右の足に対する左右の可動歩行板21L、2
1Rの高さ関係が逆の関係となってしまう。このような
場合に、自動反転を選択することにより、患者が常に正
面歩き(あるいは常に背面歩き)をした場合でも、左右
の足に対する左右の可動歩行板21L、21Rの関係が
常に所定の設定状態として得られることになる。
【0043】なお、自動反転が選択されたときは、危険
防止のために、反転開始前にあらかじめ警報器62、6
を作動させた後、所定時間遅れて反転を実行するように
してもよい。この反転を行なう前提として、患者が可動
歩行板21L、21Rの前端部あるいは後端部に位置し
たことが、可動歩行板21L、21Rの各長手方向端部
に設けた患者の体重を受けて作動される感圧センサや、
光センサ等のセンサS1(図13参照)により検出され
る。センサS1が、光センサ等間接的に患者を検出する
ものであるときは、可動歩行板21L、21Rの長手方
向各端部付近、例えば歩行浴槽壁に当該センサS1を設
ければよい。
【0044】歩行浴槽2の前後端部に、患者あるいは周
囲の看護者により操作されるマニュアルスイッチS2
(図13参照)設けて、このスイッチS2が操作された
ときに反転を行なうようにしてもよい(反転指令をマニ
ュアル指令とする)。このマニュアルスイッチS2は、
可動歩行板21L、21Rの長手方向各端部付近、例え
ば歩行浴槽壁上面等に当該センサS1を設ければよい。
安全のため、センサS1が患者を検出しかつマニュアル
スイッチS2が操作されたときにのみ、反転を行なうよ
うにしてもよい。
【0045】スイッチ盤61は、前述各スイッチで選択
された内容を全て表示する表示部78を有し、この表示
部78に表示された内容を確認して確認スイッチ79を
操作することにより、選択が完了される。さらに、スイ
ッチ盤61は、2つのクリアスイッチ80、81を有し
ている。クリアスイッチ81は、1回前に選択した内容
を訂正する場合用であり、クリアスイッチ82は、最初
から訂正をやり直す場合用である。なお、各スイッチ7
9が操作されたときは、選択内容が全て、制御ユニット
UのRAMに記憶される。
【0046】ここで、操作の容易化のため、設定変更の
スイッチ71を操作した後は、次に操作すべき対象とな
るスイッチのみを点滅表示(あるいは点灯表示)させ、
点滅表示されたスイッチに関する選択を終了した後は、
点滅していたスイッチを全て消灯して、次に選択すべき
対象となるスイッチを点滅表示させるようにすることが
できる。これと同時に、その時点において選択すべき内
容を、表示部78に表示することもできる。
【0047】例えば、スイッチ71を操作したとき、先
ずモ−ド選択スイッチ72X、72A〜72Dのみを点
滅させ(表示部78に、モ−ドを選択すべき旨の表示を
行なう)、モ−ドAが選択されたときは、いままで点滅
させていたモ−ドスイッチ72X、72A〜72Dを消
灯させると共に、次に高さ選択スイッチ75のみを点滅
させる(表示部78に、高さを選択すべき旨の表示を行
なう)。以下同様の手法によって、選択が行なわれる。
なお、点滅表示されたスイッチ以外のスイッチが操作作
されても、操作信号をキャンセルする処理を行なうよう
にしてもよい。
【0048】選択の容易化のため、歩行訓練が同じ患者
に対してはほぼ同じような内容で行なわれることを勘案
して、患者毎に、選択内容を記憶したRAMカ−ド82
を用意し、このRAMカ−ド82をスイッチ盤61に設
けた読取り装置によって読取って、読取った内容を表示
部78に表示してもよい(図6のステップP32手前ま
での操作がRAMカ−ド82を利用して省略される)。
歩行訓練内容を変更する場合、RAMカ−ド82の記憶
内容を表示部78に表示した段階で部分訂正スイッチ8
3を操作することにより、選択内容を任意に変更できる
ものとなる(通常は、スイッチ74A〜74Cでのレベ
ル変更が多くなる)。そして、確認スイッチ79を操作
した時点で、RAMカ−ド82の記憶内容が、表示部7
8に表示された最新の選択内容に書き換えられる。
【0049】制御ユニットUは、各可動歩行板21L、
21Rが所望の姿勢状態となるようにシリンダ装置(用
の電磁切換弁)を制御するが、あるいくつかの基本とな
る姿勢状態に対応した各シリンダ装置の伸長量をそのR
OMに記憶しており、ROMに記憶されていない姿勢状
態では、記憶値に基づいて演算により決定することにな
る。また、シリンダ装置の制御は、フィ−ドフォワ−ド
制御でもよいが、シリンダ装置の実際の伸長量検出する
センサを設けて、このセンサの出力に基づいてシリンダ
装置をフィ−ドバック制御するのが好ましい。
【0050】スイッチ盤61の操作に応じた制御ユニッ
トUによる制御内容の一例について、図15、図16に
示すフロ−チャ−トを参照しつつ説明する。なお、フロ
−チャ−トは、もっとも使用頻度が高いと考えられる基
本モ−ドとモ−ドAとモ−ドBとモ−ドCとが選択(単
独選択)されたときの手順が、極力簡単になるようにし
たものである。特に、表示部78に、次に操作者が選択
すべき内容を表示するようにすれば、選択の操作を行な
っていく上でより一層便利となる。先ず図16のP(ス
テップ−以下同じ)1において、設定変更スイッチ71
が操作されたか否かが判別される。このP1の判別でN
Oのときは、P2において、左右の可動歩行板21L、
21Rの状態が現状のままに保持される。
【0051】P1の判別でYESのときは、設定変更さ
れるという予告を患者や周囲の者に与えるべく、警報器
62、63が作動される。次いで、P4において、警報
器62、63を作動させてから所定時間(予告を与える
のに十分な時間で5〜10秒程度)経過しているか否か
が判別され、このP4の判別でNOのときは警報が継続
される。P4の判別でYESとなったときは、P5にお
いて設定変更を与えるスイッチからの信号入力が許可さ
れる状態となり(このとき警報器62、63を停止させ
る)、この後は、P5でのモ−ド選択(スイッチ72
X、72A〜72D)、P6での高さ選択(スイッチ7
5)が行なわれる。
【0052】P7では、基本モ−ドが選択されたか否か
が判別される。この判別でYESのときは、図16のP
32において選択された内容が表示部78に表示され
る。この表示内容が所望通りであれば、P33での確認
スイッチ79の操作を待って、P34において各可動歩
行板21L、21Rの状態が表示内容通りの状態となる
ように制御が実行される。なお、実行の前にあらかじ
め、所定時間だけ、警報器63、63を作動させるのが
好ましい。
【0053】P7の判別でNOのときは、P8におい
て、スイッチ73A〜73Cに基づく選択が行なわれ
る。次いで、P9において、現在選択されているのが、
モ−ドA〜モ−ドCのいずれか1つのモ−ドの選択であ
るか否が、つまり複合モ−ドが選択されていない状態で
あるか否かが判別される。このP9の判別でNOのとき
は、複合モ−ドが選択されているときであり、このとき
は、P10において、複合させるべき各種情報を全て選
択し、その後、P11において自動反転の有無の選択が
行なわれた後、P32へ移行する。
【0054】P9の判別でYESのときは、図16のP
21において、モ−ドCが選択されているか否かが判別
される。このP21の判別でYESのときは、P22に
おいて、スイッチ74Cによるレベル選択を行なった
後、P23においてスイッチ77による自動反転の有無
が選択されて、P32へ移行する。
【0055】P21の判別でNOのときは、P24にお
いて、スイッチ76による左右の相違有無が選択された
後、P25において、左右の相違が有る状態が選択され
ているか否かが判別される。P25の判別でYESのと
きは、P26において、左右のレベルが個々独立して選
択された後、P27において自動反転の有無が選択され
て、P32へ移行する。
【0056】P25の判別でNOのときは、P28にお
いて、モ−ドBが選択されているか否かが判別される、
このP28の判別でYESのときは、P29においてレ
ベルが選択された後、P32へ移行する。P28の判別
でNOのときは、モ−ドAが選択されているときであ
り、このときは、P30においてレベルが選択され、P
31において自動反転(前後方向の反転)有無が選択さ
れた後、P32へ移行する。
【0057】ここで、姿勢状態の反転について、より詳
細に説明する。先ず、図6で示すように、可動歩行板2
1L、21Rがその長手方向に傾斜された尖足訓練を行
なうときを考える。このとき、図6のように前上がりに
傾斜された状態を設定傾斜状態として(図3一点鎖線に
対応)、その傾斜角度θ2が例えば20度であるとす
る。この設定姿勢状態に対応した反転姿勢状態は、可動
歩行板21L、21Rが前下がり(後上がり)となっ
て、その傾斜角度は設定姿勢状態と同一角度となる20
度とされる(図3二点鎖線参照)。
【0058】また、図7〜図10に示す反足訓練を行な
うときを考える。このとき、設定姿勢状態が、左可動歩
行板21Lの傾斜角度(θ3あるいはθ4)が例えば1
0度)、右可動歩行板21Rの傾斜角度が15度である
とする。この設定姿勢状態に対応した反転姿勢状態は、
左可動歩行板21Lの傾斜角度が15度、右可動歩行板
21Rの傾斜角度が10度とされる。
【0059】さらに、図11、図12に示す段差をもた
せた歩行訓練を行なうときを考える。このとき、設定姿
勢状態が、左可動歩行板21Lが右可動歩行板21Rに
対して例えば10cm高いとすると、これに対応した反
転姿勢状態は、右可動歩行板21Rが左可動歩行板21
Lよりも10cm高い状態とされる。
【0060】図17には、反転制御するときの制御内容
を示すフロ−チャ−トであるが、このフロ−チャ−ト
は、安全のため、センサS1が患者を検出しかつマニュ
アルスイッチS2が操作されたときにのみ反転(姿勢状
態変更)を行なうようにしてある。すなわち、センサS
1で患者が検出され(P41)、かつマニュアルスイッ
チS2が操作されたことが確認されると(P42)、警
報器62、63が作動される(P43)。警報器62、
63の作動開始から所定時間経過したことが確認される
と(P44)、姿勢状態の変更が実行される(P4
5)。
【0061】以上実施例について説明したが、本発明は
これに限らず例えば次のような場合をも含むものであ
る。 (1)歩行浴槽2は、他の浴槽を組み合わせることなく、
単独の形式のものであってもよい。また、可動歩行板2
1L、21Rは、歩行訓練浴槽2内でなく、陸上で使用
するようにしてもよく、この場合はその周囲に、患者に
把持される手すり等が設置しておけばよい。 (2)第2姿勢状態を得るためで、第3〜第5の姿勢状態
が不用な場合は、可動歩行板を、左右の2枚とすること
なく、左右共通の1枚としてもよい。 (3)駆動機構における駆動源としてのシリンダ装置は、
油圧式に限らず水圧式でもよく、また電動モ−タであっ
てもよい(この場合は、例えばナット−ねじ棒機構を利
用して、モ−タの回転を例えばねじ棒の上下動に変換す
ればよい)。 (4)1枚の可動歩行板について、シリンダ装置を4個以
上設けてもよい。 (5)第2姿勢状態〜第5姿勢状態は、そのうちいずれか
1つのみが得られるようなものであってもよく、任意の
2つあるいは任意の3つの組み合わせが得られるような
ものであってもよい。 (6)可動歩行板を傾斜させる際の回動軸を、実施例のよ
うな仮想回動軸とすることなく、ピン等を利用して実回
動軸を構成するようにしてもよい。この場合、複数種の
傾斜状態を得るために、実回動軸を互いに同一軸線上に
ない複数種要する場合は、例えば、複数種の実回動軸を
構成する回動機構をそれぞれ可変式(ON、OFF式)
として、所望の傾斜状態に対応した回動機構のみをON
状態(作動状態)として、残る他の回動機構をOFF状
態(作動解除状態)とすればよい。この可変式回動機構
を構成するには、例えば空気圧により進退動される可動
ピンを歩行浴槽に設ける一方、この可動ピンが進退出さ
れる回動孔を可動歩行板に形成すればよい。この場合、
可動ピンが回動孔内に侵入し得る位置として例えば第1
姿勢状態であることを前提とし、姿勢状態変更の際は一
旦第1姿勢状態に復帰させ、その後、前回まで選択され
ていた姿勢状態に対応した可動ピンをOFF状態にする
と共に、変更後の姿勢状態用の実回動軸の選択(対応す
る可動ピンのON作動)が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す浴槽の平面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】可動歩行板部分の詳細を示す側面断面図。
【図4】ボ−ルジョイント部分の詳細を示す拡大断面
図。
【図5】シリンダ装置に対する油圧回路例を示す図。
【図6】第2姿勢状態とされた可動歩行板の斜視図。
【図7】第3姿勢状態とされた可動歩行板の斜視図。
【図8】第3姿勢状態とされた可動歩行板を歩行方向か
ら見た図。
【図9】第4姿勢状態とされた可動歩行板の斜視図。
【図10】第4姿勢状態とされた可動歩行板を歩行方向
から見た図。
【図11】第5姿勢状態とされた可動歩行板の斜視図。
【図12】第5姿勢状態とされた可動歩行板を歩行方向
から見た図。
【図13】シリンダ装置に対する制御系統を示す図。
【図14】スイッチ盤の詳細を示す正面図。
【図15】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図16】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図17】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【符号の説明】
2:歩行浴槽 21L:左可動歩行板 21R:右可動歩行板 31:駆動機構 32L〜34L:シリンダ装置 32R〜34R:シリンダ装置 61:スイッチ盤 62,63:警報器 77:自動反転選択スイッチ S1:センサ(患者検出) S2:マニュアルスイッチ U:制御ユニット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】患者の歩行路を構成する左右一対の可動歩
    行板が、互いに個々独立してその姿勢状態が変更可能と
    して配設され、 前記左右の可動歩行板の姿勢状態を個々独立して変更す
    るための駆動手段が設けられ、 前記駆動手段を制御して、左右方向において互いに相違
    された前記左右の可動歩行板の姿勢状態を、可動歩行板
    の長手方向一端部側から他端部側へ向かうときに対応し
    た所定の設定姿勢状態と、該設定姿勢状態とは左右方向
    において対称の姿勢状態とされた反転姿勢状態との間で
    の姿勢状態変更を行なうための反転制御手段を備えてい
    る、ことを特徴とする歩行訓練装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 マニュアル操作されて、前記反転制御手段を作動させる
    か作動禁止するかの選択を行なうための反転選択スイッ
    チを備えているもの。
  3. 【請求項3】請求項1において、 患者が可動歩行板の長手方向端部に位置したこと検出す
    る位置位置検出手段を備え、 前記位置検出手段により患者が前記可動歩行板の長手方
    向端部に位置したことが検出されたときに、前記反転制
    御手段が作動されて、前記設定姿勢状態と反点姿勢状態
    との間での姿勢状態の変更が行なわれるもの。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記位置検出手段が、前記可動歩行板の長手方向端部あ
    るいはその付近に設けられて、患者が該長手方向端部に
    きたときに作動されるセンサとされているもの。
  5. 【請求項5】請求項3において、 前記位置検出手段が、前記可動歩行板の長手方向端部あ
    るあいはその付近に設けられて、マニュアル操作される
    スイッチとされているもの。
  6. 【請求項6】請求項1において、 前記反転制御手段が作動される前にあらかじめ、警報を
    発生する警報器を備えているもの。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記警報器が作動されてから所定時間経過した後、前記
    反転制御手段を作動させる遅延手段を備えているもの。
  8. 【請求項8】請求項1において、 前記設定姿勢状態が、前記左右の各可動歩行板の左右方
    向への傾斜角度が互いに異なるものとして設定されるも
    の。
  9. 【請求項9】請求項1において、 前記設定姿勢状態が、前記左右の可動歩行板の高さ位置
    が互いに異なるものとして設定されているもの。
  10. 【請求項10】請求項1において、 前記設定姿勢状態において、前記左右の可動歩行板がそ
    の長手方向において傾斜されており、 前記反転傾斜状態が、前記設定傾斜状態に対して該可動
    歩行板の長手方向においても対称となるように設定され
    ているもの。
  11. 【請求項11】患者の歩行路を構成する可動歩行板が、
    その長手方向における傾斜状態が変更可能として配設さ
    れ、 前記可動歩行板の長手方向おける傾斜状態を変更するた
    めの駆動手段が設けられ、 前記駆動手段を制御して、前記可動歩行板の長手方向に
    おける傾斜状態を、所定の設定傾斜状態と、該設定傾斜
    状態に対して該可動歩行板の長手方向において対称とな
    るように傾斜された反転傾斜状態との間での姿勢状態変
    更を行なうための反転制御手段を備えている、ことを特
    徴とする歩行訓練装置。
  12. 【請求項12】請求項1ないし請求項11のいずれか1
    項において、 前記可動歩行板が、歩行訓練浴槽における歩行路とされ
    ているもの。
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