JPH0945485A - 蛍光灯インバータ回路 - Google Patents

蛍光灯インバータ回路

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Publication number
JPH0945485A
JPH0945485A JP19853195A JP19853195A JPH0945485A JP H0945485 A JPH0945485 A JP H0945485A JP 19853195 A JP19853195 A JP 19853195A JP 19853195 A JP19853195 A JP 19853195A JP H0945485 A JPH0945485 A JP H0945485A
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JP
Japan
Prior art keywords
fluorescent lamp
preheating
triac
inverter
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP19853195A
Other languages
English (en)
Inventor
Iichiro Mori
猪一郎 森
Teruo Sato
照夫 佐藤
Shusuke Kobayashi
秀典 小林
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0945485A publication Critical patent/JPH0945485A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予熱期間中に蛍光灯の両極間に高電圧が印加
されることにより、フィラメントに塗布された活物質が
飛散し蛍光灯の寿命を極端に悪化させることを防止する
ことによって、最適な蛍光灯の始動特性を有する蛍光灯
インバータ回路を実現する。 【構成】 電源1、電源スイッチ2、インバータトラン
ス3、蛍光灯のフィラメントを予熱する予熱巻線4、
6、蛍光灯を点灯駆動する主巻線5、蛍光灯の放電電流
を安定化するバラストコンデンサ7、インバータトラン
ス3の主巻線5の電圧印加を制御するトライアック8、
インバータ駆動回路9、インバータの駆動主スイッチ素
子10、直流電源を構成する平滑コンデンサ11、予熱
巻線6の電圧を整流し直流電源を構成するダイオード1
2、予熱時間を決定し、トライアック8を駆動するタイ
マー回路13、蛍光灯14、蛍光灯のフィラメント1
5、16を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蛍光灯を駆動するインバ
ータ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蛍光灯は白熱灯に比べ約3倍の発光効率
がありしかも長寿命であることから現在では家庭用照明
を中心とした照明器具の主流である。現在この蛍光灯の
発光効率の向上やチラツキの低減、また、電源の応用範
囲を広げる目的でインバータにて蛍光灯を駆動する方法
が多用されてきている。
【0003】以下図面を参照しながら、上述したような
従来の蛍光灯インバータ回路について説明する。図4は
従来の蛍光灯インバータ回路を示すものである。1は電
源、2は電源スイッチ、3はインバータトランス、4と
6は蛍光灯のフィラメントを予熱する予熱巻線、5は蛍
光灯を点灯駆動する主巻線、7は蛍光灯の放電電流を安
定化するバラストコンデンサ、9はインバータ駆動回
路、10はインバータの駆動主スイッチ素子、14は蛍
光灯、15、16は蛍光灯のフィラメントである。
【0004】まず、電源スイッチ2を接続すると電源1
よりインバータの1次側に電力が供給され、インバータ
駆動回路9がインバータの駆動主スイッチ素子10を動
作させてインバータトランス3を駆動する。これによ
り、インバータトランス3の予熱巻線4,6から蛍光灯
14のフィラメント15,16に電力が供給されフィラ
メントが予熱される。また同時にインバータトランス3
の主巻線5からバラストコンデンサ7を介して蛍光灯の
両極に高電圧が印加される。フィラメントが予熱される
とフィラメントより熱電子が発生し同時に蛍光灯の両極
に高電圧が印加されているためやがて蛍光灯は始動し点
灯する。蛍光灯が始動すると蛍光灯の両極の電圧が低下
するが、蛍光灯の両端の電圧とインバータトランス3の
主巻線5から発生する電圧とバラストコンデンサ7とに
よって決定される安定した放電状態になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、インバータトランス3の予熱巻線4,6
から蛍光灯14のフィラメント15,16に電力が供給
されフィラメントが予熱されると同時にインバータトラ
ンス3の主巻線5からバラストコンデンサ7を介して蛍
光灯の両極に高電圧が印加されるため、電源1の電圧が
一定でしかも蛍光灯を使用する周囲温度範囲が小さい場
合は問題が少ないが、そうでない場合はフィラメント予
熱が不十分である期間中に蛍光灯の両極に高電圧が印加
され、この時フィラメントに塗布された活物質が飛散し
蛍光灯の寿命を極端に悪化させる大きな問題点をかかえ
ている。
【0006】本発明は上記課題に鑑みフィラメントの予
熱期間中に蛍光灯の両極間に高電圧が印加されることを
防止し、最適な蛍光灯の始動特性を有する蛍光灯インバ
ータ回路を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の蛍光灯インバータ回路は、主として予熱巻線
1、予熱巻線2および主巻線を有するインバータトラン
スとスイッチングトランジスタとからなる高周波インバ
ータと、前記主巻線の電流を安定化するためのバラスト
素子(コンデンサ)と、前記主巻線の電圧印加を制御す
るトライアックと、前記予熱巻線2の出力を整流平滑し
て得られる直流電源と、前記直流電源により動作するタ
イマーとから構成され、前記主巻線の1端が前記予熱巻
線1に、前記主巻線の他端が前記バラスト素子及び前記
トライアックを介して前記予熱巻線2に接続され、前記
タイマーの出力が前記トライアックのゲートに供給され
るように接続される構成としたものである。
【0008】
【作用】この構成によって、前記タイマーで設定される
予熱時間を経過した後前記トライアックが導通すること
によって蛍光灯を始動させ、蛍光灯のフィラメントの予
熱期間中に蛍光灯の両極間に高電圧が印加されることを
防止するので、最適な蛍光灯の始動特性を有する蛍光灯
インバータ回路を実現し、蛍光灯の寿命を最大限に発揮
させることが可能となる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の蛍光灯インバータ回路の第1
の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は本発明の蛍光灯インバータ回路の第
1の実施例を示すものである。第1図に関して、1は電
源、2は電源スイッチ、3はインバータトランス、4と
6は蛍光灯のフィラメントを予熱する予熱巻線、5は蛍
光灯を点灯駆動する主巻線、7は蛍光灯の放電電流を安
定化するバラストコンデンサ、8はインバータトランス
3の主巻線5の電圧印加を制御するトライアック、9は
インバータ駆動回路、10はインバータの駆動主スイッ
チ素子、11は直流電源を構成するための平滑コンデン
サ、12は予熱巻線6の電圧を整流し直流電源を構成す
るためのダイオード、13は比較器とコンデンサCと抵
抗Rとツェナーダイオード等の定電圧素子とで構成され
たCRタイマーにて予熱時間を決定しトライアック8を
駆動するタイマー回路、14は蛍光灯、15、16は蛍
光灯のフィラメントである。 次に本実施例の動作を説
明する。
【0011】まず、電源スイッチ2を接続すると電源1
よりインバータの1次側に電力が供給され、インバータ
駆動回路9がインバータの駆動主スイッチ素子10を動
作させてインバータトランス3を駆動する。すると、イ
ンバータトランス3の予熱巻線4,6から蛍光灯14の
フィラメント15,16に電力が供給されフィラメント
15,16が予熱される。また同時に予熱巻線6の電圧
をダイオード12で整流しさらにコンデンサ11で平滑
して直流電圧を構成する。タイマー回路13は前記直流
電源の電圧発生と同時にスタートする。タイマー回路1
3がタイムアップするまでは、トライアック8のゲート
回路はトリガされていないため、インバータトランス3
の主巻線5には高電圧が発生しているがトライアック8
が遮断状態であり蛍光灯14の両極には電圧が印加され
ない。従って、インバータトランス3から蛍光灯14の
フィラメント15、16のみに電力が供給されて蛍光灯
フィラメント15、16を予熱する。
【0012】フィラメント15、16が予熱されると熱
電子が発生し始めやがて十分に熱電子が発生する状態に
なるころにタイマー回路13がタイムアップしトライア
ック8のゲート回路をトリガする。その時点でトライア
ック8が導通状態になりインバータトランス3の主巻線
5からバラストコンデンサ7およびトライアック8を介
して蛍光灯14の両極に高電圧を印加する。これにより
蛍光灯14は始動し、蛍光灯の両端の電圧とインバータ
トランス3の主巻線5から発生する電圧とバラストコン
デンサ7とによって決定される安定した放電状態にな
る。
【0013】(実施例2)次に本発明の蛍光灯インバー
タ回路の第2の実施例について説明する。
【0014】図2は本発明の蛍光灯インバータ回路の第
2の実施例を示すものである。1から16は第1図に示
した実施例と同一部品であり説明を省略する。17は予
熱巻線6の出力を整流平滑して得られた直流電源の電源
電圧および周囲温度を抵抗とサーミスターで構成した温
度特性を有する分圧回路により検出しさらに演算増幅器
によって最適に増幅した出力電圧にてタイマー回路13
のタイマー時間を補正する予熱時間補正回路である。
【0015】次に本発明の第2の実施例の動作を説明す
る。まず、電源スイッチ2を接続すると電源1よりイン
バータの1次側に電力が供給され、インバータ駆動回路
9がインバータの駆動主スイッチ素子10を動作させて
インバータトランス3を駆動する。すると、インバータ
トランス3の蛍光灯のフィラメント予熱巻線4,6から
蛍光灯14のフィラメント15,16に電力が供給され
フィラメントが予熱される。また同時に予熱巻線6の電
圧をダイオード12が整流しさらにコンデンサ11で平
滑して直流電源を構成する。
【0016】蛍光灯のフィラメント予熱条件は図3に示
すように周囲温度及び予熱電流により変化する。予熱時
間補正回路17は周囲温度及び直流電源の電圧値を検出
し、周囲温度と予熱電流(直流電源の電圧値に対応させ
ることができる)に最適な予熱時間を決定しタイマー回
路13の時間を適正値に補正してタイマー回路13をス
タートする。スタート時においてはトライアックのゲー
ト回路はトリガされていないため、インバータトランス
3の主巻線5には高電圧が発生しているがトライアック
8が遮断状態であり蛍光灯の両極には電圧が印加されな
い。従って、インバータトランスから蛍光灯のフィラメ
ントのみに電力が供給されて蛍光灯フィラメントを予熱
する。
【0017】フィラメントが予熱されるとフィラメント
より熱電子が発生し始めやがてタイマー回路13及び予
熱時間補正回路によって最適値に設定された時間に十分
に熱電子が発生する状態になる。この時タイマー回路1
3がタイムアップしトライアック8のゲート回路をトリ
ガする。その時点でトライアック8が導通状態になりイ
ンバータトランス3の主巻線5からバラストコンデンサ
7およびトライアック8を介して蛍光灯の両極に高電圧
を印加する。これにより蛍光灯は始動し点灯する。蛍光
灯の両端の電圧とインバータトランス3の主巻線5から
発生する電圧とバラストコンデンサ7とによって決定さ
れる安定した放電状態になる。
【0018】尚、予熱時間補正回路の周囲温度検出手段
サーミスターを用いたが、トランジスターのベースエッ
ミター電圧特性やダイオードの温度特性等の温度特性を
有する素子であれば応用は可能である。また、実施例で
はアナログの演算増幅器を用いたが、マイクロコンピュ
ータ等のデジタル計算機でも可能である事は言うまでも
ない。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、主とし
て予熱巻線1、予熱巻線2および主巻線を有するインバ
ータトランスとスイッチングトランジスタとからなる高
周波インバータと、前記主巻線の電流を安定化するため
のバラスト素子(コンデンサ)と、前記主巻線の電圧印
加を制御するトライアックと、前記予熱巻線2の出力を
整流平滑して得られる直流電源と、前記直流電源により
動作するタイマーとから構成され、前記主巻線の1端が
前記予熱巻線1に、前記主巻線の他端が前記バラスト素
子及び前記トライアックを介して前記予熱巻線2に接続
され、前記タイマーの出力が前記トライアックのゲート
に供給されているので前記タイマーで設定される予熱時
間を経過した後前記トライアックが導通して蛍光灯が始
動することになり、蛍光灯のフィラメントの予熱期間中
に蛍光灯の両極間に高電圧が印加されることを防止し、
最適な蛍光灯の始動特性を有する蛍光灯インバータ回路
を実現し、蛍光灯の寿命を最大限に発揮させることが可
能となりその実用効果は大なるものがある。
【0020】また、前記タイマーが前記直流電源の電圧
の値や周囲温度に対応して予熱時間が最適値に変化する
手段を具備しており、入力電圧や周囲温度にマッチして
フィラメントの予熱時間を補正するので、短時間で最適
な蛍光灯の始動特性を有する蛍光灯インバータ回路を実
現し、蛍光灯の寿命を最大限に発揮させることが可能と
なりその実用効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛍光灯インバータ回路の第1の実施例
を示す回路図
【図2】本発明の蛍光灯インバータ回路の第2の実施例
を示す回路図
【図3】蛍光灯のフィラメントの予熱条件を示す図
【図4】従来の蛍光灯インバータを示す回路図
【符号の説明】
1 電源 2 電源スイッチ 3 インバータトランス 4 予熱巻線 5 主巻線 6 予熱巻線 7 バラストコンデンサ 8 トライアック 9 インバータ駆動回路 10 主スイッチ素子 11 コンデンサ 12 ダイオード 13 タイマー回路 14 蛍光灯 15 蛍光灯のフィラメント 16 蛍光灯のフィラメント 17 予熱時間補正回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの予熱巻線と主巻線を有するインバー
    タトランスとスイッチングトランジスタとからなる高周
    波インバータと、前記主巻線の電流を安定化するバラス
    ト素子と、前記主巻線の電圧印加を制御するトライアッ
    クと、前記予熱巻線の出力を整流平滑する直流電源と、
    前記直流電源により動作するタイマーとから構成され、
    前記主巻線の一端が第1の予熱巻線に、前記主巻線の他
    端が前記バラスト素子及び前記トライアックを介して第
    2の予熱巻線に接続したことを特徴とした蛍光灯インバ
    ータ回路。
  2. 【請求項2】タイマーは直流電圧の値と周囲温度とによ
    って予熱時間を変化させることを特徴とする請求項1記
    載の蛍光灯インバータ回路。
JP19853195A 1995-08-03 1995-08-03 蛍光灯インバータ回路 Pending JPH0945485A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19853195A JPH0945485A (ja) 1995-08-03 1995-08-03 蛍光灯インバータ回路

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JP19853195A JPH0945485A (ja) 1995-08-03 1995-08-03 蛍光灯インバータ回路

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JPH0945485A true JPH0945485A (ja) 1997-02-14

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003007480A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Lecip Corp 鉄道車両用ラピッドスタート形蛍光ランプの点灯回路及び点灯方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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