JPH07160574A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH07160574A
JPH07160574A JP5312102A JP31210293A JPH07160574A JP H07160574 A JPH07160574 A JP H07160574A JP 5312102 A JP5312102 A JP 5312102A JP 31210293 A JP31210293 A JP 31210293A JP H07160574 A JPH07160574 A JP H07160574A
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JP5312102A
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English (en)
Inventor
Takahiro Watabe
隆弘 渡部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アプリケーションの稼働に必要最低限のメモ
リに対してのみ電力供給を行ない、他のメモリに対して
は効率良く電力供給を停止しシステム全体の消費電力消
費を抑える情報処理装置を提供することを目的とする。 【構成】 バッファ510およびバッファ520を用い
てバスを階層化し、カウンタ620を用いてメモリ20
0内の1つのページへの連続アクセス回数をカウント
し、メモリ200内の個々のページへのアクセス頻度を
求めておく。メモリ300内のページがアクセスされた
場合に、メモリ200内の最もアクセス頻度の少ないペ
ージと入れ替える。これにより、アクセス頻度の多いペ
ージをメモリ200に配置し、電源を効率良く停止でき
る。また、バス101の配線長が最短となるように配置
をすることでCPU100がメモリ200をアクセスする
際のドライブする負荷を抑えることができ必要な電力を
低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置の低消費電
力化技術に関し、特にメモリ装置およびメモリアクセス
時にバスをドライブするために必要な電力の省電力化に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理装置はその小型化に伴い
可搬性が重要な要素となってきており、バッテリによる
電力供給により可搬性を実現している。バッテリを使用
した場合の情報処理装置の動作時間を延ばすために情報
処理装置自体の消費電力を可能なかぎり抑える必要があ
る。
【0003】従来の情報処理装置では、特開平4ー23
0508号公報に示されているように、メモリの消費電
力を抑えるために、記憶容量の小さなメモリを複数個実
装し、実行するアプリケーションを稼働するのに必要な
メモリサイズに基づきこのアプリケーションの実行環境
がロードされているメモリに対してのみ選択的に電源を
供給し、アプリケーションの実行には関係のないメモリ
に対する電源の供給を抑えることで消費電力の増大を抑
えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術によれば、以下の2点により消費電力が増大すると
いう問題点を有していた。第1に実装メモリの総容量を
増やす場合には小容量のメモリを多く使用することにな
るので、部品数の増大に伴い消費電力が増加する。第2
に1つのバス上に全ての小容量メモリを接続することか
らバスの配線長が長くなるので、メモリアクセス時にお
けるバスの負荷が増大して消費電力が増加する。特に、
CMOSプロセスによるLSIを用いた場合には、負荷容量の
増大は消費電力の増大に直結する。
【0005】また、仮想記憶によるメモリ管理を行なう
OSの環境下で実行されるアプリケーションの場合、その
アプリケーションの起動時には連続して確保されていた
メモリ上のエリアも、ページングの発生(ページ入れ替
え)により時間の経過と共に複数のメモリ上に分散する
ことになるので、電力供給が必要なメモリが結果的には
多くなってしまい、省電力化を図ることが困難であると
いう問題点を有していた。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み、複数のメモリ
を使用する場合にバスの負荷を軽減すると共に、ページ
ング方式による仮想記憶によるメモリ管理を行なうOSの
環境下でアプリケーション実行する場合にも、メモリ全
体の消費電力を抑える情報処理装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、外部記憶装置に記憶されたプログラムを
含むデータを所定のデータ単位に分割して複数の記憶手
段に動的に配置する情報処理装置であって、CPUとと
もに第1のバスに接続され、複数のデータ単位を記憶す
る第1の記憶手段と、第2のバスに接続され、第1の記
憶手段とは異なる複数のデータ単位を記憶する第2の記
憶手段と、第1のバスと第2のバスとの間で信号をドラ
イブするか電気的に切断するかを切り替える第1のバッ
ファと、外部記憶装置が接続された第3のバスと第2の
バスとの間で信号をドライブするか電気的に切断するか
を切り替える第2のバッファと、CPUが第1の記憶手
段、第2の記憶手段、外部記憶装置の何れにアクセスす
るかに応じて第1のバッファおよび第2のバッファを接
断を制御するバス制御部と、CPUから最も頻繁にアク
セスされるデータ単位を第1の記憶手段に動的に配置す
るメモリ管理手段とを備え、前記第1の記憶手段は、C
PUとの間を接続する第1のバスの配線長が他のバスに
比較して短くなる位置に実装されている。
【0008】前記バス制御部は、CPUから出力される
アドレスをデコードしてアクセス先が、第1の記憶手
段、第2の記憶手段、外部記憶装置の何れであるかを判
別し、アクセス先が第1の記憶手段であれば第1及び第
2のバッファを切断させ、アクセス先が第2の記憶手段
であれば第1のバッファのみ電気的に接続させ、アクセ
ス先が第3の記憶手段であれば第1及び第2のバッファ
を電気的に接続させるように構成されていてもよい。
【0009】前記メモリ管理手段は、CPUが第1の記
憶手段以外にアクセスしたとき、当該アクセスされたデ
ータを含むデータ単位と、第1の記憶手段のデータ単位
とを入れ替えるように構成されていてもよい。また、前
記所定の単位は仮想記憶方式におけるページング単位で
あるページであり、第1の記憶手段は、複数のページを
記憶する領域を有するメモリと、メモリの各ページに対
応して、ページ番号およびページへのアクセス回数を記
憶するアクセス制御部と、アクセスされたページ番号を
次のアクセス終了時まで保持する旧ページレジスタと、
アクセスされる毎に、当該アクセス先のページ番号と、
旧ページレジスタの内容とを比較して一致しているか否
かを判定する比較回路と、比較回路が一致したと判定し
たとき、1つカウントして当該アクセスされたページへ
のアクセス回数を数えるカウンタと、を備え、メモリ管
理手段は、第1の記憶手段において比較回路が一致しな
いと判定したときカウンタを読み取ってクリアするとと
もにアクセス制御部の対応するアクセス回数に読み取っ
たカウント値を加算し、第1の記憶手段以外のページが
アクセスされたとき当該ページとアクセス制御部が示す
アクセス回数が最も少ない第1の記憶手段のページとを
入れ替えるように構成されていてもよい。
【0010】また、前記所定の単位は仮想記憶方式にお
けるページング単位であるページであり、第1の記憶手
段は、複数のページを記憶する領域を有するメモリと、
メモリの各ページに対応して、ページ番号およびページ
へのアクセス回数を記憶するアクセス制御部と、アクセ
スされたページ番号を次のアクセス終了時まで保持する
旧ページレジスタと、アクセスされる毎に、当該アクセ
ス先のページ番号と、旧ページレジスタの内容とを比較
して一致しているか否かを判定する比較回路と、比較回
路が一致したと判定したとき、1つカウントして当該ア
クセスされたページへのアクセス回数を数えるカウンタ
と、比較回路が一致しないと判定したとき第1の割り込
み要求信号を発生し、第1の記憶手段以外のページがア
クセスされたとき第2の割り込み要求信号を発生する割
り込み要求手段とを備え、CPUは、第1の割込み要求
信号を受けたとき、カウンタを読み取ってクリアすると
ともにアクセス制御部の対応するアクセス回数に読み取
ったカウント値を加算する処理を実行し、第2の割り込
み要求を受けたとき、当該ページと第1の記憶手段のア
クセス回数が最も少ないページとを入れ替える処理をメ
モリ管理手段に実行させるように構成されていてもよ
い。
【0011】また、前記メモリ管理手段は、CPUから
指定する仮想アドレスと、第1の記憶手段および第2の
記憶手段に対する物理アドレスとの対応関係を保持する
ページテーブルと、仮想アドレスを物理アドレスに変換
するとともに、第1の記憶手段、第2の記憶手段、およ
び外部記憶装置との間でページを入れ替える機能を有す
るページ管理部とを有していてもよい。
【0012】
【作用】上記の手段により本発明の情報処理装置では、
バス制御部はCPUが第1の記憶手段、第2の記憶手
段、外部記憶装置の何れにアクセスするかに応じて第1
のバッファおよび第2のバッファを接断を制御する。メ
モリ管理手段は、CPUから最も頻繁にアクセスされる
データ単位を第1の記憶手段に動的に配置する。これに
より、各記憶手段をアクセスするために必要なバスのみ
を選択的にドライブすることができ必要最低限の電力で
メモリへのアクセスが可能となる。
【0013】上記バス制御部は、CPUから出力される
アドレスをデコードしてアクセス先が、第1の記憶手
段、第2の記憶手段、外部記憶装置の何れであるかを判
別し、アクセス先が第1の記憶手段であれば第1及び第
2のバッファを切断させ、アクセス先が第2の記憶手段
であれば第1のバッファのみ電気的に接続させ、アクセ
ス先が第3の記憶手段であれば第1及び第2のバッファ
を電気的に接続させる。これによりアクセスに必要なバ
スのみがドライブされることになる。
【0014】また、前記所定の単位は仮想記憶方式にお
けるページング単位であるページであり、メモリ管理手
段は、第1の記憶手段において比較回路が一致しないと
判定したとき、カウンタを読み取ってクリアするととも
にアクセス制御部の対応するアクセス回数に読み取った
カウント値を加算し、第1の記憶手段以外のページがア
クセスされたとき、当該ページとアクセス制御部が示す
アクセス回数が最も少ない第1の記憶手段内のページと
を入れ替える。これにより、第1の記憶手段には、アク
セス頻度の高いページが格納されるようになり、仮想記
憶方式の場合でも省電力化を図ることができる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の実施例における情報処理装置
の構成を示す。図1において、100は中央演算処理装
置(以下CPUと記す)で、ページング方式による仮想記
憶を実現するため、ページテーブル(図示しない)とメ
モリ管理ユニット(以下MMUと記す、図示しない)とを
内蔵している。ページテーブルは、CPU100のアプ
リケーションがメモリアクセス時に指定する仮想アドレ
スと、メモリシステム200、又は300に対する物理
アドレスとの対応関係を保持する。MMUは、メモリアク
セスに際してページテーブルを参照して、仮想アドレス
を物理アドレスに変換してバス101に出力する。この
とき、仮想アドレスに対応する物理アドレスがページテ
ーブルに存在しなければ、外部記憶装置400と、メモ
リ200又は300との間でページの入れ替えを行う。
CPU100においては、このMMUを用いてメモリシステム
200および300と外部記憶装置との間で、ページの
入れ替えを行なうためのテーブルを管理し仮想記憶を実
現するオペレーティングシステムが動作しているものと
する。。
【0016】101、102、103は、それぞれメモ
リシステム200、メモリシステム300、外部記憶装
置400を接続するバスであり、データバスとアドレス
バスとを含む。200はメモリシステムで、RAM21
0とメモリ制御回路220と参照頻度テーブル(図示し
ない)とを備えて構成されている。
【0017】RAM210は、仮想記憶におけるページ
単位にプログラムやデータを記憶する複数の領域を有す
る。メモリ制御回路220は、メモリシステム200に
おいてRAM210へのアクセス制御を行う。アクセス
に際してページ番号を外部に出力する。参照頻度テーブ
ルは、RAM210の各ページ毎に参照回数を記憶す
る。この参照頻度テーブルは、CPU100によって更新
され一定時間毎にその内容がクリアされる。参照回数
は、メモリシステム200のページの入れ替えに際し
て、どのページを入れ替えるべきかを決定するのに用い
る。この決定は、CPU100により参照回数が最も少な
いページが入れ替えるべきページとされる。
【0018】300はメモリシステムで、RAM310
とメモリ制御回路320とを備えて構成されている。4
00は外部記憶装置で、仮想記憶方式を実現するための
プログラムやデータを格納しする二次記憶装置である。
500はバス制御回路で、メモリアクセスに際してCPU
100からバス101を介して出力されるアドレスをデ
コードし、メモリ200、メモリ300、外部記憶装置
400の何れに対するアクセスであるかを判別する。バ
ス制御回路500は、判別結果が外部記憶装置400に
対するアクセスである場合には、バッファ510、52
0に電源を投入する。このときバス102および103
がドライブされることになる。判別結果がメモリ300
に対するアクセスである場合には、バッファ520の電
源を遮断したままバッファ510の電源を投入する。こ
のときバス102はドライブされ、バス103はドライ
ブされないことになる。判別結果がメモリ200に対す
るアクセスである場合には、バッファ510および52
0の電源を遮断したままにする。このときバス102お
よび103はドライブされないことになる。
【0019】510はバッファで、バス101とバス1
02とを接続し、電源が投入されているときには一方か
ら他方に信号をドライブし、電源が遮断されているとき
には双方のバスに対して電気的に接続しない(ハイイン
ピーダンス状態になる)。このバッファ510は、バス
制御回路500により動的に電源が制御される。520
はバッファで、バス102とバス103とを接続し、バ
ッファ510と同等の機能を有し、バス制御回路500
により動的に電源が制御される。
【0020】600は旧ページ番号レジスタで、CPU1
00がメモリシステム200にアクセスしたページ番号
を記憶し、当該アクセス毎にその終了時に内容を更新す
る。つまり、前回アクセスしたページ番号を旧ページ番
号として記憶する。610は比較器で、メモリ200が
アクセすされる際に、旧ページ番号レジスタ600の内
容と、現在アクセスされているページ番号とを比較し一
致するかどうかを判断する。
【0021】620はカウンタで、比較器610が一致
すると判断した場合に1つインクリメントする。その結
果、メモリ200における当該ページの参照回数を保持
する。700は割り込み制御回路で、比較器610が一
致しないと判断したとき、CPU100にページの入れ
替えを要求する割り込み信号701を発生する。
【0022】上記の構成は、実装上は特にバス101の
配線長が最短となるようにCPU100とメモリ200と
バッファ510が配置されている。以上のように構成さ
れた情報処理装置について、その動作を次の3つに場合
わ分けして説明する。(1)CPU100がメモリ200
をアクセスする場合、(2)メモリ300をアクセスす
る場合、(3)外部記憶装置400をアクセスする場合 (1)CPU100がメモリ200をアクセスする場合
は、以下の手順で行なう。 CPU100よりアクセスす
るアドレスがバス101へ出力される。バス制御回路5
00はこのアドレスをデコードし、メモリ200のアク
セスに必要のないバス102および103のドライブを
しないように、バッファ510および520の電源を遮
断する。従って、バス101のみがドライブされる。そ
のためメモリ300、外部記憶装置400が切り離され
るため、上記(1)と同様に消費電力を抑えることがで
きる。
【0023】メモリ制御回路220は、アドレスを入力
しCPU100により指定された処理(データの読みだ
し、または書き込み)を行なうためにRAM210を制御
する。このRAM210へのアクセスと並行して、比較器
610は旧ページ番号レジスタ600よりCPU100が
前回アクセスしたメモリ100上のページ番号を読み出
し、今回アクセスされるページ番号との比較を行なう。
【0024】この比較の結果、前回のアクセスと同一の
ページに対してアクセスが行なわれたと判断した場合
は、信号601を通じてカウンタ620に保持されてい
るページへの参照回数をインクリメントする。比較器6
10により、前回のアクセスと異なるページに対してア
クセスが行なわれたと判断した場合は、信号601を通
じて割り込み制御回路700に対して割り込み要求を行
なう。この割り込み要求は、メモリシステム200内の
参照頻度テーブルを更新するために出力される。カウン
タ620および旧ページ番号レジスタ600は、信号6
01の状態を見て、CPU100よりカウンタ620の値
が読みだされるまでその値の変更を停止する。これは、
割り込みハンドラ等本システムを管理するために必要と
なるプログラムの実行によりカウンタ620の内容が破
壊されるのを防止するためである。割り込み制御回路7
00は割り込み要求信号線701によりCPU100に対
して割り込み要求を行なう。
【0025】CPU100はこの割り込み要求を受け付け
ると、旧ページ番号レジスタ600およびカウンタ62
0の内容を読みだし、メモリシステム200内の参照頻
度テーブルの対応するページの参照回数に対して加算す
る。これにより、メモリ200内の当該ページに対応す
る参照頻度テーブルが更新される。カウンタ620はこ
の読み出し動作が行われた後、それまで保持していたカ
ウント値がクリアされる。なお、CPU100がカウンタ
620をアクセスする場合のバス制御回路500の動作
はCPU100がメモリ200をアクセスする場合と同じ
である。
【0026】(2)CPU100がメモリ300をアクセ
スする場合は以下の手順で行なう。まず、CPU100よ
りアクセスするアドレスがバス101へ出力される。バ
ス制御回路500はこのアドレスをデコードし、メモリ
300のアクセスに必要なバス102をドライブするた
めにバッファ510の電源を投入する。電源投入後バッ
ファ520の動作が安定した後、バス102上にCPU1
00の出力したアドレス等メモリ300をアクセスする
ために必要な情報を出力する。同時に、メモリ300の
アクセスに必要のないバス103のドライブをしないよ
うに、バッファ520の電源を遮断する。また、メモリ
300へのアクセスが連続して行われる場合は、バッフ
ァ520は連続して電源は供給されており、動作の安定
を待つ必要はない。
【0027】メモリ制御回路320は、アドレスを入力
しCPU100により指定された処理を行なう為にRAM31
0を制御する。なお、メモリ300の電源が遮断されて
いた場合は、メモリ300への電源投入後、動作の安定
を待って処理を開始する。さらに、メモリ200でない
ページがアクセスされたことをCPU100に通知するた
めに信号301により割り込み制御回路700に対して
割り込み要求を行なう。この割り込み要求は、メモリシ
ステム300の当該アクセスされたページと、メモリシ
ステム200のページとを交換を要求するためである。
【0028】CPU100はこの割り込み要求を受け付け
ると、メモリ200上のページ毎のアクセス頻度を参照
し最もアクセス頻度(回数)の少ないページをメモリ3
00に転送し、メモリ200内のそのページ位置に割り
込みの原因となったメモリ300上のページの内容を転
送し、その後メモリ300上のページを開放する。さら
に、メモリ200およびメモリ300上の各ページを管
理するための、CPU100内のページテーブルの物理ア
ドレスと仮想アドレスとの対応を更新する。したがっ
て、より消費電力を抑えるためには、メモリ200とメ
モリ300間でのページの交換を短時間で終了させるた
めに、ページのサイズを小さくした方が効果的である。
【0029】また、メモリ300へのアクセスの完了
後、規定時間が経過した後にバス制御回路500は、バ
ッファ510の電源、メモリ制御回路320はメモリ3
00の電源をそれぞれ遮断し、メモリ300を内容を保
持するのに最低必要な電力のみが供給された状態にす
る。 (3) CPU100が外部記憶装置400をアクセスす
る場合は以下の手順で行なう。CPU100よりアクセス
するアドレスがバス101へ出力される。バス制御回路
500はこのアドレスをデコードし、外部記憶装置40
0のアクセスに必要なバス102および103をドライ
ブするためにバッファ510および520の電源を投入
する。電源投入後バッファ510および520は、動作
が安定した後、バス102およびバス103上にCPU1
00の出力した外部記憶装置400をアクセスするため
に必要な情報を出力する。外部記憶装置400へのアク
セスの完了後、規定時間が経過した後にバス制御回路5
00は、バッファ510および520の電源をそれぞれ
遮断する。
【0030】上記の各動作おいて、CPU100がメモリ
200およびメモリ300の個々をアクセスする場合に
必要な消費電力がP1およびP2であり、そのぞれのメモ
リへのアクセス頻度がR1およびR2であるとすると、見
かけ上CPU1がメモリをアクセスするために必要な電力
は、次式で表される。 Power = P1*R1 + P2*R2(ただし、
R1+R2=1) したがって、メモリアクセス時の見かけ上の消費電力を
削減するためには、メモリ200へのアクセス時の消費
電力を削減することと、メモリ200へのアクセス頻度
を高め、P2を削減ることが有効である。
【0031】なお、本実施例では、カウンタ620、比
較器610、および旧ページ番号レジスタ600とCPU
100は独立したものとなっているが、同一のLSI内に
中央処理装置の1機能として組み込んでも良い。また、
本実施例では2つのメモリ200、300を用いたが、
メモリの数は、2つに限らず、3つ以上のメモリを用い
てよい。その場合、メモリを1つ増やす毎にバスバッフ
ァの数を1つ増やしてやれば良い。そして、メモリ制御
回路は、アクセスされるメモリに接続されたバスまで信
号をドライブするように各バスバッファを制御する。
【0032】以上のように本実施例によれば、メモリ2
00とメモリ300をバッファ510により接続された
バス101およびバス102上に設けることにより、バ
ス101に接続される構成要素の数を削減できると共
に、メモリ200とバッファ102とをCPU100の近
くに配置でき、バス101の配線長を最短にすること
で、CPU100がメモリ200をアクセスする場合の負
荷が軽減され電力を抑えることができる。
【0033】また、カウンタ620に1つのページに対
して連続して行なわれたアクセス回数を記録し、メモリ
200上の各ページ毎の参照頻度を求め、メモリ300
へのアクセスが行われた場合に割り込みを発生させるこ
とで、メモリ200上の最もアクセスされていないペー
ジと、メモリ300上の最も最近にアクセスされたペー
ジとの入れ替えが可能となり、常にメモリ200上に最
も最近にアクセスされたページのみを配置でき、メモリ
200に対するアクセス頻度を高めることが可能とな
り、メモリ300およびバッファ510に供給する電源
を効率良く遮断でき、消費電力を抑えることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の情報
処理装置によれば、バスと共に分割された複数のメモリ
のうち、中央処理装置に最も近い位置のメモリへアクセ
スする頻度が高くなるので、他のメモリの電源の供給を
効率よく停止することができ、バスの負荷容量を最小限
に抑えて、情報処理装置の省電力化を図ることができる
という効果がある。
【0035】また、仮想記憶によるメモリ管理を行なう
OSの環境下で実行されるアプリケーションの場合でも、
アクセス頻度の高いページを中央処理装置に最も近い位
置のメモリの配置することによって、電力供給が必要な
メモリを少なくすることができ、省電力化を図ることが
できるという効果がある。さらに、中央処理装置に最も
頻繁にアクセスされるメモリとを接続するバスを実装上
最短となるように配置することで、頻繁にアクセスされ
るメモリへのアクス時の電力消費を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における情報処理装置の
構成図である。
【符号の説明】
100 中央演算処理装置 200 メモリバンク 210 RAM 220 メモリ制御回路 300 メモリバンク 310 RAM 320 メモリ制御回路 400 外部記憶装置 500 バス制御回路 510 バッファ 520 バッファ 600 旧ページ番号レジスタ 610 比較器 620 カウンタ 700 割り込み制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部記憶装置に記憶されたプログラムを
    含むデータを所定のデータ単位に分割して複数の記憶手
    段に動的に配置する情報処理装置であって、 CPUとともに第1のバスに接続され、複数のデータ単
    位を記憶する第1の記憶手段と、 第2のバスに接続され、第1の記憶手段とは異なる複数
    のデータ単位を記憶する第2の記憶手段と、 第1のバスと第2のバスとの間で信号をドライブするか
    電気的に切断するかを切り替える第1のバッファと、 外部記憶装置が接続された第3のバスと第2のバスとの
    間で信号をドライブするか電気的に切断するかを切り替
    える第2のバッファと、 CPUが第1の記憶手段、第2の記憶手段、外部記憶装
    置の何れにアクセスするかに応じて第1のバッファおよ
    び第2のバッファを接断を制御するバス制御部と、 CPUから最も頻繁にアクセスされるデータ単位を第1
    の記憶手段に動的に配置するメモリ管理手段とを備え、 前記第1の記憶手段は、CPUとの間を接続する第1の
    バスの配線長が他のバスに比較して短くなる位置に実装
    されていることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記バス制御部は、CPUから出力され
    るアドレスをデコードしてアクセス先が、第1の記憶手
    段、第2の記憶手段、外部記憶装置の何れであるかを判
    別し、アクセス先が第1の記憶手段であれば第1及び第
    2のバッファを切断させ、アクセス先が第2の記憶手段
    であれば第1のバッファのみ電気的に接続させ、アクセ
    ス先が第3の記憶手段であれば第1及び第2のバッファ
    を電気的に接続させることを特徴とする請求項1記載の
    情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリ管理手段は、CPUが第1の
    記憶手段以外にアクセスしたとき、当該アクセスされた
    データを含むデータ単位と、第1の記憶手段のデータ単
    位とを入れ替えることを特徴とする請求項2記載の情報
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の単位は仮想記憶方式における
    ページング単位であるページであり、 第1の記憶手段は、 複数のページを記憶する領域を有するメモリと、 メモリの各ページに対応して、ページ番号およびページ
    へのアクセス回数を記憶するアクセス制御部と、 アクセスされたページ番号を次のアクセス終了時まで保
    持する旧ページレジスタと、 アクセスされる毎に、当該アクセス先のページ番号と、
    旧ページレジスタの内容とを比較して一致しているか否
    かを判定する比較回路と、 比較回路が一致したと判定したとき、1つカウントして
    当該アクセスされたページへのアクセス回数を数えるカ
    ウンタと、を備え、 メモリ管理手段は、第1の記憶手段において比較回路が
    一致しないと判定したとき、カウンタを読み取ってクリ
    アするとともにアクセス制御部の対応するアクセス回数
    に読み取ったカウント値を加算し、第1の記憶手段以外
    のページがアクセスされたとき、当該ページとアクセス
    制御部が示すアクセス回数が最も少ない第1の記憶手段
    内のページとを入れ替えることを特徴とする請求項3記
    載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の単位は仮想記憶方式における
    ページング単位であるページであり、 第1の記憶手段は、 複数のページを記憶する領域を有するメモリと、 メモリの各ページに対応して、ページ番号およびページ
    へのアクセス回数を記憶するアクセス制御部と、 アクセスされたページ番号を次のアクセス終了時まで保
    持する旧ページレジスタと、 アクセスされる毎に、当該アクセス先のページ番号と、
    旧ページレジスタの内容とを比較して一致しているか否
    かを判定する比較回路と、 比較回路が一致したと判定したとき、1つカウントして
    当該アクセスされたページへのアクセス回数を数えるカ
    ウンタと、 比較回路が一致しないと判定したとき第1の割り込み要
    求信号を発生し、第1の記憶手段以外のページがアクセ
    スされたとき第2の割り込み要求信号を発生する割り込
    み要求手段とを備え、 CPUは、第1の割込み要求信号を受けたとき、カウン
    タを読み取ってクリアするとともにアクセス制御部の対
    応するアクセス回数に読み取ったカウント値を加算する
    処理を実行し、第2の割り込み要求を受けたとき、当該
    ページとアクセス制御部が示すアクセス回数が最も少な
    い第1の記憶手段内のページとを入れ替える処理をメモ
    リ管理手段に実行させることを特徴とする請求項3記載
    の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリ管理手段は、 CPUから指定する仮想アドレスと、第1の記憶手段お
    よび第2の記憶手段に対する物理アドレスとの対応関係
    を保持するページテーブルと、 仮想アドレスを物理アドレスに変換するとともに、第1
    の記憶手段、第2の記憶手段、および外部記憶装置との
    間でページを入れ替える機能を有するページ管理部とを
    有することを特徴とする請求項4又は5記載の情報処理
    装置。
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