JPH07161209A - ホテルの照明方法 - Google Patents

ホテルの照明方法

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JPH07161209A
JPH07161209A JP34506693A JP34506693A JPH07161209A JP H07161209 A JPH07161209 A JP H07161209A JP 34506693 A JP34506693 A JP 34506693A JP 34506693 A JP34506693 A JP 34506693A JP H07161209 A JPH07161209 A JP H07161209A
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toilet
light
passage
wall
floor
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JP34506693A
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Masataka Kojima
正敬 小島
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Entaateimento Kk D
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Entaateimento Kk D
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホテルにおいて、眩しくなく睡眠の妨げにな
らずベッドとトイレの行き来が安全にできる室内照明
と、適度な明るさで眩しくなく安全なトイレ内照明の両
方を、1個の発光体で同時に実現することができ、光熱
費の節約が可能であるホテルの照明方法を提供する。 【構成】 通路1とトイレ2を隔てる壁3の下方位置内
部に1個の発光体4が配設され、通路1の床を間接照明
的に照らすと共にトイレ2全体を直接照明的に照らすこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホテルにおいて、眩し
くなく睡眠の妨げにならずベッドとトイレの行き来が安
全にできる室内照明と、適度な明るさで眩しくなく安全
なトイレ内照明の両方を、1個の発光体で同時に実現す
ることができるホテルの照明方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホテルの照明方法は、室内照明とトイレ
内照明から成っている。従来、室内照明は通常中央天井
ランプと通路天井ランプから成り、トイレ内照明は通常
トイレ天井ランプとミラーランプから成る。これらは非
常に明るい照明であり、就眠時には全て消されてしま
う。上記以外の室内照明として、中央天井ランプ付属の
豆電球やベッドの枕元だけを照らすナイトライトが看ら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のホテルの照明方
法は、一旦消灯したその後の点灯は非常に眩しく、一度
寝て途中で目を覚ました場合や眠くてどうしようもない
寝惚けた状態の人間にとって、どれもが非常に明る過ぎ
る。頭がボーとしまぶたは薄くしか開かず暗闇の中で瞳
孔が拡大している状態で、強い光に直撃されると、痛い
程の刺激を受け目が眩む。明るいところで目を開くのは
非常な苦痛である。しばらくは足下をよく確認できない
ので転倒する危険もある。また、暗闇から突然に明るく
なるので精神的にも大きなストレスを受ける。また、同
室者の睡眠を妨げることにもなり迷惑がられることも多
い。単に泊まるだけでなく、ホテルの目的には疲れを癒
すことも含まれ、そのためには照明方法が非常に重要と
なる。
【0004】従来、ベッドとトイレの行き来用照明とし
ては前記した室内照明だけである。中央天井ランプと通
路天井ランプを点灯させた場合(連動して点灯する)、
室内は隈なく上から照らされ、直接照射される光と反射
する光は、目が眩む程に明るい。ナイトライトを点灯さ
せた場合、光が顔に直接照射してくるので非常に眩し
く、光を弱く調節するとナイトライトと枕元たけが暗闇
に浮んで見えるが、トイレまでの通路はよく見えないの
で非常に危険である。中央天井ランプ付属の豆電球を点
灯させた場合、室内は隈なく上から薄黄色に照らされ、
直接照射される光と照らし出された室内の明るさは、意
外に眩しく同室者の安眠を妨げる程の明るさがある。
【0005】従来、トイレ内全体の照明としては前記し
たトイレ内照明だけである。トイレに辿り着いてトイレ
天井ランプとミラーランプを点灯させた場合(連動して
点灯する)、トイレ内は非常に明るく隈なく照らされ
る。トイレは室内よりも狭いのでその分非常に明るくな
る。また、トイレの天井は室内の天井よりも低く目に近
いため、トイレ天井ランプの光はとても眩しく感じる。
また、鏡付近に設置されたミラーランプの光は直接目に
入る高さにあるため大変眩しく目を開けていられない程
である。トイレに入る時などは特に眩しくて目が眩みま
ぶたを細めるため、視野が狭くなり、入口の段差に気が
付かずつまづいたり、上が見えず何かに頭を当ててしま
うことがあり、非常に危険である。
【0006】以上の様なホテルの照明方法の現状に対処
するのに、一旦寝て途中で起きることを予め想定してい
る場合、窮余の策としてとられている方法が2つある。
1つは中央天井付属の豆電球を付けたままで寝る。こう
すると室内は意外に明るく、顔を直接照射する光も少し
眩しいので、安眠するには全く適さない。もう1つはト
イレの照明を付けたままドアを少し開き薄明かりが通路
に漏れるようにして寝る。これはトイレ内が明る過ぎる
ことは変らないし、電力の浪費であり、ホテルを利用す
るマナーに反する。
【0007】本発明は、上記した問題点を解決すること
のできるホテルの照明方法を提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、通路とトイ
レを隔てる壁の下方位置内部に1個の発光体が配設さ
れ、通路の床を間接照明的に照らすと共にトイレ全体を
直接照明的に照らすことを特徴とするホテルの照明方法
に関するものである。
【0009】
【作用】上記した本願発明は、従来の室内照明とトイレ
内照明を消灯した後用いる。
【0010】発光体4は、壁3の内部から通路1側とト
イレ2側を同時に照らす。1個の発光体4で必要とする
明るさが十分に得られるため、電力の消費は僅かであ
り、非常に経済的である。
【0011】通路1側は壁3の下方位置から間接照明的
に斜めに床6を照らすので、光が拡散して柔らかく目に
眩しくない。通路1の床6の一部だけが照らされ、室内
5は暗くベッド7は暗闇の中にある。ベッド7から身を
起して辺りを見回すと、通路1の床6たけが間接照明的
に照らされており、目を閉じると完全な暗闇となる。こ
の程度の明りがあれば、足下を確認しながらトイレ2ま
で歩いて行くことができる。
【0012】トイレ2側は壁3の下方位置から直接照明
的に照らされているので、足下は比較的明るく、遠ざか
るに従ってトイレ全体としては薄明かりの状態となり、
遮光物も多く、距離もあり、眩しくない。適度な明るさ
なので苦痛なく目を開けることができ、トイレ全体を楽
に見れるので、非常に安全である。
【0013】本願発明によれば、安眠の妨げにならない
ので一晩中点灯しておいてもよいし、同室者に迷惑をか
けないので起きる時だけ点灯してもよい。
【0014】
【実施例】添付図面に基づいて本発明の一実施例を説明
するが、この実施例にのみ限定されるべきものでないこ
とは云うまでもない。
【0015】まず、典型的なホテルの配置を説明する。
図中1は廊下からベッドルームへ続く通路であり、図中
8は通路天井ランプである。図中9は中央天井ランプ、
図中10はベッド7の枕元を照らすためのナイトライト
である。図中11はトイレ天井ランプ、図中12はミラ
ーランプである。図中3は通路1とトイレ2を隔てる
壁、図中13はトイレ2のドアである。図中14は便
器、図中15は洗面器、図中16は浴槽である。
【0016】図中4の具体的構造は図示しないが、通路
1とトイレ2を隔てる壁3の下方位置内部に配設された
1個の発光体である。発光体4の配設位置は膝の高さ
(約50cm)より下であればよいが、床上5cm〜2
0cm位が適当である。本実施例では床上10cmの高
さに配設した。横の配設位置もケースにより異なってく
るが、本実施例の場合は室内5寄りドア13の横とし
た。発光体4は、電球や蛍光灯やその他の蛍光体や光フ
ァイバー等を含む発光体全般の何れであっても構わない
が、1993年現在の簡便な発光体で考えてみると、例
えば10ワット以下の極めてローコストで明るさを保て
るものが好ましい。より具体的に現段階で特定するとす
れば、3ワットの蛍光灯か、そのルクスにほぼ等しい1
0ワットの電球か、他の場所の発光源から曳いて来た光
ファイバーが適当である。本実施例では3ワットの蛍光
灯を用いることとする。
【0017】図中17は発光体4を配置した壁3の通路
側に設けて直接の光を床6にのみ向け他に向けないため
の遮光部。遮光部17は図1(B)の実施例に示したよ
うな上覆板状でもよいし、図1(C)の実施例に示した
ようなブラインド状でもよいし、その他の形状であって
も構わない。図中18は発光体4を配置した壁3のトイ
レ側の照明窓であり、図1(B)の実施例に示したよう
な開放型でもよいし、図1(C)の実施例に示したよう
な透光板19を装着して光を和らげてもよいし、その他
の方式であっても構わない。本実施例のスイッチ20
は、どちらからでも点灯消灯ができるように、ドア側と
枕元の2箇所に設置されている。
【0018】これらの取付けは、最初から設置してある
壁を作る場合と、普通の壁に後から取付ける場合と、ど
ちらでも可能である。
【0019】
【発明の効果】以上述べた本願発明に係るホテルの照明
方法によれば、ホテルにおいて、眩しくなく睡眠の妨げ
にならずベッドとトイレの行き来が安全にできる室内照
明と、適度な明るさで眩しくなく安全なトイレ内照明の
両方を、1個の発光体で同時に実現することができる。
消費電力が少なくて非常に経済的である。
【0020】また、一晩中点灯しておいても安眠を妨げ
ず、起きる時だけ点灯しても同室者に迷惑をかけず、照
明による肉体的精神的ストレスがない。ホテルの生活環
境を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例をあらわす説明図であり、
(A)はホテルの平面図、(B)は断面図、(C)は他
の実施例の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 通路 2 トイレ 3 壁 4 発光体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通路1とトイレ2を隔てる壁3の下方位
    置内部に1個の発光体4が配設され、通路1の床を間接
    照明的に照らすと共にトイレ2全体を直接照明的に照ら
    すことを特徴とするホテルの照明方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010199042A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Sumitomo Forestry Co Ltd 光環境体感用設備

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4412685Y1 (ja) * 1965-02-08 1969-05-26
JPS6448813U (ja) * 1987-09-21 1989-03-27

Patent Citations (2)

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