JP2010199042A - 光環境体感用設備 - Google Patents

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浩嗣 山田
Hajime Ishii
肇 石井
Go Takagi
郷 高木
Masae Ryu
正江 龍
Kiyo Wada
恭代 和田
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【課題】建物の内部で居住者が移動する際の連続動線における、照明器具による照明の状態を実際に近いかたちで体感できる光環境体感用設備を提供する。
【解決手段】玄関11と、玄関ホール12と、リビング13及び階段14とを備え、玄関ホール12を介した玄関11と階段14との間の連続動線、玄関ホール12を介した玄関11とリビング13との間の連続動線、玄関ホール12を介した階段14とリビング13との間の連続動線における照明の状態を体感させる光環境体感用設備10である。玄関11と、玄関ホール12と、リビング13及び階段14とには、複数種類の照明器具が照度を調整可能に設けられている。また、玄関11、玄関ホール12、リビング13、及び階段14の各部に照度検出センサ16が設けられ、且つ各照明器具の照度を調整する照度操作部17と、照度検出センサ16による照度の検出結果を表示する表示部18とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光環境体感用設備に関し、特に、屋内の連続動線における照明の状態を体感させるための光環境体感用設備に関する。
近年、住宅建築物等の建物の内部に設けられる照明器具は、多種多様のものが用いられており、例えばシーリングライト、スポットライト、ダウンライト、ブラケット、足元灯等を挙げることができる。また、照明器具の光源は、蛍光ランプと白熱ランプとに大別することができ、蛍光ランプには、電球色のものや昼白色のものがあり、白熱ランプにもまた、複数種類のものがある。
これらの照明器具を選択して屋内に設置する場合、従来の方法によれば、例えばユーザが、各種の照明器具のカタログを見ながら、専門業者のアドバイスを受けて照明器具の種類や個数、照明器具を設置すべき位置等を決定していたが、カタログを見ただけでは、選択した照明器具が所定の位置に設置された際に実際に体感される明るさや、醸し出される雰囲気等を感じ取ることは困難である。したがって、例えばユーザが建物に居住した後に、カタログを見て予想していた所望の照明の状態が得られない場合も多いことから、このような弊害を回避するために、照明器具による照明の状態を実際に近いかたちで体感できるようにした照明体感設備が種々開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
ここで、特許文献1の照明体感設備は、密閉可能な部屋の天井部に、照度を連続的に変化させることが可能な複数の電球色の蛍光ランプ及び複数の昼白色の蛍光ランプを光源として設置すると共に、部屋の内部に照度を検出する検出センサと、検出センサで検出された照度を表示する照度計とを設けておき、明るさの変化に伴って生じる種々の現象等を体験学習できるようにしたものである。また特許文献2の照明体感設備は、屋内の天井や壁面や床面に、光源の種類や形態の異なる多数の照明器具を配置すると共に、屋内に家具や室内装飾品、或いは光の照射を受ける被照射体を配置して、体験者が各照明器具による照明を体験できるようにしたものである。
特開平10−208518号公報 特開平10−208523号公報
しかしながら、上記従来の照明体感設備は、いずれも一つの部屋の中で、光源の照度を変化させたり、多数の照明器具から適宜選択した一つ又は複数の照明器具を照射させることによって、個々の部屋での照明の状態を体感させるものであり、建物の内部の複数の部屋や部位に跨って移動する際の連続動線として、例えば玄関と各部屋との間で居住者が移動する際や、下階の部屋と上階の部屋との間で居住者が移動する際の連続動線における、照明器具による明るさの変化や雰囲気の変化等の照明の状態を実際に近いかたちで効果的に体感させることは困難である。
本発明は、建物の内部で居住者が移動する際の連続動線における、照明器具による照明の状態を実際に近いかたちで効果的に体感させることのできる光環境体感用設備を提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも玄関と、玄関ホールと、玄関ホールに隣接するリビング及び階段とを備え、少なくとも玄関ホールを介した玄関と階段との間の連続動線、玄関ホールを介した玄関とリビングとの間の連続動線、玄関ホールを介した階段とリビングとの間の連続動線における照明の状態を体感させる光環境体感用設備であって、少なくとも玄関と、玄関ホールと、玄関ホールに隣接するリビング及び階段とには、複数種類の照明器具が、その照度を調整可能に設けられていると共に、各部の照度を検出する照度検出センサが設けられており、且つ各照明器具の照度を調整する照度操作部と、前記照度検出センサによる照度の検出結果を表示する表示部とを備える光環境体感用設備を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明の光環境体感用設備は、前記表示部が、表示された照度を得るための電力使用量を表示する機能を有していることが好ましい。
また、本発明の光環境体感用設備は、前記照度操作部及び/又は前記表示部が、携帯可能なポータブルタイプのリモコン装置に設けらていることが好ましい。
さらに、本発明の光環境体感用設備は、前記リビングに上部吹抜け部が設けられており、該上部吹抜け部には、複数種類の照明器具が、その照度を調整可能に設けられていると共に、その照度を検出する照度検出センサが設けられており、前記リビングの前記上部吹抜け部が設けられていない部分と前記上部吹抜け部との間の連続動線における照明の状態を体感できるようになっていることが好ましい。
さらにまた、本発明の光環境体感用設備は、前記階段と連続して、2階ホール、2階廊下、及び個室が設けられており、2階ホール、2階廊下、及び個室には、各々複数種類の照明器具が、その照度を調整可能に設けられていると共に、各部の照度を検出する照度検出センサが設けられており、前記2階ホール及び前記2階廊下を介した前記階段と前記個室との間の連続動線における照明の状態を体感できるようになっていることが好ましい。
本発明の光環境体感用設備によれば、建物の内部で居住者が移動する際の連続動線における、照明器具による照明の状態を実際に近いかたちで効果的に体感させることができる。
また、表示部が、表示された照度を得るための電力使用量を表示する機能を備えるようにすれば、建物の内部で居住者が移動する際の連続動線における、照明器具による照明の状態を、心理量とし+ての明るさ感と共に、客観的な指標である物理量としての、その明るさ感を実現するために投入される照明用の電力使用量及び照度(例えば水平面照度)によって、実際の建築空間において効果的に体感させることが可能になる。
本発明の好ましい一実施形態に係る光環境体感用設備が設けられた模擬住宅の1階部分の平面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る光環境体感用設備が設けられた模擬住宅の2階部分の平面図である。
本発明の好ましい一実施形態に係る光環境体感用設備10は、図1及び図2に示すように、例えば住宅展示場に設置された、住宅建築物における種々の光環境を体感させるための2階建ての模擬住宅30の一部として設けられた設備であり、住宅建築物の購入を検討する購入予定者(ユーザ)が、好ましくは営業者に案内されて体感者として内部に立ち入ることにより、種々の光環境の下で、例えば玄関11から玄関ホール12を経てリビング13に至る連続動線や、玄関ホール12から階段14を経て2階に至る連続動線における、照明器具による照明の状態を実際に近いかたちで効果的に体感できるようにするための設備として採用されたものである。
そして、本実施形態の光環境体感用設備10は、少なくとも玄関11と、玄関ホール12と、玄関ホール12に隣接するリビング13及び階段14とを備え、少なくとも玄関ホール12を介した玄関11と階段14との間の連続動線、玄関ホール12を介した玄関11とリビング13との間の連続動線、玄関ホール12を介した階段14とリビング13との間の連続動線における照明の状態を体感させる光環境体感用の設備であって、少なくとも玄関11と、玄関ホール12と、玄関ホール12に隣接するリビング13及び階段14とには、複数種類の照明器具が、その照度を調整可能に設けられていると共に、玄関11、玄関ホール12、リビング13、及び階段14の各部の照度を検出する照度検出センサ16が例えば床部分に設けられており、且つ各照明器具の照度を調整する照度操作部17と、照度検出センサ16による照度の検出結果を表示する表示部18とを備えている。
また、本実施形態では、リビング13に上部吹抜け部19が設けられており、この上部吹抜け部19には、複数種類の照明器具が、その照度を調整可能に設けられていると共に、その照度を検出する照度検出センサ16が例えば床部分に設けられており、リビング13の上部吹抜け部19が設けられていない部分と上部吹抜け部19との間の連続動線における照明の状態を体感できるようになっている。
さらに、本実施形態では、階段14と連続して、2階ホール20、2階廊下21、及び個室22,23が設けられており、2階ホール20、2階廊下21、及び個室22,23には、各々複数種類の照明器具が、その照度を調整可能に設けられていると共に、2階ホール20、2階廊下21、及び個室22,23の各部の照度を検出する照度検出センサ16が例えば床部分に設けられており、2階ホール20及び2階廊下21を介した階段14と個室22,23との間の連続動線における照明の状態を体感できるようになっている。
本実施形態では、光環境体感用設備10は、2階建ての模擬住宅30の一部として設けられている。ここで、模擬住宅30の1階部分には、図1に示すように、建物の北側に面した中央部分に玄関ポーチ24が設けられており、この玄関ポーチ24の南側に玄関11が設けられている。玄関11の南側には、建物の南側に面して玄関ホール12が設けられており、玄関ポーチ24、玄関11、及び玄関ホール12の東側に隣接して、リビング13が玄関ホール12から出入り可能に設けられている。リビング13の東側の部分は上部吹抜け部19となっている。また玄関ポーチ24、玄関11、及び玄関ホール12の西側に隣接して、2階への階段14が玄関ホール12から出入り可能に設けられている。
階段14を介して1階部分から昇降する模擬住宅30の2階部分には、図2に示すように、階段14の東側に隣接して、2階ホール20が階段14から出入り可能に設けられている。2階ホール20の東側には、南側に面した部分に東側の端部まで致る2階廊下21が設けられている。2階廊下21の北側には、洋室となった2部屋の個室22,23が2階ホール20の東側に隣接して2階廊下21から出入り可能に設けられている。また東側の個室23の東側の部分は、1階のリビング13の上部吹抜け部19となっている。
なお、本実施形態では、模擬住宅30には、光環境体感用設備10の西側に配置されて光体感コーナー40が併設されており、この光体感コーナー40においては、例えば床の素材による写り込みの差、各メーカーの色々な種類のLEDダウンライトを用いた光の差、色々な種類のスポットライトを用いた光源による壁・照射物(絵画等)への効果の違い、スライドレールを使用した距離の相違による光の差、壁の素材による光の差等を体感できるようになっている。
そして、本実施形態によれば、光環境体感用設備10の各部屋や各部位には、複数種類の照明器具が、その照度を調整可能に設けられている。
すなわち、玄関ポーチ24には、ポーチ照明として、LEDアウトドアライト24aが設けられており、これによって例えばLEDの活用を体感できるようになっている。
玄関11及び玄関ホール12には、壁付け灯11aとしてフラット蛍光灯が設けられており、足元間接光11bとして、シームレスランプが手前及び奥に設けられている。また天井部にシーリングライト12aが設けられており、南側の壁面にLEDニッチライト12bが取り付けられている。これらによって、例えば空間の中心の把握、足元間接光11bの取付位置による写り込みの差、ダウンライト以外の照明計画、LEDの活用等を体感できるようになっている。
リビング13には、TV後ろの照明として、調光機能付きのシームレスラインコーニス照明13aや2灯のダウンライト13bが取り付けられている。これらによって、例えば動線を考慮したコーニス照明13aの納まり、コーニス照明13aの注意点、コーニス照明13aとダウンライト13bとのイメージの差、ダウンライト13bのエッジラインと距離等を体感できるようになっている。
また、リビング13には、ダウンライトとして、径100mmのダイクロイックハロゲン13c、径100mmのLED13d、径100mmの蛍光灯13e、径100mmのミニクリプトン13f、径100mmのピンスポット13gが設けられている。これらによって、例えば同径、同ピッチでの光源種類を体験(明るさの感覚、効果の違い)できると共に、ダウンライトの集中と均等のイメージを体感できるようになっている。また例えば蛍光灯ダウンライト13eとLEDダウンライト13dとの均等配灯や、LEDダウンライト13dだけの空間を体感できるようになっている。そして、シーリングライトとして蛍光灯シーリングライト13hが設けられており、これらによって、例えばシーリングライト及び/又はダウンライトによる照明計画の見直しを体感できるようになっている。
さらに、リビング13の上部吹抜け部19と隣接する部分には、ダウンライトとして、径125mmの蛍光灯13i、径125mmのミニクリプトン13j、径125mm角の蛍光灯13k、径125mmのウォールウォッシャー13lが設けられている。これらによって、例えばダウンライトとダウンライトとの距離の差によるエッジの出方等の効果の相違、ダウンライトと壁との距離の差によるエッジの出方等の効果の相違、角形ダウンライト13kの壁へのエッジの出方、ウォールウォッシャー13lの壁への効果等を体感できるようになっている。
リビング13の上部吹抜け部19には、これの吹抜け下部に、アッパータイプブラケット19a、下向きタイプブラケット19b、透過型ブラケット19c、不透過型ブラケット19dが設けられている。これらによって、例えば素材、配光の異なる壁付け灯の明るさなどの効果の比較等を体感できるようになっている。
また、リビング13の上部吹抜け部19には、吹き抜けの照明として、透過型蛍光灯ブラケット19e、不透過型蛍光灯ブラケット19fが設けられている。これらによって、例えば素材の相違による効果の差等を体感できるようになっている。さらに、上部吹抜け部19には、透過型スポット19g、不透過型スポット19h、ペンダント19i、手摺上LEDダウンライト19jが設けられている。これらによって、例えば素材の相違による効果の差、スポットライトの方向による効果の差、吹き抜けの照明技法の種類等を体感できるようになっている。
階段14には、高さの異なる位置に上下2段にブラケット14aが設けられており、これによって例えばランプの交換体験による適正な取付け位置を体感できるようになっている。また、足元灯14bが設けられており、これによって例えば階段照明としての足元灯14bの効果や、補助照明としての足元灯14bの効果を体感できるようになっている。さらに、径100mmの蛍光灯ダウンライト14c、径125mmのLEDダウンライト14dが設けられており、これらによって例えば階段手摺上のダウンライトの明るさ体験や、階段上ダウンライトのランプ交換の体験をすることができるようになっている。
2階ホール20には、径125mmの蛍光灯ダウンライト20aが設けられており、これによって例えば階段14のブラケット14aと2階ホール20のダウンライト20aによる計画を体感できるようになっている。また、コープ照明として、天井とのクリアランスが150mmのシームレスライン20b、天井とのクリアランスが250mmのシームレスライン20c、天井とのクリアランスが150mmのLEDベースライト20dが設けられている。これらによって、例えばコープ照明のクリアランスによる光の広がりの差や、シームレスライン20b,20cとLEDベースライト20dの印象の違いを体感できるようになっている。さらに、コープ照明として、幕板の高さが有効ランプ高さとなっているシームレスライン20e、幕板の高さが100mmのシームレスライン20f、幕板の高さが20mmのシームレスライン20gが設けられている。これらによって、例えばコープ照明の幕板の高さによる光の広がりの差を体感できるようになっている。
2階廊下21の個室22,23に面した部分には、コーニス照明として、シームレスライン21aが設けられており、これによって動線による見えがかりの確認(コーニス照明の失敗例)を体感できるようになっている。また、蛍光灯ダウンライト21bが3灯、グレアレスダウンライト21cが2灯設けられている。これらによって、例えば3灯と2灯と1灯による明るさの確認や、グレアレスダウンライト21cによる配光の確認を体感できるようになっている。
2部屋の個室22,23には、各々蛍光灯シーリング22a,23aが設けられていると共に、一方の個室22の床の色がダークブラウン、他方の個室23の床の色がライトブラウンとなっている。これらによって、例えば同じ照明器具でも床の色によってどのように見えるか(床材の色による明るさ感の違い)を体感できるようになっている。また、一方の個室22には、コープ照明として、シームレスライン22b、トラフ型蛍光灯22c、ミニキセノン22dが設けられている。これらによって、例えば光源と器具の差による見え方の相違を体感できるようになっている。さらに、他方の個室23には、コープ照明として、端までのシームレスライン23b、両端明けのシームレスライン23cが設けられている。これらによって、例えば器具の設置方法による見え方の相違を体感できるようになっている。
2階廊下21のリビング13の上部吹抜け部19に面した部分には、吹抜け部の灯りとして、ユニバーサルダウンライト21d、高効率タイプの手摺上LEDダウンライト21eが設けられている。これらによって、例えばユニバーサル体験ができるようになっていると共に、上部吹抜け部19に面した2階廊下21のダウンライトによる効果を体感できるようになっている。
そして、これらの各部屋や各部位に設けられた多数の照明器具は、例えば1階のリビング13の南側の内壁面に取り付けた照度操作部17としての操作パネルと、例えば有線又は無線のネットワークを介して各々接続されており、操作パネル17からの操作によって、各照明器具を照射させたり、その照度を調整したりすることができるようになっている。また操作パネル17を、例えばコンピュータを用いた制御部等と接続しておき、所定のプログラムに従って、所定の順序で各照明器具を自動的に照射させたり、照度を自動的に調整させたりすることも可能である。
また、本実施形態では、各部屋や各部位に設けられた照度検出センサ16は、例えば操作パネル17と併設して設けられた表示部18と、例えば有線又は無線のネットワークを介して各々接続されており、照度検出センサ16による照度の検出結果を、表示部18に表示することができるようになっている。
さらに、本実施形態では、表示部18は、例えば有線又は無線のネットワークを介して各照明器具に電力を供給する際の電力計と接続しており、これによって表示部18に、表示された照度を得るための電力使用量を表示できるようになっている。すなわち、各部屋や各部位に設置された照明器具には、これらの照明器具への配線の途中に電力計が各々取り付けられており、照明器具に供給された電力を電力計からの出力信号として表示部18に出力することで、所定の照度を得るための電力使用量を表示できるようになっている。
ここで、照度操作部17や表示部18は、携帯可能なポータブルタイプのリモコン装置に設けることもできる。照度操作部17や表示部18をポータブルタイプのリモコン装置に設けることによって、営業者や体感者が光環境体感用設備10の内部を移動しながら、手元の操作によってリアルタイムで任意の照明器具を照射させたり、リアルタイムで照明器具の照度を調整することが可能になり、利便性が向上すると共に、任煮の明るさに変化した各部屋や各部位の照度や電力使用量を手元で容易に確認することが可能になる。
そして、上述の構成を有する本実施形態の光環境体感用設備10によれば、建物の内部で居住者が移動する際の連続動線における、照明器具による照明の状態を実際に近いかたちで効果的に体感させることが可能になる。すなわち、本実施形態によれば、少なくとも玄関11と、玄関ホール12と、玄関ホール12に隣接するリビング13及び階段14とには、複数種類の照明器具が、その照度を調整可能に設けられていると共に、玄関11、玄関ホール12、リビング13、及び階段14の各部の照度を検出する照度検出センサ16が設けられているので、各部において照射すべき照明器具を選択すると共に各照明器具の照度を調整しながら、例えば住宅建築物において移動が頻繁に繰り返される、少なくとも玄関ホール12を介した玄関11と階段14との間の連続動線、玄関ホール12を介した玄関11とリビング13との間の連続動線、玄関ホール12を介した階段14とリビング13との間の連続動線に沿って、体感者が繰り返し移動することにより、これらの連続動線における複数の照明の状態を、実際に近いかたちで容易に且つ効果的に体感することが可能になる。
また、本実施形態によれば、各照明器具の照度を調整する照度操作部17と、照度検出センサ16による照度の検出結果を表示する表示部18とを備えているので、表示部18に各部の照度やその時の電力使用量を表示させることによって、建物の内部に設置すべき照明器具の選択や配置を、さらに経済的に行うことが可能になる。
特に、表示部18が、表示された照度を得るための電力使用量を表示する機能を備えているので、建物の内部で居住者が移動する際の連続動線における、照明器具による照明の状態を、心理量としての明るさ感と共に、客観的な指標である物理量としての、その明るさ感を実現するために投入される照明用の電力使用量及び照度(例えば水平面照度)によって、実際の建築空間において効果的に体感させることが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、表示部は、表示された照度を得るための電力使用量を表示する機能を有している必要は必ずしもなく、またリビングに上部吹抜け部を設ける必要は必ずしもない。さらに、階段と連続して、2階ホール、2階廊下、個室等を設ける必要は必ずしもない。さらにまた、本発明の光環境体感用設備は、住宅展示場に設置された2階建ての模擬住宅の一部として設ける必要は必ずしも無く、研究施設やその他のモデルーム等として設けることもできる。また、照度検出センサは、各部屋や各部位の床部分に設ける必要は必ずしも無く、空間の所定の位置の照度を検出できる機能を有する照度検出センサを、天井部分に取り付けて用いることもできる。さらに、照度検出センサを、例えば照度操作部や表示部と共に、携帯可能なポータブルタイプのリモコン装置に取り付けて用いることにより、より効果的に照度を検出することも可能である。
10 光環境体感用設備
11 玄関
12 玄関ホール
13 リビング
14 階段
16 照度検出センサ
17 照度操作部(操作パネル)
18 表示部
19 上部吹抜け部
20 2階ホール
21 2階廊下
22,23 個室
24 玄関ポーチ
30 模擬住宅

Claims (5)

  1. 少なくとも玄関と、玄関ホールと、玄関ホールに隣接するリビング及び階段とを備え、少なくとも玄関ホールを介した玄関と階段との間の連続動線、玄関ホールを介した玄関とリビングとの間の連続動線、玄関ホールを介した階段とリビングとの間の連続動線における照明の状態を体感させる光環境体感用設備であって、
    少なくとも玄関と、玄関ホールと、玄関ホールに隣接するリビング及び階段とには、複数種類の照明器具が、その照度を調整可能に設けられていると共に、各部の照度を検出する照度検出センサが設けられており、
    且つ各照明器具の照度を調整する照度操作部と、前記照度検出センサによる照度の検出結果を表示する表示部とを備える光環境体感用設備。
  2. 前記表示部は、表示された照度を得るための電力使用量を表示する機能を有する請求項1記載の光環境体感用設備。
  3. 前記照度操作部及び/又は前記表示部は、携帯可能なポータブルタイプのリモコン装置に設けらている請求項1又は2記載の光環境体感用設備。
  4. 前記リビングに上部吹抜け部が設けられており、該上部吹抜け部には、複数種類の照明器具が、その照度を調整可能に設けられていると共に、その照度を検出する照度検出センサが設けられており、前記リビングの前記上部吹抜け部が設けられていない部分と前記上部吹抜け部との間の連続動線における照明の状態を体感できるようになっている請求項1〜3のいずれかに記載の光環境体感用設備。
  5. 前記階段と連続して、2階ホール、2階廊下、及び個室が設けられており、2階ホール、2階廊下、及び個室には、各々複数種類の照明器具が、その照度を調整可能に設けられていると共に、各部の照度を検出する照度検出センサが設けられており、前記2階ホール及び前記2階廊下を介した前記階段と前記個室との間の連続動線における照明の状態を体感できるようになっている請求項1〜4のいずれかに記載の光環境体感用設備。
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