JPH07162817A - 文字放送受信装置 - Google Patents

文字放送受信装置

Info

Publication number
JPH07162817A
JPH07162817A JP5310436A JP31043693A JPH07162817A JP H07162817 A JPH07162817 A JP H07162817A JP 5310436 A JP5310436 A JP 5310436A JP 31043693 A JP31043693 A JP 31043693A JP H07162817 A JPH07162817 A JP H07162817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
data
teletext
memory
menu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5310436A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3289449B2 (ja
Inventor
Shoichi Goto
昌一 後藤
Hirotoshi Uehara
宏敏 上原
Hidemi Henmi
英身 逸見
Hiroki Kadota
浩樹 門田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP31043693A priority Critical patent/JP3289449B2/ja
Publication of JPH07162817A publication Critical patent/JPH07162817A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3289449B2 publication Critical patent/JP3289449B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小規模回路で文字放送画面のVTR録画機能
を有しつつ、使用状況に関係なく、一貫性のある操作画
面を表示する。 【構成】 文字放送データを表示するための文字図形に
展開するデコード部5と、展開された文字図形を表示す
るために格納する文字多重表示メモリ9と、付加情報を
表示するために格納するメニュー表示メモリ7と、文字
多重表示メモリ9から表示データを読み出す文字多重表
示制御部10と、メニュー表示メモリ7から付加表示デー
タを読み出すメニュー表示制御部8と、各メモリから読
み出された表示データと付加表示データを合成する合成
部11とを有し、合成部11からの合成データによる画像
と、文字多重表示メモリ9からの表示データによる画像
を出力する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字放送をVTR録画す
る文字放送受信機において、特に受信機の操作メッセー
ジを含むメニュー画面の表示を行う際に、VTRの録画
状態に関わらず、一貫性のあるメニュー画面表示を提供
する文字放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放送電波を利用して、文字や図形
からなるニュース、天気予報、株式市場などの文字図形
情報を、家庭のテレビジョン受像機の画面に映し出すこ
とのできる符号化伝送方式の文字放送が実用化され、符
号化伝送方式の文字放送を受信する受信装置内蔵のテレ
ビジョン受像機も開発されている。また、最近では、難
聴者向けに、文字放送で提供される字幕スーパなどを、
VTRに録画する機能を持つ文字放送受信機の開発が求
められている。
【0003】以下、従来の文字放送受信機について、図
面を参照しながら説明する。図13は従来の文字放送受
信装置の構成を示すものである。図13において、1301
はシステム全体を制御するCPU、1302は動作プログラ
ムを保持する記憶部である。aはテレビの映像信号で、
1303は映像信号aから垂直帰線区間に重畳されている文
字信号を抜き取るための文字信号抜取り部、1304は文字
信号抜取り部1303から抜き取った文字信号のデコードを
行ない、表示するための文字図形に展開するデコーダ部
である。
【0004】1305は文字信号抜取り部1303で抜き取った
文字信号のみを蓄積しておく文字データ記憶部、1306は
デコーダ部4で文字図形に展開した表示データを蓄えて
おく表示メモリ、1307はテレビモニタ上に実際に表示す
るために、表示メモリ1306から表示データの取り出しを
行なう表示制御部、1308は表示メモリのデータを実際に
表示するための色変換を行なうためのカラーマップ、13
09は表示データをアナログ信号に変換するD/A変換
部、1310は通常の映像と文字放送を切り換えるための切
換部である。
【0005】図15は文字放送の色コードの規格を示す
図である。文字放送において使用できる色は全16色で
あり、各色4ビットの色コードで割り当てられている。
【0006】図13のように構成された文字放送受信機
について、以下その動作について説明する。文字信号抜
取り部1303は入力された映像信号aから、垂直帰線消去
区間14H、15H、16H、21Hに重畳されている
文字信号を抜き取る。抜き取られた文字信号は文字デー
タ記憶部1305に蓄積されるとともに、デコード部1304に
よって、表示するのに必要なビットプレーンのデータに
変換される。
【0007】CPU1301は、文字データ記憶部1305から
文字信号コードを読み出し、テレビモニタに文字や図形
を表示するための文字図形データ(色コード)に変換し
て、表示メモリ1306に展開する。文字信号コードは文字
信号抜取り部1303から、直接デコード部1304を介して表
示メモリ1306に展開する場合もある。表示制御部1307
は、表示メモリ1306に書き込んだ文字図形データ(色コ
ード)を逐次読み出し、カラーマップ1308において実際
に表示するための色データに変換する。カラーマップ13
08で変換された色データはD/A変換部1309でアナログ
変換され、切替部1310によって映像信号aの通常放送と
文字放送とを切り換える。切換部1310の制御には、図1
5のカラーマップの色データ「透明色」コードを使用す
る。表示メモリ1306の表示データが「透明色」コードの
場合は、映像信号aを出力して、それ以外の15色のコ
ード場合は文字放送を出力する。
【0008】以上のようにして文字放送番組をテレビモ
ニタに提供していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、VTRに対する文字放送番組の録
画インタフェース回路を有しておらず、機能的に文字放
送画面の録画は実現できない。
【0010】また、従来の構成において、図14のよう
に切替部1310からの文字放送画面の映像出力を2系統持
たせて、各々をテレビモニタとVTRに接続することが
考えられる。しかしながらこの構成の場合、テレビモニ
タにだけ出力すべきメニュー画面、例えば「ボリューム
量」、「チャンネル表示」までがVTRに録画されるこ
とになり、字幕スーパが極めて見ずらいものとなってし
まう。逆に、VTRの録画画面を優先させれば、メッセ
ージの表示位置など、メニュー表示に何らかの制約が発
生して、使用状況により操作画面が異なるというユーザ
への操作負担が増大する。
【0011】一方、図13の構成ブロックをそのまま2
つ内蔵して、一つをテレビモニタ用、もう一つをVTR
録画用とすれば上記問題を解決できるが、回路規模とコ
ストの増加につながり、通常の文字放送受信機より高価
なものとなってしまうという問題が生じる。
【0012】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、小規模回路で文字放送画面のVTR録画機能を有し
つつ、使用状況に関係なく、一貫性のある操作画面を表
示する文字放送受信装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は文字放送を受信し、文字放送データを抽出
する信号抽出手段と、前記信号抽出手段で抽出された文
字放送データを表示するための文字図形に展開するデコ
ード手段と、前記デコード手段で展開された文字図形を
表示するために格納する表示メモリと、前記表示メモリ
とは別に付加情報を表示するために格納する付加表示メ
モリと、前記表示メモリから表示データを読み出す表示
制御手段と、前記付加表示メモリから付加表示データを
読み出す付加表示制御手段と、前記表示メモリから読み
出された表示データと前記付加表示メモリから読み出さ
れた付加表示データを合成する表示データ合成手段と、
前記表示データ合成手段からの合成データによる画像を
出力する手段と、前記表示メモリからの表示データによ
る画像を出力する手段とを備えた構成である。
【0014】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、表示
メモリと付加表示メモリの2つを独立に、もしくは共通
に読出し制御を行い、テレビモニタには2つのメモリデ
ータの合成出力を接続し、VTRには表示メモリデータ
のみの出力を接続することで、テレビモニタとVTRの
いずれでも文字放送画面を表示できる。またメモリデー
タの合成を制御してVTRに文字放送を録画している時
には、付加表示メモリのデータのみをテレビモニタに出
力することで、操作メニューを自由に表示しつつ、それ
がVTR録画されるということを回避する事ができる。
【0015】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は本実施例にお
ける文字放送受信装置の全体構成を示すブロック図であ
る。
【0016】図1において、1はシステム全体を制御す
るCPU、2は動作プログラムを保持する記憶部であ
る。a、bはテレビの映像信号で、3は映像信号を切り
換える映像切換部、4は映像信号から垂直帰線区間に重
畳されている文字信号を抜き取るための文字信号抜取り
部、5は文字信号抜取り部4から抜き取った文字信号の
デコードを行ない、表示するための文字図形の表示デー
タ(色コード)に展開するデコード部、6は文字信号抜
取り部4で抜き取った文字信号のみを蓄積しておく文字
データ記憶部である。
【0017】7はCPU1によって描画される、テレビ
モニタに表示したいメニュー面の表示データを蓄積する
メニュー表示メモリ、8はメニュー面を実際にテレビモ
ニタ上に表示するため、メニュー表示メモリ7から表示
データの取り出しのメモリアドレス制御を行なうメニュ
ー表示制御部、9はデコード部5で展開された文字放送
画面の表示データを蓄積する文字多重表示メモリ、10
は文字放送画面を実際にテレビモニタ上に表示するた
め、文字多重表示メモリ9から表示データの取り出しの
メモリアドレス制御を行なう文字多重表示制御部、11
はメニュー表示メモリ7と文字多重表示メモリ9の表示
データを合成するための合成部、12a,12bはカラ
ーマップ、13a,13bはそれぞれメニュー表示メモ
リ用のD/A変換器、文字多重表示メモリ用のD/A変
換器、14aはアナログ信号に変換されたメニュー表示
データと通常の映像信号を切り換えるための切換部、1
4bはアナログ信号に変換された文字放送データと通常
の映像を切り換えるための切換部である。
【0018】以上のように構成された本実施例の文字放
送受信装置について、文字放送をVTR録画する場合の
動作を説明する。まず、文字信号抜取り部4は映像切換
部3から入力された映像信号の垂直帰線区間14H、1
5H、16H、21Hに重畳されている文字信号を抜き
取る。映像切換部3は文字信号抜取り部4に入力する映
像信号を選択すると同時に、切換部14a,14bを制
御して映像信号a,bをテレビモニタ、VTRに出力す
る。抜き取られた文字信号は文字データ記憶部6に蓄積
されるとともに、デコード部5によって、表示するのに
必要なビットプレーンのデータに変換され、文字多重表
示メモリ9に格納される。
【0019】また、CPU1は、テレビモニタに表示し
たいメニュー面の表示データをメニュー表示メモリ7に
描画する。メニュー表示制御部8は、メニュー表示メモ
リ7に格納されている表示データを実際にテレビモニタ
上に表示するために、メニュー表示メモリ7から表示デ
ータの取り出しを行なう。同様に文字多重表示制御部1
0は、文字多重表示メモリ9に格納されている文字放送
データを実際にテレビモニタ上に表示するために、文字
多重表示メモリ9から表示データの取り出しを行なう。
【0020】次に合成部11でメニュー表示メモリ7と
文字多重表示メモリ9から取り出された表示データの合
成処理を図2、図3を用いて説明する。図2はメニュー
表示メモリ7と文字多重表示メモリ9を特定の色で塗り
つぶした場合のテレビモニタとVTRに出力される映像
の例を示したものである。図2ではメニュー表示メモリ
7の全面を「点」で塗りつぶし、文字多重表示メモリ9
を「斜線」で塗りつぶしている。このとき「点」、「斜
線」は図15の色コードの任意の一色を表わしている。
【0021】図3は図2の表示ライン部分の合成処理に
ついて示した図で、301はメニュー表示メモリ7の表
示すべきラインのデータを格納するメニュー表示ライン
メモリ、302は文字多重表示メモリ9の表示ラインの
データを格納する文字多重表示ラインメモリ、303は
メニュー表示ラインメモリ301から表示する画素、3
04は文字多重表示ラインメモリ302から表示する画
素、305は画素303、304を切り換えるための切
換レジスタ、306は切り換えレジスタ305より画素
303、304を切り換える切換器、307は出力され
る画素である。以下合成部11の動作について説明す
る。
【0022】メニュー表示メモリ7の表示すべきライン
部分は、メニュー表示制御部8によって合成部11のメ
ニュー表示ラインメモリ301に転送され、文字多重表
示メモリ9の表示すべきライン部分は、文字多重表示制
御手段10によって文字多重表示ラインメモリ302に
転送される。切換レジスタ305は、メニュー/文字多
重表示制御部8、10でアドレス管理されるラインメモ
リからのデータを選択するのに用いる。すなわち、切換
レジスタ305は、CPU1により設定され、切換器3
06は「1」のときメニュー表示メモリ6の表示データ
を、「0」のとき文字多重表示メモリ8の表示データを
出力する。
【0023】図3(a)に示す実施例では、テレビモニ
タとVTRへの出力は図2(a)となり、図3(b)に
示す実施例では図2(b)となる。図2(a)は、文字
放送を録画中、テレビモニタにメニュー面を表示してい
る場合である。文字多重表示メモリ9の表示データがV
TRに出力され、メニュー表示メモリ7の表示データが
合成部11で合成されテレビモニタに出力されている。
【0024】また、図2(b)は、文字放送を録画中、
テレビモニタにも文字放送を出力している場合である。
文字多重表示メモリ9の表示データがVTRに出力さ
れ、文字多重表示メモリ9の表示データが合成部11で
合成されテレビモニタに出力されている。更に、文字放
送を録画中、テレビモニタに通常の映像信号を出力させ
るには、CPU1が映像切換部3を切り換えることによ
り実現できる。
【0025】合成部11で上記のようにして切替えられ
た合成表示データは、カラーマップ12aで色変換さ
れ、また文字多重表示メモリ9からのデータは、カラー
マップ12bで色変換されて表示される。
【0026】なお、本実施例では、合成部11で合成さ
れた表示データの色変換を行なうカラーマップを1つと
して説明したが、複数種類持って合成データに応じて切
替えることもできる。
【0027】以上のようにして、VTRに文字放送専用
の文字多重表示メモリ9、テレビモニタにメニュー表示
メモリ7を割り当てることにより、テレビモニタに表示
するメニュー面を録画することなく、VTRに字幕放送
を録画することができる。
【0028】しかしながら合成部11において、メニュ
ー表示メモリ7と文字多重表示メモリ9を切り換えると
き、切り換えレジスタ305はCPU1によって制御し
なければならず、CPU1に依存する割合が非常に高
い。そこで次に示す実施例2では、合成部11の表示メ
モリ7、9の切り換えに切り換えレジスタ305を使用
せず、メニュー表示メモリ9から読み出される表示デー
タの特定値をキーデータとして切り換える方法について
述べる。
【0029】(実施例2)以下、図4、図5を用いて、
本発明の実施例2を説明する。なお、本実施例2は、実
施例1と違う部分は図1の合成部11の内部構成が異な
る。図4はメニュー表示メモリ7と文字多重表示メモリ
9を特定の色で塗りつぶした場合のテレビモニタとVT
Rに出力される映像の例を示したものである。図5は合
成部11を表わしたものであり、501はCPU1より
設定されるキーデータレジスタ、502はキーデータレ
ジスタ501と画素303を比較する比較器、503は
画素303と画素304から一つの画素を選んで出力す
る切換器である。
【0030】以下合成部11の動作について説明する。
図4において、メニュー表示メモリ7を「点」とキーデ
ータ「白」、文字多重表示メモリ9を「斜線」で塗りつ
ぶしている。このときキーデータ「白」は図4の色コー
ドの任意の一色である。この場合、メニュー表示メモリ
7のキーデータで塗りつぶしている部分は、テレビモニ
タ上では文字多重表示メモリ9の表示データを出力して
いる。合成部11の詳細な動作説明を図5を用いて説明
する。
【0031】図4の表示すべきライン部分は実施例1と
同様、メニュー表示制御部8と文字多重表示制御部10
により、メニュー表示ラインメモリ301と文字多重表
示ラインメモリ302に転送する。比較器502では、
画素303とキーデータレジスタ501の内容を比較し
て、データ値が同じであれば、切換器503で画素30
3を出力し、データ値が異なれば画素304を出力する
ように制御する。図5(a)の場合は画素303はキー
データレジスタ501の値と異なるので、画素303が
そのまま出力され、図5(b)の場合は画素303はキ
ーデータレジスタ501と同じ値なので、画素304が
出力される。
【0032】以上のように、キーデータを使うことによ
って、実施例1の特徴を持ちつつ、合成部11における
データ切替えをCPU1の介在が無くとも実現できる。
しかも、データ切替えを画面全体ではなく特定の領域に
対しても行なうことが可能となる。
【0033】(実施例3)実施例2ではキーデータはカ
ラーマップの任意の一色に割り当てたが、文字多重用カ
ラーマップで使用している「透明色」を用いることによ
り、メニュー画面、文字放送画面、通常放送画面の切り
替えをさらに効率よくできる。
【0034】以下、図6を用いて第3の実施例を説明す
る。図6はキーデータに「透明色」を用いた場合の、メ
ニュー画面、文字放送画面、通常放送画面の切り換え例
である。図6(a)は、メニュー表示メモリ7を「点」
で塗りつぶし、文字多重表示メモリ9を「斜線」で塗り
つぶしている。このときテレビモニタとVTRにはその
まま出力される。図6(b)では、メニュー表示メモリ
7の一部分を「透明色」で塗りつぶしている。この場合
は、「透明色」の部分が点線部分で示す文字多重表示メ
モリ9に合成されてテレビモニタに出力される。
【0035】図6(c)では、図6(b)に加えてさら
に、文字多重表示メモリ9の一部分を「透明色」で塗り
つぶす。この場合、VTR側の「透明色」部分には、文
字放送の規格で定められた通常放送の映像面が表示され
る。同様にして、TVモニタ側のメニュー表示メモリと
文字多重表示メモリの両方が「透明色」で重なった部分
には、通常の映像面が表示される。
【0036】次に、上記のシステムの動作を更に詳しく
説明するために、映像信号a、bを用いて文字放送をV
TR録画している場合の、表示メモリと出力映像につい
て図7を用いて説明する。図7(a)は、文字放送を録
画中、テレビモニタに通常メニュー面を表示している場
合である。これは合成部11の切換器503で常にメニ
ュー表示メモリ7の画素を選択し、比較器502で「透
明色」を検出したときに切替部14aで映像信号と切り
換える制御を行なうことにより、テレビモニタ上で通常
の映像面とメニュー面を切り換えている。
【0037】図7(b)は、文字放送を録画中、テレビ
モニタに文字放送とメニュー面を表示している。これは
合成部11でメニュー表示メモリ7の「透明色」の部分
を文字多重表示メモリ9と合成してテレビモニタに出力
することで実現する。
【0038】図7(c)は、録画していないときであ
る。図7(d)は、文字放送を使用していない場合の通
常放送を録画、テレビモニタへのメニュー表示の場合で
ある。図7(e)は、字幕放送を録画、テレビモニタで
字幕放送とメニュー面を表示している場合である。VT
Rでは文字多重表示メモリ9の透明色部分に映像が出力
され、テレビモニタではメニュー表示メモリ7と文字多
重表示メモリ9の透明色の重なった部分にのみ映像が出
力されている。
【0039】なお、図7(a)の場合、メニュー表示メ
モリ7は、映像信号bに同期して表示の読み出しをメニ
ュー表示制御部8により行ない、文字多重表示メモリ9
は、映像信号aに同期して表示の読み出しを文字多重表
示制御部10により行なっている。この読み出し制御信
号は、映像信号a、bとともに切り換えるものとする。
【0040】以上により、文字放送画面、メニュー画
面、通常放送画面の3つの画面を共通の色データ(透明
色)で制御することができ、テレビモニタの映像の切り
替え制御システムを容易に構築することが可能となる。
【0041】(実施例4)実施例4では、合成部11か
らの合成データに対するカラーマップ制御について、図
8、図9を用いて説明する。図8において、15はメニ
ュー用カラーマップ、16aは合成部11の出力用の文
字多重用カラーマップ、16bは文字多重用カラーマッ
プである。図9は、合成部11からカラーマップの切り
替え制御について示している。
【0042】以下、カラーマップの切り替え方法につい
て説明する。実施例3で説明したように、比較器502
は、画素303とキーデータレジスタ501の内容が同
じとき、切換器503において画素304を出力する。
このとき画素304は、文字多重表示メモリからのデー
タであるから、本実施例のように異なる色変換を行なう
2つのカラーマップのメニュー用カラーマップ15、文
字多重用カラーマップ16aを持つ場合には、文字多重
用カラーマップ16aを選択する必要がある。
【0043】よって図9(a)のように、比較器502
からの一致信号を文字多重用カラーマップの切替信号と
して使用する。同様に画素304とキーデータレジスタ
501とが不一致のとき、切換器503において画素3
03を出力すると共に、図9(b)のようにカラーマッ
プとしてメニュー用カラーマップ15を選択する。
【0044】以上により、カラーマップの制御にCPU
1等を用いることなく、メニュー用および文字放送用の
異なるカラーマップを、メニュー表示メモリ7のキーデ
ータを用いることにより自動的に切り換えることができ
る。
【0045】また、本実施例のようにメニュー用に専用
のカラーマップが利用できれば、図15で規定された表
示色に限定することなく、より柔軟性のある操作画面を
提供することができる。
【0046】(実施例5)実施例5では、文字放送面と
メニュー面のカラーマップの別の切り替え方法を持つカ
ラーマップ切替部について図10、図11を用いて説明
する。図10は図8の実施例4の構成にカラーマップ切
替部17を含む構成をとる。図11はカラーマップの制
御を説明するための図である。
【0047】図11において、1101はメニュー用カラー
マップ15の開始アドレスを設定する開始レジスタ、11
02はメニュー用カラーマップ15の使用を終了するため
の終了レジスタ、1103はメニュー表示制御部8が逐次、
メニュー表示ラインメモリ301から画素303を読み
出すために生成する制御信号と同期したカウンタ、1104
はカウンタ1103と開始レジスタ1101、終了レジスタ1102
の値を比較して切替部1105a,1105bを制御する比較
器、切換器1105a,1105bは合成部11の比較器502
とカラーマップ切替部17の比較器1104の、メニュー用
カラーマップ15と文字多重用カラーマップ16aとを
切り換える制御信号を切り換えるための切替器である。
以下図11を用いて、カラーマップ切替部17による、
カラーマップ切り換え動作について説明する。
【0048】まず、初期値として比較器1104は常に文字
多重用カラーマップ16aを選択しておく。次にメニュ
ー表示制御部8の制御信号に同期してカウンタ1103がイ
ンクリメントされていく。比較器1104において、カウン
タ1103の値と開始レジスタ1101の値が等しくなるとメニ
ュー用カラーマップ15を選択する切替信号を発生し、
メニュー用カラーマップ15を有効とする。
【0049】次に、カウンタ1103と終了レジスタ1102の
値が等しくなると、再び文字多重用カラーマップ16a
を選択する制御信号を発生する。開始レジスタ1101、終
了レジスタ1102はCPU1により、例えば水平同期信号
帰線期間内に書き換えるこることにより、表示メモリの
任意の領域に対してメニュー用カラーマップ15を使用
することができる。
【0050】また、このカラーマップ切替部17は、合
成部11の比較器502とは独立したメニュー用カラー
マップ15、文字多重用カラーマップ16aの切り替え
手段であり、切替器1105a,1105bの切替信号による制
御を行なう。
【0051】このカラーマップ切替部17を備えれば、
メニュー表示メモリ7に文字放送データを展開した場合
にも、文字放送用とメニュー用のカラーマップの切り替
えが可能となる。すなわち、メニュー表示メモリ7に文
字放送データを展開した場合には、合成部11の比較器
502による切り替えが行なわれないため、本実施例に
よる制御が有効となる。
【0052】図12はメニュー表示メモリ7に文字放送
データを展開して、かつメニュー面を表示した場合の構
成図である。以下、メニュー表示メモリ7だけを用い
て、文字放送とメニュー面をテレビモニタに表示する方
法について説明する。
【0053】まずはじめに、切換器1105a,1105bに対
して、カラーマップ切替部17の切替信号を有効にして
おく。そしてメニュー表示メモリ7の転送ラインをメニ
ュー表示ラインメモリ301に転送するタイミング、す
なわち水平同期信号帰線区間内に、CPU1が開始レジ
スタ1101にメニュー画面の開始ドレスを、終了レジスタ
1102にメニュー画面の終了アドレスを書き込むことによ
り、メニュー面のカラーマップを切り換える。また、こ
のタイミングでカウンタ1103もリセットする。その後は
先に説明した、カラーマップ切替部17の動作例と同じ
制御により、テレビモニタに文字放送とメニューをカラ
ーマップを切り替えながら表示できる。
【0054】なお、メニュー表示メモリ7には、文字デ
ータ記憶部6のデータを展開してもよいし、文字データ
をCPU1によって拡大したり、文字放送番組の複数ペ
ージを同時に展開してもよい。
【0055】また、開始レジスタと終了レジスタのCP
U1アクセスについては、比較器1104内に比較値を記憶
する別のレジスタを設け、水平同期信号に同期させて開
始レジスタ1101、終了レジスタ1102に値をロードするよ
うな構成をとれば、水平同期信号帰線期間に限定した設
定をしなくても実現できる。
【0056】以上により、テレビモニタに編集加工を加
えた文字放送番組とメニュー面を同時に表示することを
可能にする。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、文字放
送画面用とメニュー画面用の2つの表示メモリを持ち、
テレビモニタとVTR画面とを個別に制御可能とするこ
とで、操作状況に関わらず、テレビモニタ上で一貫した
操作画面表示が可能となり、ユーザに対する操作負担を
増加することなく、VTRへの文字放送録画機能を実現
できる。
【0058】また、上記した2つの表示メモリは実際に
は同一メモリ内で別管理をすることで実現でき、小規模
回路で廉価な文字放送受信装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における文字放送受信装
置の全体構成を示すブロック図
【図2】同実施例の表示メモリと、テレビモニタ、VT
Rの出力映像を示す画面構成図
【図3】同実施例における合成部の動作を示すブロック
【図4】本発明の第2の実施例における表示メモリと、
テレビモニタ、VTRの出力映像を示す画面構成図
【図5】同実施例における合成部の動作を示すブロック
【図6】本発明の第3の実施例における表示メモリと、
テレビモニタ、VTRの出力映像を示す画面構成図
【図7】同実施例における表示メモリと、テレビモニ
タ、VTRの出力映像を示す画面構成図
【図8】本発明の第4の実施例における文字放送受信装
置の全体構成を示すブロック図
【図9】同実施例における合成部の動作を示すブロック
【図10】本発明の第5の実施例における文字放送受信
装置の全体構成を示すブロック図
【図11】同実施例における合成部とカラーマップ切替
部の動作を示すブロック図
【図12】同実施例のカラーマップ切替部の動作を示す
メニュー表示メモリの構成図
【図13】従来の文字放送受信装置の一例の全体構成図
【図14】従来の文字放送受信装置の他の例の全体構成
【図15】文字放送で規定されている色コードを示す図
【符号の説明】
1 CPU 2 記憶部 3 映像切替部 4 文字信号抜取り部 5 デコード部 6 文字データ記憶部 7 メニュー表示メモリ 8 メニュー表示制御部 9 文字多重表示メモリ 10 文字多重表示制御部 11 合成部 12a〜b カラーマップ 13a〜b D/A変換部 14a〜b 切替部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/91 5/937 7734−5C H04N 5/93 C (72)発明者 門田 浩樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字放送を受信し、文字放送データを抽出
    する信号抽出手段と、前記信号抽出手段で抽出された文
    字放送データを表示するための文字図形に展開するデコ
    ード手段と、前記デコード手段で展開された文字図形を
    表示データとして格納する表示メモリと、付加情報を付
    加表示データとして格納する付加表示メモリと、前記表
    示メモリから表示データを読み出す表示制御手段と、前
    記付加表示メモリから付加表示データを読み出す付加表
    示制御手段と、前記表示メモリから読み出された表示デ
    ータと前記付加表示メモリから読み出された付加表示デ
    ータを合成する表示データ合成手段と、前記表示データ
    合成手段からの合成データによる画像を出力する手段
    と、前記表示メモリからの表示データによる画像を出力
    する手段とを備えることを特徴とする文字放送受信装
    置。
  2. 【請求項2】表示データ合成手段において、付加表示メ
    モリの特定データをキーデータとし、前記キーデータと
    前記付加表示メモリから読み出した付加表示データとが
    一致する場合に、前記表示データ合成手段からの合成デ
    ータとして前記表示メモリの表示データを出力すること
    を特徴とする請求項1記載の文字放送受信装置。
  3. 【請求項3】キーデータを文字放送における「透明色」
    に対応づけることを特徴とする請求項2記載の文字放送
    受信装置。
  4. 【請求項4】表示データ合成手段において、合成データ
    の表示色への変換を行う少なくとも2種類のカラーマッ
    プ変換手段を有し、キーデータと合成データとが一致し
    た場合に、前記少なくとも2種類のカラーマップ変換手
    段のうち所定の1つを選択することを特徴とする請求項
    2記載の文字放送受信装置。
  5. 【請求項5】表示データ合成手段において、合成データ
    の表示色への変換を行う少なくとも2種類のカラーマッ
    プ変換手段と、前記少なくとも2種類のカラーマップ変
    換手段のうち所定の1つを選択するための切替え開始位
    置の情報を記憶するレジスタと切替終了位置の情報を記
    憶するレジスタと、表示するライン毎に前記2つのレジ
    スタ値を設定する手段を有して、カラーマップ切り替え
    を行うことを特徴とする請求項1記載の文字放送受信装
    置。
JP31043693A 1993-12-10 1993-12-10 放送受信装置 Expired - Lifetime JP3289449B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31043693A JP3289449B2 (ja) 1993-12-10 1993-12-10 放送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31043693A JP3289449B2 (ja) 1993-12-10 1993-12-10 放送受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07162817A true JPH07162817A (ja) 1995-06-23
JP3289449B2 JP3289449B2 (ja) 2002-06-04

Family

ID=18005228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31043693A Expired - Lifetime JP3289449B2 (ja) 1993-12-10 1993-12-10 放送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3289449B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004032141A1 (ja) * 2002-10-01 2004-04-15 Pioneer Corporation 情報記録媒体、情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法、情報記録再生装置及び方法、記録又は再生制御用のコンピュータプログラム、並びに制御信号を含むデータ構造
US8204357B2 (en) 2003-10-15 2012-06-19 Sony Corporation Reproducing device, reproducing method, reproducing program and recording medium

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004032141A1 (ja) * 2002-10-01 2004-04-15 Pioneer Corporation 情報記録媒体、情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法、情報記録再生装置及び方法、記録又は再生制御用のコンピュータプログラム、並びに制御信号を含むデータ構造
US8019196B2 (en) 2002-10-01 2011-09-13 Pioneer Corporation Information recording medium, information recording device and method, information reproduction device and method, information recording/reproduction device and method, computer program for controlling recording or reproduction, and data structure including control signal
US8023797B2 (en) 2002-10-01 2011-09-20 Pioneer Corporation Information record medium, information record apparatus and method, information reproduction apparatus and method, information record reproduction apparatus and method, computer program for record or reproduction control, and data structure containing control signal
US8204357B2 (en) 2003-10-15 2012-06-19 Sony Corporation Reproducing device, reproducing method, reproducing program and recording medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP3289449B2 (ja) 2002-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100197837B1 (ko) 더블스크린을 이용한 정보 및 외부신호 표시장치
JP2579456B2 (ja) 復号器
JPH02152382A (ja) 文字放送受信装置
JPH09214904A (ja) テレビ受信機,及び付加情報送信方法
JP3083652B2 (ja) 文字放送送信及び受信装置
JP3203650B2 (ja) テレビジョン信号受信機
GB2257876A (en) Device for displaying multiple teletext pages
JP3289449B2 (ja) 放送受信装置
GB2246934A (en) Multipage display for a teletext receiver
JPH10304327A (ja) データ放送受信装置及びテレビジョン受信機
JP3464229B2 (ja) テレビジョン受信機におけるビデオ信号への制御機能の同期化方法およびその装置
JPH05219483A (ja) 伝送方式およびそれに適応した文字放送受信装置
JPS62136183A (ja) 文字放送受信機
JPS62108680A (ja) テレビジヨン受像機
JPH0993549A (ja) 文字多重デコーダ内蔵型多画面表示テレビ受信機
JPS5831687A (ja) 表示デ−タコントロ−ル回路
JP2822668B2 (ja) 表示制御装置
JP3007634B2 (ja) 文字放送受信装置
JPH05191788A (ja) 符号化情報表示装置
JP2626750B2 (ja) 文字放送受信機
JPH0983977A (ja) テレビジョン受信機
JP2591064B2 (ja) 文字多重放送受信装置
JPH04373284A (ja) 文字放送デコーダ
JPS6253833B2 (ja)
US5568182A (en) Teletext and videotex processing system and method

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080322

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090322

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100322

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110322

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110322

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120322

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130322

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130322

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140322

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term