JP2562246Y2 - タスクライト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この考案は、事務所等において机
上面の照明を行うタスクライトに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のタスクライトとしては、
以下に記載するようなものがある。すなわち、机上に
設置して使用するスタンド型の照明器具、ローパーテ
ィションに後付けする照明器具、ローパーティション
に内蔵して直接机上面を照明する照明器具、等である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】しかしながら、およ
びのような照明器具では、設置場所を使用者が自由に
選択できるという利点がある反面、机上面の照度が均一
にならず必要な照度が得られないで使用していることが
多い。また、の照明器具では、この欠点は解消される
が、ローパーティションの片側にしか照明できないの
で、ローパーティションを挟んで人が向かい合っている
対向型レイアウトには使用できない。また、この対向型
レイアウトにおよびの照明器具を使用する場合、ラ
ンプが２つ必要であり経済的でない。

【０００４】また、別の例としてローパーティションに
取付けるキャビネットや棚等の収納什器の下面部を照明
器具としたタスクライトがあるが、一人が収納什器およ
び照明器具を独占して使用してしまい不経済である。し
たがって、この考案の目的は、一つのランプでローパー
ティションの両側へ配光でき、かつ適切な照度を得るこ
とができるタスクライトをを提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この考案のタスクライト
は、ローパーティションの上端に上向きに開口した凹部
を設けるとともにこの凹部にランプを埋設し、かつこの
ランプの上方に下面を反射板とした天板を着脱自在に取
付けたことを特徴とするものである。

【０００６】

【作用】ローパーティションの上端に内蔵したランプの
光は、反射板を経てローパーティションを両側を間接的
に照明する。これにより、ローパーティションの両側の
照明を一つのランプで行えるので経済的である。また、
ランプはローパーティションに内蔵されるタイプである
ため、予め製造者側が設定した机上面等における照度が
保持される。天板は着脱自在であるため照明機能が必要
ない時は、これを取外し代わりに笠木等を取付ければ、
このタスクライトは普通のローパーティションになる。
このことはローパーティションのレイアウトの変更に対
して柔軟性を持つ。また、天板の上面は収納スペースと
して利用できる。この収納スペースはローパーティショ
ンの両側にいる人が共用できるため合理的である。

【０００７】

【実施例】この考案の一実施例のタスクライトを図１な
いし図３に基づいて説明する。このタスクライトは、ロ
ーパーティション１の上端にランプ２を内蔵し、天板３
によりランプ２の光を間接的に配光するものである。具
体的には、ローパーティション１は上端に上向きに開口
した凹部４が設けられ、この凹部４に反射板５を有する
ソケット６が設けてある。また、ローパーティション１
を挟んで両側に机７が取付けられる。机７の上方の両側
面にはランプ点灯・消灯用のスイッチ８が設けてある。
また、このローパーティション１は連結支柱９で連結さ
れる。この場合、ローパーティション１の側縁部を係止
するスリット孔１０…が連結支柱９に穿設してある。ラ
ンプ２は、ソケット６に接続してローパーティション１
の凹部４に埋設される。また、ランプ２の取付状態にお
いて、席に着いて机７を使用している人からランプ２が
直接見えないようにする。天板３は、連結支柱９に穿設
した上記スリット孔１０に係脱自在に係止する金具１１
により支持される。この天板３は、ローパーティション
１の両側を覆うようにランプ２より上方に位置する。ま
た、天板３の下面に反射板１２が設けられる。この反射
板１２はランプ２の光をローパーティション１の両側へ
配光するように湾曲状に形成してある。

【０００８】このタスクライトの使用状態においては、
ランプ２の光が反射板１２を経てローパーティション１
の両側の机７を間接的に照明する。この場合、机上面の
照度が最適となるように、机７の位置やランプ２の光度
等を製造時において設定しておく。これにより、一般の
使用者は常に適切な机上面の照度を得ることができる。
また、天板３の上面は、ローパーティション１の両側に
いる人の収納スペースとして共用できる。

【０００９】また、照明機能が必要ない時は、金具１１
とともに天板３を取外し、図３に示すように、笠木１３
を凹部４に取付ける。これにより、照明機能のない普通
のローパーティションとなり、レイアウトの変更に対し
て柔軟に対応できる。

【００１０】

【考案の効果】この考案のタスクライトによれば、ロー
パーティションの両側の照明を一つのランプで行えるの
で経済的である。また、ランプはローパーティションに
内蔵されるタイプであるため、予め製造者側が設定した
机上面等における最適な照度が保持される。天板は着脱
自在であるため照明機能が必要ない時は、これを取外し
代わりに笠木等を取付ければ、このタスクライトは普通
のローパーティションになる。このことはローパーティ
ションのレイアウトの変更に対して柔軟性を持つ。ま
た、天板の上面は収納スペースとして利用できる。この
収納スペースはローパーティションの両側にいる人が共
用できるため合理的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例のタスクライトの斜視図で
ある。

【図２】要部拡大断面側面図である。

【図３】照明機能が必要ないときの断面側面図である。

【符号の説明】

１ ローパーティション ２ ランプ ３ 天板 ４ 凹部 １２ 反射板

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ローパーティションの上端に上向きに開
   口した凹部を設けるとともにこの凹部にランプを埋設
   し、かつこのランプの上方に下面を反射板とした天板を
   着脱自在に取付けたことを特徴とするタスクライト。