JPH07161482A - 蛍光灯高周波定電流点灯回路 - Google Patents
蛍光灯高周波定電流点灯回路Info
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- JPH07161482A JPH07161482A JP34120893A JP34120893A JPH07161482A JP H07161482 A JPH07161482 A JP H07161482A JP 34120893 A JP34120893 A JP 34120893A JP 34120893 A JP34120893 A JP 34120893A JP H07161482 A JPH07161482 A JP H07161482A
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Abstract
始時に確実に熱陰極放電を行なわせるために、個々の蛍
光灯の特性に最適な点灯条件を実現することができる蛍
光灯高周波定電流点灯回路を提供する。 【構成】 電流トランスの二次巻線に第1および第2の
タップを設け、蛍光灯の2つのフィラメントのそれぞれ
一方の端子を前記二次巻線の両端子に接続するとともに
前記2つのフィラメントのそれぞれ他方の端子をそれぞ
れPTCサーミスタを介して前記二次巻線の第1および
第2のタップに接続する。
Description
して蛍光灯に電力を供給する高周波定電流給電に於ける
蛍光灯高周波定電流点灯回路に関するものである。
光灯に於ては、蛍光灯の点灯回数寿命を最長にするた
め、点灯前にフィラメントを予熱して点灯時確実に熱陰
極放電を起こさせるようにしている。その理由は、フィ
ラメントを予熱することなく放電開始電圧を印加して点
灯させると冷陰極放電が起こり、その際のイオン衝撃に
よりフィラメントに塗布した熱電子放射物質が飛散し、
蛍光灯の寿命を著しく短くするからである。
えば、点灯時インバータの出力周波数を2段階に制御す
る点灯方式(実願平4−358492号「蛍光灯点灯方
式」)が提案されている。しかしながら、この方式によ
れば、同一給電系統内に特性の異なる蛍光灯が混在して
いた場合には個々の蛍光灯に固有の予熱条件があるため
全ての負荷に最適な点灯条件を実現することが困難であ
り、また、球切れ等により蛍光灯を交換した場合には新
たな蛍光灯を点灯するためにインバータを一旦停止させ
て(即ち、全部の蛍光灯を消して)再スタートしなけれ
ばならないという欠点があった。
記従来方式の欠点を改良することであり、高周波定電流
給電方式に於て蛍光灯の放電開始時に確実に熱陰極放電
を行なわせるために、個々の蛍光灯の特性に最適な点灯
条件を実現することができる蛍光灯高周波定電流点灯回
路を提供することである。
め、この発明の蛍光灯高周波定電流点灯回路は、電流ト
ランスの二次巻線に第1および第2のタップを設け、蛍
光灯の2つのフィラメントのそれぞれ一方の端子を前記
二次巻線の両端子に接続するとともに前記2つのフィラ
メントのそれぞれ他方の端子をそれぞれPTCサーミス
タを介して前記二次巻線の第1および第2のタップに接
続している。
室温でその抵抗値は十分に低いため、これらPTCサー
ミスタを通して2つのフィラメントにそれぞれ大きな予
熱電流が流れ、PTCサーミスタの自己発熱により短時
間後その温度がキュリー点以上に上がると抵抗値が急激
に増加して2つのフィラメント間に放電開始電圧より高
い電圧が印加され、予熱されたフィラメントから熱電子
が飛び出して熱陰極放電を開始する。
ら説明する。図1はその全体の回路図、図2はPTCサ
ーミスタの温度−抵抗特性図、また、図3は各部の電圧
電流波形を示す動作説明図である。10A、65kHzの
高周波定電流を出力するインバータ1にループ状の給電
線2が接続され、この給電線2が電流トランス3を貫通
し(即ち、1ターンの一次巻線として巻回され)てい
る。電流トランス3には二次巻線4が24ターン巻回さ
れ、その両端子4a、4dからそれぞれ4ターンのとこ
ろに第1および第2のタップ4b、4cが設けられてい
る。蛍光灯5の2つのフィラメントのそれぞれ一方の端
子が電流トランス3の二次巻線の両端子4a、4dに接
続され、また、フィラメントの他方の端子がそれぞれP
TCサーミスタT1、T2を介して二次巻線の第1および
第2のタップ4b、4cに接続されている。
並列に0.1μFのコンデンサC1、C3が、また、蛍光
灯5と並列に0.0027μFのコンデンサC2がそれぞ
れ接続され、これにより、フィラメントが断線したり蛍
光灯5を外したりしたとき、二次巻線4の端子に放電に
必要な電圧以上の異常な高電圧が発生するのを防止して
いる。蛍光灯5は定格45Wで、放電時の定格電圧およ
び定格電流はそれぞれ107Vおよび0.42A、ま
た、放電開始電圧は200〜250V程度である。PC
TサーミスタT1、T2は正の温度係数をもつ感熱抵抗素
子であり、図2に示されるように、その温度がキュリー
点である50℃以下であるときは抵抗値が12Ωである
が、キュリー点を超えると抵抗値が急激に増加し90℃
で1.2kΩとなる特性を有している。
て説明する。同図に於て、は予熱時、は放電開始
時、は点灯時、は断線時、また、は蛍光灯を交換
した後の点灯時の状態をそれぞれ示したものである。イ
ンバータ1を起動して給電線2に10A、65kHzの高
周波定電流を流すと、最初2つのPTCサーミスタ
T1、T2は室温にあってその抵抗値は十分に低いため、
これらを通して二次巻線4の(4+4)ターンの部分か
ら蛍光灯5の2つのフィラメントに10A/(4+4)
=1.25Aの電流がそれぞれ流れ、この電流により2
つのフィラメントは予熱される。各フィラメントの抵抗
を2Ωとすると、この時の端子4a、タップ4b間の電
圧(=タップ4c、端子4d間の電圧)は1.25A×
(12Ω+2Ω)=17.5Vであり、タップ4b、4
c間の電圧は巻線比で17.5V×16/4=70V、
従って蛍光灯5の両フィラメント間に印加される電圧は
17.5V×2+70V=105Vで放電開始電圧より
低いから放電しない。
CサーミスタT1、T2は自己発熱により徐々に温度が上
昇し(室温等の条件により異なるが)1〜2秒後にキュ
リー点以上になると抵抗値が急激に増加し、すると二次
巻線4の全体の24ターンからコンデンサC2に10A
/24=0.42Aの電流が流れる。コンデンサC2の6
5kHzに於ける抵抗は907Ωであるからその端子電圧
は378Vまで上昇しようとし、これが蛍光灯5の両フ
ィラメント間に印加される。蛍光灯5の放電開始電圧は
200〜250V程度であるから、コンデンサC2の端
子電圧が上昇する過程で、既に予熱されているフィラメ
ントから熱電子が放出され熱陰極放電を開始し、蛍光灯
5の定格放電電圧(107V)で安定する。
たは給電線2に電流を流した状態で交換のために蛍光灯
5を外した場合、フィラメントに並列に接続した0.1
μFのコンデンサC1、C3を通してPCTサーミスタT
1、T2に電流が流れキュリー点以上の温度に維持される
からPCTサーミスタT1、T2は高抵抗のままであり、
新たな蛍光灯5を接続するとそのフィラメント間に放電
開始電圧より高いコンデンサC2の端子電圧378Vが
印加され、蛍光灯5は直ちに冷陰極放電を開始する。冷
陰極放電による点灯が行われるのは交換時の1回だけで
あるから、蛍光灯5の寿命には実質的な影響はない。
数、電流値、電流トランスの二次巻線の巻数、第1およ
び第2のタップを設ける位置、PTCサーミスタの規
格、各コンデンサの値等は、上記実施例に限られるもの
ではなく、蛍光灯の定格その他の条件に応じて適宜設計
変更することができる。
高周波定電流点灯回路は、従来装置のように始動時イン
バータに特殊な制御を行う必要がなく、1本の蛍光灯だ
けを交換する際もインバータを停止、再始動する必要が
なく、個々の蛍光灯の特性に応じて最適の点灯条件を実
現することができ、これにより同一給電系統内に特性の
異なる蛍光灯を混在させることができ、インバータ出力
の始動時電力を最小とすることができ、また、環境温度
により予熱時間が自動的に調節されるから特に低温環境
に於ける始動特性が改善され、蛍光灯の寿命を著しく長
くすることができるという数々の作用効果を奏するもの
である。
電流トランス 4 二次巻線 4a、4d 端子 4b 第1のタップ 4c 第2のタップ 5
蛍光灯 C1、C2、C3 コンデンサ T1、T
2 PCTサーミスタ
Claims (1)
- 【請求項1】 電流トランスの二次巻線に第1および第
2のタップを設け、蛍光灯の2つのフィラメントのそれ
ぞれ一方の端子を前記二次巻線の両端子に接続するとと
もに前記2つのフィラメントのそれぞれ他方の端子をそ
れぞれPTCサーミスタを介して前記二次巻線の第1お
よび第2のタップに接続したことを特徴とする蛍光灯高
周波定電流点灯回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34120893A JP3240398B2 (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 蛍光灯高周波定電流点灯回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34120893A JP3240398B2 (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 蛍光灯高周波定電流点灯回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07161482A true JPH07161482A (ja) | 1995-06-23 |
JP3240398B2 JP3240398B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=18344219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34120893A Expired - Fee Related JP3240398B2 (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 蛍光灯高周波定電流点灯回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3240398B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009252365A (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-29 | Nec Lighting Ltd | 蛍光ランプ、該蛍光ランプの点灯制御方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59111297A (ja) * | 1982-12-16 | 1984-06-27 | 岩崎電気株式会社 | 放電灯点灯装置 |
JPS645360U (ja) * | 1987-06-30 | 1989-01-12 | ||
JPH02137798U (ja) * | 1989-04-21 | 1990-11-16 | ||
JPH0481497U (ja) * | 1990-11-28 | 1992-07-15 |
-
1993
- 1993-12-13 JP JP34120893A patent/JP3240398B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59111297A (ja) * | 1982-12-16 | 1984-06-27 | 岩崎電気株式会社 | 放電灯点灯装置 |
JPS645360U (ja) * | 1987-06-30 | 1989-01-12 | ||
JPH02137798U (ja) * | 1989-04-21 | 1990-11-16 | ||
JPH0481497U (ja) * | 1990-11-28 | 1992-07-15 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009252365A (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-29 | Nec Lighting Ltd | 蛍光ランプ、該蛍光ランプの点灯制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3240398B2 (ja) | 2001-12-17 |
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