JPH0715937A - ばね定数可変式リニアアクチュエータ - Google Patents
ばね定数可変式リニアアクチュエータInfo
- Publication number
- JPH0715937A JPH0715937A JP23661392A JP23661392A JPH0715937A JP H0715937 A JPH0715937 A JP H0715937A JP 23661392 A JP23661392 A JP 23661392A JP 23661392 A JP23661392 A JP 23661392A JP H0715937 A JPH0715937 A JP H0715937A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- center
- pressure
- linear actuator
- output shaft
- yokes
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 推力を電気的に調節自在とし、その出力軸に
接続された圧力制御機器の圧力制御に用いて有用なリニ
アアクチュエータを提供する。 【構成】 固定子6のセンタヨーク5L,5Rに対して
移動自在の出力軸8を設ける。この出力軸8の中心に可
動子9を設ける。可動子9の両側面と各センタヨーク5
L,5Rの側面には軸方向で相互に反発し合う方向に着
磁された永久磁石をそれぞれ対称的に設ける。各センタ
ーヨーク5L,5Rには、励磁電流の調節により前記反
発力を調節するためのコイル12L,12Rを設ける。
変位及び推力の特性を励磁電流Iの変化によって調節で
きる。
接続された圧力制御機器の圧力制御に用いて有用なリニ
アアクチュエータを提供する。 【構成】 固定子6のセンタヨーク5L,5Rに対して
移動自在の出力軸8を設ける。この出力軸8の中心に可
動子9を設ける。可動子9の両側面と各センタヨーク5
L,5Rの側面には軸方向で相互に反発し合う方向に着
磁された永久磁石をそれぞれ対称的に設ける。各センタ
ーヨーク5L,5Rには、励磁電流の調節により前記反
発力を調節するためのコイル12L,12Rを設ける。
変位及び推力の特性を励磁電流Iの変化によって調節で
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、励磁電流の調節によ
り、出力軸方向の推力を自在に調節することができるば
ね定数可変式リニアアクチュエータに関する。
り、出力軸方向の推力を自在に調節することができるば
ね定数可変式リニアアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、従来の圧力制御弁1
は、スプール1の側面をスプール変位の正方向Aに付勢
するばねの固定位置を、ねじ3の操作によって調節する
ようになっている。この圧力制御弁では、ねじ3の調節
によりスプール1に抗して流れる油の圧力P(2次圧)
を調節可能である。Qは油の流れを示す。
は、スプール1の側面をスプール変位の正方向Aに付勢
するばねの固定位置を、ねじ3の操作によって調節する
ようになっている。この圧力制御弁では、ねじ3の調節
によりスプール1に抗して流れる油の圧力P(2次圧)
を調節可能である。Qは油の流れを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き圧力制御弁にあっては、油圧Pをねじ3によって調
節する方式であるため、圧力Pを自動調節することがで
きなかった。
如き圧力制御弁にあっては、油圧Pをねじ3によって調
節する方式であるため、圧力Pを自動調節することがで
きなかった。
【0004】そこで、本発明は、ばね定数可変式リニア
アクチュエータを提供することにより、任意の圧力を電
気的に設定可能にし、圧力制御を高速・高精度に行える
ようにすることを目的とする。
アクチュエータを提供することにより、任意の圧力を電
気的に設定可能にし、圧力制御を高速・高精度に行える
ようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、特許請求の範囲に記載の通りのばね定数可変
式リニアアクチュエータを構成した。
本発明は、特許請求の範囲に記載の通りのばね定数可変
式リニアアクチュエータを構成した。
【0006】
【作用】本発明のばね定数可変式リニアアクチュエータ
は、出力軸の変位及び推力特性を直線的とすることがで
きる。また、コイルに流す電流を調節することにより、
その傾きをリアルタイムで任意に調節することができ
る。
は、出力軸の変位及び推力特性を直線的とすることがで
きる。また、コイルに流す電流を調節することにより、
その傾きをリアルタイムで任意に調節することができ
る。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の一実施例に係るばね定数可変
式リニアアクチュエータを従等例で示した圧力制御弁へ
の応用例で示す断面説明図、図2はその特性を示すグラ
フ、図3はその制御回路のブロック図である。
説明する。図1は本発明の一実施例に係るばね定数可変
式リニアアクチュエータを従等例で示した圧力制御弁へ
の応用例で示す断面説明図、図2はその特性を示すグラ
フ、図3はその制御回路のブロック図である。
【0008】図1において、本例のリニアアクチュエー
タ4は、相対向するセンターヨーク5L,5Rを備えた
固定子6と、両センタヨーク5L,5Rを貫通し、その
両端をリニアベアリング7L,7Rで支持された出力軸
8と、前記出力軸8に固定され、その両端面を両センタ
ヨーク5L,5Rの側面にそれぞれ対向させて配置され
た可動子9と、を備えている。出力軸8の一端は、圧力
調整弁本体VALのスプール1と接続されている。
タ4は、相対向するセンターヨーク5L,5Rを備えた
固定子6と、両センタヨーク5L,5Rを貫通し、その
両端をリニアベアリング7L,7Rで支持された出力軸
8と、前記出力軸8に固定され、その両端面を両センタ
ヨーク5L,5Rの側面にそれぞれ対向させて配置され
た可動子9と、を備えている。出力軸8の一端は、圧力
調整弁本体VALのスプール1と接続されている。
【0009】各センターヨーク5L,5Rの側面には、
前記出力軸8の移動方向上で各センタヨーク5L,5R
に関してそれぞれ反対方向に着磁された永久磁石10
R,10Lが設けられている。また、前記可動子9の側
面には、対向するセンターヨーク5L,5Rに備えた永
久磁石10L,10Rの着磁方向とは反対方向に着磁さ
れた永久磁石11L,11Rが設けられている。さら
に、各センターヨーク5L,5Rには、前記可動子9及
び前記センターヨーク5L,5Rに備えた永久磁石の反
発力、即ち可動子9を中心位置に保持する力を調節する
ためのコイル12L,12Rが設けられている。各コイ
ル12L,12Rは、これに励磁電流Iを流すとき、磁
束ΦL ,ΦR が可動子9方向に発生するよう巻かれてい
る。固定子6の中央部には、可動子9にて補極13が設
けられる。
前記出力軸8の移動方向上で各センタヨーク5L,5R
に関してそれぞれ反対方向に着磁された永久磁石10
R,10Lが設けられている。また、前記可動子9の側
面には、対向するセンターヨーク5L,5Rに備えた永
久磁石10L,10Rの着磁方向とは反対方向に着磁さ
れた永久磁石11L,11Rが設けられている。さら
に、各センターヨーク5L,5Rには、前記可動子9及
び前記センターヨーク5L,5Rに備えた永久磁石の反
発力、即ち可動子9を中心位置に保持する力を調節する
ためのコイル12L,12Rが設けられている。各コイ
ル12L,12Rは、これに励磁電流Iを流すとき、磁
束ΦL ,ΦR が可動子9方向に発生するよう巻かれてい
る。固定子6の中央部には、可動子9にて補極13が設
けられる。
【0010】以上の構成のリニアアクチュエータ4にお
いて、可動子9の両側面及び各センターヨーク5L,5
Rの側面には、相互に反発し合う永久磁石10L,11
L、10R,11Rが設けられているので、図2に示す
ように変位及び推力の特性は可動子9の中心位置を原点
0とする直線的特性となる。また、図2において、コイ
ル12L,12Rに流す励磁電流Iを変化させることに
より、その傾きを自由に調節することができる。
いて、可動子9の両側面及び各センターヨーク5L,5
Rの側面には、相互に反発し合う永久磁石10L,11
L、10R,11Rが設けられているので、図2に示す
ように変位及び推力の特性は可動子9の中心位置を原点
0とする直線的特性となる。また、図2において、コイ
ル12L,12Rに流す励磁電流Iを変化させることに
より、その傾きを自由に調節することができる。
【0011】図3において、本例の圧力制御回路は、圧
力設定端子14が圧力比較器15のプラス(+)入力端
子と接続されている。比較器15の出力端子はアンプ1
6に接続され、アンプ16からコイル12L,12Rへ
励磁電流Iを出力するようになっている。圧力制御弁V
ALの2次側圧は圧力センサ17によって検出され、そ
の検出値が前記比較器15のマイナス(−)入力端子に
フィードバックされている。
力設定端子14が圧力比較器15のプラス(+)入力端
子と接続されている。比較器15の出力端子はアンプ1
6に接続され、アンプ16からコイル12L,12Rへ
励磁電流Iを出力するようになっている。圧力制御弁V
ALの2次側圧は圧力センサ17によって検出され、そ
の検出値が前記比較器15のマイナス(−)入力端子に
フィードバックされている。
【0012】以上の圧力制御回路の構成により、圧力設
定端子に所定の圧力P0 を設定すると、比較器15にフ
ィードバックされる圧力値Pが設定圧になるよう励磁電
流Iが自動調節される。この設定圧力P0 は、時間的に
任意に変化させることができる。
定端子に所定の圧力P0 を設定すると、比較器15にフ
ィードバックされる圧力値Pが設定圧になるよう励磁電
流Iが自動調節される。この設定圧力P0 は、時間的に
任意に変化させることができる。
【0013】以上の圧力制御回路及びリニアアクチュエ
ータ4並びに圧力制御弁VALの組合せにより、端子1
4に任意の圧力P0 をを設定すると、以後、圧力制御弁
VALの2次圧Pを常時P0 とすることができる。具体
的には圧力差P0 −Pが大であれば、その差を小さくす
るよう(図1の例ではスプール2に加わる力が弱くなる
よう)アンプ16が電流Iを制御する。しかも、設定圧
P0 は、任意に変化させることができるので、種々の自
動制御に対応できる。例えば、油圧プレス機械におい
て、プレス最大圧等を例えばワークに応じて変化させよ
うとするとき、ワークの情報に応じて自動的にプレス最
大圧を適性化する等である。
ータ4並びに圧力制御弁VALの組合せにより、端子1
4に任意の圧力P0 をを設定すると、以後、圧力制御弁
VALの2次圧Pを常時P0 とすることができる。具体
的には圧力差P0 −Pが大であれば、その差を小さくす
るよう(図1の例ではスプール2に加わる力が弱くなる
よう)アンプ16が電流Iを制御する。しかも、設定圧
P0 は、任意に変化させることができるので、種々の自
動制御に対応できる。例えば、油圧プレス機械におい
て、プレス最大圧等を例えばワークに応じて変化させよ
うとするとき、ワークの情報に応じて自動的にプレス最
大圧を適性化する等である。
【0014】上記実施例では、ばね定数可変式のリニア
アクチュエータ4を、油圧制御弁VALに接続した例で
示したが、リニアアクチュエータ4の適用例はこれに限
定されるものではない。例えば空気制御器や機械的圧力
の加わる各種圧力機器やシステムに適用可能である。
アクチュエータ4を、油圧制御弁VALに接続した例で
示したが、リニアアクチュエータ4の適用例はこれに限
定されるものではない。例えば空気制御器や機械的圧力
の加わる各種圧力機器やシステムに適用可能である。
【0015】
【発明の効果】以上の通り、本発明は特許請求の範囲に
記載の通りのばね定数可変式リニアアクチュエータであ
るので、電気的に、かつ任意にばね定数を変化させるこ
とができ、高速・高精度の圧力制御ができる。
記載の通りのばね定数可変式リニアアクチュエータであ
るので、電気的に、かつ任意にばね定数を変化させるこ
とができ、高速・高精度の圧力制御ができる。
【図1】本発明の実施例に係るリニアアクチュエータを
圧力制御弁との関係において示す断面説明図。
圧力制御弁との関係において示す断面説明図。
【図2】図1に示すリニアアクチュエータの変位及び推
力特性を示す説明図。
力特性を示す説明図。
【図3】図1に示すリニアアクチュエータを制御する圧
力制御回路のブロック図。
力制御回路のブロック図。
【図4】従来の油圧制御弁の断面図。
1 スプール 4 リニアアクチュエータ 5L,5R センタヨーク 6 固定子 7L,7R リニアベアリング 8 出力軸 9 可動子 10L,10R、11L,11R 永久磁石 12L,12R コイル I 励磁電流
Claims (1)
- 【請求項1】 その内部に相対向するセンターヨークを
備えた固定子と、両センターヨークを貫通し、その両端
をリニアベアリングで支持された出力軸と、前記出力軸
に固定され、その両端面を前記両センターヨークの側面
にそれぞれ対向させて配置された可動子と、を備えたリ
ニアアクチュエータにおいて、 各センターヨークの側面に、前記出力軸の移動方向上で
各センタヨークに関してそれぞれ反対方向に着磁された
永久磁石を設け、 前記可動子の側面には、対向するセンターヨークに備え
た永久磁石の着磁方向とは反対方向に着磁された永久磁
石を設け、 各センターヨークに、前記可動子及び前記センターヨー
クに備えた永久磁石の反発力を調節するためのコイルを
設けたことを特徴とするばね定数可変式リニアアクチュ
エータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23661392A JP3268843B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | ばね定数可変式リニアアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23661392A JP3268843B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | ばね定数可変式リニアアクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0715937A true JPH0715937A (ja) | 1995-01-17 |
JP3268843B2 JP3268843B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=17003242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23661392A Expired - Fee Related JP3268843B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | ばね定数可変式リニアアクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3268843B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6573630B2 (en) | 2001-04-25 | 2003-06-03 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Electromagnetic actuator |
DE102005049620A1 (de) * | 2005-10-16 | 2007-05-03 | Günter Biechele | Schwingantrieb |
WO2020170927A1 (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-27 | 株式会社村田製作所 | リニア振動モータ及びリニア振動システム |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP23661392A patent/JP3268843B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6573630B2 (en) | 2001-04-25 | 2003-06-03 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Electromagnetic actuator |
DE102005049620A1 (de) * | 2005-10-16 | 2007-05-03 | Günter Biechele | Schwingantrieb |
WO2020170927A1 (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-27 | 株式会社村田製作所 | リニア振動モータ及びリニア振動システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3268843B2 (ja) | 2002-03-25 |
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Legal Events
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