JPH07160841A - 計数装置 - Google Patents

計数装置

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JPH07160841A
JPH07160841A JP30304193A JP30304193A JPH07160841A JP H07160841 A JPH07160841 A JP H07160841A JP 30304193 A JP30304193 A JP 30304193A JP 30304193 A JP30304193 A JP 30304193A JP H07160841 A JPH07160841 A JP H07160841A
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泰夫 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 球状のワークを高速で計数し切り出すことが
できるようにする。 【構成】 ワークWはホッパー1から振動式供給器2に
よってリフトホッパー3に投入され、リフトホッパー3
から第1規格外品排出シュート4、供給ホッパー5、第
2規格外品排出シュート6を介して整列器7に供給され
る。整列器7にでワークWは平面的に並んで下方に移動
する。ワークWは整列器7から計数シュート8の底板部
に設けた多数の平行な溝に移動し、この溝を転動して出
口部に移動する。出口部に設けられた切り出し器9の2
つのシャッターが交互に上下動することによって、ワー
クWは計数シュート8の溝の数ごとに切り出される。こ
の後、ワークWは充填器10を介して袋容器40に充填
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、球状をなす多数のワー
クから設定数のワークを切り出して計数する計数装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】球状のワークを計数する従来の計数装置
には種々の構造のものがあり、近年に至って、その計数
速度の向上にはめざましいものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、今以上
の高速でワークを計数して、生産性を上げたいという要
求が従来にも増して強まり、より高速計数に適した計数
装置の開発が臨まれている。
【0004】本発明はこのような従来の技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、従来よりも高速で計数する
ことができる計数装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の構成を採用した。即ち、本発明の計
数装置は、(イ)計数シュートと、(ロ)切り出し器
と、(ハ)整列器とを備えている。
【0006】計数シュートには、互いに分離して平行を
なす走路が傾斜して設けられており、この各走路を球状
のワークが1列になって流れるようになっている。走路
の数は所望するワークの計数量と同数にする。
【0007】切り出し器は前記計数シュートの出口に設
けられている。切り出し器は、計数シュートの全走路を
横断しワークの流れ方向に離間して配された一対の切り
出し部材を備えている。両切り出し部材は、その間にワ
ークが1つ収容可能な寸法だけ離間して配置し、両切り
出し部材を交互して上下動することによって前記ワーク
を切り出すようにする。
【0008】前記整列器は前記計数シュートの上流に傾
斜して設けられており、前記ワークをほぼ平面的に収容
して計数シュートに供給する。ここで、ワークを平面的
に収容するとは、整列器内でのワークの重なりを1段若
しくは2段程度に留めることを意味する。整列器の計数
シュートへの接続部は、計数シュートの全走路全幅以上
の横幅に形成されている。これは、計数シュートの全走
路にワークがいきわたるようにするためである。
【0009】前記整列器と計数シュートとの接続部に
は、前記ワークの流れ方向と交差する方向に往復運動す
る多数の揺動片で構成したブリッジ防止機構を設置する
のが好ましい。ブリッジ防止機構の揺動片は前記接続部
に並ぶワークを動かして、ワークがブリッジ化するのを
阻止する。
【0010】前記計数シュートの各走路先端のワークの
有無を検出する存在確認センサを設置し、この存在確認
センサの検出信号に基いて前記切り出し器を制御するよ
うにすると、計数ミスを防止することができる。
【0011】前記整列器の上流側に規格外品排出シュー
トを設置することも可能である。この規格外品排出シュ
ートは、前記ワークの流れ方向に沿って延びる多数のレ
ールが互いに隙間を有して平行に並べられてなり、隣合
う前記レール間寸法がワークの許容寸法より小さく設定
されている。この許容寸法以上のワークは隣合うレール
間の上を流れて整列器に供給され、許容寸法以下のワー
クはレールとレールの間の隙間から排除される。
【0012】この規格外品排出シュートは、各レールを
傾斜させることにより自然落下でワークを流すようにし
てもよいし、空気流などによって強制的にワークを流す
ようにしてもよい。又、レールに振動を加えて規格外品
を効率的に排除するようにしてもよい。
【0013】前記規格外品排出シュートへワークを自動
供給する供給ホッパーと、前記整列器内にワークが設定
高さ以下に収容されているか否かを検出する高さ確認セ
ンサとを設け、この高さ確認センサの検出信号に基いて
前記供給ホッパーからのワークの供給及び停止を制御す
るようにすることも可能である。このようにすると、整
列器内に常に適量のワークが収容されるようになり、好
ましい。
【0014】前記存在確認センサ及び高さ確認センサ
は、例えば光電管等からなる発光素子と受光素子で構成
することができる。
【0015】
【作用】ワークは整列器から計数シュートの全走路にま
んべんなく供給される。各走路を流下したワークは上流
側に位置する第1の切り出し部材に突き当たって前進を
阻止され、各走路に列をなして並んでいく。
【0016】次に、下流側に位置する第2の切り出し部
材が下降し、続いて前記第1の切り出し部材が上昇す
る。その結果、各走路に並ぶワークが同時に前進して、
各走路上の先頭のワークが前記第2の切り出し部材に突
き当たって前進を阻止され停止する。
【0017】次に、前記第1の切り出し部材が下降し
て、第1の切り出し部材と第2の切り出し部材の間に、
1回の計数分の数のワークが挟み込まれる。次に、前記
第2の切り出し部材が上昇して、第1及び第2の切り出
し部材間に挟まれていたワークの前進を許す。これによ
って、ワークが設定数だけ計数される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図10の
図面に基いて説明する。尚、この実施例は、直径7〜8
mmで球形をなす割れ易い食品をワークとした態様であ
る。
【0019】図1は本発明の計数装置の全体構成図であ
る。この計数装置は、ホッパー1と、振動式供給器2
と、リフトホッパー3と、第1規格外品排出シュート4
と、供給ホッパー5と、第2規格外品排出シュート6
と、整列器7と、計数シュート8と、切り出し器9と、
充填器10とから構成されている。
【0020】ワークWはホッパー1から振動式供給器2
を経てリフトホッパー3に供給される。リフトホッパー
3の内面には衝撃吸収材が装着されていて、ワークWの
投入時にワークWを損傷しないようにしている。
【0021】リフトホッパー3でリフトアップされたワ
ークWは第1規格外品排出シュート4に落し込まれる。
図3は第1規格外品排出シュート4の縦断面図であり、
第1規格外品排出シュート4は、両側壁11a,11b
の間に多数の丸棒(レール)12が一平面上に所定の隙
間dを有して平行に並べられて構成されている。前記隙
間dはワークWの許容最小寸法より僅かに小さく設定さ
れている。
【0022】第1規格外品排出シュート4は図1に示す
ように若干傾斜して配されていて、振動機13によって
微振動が加えられるようになっている。そして、ワーク
Wは各隣接する2本の丸棒12の間に乗って滑ったり転
がったりしながら下方に流れるようになっており、この
移動の間に、破損しているワークW1 や許容最小寸法以
下のワークW2 の殆どが丸棒12間の隙間dから落下し
て排除され、許容最小寸法以上のワークWが第1規格外
品排出シュート4の終端に到達する。
【0023】ワークWは第1規格外品排出シュート4か
ら供給ホッパー5に落し込まれる。図2は、供給ホッパ
ー5と第2規格外品排出シュート6と整列器7と計数シ
ュート8の組立て斜視図である。
【0024】供給ホッパー5は箱型をなし、その内面に
は衝撃吸収材が装着されていて、ワークWの投入時にワ
ークWを損傷させないようにしている。供給ホッパー5
には振動機14によって微振動が加えられており、この
微振動がワークWを供給ホッパー5の出口側に移動せし
めるようになっている。供給ホッパー5の出口にはこの
出口を開閉するシャッター15が上下動可能に設けられ
ており、シャッター15の上下動は後述する高さ確認セ
ンサ17によって自動制御されている。
【0025】ワークWは供給ホッパー5の出口から第2
規格外品排出シュート6に落し込まれる。第2規格外品
排出シュート6の構成は前記第1規格外品排出シュート
4と同様であるので、その詳細説明は省略する。前記第
1規格外品排出シュート4は振動機13に連結されてい
て微振動が加えられるようになっていたが、この第2規
格外品排出シュート6はただ単に傾斜姿勢に固定されて
いるだけであり、ワークWはこの傾斜に基いて自然落下
するだけになっている。この点が第1規格外品排出シュ
ート4と第2規格外品排出シュート6で相違している。
この第2規格外品排出シュート6においても、破損した
ワークW1 や最小許容寸法以下のワークW2 が丸棒の間
の隙間から落下して排除される。
【0026】ワークWは第2規格外品排出シュート6か
ら整列器7に落し込まれる。整列器7は底板と両側板で
断面コ字形に形成されており、傾斜して設置されてい
る。整列器7の横幅は出口部に接近するにしたがって徐
々に狭まり、出口部の横幅は計数シュート8の入口側の
横幅とほぼ同寸法に形成されている。
【0027】図4は整列器7の出口部の正面図であり、
図5は整列器7と計数シュート8の接続部における平面
図であり、図6は前記接続部を側方から見た縦断面図で
ある。
【0028】図6に示すように、整列器7の出口部に
は、整列器7に収容された1段目のワークWだけを通過
させ、2段目以上のワークWの通過を阻止する前壁部1
6が設けられている。
【0029】この整列器7内においてワークWは平面的
に広がって収容され、整列器7の少なくとも出口部にお
いてワークWが横いっぱいに隙間なく広がるようになっ
ている。このような収容状態を確実にするためには、整
列器7の出口部ほぼ中央でワークWが2〜3段に積み重
なるようにする必要がある。
【0030】そこで、整列器7の出口部に高さ確認セン
サ17を設置し、このセンサ17でワークWが3段以上
重なっているか否かを検出し、その検出信号に基いて前
記供給ホッパー5のシャッター15の上下動を自動制御
して、整列器7へのワークWの供給を調節している。
【0031】即ち、ワークWが2段以下であるときのセ
ンサ17の検出信号に基き前記シャッター15を上昇さ
せて供給ホッパー5の出口部を開放し、整列器7へワー
クWを供給する。一方、ワークWが3段以上であるとき
のセンサ17の検出信号に基いて前記シャッター15を
下動させて供給ホッパー5の出口部を閉鎖し、整列器7
へのワークWの供給を停止する。このセンサ17は、例
えば光電管からなる発光素子と受光素子によって構成す
ることができる。
【0032】整列器7の出口部の前壁部16の手前側に
はブリッジ防止機構18が設けられている。ブリッジ防
止機構18は若干柔軟性を有する多数のプラスチック棒
(揺動片)19を垂直姿勢にして、互いに所定寸法離間
させて平行に並べて構成されており、プラスチック棒1
9の下端が整列器7内の第1段目のワークWのほぼ中心
の高さに位置するように配されている。
【0033】そして、全てのプラスチック棒19は振動
機20によって左右に往復振動するようになっていて、
これによってワークWを動かして、ワークWが整列器7
の出口部で絡み合って動けなくなるブリッジ化を阻止
し、整列器7から計数シュート8へスムーズにワークW
を供給できるようにしている。
【0034】整列器7の出口部を出たワークWは計数シ
ュート8に供給される。計数シュート8は所定角度傾斜
して設置されている。図8は計数シュート8の一部を破
断して示す正面図であり、この図に示すように、計数シ
ュート8は上下に所定寸法離間して平行に配された底板
部22と天板部23とを有し、その底板部22には、傾
斜方向に沿って平行に延びるV字形の溝(走路)21
が、計数すべきワークWの数と同数設けられている。
【0035】この計数シュート8において、ワークWは
各溝21の中を列をなして下方に転動する。計数シュー
ト8内においてワークWは底板部22の上端から若干突
出して収容されており、天板部23はワークWとの間に
若干の隙間を有して設置されていて、ワークWの転動を
妨げることがないようになっている。
【0036】又、計数シュート8の上流側1/3程度の
範囲には、図8右半分に示すように、底板部22の溝2
1の底部にスリット24が形成されていて、規格外のワ
ークWを排出する機能を有している。
【0037】計数シュート8の出口部には天板部23が
なく、ここに切り出し器9と第1存在確認センサ30と
第2存在確認センサ31が設置されている。図7は切り
出し器9の動作説明図である。切り出し器9は、計数シ
ュート8の傾斜方向に前後して配された2つのシャッタ
ー(切り出し部材)25,26と、これらシャッター2
5,26を交互して上下動せしめる空気作動式アクチュ
エータ27,28とから構成されている。シャッター2
5,26は、計数シュート8の全ての溝21を左右に横
断するだけの横幅を有している。
【0038】又、第1存在確認センサ30は上流側のシ
ャッター25の若干後方に配置され、各溝21の上にそ
れぞれ1つずつ設置されている。各存在確認センサ30
は光電管等からなる発光素子と受光素子とを備えてお
り、発光素子から発射した光を各溝21の最前列に位置
するワークWに斜め後方から照射し、その反射光を受光
素子で検知するという機構になっている。そして、前記
反射光が受光されることにより良品ワークWの存在を確
認でき(図10(A)参照)、反射光が受光されないこ
とによりワークWの不存在(図10(B)参照)もしく
は破損した不良品ワークW1の存在(図10(C))を
確認できるようになっている。
【0039】又、第2存在確認センサ31は図2及び図
8に示すように計数シュート8の出口部の先端側方に設
けられている。第2存在確認センサ31は光電管等の発
光素子と受光素子からなり、第2存在確認センサ31の
発光素子から発射された光が各溝21の最前列に位置す
るワークWを横切るように設置されている。この第2存
在確認センサ31により、いずれの溝21の最前列にも
ワークWが存在しないか、もしくは、いずれかの溝21
の最前列にワークWが存在することを検出する。
【0040】前記シャッター25,26は次のように制
御されて動作する。図7(A)に示すように、シャッタ
ー25が上昇している時、シャッター26が下降してワ
ークWを停止させている。この時に、第1存在確認セン
サ30によって各溝21の最前列に良品ワークWが存在
することを確認する。もしもここで、いずれかの溝21
の最前列にワークWが存在しないか、もしくは不良品ワ
ークW1 の存在が確認された時には、切り出し器9は停
止する。
【0041】各溝21の最前列に良品ワークWの存在が
確認されると、図7(B)に示すようにシャッター25
が下降して、各溝21の第2列目のワークWの前進を阻
止する。
【0042】次に、図7(C)に示すようにシャッター
26が上昇して、各溝21の最前列のワークWを解き放
つ。この後、図7(d)に示すようにシャッター26が
再び下降する。ここで、第2存在確認センサ31によっ
て、いずれの溝21にもその最前列にワークWが存在し
ないことを確認する。もしここで、いずれかの溝21の
最前列にワークWが存在することが確認された場合に
は、排出不良として切り出し器9は停止する。
【0043】いずれの溝21にもその最前列にワークW
が存在しないことが確認されると、図7(A)に示すよ
うにシャッター25が再び上昇して各溝21の第2列目
のワークWを最前列に前進させる。
【0044】このようにして切り出し器9により設定数
に切り出されたワークWは、充填器10へ落し込まれ
る。図9は充填器10を正面から見た断面図である。ワ
ークWは高さを違えて配置された空気式アクチュエータ
で駆動される3つのシャッター36,37,38を有し
ており、ワークWは上側のシャッターから下側のシャッ
ターへと順次移されていく。そして、各シャッターには
常にワークWが待機して収容されるようになっていて、
最終的に袋容器40に充填される。これによって充填時
間を短縮するようにしており、生産性を向上させてい
る。
【0045】このように、この計数装置では、第1規格
外品排出シュートと第2規格外品排出シュート6と計数
シュート8によって、許容最小寸法以下のワークW2
損傷した不良品ワークW1 を排除しているので、良品の
ワークWだけを袋容器40に充填することができ、品質
が向上する。
【0046】又、計数シュート8の出口部に第1存在確
認センサ30と第2存在確認センサ31を設置し、これ
らセンサ30,31の検出信号に基いて切り出し器9の
運転を制御しているので、これによっても許容最小寸法
以下のワークW2 や損傷した不良品ワークW1が袋容器
40に充填されるのを防止することができ、又、ワーク
Wの充填量不足を充填前に阻止することができて、極め
て良好な品質管理が達成される。
【0047】又、ワークWを非常に高速で且つ正確に計
数して切り出すことができる。尚、必要に応じて、計数
シュート8の溝21にストッパを取り付けることによ
り、ワークWの計数量を変更することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワークを非常に高速で且つ正確に計数して切り出すこと
ができるという優れた効果が奏される。
【0049】又、規格外の不良品ワークを排除し、良品
のワークだけを計数することができるようになり、品質
が向上するという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る計数装置の一実施例における全体
構成図である。
【図2】前記計数装置の供給ホッパーと第2規格外品排
出シュートと整列器と計数シュートの組立て斜視図であ
る。
【図3】前記計数装置の第1規格外品排出シュートの正
面側から見た縦断面図である。
【図4】前記計数装置の整列器の出口部を正面側から見
た縦断面図である。
【図5】前記計数装置の整列器と計数シュートの接続部
における横断面図である。
【図6】前記接続部を側方から見た縦断面図である。
【図7】前記計数装置の切り出し器の動作説明図であ
る。
【図8】前記計数シュートを正面側から見た縦断面図で
ある。
【図9】前記計数装置の充填器を正面側から見た縦断面
図である。
【図10】前記計数装置の存在確認センサの動作を説明
する図である。
【符号の説明】
4 第1規格外品排出シュート 6 第2規格外品排出シュート 7 整列器 8 計数シュート 9 切り出し器 12 丸棒(レール) 17 高さ確認センサ 18 ブリッジ防止機構 19 プラスチック棒(揺動片) 21 溝(走路) 25 シャッター(切り出し部材) 26 シャッター(切り出し部材) 30 第1存在確認センサ 31 第2存在確認センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球状をなす多数のワークから設定数のワ
    ークを切り出して計数する装置であって、(イ)互いに
    分離して平行をなす前記設定数の走路が傾斜して設けら
    れ、この各走路に前記ワークが1列に流れる計数シュー
    トと、(ロ)前記計数シュートの出口に設けられ、計数
    シュートの全走路を横断し、ワークの流れ方向にワーク
    を1つ収容可能な寸法だけ離間して配された一対の切り
    出し部材が交互して上下動することにより前記ワークを
    切り出す切り出し器と、(ハ)前記計数シュートの上流
    に傾斜して設けられ、計数シュートとの接続部が計数シ
    ュートの全走路全幅以上の横幅に形成され、前記ワーク
    をほぼ平面的に収容して計数シュートに供給する整列
    器、とを備えたことを特徴とする計数装置。
  2. 【請求項2】 前記整列器と計数シュートとの接続部
    に、前記ワークの流れ方向と交差する方向に往復運動す
    る多数の揺動片で構成されたブリッジ防止機構を具備す
    ることを特徴とする請求項1に記載の計数装置。
  3. 【請求項3】 前記計数シュートの各走路先端のワーク
    の有無を検出する存在確認センサを備え、この存在確認
    センサの検出信号に基いて前記切り出し器が制御される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の計数装置。
  4. 【請求項4】 前記整列器の上流側に規格外品排出シュ
    ートを備え、この規格外品排出シュートは、前記ワーク
    の流れ方向に沿って延びる多数のレールが互いに隙間を
    有して平行に並べられてなり、隣合う前記レール間寸法
    がワークの許容寸法より小さく設定されていて、隣合う
    レール間の上を規格寸法のワークだけが流れるようにな
    っていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の計数装置。
  5. 【請求項5】 前記規格外品排出シュートへワークを自
    動供給する供給ホッパーと、前記整列器内にワークが設
    定高さ以下に収容されているか否かを検出する高さ確認
    センサとを備え、この高さ確認センサの検出信号に基い
    て前記供給ホッパーからのワークの供給及び停止が制御
    されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記
    載の計数装置。
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