JPH0716077Y2 - 繊維強化プラスチックファン - Google Patents

繊維強化プラスチックファン

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Publication number
JPH0716077Y2
JPH0716077Y2 JP7365090U JP7365090U JPH0716077Y2 JP H0716077 Y2 JPH0716077 Y2 JP H0716077Y2 JP 7365090 U JP7365090 U JP 7365090U JP 7365090 U JP7365090 U JP 7365090U JP H0716077 Y2 JPH0716077 Y2 JP H0716077Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
core material
blade body
mounting shaft
reinforced plastic
fiber reinforced
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP7365090U
Other languages
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JPH0432295U (ja
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荒川  修
哲夫 渡辺
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、繊維強化プラスチック(以下「FRP」とい
う)ファンに係り、詳しくうは冷却塔等に配設する強度
並びに送風特性に優れた軽量化されたFRPファンに関す
るものである。
(従来技術とその課題) 従来、FRPファンの軽量化を図る場合には、金型キャビ
ティ内でガラス繊維強化材により軽量芯材を囲繞し、型
外から未硬化の液状熱硬化性プラスチックを注入したの
ち硬化させ成形する方法が採用されているが、この場合
に芯材が軽量であることと、液状熱硬化性プラスチック
の流れの点から注入口が取付け軸に向け穿設されている
ために、注入中に金型キャビティ内で芯材が移動し易
く、所定位置に埋設することが困難であった。
上記の如く、翼体内で軽量芯材が所定位置に埋設されず
に偏在すると、所望のファン強度が得られないと云う欠
点があった。
特に翼体が湾曲板状であって、該翼体を支持する取付け
軸との間に厚み差が大きい場合には、軽量芯材のズレ込
みが一層大きくなるものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するものであって、その要旨
は弯曲板状の翼体と、該翼体を支持する取付け軸とが一
体をなす繊維強化プラスチックファンにおいて、上記翼
体に埋設された軽量芯材と、上記取付け軸に埋設された
補強芯材とが連結材で接続されてなる繊維強化プラスチ
ックファンである。
以下、図面に基づき本考案を説明する。
第1図は本考案の実施例を透視平面図で示し、第2図
は、第1図のII-II線断面図であり、第3図は、本考案
品の成形状態を断面図で示す。
本考案は、第1図の透視平面図及び第2図の断面図で示
す如く、弯曲板状の翼体1と該翼体1を支持する取付け
軸2とが一体に連設されたファンであって、上記翼体1
の内部には、軽量芯材12が埋設され、上記取付け軸2の
軸芯にはフランジ部21から、翼体1の基部11の範囲に亘
り補強芯材22が埋設され、かつ上記軽量芯材12と補強芯
材22とが連結材3で接続され、連結材3で接続された軽
量芯材12と補強芯材22を囲繞する外殻層は、長繊維状ガ
ラスマットを強化材とし熱硬化性プラスチックにより一
体に硬化してなるものである。
前記軽量芯材12としては、硬質ウレタンフォーム等のプ
ラスチック発泡体の板状物やポリエステル繊維の不織布
等が好適に用いられ、また前記補強芯材22としては、硅
砂等の骨材、必要に応じてガラス繊維のチップその他炭
酸カルシウム等の充填材に、不飽和ポリエステル、エポ
キシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性プラスチックを
含浸し硬化してなるレジンコンクリートが用いられる。
前記軽量芯材12と補強芯材22間を接続する連結材3は、
ガラス繊維、有機繊維、金属繊維等からなる細線状乃至
紐状物やリング状の止め金具等であって、これら連結材
3を用いて軽量芯材12と補強芯材22との突合わせ端部に
各々穿設した孔4に通して括り、両者を連結するもので
ある。
本考案品を成形するには、第3図に断面図で示す如く、
上下分割金型の下型AのキャビティB内に、長繊維状ガ
ラスマットを敷き、その上の取付け軸2部に補強芯材22
を載置し、翼体1の所定位置に軽量芯材12が載置される
ように連結材3により両者を接続した状態で載置し、そ
の上から上記同様の長繊維状ガラスマットを覆い、しか
るのち上型A′を閉じ、未硬化の液状熱硬化性プラスチ
ックを注入口Cから注入後これを硬化し本考案品を得る
ことができる。
(考案の効果) 本考案は、上記構成よりなるので下記効果を奏する。
即ち本考案は、成形金型キャビティ内で翼体に埋設され
た軽量芯材と、該翼体を支持する取付け軸に埋設された
補強芯材とが、連結材で接続された状態で熱硬化性プラ
スチックをキャビティ内に注入し、硬化して得られるの
で、翼体の所定位置からズレを生ずることなく軽量芯材
が埋設され、従って所要の強度を具え、送風特性の優れ
た軽量ファンが得られる。
特に弯曲板状の翼体と取付け軸との間の厚み差が大きい
場合に、軽量芯材が翼体中で偏在しないので重量バラン
スがとれ、所望のファン強度が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を透視平面図で示し、第2図
は、第1図のII-II線断面図であり、第3図は、本考案
品の成形状態を断面図で示す。 1……翼体、11……基部、12……軽量芯材、2……取付
け軸、22……補強芯材、3……連結材、A……下金型、
A′……上金型、B……キャビティ、C……注入口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弯曲板状の翼体と、該翼体を支持する取付
    け軸とが一体をなす繊維強化プラスチックファンにおい
    て、上記翼体に埋設された軽量芯材と、上記取付け軸に
    埋設された補強芯材とが連結材で接続されてなる繊維強
    化プラスチックファン。
JP7365090U 1990-07-11 1990-07-11 繊維強化プラスチックファン Expired - Lifetime JPH0716077Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0432295U JPH0432295U (ja) 1992-03-16
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