JPH0716277U - 硬貨収納用金庫の構造 - Google Patents
硬貨収納用金庫の構造Info
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- JPH0716277U JPH0716277U JP4923893U JP4923893U JPH0716277U JP H0716277 U JPH0716277 U JP H0716277U JP 4923893 U JP4923893 U JP 4923893U JP 4923893 U JP4923893 U JP 4923893U JP H0716277 U JPH0716277 U JP H0716277U
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造が簡易で、部品点数の削減を図る。
【構成】 3は硬貨収納用金庫の蓋で、硬貨収納口6が
穿設されている。11は硬貨収納口6を開閉するシャッ
タ板で、シャッタ開閉板が当接してシャッタ板11を回
動させるピン11aが植設されている。13はシャッタ
板11の回動をロックとロック解除状態とするロック板
でA方向に回動習性が付与され、係合溝13bが設けら
れている。そして、シャッタ板11はピン12を中心と
して揺動自在に支持されている。また、ワイヤスプリン
グ18はシャッタ板11に揺動習性を付与するととも
に、先端がロック板13の係合溝13bと係合してロッ
ク解除状態の機能も有する。
穿設されている。11は硬貨収納口6を開閉するシャッ
タ板で、シャッタ開閉板が当接してシャッタ板11を回
動させるピン11aが植設されている。13はシャッタ
板11の回動をロックとロック解除状態とするロック板
でA方向に回動習性が付与され、係合溝13bが設けら
れている。そして、シャッタ板11はピン12を中心と
して揺動自在に支持されている。また、ワイヤスプリン
グ18はシャッタ板11に揺動習性を付与するととも
に、先端がロック板13の係合溝13bと係合してロッ
ク解除状態の機能も有する。
Description
【0001】
本考案は、公衆電話機、自動販売機等に採用される硬貨収納用金庫の構造に関 する。
【0002】
周知のように、公衆電話機、自動販売機等においては投入された硬貨を収納す る硬貨収納用金庫を備えている。この金庫内に収納された硬貨は、集金時にこの 金庫の硬貨収納口から抜き取られる虞があるため、料金管理上金庫を装置本体内 に装着したときには、硬貨収納口を開口させ装置本体から取り出したときには硬 貨収納口を閉塞させる硬貨収納口閉塞装置を内蔵したものが用いられている。
【0003】 このような硬貨収納口閉塞装置としては、例えば実開昭63−27983号公 報に開示されている。ここに開示されたものは、金庫蓋の裏面に摺動自在に支持 され常時復旧スプリングにより金庫蓋に穿設された硬貨収納口を閉じる方向に摺 動習性が付与され鋸歯状係止部と押圧部とが設けられたシャッタと、爪と被押圧 部とが設けられ回動操作可能に支持されラッチスプリングにより爪が鋸歯状係止 部と係合および非係合状態の2位置に選択保持されるラッチ板とが備えられてい る。 そして、あらかじめラッチ板を回動操作して爪と鋸歯状係止部とを非係合状態 のプリセット状態として、金庫を装置の金庫収納部に収納すると、金庫収納部の シャッタ開閉カム板によりシャッタが摺動して硬貨収納口が開く。同時に押圧部 が非押圧部を押圧してラッチ板を回動させるので、爪と鋸歯状係止部とが係合可 能な状態となる。次に金庫を金庫収納部から取り外すと、シャッタ板は復旧スプ リングにより摺動して硬貨収納口を閉塞し、同時に爪と鋸歯状係止部とが係合し て、シャッタ板をロックし、硬貨収納口からの硬貨の抜き取りを防止したもので ある。
【0004】
しかしながら、上述した従来の硬貨収納用金庫の構造においては、シャッタ板 全体を摺動させる構造であるため、摺動のために複数のガイドピンと長孔とを必 要とするので構造が複雑となるとともに、複数のガイドピンの他に、復旧スプリ ングとラッチスプリングを2個必要とするので、部品点数も増加し、組立工数も 増加するといった問題もあった。
【0005】 したがって、本考案は、上記した従来の欠点あるいは問題に鑑みてなされたも のであり、その目的とするところは、構造が簡易で、部品点数を削減した硬貨収 納用金庫の構造を提供することにある。
【0006】
この目的を達成するために、本考案に係る硬貨収納用金庫の構造は、上面に開 口部を有する金庫本体と、この金庫本体の開口部をを閉塞するとともに硬貨収納 口が穿設された金庫蓋と、装置本体内に形成され前記金庫本体を収納するととも にシャッタ開閉用カム板が配設された金庫収納部とからなり、前記金庫蓋の裏面 には、前記硬貨収納口を開閉するように揺動自在に支持されるとともに前記シャ ッタ開閉用カム板が係合して硬貨収納口を開くシャッタ板と、このシャッタ板の 揺動をロックおよびロック解除するように回動操作可能に支持されたロック板と 、前記シャッタ板に前記硬貨収納口を閉じる方向に揺動付勢するとともに、前記 ロック板にシャッタ板の揺動のロックおよびロック解除位置に保持させるように 係合するばね部材とを配設したものである。
【0007】
本考案によれば、シャッタ板は揺動自在に支持されているので、揺動中心とな る揺動ピンにシャッタ板を枢支すればよく、構造が簡易となり、また板ばねがロ ック板の姿勢保持とシャッタ板の揺動付勢を同時に行うので、部品点数が削減さ れる。
【0008】
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案に係る硬貨収 納用金庫の構造の全体外観斜視図、図2は同じく動作状態を示す蓋の底面図であ る。これらの図において、符号1で示すものは、硬貨収納用金庫で、上面が開口 した金庫本体2と開口部を閉塞する蓋3とで構成され、蓋3は図中二点鎖線で示 すように開閉自在となっており、細長矩形状の硬貨収納口6と長穴7とが穿設さ れている。8および9は、硬貨収納用金庫1が収納される装置本体の金庫収納部 (図示せず)に設けられたシャッタ開閉板で、それぞれ傾斜カム部8a、9aが 形成されている。
【0009】 蓋3は浅皿状に形成されており、底面部10には、シャッタ板11、ロック板 13およびワイヤスプリング18が配設され、カバー17により覆われている。 シャッタ板11は全体が略長尺矩形状を呈しており、図2中、中央上部に蓋3の 表面側に前記長穴7から突出するピン11aが植設されているとともに、前記硬 貨収納口6を開閉する閉塞部11b、ストッパ部11c、切欠部11d、被押圧 部11eおよび押圧部11fとを有し、底面部10に植設されたピン12を中心 として揺動自在に支持されている。
【0010】 ロック板13には、このロック板13を回動操作する断面六角形状のつまみ1 3aが蓋3の裏面側に突出するようにして植設されているとともに、係合溝13 bと係合突部13cとが設けられており、つまみ13aと同軸上に底面部10に 植設されたピン14により前記切欠部11d内において揺動自在に支持され図示 を省略したコイルスプリングにより図中A方向に回動習性が付与され、係合突部 13cが鉛直線上からやや傾いた位置で図示を省略したストッパにより、A方向 の回動が規制されている。
【0011】 15は底面部10に形成されたねじ穴、16はねじ穴15の周囲に載置された スリーブであり、カバー17はスリーブ16を介してねじ穴15に締結されてい る。ワイヤスプリング18は、一端側が略U字状に折り返された押圧部18aが 形成されるとともに、他端側が略V字状に折り曲げられて係合部18bが形成さ れている。このワイヤスプリング18は、2個のスリーブ16に巻き付けられる ようにして、蓋3の内側面に沿って底面部10に装着され、押圧部18aが被押 圧部11eに当接して、閉塞部11bが硬貨収納口6を閉塞するようにシャッタ 板11にB方向の回動習性を付与し、係合部18bの先端はロック板13に当接 している。
【0012】 次に、このように構成された硬貨収納用金庫におけるシャッタ板の開閉動作を 説明する。装置の硬貨収納部から硬貨収納用金庫1を取り出した状態では、シャ ッタ板11は図2(a)に示すように、硬貨収納口6を閉塞している。そして、 硬貨収納用金庫1の蓋3を開き、金庫本体2から硬貨を収納した後、同図(b) に示すように、開いた蓋3の裏面側からつまみ3aを把持して矢印Aと反対方向 に図示を省略したコイルスプリングに抗してロック板13を回動させて、係合溝 13bをワイヤスプリング18の係合部18bの先端に係合させ、その状態を保 持して係合突部13cとシャッタ板11の切欠部11dとの係合を解除する、い わゆるプリセット状態とする。
【0013】 このプリセット状態として、蓋3を金庫本体2の開口部に被せて開口部を閉塞 する。次に、硬貨収納用金庫1を装置本体の金庫収納部にC方向に沿って収納す る。収納途中において、ピン11aが金庫収納部内のシャッタ開閉板8,9の傾 斜カム部8a,9aに当接する。シャッタ板11は、切欠部11dとロック板1 3との係合が解除されているので、硬貨収納用金庫1をさらに金庫収納部内に押 し込むことにより、同図(c)に示すように、ピン11aが傾斜カム部8a,9 aで矢印D方向に押圧され、これによってシャッタ板11がワイヤスプリング1 8に抗して矢印B方向と反対方向に回動するので、硬貨収納口6はシャッタ板1 1の閉塞部11bから開放され、金庫本体2への硬貨収納が可能となる。
【0014】 このとき、回動するシャッタ板11の押圧部11fが、ワイヤスプリング18 の係合部18bを図中E方向に押圧するので、係合部18bとロック板13の係 合溝13bとの係合が外れて、ロック板13は矢印A方向に回動可能状態となる 。
【0015】 次に、硬貨収納用金庫1を装置本体の金庫収納部から矢印Cと反対方向に摺動 させて取り出すと、今まで係合していたピン11aとシャッタ開閉板8,9との 係合が解除されるので、シャッタ板11はワイヤスプリング18の押圧部18a の押圧により、シャッタ板11はピン12を中心としてB方向に回動して同図( a)に示すように閉塞部11bにより硬貨収納口6が閉塞される。同時に、係合 部18bとの係合が解除されたロック板13はコイルスプリングにより矢印A方 向に回動して、係合突部13cがシャッタ板11の切欠部11dに鉛直線上より やや傾いた状態で係合するので、シャッタ板11をピン11a等により回動させ ようとしてもロック板13により阻止されて、硬貨収納口6の開放を防止して、 硬貨の抜き取りが防止される。
【0016】 このように、シャッタ板11はピン12に揺動自在に支持したので、従来のよ うに摺動させるためにガイドピンを複数設けたり、ガイドピンが摺動する長穴を 設けたりする必要がないので、部品点数が削減されるとともに、シャッタ板11 自体の構造および支持構造が簡易となる。また、ワイヤスプリング18は、シャ ッタ板11の回動付勢とロック板13の姿勢保持との両機能を一つの部材で兼用 するようにしたので、これによっても部品点数が削減される。さらに、ワイヤス プリング18はスリーブ16に巻き付けるようにして蓋3の内側面に沿って装着 したので、スリーブ16と内側面をガイドとして組み込むことができ、このため 組込み作業がきわめて容易に行うことができる。
【0017】
以上説明したように本考案によれば、シャッタ開閉用カム板が係合して硬貨収 納口を開閉するシャッタ板を揺動自在に支持したので、部品点数の削減とシャッ タ板自体の構造および支持構造の簡易化を図ることができる。また、シャッタ板 に硬貨収納口を閉じる方向に揺動付勢するばね部材で、ロック板にシャッタ板の 揺動のロックおよびロック解除位置に保持させる機能を兼用したので、ばね部材 を一つとすることができて、これによっても部品点数の削減を図ることができる 。
【図1】本考案に係る硬貨収納用金庫の構造の全体外観
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本考案に係る硬貨収納用金庫の構造における蓋
の底面図で、(a)は硬貨収納用金庫を装置の金庫収納
部から引き出した状態を示し、(b)はロック板を回動
操作してプリセットの状態を示し、(c)は硬貨収納用
金庫を装置の金庫収納部に収納した状態を示す。
の底面図で、(a)は硬貨収納用金庫を装置の金庫収納
部から引き出した状態を示し、(b)はロック板を回動
操作してプリセットの状態を示し、(c)は硬貨収納用
金庫を装置の金庫収納部に収納した状態を示す。
1 硬貨収納用金庫 2 金庫本体 3 蓋 6 硬貨収納口 8,9 シャッタ開閉板 11 シャッタ板 11a ピン 11b 閉塞部 11d 切欠部 11e 被押圧部 11f 押圧部 13 ロック板 13a つまみ部 13b 係合溝 18 ワイヤスプリング 18a 押圧部 18b 係合部
Claims (1)
- 【請求項1】 上面に開口部を有する金庫本体と、この
金庫本体の開口部をを閉塞するとともに硬貨収納口が穿
設された金庫蓋と、装置本体内に形成され前記金庫本体
を収納するとともにシャッタ開閉用カム板が配設された
金庫収納部とからなり、前記金庫蓋の裏面には、前記硬
貨収納口を開閉するように揺動自在に支持されるととも
に前記シャッタ開閉用カム板が係合して硬貨収納口を開
くシャッタ板と、このシャッタ板の揺動をロックおよび
ロック解除するように回動操作可能に支持されたロック
板と、前記シャッタ板に前記硬貨収納口を閉じる方向に
揺動付勢するとともに、前記ロック板にシャッタ板の揺
動のロックおよびロック解除位置に保持させるように係
合するばね部材とを配設したことを特徴とする硬貨収納
用金庫の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4923893U JP2584410Y2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 硬貨収納用金庫の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4923893U JP2584410Y2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 硬貨収納用金庫の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0716277U true JPH0716277U (ja) | 1995-03-17 |
JP2584410Y2 JP2584410Y2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=12825306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4923893U Expired - Fee Related JP2584410Y2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 硬貨収納用金庫の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584410Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-19 JP JP4923893U patent/JP2584410Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2584410Y2 (ja) | 1998-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |