JPH0716157Y2 - 有孔凹凸シ−ト - Google Patents

有孔凹凸シ−ト

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JPH0716157Y2
JPH0716157Y2 JP1986046268U JP4626886U JPH0716157Y2 JP H0716157 Y2 JPH0716157 Y2 JP H0716157Y2 JP 1986046268 U JP1986046268 U JP 1986046268U JP 4626886 U JP4626886 U JP 4626886U JP H0716157 Y2 JPH0716157 Y2 JP H0716157Y2
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JP
Japan
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sheet
perforated
convex
present
strength
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JP1986046268U
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郁彦 福森
宏 菊田
康広 大橋
栄二郎 村松
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Tokyu Construction Co Ltd
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Tokyu Construction Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、有孔凹凸シートに関する。更に詳しくは、パ
ネル芯材、緩衝材、補強材、排水用芯材等としての土木
建築用、一般産業資材用の有孔凹凸シートに関する。
〔従来の技術〕
従来、有孔凹凸シートとして、パンチングシート、メッ
シュシート、部分スリットシート等を凹凸成形加工しも
たのが知られている。この有孔凹凸シートは、無孔凹凸
シートに比べ、特に、透水性、通気性が極めて良好であ
る点で、土木用の排水材、一般資材用の緩衝材、建築用
のパネル補強材等として有用である。
しかしながら、これら従来の有孔凹凸シートは、孔の配
置位置が凹凸部との関係でランダムであるため、引張強
度および圧縮強度等強度的に満足するものが得られず、
無孔品に比べて、強度低下が極めて大きい。従って、従
来の有孔シートにより所望の強度を維持するために、シ
ートの高厚みをもって解決する方法が一部提案されてい
るが、この方法では、高重量化のため取り扱い困難、コ
スト高、あるいは成型加工性不良という問題がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そこで、本考案は無孔凹凸シートと同様の強度を持ちな
がら無孔凹凸シートでは得られない優れた透水性および
通気性を兼ね備えた有孔凹凸シートを提供することによ
って、従来の有孔凹凸シートの問題点を解決しようとす
るものである。
本考案は、前記問題点を解決すべく鋭意検討を行なった
結果、完成に至ったものである。
〔問題を解決するための手段〕
上記問題を解決するための本考案の有孔凹凸シートはシ
ート平面が実質的に同一大きさの載頭錘形の中空の凹部
と凸部とを二方向へ交互に連繋させて形成されており、
凹部および凸部の頂点部分に、あるいは凹部または凸部
のいずれか一方の頂点部分に全面的または部分的に貫通
孔を有することを特徴とするものである。前記凸部の立
上り傾斜角が55°から85°の範囲であり、前記凸部の底
部から頂点までの高さが5mmから50mmであり、また前記
凸部間のピッチが少なくとも5mm以上であるのが好まし
い。更に、本考案において前記貫通孔は前記頂点部分、
即ち、前記凹凸部の頂面、の面積の10〜60%の範囲で開
口し、かつその開口率はシートの投影面積の0.1〜20%
の範囲にあることを特徴とする。前記貫通孔の孔の大き
さおよび開口率は前記凹凸部の大きさ、形状または前記
貫通孔の配置等の諸条件に応じて適宜に選択できる。
〔実施例〕
以下、本考案を本考案の実施例を示す添付図面を参照し
ながら更に詳述する。
第1図は本考案の凹凸有孔シートの斜視図、第2図は本
考案の凹凸有孔シートの断面説明図、および第3図は第
1図の拡大平面図を示す。
第1図に示す本考案の有孔凹凸シートは、円錘台形状の
空洞凸部7,7′がシート面の表面から裏面へ、裏面から
表面へ二方向に交互に連続して突出した(表又は裏面か
らみれば千鳥格子配置となる)シート面で構成され嵩高
性を有している。円錘台形の空洞凸部7,7′の頂面には
貫通孔4,4′が設けられているので表裏面が連通してい
る。
第2図は、第1図の凸部および凹部の頂点に沿って横に
切った断面図を示したものである。載頭錘形の凸部7お
よび凸部(または凹部)7′が実質的に同一大きさ,同
一形状の円錘台形であり、内部が空洞5,5′であり、か
つ頂点部分2,2′は平担面である。空洞凸部7,7′の頂点
部分2,2′全体に貫通孔4,4′が設けられている。第3図
は、第1図の拡大平面図を示したものである。この図に
おいて、空洞凸部7,7′は千鳥格子状に配置され、頂点
部分2,2′は同一形状,同一寸法で形成され、また貫通
孔4,4′も実質的に同一大きさの円形孔に形成されてい
る。
本構成において、本考案が特徴とするところは、載頭錘
形の空洞凸部7,7′の頂面2,2′に孔4,4′を設けた点で
あり、該シート1の強度低下が極めて小さい点にある。
従って、本考案の構成内容は、前記図面に限定されるも
のではない。たとえば、載頭錘形の中空または空洞凸部
7,7′の形状は、円錘形,多角錘形であってもよく、
又、頂点部分2,2′は曲面,角面等であってもよい。
又、貫通孔4,4′形状は円形,多角形、その他いかなる
形状であってもよい。
更に、本考案の構成において、空洞凸部7(7′)の立
上り角度、tanθ=H/aはθ=55〜85°であるのがよい
(第2図参照)。θ<55°では耐圧強度上、θ>85°で
は耐圧強度及び成形加工性上好ましくない。
又、空洞凸部7(7′)の高さHは、H=5〜50mmがよ
い(第2図参照)。H<5mmでは嵩高性の点で不十分で
あり、H>50mmでは取扱い性、耐圧強度の点で好ましく
ない。
又、突起の底辺寸法L(第2図参照)は、高さH、角度
θ及び頂点部分2,2′の幅bとの関係から設定するが、
少なくとも5mm以上であるのが好ましい。L<5mmでは成
形加工が困難になる。
しかし、上記凸部の高さおよび底辺寸法は使用目的,用
途に応じて適宜選定でき、上記数値範囲に限定されるも
のでない。
以上の構成によって得られる凹凸シートの耐圧強度は極
めて高いものとなる。
次に、貫通孔4,4′は耐圧強度、製造面より、空洞凸部
7,7′の頂点部分2,2′に規則的又は不規則的に設ける。
頂点部分2,2′外への孔配置は、耐圧強度を極度に悪化
させる。これは、凹凸成形品が、頂部2,2′に対して側
部3が極度に薄くなっているためである。
頂点部分2,2′に設ける孔4,4′の寸法は、頂点部分2,
2′の面積に対して10〜60%をもって中心部にあけるの
が好ましい。10%未満では貫通効果が少なく、透水又は
通気性能が低下する。又、貫通孔4,4′の個数は表裏頂
点部分2,2′の全面に、あるいは凸部または凹部のいず
れか片面の頂点部分2又は2′に、あるいはそれらの面
に部分的に設けてもよいが、シート全体の開口率(シー
ト1の投影面積に対する貫通孔4,4′全体の面積割合)
としては、0.1〜20%とする。開口率が0.1%未満では、
透水性および通気性が低下する。開口率が20%を越える
場合には耐圧強度が低下する。
この孔4,4′は、凹凸シート成形時に同時に設けるか、
あるいは成形後の後加工、たとえばドリル,パンチン
グ,溶融加工等によって設ける。
以上の如き構成による本考案の有孔凹凸シート1は、優
れた透水性と通気性を有し、かつ無孔凹凸シートとほぼ
同等の耐圧強度を得ることができる。
尚、本発明の有孔凹凸シート1の材料としては、硬質塩
化ビニル,ポリスチレン,ポリエチレン,ポリプロピレ
ン,ナイロン,ポリエテスル,ABS等の熱可塑性樹脂等を
使用することができる。その内容等は特に限定されな
い。使用するシート材料の厚さは、強度,可撓性の点か
ら0.1〜3mmのものが好ましい。0.1mm未満では、十分な
耐圧強度を得ることが出来ず、又、3mmを越えるときは
成形加工性が不良となる。
以上の構成による本考案の有孔凹凸シートは、単独で使
用、あるいは不透水(又は不透気)、透水(又は透気)
のシート,板等と複合して使用してもよく、目的,用途
等に応じて適宜構成して用いることが出来る。また、凹
凸成形加工および穿孔加工は適宜の公知方法を使用でき
る。
〔実施例〕
次に、従来の無孔シートと、比較例として孔の配置が凹
凸部の斜面内にある有孔凹凸シートと、本考案による有
孔凹凸シートとの性能テストを行ない、その結果を表1
に示した。
比較例として、凹凸シートの凹凸部の頂点部位と関係な
く予め10mm×10mmピッチにて2mmφでパンチングした硬
質塩化ビニル樹脂板0.5mm厚をピン加圧成形法にて、形
状が円錘台形、寸法がH=10mm、L=10mm、b=6mm、
θ=80°である有孔型の凹凸成型シートと、パンチング
加工を除き同様にして形成した無孔型凹凸シートを作成
した。
本考案例として、前記無孔型の凹凸成型シートの凸部頂
面全体に3mmφの円形貫通孔をパンチングにて設けた有
孔型の凹凸シートを作成した。
上記凹凸シート3点について、引張強度、破断伸び、圧
縮強度、および圧縮変形率を測定した。
表−1より明らかなように、本考案の有孔凹凸シートは
無孔凹凸シートと同等の強度,変形率等をもっているが
比較例の従来の有孔凹凸シートは、強度低下が極めて大
で、変形も大きい。
従って、本考案の有孔凹凸シートは、排水材,通水材を
はじめ、補強材,パネル用芯材,緩衝材,嵩高材,スペ
ーサ材,フィルター材,保温材,結露防止材等のベース
材として土木建築用途、一般産業資材用途として幅広く
展用出来るものである。
尚、上記測定は次の方法によって行なった。
(1)引張強伸度 幅32mm×長200mmのシートを定速型引張試験機にて、引
張速度100mm/minでシートが破壊した時の最大強力及び
破壊時の最大伸びを測定する。尚、最大強力は、32mm幅
を30mm幅に変換して、kg/30mm幅で算出した。
(2)圧縮強度及び圧縮変形率 シート上面に載荷用板100mmφを置き、定速型圧縮試験
機にて、圧縮速度20mm/minをもってシート圧縮を行な
い、シートが破壊した時の最大荷重を読みとり、単位面
積当りの荷重に変換し、圧縮強度(kg/cm2)とした。
また、中間強度2kg/cm2,5kg/cm2及び最大強度時のシー
ト変形率を初期のシート厚みに対して算出した。
〔効果〕
以上の如き構成による本考案の有孔凹凸シートは、 (1)有孔化にもかかわらず、高強度で耐圧変形性に優
れる。
(2)崇高かつ有孔であるため、断面積利用効率が高
い。
(3)可撓性があり、取扱いが容易である。
(4)製造が容易で、品質が高い。
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案の有孔凹凸シートの一例を示したものであ
り、第1図はシートの斜視図、第2図はシートの拡大断
面説明図、および第3図は第1図の平面図である。 1……有孔凹凸シート 2,2′……頂点部分(頂面) 3……側部 4,4′……貫通孔 5,5′……空洞部 7……中空凸部 7′……中空凸部(または凹部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 村松 栄二郎 神奈川県横須賀市馬堀海岸3−9 (56)参考文献 特開 昭58−127820(JP,A) 実開 昭60−2676(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的に同一大きさの中空載頭錘形の凹部
    と凸部とを二方向へ交互に連携させて形成された凹凸シ
    ートにおいて、前記凹部と前記凸部の少なくとも一方の
    頂面内にのみ貫通孔が形成されていて、前記貫通孔は前
    記頂面の面積の10〜60%の範囲で開口し、かつその開口
    率はシートの投影面積の0.1〜20%の範囲にあることを
    特徴とする有孔凹凸シート。
JP1986046268U 1986-03-31 1986-03-31 有孔凹凸シ−ト Expired - Lifetime JPH0716157Y2 (ja)

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JPS62159625U JPS62159625U (ja) 1987-10-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3274002D1 (en) * 1981-09-25 1986-12-04 Aarc Management Pty Ltd Drainage tube
JPS602676U (ja) * 1983-06-20 1985-01-10 株式会社 桜井工業所 果実類の収納容器

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