JPH07158333A - 二輪車用施錠装置の破壊防止機構 - Google Patents

二輪車用施錠装置の破壊防止機構

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JPH07158333A
JPH07158333A JP34126593A JP34126593A JPH07158333A JP H07158333 A JPH07158333 A JP H07158333A JP 34126593 A JP34126593 A JP 34126593A JP 34126593 A JP34126593 A JP 34126593A JP H07158333 A JPH07158333 A JP H07158333A
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lock
rod
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cam
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Kanji Minami
完治 南
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二輪車用施錠装置を嵩低く収納し、かつ固定
側への連繋を行い、さらには施錠時錠前本体とロッドと
のがたつきを防いで、より強固に施錠してその破壊を防
止する。 【構成】 所要の強度と長さを備えた複数本のロッドを
互いに屈曲可能に連結した連結ロッド1Aと、この連結
ロッド1Aの一端に固定し、他端のロッドを嵌入してル
ープ錠にしてロックするロック体1Bとより構成する。
そしてロック体1B内に嵌合される錠本体5に施錠解除
操作にて出没する軸体7に、ばね圧下にて摺動可能にし
てカム8を設ける。またこのカム8の内溝とロック体1
Bのロック孔6内に嵌入される他端側ロッドに設けたロ
ックピン20とを互いに嵌合される相対位置関係となる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は不使用時嵩低くし、かつ
施錠装置のがたつき等による破壊を防止して盗難防止を
より確実に行うようにした二輪車用施錠装置の破壊防止
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車等の盗難防止装置として、実
公昭56−49813号公報に開示されるように自動二
輪車の車輪または本体と電柱等の固定物とを繋止するワ
イヤー・チェンを用いたり、あるいは車輪自体に装着し
て車輪をロックするU字形金具を用いたロック装置が提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしワイヤー・チェ
ン等を用いたロック装置ではカッター等にて切断され易
く、このカッターによる切断を防止するためにはワイヤ
ー・チェンを太くする必要がある。この太いワイヤーや
チェンは嵩ばり、携行に不便となる欠点がある。またU
字形ロック装置では電柱等の固定側への連繋が困難であ
る。さらに施錠時、錠前装置のがたつき等により錠前本
体が破壊される欠点がある。
【0004】本発明は嵩低く収納し、かつ固定側への連
繋を行い、さらには施錠時錠前本体とロッドとのがたつ
きを防いで、より強固に施錠してその破壊を防止するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、所要の強度と長さを備えた複
数本のロッドを互いに屈曲可能に連結した連結ロッド
と、この連結ロッドの一端に固定し、他端のロッドを嵌
入してループ錠にしてロックするロック体とより構成
し、ロック体内に嵌合される錠本体に施錠解除操作にて
出没する軸体に、ばね圧下にて摺動可能にしてカムを設
けるとともに、このカムの内溝とロック体のロック孔内
に嵌入される他端側ロッドに設けたロックピンとを互い
に嵌合される相対位置関係を有するようにしたことを要
旨とする。
【0006】
【作用】連結ロッドの一端にロック体を固定し、このロ
ック体のロック孔内に嵌入される他端側ロッドのロック
ピンと互いに対向する相対位置関係を有してカムをばね
圧下にて摺動可能にして錠本体に設けているので、ルー
プ状となした連結ロッドを揺動させて無法に解錠せんと
してもこのロッドの揺動に追従してカムが揺動し、ロッ
ドの無理な力を吸収してしまうので錠本体は破壊される
ことがなく、ロックがより確固に行えるものとなる。
【0007】
【実施例】以下本発明二輪車用施錠装置の破壊防止装置
を図示の実施例にもとづいて説明する。図において1は
二輪車用施錠装置で、これは予め定めた長さのロッド
2,2を複数本を用い、これを互いに連結した折畳可能
なループ状の連結ロッド1Aとロック体1Bとより構成
される。
【0008】この連結ロッド1Aの各ロッド2は予め定
めた長さと、容易には切断されない硬度を備えた金属製
中実の丸棒体を所定寸法に切断し、この端部を互いに枢
着して屈伸自在に連結し、このロッド枢着位置3を中心
にして各ロッド2,2・・・を折り曲げてループ形態を
変形可能とする。
【0009】この連結ロッド1Aの一端のロッド2はロ
ック体1Bにその先端を挿入して溶接・圧着その他の方
法により確固に一体とするが、この場合固定されるロッ
ド2とロック体1Bの軸心方向を一致させるようにな
す。
【0010】ロック体1Bはロッド2の先端部をしっく
り嵌合する内径を有する筒形の筒体4と、この筒体4内
に嵌合固定される錠本体5とより構成されるとともに、
この筒体4の外周側面には連結ロッド1Aの他方端のロ
ッド2をロック嵌合するためのロック孔6を穿孔するこ
のロック孔6は望ましくはロッド2をがたつくことなく
嵌合できるようにしてその内径を定める。
【0011】錠本体5はシリンダ錠、マグネット錠など
各種形式のものを採用できるが、これは筒形をした錠本
体5内に施錠・解錠操作にて予め定めたストロークを出
没する軸体7の先端にばね圧を介してカム8を支持せし
めたもので、このカム8は筒状で、しかも先端が開口し
てロッド2に突設したロックピン20を嵌合係止できる
用になすとともに、前記軸体の先端に摺動自在に、かつ
抜止状に係止される。
【0012】そしてこのカム8は軸体の細径部71を貫
通してカム底部にて係止し、かつこのカム8の外底と錠
本体5の端面との間にばね9を介在させ、軸体7の細径
部長のみを軸体7に対し、軸体長手軸心方向にばね圧下
で摺動可能とする。
【0013】また錠本体5はロック体内に嵌合固定した
場合、ロック体4のロッド嵌合部と反対側端面よりキー
にて施錠・解錠の操作を行えるようになすとともに、解
錠時カム8の先端面は図1に示すようにロック体4のロ
ック孔の口縁まで後退した位置で停止しており、施錠時
軸体7の突出にてカム8が図2に示すように前進し、ロ
ッド2のロックピン20を嵌合係止してロッド2が引き
抜けなくして施錠するようになす。
【0014】連結ロッド1Aの一端側のロッド2の先端
一側面には図1に示す如くロッドは半割状に切削し、こ
の切削部分にロックピン20を突設するもので、このロ
ックピン20の植設位置はロッド2の先端をロック孔よ
りロック体4内に嵌入したとき、カム8の内溝とロック
ピン20とが対向し、かつ施錠にてカム8とロックピン
とが確実に嵌合するようにしてその相対位置を定める。
【0015】従って上述の如く構成した施錠装置を用い
るには自動二輪車の前輪または後輪に連結ロッド1Aの
先端を挿通した後、この先端ロッド2をロック本体4の
ロック孔内へ嵌入し、連結ロッドを閉鎖されたループ状
とする。このとき連結ロッドは各枢着軸3より屈曲して
いる。そしてループ状連結ロッド内には必要に応じて支
柱等の固定体を抱き込むようにすることもできる。
【0016】次にロック体の錠本体5をキーにて施錠す
れば図2に示すようにカム8の前進にてロックピン20
はカム8内に嵌合係止され、完全にロックされる。
【0017】また施錠状態で、不法にもこの装置を破壊
せんとしてロッド2を強く揺動させても、このロッド2
の揺動にカム8がばね圧によって吸収されて追従して摺
動するので、この無理な力は錠本体5に加わることがな
く錠本体の破損を未然に防止できるものである。
【0018】
【発明の効果】本発明二輪車用施錠装置の破壊防止機構
は所要の強度と長さを備えた複数本のロッドを互いに屈
曲可能に連結した連結ロッドと、この連結ロッドの一端
に固定し、他端のロッドを嵌入してループ錠にしてロッ
クするロック体とより構成し、ロック体内に嵌合される
錠本体に施錠解除操作にて出没する軸体に、ばね圧下に
て摺動可能にしてカムを設けるとともに、このカムの内
溝とロック体のロック孔内に嵌入される他端側ロッドに
設けたロックピンとを互いに嵌合される相対位置関係を
有して構成しているので、ループ状となした連結ロッド
を揺動させて無法に解錠せんとしてもこのロッドの揺動
に追従してカムが揺動し、ロッドの無理な力を吸収して
しまうので錠本体は破壊されることがなく、ロックがよ
り確固に行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明二輪車用施錠装置の破壊防止機構の一実
施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明破壊防止機構の施錠時の断面図である。
【図3】本発明機構の全体を示す説明図である。
【図4】錠本体の一部破断した正面図である。
【図5】ロック体の断面図である。
【図6】ロック体の平面図である。
【符号の説明】
1 二輪車用施錠装置 1A 連結ロッド 1B ロック体 2 ロッド 20 ロックピン 4 筒体 5 錠本体 6 ロック孔 7 軸体 8 カム 9 ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の強度と長さを備えた複数本のロッ
    ドを互いに屈曲可能に連結した連結ロッドと、この連結
    ロッドの一端に固定し、他端のロッドを嵌入してループ
    錠にしてロックするロック体とより構成し、ロック体内
    に嵌合される錠本体に施錠解除操作にて出没する軸体
    に、ばね圧下にて摺動可能にしてカムを設けるととも
    に、このカムの内溝とロック体のロック孔内に嵌入され
    る他端側ロッドに設けたロックピンとを互いに嵌合され
    る相対位置関係を有するようにしたことを特徴とする二
    輪車用施錠装置の破壊防止機構。
JP05341265A 1993-12-10 1993-12-10 二輪車用施錠装置の破壊防止機構 Expired - Fee Related JP3134032B2 (ja)

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