JPH0715923A - コア積層装置 - Google Patents
コア積層装置Info
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- JPH0715923A JPH0715923A JP17493493A JP17493493A JPH0715923A JP H0715923 A JPH0715923 A JP H0715923A JP 17493493 A JP17493493 A JP 17493493A JP 17493493 A JP17493493 A JP 17493493A JP H0715923 A JPH0715923 A JP H0715923A
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- segment
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Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単な機構によってセグメントコアと積層治具
との高精度の位置決めを可能にして、装置全体の機械的
剛性をそれ程高めることなく、直流機の固定子鉄心を構
成しているセグメントコアの積層を自動的に行うことで
ある。 【構成】積層治具Aに対して進退可能なコア受板17の
先端部に、ガイド壁2に嵌合される嵌合溝25を設け
て、コア受板17における嵌合溝25の溝底部の両端
を、該溝底が台形の長さの長い対辺を構成するように切
り込んで、この切込み部分を上方に僅かに傾斜させて引
き起こして傾斜位置決め板26を形成し、コア受板17
に載せられているセグメントコアCをガイド壁2に対し
て押し付けるためのコア押付板28を積層治具Aに対し
て進退可能に設ける。
との高精度の位置決めを可能にして、装置全体の機械的
剛性をそれ程高めることなく、直流機の固定子鉄心を構
成しているセグメントコアの積層を自動的に行うことで
ある。 【構成】積層治具Aに対して進退可能なコア受板17の
先端部に、ガイド壁2に嵌合される嵌合溝25を設け
て、コア受板17における嵌合溝25の溝底部の両端
を、該溝底が台形の長さの長い対辺を構成するように切
り込んで、この切込み部分を上方に僅かに傾斜させて引
き起こして傾斜位置決め板26を形成し、コア受板17
に載せられているセグメントコアCをガイド壁2に対し
て押し付けるためのコア押付板28を積層治具Aに対し
て進退可能に設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大型の直流電動機、或
いは直流発電機の固定子鉄心を構成する多数枚のコアを
自動的に積層するためのコア積層装置に関するものであ
る。
いは直流発電機の固定子鉄心を構成する多数枚のコアを
自動的に積層するためのコア積層装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記した直流機の固定子鉄心は、プレス
で打抜成形された薄い鉄板から成るコアを幾枚も積層し
て構成されている。そして、大型の直流機になると、1
層のコアは、複数枚に分割されたセグメントコアCで構
成され、このセグメントコアCを積層して固定子鉄心S
としている(図16参照)。従来、このセグメントコア
Cを積層するには、その内側に設けられている磁極取付
溝1をガイドにして、図17に示されるような積層治具
Aを使用して、手作業により行われていた。即ち、セグ
メントコアCは、1枚のコアを固定子鉄心の内側に設け
られる磁極取付溝の数と同数に分割されて形成され、積
層治具Aは、上記磁極取付溝と同幅のガイド壁2を1枚
のコアの磁極取付溝の数だけ備えており、積層治具Aの
外側から、そのガイド壁2にセグメントコアCの磁極取
付溝1を嵌合させて、セグメントコアCを幾枚も積層し
ている。なお、このセグメントコアCは、非対称な形状
であって、各層毎にセグメントコアCを反転させて積層
することにより、相上下する層におけるセグメントコア
どうしの接合部が重ならないようにしている。
で打抜成形された薄い鉄板から成るコアを幾枚も積層し
て構成されている。そして、大型の直流機になると、1
層のコアは、複数枚に分割されたセグメントコアCで構
成され、このセグメントコアCを積層して固定子鉄心S
としている(図16参照)。従来、このセグメントコア
Cを積層するには、その内側に設けられている磁極取付
溝1をガイドにして、図17に示されるような積層治具
Aを使用して、手作業により行われていた。即ち、セグ
メントコアCは、1枚のコアを固定子鉄心の内側に設け
られる磁極取付溝の数と同数に分割されて形成され、積
層治具Aは、上記磁極取付溝と同幅のガイド壁2を1枚
のコアの磁極取付溝の数だけ備えており、積層治具Aの
外側から、そのガイド壁2にセグメントコアCの磁極取
付溝1を嵌合させて、セグメントコアCを幾枚も積層し
ている。なお、このセグメントコアCは、非対称な形状
であって、各層毎にセグメントコアCを反転させて積層
することにより、相上下する層におけるセグメントコア
どうしの接合部が重ならないようにしている。
【0003】上記したように、多数枚(大型機において
は数万枚に及ぶことがある)のセグメントコアを積層治
具を用いて人手により積層する作業は、作業能率が極め
て悪いのに加えて、単調な連続作業であるために、長時
間にわたると作業者にとって苦痛となる。これにもかか
わらず、今日に至るまでセグメントコアの積層作業が自
動化されなかった理由として、以下のことが挙げられ
る。(1)セグメントコアの磁極取付溝と積層治具のガ
イド壁とは、隙間が生じない状態で高精度で位置決めし
て嵌合させる必要があって、機械的にこれを実現するの
は不可能ではないが、装置全体を高剛性に設計しなけれ
ばならないために、装置全体が大型化すると共に、コス
トが嵩む。(2)積層治具は、セグメントコアの積層が
進むに応じて、自身の重量が大幅に増大して機械的な変
形部が発生することがあるため、セグメントコアの磁極
取付溝と積層治具のガイド壁とを終始高精度で位置決め
する必要があるが、これが難しい。(3)セグメントコ
アが薄鉄板で構成されていて、しかも非対称形状である
ために、本来的に位置決めが難しいのに加えて、形状的
に位置決めの基準となる部分が少ない。
は数万枚に及ぶことがある)のセグメントコアを積層治
具を用いて人手により積層する作業は、作業能率が極め
て悪いのに加えて、単調な連続作業であるために、長時
間にわたると作業者にとって苦痛となる。これにもかか
わらず、今日に至るまでセグメントコアの積層作業が自
動化されなかった理由として、以下のことが挙げられ
る。(1)セグメントコアの磁極取付溝と積層治具のガ
イド壁とは、隙間が生じない状態で高精度で位置決めし
て嵌合させる必要があって、機械的にこれを実現するの
は不可能ではないが、装置全体を高剛性に設計しなけれ
ばならないために、装置全体が大型化すると共に、コス
トが嵩む。(2)積層治具は、セグメントコアの積層が
進むに応じて、自身の重量が大幅に増大して機械的な変
形部が発生することがあるため、セグメントコアの磁極
取付溝と積層治具のガイド壁とを終始高精度で位置決め
する必要があるが、これが難しい。(3)セグメントコ
アが薄鉄板で構成されていて、しかも非対称形状である
ために、本来的に位置決めが難しいのに加えて、形状的
に位置決めの基準となる部分が少ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した実
情を背景にして、簡単な機構によってセグメントコアと
積層治具との高精度の位置決めを可能にすることによ
り、装置全体の機械的剛性をそれ程高めることなくし
て、直流機の固定子鉄心を構成しているセグメントコア
の積層を自動的に行うことを課題としている。
情を背景にして、簡単な機構によってセグメントコアと
積層治具との高精度の位置決めを可能にすることによ
り、装置全体の機械的剛性をそれ程高めることなくし
て、直流機の固定子鉄心を構成しているセグメントコア
の積層を自動的に行うことを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、1層のコアをその内側に設けられた磁極取
付溝の数と同数に分割してセグメントコアとし、該磁極
取付溝と同幅のガイド壁を1層のコアの磁極取付溝の数
だけ備えた積層治具を使用して、該セグメントコアを自
動的に積層するための装置であって、割出しテーブルの
上面に前記積層治具が据付けられ、該積層治具の側方に
昇降体が位置するようにして、該昇降体がコラムに昇降
可能に装着され、該昇降体にコア受板が、横方向に微動
可能であって、しかも前記積層治具に対して進退可能に
して取付けられていると共に、該コア受板に載せられた
セグメントコアを前記ガイド壁に対して押し付けるため
のコア押付板が前記昇降体に前記コア受板と同方向に進
退可能にして取付けられ、前記コア受板の先端部には、
前記積層治具のガイド壁に嵌合される嵌合溝が設けられ
ていると共に、該嵌合溝の入口部には、他の部分よりも
広幅となった嵌合ガイド部が形成され、しかも該コア受
板における該嵌合溝の溝底部の両端は、該溝底が台形の
長さの長い対辺を構成するような形状に切り込まれて、
当該部分を上方に僅かに傾斜させて引き起こすことによ
り傾斜位置決め板が形成されている構成を特徴としてい
る。
の本発明は、1層のコアをその内側に設けられた磁極取
付溝の数と同数に分割してセグメントコアとし、該磁極
取付溝と同幅のガイド壁を1層のコアの磁極取付溝の数
だけ備えた積層治具を使用して、該セグメントコアを自
動的に積層するための装置であって、割出しテーブルの
上面に前記積層治具が据付けられ、該積層治具の側方に
昇降体が位置するようにして、該昇降体がコラムに昇降
可能に装着され、該昇降体にコア受板が、横方向に微動
可能であって、しかも前記積層治具に対して進退可能に
して取付けられていると共に、該コア受板に載せられた
セグメントコアを前記ガイド壁に対して押し付けるため
のコア押付板が前記昇降体に前記コア受板と同方向に進
退可能にして取付けられ、前記コア受板の先端部には、
前記積層治具のガイド壁に嵌合される嵌合溝が設けられ
ていると共に、該嵌合溝の入口部には、他の部分よりも
広幅となった嵌合ガイド部が形成され、しかも該コア受
板における該嵌合溝の溝底部の両端は、該溝底が台形の
長さの長い対辺を構成するような形状に切り込まれて、
当該部分を上方に僅かに傾斜させて引き起こすことによ
り傾斜位置決め板が形成されている構成を特徴としてい
る。
【0006】
【発明の作用】昇降体の上昇端においてコア受板にセグ
メントコアが載せられた後に、この昇降体が積層位置ま
で下降し、その後にコア受板を前進させると、その先端
の嵌合溝の入口部に設けられた嵌合ガイド部が積層治具
のガイド壁の両側に当てがわれ、引き続いてコア受板が
前進すると、必要に応じてコア受板が横方向に微動し
て、その先端の嵌合溝がガイド壁に嵌合される。その後
に、コア押付板を前進させると、コア受板に載せられて
いるセグメントコアが傾斜位置決め板の上面に乗り上が
った状態で前進しつつ、積層治具のガイド板に対する該
セグメントコアの位置決めが行われて、該セグメントコ
アの磁極取付溝がガイド板に嵌合される。引き続いて、
コア受板を後退させると、これに載せられていたセグメ
ントコアは、コア押付板にガイドされつつ落下して、最
上段に積層されているセグメントの上面に積層される。
その後に、コア押付板を後退させる。1枚のセグメント
コアの積層を行う毎に、割出しテーブルによって積層治
具が設定角度だけ回動されて、次の積層部がコア受板と
相対向する。
メントコアが載せられた後に、この昇降体が積層位置ま
で下降し、その後にコア受板を前進させると、その先端
の嵌合溝の入口部に設けられた嵌合ガイド部が積層治具
のガイド壁の両側に当てがわれ、引き続いてコア受板が
前進すると、必要に応じてコア受板が横方向に微動し
て、その先端の嵌合溝がガイド壁に嵌合される。その後
に、コア押付板を前進させると、コア受板に載せられて
いるセグメントコアが傾斜位置決め板の上面に乗り上が
った状態で前進しつつ、積層治具のガイド板に対する該
セグメントコアの位置決めが行われて、該セグメントコ
アの磁極取付溝がガイド板に嵌合される。引き続いて、
コア受板を後退させると、これに載せられていたセグメ
ントコアは、コア押付板にガイドされつつ落下して、最
上段に積層されているセグメントの上面に積層される。
その後に、コア押付板を後退させる。1枚のセグメント
コアの積層を行う毎に、割出しテーブルによって積層治
具が設定角度だけ回動されて、次の積層部がコア受板と
相対向する。
【0007】
【実施例】以下、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に
説明する。図1は、本発明に係るコア積層装置の正面図
であり、図2は、同じく平面図であり、図3は、図1に
おけるX−X線拡大断面図であり、図4は、積層前にお
けるコア受板17,コア押付板28及び積層治具Aとの
位置関係を示す斜視図であり、図5は、同じく積層時に
おける斜視図である。図1ないし図5において、割出し
テーブル3の上面に前記した積層治具Aが据え付けられ
ており、この積層治具Aの側方に昇降体4が配置されて
いる。この昇降体4は、コラム5の側面に昇降可能に装
着されている。即ち、コラム5の上下端部でそれぞれ支
持されたボールねじ6と、昇降体4に取付けたボールナ
ット7とが螺合され、回転数を制御できるモータ(図示
せず)により前記ボールねじ6を正逆回転させると、こ
れに応じて昇降体4は、ボールねじ6の回転数に対応し
た量だけ昇降するように構成されている。
説明する。図1は、本発明に係るコア積層装置の正面図
であり、図2は、同じく平面図であり、図3は、図1に
おけるX−X線拡大断面図であり、図4は、積層前にお
けるコア受板17,コア押付板28及び積層治具Aとの
位置関係を示す斜視図であり、図5は、同じく積層時に
おける斜視図である。図1ないし図5において、割出し
テーブル3の上面に前記した積層治具Aが据え付けられ
ており、この積層治具Aの側方に昇降体4が配置されて
いる。この昇降体4は、コラム5の側面に昇降可能に装
着されている。即ち、コラム5の上下端部でそれぞれ支
持されたボールねじ6と、昇降体4に取付けたボールナ
ット7とが螺合され、回転数を制御できるモータ(図示
せず)により前記ボールねじ6を正逆回転させると、こ
れに応じて昇降体4は、ボールねじ6の回転数に対応し
た量だけ昇降するように構成されている。
【0008】昇降体4の上面には第1スライダー8が積
層治具Aに対して進退可能となって取付けられている。
即ち、昇降体4の上面には、一対のガイドレール9が設
けられて、この一対のガイドレール9にガイドされて第
1スライダー8が昇降体4に直線移動可能に取付けら
れ、該第1スライダー8の移動方向に沿ってボールねじ
10が配置されて、その両端部が該昇降体4の前後端部
で支持され、このボールねじ10と、第1スライダー8
の下面に取付けたボールナット11とが螺合されてい
る。また、昇降体4には、回転数を制御できるモータ1
2が取付けられて、このモータ12の駆動軸に取付けら
れた歯付プーリ13と、前記ボールねじ10の後端部に
取付けた歯付プーリ14との間に歯付ベルト15が掛装
され、モータ12によりボールねじ10を正逆回転させ
ると、昇降体4に対して第1スライダー8が矢印P(図
2参照)で示される方向に直線移動して、積層治具Aに
対して第1スライダー8が進退するようになっている。
層治具Aに対して進退可能となって取付けられている。
即ち、昇降体4の上面には、一対のガイドレール9が設
けられて、この一対のガイドレール9にガイドされて第
1スライダー8が昇降体4に直線移動可能に取付けら
れ、該第1スライダー8の移動方向に沿ってボールねじ
10が配置されて、その両端部が該昇降体4の前後端部
で支持され、このボールねじ10と、第1スライダー8
の下面に取付けたボールナット11とが螺合されてい
る。また、昇降体4には、回転数を制御できるモータ1
2が取付けられて、このモータ12の駆動軸に取付けら
れた歯付プーリ13と、前記ボールねじ10の後端部に
取付けた歯付プーリ14との間に歯付ベルト15が掛装
され、モータ12によりボールねじ10を正逆回転させ
ると、昇降体4に対して第1スライダー8が矢印P(図
2参照)で示される方向に直線移動して、積層治具Aに
対して第1スライダー8が進退するようになっている。
【0009】前記第1スライダー8の上面には、第2ス
ライダー16が該第1スライダー8と同方向に直線移動
可能に取付けられていて、この第2スライダー16の先
端部にコア受板17が片持ち状となって取付けられてい
る。即ち、第1スライダー8の上面には、一対のガイド
レール18が設けられて、この一対のガイドレール18
にガイドされて第2スライダー16が第1スライダー8
に直線移動可能に取付けられ、第1スライダー8の上面
に取付けられた第1エアシリンダー19のロッド19a
と、第2スライダー16の下面に取付けられたブラケッ
ト21とが連結されて、第1エアシリンダー19のロッ
ド19aの出入りによって、コア受板17が矢印Pの方
向に直線移動するようになっている。ここで、第2スラ
イダー16に対するコア受板17の取付構造は、両者が
一体不動となるようなものではなくて、コア受板17の
全体、或いはその先端部が横方向に微動できるような取
付構造にすることが必要不可欠である。その具体的構造
の一つとして、図6ないし図8に示されるように、コア
受板17の基端部の中央下面に嵌合突起22を一体に取
付けて、この嵌合突起22と、第1スライダー8の先端
部に設けられた嵌合穴23とを嵌合させると共に、この
嵌合突起22の両側方において、コア受板17と第1ス
ライダー8とを頭付ピン24で連結するものが挙げられ
る。ここで、頭付ピン24を挿通させるためにコア受板
17に設ける挿通穴20は、前記嵌合突起22を中心と
するコア受板17における当該挿通穴20の部分の回動
方向に沿って長穴状になっている。この構造により、コ
ア受板17は、その基端部の嵌合突起22を中心として
僅かに揺動し、これによりコア受板17の先端部は横方
向に微動する。このように、コア受板17は、積層治具
Aと相対向して配置されるが、両者の位置決めは高精度
には行われていない。
ライダー16が該第1スライダー8と同方向に直線移動
可能に取付けられていて、この第2スライダー16の先
端部にコア受板17が片持ち状となって取付けられてい
る。即ち、第1スライダー8の上面には、一対のガイド
レール18が設けられて、この一対のガイドレール18
にガイドされて第2スライダー16が第1スライダー8
に直線移動可能に取付けられ、第1スライダー8の上面
に取付けられた第1エアシリンダー19のロッド19a
と、第2スライダー16の下面に取付けられたブラケッ
ト21とが連結されて、第1エアシリンダー19のロッ
ド19aの出入りによって、コア受板17が矢印Pの方
向に直線移動するようになっている。ここで、第2スラ
イダー16に対するコア受板17の取付構造は、両者が
一体不動となるようなものではなくて、コア受板17の
全体、或いはその先端部が横方向に微動できるような取
付構造にすることが必要不可欠である。その具体的構造
の一つとして、図6ないし図8に示されるように、コア
受板17の基端部の中央下面に嵌合突起22を一体に取
付けて、この嵌合突起22と、第1スライダー8の先端
部に設けられた嵌合穴23とを嵌合させると共に、この
嵌合突起22の両側方において、コア受板17と第1ス
ライダー8とを頭付ピン24で連結するものが挙げられ
る。ここで、頭付ピン24を挿通させるためにコア受板
17に設ける挿通穴20は、前記嵌合突起22を中心と
するコア受板17における当該挿通穴20の部分の回動
方向に沿って長穴状になっている。この構造により、コ
ア受板17は、その基端部の嵌合突起22を中心として
僅かに揺動し、これによりコア受板17の先端部は横方
向に微動する。このように、コア受板17は、積層治具
Aと相対向して配置されるが、両者の位置決めは高精度
には行われていない。
【0010】また、図2及び図4に示されるように、前
記コア受板17の先端部には、積層治具Aのガイド壁2
に嵌合される嵌合溝25が設けられて、この嵌合溝25
の入口部の両端は、大きく面取りされて嵌合ガイド部2
5aとなっている。なお、嵌合ガイド部25aを構成す
る嵌合溝25の入口部両端は、円弧状に形成してもよ
い。また、この嵌合溝25の溝底部の両端は、この溝底
が台形の長さの長い対辺を構成するような形状に切り込
まれて、この部分を上方に僅かに傾斜して引き起こすこ
とにより傾斜位置決め板26が形成されている。
記コア受板17の先端部には、積層治具Aのガイド壁2
に嵌合される嵌合溝25が設けられて、この嵌合溝25
の入口部の両端は、大きく面取りされて嵌合ガイド部2
5aとなっている。なお、嵌合ガイド部25aを構成す
る嵌合溝25の入口部両端は、円弧状に形成してもよ
い。また、この嵌合溝25の溝底部の両端は、この溝底
が台形の長さの長い対辺を構成するような形状に切り込
まれて、この部分を上方に僅かに傾斜して引き起こすこ
とにより傾斜位置決め板26が形成されている。
【0011】また、第1スライダー8の下面には、第2
エアシリンダー27が取付けられて、そのロッド27a
の先端部にコア押付板28が取付けられている。即ち、
コア押付板28は、水平な連結板部28aの両端部に垂
直な押付板部28bが設けられた形状をしていて、各押
付板部28bは、前記コア受板17の側方にその側端面
に近接して配置されて、その上端部は、コア受板17の
上面から所定長だけ突出していて、第2エアシリンダー
27のロッド27aの先端部に連結板部28aが連結さ
れ、このロッド27aの出入りによって、コア押付板2
8は、コア受板17と同方向に直線移動するようになっ
ている。
エアシリンダー27が取付けられて、そのロッド27a
の先端部にコア押付板28が取付けられている。即ち、
コア押付板28は、水平な連結板部28aの両端部に垂
直な押付板部28bが設けられた形状をしていて、各押
付板部28bは、前記コア受板17の側方にその側端面
に近接して配置されて、その上端部は、コア受板17の
上面から所定長だけ突出していて、第2エアシリンダー
27のロッド27aの先端部に連結板部28aが連結さ
れ、このロッド27aの出入りによって、コア押付板2
8は、コア受板17と同方向に直線移動するようになっ
ている。
【0012】上記装置によるセグメントコアCの自動積
層は、以下のようにして行われる。昇降体4の上昇端に
おいて、図2で2点鎖線で示されるように、後退端に位
置しているコア受板17にセグメントコアCが載せられ
るが、コア受板17に対するセグメントコアCの載置位
置は、このセグメントコアCに設けられた磁極取付溝1
の長手方向の範囲内に傾斜位置決め板26の基端部が収
まっていれば足り、高精度に位置決めして載せる必要は
ない。コア受板17にセグメントコアCが載せられる
と、モータ(図示せず)が起動してボールねじ6が回転
し、これにより昇降体4は、図1に示される積層位置ま
で下降する。その後に、第1エアシリンダー19のロッ
ド19aが突出して、セグメントコアCが載せられてい
るコア受板17が積層治具Aに対して前進する。上述し
たように、積層治具A(正確には、これを構成している
個々のガイド壁2)に対するコア受板17の位置決め
は、高精度にはなされていないので、コア受板17の前
進によって、その先端の嵌合溝25が積層治具Aのガイ
ド壁2に嵌合される保証はない。しかし、コア受板17
は、その全体が僅かに揺動可能なように第1スライダー
8に取付けられており、しかもコア受板17の先端に設
けた嵌合溝25の入口部両端は面取りされて、嵌合ガイ
ド部25aとなっているために、コア受板17の前進に
より、この嵌合ガイド部25aがガイド壁2の両側に当
てがわれ、引き続いてコア受板17が前進すると、必要
に応じてコア受板17が揺動して、その先端の嵌合溝2
5がガイド壁2に嵌合されると同時に、傾斜位置決め板
26の前端面がガイド壁2の前面に当接する(図9)。
即ち、コア受板17の先端の嵌合溝25と積層治具Aの
ガイド壁2とが、嵌合可能なように位置決めされていな
い場合には、コア受板17の前進途中において自動的に
両者の位置決めが行われるのである。この構造により、
昇降体4及びコラム5の機械的剛性をそれ程高めなくて
も済むと同時に、長期間の使用によって積層治具A及び
積層装置に機械的変形が発生したり、或いはセグメント
コアの積層が進むに応じて積層治具自体の重量が増し、
これが原因で積層治具に変形が生じたりした場合におい
て、これらの変形を有効に吸収して、積層治具Aのガイ
ド壁2とコア受板17の嵌合溝25との位置決めを行っ
て、両者の嵌合を確実に行える。
層は、以下のようにして行われる。昇降体4の上昇端に
おいて、図2で2点鎖線で示されるように、後退端に位
置しているコア受板17にセグメントコアCが載せられ
るが、コア受板17に対するセグメントコアCの載置位
置は、このセグメントコアCに設けられた磁極取付溝1
の長手方向の範囲内に傾斜位置決め板26の基端部が収
まっていれば足り、高精度に位置決めして載せる必要は
ない。コア受板17にセグメントコアCが載せられる
と、モータ(図示せず)が起動してボールねじ6が回転
し、これにより昇降体4は、図1に示される積層位置ま
で下降する。その後に、第1エアシリンダー19のロッ
ド19aが突出して、セグメントコアCが載せられてい
るコア受板17が積層治具Aに対して前進する。上述し
たように、積層治具A(正確には、これを構成している
個々のガイド壁2)に対するコア受板17の位置決め
は、高精度にはなされていないので、コア受板17の前
進によって、その先端の嵌合溝25が積層治具Aのガイ
ド壁2に嵌合される保証はない。しかし、コア受板17
は、その全体が僅かに揺動可能なように第1スライダー
8に取付けられており、しかもコア受板17の先端に設
けた嵌合溝25の入口部両端は面取りされて、嵌合ガイ
ド部25aとなっているために、コア受板17の前進に
より、この嵌合ガイド部25aがガイド壁2の両側に当
てがわれ、引き続いてコア受板17が前進すると、必要
に応じてコア受板17が揺動して、その先端の嵌合溝2
5がガイド壁2に嵌合されると同時に、傾斜位置決め板
26の前端面がガイド壁2の前面に当接する(図9)。
即ち、コア受板17の先端の嵌合溝25と積層治具Aの
ガイド壁2とが、嵌合可能なように位置決めされていな
い場合には、コア受板17の前進途中において自動的に
両者の位置決めが行われるのである。この構造により、
昇降体4及びコラム5の機械的剛性をそれ程高めなくて
も済むと同時に、長期間の使用によって積層治具A及び
積層装置に機械的変形が発生したり、或いはセグメント
コアの積層が進むに応じて積層治具自体の重量が増し、
これが原因で積層治具に変形が生じたりした場合におい
て、これらの変形を有効に吸収して、積層治具Aのガイ
ド壁2とコア受板17の嵌合溝25との位置決めを行っ
て、両者の嵌合を確実に行える。
【0013】コア受板17の嵌合溝25が積層治具Aの
ガイド壁2に嵌合された後に、第2エアシリンダー27
のロッド27aが突出して、コア押付板28が積層治具
Aに対して前進する。そして、コア押付板28の前進途
中において、その両端に設けられた各押付板部28bに
よって、コア受板17に載せられているセグメントコア
Cは、該コア受板17の上面を摺動しながら前方に押さ
れて傾斜位置決め板26に乗り上がる。この傾斜位置決
め板26の上面においてセグメントコアCが前進する途
中において、ガイド壁2に対するセグメントコアCの位
置決めが行われて、セグメントコアCの磁極取付溝1が
ガイド壁2に嵌合される(図5、図10及び図13)。
即ち、コア受板17に載せられているセグメントコアC
は、このコア受板17に対しては高精度で位置決めされ
ていないために、コア押付板28によってセグメントコ
アCをガイド壁2に対して押し付けても、このセグメン
トコアCの磁極取付溝1がガイド壁2に嵌合される保証
はないが、セグメントコアCの磁極取付溝1がガイド壁
2に嵌合される直前においては、このセグメントコアC
の磁極取付溝1に傾斜位置決め板26の最先端部が嵌ま
り込んで、ガイド壁2に対するセグメントコアCの位置
決めが確実に行われるために、ガイド壁2に対してセグ
メントコアCの磁極取付溝1が確実に嵌合されるのであ
る。
ガイド壁2に嵌合された後に、第2エアシリンダー27
のロッド27aが突出して、コア押付板28が積層治具
Aに対して前進する。そして、コア押付板28の前進途
中において、その両端に設けられた各押付板部28bに
よって、コア受板17に載せられているセグメントコア
Cは、該コア受板17の上面を摺動しながら前方に押さ
れて傾斜位置決め板26に乗り上がる。この傾斜位置決
め板26の上面においてセグメントコアCが前進する途
中において、ガイド壁2に対するセグメントコアCの位
置決めが行われて、セグメントコアCの磁極取付溝1が
ガイド壁2に嵌合される(図5、図10及び図13)。
即ち、コア受板17に載せられているセグメントコアC
は、このコア受板17に対しては高精度で位置決めされ
ていないために、コア押付板28によってセグメントコ
アCをガイド壁2に対して押し付けても、このセグメン
トコアCの磁極取付溝1がガイド壁2に嵌合される保証
はないが、セグメントコアCの磁極取付溝1がガイド壁
2に嵌合される直前においては、このセグメントコアC
の磁極取付溝1に傾斜位置決め板26の最先端部が嵌ま
り込んで、ガイド壁2に対するセグメントコアCの位置
決めが確実に行われるために、ガイド壁2に対してセグ
メントコアCの磁極取付溝1が確実に嵌合されるのであ
る。
【0014】その後に、コア押付板28によってセグメ
ントコアCを押し付けたままで、第1エアシリンダー1
9のロッド19aを引っ込めて、コア受板17を積層治
具Aに対して後退させる(図11)。これにより、セグ
メントコアCは、その位置に残って、コア受板17の後
退途中において、セグメントコアCの支えがなくなる
と、図14及び図15に示されるように、コア受板17
に載せられていたセグメントコアCは、そのまま僅かに
落下して、積層済のセグメントコアCの最上段に更に積
層される。その後に、第2エアシリンダー27のロッド
27aを引っ込めて、コア押付板28を後退させる(図
12)。これにより、1枚のセグメントコアCの積層が
完了する。
ントコアCを押し付けたままで、第1エアシリンダー1
9のロッド19aを引っ込めて、コア受板17を積層治
具Aに対して後退させる(図11)。これにより、セグ
メントコアCは、その位置に残って、コア受板17の後
退途中において、セグメントコアCの支えがなくなる
と、図14及び図15に示されるように、コア受板17
に載せられていたセグメントコアCは、そのまま僅かに
落下して、積層済のセグメントコアCの最上段に更に積
層される。その後に、第2エアシリンダー27のロッド
27aを引っ込めて、コア押付板28を後退させる(図
12)。これにより、1枚のセグメントコアCの積層が
完了する。
【0015】次に、割出しテーブル3を設定角度(本実
施例は、4分割のコアであるために90°)だけ回転さ
せて、積層治具Aの新たなガイド壁2をコア受板17と
相対向させ、この状態において、上記と全く同様の各操
作を行う。なお、セグメントコアを積層して形成する固
定子鉄心の種類が変わった場合には、これに対応した積
層治具を割出しテーブル3に据え付けて、セグメントコ
アの自動積層を行うのであるが、この際に積層治具の大
きさが変わった場合には、これに対応させて、モータ1
2により第1スライダー8を前後進させて、コア受板1
7及びコア押付板28を積層治具に対して最適な位置に
移動させる。
施例は、4分割のコアであるために90°)だけ回転さ
せて、積層治具Aの新たなガイド壁2をコア受板17と
相対向させ、この状態において、上記と全く同様の各操
作を行う。なお、セグメントコアを積層して形成する固
定子鉄心の種類が変わった場合には、これに対応した積
層治具を割出しテーブル3に据え付けて、セグメントコ
アの自動積層を行うのであるが、この際に積層治具の大
きさが変わった場合には、これに対応させて、モータ1
2により第1スライダー8を前後進させて、コア受板1
7及びコア押付板28を積層治具に対して最適な位置に
移動させる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、昇降体にコア受板を、横方向
に微動可能であって、しかも積層治具に対して進退可能
にして取付けると共に、該コア受板に載せられたセグメ
ントコアを積層治具のガイド壁に対して押し付けるため
のコア押付板を前記昇降体に前記コア受板と同方向に進
退可能にして取付け、前記コア受板の先端部に、前記積
層治具のガイド壁に嵌合される嵌合溝を設けると共に、
該嵌合溝の入口部に、他の部分よりも広幅となった嵌合
ガイド部を形成し、しかも該コア受板における該嵌合溝
の溝底部の両端を、該溝底が台形の長さの長い対辺を構
成するような形状に切んで、当該部分を上方に僅かに傾
斜させて引き起こすことにより傾斜位置決め板を形成
し、該傾斜位置決め板を備えたコア受板を介して、これ
に載せられているセグメントコアと積層治具との位置決
めを高精度に行う構成であるので、積層治具に対するコ
ア受板の位置決め、及びコア受板に対するセグメントコ
アの位置決めの双方を高精度に行わなくても、従来手作
業で行われていた直流機のセグメントコアの積層を自動
的に行うことができる。この結果、作業性の観点から
は、その能率が著しく高められ、また装置の観点から
は、その機械的剛性をそれ程高める必要がなくなって、
比較的低いコストで装置の製作を行える。
に微動可能であって、しかも積層治具に対して進退可能
にして取付けると共に、該コア受板に載せられたセグメ
ントコアを積層治具のガイド壁に対して押し付けるため
のコア押付板を前記昇降体に前記コア受板と同方向に進
退可能にして取付け、前記コア受板の先端部に、前記積
層治具のガイド壁に嵌合される嵌合溝を設けると共に、
該嵌合溝の入口部に、他の部分よりも広幅となった嵌合
ガイド部を形成し、しかも該コア受板における該嵌合溝
の溝底部の両端を、該溝底が台形の長さの長い対辺を構
成するような形状に切んで、当該部分を上方に僅かに傾
斜させて引き起こすことにより傾斜位置決め板を形成
し、該傾斜位置決め板を備えたコア受板を介して、これ
に載せられているセグメントコアと積層治具との位置決
めを高精度に行う構成であるので、積層治具に対するコ
ア受板の位置決め、及びコア受板に対するセグメントコ
アの位置決めの双方を高精度に行わなくても、従来手作
業で行われていた直流機のセグメントコアの積層を自動
的に行うことができる。この結果、作業性の観点から
は、その能率が著しく高められ、また装置の観点から
は、その機械的剛性をそれ程高める必要がなくなって、
比較的低いコストで装置の製作を行える。
【図1】本発明に係るコア積層装置の正面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】図1のX−X線拡大断面図である。
【図4】コア受板17、コア押付板28及び積層治具A
との位置関係を示す斜視図である。
との位置関係を示す斜視図である。
【図5】同じく積層時における斜視図である。
【図6】コア受板17の取付構造を示す平面図である。
【図7】図6のY−Y線拡大断面図である。
【図8】図6のZ−Z線拡大断面図である。
【図9】コア受板17の嵌合溝25がガイド壁2に嵌合
された状態の平面図である。
された状態の平面図である。
【図10】コア受板17に載せられたセグメントコアC
がコア押付板28によりガイド壁2に押し付けられて、
セグメントコアCがガイド壁2に嵌合された状態の平面
図である。
がコア押付板28によりガイド壁2に押し付けられて、
セグメントコアCがガイド壁2に嵌合された状態の平面
図である。
【図11】セグメントコアCがガイド壁2に嵌合された
状態において、コア受板17のみを後退させた状態の平
面図である。
状態において、コア受板17のみを後退させた状態の平
面図である。
【図12】セグメントコアCがガイド壁2に嵌合された
状態において、コア受板17を後退させた後に、更にコ
ア押付板28を後退させた状態の平面図である。
状態において、コア受板17を後退させた後に、更にコ
ア押付板28を後退させた状態の平面図である。
【図13】コア受板17に載せられたセグメントコアC
がコア押付板28によりガイド壁2に押し付けられて、
セグメントコアCがガイド壁2に嵌合された状態の側面
図である。
がコア押付板28によりガイド壁2に押し付けられて、
セグメントコアCがガイド壁2に嵌合された状態の側面
図である。
【図14】図12の状態において、コア受板17の後退
途中の側面図である。
途中の側面図である。
【図15】図12の状態において、コア受板17を完全
に後退させた状態の側面図である。
に後退させた状態の側面図である。
【図16】直流機の固定子鉄心の斜視図である。
【図17】積層治具Aを使用してセグメントコアCを積
層している状態を示す斜視図である。
層している状態を示す斜視図である。
A:積層治具 C:セグメントコア 1:セグメントコアの磁極取付溝 2:積層治具のガイド壁 3:割出しテーブル 4:昇降体 17:コア受板 25:嵌合溝 25a:嵌合ガイド部 26:傾斜位置決め板 28:コア押付板
Claims (2)
- 【請求項1】 1層のコアをその内側に設けられた磁極
取付溝の数と同数に分割してセグメントコアとし、該磁
極取付溝と同幅のガイド壁を1層のコアの磁極取付溝の
数だけ備えた積層治具を使用して、該セグメントコアを
自動的に積層するための装置であって、割出しテーブル
の上面に前記積層治具が据付けられ、該積層治具の側方
に昇降体が位置するようにして、該昇降体がコラムに昇
降可能に装着され、該昇降体にコア受板が、横方向に微
動可能であって、しかも前記積層治具に対して進退可能
にして取付けられていると共に、該コア受板に載せられ
たセグメントコアを前記ガイド壁に対して押し付けるた
めのコア押付板が前記昇降体に前記コア受板と同方向に
進退可能にして取付けられ、前記コア受板の先端部に
は、前記積層治具のガイド壁に嵌合される嵌合溝が設け
られていると共に、該嵌合溝の入口部には、他の部分よ
りも広幅となった嵌合ガイド部が形成され、しかも該コ
ア受板における該嵌合溝の溝底部の両端は、該溝底が台
形の長さの長い対辺を構成するような形状に切り込まれ
て、当該部分を上方に僅かに傾斜させて引き起こすこと
により傾斜位置決め板が形成され、前記コア受板にセグ
メントコアが載せられた状態で、該コア受板を前進させ
て先端の嵌合溝を積層治具のガイド壁に嵌合させた後
に、前記コア押付板を前進させて、コア受板に載せられ
ているセグメントコアを前記傾斜位置決め板の上面に乗
り上げさせて前進させつつ、積層治具のガイド板に対す
る該セグメントコアの位置決めを行って、該セグメント
コアの磁極取付溝をガイド板に嵌合させ、その後に前記
コア受板を後退させて、セグメントコアの積層を行うよ
うに構成したことを特徴とするコア積層装置。 - 【請求項2】 コア受板の先端に設けられた嵌合溝の入
口部の両端が面取りされて、嵌合ガイド部が形成されて
いることを特徴とする請求項1に記載のコア積層装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17493493A JP3189509B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | コア積層装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17493493A JP3189509B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | コア積層装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0715923A true JPH0715923A (ja) | 1995-01-17 |
JP3189509B2 JP3189509B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=15987285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17493493A Expired - Fee Related JP3189509B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | コア積層装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3189509B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6578255B2 (en) * | 2001-05-02 | 2003-06-17 | Delphi Technologies, Inc. | Apparatus for laminating segmented core for electric machine |
CN103066769A (zh) * | 2012-12-20 | 2013-04-24 | 南车株洲电机有限公司 | 一种永磁电机嵌入式磁极装配装置及装配工艺 |
CN117767678A (zh) * | 2023-12-31 | 2024-03-26 | 苏州百狮腾电气有限公司 | 一种定子铁芯压装机 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102021788B1 (ko) * | 2018-02-27 | 2019-09-17 | 박애복 | 인테리어보드 설치용 마스킹테이프 |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP17493493A patent/JP3189509B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6578255B2 (en) * | 2001-05-02 | 2003-06-17 | Delphi Technologies, Inc. | Apparatus for laminating segmented core for electric machine |
CN103066769A (zh) * | 2012-12-20 | 2013-04-24 | 南车株洲电机有限公司 | 一种永磁电机嵌入式磁极装配装置及装配工艺 |
CN117767678A (zh) * | 2023-12-31 | 2024-03-26 | 苏州百狮腾电气有限公司 | 一种定子铁芯压装机 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3189509B2 (ja) | 2001-07-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |